JP2020167044A - イネーブルスイッチ - Google Patents
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Abstract
Description
イネーブルスイッチは、スイッチがオンしているときのみクレーンやホイストの動作が可能であり、クレーンやホイストの異常な動作に対して、スイッチをオフにするとクレーンやホイストの動作が止まるというもので、安全作業の一つの手段となっている。
そこで、手を離しても停止し、また逆に押し込んでも停止するという3ポジションのイネーブルスイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、当該スイッチの機能に関しては、日本工業規格(JIS C8201−5−8:2009(IEC60947−5−8:2009))として規定され、更に厚生労働省の「機械の包括的な安全基準に関する指針」にも使用が推奨されている。
押釦を第1ポジションからイネーブル位置である第2ポジションを経て第3ポジションに押込可能に組み込むようにし、強制開離機構を備えた3ポジションのイネーブルスイッチにおいて、
押釦を第1ポジションから第2ポジションに押し込んだとき、接触状態にして主回路を電気的に導通状態にする、接点台に配設した固定接点と、押釦に従動して移動する往復可動台に組み込まれた可動接点台金に配設した可動接点と、
押釦を第2ポジションから第3ポジションに押し込んだとき、押釦に一端側が当接して揺動操作され、他端側が当接した往復可動台を押釦の押し込み方向と逆方向に移動させることで、主回路の固定接点と可動接点の接触状態を強制開離して主回路を電気的に非導通状態にする、揺動レバーと、
押し込みを解除された押釦が第3ポジションから第2ポジションを経て第1ポジションに復帰するときに、主回路の固定接点と可動接点を非接触状態にして主回路を電気的に非導通状態にするように往復可動台を所定位置に保持するスチールボール及びコイルばねからなるばねつかみ機構と、
を備えてなることを特徴とする。
図1(a)〜(d)に示されるイネーブルスイッチ1は、例えば、クレーンやホイスト等に装備されるペンダントスイッチに組み込まれて使用されるものであって、接点台2と押釦3とを備え、オフ−オン−オフの3ポジション動作が可能とされている。
図2〜図4に示すように、接点台2は、箱形構造を呈しており、中央には、押釦3を摺動可能に収容する押釦収容部が形成され、上部には、両側に張り出す取付用フランジが形成され、下部には、固定接点65a、66aを配設するようにしている。
固定接点65aは主回路用、固定接点66aは補助回路用のもので、固定接点65aを配設した固定接点台金65を端子ねじ67によって、固定接点66aを配設した固定接点台金66を端子ねじ68によって、接点台2に固定するようにしている。
押釦3は、剛体部品からなり、接点台2に配設される押釦復帰用ばね33、34によって付勢された状態で摺動可能に差し込まれ、押釦3を押していない状態の第1ポジションから押釦3をイネーブル位置である中間位置に押している状態の第2ポジションを経て押釦3を完全に押している状態の第3ポジションに押込可能に接点台2に組み込まれている。
図5に示すように、カバー体4は、接点台2に押し込むように装着することで、カバー体4に形成した爪部41によって、抜け止め状態に固定することができるようにしている。
イネーブルスイッチ1には、使用者が押釦3の第1、第2及び第3ポジションの各位置を自覚することができるようにするために、押釦3の押し込みの際にクリック感を付与するクリック機構が装備されている。
これにより、コイルばね32の付勢力でスチールボール31を、押釦3の第1、第2及び第3ポジションの往復経路に沿う接点台2側に形成される段差部2aに押し付けることができるようになっている。
そして、押釦3を第1ポジションから第2ポジションへと押し込む際に、スチールボール31が段差部2aを乗り越えようとしてクリック感が発生するとともに、押釦3を第2ポジションから第3ポジションへと押し込む際に、スチールボール31が下側の段差部2aを乗り越えようとしてクリック感が発生するようになっている。
押釦3に形成した矩形の第2貫通部36の内部には、剛体部品からなる往復可動台5が摺動可能に組み込まれている。
往復可動台5には、主回路用の固定接点65aに対応する可動接点61aを配設した可動接点台金61を、コイルばね62によって付勢した状態で組み込むようにする。
接点台2の押釦3の下方位置に、押釦3を第2ポジションから第3ポジションに押し込んだとき、押釦3に一端側が当接して揺動操作され、他端側が当接した往復可動台5を押釦3の押し込み方向と逆方向に移動させることで、主回路の固定接点65aと可動接点61aの接触状態を強制開離して主回路を電気的に非導通状態にする、揺動レバー7を配設する。
図5に示すように、軸受部材71は、接点台2に押し込むように装着することで、軸受部材71に形成した爪部71aによって、抜け止め状態に固定することができるようにしている。
以上に述べたように構成されるイネーブルスイッチ1の押釦3の操作に伴うスイッチング動作について、主に、図6〜図8を用いて説明する。
図6の(1)に示すように、押釦3が第1ポジション(初期状態)にあるときには、往復可動台5は通常位置で待機しており、このとき、主回路用の固定接点65aと可動接点61aとは離れており、主回路は電気的に非導通状態にされている。
次に、図6の(2)に示すように、押釦3をイネーブル位置である第2ポジションにまで押し込むと、スチールボール51及びコイルばね52からなるばねつかみ機構が押釦3側に形成される段差部36aに係止されることによって、往復可動台5が押釦に従動して移動し、押釦3と共に押し込まれ、主回路用の固定接点65aと可動接点61aとは接触状態になり、主回路は電気的に導通状態になる。
次に、図6の(3)に示すように、押釦3を第2ポジションから第3ポジションへと更に押し込むと、押釦3に揺動レバー7の一端側が当接して揺動レバー7が揺動操作され、揺動レバー7の他端側が当接した往復可動台5を押釦3の押し込み方向と逆方向に移動させることで、主回路の固定接点65aと可動接点61aの接触状態を強制開離して、主回路を電気的に非導通状態になる。
このとき、スチールボール51及びコイルばね52からなるばねつかみ機構が押釦3側に形成される段差部36aを乗り越えることによって、往復可動台5が押釦3の所定位置に保持され、主回路の固定接点65aと可動接点61aの接触状態を強制開離して、主回路は電気的に非導通状態に維持される。
図7の(4)(図6の(3))の往復可動台5が押釦3の所定位置に保持され、主回路の固定接点65aと可動接点61aの接触状態を強制開離して、主回路を電気的に非導通状態に維持された状態から、押釦3が第3ポジションから第2ポジションへと復帰する過程において、可動接点台金61がカバー体4と干渉することで、スチールボール51及びコイルばね52からなるばねつかみ機構が押釦3側に形成される段差部36aを、図6の(2)〜(3)のときと逆方向に乗り越えることによって、往復可動台5が押釦3の初期の位置に復帰するが、この間、主回路用の固定接点65aと可動接点61aとは離れており、主回路は電気的に非導通状態に維持される。
図8の(1)に示すように、押釦3が第1ポジション(初期状態)にあるときには、補助回路用の固定接点66aと可動接点63aとは離れており、補助回路は電気的に非導通状態にされている。
次に、図8の(2)に示すように、押釦3をイネーブル位置である第2ポジションにまで押し込んでも、同様に、補助回路用の固定接点66aと可動接点63aとは離れており、補助回路は電気的に非導通状態にされている。
次に、図8の(3)に示すように、押釦3を第2ポジションから第3ポジションへと更に押し込むと、補助回路用の固定接点66aと可動接点63aとは接触状態になり、補助回路は電気的に導通状態になる。
これにより、補助回路の固定接点66aと可動接点63aの接触状態が解除され、補助回路は電気的に非導通状態に維持された状態になる。
本実施形態のイネーブルスイッチ1によれば、剛体部品からなる接点台2、押釦3、カバー体4、往復可動台5、揺動レバー7を組み合わせて構成することで、構造が簡単で、耐久性に優れ、信頼性の高い、強制開離機構を備えた3ポジションのイネーブルスイッチを提供することができる。
例えば、図9及び図10に示すように、ペンダントスイッチ8において、他のスイッチと取付構造を共通化することにより、作業者の使い勝手に応じた自由なレイアウトが可能となる。
2 接点台
2a 段差部(クリック機構)
3 押釦
31 スチールボール(クリック機構)
32 ばね部材
36a 段差部(ばねつかみ機構)
4 カバー体
41 爪部
5 往復可動台
51 スチールボール(ばねつかみ機構)
52 ばね部材(ばねつかみ機構)
61 可動接点台金(主回路用)
61a 可動接点(主回路用)
63 可動接点台金(補助回路用)
63a 可動接点(補助回路用)
65 固定接点台金(主回路用)
65a 固定接点(主回路用)
66 固定接点台金(補助回路用)
66a 固定接点(補助回路用)
7 揺動レバー
71 軸受部材
71a 爪部
8 ペンダントスイッチ
Claims (2)
- 押釦を第1ポジションからイネーブル位置である第2ポジションを経て第3ポジションに押込可能に組み込むようにし、強制開離機構を備えた3ポジションのイネーブルスイッチにおいて、
押釦を第1ポジションから第2ポジションに押し込んだとき、接触状態にして主回路を電気的に導通状態にする、接点台に配設した固定接点と、押釦に従動して移動する往復可動台に組み込まれた可動接点台金に配設した可動接点と、
押釦を第2ポジションから第3ポジションに押し込んだとき、押釦に一端側が当接して揺動操作され、他端側が当接した往復可動台を押釦の押し込み方向と逆方向に移動させることで、主回路の固定接点と可動接点の接触状態を強制開離して主回路を電気的に非導通状態にする、揺動レバーと、
押し込みを解除された押釦が第3ポジションから第2ポジションを経て第1ポジションに復帰するときに、主回路の固定接点と可動接点を非接触状態にして主回路を電気的に非導通状態にするように往復可動台を所定位置に保持するスチールボール及びコイルばねからなるばねつかみ機構と、
を備えてなることを特徴とするイネーブルスイッチ。 - 前記揺動レバーを、該揺動レバーの揺動軸を軸受部材により軸支し、該軸受部材を接点台に押し込むように装着することで、軸受部材に形成した爪部によって抜け止め状態に固定することで、接点台に組み込み、装着されてなることを特徴とする請求項1に記載のイネーブルスイッチ。
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