JP2020169025A - 内装部品の製造方法 - Google Patents
内装部品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020169025A JP2020169025A JP2020119237A JP2020119237A JP2020169025A JP 2020169025 A JP2020169025 A JP 2020169025A JP 2020119237 A JP2020119237 A JP 2020119237A JP 2020119237 A JP2020119237 A JP 2020119237A JP 2020169025 A JP2020169025 A JP 2020169025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- cutting
- manufacturing
- base material
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
Description
本開示の一態様は、第2の円弧が、第1の円弧よりも半径が小さくてもよい。
本開示の一態様は、切断工程における、断面における端面にあたる部分が、第1の部分が第2の部分よりも突出した形状になるように、基材を切断する工程であってもよい。このような製造方法によれば、成形工程で、第1の部分が、第2の部分の位置まで押し付けられる。このため、第1の部分と第2の部分とが滑らかにつながるよう形成されることが可能となる。その結果、端部が滑らかな形状となり、端部に触れてもより違和感を覚えにくい内装部品の製造が可能となる。
、端面を成形する工程であってもよい。
[1.構成]
図1に示すラゲージボード100は、概略矩形状の板であって、車両のトランクルームに配設される内装部品である。トランクルームは、乗員の荷物等を載せるための上部と、工具や交換用のスペアタイヤを収納するための下部とに分かれており、ラゲージボード100は、当該トランクルームを上部と下部とに仕切るための部品である。
ジボード100のうら面に対応する線L2とうら円弧12とは、直接かつ滑らかにつながっている。なお、「直接かつ滑らかにつながっている」とは、例えば第1の線と第2の線とが存在するとして、第1の線と第2の線との交点において、第1の線及び第2の線(曲線の場合は接線)のなす角が、鋭角でないこと、換言すれば、180度又は鈍角であることをいう。つまり、おもて円弧11の端部における接線と線L1とがなす角度及びうら円弧12の端部における接線と線L2とがなす角度は、鈍角又は180度である。
ラゲージボード100の製造には、図3、図4及び図6に示す製造装置5が用いられる。製造装置5は、挟持型51と、上切断型52と、下切断型53と、成形型54と、を備える。上切断型52、下切断型53及び成形型54は、平面視において、挟持型51を全周から囲むように配置されている。ここでいう平面視とは、上切断型52及び下切断型53の移動方向から見た状態、換言すれば、後述する基材100Aがセットされた状態において、基材100Aのおもて面又はうら面と垂直な方向から見た状態をいう。なお、挟持型51、上切断型52、下切断型53及び成形型54の詳細な説明については後述する。
状である。具体的には、上成形面52Aの断面は、ラゲージボード100のおもて円弧11及び直線部13に対応する位置に円弧と直線部とを有する形状である。なお、上成形面52Aの断面とは、上述した交線と垂直な断面である。
第1の部分C1は、上成形面52Aによって形成される。具体的には、第1の部分C1は、基材100Bのおもて面に対応する線L3と直接かつ滑らかにつながるおもて円弧11A及び直線部13Aを有する。第2の部分C2は、下成形面53Aによって形成される。具体的には、第2の部分C2は、基材100Bのうら面に対応する線L4と直接かつ滑らかにつながるうら円弧12A及び直線部13Bを有する。うら円弧12Aは、おもて円弧11Aよりも半径が小さい。また、第1の部分C1は、上述した上成形面52Aと下成形面53Aとの段差Dによって、第2の部分C2よりも成形型54の方向へ突出する。
水平方向に沿って形成された溝であり、挟持型51を全周にわたって囲むように形成されている。凹部54Aが延びる方向と垂直な凹部54Aの断面は、全周にわたって同一の形状である。具体的には、凹部54Aの断面は、おもて円弧11に対応する円弧54Bと、うら円弧12に対応する円弧54Cと、が直線部13に対応する直線部54Dを介して間接的にかつ滑らかにつながっている形状である。円弧54Cは、円弧54Bよりも半径が小さい。また、成形型54は、板材2の融点よりも高い温度に熱せられている。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)ラゲージボード100の断面は、端面10におもて円弧11及びうら円弧12を有する形状である。具体的には、線L1とおもて円弧11とは、直接かつ滑らかにつながっており、線L2とうら円弧12とは、直接かつ滑らかにつながっている。また、おもて円弧11とうら円弧12とは、直線部13を介して間接的に、かつ滑らかにつながっている。
(1c)下成形面53Aの円弧は、上成形面52Aの円弧よりも半径が小さい。また、凹部54Aにおける円弧54Cは、円弧54Bよりも半径が小さい。このため、うら円弧12Aがおもて円弧11Aよりも半径が小さい基材100Bを成形することができ、さらには、うら円弧12がおもて円弧11よりも半径が小さいラゲージボード100を完成させることができる。このような構成によれば、ラゲージボード100がトランクルームに配置された際、意匠面側であるおもて面側に半径が大きいおもて円弧11が位置するため、より意匠性に優れたラゲージボード100の製造が可能となる。
(1j)基材100Aは、上切断型52及び下切断型53によって切断される。このような製造方法によれば、基材の端部を押し潰して切断する従来の製造方法と比較して、基材の切断に要する時間を短くすることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2b)上記実施形態では、トランクルームにラゲージボード100が配設される構成を例示した。しかし、ラゲージボードの配設場所は特に限定されない。
ない。例えば、上切断型、下切断型及び成形型は、基材の端面の一部を切断し成形する構成であってもよい。
Claims (14)
- 車両用の内装部品であって、
合成樹脂製の板材と、
前記板材のおもて面及びうら面のうち少なくとも前記おもて面を覆っている表皮層と、を備え、
前記内装部品は、少なくとも一部が前記表皮層に覆われている端面である有皮端面を有し、
前記有皮端面を含む前記内装部品の断面は、前記有皮端面にあたる部分に、第1の円弧と、第2の円弧と、を有する形状であって、
前記断面において、前記内装部品のおもて面に対応する線と前記第1の円弧とは、直接かつ滑らかにつながっており、前記内装部品のうら面に対応する線と前記第2の円弧とは、直接かつ滑らかにつながっており、前記第1の円弧と前記第2の円弧とは、直接又は間接的に、かつ滑らかにつながっている、内装部品。 - 請求項1に記載の内装部品であって、
前記第2の円弧は、前記第1の円弧よりも半径が小さい、内装部品。 - 請求項1又は請求項2に記載の内装部品であって、
前記断面において、前記第1の円弧と前記第2の円弧との間には、直線部が存在し、前記第1の円弧と前記第2の円弧とが、前記直線部を介して間接的に、かつ滑らかにつながっている、内装部品。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内装部品であって、
前記表皮層は、前記板材の前記おもて面及び前記うら面を覆っている、内装部品。 - 車両用の内装部品の製造方法であって、
合成樹脂製の板材と、前記板材のおもて面及びうら面のうち少なくとも前記おもて面を覆っている表皮層と、を備える基材を、少なくとも1つの切断型によって切断する切断工程と、
前記切断工程で切断された前記基材の端面に、凹部を有する成形型における前記凹部を用いて、前記端面を成形する成形工程と、
を備える、内装部品の製造方法。 - 請求項5に記載の内装部品の製造方法であって、
前記切断工程は、前記基材の断面における前記端面にあたる部分が、前記基材のおもて面に対応する線と直接かつ滑らかにつながる第1の円弧を含む第1の部分と、前記基材のうら面に対応する線と直接かつ滑らかにつながる第2の円弧を含む第2の部分と、を有する形状になるように、前記基材を切断する工程である、内装部品の製造方法。 - 請求項6に記載の内装部品の製造方法であって、
前記第2の円弧は、前記第1の円弧よりも半径が小さい、内装部品の製造方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の内装部品の製造方法であって、
前記切断工程は、前記断面における前記端面にあたる部分が、前記第1の部分が前記第2の部分よりも突出した形状になるように、前記基材を切断する工程である、内装部品の製造方法。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の内装部品の製造方法であって、
前記切断型は、第1の切断型と、第2の切断型と、を有し、
前記切断工程は、前記基材を挟んで配置された前記第1の切断型と前記第2の切断型とを接近させることにより、前記基材を切断する工程であり、
前記第1の切断型は、前記第1の部分を形成する第1の成形面を有し、
前記第2の切断型は、前記第2の部分を形成する第2の成形面を有する、内装部品の製造方法。 - 請求項9に記載の内装部品の製造方法であって、
前記第1の切断型と前記第2の切断型とが最も接近した状態で、前記第1の成形面と前記第2の成形面とに段差がある、内装部品の製造方法。 - 請求項9又は請求項10に記載の内装部品の製造方法であって、
前記切断工程は、前記板材の融点よりも高い温度に熱せられた状態の、前記第1の切断型及び前記第2の切断型によって、前記基材を切断する工程である、内装部品の製造方法。 - 請求項6から請求項11までのいずれか1項に記載の内装部品の製造方法であって、
前記成形工程は、前記断面における前記端面にあたる部分が、前記第1の円弧と前記第2の円弧とが直線部を介して間接的にかつ滑らかにつながっている形状となるように、前記端面を成形する工程である、内装部品の製造方法。 - 請求項6から請求項12までのいずれか1項に記載の内装部品の製造方法であって、
前記凹部の断面は、前記第1の円弧に対応する第3の円弧と、前記第2の円弧に対応する第4の円弧と、が直線部を介して間接的にかつ滑らかにつながっている形状である、内装部品の製造方法。 - 請求項5から請求項13までのいずれか1項に記載の内装部品の製造方法であって、
前記成形工程は、前記板材の融点よりも高い温度に熱せられた状態の前記成形型によって、前記端面を成形する工程である、内装部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020119237A JP2020169025A (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 内装部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020119237A JP2020169025A (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 内装部品の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016132451A Division JP6764157B2 (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 内装部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020169025A true JP2020169025A (ja) | 2020-10-15 |
Family
ID=72745613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020119237A Pending JP2020169025A (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 内装部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020169025A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103027A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Honda Motor Co Ltd | 積層シート |
JP2011183837A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Toyota Boshoku Corp | 車両用ボード部材および車両用ボード部材の製造方法 |
JP2014069469A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Hayashi Telempu Co Ltd | 中空基材の端部処理方法 |
-
2020
- 2020-07-10 JP JP2020119237A patent/JP2020169025A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103027A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Honda Motor Co Ltd | 積層シート |
JP2011183837A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Toyota Boshoku Corp | 車両用ボード部材および車両用ボード部材の製造方法 |
JP2014069469A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Hayashi Telempu Co Ltd | 中空基材の端部処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2930846B2 (ja) | 車両用のサンバイザ並びにこれを製作するための方法と装置 | |
JP6764157B2 (ja) | 内装部品の製造方法 | |
WO2010038314A1 (ja) | 積層板及び積層素材の端末処理方法 | |
JP2013240922A (ja) | クリップ取付座の成形方法 | |
JP5766211B2 (ja) | 内装トリム部品を製造する方法及びその方法によって製造された内装トリム部品 | |
US5756189A (en) | Resin product having a skin layer and method for manufacturing the same | |
JP2020169025A (ja) | 内装部品の製造方法 | |
JP2012017135A (ja) | 筐体及びその製造方法 | |
WO2022095572A1 (zh) | 用于制造板材的方法、板材及具有板材的家具 | |
JP2016068345A (ja) | 表皮付き樹脂成形板 | |
JP4136985B2 (ja) | 貼り合わせブロー成形体及びその製造方法。 | |
JP2006199038A (ja) | 少なくとも2つの外観又は感触を含む複合部品を製造する方法 | |
JP6185365B2 (ja) | 車両用内装材 | |
JP7113388B2 (ja) | 車両用内装部材の製造方法 | |
CN206306895U (zh) | 改善踩踏脚感的客车前地毯 | |
JP6714417B2 (ja) | 車両用フロアカーペット | |
JP5111190B2 (ja) | 樹脂積層体及びその製造方法 | |
JP4676210B2 (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JP6188559B2 (ja) | 車両用天井材の製造方法及びこれに用いる加熱プレス成形型 | |
JP2007021815A (ja) | 車両用内装材の製造方法 | |
JP2022163872A (ja) | 成形構造体および成形構造体の製造方法 | |
JP3197323B2 (ja) | ウレタン発泡成形品の製造方法及びウレタン発泡成形品 | |
JPH11333867A (ja) | 発泡層付き表皮一体成形品の製造方法 | |
JP2008000999A (ja) | 表皮材の成形方法 | |
JP2023036979A (ja) | 車両用クッションパッド及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200806 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200806 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210706 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220111 |