JP2020165003A - ボトム製品 - Google Patents

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和也 矢田
Kazuya Yada
和也 矢田
前田 和也
Kazuya Maeda
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Abstract

【課題】動作時の着用者の皮膚伸展に良好に追随すること(皮膚追随性)によって動作性に優れ、かつ、動作時のずれも十分に抑制されている、ボトム製品を提供する。【解決手段】着用者の少なくとも稜上平面から臀部下部の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有するボトム製品であって、前記ボトム製品が、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に帯状に延びるウエストゴム部を任意に有し、ボトム製品の後布の、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域R1のうち、バイアス方向の80%伸長応力が最も小さい部位を部位Aとしたときに、前記領域R1内において前記部位Aが50〜95面積%を占め、かつ、前記領域R1のうち任意の前記ウエストゴム部を除く領域内に、バイアス方向の80%伸長応力が前記部位Aよりも大きい部位Bが配置されており、前記部位Bは、後中心線L2を挟んで互いに離間された左側領域と右側領域とを有する、ボトム製品。【選択図】図1A

Description

本開示は、ボトム製品に関する。
従来、体型補正等の目的で、腹部、臀部、大腿部等を高応力の編地で覆うように設計されたボトム製品が種々開発されている。体型補正効果と、着脱容易性及び動作性とはしばしばトレードオフの関係となることから、ボトム製品においては、通常、部位ごとに異なる応力特性の組み合わせが採用されている。
特許文献1は、補整機能を有するボトム衣類であって、ボトム本体部と、緊締部とを含み、前記ボトム本体部は腹部部材および腹部部材固定部を有しており、前記ボトム本体部は伸縮性を有し、前記腹部部材固定部は前記腹部部材よりも低伸度であり、前記腹部部材の下端部は前記腹部部材固定部の前端部と連結されており、前記緊締部は帯状で、少なくとも長手方向に低伸縮であり、着用時における腸骨の位置の少なくとも一部を覆い、前記ボトム本体部の背面側から左右両脇を通り前側に至る領域の少なくとも一部に配置され、前記緊締部は、前記ボトム本体部の前側において連結されておらず、前記緊締部の前記ボトム本体部の左右両脇からの延長線の重なり部分が、前記腹部部材の下腹部領域に存在するように配置されていることを特徴とする、ボトム衣類を記載する。
また、特許文献2は、着用時に引き伸ばされることによって肌に密着するように形成された衣料用伸縮性経編地であって、少なくとも2種の応力の異なる部位が、該編地のヨコ方向に並んで配置されており、該編地中の最も弱い部位(低応力部)における80%繰り返し伸長時3回目の80%における該編地のヨコ方向の伸長応力S1が、100〜500cNであり、かつ、該低応力部における80%繰り返し伸長時3回目の80%における該編地のタテ方向の伸長応力をS2としたとき、S2/S1が、1.0〜3.0であることを特徴とする衣料用伸縮性経編地を記載する。
人間の歩行、階段昇降等の日常動作において、最も皮膚が伸長する部位は太腿背面部である。このような大きな皮膚伸展をしている部位に、伸度が低く、皮膚伸展と生地伸展とに大きな伸度差がある生地を配すると、動作感の低下及び着用快適性の低下を招来する。特許文献2は、特に皮膚伸展の大きな臀部下部から太腿部背面に至る領域において、皮膚伸展に追随するような伸度を有する生地を配することで、十分な動作快適性を得ることに着目したものである。
国際公開第2017/187956号 特開2017−203232号公報
しかし、特許文献2に記載される技術では、着用者の腰部に対応する部位の動作時のずれを十分防止できず、ボトム製品としてのずれ抑制効果には改善の余地があった。
本発明は上記の課題を解決し、動作時の着用者の皮膚伸展に良好に追随すること(皮膚追随性)によって動作性に優れ、かつ、動作時のずれも十分に抑制されている、ボトム製品を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を包含する。
[1] 着用者の少なくとも稜上平面から臀部下部の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有するボトム製品であって、
前記ボトム製品が、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に帯状に延びるウエストゴム部を任意に有し、
前記ボトム製品を、前中心線を含みかつ最大面積の領域で平面と接するように平面上に配置したときの、前記平面と接している部位を前布、前記平面と接していない部位を後布とし、前記前布と前記後布との左側の境界線を境界線lとし、前記前布と前記後布との右側の境界線を境界線rとし、前記後布の、股ぐり線下端P0から後中心線L2沿いに5cm上方の点をP1、P1から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L3と、境界線lとの交点をP2、左右線L3と境界線rとの交点をP3、ボトム上端線L1と後中心線L2との交点をP4、ボトム上端線L1と境界線lとの交点をP5、ボトム上端線L1と境界線rとの交点をP6としたときに、
ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域R1のうち、バイアス方向の80%伸長応力が最も小さい部位を部位Aとしたときに、前記領域R1内において前記部位Aが50〜95面積%を占め、かつ、前記領域R1のうち任意の前記ウエストゴム部を除く領域内に、バイアス方向の80%伸長応力が前記部位Aよりも大きい部位Bが配置されており、前記部位Bは、後中心線L2を挟んで互いに離間された左側領域と右側領域とを有する、ボトム製品。
[2] 前記部位Aが、前記ボトム上端線L1又は前記ウエストゴム部に接しており、
前記部位Bにおいて、前記左側領域が前記境界線lを含み、前記右側領域が前記境界線rを含む、上記態様1に記載のボトム製品。
[3] 後中心線L2上のP1とP4との中点をP7、P7から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L4と境界線lとの交点をP8、左右線L4と境界線rとの交点をP9としたときに、
ボトム上端線L1、境界線l、左右線L4、境界線rで囲まれる領域R2のうち前記部位Aの比率が50〜95面積%である、上記態様1又は2に記載のボトム製品。
[4] 前記ボトム製品が、前記部位Aよりも左右方向の80%伸長応力が大きい部位Cを有し、
下記(1)又は(2):
(1)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有さず、前記部位Cが、前記P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
(2)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有し、前記部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
を満たす、上記態様1〜3のいずれかに記載のボトム製品。
[5] 前記部位Aのバイアス方向の80%伸長応力S1が、100〜500cN/25mmである、上記態様1〜4のいずれかに記載のボトム製品。
[6] 前記部位Aのバイアス方向の80%伸長応力S1と、前記部位Bのバイアス方向の80%伸長応力S2との比が、S1/S2=0.3〜0.9である、上記態様1〜5のいずれかに記載のボトム製品。
[7] 着用者の少なくとも稜上平面から臀部下部の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有するボトム製品であって、
前記ボトム製品が、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に帯状に延びるウエストゴム部を任意に有し、
前記ボトム製品を、前中心線を含みかつ最大面積の領域で平面と接するように平面上に配置したときの、前記平面と接している部位を前布、前記平面と接していない部位を後布とし、前記前布と前記後布との左側の境界線を境界線lとし、前記前布と前記後布との右側の境界線を境界線rとし、前記後布の、股ぐり線下端P0から後中心線L2沿いに5cm上方の点をP1、P1から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L3と、境界線lとの交点をP2、左右線L3と境界線rとの交点をP3、ボトム上端線L1と後中心線L2との交点をP4、ボトム上端線L1と境界線lとの交点をP5、ボトム上端線L1と境界線rとの交点をP6、後中心線L2上のP1とP4との中点をP7、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域を領域R1、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L4、境界線rで囲まれる領域を領域R2としたときに、
前記領域R1が、
全体が領域R2内に含まれており、かつ境界線l及びrから離間されている部位Cと、
前記部位Cに隣接し、境界線l及びrを含まず、かつ前記部位Cよりも左右方向の80%伸長応力が小さい部位Aと、
前記部位Aに隣接しかつ前記部位Cに隣接せず、境界線l及びrを含み、前記部位Aよりもバイアス方向の80%伸長応力が大きい部位Bと、
を有し、
下記(1)又は(2):
(1)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有さず、前記部位Cが、前記P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
(2)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有し、前記部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
を満たす、ボトム製品。
本発明によれば、動作時の着用者の皮膚伸展に良好に追随すること(皮膚追随性)によって動作性に優れ、かつ、動作時のずれも十分に抑制されている、ボトム製品が提供され得る。
本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す模式図である。 実施例1で作製したボトム製品6(ガードル)の後布の寸法を説明する模式図である。 実施例1で作製したボトム製品6(ガードル)の後布を示す模式図である。 比較例1で作製したボトム製品7(ガードル)の後布を示す模式図である。 比較例2で作製したボトム製品8(ガードル)の後布を示す模式図である。 比較例3で作製したボトム製品9(ガードル)の後布を示す模式図である。 比較例4で作製したボトム製品10(ガードル)の後布を示す模式図である。 実施例11で作製したボトム製品11(タイツ)の寸法を説明する模式図である。 実施例11で作製したボトム製品11(タイツ)の後布を示す図である。 実施例12で作製したボトム製品12(タイツ)の後布を示す模式図である。 比較例5で作製したボトム製品13(タイツ)の後布を示す図である。 人体における骨格と皮膚との関係について説明する模式図である。
以下、本発明の例示の実施形態(以下、本実施形態ともいう。)について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また図面において同一の参照符号を付した要素は互いに同様の構成又は機能を有する要素であることが意図される。本開示のボトム製品における長さ及び面積は、特記がない限りボトム製品の布帛上での長さ及び面積を意味する。
図14は、人体における骨格と皮膚との関係について説明する模式図である。図14を参照し、本発明者らは、人体の仙骨、尾骨及び腸骨にかけての領域には、骨と皮膚との距離が大きく動作時に皮膚が大きく伸長する部位(図14中の部位I)と、骨と皮膚との距離が小さく動作時に皮膚が伸長しにくい部位(図14中の部位II)とが存在することに着目し、ボトム製品において、特に部位Iに対応する部位において人体の動きへの追随性を良好にすることの重要性に着目した。本実施形態に係るボトム製品は、特に部位Iに対応する部位の布帛の物性が制御されていることで、着圧快適性とずれ抑制との両立を実現し得る。
図1A、1B、2A、2B、3A、3B、4A、4B、5A、5Bは本発明の一態様に係るボトム製品の後布を示す図である。本実施形態に係るボトム製品は、着用者の少なくとも稜上平面(すなわち、左右の腸骨の最上部を通る平面)から臀部下部(すなわち、ヒップトップから臀溝までの部位)の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有する。ボトム製品は、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に延びるウエストゴム部Wを任意に有する。図1A、2A、3A、4A、5Aはウエストゴム部Wを設けない例、図1B、2B、3B、4B、5Bはウエストゴム部Wを設ける例をそれぞれ示している。
例えば図1A、1B、2A及び2Bを参照し、ボトム製品1A,1B,2A,2Bは、前中心線を含みかつ最大面積の領域で平面と接するように平面上に配置(すなわち平置き)したときの、平面と接している部位を前布、平面と接していない部位を後布とし、前布と後布との左側の境界線を境界線lとし、前布と後布との右側の境界線を境界線rとし、後布の、股ぐり線下端P0から後中心線L2沿いに5cm上方の点をP1、P1から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L3と、境界線lとの交点をP2、左右線L3と境界線rとの交点をP3、ボトム上端線L1と後中心線L2との交点をP4、ボトム上端線L1と境界線lとの交点をP5、ボトム上端線L1と境界線rとの交点をP6としたときに、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域R1(したがって、ボトム製品がウエストゴム部Wを有する場合、領域R1は当該ウエストゴム部Wを含むことになる。)のうち、バイアス方向の80%伸長応力が最も小さい部位を部位Aとしたときに、領域R1内において部位Aが50〜95面積%を占め、かつ、領域R1内に、バイアス方向の80%伸長応力が部位Aよりも大きい部位Bを有する。ウエストゴム部Wが存在する場合、部位Bは当該ウエストゴム部Wを除く領域内に配置されている。一態様において、ボトム上端線L1は、着用者の腸骨稜上縁囲に対応するように設計された部位であってよい。
一態様において、部位Bは、後中心線L2を挟んで互いに離間された左側領域と右側領域とを有する。図2Aにおいて、部位Bは、境界線l上の点P5及びP13と、点P15とで囲まれる左側領域、及び境界線r上の点P6及びP14と、点P16とで囲まれる右側領域からなる。図2Bにおいて、部位Bは、境界線l上の点P11及びP13と、点P15とで囲まれる左側領域、及び境界線r上の点P12及びP14と、点P16とで囲まれる右側領域からなる。なお点P10は後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点であり、点P11は境界線lとウエストゴム部下端線L5との交点であり、点P12は境界線rとウエストゴム部下端線L5との交点である。
本開示で、「上下方向」とは後中心線L2と平行の方向を意味し、「左右方向」とは該上下方向と垂直の方向を意味し、「バイアス方向」とは該上下方向及び該左右方向に対して45°をなす方向(図1A中の矢印aの方向)を意味する。
領域R1のうち、部位Aは、バイアス方向の伸長応力が相対的に小さい(すなわち伸長性が相対的に高い)ことにより、良好な皮膚追随性による優れた動作性に寄与する。一方、部位Bは、バイアス方向の伸長応力が相対的に大きい(すなわち伸長性が相対的に低い)ことにより、伸び止め部として機能し、腰部の良好な着圧の維持に寄与する。このような部位Aと部位Bとの共存により、本実施形態のボトム製品は、良好な皮膚追随性による動作性と良好なずれ抑制特性とを併せ持つことができる。一態様において、部位Aと部位Bとの共存は、腹部の着圧を過度に増大させることなく腰部の良好な着圧を得るという利点も与え得る。
部位Bは、良好な皮膚追随性による優れた動作性及び動作時のずれ抑制の観点から、着用者の脇部に対応する位置に設けられることが好ましい。典型的な態様において、部位Bは左右で対をなす(すなわち左右対称の)形状を有する。図2A及び2Bを参照し、一態様において、部位Aは、ボトム上端線L1又はウエストゴム部Wに接しており、一態様において、部位Bは、境界線l及びr(すなわち脇線)をそれぞれ通る左側領域及び右側領域を有する。
一態様において、部位Bは、図2A及び2Bに示すように、ボトム製品2A,2Bにおける部位Aと部位Bとの境界線が、境界線lと後中心線L2との間の領域及び境界線rと後中心線L2との間の領域を通る(すなわち、着用者脇部に対応する位置において部位Aが部位Bで切り欠かれた形状を有する)ように配置される。このような形態は、部位Aと部位Bとの共存による、良好な皮膚追随性による優れた動作性と良好なずれ抑制特性との両立という利点が一層良好に得られる。
一態様において、部位Bの左側領域及び右側領域は、着用者の左脇部及び右脇部にそれぞれ沿って縦長形状にて(すなわち上下方向最大寸法が左右方向最大寸法よりも大きい形状にて)延在している。一態様において、部位Bは、例えば図2A及び2Bに示すように三角形形状であってよい。別の態様において、部位Bは、円形や楕円形形状であってよい。
領域R1における部位Aの比率は、良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、50面積%以上であり、好ましくは60面積%以上、より好ましくは70面積%以上である。領域R1における部位Aの比率は、腰部の良好な着圧の維持の観点から、95面積%以下であり、好ましくは93面積%以下、より好ましくは90面積%以下である。
部位Aのバイアス方向の80%伸長応力は、腰部の良好な着圧の維持の観点から、好ましくは100cN/25mm以上、より好ましくは130cN/25mm以上、更に好ましくは150cN/25mm以上であり、良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは500cN/25mm以下、より好ましくは450cN/25mm以下、更に好ましくは400cN/25mm以下である。
部位Aの上下方向の80%伸長応力は、好ましくは、100cN/25mm以上、より好ましくは130cN/25mm以上、更に好ましくは150cN/25mm以上であり、好ましくは500cN/25mm以下、より好ましくは450cN/25mm以下、更に好ましくは400cN/25mm以下である。
部位Aの左右方向の80%伸長応力は、好ましくは、200cN/25mm以上、より好ましくは250cN/25mm以上、更に好ましくは300cN/25mm以上であり、好ましくは、好ましくは700cN/25mm以下、より好ましくは600cN/25mm以下、更に好ましくは500cN/25mm以下である。
部位Bのバイアス方向の80%伸長応力は、好ましくは200cN/25mm以上、より好ましくは300cN/25mm以上、更に好ましくは400cN/25mm以上であり、好ましくは1000cN/25mm以下、より好ましくは900cN/25mm以下、更に好ましくは800cN/25mm以下である。
部位Bの上下方向の80%伸長応力は、好ましくは、200cN/25mm以上、より好ましくは300cN/25mm以上、更に好ましくは350cN/25mm以上であり、好ましくは、好ましくは700cN/25mm以下、より好ましくは600cN/25mm以下、更に好ましくは500cN/25mm以下である。
部位Bの左右方向の80%伸長応力は、好ましくは、300cN/25mm以上、より好ましくは400cN/25mm以上、更に好ましくは500cN/25mm以上であり、好ましくは、好ましくは1200cN/25mm以下、より好ましくは1100cN/25mm以下、更に好ましくは1000cN/25mm以下である。
部位Aのバイアス方向の80%伸長応力S1と、部位Bのバイアス方向の80%伸長応力S2との比S1/S2は、腰部の良好な着圧を維持する観点から、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.35以上、更に好ましくは0.4以上であり、良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.88以下、更に好ましくは0.85以下である。
ウエストゴム部の左右方向の80%伸長応力は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは300cN/25mm以上、より好ましくは400cN/25mm以上、更に好ましくは500cN/25mm以上であり、着用快適性の低下を防止する観点から、好ましくは1200cN/25mm以下、より好ましくは1100cN/25mm以下、更に好ましくは1000cN/25mm以下である。
ウエストゴム部の左右方向の80%伸長応力は、より良好なずれ抑制効果を得る観点から、部位Aの左右方向の80%伸長応力に対して、好ましくは1.5倍以上、より好ましくは1.8倍以上、更に好ましくは2.0倍以上であり、良好な着用快適性を得る観点から、好ましくは6.0倍以下、より好ましくは5.5倍以下、更に好ましくは5.0倍以下である。
図3A及び3Bを参照し、一態様において、ボトム製品3A,3Bの後中心線L2上のP1とP4との中点をP7、P7から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L4と境界線lとの交点をP8、左右線L4と境界線rとの交点をP9としたときに、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L4、境界線rで囲まれる領域R2のうち部位Aの比率は、好ましくは50〜95面積%である。領域R2は、動作時の皮膚の伸長が特に大きい部位に対応する。領域R2内の部位Aの比率を50面積%以上とすることは、良好な皮膚追随性による動作性の一層の向上に有利である。領域R2における部位Aの比率は、より好ましくは55面積%以上、更に好ましくは60面積%以上、特に好ましくは65面積%以上である。領域R2における部位Aの比率は、領域R2内に部位Bを存在させることによって良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは95面積%以下、より好ましくは93面積%以下、更に好ましくは90面積%以下である。
図4A及び4Bを参照し、一態様において、ボトム製品4A,4Bは、部位Aよりも左右方向の80%伸長応力が大きい部位Cを有する。この態様において、ボトム製品は、下記(1)又は(2):
(1)図4Aを参照し、ボトム製品4Aがウエストゴム部を有さず、部位Cが、P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分P4−P19を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
(2)図4Bを参照し、ボトム製品4Bがウエストゴム部Wを有し、部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分P10−P19を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
を満たす。典型的な態様において、部位Cは、後中心線L2を挟んで左右対称の形状を有する。
一態様において、部位Cは、ボトム製品上端線L1上の点P17及びP18と点P19とで囲まれるような三角形の領域であってよく、一態様において、ウエストゴム部下端線L5上の点P20及びP21と点P19とで囲まれるような三角形形状であってよい。別の態様において、部位Cは、円形や四角形等の形状であってよい。
部位Cの存在は、ずれ抑制特性の一層の向上に有利である。図14を参照し、部位Cは、図14中の部位II(すなわち、皮膚の伸長が少ない部位)に対応するように、ボトム製品の上部中央に配置される。ボトム製品において、部位Cの伸長応力を比較的大きくすることは、ボトム製品の皮膚追随性による動作性の低下を伴わずに、腰部の良好な着圧の確保によるずれ抑制効果を得る観点から有利である。
ボトム製品がウエストゴム部を有さない態様において、部位Cの面積は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは5cm2以上、より好ましくは6.0cm2以上、更に好ましくは7.0cm2以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは20.0cm2以下、より好ましくは19.0cm2以下、更に好ましくは18.0cm2以下である。
ボトム製品がウエストゴム部を有さない態様において、領域R1に対する部位Cの面積比率は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは、1.0面積%以上、又は2.0面積%以上、又は3.0面積%以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは、10.0面積%以下、又は9.0面積%以下、又は8.0面積%以下である。また領域R2に対する部位Cの面積比率は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは、1.0面積%以上、又は2.0面積%以上、又は3.0面積%以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは、8.0面積%以下、又は7.0面積%以下、又は6.0面積%以下である。
一方、ボトム製品がウエストゴム部を有する態様において、部位Cの面積は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは1.0cm2以上、より好ましくは2.0cm2以上、更に好ましくは3.0cm2以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは16cm2以下、より好ましくは15cm2以下、更に好ましくは14cm2以下である。ウエストゴム部は、通常、左右方向の伸長応力が比較的大きくなるように構成されているため、ウエストゴム部が存在する場合の部位Cの面積は、ウエストゴム部が存在しない場合と比べて小さくてよい。
ボトム製品がウエストゴム部を有する態様において、領域R1に対する部位Cの面積比率は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは、0.5面積%以上、又は1.0面積%以上、又は1.5面積%以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは、15.0面積%以下、又は13.0面積%以下、又は11.0面積%以下である。また領域R2に対する部位Cの面積比率は、良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは、0.5面積%以上、又は1.0面積%以上、又は1.5面積%以上であり、ボトム製品の良好な皮膚追随性による優れた動作性を得る観点から、好ましくは、15.0面積%以下、又は14.0面積%以下、又は13.0面積%以下である。
部位Aの左右方向の80%伸長応力E1に対する部位Cの左右方向の80%伸長応力E2の比E2/E1は、部位Cの存在による良好なずれ抑制効果を得る観点から、好ましくは1超、より好ましくは1.3以上、更に好ましくは1.5以上であり、部位Cの伸長応力が相対的に大きすぎることによる着用快適性の低下を防止する観点から、好ましくは10.0以下、より好ましくは9.0以下、更に好ましくは8.0以下である。
図5A及び5Bを参照し、好ましい態様に係るボトム製品5A,5Bにおいて、領域R1は、
全体が領域R2内に含まれており、かつ境界線l及びrから離間されている部位Cと、
部位Cに隣接し、境界線l及びrを含まず、かつ部位Cよりも左右方向の80%伸長応力が小さい部位Aと、
部位Aに隣接しかつ部位Cに隣接せず、境界線l及びrを含み、部位Aよりもバイアス方向の80%伸長応力が大きい部位Bと、
を有する。この態様において、ボトム製品は、下記(1)又は(2):
(1)図5Aを参照し、ボトム製品5Aがウエストゴム部を有さず、部位Cが、P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
(2)図5Bを参照し、ボトム製品5Bがウエストゴム部Wを有し、部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
を満たす。
上記のような配置で部位A、B及びCが存在することで、図14中の部位II(すなわち、皮膚の伸長が少ない部位)に対応する部位に左右方向伸長応力が比較的大きい部位Cが存在し、脇部にバイアス方向伸長応力が比較的大きい部位Bが存在し、かつ部位Bと部位Cとの間の、図14中の部位I(すなわち、皮膚の伸長が大きい部位)に対応する部位に、左右方向伸長応力及びバイアス方向伸長応力が比較的小さい部位Aが存在することになり、ボトム製品の皮膚追随性による動作性の低下を伴わずに、腰部の良好な着圧の確保によってずれを抑制するという利点が一層顕著に得られる。
ボトム製品を構成する布帛は、所望及び目的に応じて適宜選択でき、編地又は織地であってよく、典型的には編地であり、より典型的には経編地であってよい。経編地は、ジャガード編地、シングルトリコット編地等であってよく、好ましくは非弾性糸と弾性糸との組合せで編成されてなる編地である。非弾性糸としては、ナイロン等が好適であり、弾性糸としては、ポリウレタン弾性糸等が好適である。ウエストゴム部は、本体布帛と、これに固定(例えば縫着、接着等により)されたゴム部品とで構成されてよい。ゴム部品は、当業者に一般的なものであってよい。
部位A、B及びCを構成する布帛は、各々単層又は複層であってよい。部位A及びB並びに任意の部位Cの形成は、(1)単独の編地において編組織の制御等によって伸長応力を部位間で異ならせる方法、(2)本体布帛に当該本体布帛よりも伸長応力が大きい別布を積層すること等によって布帛の層構成を部位間で異ならせ、例えば本体布帛のみの部分を部位A、積層部分を部位B及び任意の部位Cとする方法、等によって実現できる。上記のような方法を当業者の技術常識に従って適宜選択することで布帛の伸長応力を任意に制御できる。
本実施形態のボトム製品において、前布の構成に特段の限定はない。例えば、部位Aを構成する布帛と同様の特性を有する布帛(例えば部位Aとバイアス方向80%伸長応力が同様の布帛)を用いて前布を構成してよい。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、実施例及び比較例における各種測定は下記の手順で行った。
(1)80%伸長応力
ボトム製品より切り出した生地の伸長応力は次の方法により測定した。
バイアス方向の80%伸長応力測定に供するサンプルとして、製品のタテ方向に対し、斜め45度が伸長方向となるようにサンプルを作製した。また、左右方向の80%伸長応力測定に供するサンプルとして、製品のヨコ方向が伸長方向となるようにサンプルを作製した。なお、各サンプルの大きさ及び測定条件を以下に示す。
試料の大きさ:長さ100mm(把持部を除く)、幅25mm
引張り試験機:テンシロン引張り試験機((株)オリエンテック製 RTC−1210A)
初荷重:0.1N
引張り速度:300mm/min
引張り長及び測定:80%伸長まで伸長し、伸長後同じ速度で元の長さに戻し(回復させ)、この条件で伸長、回復を計3回繰り返し、3回目の80%伸長時の伸長応力値を求めた。
製品形態の都合などで把持長100mmを確保できない場合は50mmの把持長で行った。また、把持長50mmを確保できない場合は、確保できる把持長にてサンプリングを行った。また、幅が25mmを確保できない場合は、確保できる幅にてサンプリングを行い、以下の式によって、25mm当たりの荷重に換算した。
伸長応力[cN]=測定応力[cN]×(25[mm]/測定時のサンプル幅[mm])
(2)領域R1及びR2の部位Aの面積率
ボトムにおいて、領域R1及びR2を求め、バイアス方向の80%伸長応力が最も小さい生地によって構成されている部位を部位Aとし、領域R1及びR2内における前記部位Aの面積比率を下記式にて算出した。
領域R1における部位Aの面積比率[%]=(領域R1中の部位Aの面積[cm2]/領域R1の面積[cm2])×100
領域R2における部位Aの面積比率[%]=(領域R2中の部位Aの面積[cm2]/領域R2の面積[cm2])×100
(3)着圧測定
標準体型のMサイズのマネキンにおいて、腹部3点(へそ下3cm及びへそ下3cmから左右に5cm平行移動した各点)及び、背面2点(稜上線と背中心を結ぶ点から左右に7cm平行移動した各点)にエーエムアイ・テクノ社製着圧測定器AMI−3037−10に接続したエアパックを貼付け、本実施形態のボトム衣料のMサイズを着用させた時の着圧(kPa)を、脱着を3回繰り返し測定し、その平均を求めた。なお、腹部の着圧としては、腹部3点の平均値、背面の着圧としては、背面2点の平均値をそれぞれ腹部着圧及び背部着圧として算出した。
(4)ズレ量測定
20歳〜50歳の被験者5名にボトム製品を着用させ、高さ30cmの長方形の台を被験者のつま先から前方10cmの場所に置き、前記台に手をつくように前屈動作を実施した。被験者には、着用時の背面のボトム製品上端線の位置をマーカーペンにて肌に記入し、その点を着用初期位置とした。
その後、前屈している途中(手をついている際)に、ボトム製品上端線のうち上記着用初期位置から臀部側へ最もズレ下がっている点の上記着用初期位置からのズレ長さをメジャーにて測定し、前屈時ズレ量とした。また、前屈後、立位状態に戻った際に、ボトム製品上端線のうち上記着用初期位置から臀部側へ最もズレ下がっている点の上記着用初期位置からのズレ長さをメジャーにて測定し、戻り時ズレ量とした。
各被験者は、2度同じ動作をし、ズレ量を測定してその平均値を算出した。なお、2度目の測定時には、ボトム製品を初期位置まで履きなおさせた状態で、2度目の測定を実施した。
(5)着用感
フィット感、動作性、補正感、着脱のしやすさ、ずれ感、及び快適感について、被験者5名にて以下の基準で評価し、5名の平均値を算出した。
<フィット感>
5:非常に体にフィットする
4:かなり体にフィットする
3:体にフィットする
2:体にフィットしづらい
1:体にフィットしない
<動作性>
5:動作によく追随し、非常に動きやすい
4:動作に追随し、動きやすい
3:どちらともいえない
2:動作にやや追随しにくく、やや動きにくい
1:動作に追随しにくく、非常に動きにくい
<補正感>
5:非常に補正を感じる
4:やや補正を感じる
3:どちらともいえない
2:やや緩く感じる
1:非常に緩く感じる
<着脱のしやすさ>
5:非常に着脱しやすい
4:着脱しやすい
3:どちらともいえない
2:やや着脱しにくい
1:非常に着脱しにくい
<ずれ感>
5:非常にずれにくい
4:ずれにくい
3:どちらともいえない
2:ややずれやすい
1:非常にずれやすい
<快適感>
5:非常に快適
4:快適
3:どちらともいえない
2:やや不快
1:非常に不快
[実施例1]
図6Aは、実施例1で作製したボトム製品6(ガードル)の後布の寸法を説明する模式図である。図6A中、d1=40.0cm、d2=25.5cm、d3=22.0cm、d4=17.0cm、d5=17.0cmであり、これらは一般的なMサイズのガードルに対応する寸法である。図6Bは、実施例1で作製したボトム製品6(ガードル)の後布を示す模式図である。
28ゲージのジャカードラッシェル機(4枚筬(GB1〜GB4)を備える。以下ジャカードラッシェル機について同様。)を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸310dtex/36fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。得られた生機はヨコ方向に繰り返しパターンを有しており、ヨコ方向における繰り返しパターンの1つの幅が生機の状態で45cmとなるよう作製した。編成後、リラックス、プレセット、染色を経て、仕上げの熱セットを行い、編地を作製した。なお、本編地では、部位A、部位B、及び部位Cに対応する領域を同一の編地内(すなわち1枚もの)で配するように編地を作製した。別途、幅1cmのウエストゴムを準備した。
上記で得た編地及びウエストゴム、並びに図6Aに示す一般的なMサイズに対応する型紙を用いて、幅w1が1cmのウエストゴムが縫着されたガードルを作製した。部位Bは、上下長(すなわち境界線l上のP11−P13間の長さ及び境界線r上のP12−P14間の長さ、以下実施例について同様。)が各々21.0cm、左右長(すなわち境界線lと点P15との距離及び境界線rと点P16との距離、以下実施例について同様。)が各々2.5cmの三角形形状である。部位Cは、左右長(すなわちウエストゴム部下端線L5上のP20−P21間の長さ、以下実施例について同様。)が3.57cm、上下長(すなわちウエストゴム部下端線L5と後中心線L2上の点P19との距離、以下実施例について同様。)が2.5cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長5.0cm、かつ上下長3.5cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例2]
部位Aのみの領域で、部位B、Cを設けない以外は、実施例1と同様に編地を作製し、加工を実施した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いてガードルを作製し、背面が図6Bの配置となるよう部位B及び部位Cに対応する部分に28ゲージで作製したトリコットの生地をボンディングにて貼り付けることで、部位B及び部位Cを形成し、幅w1が1cmのウエストゴムを縫着した。部位B及びCの形状及び寸法は実施例1と同じである。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例3]
編地加工時の条件を変更することで編地の伸長応力を変えた以外は、実施例1と同様の条件で編地の作製及び着用試験を行った。
[実施例4]
28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸155dtex/18fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位B及び部位Cに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。別途、実施例1と同じウエストゴムを準備した。
上記で得た編地及びウエストゴム、並びに図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いて、幅w1が1cmのウエストゴムが縫着されたガードルを作製した。部位Bは、上下長が各々21.5cm、左右長が各々6.5cmの三角形形状である。部位Cは、左右長が3.57cm、上下長が2.5cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長5.0cm、かつ上下長3.5cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例5]
28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸310dtex/36fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位B及び部位Cに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。別途、実施例1と同じウエストゴムを準備した。
上記で得た編地及びウエストゴム、並びに一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いて、幅1.0cmのウエストゴムが縫着されたガードルを作製した。部位Bは、上下長が各々22.5cm、左右長が各々5.0cmの三角形形状である。部位Cは、左右長が3.75cm、上下長が3.0cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長5.0cm、かつ上下長4.0cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例6]
28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸155dtex/18fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位B及び部位Cに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。別途、実施例1と同じウエストゴムを準備した。
上記で得た編地及びウエストゴム、並びに図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いて、幅w1が1.0cmのウエストゴムが縫着されたガードルを作製した。部位Bは、上下長が各々21.5cm、左右長が各々6.5cmの三角形形状である。部位Cは、左右長が5.25cm、上下長が7.0cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長6.0cm、かつ上下長8.0cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例7]
28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸155dtex/18fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位B及び部位Cに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。別途、実施例1と同じウエストゴムを準備した。
上記で得た編地及びウエストゴム、並びに図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いて、幅w1が1.0cmのウエストゴムが縫着されたガードルを作製した。部位Bは、上下長が各々22.0cm、左右長が各々2.5cmの三角形形状である。部位Cは、左右長が3.57cm、上下長が2.5cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長5.0cm、かつ上下長3.5cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例8]
28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸310dtex/36fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。なお、本編地では、部位Aに対応する領域のみで編地を作製した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用いてガードルを作製し、背面が図6Bの配置となるよう部位B及び部位Cに対応する部分に28ゲージで作製したサテンネットの生地をボンディングにて貼り付けることで、部位B及び部位Cを形成し、幅w1が1.0cmの実施例1と同じウエストゴムを縫着した。部位B及びCの形状及び寸法は実施例1と同じである。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例9]
部位Cを配さない他は実施例1と同様にガードルを作製し、着用試験を実施した。
[実施例10]
部位Cを左右長2.0cm、上下長1.0cmの三角形形状とした他は実施例1と同様にガードルを作製し、着用試験を実施した。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長4.0cm、かつ上下長2.0cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[比較例1]
図7は、比較例1で作製したボトム製品7(ガードル)の後布を示す模式図である。28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸310dtex/36fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位Bに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用い、図7に示すような配置で部位B(b1=16.0cm、b2=17.5cm)を形成するとともに、ウエストゴム(w1=5.0cm、w2=8.0cmのゴム)を縫着してウエストゴム部Wを形成してガードルを作製し、着用試験を実施した。
[比較例2]
図8は、比較例2で作製したボトム製品8(ガードル)の後布を示す模式図である。28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸470dtex/56fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位A及び部位Bに対応する領域を同一の編地内で配するように編地を作製した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用い、図8に示すような配置で部位B(b1=9.0cm、b2=4.1cm、b3=9.5cm)を形成してガードルを作製し、着用試験を実施した。
[比較例3]
図9は、比較例3で作製したボトム製品9(ガードル)の後布を示す模式図である。28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸155dtex/18fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。
なお、本編地では、部位Aに対応する領域のみで編地を作製した。部位Bとしては、28ゲージのシングルトリコット編み機を用いて、フロント筬及びミドル筬に44dtex/36fのポリエステルフィラメントをそれぞれ1イン1アウトで通糸し、バック筬に44dtex/4fのポリウレタン弾性糸をフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、ミドルの組織を2−1/3−4/5−6/4−3バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1で編成した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用い、図9に示すような配置で部位B(b1=9.0cmの帯状)を形成(部位Bに対応する部分に上記の生地をボンディングにて貼り付け)してガードルを作製し、着用試験を実施した。
[比較例4]
図10は、比較例4で作製したボトム製品10(ガードル)の後布を示す模式図である。28ゲージのジャカードラッシェル機を用いて、地糸(GB1及びGB2)としてナイロン28dtex/12fを使用し、2方向の伸縮性を向上するための弾性糸として、第1弾性糸(GB3)としてポリウレタン弾性糸155dtex/18fを、第2弾性糸(GB4)としてポリウレタン弾性糸47dtex/4f(挿入糸として)を使用した。加工条件は、実施例1と同様の条件で実施した。なお、本編地では、部位Aに対応する領域のみで編地を作製した。
また、同編地より、図6Aに示す一般的なMサイズのガードルに対応する型紙を用い、図10に示すような、幅w1=1.0cmのウエストゴム部W(実施例1と同じゴムを縫着して形成した)を有するガードルを作製し、着用試験を実施した。
[実施例11]
図11Aは、実施例11で作製したボトム製品11(タイツ)の寸法を説明する模式図である。図11A中、d1=80.5cm、d2=30.5cm、d3=26.5cm、d4=20.0cm、d5=9.0cmであり、これらは一般的なMサイズのタイツに対応する寸法である。図11Bは、実施例11で作製したボトム製品11(タイツ)の後布を示す図である。
部位Aとして、32ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に33dtex/48fのポリエステルフィラメントを、バック筬に22dtex/2fのポリウレタン弾性糸をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1で編成し、生機を得た。その後、リラックス、プレセット、染色を経て、仕上げの熱セットを行い、編地を作製した。
部位B及び部位Cとしては、28ゲージのシングルトリコット編み機を用いて、フロント筬及びミドル筬に44dtex/36fのポリエステルフィラメントをそれぞれ1イン1アウトで通糸し、バック筬に44dtex/4fのポリウレタン弾性糸をフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、ミドルの組織を2−1/3−4/5−6/4−3バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1で編成し、生機を得た。その後、リラックス、プレセット、染色を経て、仕上げの熱セットを行い、編地を作製した。別途、幅3.0cmのウエストゴムを準備した。
部位Aの編地を図11Aに示す一般的なMサイズのタイツ形状とし、部位B及び部位Cの編地を上記タイツ形状の部位Aの編地上の既定の位置にボンディングにより貼り付け、幅w1=3.0cmのウエストゴムを縫着してタイツを作製し、着用試験を実施した。部位Bは、上下長が各々23.0cm、左右長が各々3.5cmの三角形形状である。部位Cは、左右長が2.50cm、上下長が3.0cmの三角形形状である。なお部位Cに対応する組織は、ボトム製品上端線L1上の左右長5.4cm、かつ上下長6.5cmにて三角形形状で配置したが、部位Cは、部位Cに対応する組織の配置部位からウエストゴム部を除いた部位である。作製したガードルを用いて着用試験を実施した。
[実施例12]
図12は、実施例12で作製したボトム製品12(タイツ)の後布を示す模式図である。実施例11のタイツにおいて、部位Cを設けないこと以外は実施例11と同様にしてタイツを作製した。
[比較例5]
図13は、比較例5で作製したボトム製品13(タイツ)の後布を示す図である。32ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に33dtex/48fのポリエステルフィラメントを、バック筬に22dtex/2fのポリウレタン弾性糸をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1で編成し、生機を得た。その後、リラックス、プレセット、染色を経て、仕上げの熱セットを行い、部位Aの編地を作製した。
なお、部位Bとしては、28ゲージのシングルトリコット編み機を用いて、フロント筬及びミドル筬に44dtex/36fのポリエステルフィラメントをそれぞれ1イン1アウトで通糸し、バック筬に44dtex/4fのポリウレタン弾性糸をフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、ミドルの組織を2−1/3−4/5−6/4−3バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1で編成した。
部位Aの編地を図11Aに示す一般的なMサイズのタイツ形状とし、部位Bの編地を上記タイツ形状の部位Aの編地上の既定の位置にボンディングにより貼り付け、部位B(b1=9.0cm)を形成してタイツを作製し、着用試験を実施した。
各ボトム製品の構成及び性能評価結果を表1に示す。
Figure 2020165003
本開示のボトム製品は、着圧下着、スポーツウエア、下肢向けの下着、及びオムツ等として好適である。
1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4B,5A,5B,6,7,8,9,10,11,12,13 ボトム製品
A,B,C 部位
l,r 境界線
L1 ボトム上端線
L2 後中心線
L3,L4 左右線
L5 ウエストゴム部下端線
R1,R2 領域
W ウエストゴム部
I 骨と皮膚との距離が大きく動作時に皮膚が大きく伸長する部位
II 骨と皮膚との距離が小さく動作時に皮膚が伸長しにくい部位

Claims (7)

  1. 着用者の少なくとも稜上平面から臀部下部の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有するボトム製品であって、
    前記ボトム製品が、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に帯状に延びるウエストゴム部を任意に有し、
    前記ボトム製品を、前中心線を含みかつ最大面積の領域で平面と接するように平面上に配置したときの、前記平面と接している部位を前布、前記平面と接していない部位を後布とし、前記前布と前記後布との左側の境界線を境界線lとし、前記前布と前記後布との右側の境界線を境界線rとし、前記後布の、股ぐり線下端P0から後中心線L2沿いに5cm上方の点をP1、P1から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L3と、境界線lとの交点をP2、左右線L3と境界線rとの交点をP3、ボトム上端線L1と後中心線L2との交点をP4、ボトム上端線L1と境界線lとの交点をP5、ボトム上端線L1と境界線rとの交点をP6としたときに、
    ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域R1のうち、バイアス方向の80%伸長応力が最も小さい部位を部位Aとしたときに、前記領域R1内において前記部位Aが50〜95面積%を占め、かつ、前記領域R1のうち任意の前記ウエストゴム部を除く領域内に、バイアス方向の80%伸長応力が前記部位Aよりも大きい部位Bが配置されており、前記部位Bは、後中心線L2を挟んで互いに離間された左側領域と右側領域とを有する、ボトム製品。
  2. 前記部位Aが、前記ボトム上端線L1又は前記ウエストゴム部に接しており、
    前記部位Bにおいて、前記左側領域が前記境界線lを含み、前記右側領域が前記境界線rを含む、請求項1に記載のボトム製品。
  3. 後中心線L2上のP1とP4との中点をP7、P7から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L4と境界線lとの交点をP8、左右線L4と境界線rとの交点をP9としたときに、
    ボトム上端線L1、境界線l、左右線L4、境界線rで囲まれる領域R2のうち前記部位Aの比率が50〜95面積%である、請求項1又は2に記載のボトム製品。
  4. 前記ボトム製品が、前記部位Aよりも左右方向の80%伸長応力が大きい部位Cを有し、
    下記(1)又は(2):
    (1)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有さず、前記部位Cが、前記P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
    (2)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有し、前記部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
    を満たす、請求項1〜3のいずれか一項に記載のボトム製品。
  5. 前記部位Aのバイアス方向の80%伸長応力S1が、100〜500cN/25mmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のボトム製品。
  6. 前記部位Aのバイアス方向の80%伸長応力S1と、前記部位Bのバイアス方向の80%伸長応力S2との比が、S1/S2=0.3〜0.9である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のボトム製品。
  7. 着用者の少なくとも稜上平面から臀部下部の少なくとも一部までの部位を覆うパンツ形状を有するボトム製品であって、
    前記ボトム製品が、ボトム上端線L1を含んでボトム製品周方向に帯状に延びるウエストゴム部を任意に有し、
    前記ボトム製品を、前中心線を含みかつ最大面積の領域で平面と接するように平面上に配置したときの、前記平面と接している部位を前布、前記平面と接していない部位を後布とし、前記前布と前記後布との左側の境界線を境界線lとし、前記前布と前記後布との右側の境界線を境界線rとし、前記後布の、股ぐり線下端P0から後中心線L2沿いに5cm上方の点をP1、P1から後中心線L2に対して垂直に左右方向に延びる左右線L3と、境界線lとの交点をP2、左右線L3と境界線rとの交点をP3、ボトム上端線L1と後中心線L2との交点をP4、ボトム上端線L1と境界線lとの交点をP5、ボトム上端線L1と境界線rとの交点をP6、後中心線L2上のP1とP4との中点をP7、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L3、境界線rで囲まれる領域を領域R1、ボトム上端線L1、境界線l、左右線L4、境界線rで囲まれる領域を領域R2としたときに、
    前記領域R1が、
    全体が領域R2内に含まれており、かつ境界線l及びrから離間されている部位Cと、
    前記部位Cに隣接し、境界線l及びrを含まず、かつ前記部位Cよりも左右方向の80%伸長応力が小さい部位Aと、
    前記部位Aに隣接しかつ前記部位Cに隣接せず、境界線l及びrを含み、前記部位Aよりもバイアス方向の80%伸長応力が大きい部位Bと、
    を有し、
    下記(1)又は(2):
    (1)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有さず、前記部位Cが、前記P4から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積5〜20cm2で広がる部位であること;又は
    (2)前記ボトム製品が前記ウエストゴム部を有し、前記部位Cが、後中心線L2とウエストゴム部下端線L5との交点P10から後中心線L2沿いに下側に延びる線分を含んで面積1〜16cm2で広がる部位であること;
    を満たす、ボトム製品。
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