JP2020168664A - 研磨シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 繊維質の基材に、当該基材の柔軟性を損なうこと無く、研磨力が相対的に高い素材が貼着された二層構造の研磨シートを製造する方法を提供する。【解決手段】 開示される研磨シートの製造方法は、(a)シート状かつ繊維質の基材を準備し、(b)熱可塑性のエラストマーを少なくとも主成分とする塗工材を準備し、(c)前記塗工材を、前記基材の一方主面の少なくとも一部領域に塗工する。塗工(c)は、前記塗工材を、前記少なくとも一部領域の上に重ねた状態で、前記基材が溶融しない温度範囲で加熱することにより、前記塗工材に流動性を持たせる。また、前記研磨シートの製造方法はさらに、(d)加熱された前記塗工材を常温に戻す。そして、前記塗工材の加熱温度、及び加熱した後に常温に戻すまでの時間を、前記塗工材が前記基材に浸透し、かつ当該基材の厚さの半分を超えて浸透しないように調節する。【選択図】 図1

Description

本発明は、研磨シートの製造方法に関する。
自動車、建築壁、刃物、金型などの表面仕上げを行う際に、表面の凹凸をなくし、平均化して滑らかにするために、サンドペーパー、研磨紙、研磨布、あるいはマイクロファイバー研磨布などの研磨シートが使用される。研磨シートを用いた手作業による研磨は、指の触感により、作業対象の表面の微小な凹凸を調べながら進めることができる、という利点がある。しかし、作業対象の部位によっては、研磨力の高い研磨シート(例えば、表面粗さの大きい研磨シート)を要する場合がある。また、雑巾などのワイパーを使って単に拭き取り作業を行っているときに、作業対象の部位によっては、研磨を要する場合もある。このように、研磨作業あるいは拭き取り作業においては、主に使用する研磨シート又はワイパーの他に、研磨力の異なる研磨シートを別途に用意し、使い分けることを要する場合がある。このような作業中途における異なる用具の使い分けは、作業効率の低下をもたらす。
かかる問題を解決しようとするものとして、特許文献1及び2に開示される技術が知られている。特許文献1には、低融点マイクロファイバーと高融点マイクロファイバーとを構成要素(段落0013)とする不織布1と、ウレタンフォーム等のいわゆる「スポンジ」(段落0012)を例とする軟質発泡樹脂成形材2とが接合(段落0015)してなるクリーナー(段落0001)が開示されている。接合は、軟質発泡樹脂成形材2の片面を加熱溶融し、溶融状態にある間に不織布1を積層することにより行われる(段落0015)。それにより、表面状態の異なる様々な対象物の汚れ除去に、用具の取り替えを要することなく、対応しようとしている(段落0016)。特許文献2には、軟質なスポンジ状物質の一面に、硬化したサラン樹脂系などの不織布2を貼着してなる清浄用具が開示されている(要約)。それにより、用具を取り替えることなく、研磨と清浄化との二作業を達成しようとしている(要約)。
しかし、特許文献1に開示されるクリーナーでは、異なる層同士の接合が加熱溶融により行われるので、不織布1を構成する要素である低融点マイクロファイバーが溶け、スポンジの中に染み込んでゆく。それにより、接着が実現している。空隙の多い繊維質である不織布が、加熱により溶け、常温に戻すことにより固まるために、接合後の不織布が硬くなる。特許文献2に開示される清浄用具については、貼着の具体的な方法への言及は無いが、異なる層が剥がれないように貼着するには、接着剤を用いるか、特許文献1のように溶融して貼着するのが、技術常識の範囲である。接着剤を用いる場合でも、繊維質である不織布が溶け、その後に硬化する。このように、特許文献1、2に開示される用具では、不織布が部分的に本来の柔軟性を失うために、使い心地が悪い、という問題点があった。
実開平4−135261号公報 実登第3166005号公報
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、繊維質の基材に、当該基材の柔軟性を損なうこと無く、研磨力が相対的に高い素材が貼着された二層構造の研磨シートを製造する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様によるものは、研磨シートの製造方法であって、(a)シート状かつ繊維質の基材を準備することと、(b)熱可塑性のエラストマーを少なくとも主成分とする塗工材を準備することと、(c)前記塗工材を、前記基材の一方主面の少なくとも一部領域に塗工することと、を含んでいる。前記塗工すること(c)は、前記塗工材を、前記少なくとも一部領域の上に重ねた状態で、前記基材が溶融しない温度範囲で加熱することにより、前記塗工材に流動性を持たせること、を含んでいる。また、前記研磨シートの製造方法は、(d)加熱された前記塗工材を常温に戻すことを、さらに含んでいる。そして、前記塗工材の加熱温度、及び加熱した後に常温に戻すまでの時間を、前記塗工材が前記基材に浸透し、かつ当該基材の厚さの半分を超えて浸透しないように調節する。
この構成によれば、繊維質の基材に、研磨力が相対的に高い素材が貼着された二層構造の研磨シートが得られる。塗工材は、熱可塑性のエラストマーを少なくとも主成分とするので、基材が溶融しない比較的低温度で加熱することにより、流動性を持たせることができる。このため、基材の上に重ねられた塗工材は、基材が溶融しない温度範囲で加熱されることにより、流動性を持った状態で、繊維質の基材を溶かすことなく基材に浸透する。塗工材は、その後に、常温に戻されることにより、元の硬さに戻る。その結果、塗工材はアンカー効果により基材に貼着される。塗工材は、繊維質の基材を溶かすことなく基材に貼着されるので、基材は貼着後に硬化しない。また、基材のうち塗工材が浸透した深さ領域では、塗工材と同等の硬さとなるが、浸透の深さは、基材の厚さの半分を超えないので、基材は、硬化した塗工材で覆われる平面領域においても、繊維質本来の柔軟性を発揮する。なお、基材の一方主面の少なくとも一部領域の上に重ねる塗工材は、固形であってもよく、すでに加熱がされて流動性を有するものであってもよい。
上記目的を達成するために、本発明のうち第2の態様によるものは、研磨シートの製造方法であって、(a)シート状かつ繊維質の基材を準備することと、(b)高分子の粒が水に分散してなるエマルジョンと、当該エマルジョンに混入されたセメントとを含む溶液であって、前記高分子の粒と前記水とを主成分とする溶液を、塗工材として準備することと、(c)前記塗工材を前記基材の一方主面の少なくとも一部領域に塗工することと、(d)前記セメントのセメント硬化により、塗工された前記塗工材を硬化させることと、を含んでいる。そして、前記溶液の中の前記セメントの混入量を、前記塗工材が前記基材に浸透し、かつ当該基材の厚さの半分を超えて浸透しないように調節する。
この構成によれば、繊維質の基材に、研磨力が相対的に高い素材が貼着された二層構造の研磨シートが得られる。溶液である塗工材は、高分子の粒と水とを主成分とするので、流動性を有しており、塗工されることにより、繊維質の基材を溶かすことなく基材に浸透し、その後に、塗工材に混入されているセメントのセメント硬化により硬化する。その結果、硬化した塗工材はアンカー効果により基材に貼着される。塗工材は、繊維質の基材を溶かすことなく基材に貼着されるので、基材は貼着後に硬化しない。また、基材のうち塗工材が浸透した深さ領域では、硬化した塗工材と同等の硬さとなるが、浸透の深さは、基材の厚さの半分を超えないので、基材は、硬化した塗工材で覆われる平面領域においても、繊維質本来の柔軟性を発揮する。
本発明のうち第3の態様によるものは、第1又は第2の態様による研磨シートの製造方法であって、前記塗工材は、粉末状の研磨剤を含有する。
この構成によれば、基材に貼着された、研磨力が相対的に高い素材の研磨力を向上させた研磨シートが得られる。
本発明のうち第4の態様によるものは、第1から第3のいずれかの態様による研磨シートの製造方法であって、前記基材の一方主面の前記少なくとも一部領域は、前記一方主面の複数領域に分割配置されており、前記塗工材を塗工すること(c)は、前記複数領域のうち少なくとも2つの領域の間では、硬化後の研磨力が異なるように、異なる成分又は成分比率の塗工材を塗工することを、含んでいる。
この構成によれば、基材よりも研磨力が高く、かつ研磨力の異なる複数の素材を、単一の研磨シートを用いつつ、使い分けることができる研磨シートが得られる。
本発明のうち第5の態様によるものは、第1から第4のいずれかの態様による研磨シートの製造方法であって、前記基材は、マイクロファイバーである。
この構成によれば、基材が柔軟でありかつ高強度である。柔軟であるから作業対象の形状に追随し易く、細かい作業にも適する。高強度であるから、摩耗し難い。また、基材が吸水性が高く、汚れも拭き取り易い。
本発明のうち第6の態様によるものは、第1から第5のいずれかの態様による研磨シートの製造方法であって、前記基材の一方主面の少なくとも一部領域は、前記基材の角(かど)部領域である。
この構成によれば、角部領域に配置された研磨力の相対的に高い素材を用いて、細かい研磨作業を容易に行うことを可能にする研磨シートが得られる。
本発明のうち第7の態様によるものは、第1から第6のいずれかの態様による研磨シートの製造方法であって、(e)前記基材の他方主面のうち、前記一方主面の前記少なくとも一部領域に対応する領域である対応領域の少なくとも一部を覆い、かつ、前記基材の中央部の側に開口する開口部を有し、当該開口部を通じて手の指を出し入れ可能なように、ポケットを設けることを、さらに含む。
この構成によれば、手の指を開口部を通じてポケットに入れることによって、一方主面に配置された研磨力の相対的に高い素材を用いて研磨作業を容易に行うことができる研磨シートが得られる。
以上のように本発明によれば、繊維質の基材に、当該基材の柔軟性を損なうこと無く、研磨力が相対的に高い素材が貼着された二層構造の研磨シートを製造する方法が実現する。
本発明の一実施の形態による研磨シートの製造方法を例示する工程図である。 図1の製造方法により製造される研磨シートの様々な形態を例示する平面図である。 図1の製造方法により製造される研磨シートの別の形態を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図1の製造方法により製造される研磨シートのさらに別の形態を例示する斜視図である。 図1の製造方法の一部の工程を詳細に例示する説明図であり、(a)は斜視図、(b)は一部の要素3,41を断面で表した正面図である。
図1は、本発明の一実施の形態による研磨シートの製造方法を例示する工程図である。図示の例では、初めに基材1(図1(a))及び塗工材3(図1(b))を準備する。基材1は、雑巾のようにシート状かつ繊維質であり、例えばマイクロファイバー又は不織布である。塗工材3は、基材1の上に重ねられた状態で基材1が溶融しない温度範囲で加熱されることにより、基材1に浸透させることができ、硬化した後には、基材1に貼着され、基材1よりも高い研磨力を発揮する材料である。
塗工材3は、一例として、熱可塑性のエラストマーを主成分とする材料である。図1(b)の工程において容器5の中で調製された塗工材3は、基材1の一方主面のうちの例えば一部領域に塗工される(図1(c))。塗工は、塗工材3を基材1の上に重ねることと、重ねられた塗工材3を加熱することにより行われる。塗工材3を基材1の上に重ねるには、塗工材3を固形のシート状にして、基材1の一方主面の上に重ねてもよく、容器5の中で加熱されることにより流動性を有している状態で、塗工材3を基材1の一方主面の上に重ねてもよい(この場合は、塗ることと同じ)。重ねられた塗工材3は、加熱されることにより、流動性を持つ。既に流動性がある場合には、流動性が維持される。このとき加熱は、基材1が溶融しない温度範囲で行われる。熱可塑性のエラストマーを主成分とする材料であれば、このような低温度での加熱により、流動性を持たせることが可能である。
塗工され温度の高い塗工材3は、その後、常温に戻される。その過程で、塗工材3は、繊維質の基材1を溶かすことなく基材1に浸透し(図1(d))、やがて常温に戻ることにより、元の硬さに戻る(図1(e))。その結果、塗工材3は、基材1の繊維によるアンカー効果により、基材1に貼着される。これにより研磨シート100ができ上がる。塗工材3は、繊維質の基材1を溶かすことなく基材1に貼着されるので、基材1は貼着後に硬化しない。
塗工材3の加熱温度、及び塗工した後に常温に戻すまでの時間は、塗工材3が基材1に浸透し、しかも基材1の厚さの半分を超えて浸透しないように調節される。そのように調節することは可能である。基材1のうち塗工材3が浸透した深さ領域では、塗工材3と同等の硬さとなるが、浸透の深さは、基材1の厚さの半分を超えないので、基材1は、硬化した塗工材3で覆われる平面領域においても、繊維質本来の柔軟性を発揮する。
塗工材3の別の一例は、高分子の粒が水に分散してなるエマルジョンと、このエマルジョンに混入されたセメントとを含む溶液であって、高分子の粒と水とを主成分とする溶液である。この場合には、塗工材3は、図1(b)に例示するように、容器5の中で調製した当初から流動性を有する。この流動性ある塗工材3が、基材1の一方主面に塗工される(図1(c))。塗工材3は、繊維質の基材1を溶かすことなく基材1に浸透し(図1(d))、やがて塗工材3に混入されているセメントのセメント硬化により、硬化する(図1(e))。その結果、塗工材3は、基材1の繊維によるアンカー効果により、基材1に貼着される。これにより研磨シート100ができ上がる。塗工材3は、繊維質の基材1を溶かすことなく基材1に貼着されるので、基材1は貼着後に硬化しない。
塗工材3の中のセメントの混入量は、塗工材3が基材1に浸透し、しかも基材1の厚さの半分を超えて浸透しないように調節される。そのように調節することは可能である。基材1のうち塗工材3が浸透した深さ領域では、塗工材3と同等の硬さとなるが、浸透の深さは、基材1の厚さの半分を超えないので、基材1は、硬化した塗工材3で覆われる平面領域においても、繊維質本来の柔軟性を発揮する。
貼着後の塗工材3の研磨力を高めるために、図1(b)において準備される塗工材3に、例えばシリカ(SiO)粉末のような、粉末状の研磨剤を含有させてもよい。基材1、及び塗工材3の具体例の詳細については、後述する。
図2は、図1の製造方法により製造される研磨シート100の様々な形態を例示する平面図である。図2に例示される研磨シート100はいずれも、塗工材3が基材1の一方主面の一部領域に貼着されている。このため、研磨シート100の同じ主面を使いつつ、単なる拭き取り作業、あるいは研磨力の弱い研磨作業と、それよりも研磨力の高い研磨作業とを、行うことができる。基材1が、塗工材3が貼着された領域においても、本来の柔軟性を保持するので、基材1を用いた拭き取り作業あるいは研磨作業が妨げられない。
図2(a)に例示される研磨シート100は、平面形状が矩形である基材1の一方主面(図において手前側の主面)の四隅領域に、塗工材3が貼着されている。この研磨シート100を用いることにより、基材1よりも研磨力が高く、角部に配置された塗工材3を用いて、細かい研磨作業を容易に行うことが可能となる。図2(b)に例示する研磨シート100も、基材1の一方主面の角部領域に塗工材3が貼着されている例である。この研磨シート100は、基材1の平面形状が十字形をなしており、4本の枝の端部領域のうち3つに塗工材3が貼着され、残る1つには、吊り下げ用の孔7が設けられている。
図2(c)に例示される研磨シート100は、基材1の一方主面に、2種類の塗工材31、32が貼着されている。塗工材31、32は、例えば塗工材31が塗工材32よりも、研磨力が高くなるように、それぞれの成分又は成分比率を異ならせている。この研磨シート100を用いることにより、基材1よりも研磨力が高く、かつ研磨力の異なる塗工材31,32を、研磨シート100を交換することなく、使い分けることができる。
図2(d)に例示する研磨シート100のように、塗工材3は、基材1の一方主面のうち、角部領域以外の領域に貼着されてもよい。また、図2(e)に例示するように、基材1の平面形状は、矩形以外の多角形であってもよい。さらに、図2(f)に例示するように、塗工材3は、基材1の一方主面の中央領域に貼着されてもよい。
図3は、図1の製造方法により製造される研磨シート100の別の形態を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。この研磨シート100は、平面形状が矩形である基材1の一方主面(図3(a)において下方主面、図3(b)において奥側の主面)の2つの角部領域に、塗工材3が貼着されている。基材1の他方主面には、塗工材3が貼着されている領域に対応する対応領域9の一部領域を覆うように、ポケット11が設けられている。ポケット11は、例えば柔軟な布製であり、例えば縫製により基材1に設けられる。また、ポケット11には、手の指13を出し入れ可能なように開口部15が設けられている。使い易さの観点から好ましくは、図示のように、開口部15は、基材1の中央部の側に開口する。研磨シート100のユーザは、手の指13を開口部15を通じてポケット11に入れることによって、研磨力の高い素材である塗工材3を用いて、研磨作業を容易に行うことができる。
図4は、図1の製造方法により製造される研磨シート100のさらに別の形態を例示する斜視図である。この研磨シート100は、基材1の平面形状が十字形をなしており、基材1の一方主面には、4本の枝のうち隣り合う2本の枝の端部領域に塗工材3が貼着されている。基材1の他方主面には、塗工材3が貼着されている領域に対応する対応領域9を覆うように、ポケット11が設けられている。ポケット11の開口部15は、基材1の中央部の側に開口している。ポケット11は、開口部15を通じて、それぞれ1本の指が出し入れ可能な大きさに設定されている。これにより、一方の手の2本の指、例えば人差し指と中指を、異なるポケット11に入れることによって、塗工材3を使った研磨作業を容易に行うことができる。
本願発明者は、研磨シート100を幾通りも試作し、その性能を試験している。試作した研磨シート100では、基材1の一方主面の一部領域に、塗工材3を塗工している。以下の実施例1〜3を通じて、基材1として使用した素材は次の通りである。綿布は、大塚刷毛社製の白布シートであり、木綿100%である。不織布は、一般市販品の木綿布ワイパーであり、ポリエステル45重量%、セルロース55重量%である。マイクロファイバー(表においてμFbrと略記)は、クラレ社製のハイテククロス(ワイピングクロス)であり、ポリエステル78重量%、ナイロン22重量%である。
(実施例1)
表1は、塗工材3として、熱可塑性のエラストマーを主成分とする材料を用いて試験をした結果を示している。エラストマーとして、ゴム系のポリマーを用いている。表中の数字は、重量比率を表している。
クロロプレンゴムは、東ソー社製のスカイプレンB−5であり、ムーニー粘度20まで素練りして用いている。粘着剤付与樹脂は、東ソー社製のペトロタック90Vであり、砕くことにより粉末化して使用している。研磨剤は、DSLジャパン社製の#1120であり、パウダー化したものを使用している。その主成分はSiOである。
実施例1−3〜1−7において、塗工材3を基材1に塗工する方法は、図5に例示する通りである。まず、図5(a)に例示するように、素練りした塗工材3を、60℃で1mmの厚さにシート化し、葉書大の広さにカットした。金枠(かなわく)41と上下一対の金属板43、45とを、あらかじめ準備しておく。金枠41を、基材1の上に載置した後に、カットされた塗工材3を、金枠41の開口部42の中に挿入する。金属板43、45は、あらかじめ80℃に加温しておく。次に、図5(b)に例示するように、基材1、金枠41及び塗工材3からなる試料を、加温された金属板43、45、及びプレス装置の上下一対の熱板47、49により挟み、プレスする(すなわち圧力を加える)。手順としては、熱板47の上に金属板43を置き、金属板43の上に、基材1、金枠41及び塗工材3からなる試料を置き、試料の上に、金属板45を置き、その後に、プレス装置により加圧する。プレスにより、塗工材3は基材1に熱圧着される。80℃で3分間プレスした後、30℃以下に冷却した。その後、塗工材3を金枠41から取り出すことにより、一体となった基材1及び塗工材3からなるシート状の研磨シート100を得た。
特に、実施例1−5、1−6、1−7については、塗工材3をムーニー粘度30のゴムと合わせて練り、練り上げたものを1mmの厚さにシート化し、シート状の塗工材3を得た。実施例1−1〜1−7を通じて、基材1の厚さは1.0mmである。塗工材3の浸透深さは、実施例1−3〜1−7を通じて、一番深い例で0.5mmであった。
研磨・琢磨の効果については、2ヶ月間屋外に放置した自動車の車体の外表面に対して、基材1、塗工材3の双方を適宜に使って研磨・琢磨作業を行い、汚れの程度を観察することによって評価した。
研磨効果、琢磨効果、手・指の脂吸収、被研磨体の固定についての評価結果△、○、◎、×、−の意味は、次の通りである。
△:拭いた部分の汚れは取れる。但し、色むら、油汚れは取れていない。拭き取った部分に黒い汚れが薄く付着している。
○:油汚れが取れ易くなる。拭き取った部分は黒く、粒状の汚れも付着している。
◎:全体的な汚れも取れ、平均的に色が鮮明に輝いた状態が得られた。傷が発生していた部分も、表面が均一化され、研磨効果も見られた。
×:効果無し。
−:期待しない。
なお、琢磨とは表面を磨いて平滑化すること、例えば鏡面化することであり、琢磨と併記される研磨は、狭義の研磨であり、表面層を研削することを意味する。広義の研磨は、琢磨と狭義の研磨とを含む。表に記載する研磨は、琢磨と併記される狭義の研磨である。これに対して、本開示において「研磨力」の語は、広義の研磨の効果を発揮する能力の意義で用いている。
試験の対象とした車体の外表面の汚れは、油汚れ、すす、塵、砂の混合体のほか、頑固な汚れとして、きず、さび、塗料の劣化によるひび割れも、薄く全体に生じていた。実施例1−3〜1−7では、これらの汚れを除去することができた。また、実施例1−3〜1−7を通じて、実施例1−1,1−2よりも優れた(広義の)研磨効果が確認された。さらに、実施例1−3〜1−7を通じて、基材1のうち塗工材3が塗布された領域では、表の「柔らかさ」の評価が「○」で示されるように、塗工材3が無い場合に比べると、柔らかさは幾分劣るが、実用上不便を感じない程度の柔軟性を保持していた。また、研磨剤の添加により、研磨効果が向上することも確認できた。
ゴムには、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴムなど、多くがあるが、いずれも油の吸収力があり、繊維等のマトリックスへの浸透も良く、投錨効果(アンカー効果)も発揮する。さらに、ゴム弾性があるので、柔らかさが損なわれない。ゴムは、そのままでも使用できるし、加硫剤を加えて、半加硫にしたり完全加硫にしたり、することもできる。投錨効果を発揮した後の物を、さらに高い温度領域に置けば、加硫が生じて、ゴム表面のみを硬化させることができ、それにより、さらりとした状態に仕上げることもできる。
マイクロファイバーは、柔軟でありかつ高強度である。柔軟であるから作業対象の形状に追随し易く、細かい作業にも適する。高強度であるから、摩耗し難い。また、吸水性が高く、汚れも拭き取り易い。
(実施例2)
表2も、塗工材3として、熱可塑性のエラストマーを主成分とする材料を用いて試験をした結果を示している。表2では、エラストマーとして、スチレン系エラストマーを用いている。表中の数字は、重量比率を表している。
スチレン系エラストマーは、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体)であり、クラレ社製のセプトン#4033を使用した。軟化剤は、パラフィンオイルであり、カネダ社製のハイコール140Nを用いた。研磨剤は、DSLジャパン社製の#1120であり、粉末化したものを使用した。その主成分は、SiOである。
塗工材3を基材1に塗工する方法は、実施例2−3〜2−5については、クラム状のポリマーをパラフィンオイルにより吸収させたものを、165℃の油浴により溶解し、フッ素樹脂シート上で冷却し、1mm圧の葉書大のシートを得た。実施例2−6、2−7については、クラム状のポリマーをパラフィンオイルに吸収させたものを、165℃の油浴により溶解させる時に、研磨剤を加え、十分に攪拌し、フッ素樹脂シート上で冷却し、1mm厚さの葉書大のシートを得た。得られたシート状かつ葉書大の塗工材3は、図5(a)に例示するように、基材1の上に置かれた金枠41の開口部42の中に挿入される。上下一対の金属板43、45を、あらかじめ150℃に加温しておき、次に、図5(b)に例示するように、基材1、金枠41及び塗工材3からなる試料を、加温された金属板43、45、及びプレス装置の上下一対の熱板47、49により挟み、プレスする(すなわち圧力を加える)。プレスにより、塗工材3は基材1に熱圧着される。150℃で3分間プレスした後、40℃以下に冷却した。その後、塗工材3を金枠41から取り出すことにより、一体となった基材1及び塗工材3からなるシート状の研磨シート100を得た。実施例2−1〜2−7を通じて、基材1の厚さは1.0mmであり、塗工材3の浸透深さは、実施例2−3〜2−7を通じて、一番深い例で0.5mmであった。
研磨・琢磨の効果は、表1と同様の方法で評価した。研磨効果、琢磨効果、手・指の脂吸収、被研磨体の固定についての評価結果△、○、◎、×、−の意味も、表1と同じである。表2から分かるように実施例2による研磨シート100においても、(広義の)研磨効果、基材1の柔軟性において、表1に示した実施例1による研磨シート100と同様に、期待通りの結果が確認された。すなわち、実施例2−3〜2−7を通じて、実施例2−1,2−2よりも優れた(広義の)研磨効果が確認された。さらに、実施例2−3〜2−7を通じて、基材1のうち塗工材3が塗布された領域では、表の「柔らかさ」の評価が「○」で示されるように、塗工材3が無い場合に比べると、柔らかさは幾分劣るが、実用上不便を感じない程度の柔軟性を保持していた。また、研磨剤の添加により、研磨効果が向上することも確認できた。
エラストマーには、種類が多く、オレフィン系、スチレン系、ウレタン系等の熱可塑性樹脂がある。それらの中で、吸水性は劣るが吸油性の高いものがあり、スチレン系エラストマーは、その代表的なものである。スチレン系エラストマーは、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)に代表されるが、最近では水素を加えたSEBS、SEPSなどがあり、いずれも吸油能力を有する。特にSEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体)は、吸油性に優れ、油汚れの除去に適しており、柔軟性の点からも、研磨シート100に材料に特に適する。また、繊維等のマトリックスへの浸透性にも優れ、投錨効果も認められる。さらに、ゴム弾性があり、油の使用により、柔らかい材料となる。ゴムもエラストマーの一種である。
(実施例3)
上記の実施例1,2は、塗工材3として、有機ポリマーを主体とする材料を用い、加熱によって塗工材3を基材1に貼着する方法を採った。これに対し、塗工材3として無機物を用い、これを硬化させることによっても、同様の効果が得られることを、本願発明者は見いだした。表3は、塗工材3として、エマルジョンにセメントを加えた溶液を用いて試験をした結果を示している。表中の数字は、重量比率を表している。
エチレン−酢酸ビニール共重合体エマルジョンについては、A成分は、クラレ社製のパンフレックスOM−4000NTであり、粘度が23℃において1200〜2000mPa・Sであり、B成分は、クラレ社製のパンフレックスOM−5500NTであり、粘度が23℃において2000〜3500mPa・Sである。硅砂は、9号を使用した。ダイヤモンドは、人工ダイヤモンドであり、粒径1000μmである。表中の「コンパウンド」とは、ここでは、エマルジョンに研磨剤を加えたものを意味する。
塗工材3を基材1に塗工する方法については、エマルジョンを攪拌し、攪拌しているエマルジョンに、研磨剤、消泡剤等を加えることにより粘調な液を、まず作り、塗工前に研磨剤とアルミナセメントとを加え、その後、ヘラにより基材1に塗工した。その後、常温で放置する。塗工材3に混入されているセメントのセメント硬化により、塗工材3は硬化する。セメントの混入量により、硬化の速度を調節することができる。実施例(3−1)〜(3−7)を通じて、基材1の厚さは0.8mmであり、実施例(3−3)〜(3−7)を通じて、塗工材3の浸透深さは、一番深い例で0.4mmであった。
研磨・琢磨の効果は、自然状態で放置した鉄板を、(広義の意味で)研磨することによって評価した。研磨効果、琢磨効果、手・指の脂吸収、被研磨体の固定についての評価結果△、○、◎、×、−の意味は、表1と同じである。表3から分かるように実施例3による研磨シート100のうち、セメント入りの塗工材3を使用したもの(実施例3−4〜3−7)については、(広義の)研磨効果、基材1の柔軟性において、表1に示した実施例1による研磨シート100と同様に、期待通りの結果が確認された。すなわち、実施例3−4〜3−7を通じて、実施例3−1,3−2よりも優れた(広義の)研磨効果が確認された。さらに、実施例3−4〜3−7では、基材1のうち塗工材3が塗布された領域では、表の「柔らかさ」の評価が「○」で示されるように、塗工材3が無い場合に比べると、柔らかさは幾分劣るが、実用上不便を感じない程度の柔軟性を保持していた。また、研磨剤の添加により、研磨効果が向上することも確認できた。
セメントを用いた塗工材3の利点は、水との水和反応によって硬化を促進できる点にある。一般的には、珪酸カルシウムを含むポルトランドセメントが使用されるが、実施例3では、アルミナセメントを使用している。使用したアルミナセメントは、アルミン酸カルシウムを含んでいる。アルミナセメントは、ポルトランドセメントに比べ、急硬性、早硬性があり、耐酸性、耐化学薬品性に優れている。耐火性、耐熱性も具備する。セメントは、一般に、水あるいは液剤などにより、水和あるいは重合し、硬化する粉体を指す。広義には、アスファルト、膠、樹脂、石膏、石灰など、及びこれらを組み合わせた接着剤全般を指す。狭義には、モルタル、コンクリートとして使用される物を指す。本開示では、狭義の意味で「セメント」の語を用いている。
エマルジョンは、ゴム系、オレフィン系、酢酸ビニール系、塩化ビニール系など、多数の種類があるが、いずれも塗工し易い。エマルジョン(ラテックスと称されることもある)は、高分子ポリマーを、水及び溶剤の中に、界面活性剤の力を借りて微粒子状に分散させたものである。塗工作業時に、溶剤や水が多く含まれる塗工材3は、基材1に深く染み込むことがあり、染み込んだ基材1は、硬くなり、使いづらく、見栄えも良くない。セメントの混入量を調節することにより、過度な染みこみを防ぐことができる。また、様々なセメントの中でアルミナセメントは、セメント硬化速度において優れており、過度な染み込みを防ぐのに適している。
1 基材、 3 塗工材、 5 容器、 7 孔、 9 対応領域、 11 ポケット、 13 指、 15 開口部、 31、32 塗工材、 41 金枠、 42 開口部、 43、45 金属板、 47、49 熱板、 100 研磨シート。

Claims (7)

  1. 研磨シートの製造方法であって、
    シート状かつ繊維質の基材を準備することと、
    熱可塑性のエラストマーを少なくとも主成分とする塗工材を準備することと、
    前記塗工材を、前記基材の一方主面の少なくとも一部領域に塗工することと、を含み、
    前記塗工することは、前記塗工材を、前記少なくとも一部領域の上に重ねた状態で、前記基材が溶融しない温度範囲で加熱することにより、前記塗工材に流動性を持たせること、を含み、
    前記研磨シートの製造方法は、
    加熱された前記塗工材を常温に戻すことを、さらに含み、
    前記塗工材の加熱温度、及び加熱した後に常温に戻すまでの時間を、前記塗工材が前記基材に浸透し、かつ当該基材の厚さの半分を超えて浸透しないように調節する、研磨シートの製造方法。
  2. シート状かつ繊維質の基材を準備することと、
    高分子の粒が水に分散してなるエマルジョンと、当該エマルジョンに混入されたセメントとを含む溶液であって、前記高分子の粒と前記水とを主成分とする溶液を、塗工材として準備することと、
    前記塗工材を前記基材の一方主面の少なくとも一部領域に塗工することと、
    前記セメントのセメント硬化により、塗工された前記塗工材を硬化させることと、を含み、
    前記溶液の中の前記セメントの混入量を、前記塗工材が前記基材に浸透し、かつ当該基材の厚さの半分を超えて浸透しないように調節する、研磨シートの製造方法。
  3. 前記塗工材は、粉末状の研磨剤を含有する、請求項1又は2に記載の研磨シートの製造方法。
  4. 前記基材の一方主面の前記少なくとも一部領域は、前記一方主面の複数領域に分割配置されており、
    前記塗工材を塗工することは、前記複数領域のうち少なくとも2つの領域の間では、硬化後の研磨力が異なるように、異なる成分又は成分比率の塗工材を塗工することを含む、請求項1から3のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。
  5. 前記基材は、マイクロファイバーである、請求項1から4のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。
  6. 前記基材の一方主面の少なくとも一部領域は、前記基材の角(かど)部領域である、請求項1から5のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。
  7. 前記基材の他方主面のうち、前記一方主面の前記少なくとも一部領域に対応する領域である対応領域の少なくとも一部を覆い、かつ、前記基材の中央部の側に開口する開口部を有し、当該開口部を通じて手の指を出し入れ可能なように、ポケットを設けることを、さらに含む、請求項1から6のいずれかに記載の研磨シートの製造方法。
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