JP2020164757A - 塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、内装材および輸送機器 - Google Patents

塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、内装材および輸送機器 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られた塩化ビニル樹脂成形体を成形し得る塩化ビニル樹脂組成物、かかる塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形された塩化ビニル樹脂成形体、この塩化ビニル樹脂成形体を備えた内装材および輸送機器を提供すること。【解決手段】本発明の塩化ビニル樹脂組成物は、ポリ塩化ビニル系樹脂と、アクリル系加工助剤と、酸化チタンとを含む塩化ビニル樹脂組成物であって、前記ポリ塩化ビニル系樹脂は、その塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下に調整されたものであり、前記アクリル系加工助剤は、その含有量がポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、7.0重量部以上30.0重量部以下であることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、内装材および輸送機器に関する。
例えば、特許文献1に示すように、自動車、バス、鉄道のような車両、船舶、航空機等の輸送機器の内装材、半導体装置の内装材、建築物等の内装材には、硬質塩化ビニル樹脂組成物を成形することで得られる成形体が適用されている。
かかる硬質塩化ビニル樹脂組成物は、加工性に優れ、さらに、得られる成形体が耐衝撃性、耐薬品性および難燃性等に優れることから、前記内装材として、好ましく用いられている。
このような内装材を、例えば、航空機のような輸送機器に適用した場合には、特に、難燃性と耐衝撃性との両立が図られることが求められている。
例えば、特許文献2では、硬質塩化ビニル樹脂組成物を、塩化ビニル系樹脂と、酸化チタンとを含有するものとし、さらに、塩化ビニル系樹脂に含まれる塩素濃度を調整することで、内装材の耐衝撃性を維持しつつ、難燃性の更なる向上を図ることが提案されている。
しかしながら、硬質塩化ビニル樹脂組成物を、特許文献2に記載のような構成とするだけでは、難燃性と耐衝撃性との両立が十分に図られているとは言えないのが実情であった。
特開2006−265373号公報 特開2000−80230号公報
本発明の目的は、優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られた塩化ビニル樹脂成形体を成形し得る塩化ビニル樹脂組成物、かかる塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形された塩化ビニル樹脂成形体、この塩化ビニル樹脂成形体を備えた内装材および輸送機器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(9)に記載の本発明により達成される。
(1) ポリ塩化ビニル系樹脂と、アクリル系加工助剤と、酸化チタンとを含む塩化ビニル樹脂組成物であって、
前記ポリ塩化ビニル系樹脂は、その塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下に調整されたものであり、
前記アクリル系加工助剤は、その含有量が前記ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、7.0重量部以上30.0重量部以下であることを特徴とする塩化ビニル樹脂組成物。
(2) 塩素濃度56.0%以上57.0%以下の塩化ビニル樹脂、塩素濃度62.0%以上69.0%以下の塩素化塩化ビニル樹脂を混合することで、前記ポリ塩化ビニル系樹脂の塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下の範囲内に調整される上記(1)に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
(3) 当該塩化ビニル樹脂組成物は、さらに、滑剤、安定剤を含む上記(1)または(2)に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
(4) 前記安定剤は、メチルスズ、ブチルスズおよびオクチルスズのうちの少なくとも1種を含む上記(3)に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
(5) 前記酸化チタンは、前記ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、1.0重量部以上8.0重量部以下の含有量で含まれる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の塩化ビニル樹脂組成物。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形されたことを特徴とする塩化ビニル樹脂成形体。
(7) 上記(6)に記載の塩化ビニル樹脂成形体を備えることを特徴とする内装材。
(8) 当該内装材は、輸送機器用である上記(7)に記載の内装材。
(9) 上記(8)に記載の内装材を備えることを特徴とする輸送機器。
本発明によれば、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体を、優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られたものとして成形し得る。また、この塩化ビニル樹脂成形体を備える内装材および輸送機器をも、優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られたものすることができる。
本発明の塩化ビニル樹脂成形体の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す塩化ビニル樹脂成形体を製造する製造装置の側面図である。
以下、本発明の塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、内装材および輸送機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<塩化ビニル樹脂成形体>
本発明の塩化ビニル樹脂組成物は、ポリ塩化ビニル系樹脂と、アクリル系加工助剤と、酸化チタンとを含むものであって、前記ポリ塩化ビニル系樹脂は、その塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下に調整されたものであり、前記アクリル系加工助剤は、その含有量がポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、7.0重量部以上30.0重量部以下であることを特徴とする。
本発明によれば、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1を、優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られたものとして成形することができる。
以下、本発明の塩化ビニル樹脂組成物を、ポリ塩化ビニル系樹脂と、補強剤と、加工助剤と、酸化チタンと、安定剤と、滑剤と、難燃剤と、顔料とを含有するものに適用し、さらに、本発明の塩化ビニル樹脂組成物を用いて、平板状(シート状)をなす、塩化ビニル樹脂成形体1を成形した場合を一例に説明する。
図1は、本発明の塩化ビニル樹脂成形体の実施形態を示す縦断面図である。
なお、図1では、上側を「上方」または「上」と言い、下側を「下方」または「下」とも言う。
<<ポリ塩化ビニル系樹脂>>
ポリ塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル樹脂成形体を形成するための塩化ビニル樹脂組成物に、その主材料として含まれる。
このポリ塩化ビニル系樹脂における塩素濃度率(塩素化度)は、本発明では、58.0%以上64.5%以下に設定され、好ましくは60.0%以上63.0%以下に設定される。これにより、塩化ビニル樹脂組成物の難燃性の向上を図ること、特に燃焼性効果をより確実に得ることができる。
また、ポリ塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル樹脂組成物に含まれるポリ塩化ビニル系樹脂の全体としての塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下に設定されていれば、塩化ビニル樹脂組成物に含まれるポリ塩化ビニル系樹脂における単独重合体の塩素濃度率すなわち塩素化度は、特に限定されないが、塩素濃度56.0%以上57.0%以下の塩化ビニル樹脂と、62.0%以上69.0%以下の塩素化塩化ビニル樹脂とを含むものであることが好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂の塩素濃度率を比較的容易に58.0%以上64.5%以下の範囲内に調整することができる。
ポリ塩化ビニル系樹脂は、−CH−CHCl−で表される基を繰り返し単位として、複数有するポリマーであり、具体的には、塩化ビニルの単独重合体、塩化ビニルと共重合可能なビニル系単量体(重合性モノマー)との共重合体が挙げられ、また、塩素化塩化ビニル樹脂すなわち後塩素化塩化ビニル重合体も含まれ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、塩化ビニルと共重合可能なビニル系単量体との共重合体としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−アクリル共重合体等が挙げられる。
また、ポリ塩化ビニル系樹脂は、数平均重合度が400以上1200以下のものであるのが好ましく、500以上1000以下のものであるのがより好ましい。数平均重合度が前記上限値を超えると、他の構成材料との組み合わせ等によっては、可塑剤を添加しないと加工性が悪く、そのために可塑剤を多量に添加すると柔軟温度の低下をもたらすおそれがある。一方、平均重合度が前記下限値より低くなると、他の構成材料との組み合わせ等によっては、成形された塩化ビニル樹脂組成物の耐熱性が低下するおそれがある。
<<加工助剤>>
加工助剤は、塩化ビニル樹脂組成物を用いた塩化ビニル樹脂成形体1の成形時における成形性の向上を図るために、塩化ビニル樹脂組成物に含まれるものであり、本発明では、この加工助剤として、アクリル系加工助剤が用いられる。アクリル系加工助剤を用いることで、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形された塩化ビニル樹脂成形体1の耐衝撃性の向上を図ることができる。
このアクリル系加工助剤の含有量は、本発明では、主材料であるポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、7.0重量部以上30.0重量部以下に設定され、好ましくは8.0重量部以上24.0重量部以下、より好ましくは10.0重量部以上19.0重量部以下に設定される。これにより、塩化ビニル樹脂成形体1の成形時における成形性を確実に高めることができるとともに、成形された塩化ビニル樹脂成形体1の耐衝撃性の向上を確実に図ることができる。
このアクリル系加工助剤としては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート・ブチルアクリレート共重合体等のアクリル酸エステルの高分子量共重合体、およびメチルメタアクリレートとアクリル酸エステルとの共重合体等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、アクリル系加工助剤の重量平均分子量は、1.0×10以上5.0×10以下のものであるのが好ましく、1.0×10以上2.0×10以下のものであるのがより好ましい。
なお、塩化ビニル樹脂組成物に対して、加工助剤として、アクリル系加工助剤が含まれていればよく、塩化ビニル樹脂組成物には、アクリル系加工助剤以外の他の加工助剤が含まれていてもよい。
<<酸化チタン>>
酸化チタンは、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形された塩化ビニル樹脂成形体1に、耐薬品性を付与するとともに、耐燃焼性の向上を図るために塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この酸化チタンとしては、アナターゼ型、ルチル型の酸化チタンのいずれでもよいが、塩化ビニル樹脂成形体1における酸化チタンの光安定性の面でルチル型の酸化チタンが好ましい。
酸化チタンの含有量は、主材料であるポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、1.0重量部以上8.0重量部以下であるのが好ましく、3.0重量部以上7.0重量部以下であるのがより好ましい。これにより、成形された塩化ビニル樹脂成形体1を、特に優れた耐衝撃性と耐燃焼性のバランスを有するものとすることができる。
<<補強剤>>
補強剤は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1の主として耐衝撃性の向上を図るため、さらには、塩化ビニル樹脂成形体1の成形時における成形性の向上を図るために塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この補強剤としては、例えば、塩素化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、多成分アクリルゴム系樹脂等が挙げられ、中でも、多成分アクリルゴム系樹脂が好ましく用いられる。これにより、塩化ビニル樹脂成形体1をより優れた耐久性を備えるものとし得る。
多成分アクリルゴム系樹脂(アクリル系ポリマー)としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチルのようなアクリル酸エステルを主体として、これらのモノマーと、2−クロロエチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、アクリル酸、スチレン、アクリロニトリル、ブタジエン等との共重合体であり、例えば、鐘淵化学社製「カネエースFM」、呉羽化学社製「クレハKM−334」等が挙げられる。
また、多成分アクリルゴム系樹脂の重量平均分子量は、1.0×10以上1.0×10以下のものであるのが好ましく、1.0×10以上7.0×10以下のものであるのがより好ましい。
多成分アクリルゴム系樹脂の含有量は、主材料であるポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、5.0重量部以上20.0重量部以下であるのが好ましく、7.0重量部以上14.0重量部以下であるのがより好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂組成物の耐衝撃性を確実に高めることができる。
なお、塩化ビニル樹脂組成物に対する、補強剤の添加は、塩化ビニル樹脂組成物を適用する内装材に求められる耐衝撃性に応じて、省略することもできる。
<<安定剤>>
安定剤は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1の熱や光による分解や着色を抑制するために、塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この安定剤としては、特に限定されず、例えば、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウムのような金属石鹸、モノブチルスズ・トリメチルマレート、ジブチルスズ・ジラウレート、ジブチルスズマレート、ジブチルスズメルカプタイドまたはこれらの金属塩のような有機スズ系化合物、三塩基性硫酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛のような鉛系安定剤等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができるが、中でも、メチルスズ、ブチルスズおよびオクチルスズであることが好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂組成物を用いて塩化ビニル樹脂成形体1を成形する際に、塩化ビニル樹脂成形体1における安定剤の分散性の向上を図ることができる。
安定剤の含有量は、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上10.0重量部以下であることが好ましく、0.5重量部以上5.0重量部以下であることがより好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂成形体1の機械的強度を維持しつつ、塩化ビニル樹脂成形体1の熱や光に対する安定性を図ることができる。
なお、塩化ビニル樹脂組成物に対する、安定剤の添加は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1を適用する内装材の用途に応じて、省略することもできる。
<<滑剤>>
滑剤は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1の成形時において、金型やローラー等に対して優れた滑り性を発揮させて、成形性の向上を図るために、塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この滑剤としては、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン酸、モンタン酸のような脂肪族モノカルボン酸(好ましくは炭素数16以上の脂肪族モノカルボン酸)およびこれらの金属塩等の誘導体、金属石鹸類、カルナバワックス、キャンデリアワックスのような天然ワックス類、パラフィンワックスのような石油系ワックス類、酸化ポリエチレンワックスのような合成ワックス類等が挙げられ、これらのうちの、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、脂肪族モノカルボン酸の金属塩における金属としては、例えば、カルシウム、バリウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛等が挙げられる。
滑剤の含有量は、上述した滑剤の種類によっても若干異なるが、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上7.00重量部以下であるのが好ましく、0.30重量部以上5.00重量部以下であるのがより好ましい。これにより、上述した効果を確実に発揮させることができる。
なお、塩化ビニル樹脂組成物に対する、滑剤の添加は、塩化ビニル樹脂組成物に含まれる構成材料の組み合わせ等によっては、省略することもできる。
<<難燃剤>>
難燃剤は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1に難燃性を付与して、塩化ビニル樹脂成形体1の燃焼を抑制して、その安全性の向上を図るために、塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この難燃剤としては、三酸化アンチモンのようなアンチモン系化合物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムのような金属水酸化物、クレジルジフェニルホスフェート、トリスクロロエチルフォスフェート、トリスクロロプロピルフォスフェート、トリスジクロロプロピルフォスフェートのようなリン系化合物、メラミン系化合物、グアニジン系化合物のような窒素含有化合物、塩素化パラフィンのようなハロゲン系化合物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
難燃剤の含有量は、上述した難燃剤の種類によっても若干異なるが、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上20.0重量部以下であるのが好ましく、0.5重量部以上8.0重量部以下であるのがより好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂組成物に対して確実に優れた難燃性を付与することができる。
なお、塩化ビニル樹脂組成物に対する、難燃剤の添加は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1を適用する内装材の用途に応じて、すなわち、塩化ビニル樹脂成形体1に求められる難燃特性に応じて、省略することもできる。
<<顔料>>
顔料は、塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1における色材として、塩化ビニル樹脂組成物に含まれる。
この顔料としては、要求される着色(色調)に応じて選択され、例えば、カーボンブラックの他、アゾ系、ベンズイミダゾロン系、ジアリライド系、キナクリドン系、イソインドリノン系、バット系、フタロシアニン系、ジオキサン系等の有機顔料や、チタンイエロー、黄鉛等の無機顔料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
顔料の含有量は、要求される着色(色調)に応じて設定されるが、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.01重量部以上8.00重量部以下であるのが好ましく、0.05重量部以上6.00重量部以下であるのがより好ましい。これにより、上述した効果を確実に発揮させることができる。
また、塩化ビニル樹脂組成物に対する、顔料の添加は、塩化ビニル樹脂成形体1に対して、着色する必要がない場合、省略することもできる。
また、塩化ビニル樹脂組成物は、上述した、ポリ塩化ビニル系樹脂、補強剤、加工助剤、安定剤、滑剤、難燃剤ならびに顔料の他に、例えば、紫外線吸収剤、可塑剤、帯電防止剤、酸化防止剤等を含んでいてもよい。
以上のような塩化ビニル樹脂組成物を用いて、図1に示すような、平板状(シート状)をなす塩化ビニル樹脂成形体1を成形する場合、この塩化ビニル樹脂成形体1の厚さは、好ましくは0.5mm以上8.0mm以下、より好ましくは1.0mm以上5.0mm以下に設定される。塩化ビニル樹脂成形体1の厚さがかかる範囲内に設定されることで、塩化ビニル樹脂成形体1の軽量化を図りつつ、優れた強度を有する塩化ビニル樹脂成形体1とすることができる。
また、上記のような塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1は、具体的には、以下に示すような難燃性および耐衝撃性を示すことが好ましい。
すなわち、ASTM E906に規定されたヒートリリース試験に準拠して、塩化ビニル樹脂成形体1を燃焼させた際に、塩化ビニル樹脂成形体1の着火から5分以内で測定された最大発熱速度が150kW/m以下であることが好ましく、100kW/m以下であることがより好ましい。
さらに、塩化ビニル樹脂成形体1の着火から2分間における総発熱量が40MJ/m以下であることが好ましく、30MJ/m以下であることがより好ましい。
前記最大発熱速度および前記総発熱量が、それぞれ、前述した数値以下であることにより、塩化ビニル樹脂成形体1を優れた難燃性を示すものと言うことができる。
また、ASTM E662に規定された発煙性試験、すなわち、NBSスモークチャンバーを用いた燃焼時の発煙濃度試験は、4.0分間の燃焼時における発煙濃度(Ds)が200以下であることが好ましく、150以下であることがより好ましい。発煙濃度(Ds)がかかる数値以下であることにより、塩化ビニル樹脂成形体1は、煙の発生が抑制されているものであると言うことができる。
さらに、塩化ビニル樹脂成形体1の衝撃値が70J/m以上であることが好ましく、90J/m以上であることがより好ましく、100J/m以上であることがさらに好ましく、120J/m以上であることが特に好ましい。これにより、塩化ビニル樹脂成形体1を優れた耐衝撃性を示すものであると言うことができる。
以上のような塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形される塩化ビニル樹脂成形体1は、例えば、以下に示す塩化ビニル樹脂成形体の製造方法を適用して製造される。
<塩化ビニル樹脂成形体の製造方法>
まず、塩化ビニル樹脂成形体の製造方法を説明するのに先立って、塩化ビニル樹脂成形体1の製造に用いる製造装置10について説明する。
図2は、図1に示す塩化ビニル樹脂成形体を製造する製造装置の側面図である。
なお、図2では、上側を「上方」または「上」と言い、下側を「下方」または「下」とも言う。また、図2では、一部を誇張して図示しており、実際の寸法とは大きく異なる。
図1に示す平板状をなす塩化ビニル樹脂成形体1は、製造装置10を用いて、本実施形態では、ポリ塩化ビニル系樹脂と、補強剤と、加工助剤と、酸化チタンと、安定剤と、滑剤と、難燃剤と、顔料とを含有する塩化ビニル樹脂組成物を成形することにより製造される。
この製造装置10は、図2に示すように、供給部100と、押出機200と、成形部300と、冷却部400と、切断部500とを有している。
供給部100は、塩化ビニル樹脂組成物が貯留されており、貯留された塩化ビニル樹脂組成物を押出機200に供給するものである。供給部100では、塩化ビニル樹脂組成物が混合(混練)された状態で貯留されている。
押出機200は、供給部100から供給された塩化ビニル樹脂組成物を押出法によりシートとして押し出すものである。押出機200は、塩化ビニル樹脂組成物が通過する流路と、流路内に設けられたスクリューとを有している。スクリューが回転することにより、塩化ビニル樹脂組成物がシートとして押し出される。
成形部300は、本実施形態では、3つのローラー301、302、303を有している。各ローラー301〜303は、鉛直方向に並んで配置されており、互いに独立して回転するよう構成されている。これらローラー301〜303には、押し出されたシート材が掛け回され、ローラー301〜303の間でシート材がそれぞれ挟持されて均一な厚さに成形される。
冷却部400は、複数の冷却ローラー401を有している。各冷却ローラー401が成形されたシートの一方の面と当接し、これにより、このシートが冷却される。
切断部500は、刃部501を有し、該刃部501によってシートを所定の長さに切断するものである。
このような製造装置10を用いて、以下のようにして、塩化ビニル樹脂成形体1が製造される。
[1]まず、ポリ塩化ビニル系樹脂を含有する粉体に、ポリ塩化ビニル系樹脂と、補強剤と、加工助剤と、酸化チタンと、安定剤と、滑剤と、難燃剤と、顔料とを添加し、その後、スーパーミキサーやヘンシェルミキサー、ブレンダー等を用いて混練することで塩化ビニル樹脂組成物を調製する。
[2] 次に、調製した塩化ビニル樹脂組成物を、製造装置10を用いて成形することで塩化ビニル樹脂成形体1を得る。
上述した製造装置10を用いた製造方法では、供給部100から供給された塩化ビニル樹脂組成物が押出機200によって連続的にシート材が押し出され、成形部300によって、表面が平坦化されて所定の厚さに成形される。そして、冷却部400と当接して冷却され、切断部500によって所定の長さに切断されて塩化ビニル樹脂成形体1が得られる。
なお、本実施形態では、切断されたシートを塩化ビニル樹脂成形体1として説明したが、シートを切断するのを省略し、塩化ビニル樹脂成形体1は、シートをロール状に巻回されたものであってもよい。
また、製造装置10では、ローラー301、302、303に冷却機能を付与し、成形部300を冷却部として機能させてもよい。
以上のような製造装置10によって、塩化ビニル樹脂組成物を成形することで、塩化ビニル樹脂成形体1を得ることができる。
また、この塩化ビニル樹脂成形体1は、自動車、バス、鉄道のような車両、船舶、航空機、宇宙船等の輸送機器の内装材、半導体装置の内装材、建築物等の内装材に適用可能であり、特に、発煙性が抑制されていることから、より高い安全性が求められる輸送機器用の内装材として好ましく用いられる。
以上、本発明の塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、内装材および輸送機器について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、塩化ビニル樹脂組成物には、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の塩化ビニル樹脂成形体は、その形状が上述したシート状をなす場合に限定されず、例えば、棒状、筒状、円環状等いかなる形状をなすものであってもよい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。
1.塩化ビニル樹脂成形体の製造
[実施例1]
[1]まず、以下に示すポリ塩化ビニル系樹脂(塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂)、アクリル系加工助剤、酸化チタン、安定剤および滑剤をそれぞれ用意し、これらをスーパーミキサーにて、100℃まで昇温しながら攪拌混合した後、30℃まで冷却することにより実施例1の塩化ビニル樹脂組成物を調製した。
(塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC))
・塩素化ポリ塩化ビニル系樹脂(カネカ社製、「H516A」;塩素濃度 65%、重合度600):34.0重量部
(塩化ビニル樹脂(PVC))
・ポリ塩化ビニル系樹脂(信越化学社製、「TK-800」;塩素濃度 56%、重合度800):66.0重量部
(アクリル系加工助剤)
・アクリル系ポリマー(カネカ社製、「PA-40」):10.0重量部
(安定剤)
・スズ系安定剤(日東化成社製、「BM−N」、ジブチルスズ・マレイン酸塩):3.0重量部
(滑剤)
・カルシウムステアレート(日油社製、「GF−200」):3.0重量部
(酸化チタン)
・ルチル型酸化チタン(堺化学社製、「R−650」):4.0重量部
[2]次に、調製された塩化ビニル樹脂組成物を、図2に示す製造装置10が備える押出機200に収納し、押出すことで、溶融状態とされたシートを得た。そして、溶融状態とされたシートをローラー301〜303に掛け回し、挾持することで、平坦化し、その後、冷却部400にて冷却した。そして、切断部500によって所定長さで切断することにより、縦5cm×横5cm×厚さ3.0mmのシート状をなす塩化ビニル樹脂成形体1を得た。
[実施例2〜6、比較例1〜3]
前記工程[1]において、塩化ビニル樹脂組成物を調製する際に用いたポリ塩化ビニル系樹脂(塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂)、アクリル系加工助剤、酸化チタン、安定剤および滑剤の含有量を、それぞれ、表1に示すように変更したこと以外は、前記実施例1と同様にして、塩化ビニル樹脂成形体1を得た。
2.評価
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、それぞれ、以下に示すような方法を用いて評価した。
2−1.塩化ビニル樹脂成形体の燃焼性の評価
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、それぞれ、以下に示す燃焼性試験を実施し、最大発熱速度および総発熱量を測定した。
<燃焼性試験>
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、ISO5660−1に準拠することで、最大発熱速度および総発熱量をそれぞれ測定した。
2−2.塩化ビニル樹脂成形体の引張性の評価
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、それぞれ、以下に示す引張性試験を実施し、降伏応力および伸び率を測定した。
<引張性試験>
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、ASTM D638に準拠することで、降伏応力および伸び率をそれぞれ測定した。
2−3.塩化ビニル樹脂成形体の曲げ性の評価
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、それぞれ、以下に示す曲げ性試験を実施し、曲げ応力および弾性率を測定した。
<曲げ性試験>
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、ASTM D790に準拠することで、曲げ応力および弾性率をそれぞれ測定した。
2−4.塩化ビニル樹脂成形体の耐衝撃性の評価
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、それぞれ、以下に示す耐衝撃性試験を実施し、衝撃値を測定した。
<耐衝撃性試験>
各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体1について、ASTM D256に準拠することで衝撃値を測定した。
以上のようにして得られた各実施例および各比較例の塩化ビニル樹脂成形体における評価結果を、それぞれ、下記の表1に示す。
Figure 2020164757
表1に示したように、各実施例の塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形された塩化ビニル樹脂成形体1では、塩化ビニル樹脂組成物に含まれるポリ塩化ビニル系樹脂の塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下であり、かつ、アクリル系加工助剤の含有量がポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し7.0重量部以上30.0重量部以下であることを満足しており、その結果、塩化ビニル樹脂成形体1の総発熱量が40MJ/m以下、かつ、衝撃値が70J/m以上となり、塩化ビニル樹脂成形体1を優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られたものとすることができた。
これに対して、各比較例における塩化ビニル樹脂成形体では、塩化ビニル樹脂組成物に含まれるポリ塩化ビニル系樹脂の塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下であり、および、アクリル系加工助剤の含有量がポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し7.0重量部以上30.0重量部以下であることのいずれか一方を満足しておらず、その結果、塩化ビニル樹脂成形体1の総発熱量が40MJ/m以下、および、衝撃値が70J/m以上であることの一方を満たすことができず、塩化ビニル樹脂成形体1を優れた難燃性と耐衝撃性との両立が図られたものとすることができなかった。
1 塩化ビニル樹脂成形体
10 製造装置
100 供給部
200 押出機
300 成形部
301 ローラー
302 ローラー
303 ローラー
400 冷却部
401 ローラー
500 切断部
501 刃部

Claims (9)

  1. ポリ塩化ビニル系樹脂と、アクリル系加工助剤と、酸化チタンとを含む塩化ビニル樹脂組成物であって、
    前記ポリ塩化ビニル系樹脂は、その塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下に調整されたものであり、
    前記アクリル系加工助剤は、その含有量が前記ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、7.0重量部以上30.0重量部以下であることを特徴とする塩化ビニル樹脂組成物。
  2. 塩素濃度56.0%以上57.0%以下の塩化ビニル樹脂、塩素濃度62.0%以上69.0%以下の塩素化塩化ビニル樹脂を混合することで、前記ポリ塩化ビニル系樹脂の塩素濃度率が58.0%以上64.5%以下の範囲内に調整される請求項1に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  3. 当該塩化ビニル樹脂組成物は、さらに、滑剤、安定剤を含む請求項1または2に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  4. 前記安定剤は、メチルスズ、ブチルスズおよびオクチルスズのうちの少なくとも1種を含む請求項3に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  5. 前記酸化チタンは、前記ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、1.0重量部以上8.0重量部以下の含有量で含まれる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の塩化ビニル樹脂組成物を用いて成形されたことを特徴とする塩化ビニル樹脂成形体。
  7. 請求項6に記載の塩化ビニル樹脂成形体を備えることを特徴とする内装材。
  8. 当該内装材は、輸送機器用である請求項7に記載の内装材。
  9. 請求項8に記載の内装材を備えることを特徴とする輸送機器。
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