JP2020167513A - 温度補償回路 - Google Patents

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小川 真人
Masato Ogawa
真人 小川
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Abstract

【課題】目標温度までより短時間で加熱するとともに、ハンチングを抑制する。【解決手段】直流電源からメイン抵抗に流れる電流を増減させるトランジスタと、メイン抵抗のグランド側の端子とオペアンプの第1入力端子とに接続された温度感応素子と、オペアンプの出力端子と第1入力端子とに接続された帰還抵抗と、オペアンプの第2入力端子に接続された電圧源とを備え、トランジスタのベース端子は、前記オペアンプの出力端子と電気的に導通しており、トランジスタは、出力端子の電位が低下するほど、メイン抵抗に流れる電流を減少させる。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱のための温度補償回路に関する。
発振回路に広く用いられている水晶振動子は、温度特性に依存して周波数が変化する。この周波数の変化を抑制することを目的として、水晶振動子を恒温槽に収納し、水晶振動子の動作温度を一定に維持することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−150253号公報
図3は、恒温槽内の温度を一定に維持するための従来の温度補償回路500を示す図である。温度補償回路500では、直流電源Vccからメイン抵抗R1に流れる電流をトランジスタ51により増減させることにより、メイン抵抗R1及びトランジスタ51が生じさせる熱エネルギーを制御し、恒温槽内の温度を一定に維持する。恒温槽内の温度が高くなると、温度感応素子TH1の抵抗値が小さくなるため、温度感応素子TH1による電圧降下が小さくなる。このため、抵抗R2と温度感応素子TH1との間に結線された抵抗R3の両端にかかる電圧が小さくなるので、抵抗R3を流れる電流が減少する。
オペアンプ521の反転入力端子(図3中、「−」で示す)の電位は、仮想短絡により非反転入力端子(図3中、「+」で示す)の電位と等しく、温度によらず一定値であるとみなせる。抵抗R3を経由した電流は、帰還抵抗R4を経由してオペアンプ521の出力に流れ込む。恒温槽内の温度が高くなると、抵抗R3を流れる電流が減少するので、帰還抵抗R4を流れる電流が減少する。したがって、帰還抵抗R4による電圧降下が小さくなるため、オペアンプ521の出力端子の電位は高くなる。
直流電源Vccからメイン抵抗R1を経由した後、トランジスタ51のエミッタからベースに流れた電流は、抵抗R5を経由して、オペアンプ521の出力端子に流れ込む。恒温槽内の温度が高くなると、上述のようにオペアンプ521の出力端子の電位が高くなることから、トランジスタ51のエミッタ−ベース間にかかる電圧は小さくなる。トランジスタ51では、エミッタ−ベース間にかかる電圧が小さくなると、エミッタからコレクタへの電流が流れにくくなる。このため、メイン抵抗R1に流れる電流が減少する。以上のように、図3の温度補償回路500では、恒温槽内の温度が高くなると、メイン抵抗R1に流れる電流を減少させることにより恒温槽内の温度を低くするフィードバックが働き、恒温槽内の温度を一定に維持する。
図3の温度補償回路500では、オペアンプ521の利得は抵抗R3及びR4により定まるため、温度によらずに一定となる。恒温槽内の温度が低いときに短時間で目標温度まで加熱するには、オペアンプ521の利得の絶対値を大きくする必要がある。しかしながら、オペアンプ521の利得の絶対値を大きくすると、恒温槽内の温度が目標温度付近となったときにハンチングしやすいという問題があった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、目標温度までより短時間で加熱するとともに、ハンチングを抑制することができる温度補償回路を提供することを目的とする。
本発明の態様の温度補償回路は、直流電源からメイン抵抗に流れる電流を増減させるトランジスタと、前記メイン抵抗のグランド側の端子とオペアンプの第1入力端子とに接続された温度感応素子と、前記オペアンプの出力端子と前記第1入力端子とに接続された帰還抵抗と、前記オペアンプの第2入力端子に接続された電圧源とを備え、前記トランジスタのベース端子は、前記オペアンプの出力端子と電気的に導通しており、前記トランジスタは、前記出力端子の電位が低下するほど、前記メイン抵抗に流れる電流を減少させるように構成されている。
本発明によれば、目標温度までより短時間で加熱するとともに、ハンチングを抑制するという効果を奏する。
実施形態の温度補償回路の構成を示す図である。 別の温度補償回路の構成を示す図である。 恒温槽内の温度を一定に維持するための従来の温度補償回路を示す図である。
図1は、本実施形態の温度補償回路100の構成を示す図である。温度補償回路100は、例えば、水晶振動子が配置された恒温槽内の温度を目標温度付近において維持する。目標温度は、例えば、水晶振動子に要求される発振周波数に応じて、水晶振動子の製造者により定められた温度である。温度補償回路100は、恒温槽を加熱するヒータ以外の一般的なヒータの温度を制御する回路にも適用可能である。
温度補償回路100は、メイン抵抗R1、トランジスタ1、抵抗R5及びヒータ制御回路2を備える。温度補償回路100では、主にメイン抵抗R1及びトランジスタ1により恒温槽内の加熱が行われる。メイン抵抗R1は、直流電源Vccから供給される電流を熱エネルギーに変換する。トランジスタ1は、NPN型のバイポーラトランジスタである。トランジスタ1は、直流電源Vccからメイン抵抗R1に流れる電流を増減させる。トランジスタ1のベース端子は、抵抗R5を介して、オペアンプ21の出力端子と電気的に導通している。抵抗R5は、トランジスタ1のベース抵抗である。
ヒータ制御回路2は、オペアンプ21、温度感応素子TH2、帰還抵抗R4、抵抗R6及び電圧源V1を備える。オペアンプ21は、複数の抵抗及びトランジスタを備える回路素子である。本明細書の例では、オペアンプ21の第1入力端子は、図1中において「−」で示す反転入力端子であり、第2入力端子は、図1中において「+」で示す非反転入力端子であるものとする。オペアンプ21の第1入力端子は、温度感応素子TH2に接続されている。第2入力端子は、電圧源V1に接続されている。オペアンプ21の出力端子は、抵抗R5に接続されている。
温度感応素子TH2は、メイン抵抗R1のグランド側の端子と、オペアンプ21の第1入力端子とに接続されている。温度感応素子TH2は、恒温槽内の温度変化に応じて、その抵抗値が変化する。図1の例では、温度感応素子TH2は、恒温槽内の温度が上昇すると、抵抗値が小さくなる。
帰還抵抗R4は、オペアンプ21の第1入力端子と、出力端子とに接続されている。抵抗R6は、温度感応素子TH2からオペアンプ21の第1入力端子へ延びる配線と、グランドとに接続されている。電圧源V1は、オペアンプ21の第2入力端子に接続されている。電圧源V1は、一定の直流電圧をオペアンプ21の第2入力端子に印加する。
[温度変化時の温度補償回路の動作]
温度補償回路100では、恒温槽内の温度が高くなると、温度感応素子TH2の抵抗値が小さくなるので、温度感応素子TH2を流れる電流が増加する。このとき、温度感応素子TH2の電圧降下が小さくなることによりオペアンプ21の第1入力端子の電位がわずかに高くなる。
オペアンプ21の利得は、温度感応素子TH2及び帰還抵抗R4の抵抗値により定められる。恒温槽の温度が高くなると、温度感応素子TH2の抵抗値が小さくなることにより利得の絶対値は大きくなる。図1のオペアンプ21及び帰還抵抗R4は反転増幅回路を構成しているため、オペアンプ21の利得は負の値をとる。このため、利得の絶対値が大きくなることにより、出力端子の電位は低くなる。
温度感応素子TH2を流れる電流は、一部が抵抗R6を経由してグランドに流れ、残りは、帰還抵抗R4、抵抗R5及びトランジスタ1のベース−エミッタ間を経由してグランドへ流れる。上述のように、温度感応素子TH2を流れる電流が増加するので、抵抗R5を流れる電流が増加する。したがって、抵抗R5による電圧降下が大きくなることにより、トランジスタ1のベース電位が低くなる。このため、トランジスタ1のベース−エミッタ間にかかる電圧が小さくなる。
トランジスタ1では、ベース−エミッタ間にかかる電圧が小さくなることにより、コレクタ−エミッタ間に電流が流れにくくなり、コレクタ−エミッタ間に流れる電流が減少する。したがって、トランジスタ1では、オペアンプ21の出力端子の電位が低下するほど、メイン抵抗R1を流れる電流を減少させ、恒温槽内の温度を低下させるということができる。一方、温度補償回路100では、恒温槽内の温度が低くなると、恒温槽内の温度が高くなった場合と逆の反応が生じることにより恒温槽内の温度を上昇させるフィードバックが働く。したがって、温度補償回路100では、恒温槽内の温度を一定に維持することができる。
本実施形態の温度補償回路100では、恒温槽内の温度変化に基づいて、オペアンプ21の利得を変化させることができる。このため、恒温槽内の温度が低い場合に利得の絶対値を大きくして目標温度まで加熱するのにかかる時間を短くしつつ、目標温度付近において利得の絶対値を小さくしてハンチングを抑制することができる。また、温度補償回路100では、一つのオペアンプ21のみを用いるので、部品点数を削減することができる。
[変形例]
本実施形態では、恒温槽内の温度が上昇すると、温度感応素子の抵抗値が小さくなる例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、温度感応素子は、恒温槽内の温度が上昇すると、その抵抗値が大きくなるものであってもよい。図2は、別の温度補償回路200の構成を示す図である。温度補償回路200は、温度感応素子TH3及びトランジスタ31を備える点を除き、図1の温度補償素子と同様である。図1と同様の回路素子については、同じ符号を付して説明を省略する。温度感応素子TH3は、恒温槽内の温度が上昇すると、抵抗値が大きくなる。トランジスタ31は、PNP型のトランジスタである。
恒温槽内の温度が上昇すると、温度感応素子TH3の抵抗値が大きくなるので、オペアンプ21の利得の絶対値が小さくなる。オペアンプ21の利得は負の値をとるため、利得の絶対値が小さくなることにより、出力端子の電位は高くなる。このため、トランジスタ1のベース電位が高くなり、トランジスタ31のエミッタ−ベース間にかかる電圧が小さくなる。したがって、メイン抵抗R1を流れる電流が減少し、恒温槽内の温度を低下させるフィードバックが働く。このため、温度補償回路200では、恒温槽内の温度を一定に維持することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 トランジスタ
2 ヒータ制御回路
21 オペアンプ
31 トランジスタ
51 トランジスタ
100 温度補償回路
200 温度補償回路
500 温度補償回路
521 オペアンプ
R1 メイン抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R4 帰還抵抗
R5 抵抗
R6 抵抗
TH1 温度感応素子
TH2 温度感応素子
TH3 温度感応素子
V1 電圧源
Vcc 直流電源

Claims (1)

  1. 直流電源からメイン抵抗に流れる電流を増減させるトランジスタと、
    前記メイン抵抗のグランド側の端子とオペアンプの第1入力端子とに接続された温度感応素子と、
    前記オペアンプの出力端子と前記第1入力端子とに接続された帰還抵抗と、
    前記オペアンプの第2入力端子に接続された電圧源とを備え、
    前記トランジスタのベース端子は、前記オペアンプの出力端子と電気的に導通しており、
    前記トランジスタは、前記出力端子の電位が低下するほど、前記メイン抵抗に流れる電流を減少させる、
    温度補償回路。
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