JP2020164154A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の一般的な前突が発生した場合に加え、軽衝突や歩行者衝突などに対しても好適に対応することが可能な車両前部構造を提供する。【解決手段】一対のフロントサイドメンバ3の前部どうしを連結するように設けられた枠状体5と、この枠状体5よりも車両後方側に位置するサスペンションメンバ4と、後端部がサスペンションメンバ4の車幅方向両端部と連結された左右一対のクレードル6と、を備えている、車両前部構造Aであって、各クレードル6の前端部60は、枠状体5の下部53に対向接近する自由端とされており、各クレードル6の前端部60、および枠状体5の下部53の後端部には、下部53が後退して前記両者が互いに当接した際に、この当接方向とは交差する方向への前記両者の相対変位が規制されるように互いに係合可能な少なくとも1組の係合部61,53aが設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車などの車両前部構造に関する。
本出願人は、車両前部構造の一例として、特許文献1に記載のものを先に提案している。
同文献に記載の車両前部構造においては、車体前部の骨格部材として、左右一対のフロントサイドメンバを備えており、かつこれら一対のフロントサイドメンバの前端部には、枠状体としてのラジエータサポートが取付けられている。一方、前記一対のフロントサイドメンバの下方側のうち、ラジエータサポートよりも車両後方側の位置には、前輪を支持するロアアームなどが取付けられるサスペンションメンバが配設されている。このサスペンションメンバと前記ラジエータサポートの下部とは、車両前後方向に延びるクレードルを用いて連結されている。
このような構成によれば、車両の前突が発生し、衝突荷重が車両前部に入力した際に、この荷重がフロントサイドメンバに伝達することに加え、クレードルやサスペンションメンバにも分散して伝達する。したがって、車両の前突時における衝撃吸収性能および耐荷重性能(耐衝撃性能)を高めることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、ラジエータサポートの下部とクレードルの前端部とは連結されているため、車両の前突が発生し、ラジエータサポートの下部に車両前方側からの荷重入力があると、この荷重が比較的小さい場合であっても、この荷重はクレードルに入力してサスペンションメンバに伝達する。このため、車両の前突がいわゆる軽衝突である場合であっても、その衝突荷重がサスペンションメンバに伝達し、このサスペンションメンバのアライメントに狂いを生じる虞がある。これでは、その後の車両走行や、修理に苦慮することとなる。
また、ラジエータサポートの下部は、クレードルによってバックアップされた構造となっているため、ラジエータサポートの下部はその分だけ頑強となる。このため、たとえば歩行者衝突が発生し、ラジエータサポートの下部またはその車両前方側領域に衝突荷重が入力した場合に、その衝撃を適切に吸収することが難しいものとなる。
なお、特許文献2には、枠状体としてのフロントバルクヘッドの下部のクラッシュボックスとクレードルの前端部との間に隙間を設ける構成が記載されている。ただし、同文献においては、クレードルの前端部をフロントバルクヘッドの下部に固定連結している。このため、特許文献2においても、特許文献1について述べたのと同様な不具合が発生する。
特開2010−280238号公報 国際公開2013/018401号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、車両の一般的な前突が発生した場合に加え、軽衝突や歩行者衝突などに対しても好適に対応することが可能な
車両前部構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される車両前部構造は、車幅方向に間隔を隔てて車両前部に位置し、かつ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、これら一対のフロントサイドメンバの前部どうしを連結するように設けられた枠状体と、前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体よりも車両後方側に位置して車幅方向に延びており、かつ前記一対のフロントサイドメンバに取付けられているサスペンションメンバと、前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体の下部と前記サスペンションメンバとの相互間に位置して車両前後方向に延びており、かつ後端部が前記サスペンションメンバの車幅方向両端部と連結されている左右一対のクレードルと、を備えている、車両前部構造であって、前記各クレードルの前端部は、前記枠状体の前記下部の後端部に対向接近する自由端とされており、前記各クレードルの前記前端部、および前記枠状体の前記下部の後端部には、前記後端部が後退して前記両者が互いに当接した際に、この当接方向とは交差する方向への前記両者の相対変位が規制されるように互いに係合可能な少なくとも1組の係合部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、クレードルの前端部は、自由端とされ、枠状体の下部といわゆる縁切り状態とされているため、車両の衝突が軽衝突である場合には、枠状体の下部からクレードルに衝突荷重が入力しないようにし、クレードルを介してサスペンションメンバに衝突荷重が伝達しないようにすることができる。したがって、軽衝突によって、サスペンションメンバのアライメントに狂いを生じないようにし、その後の走行に支障を生じたり、修理に苦慮するといった不具合を回避することが可能である。
第2に、枠状体の下部はクレードルによってバックアップされた構成とはなっていない。このため、たとえば歩行者衝突が生じ、その衝突荷重が枠状体の下部またはその車両前方側領域に入力した場合に、前記枠状体の下部の変形、または変位により、適切な衝撃吸収を図ることができる。
第3に、車両の一般的な前突が発生した際には、衝突荷重を受けた枠状体の下部が後退することにより、枠状体の下部とクレードルの前端部が当接し、クレードルおよびサスペンションメンバへの荷重伝達がなされる。その際、前記係合部の存在により、前記荷重伝達の確実化を図ることが可能である。その結果、車両の前突時における衝突荷重を、フロントサイドメンバ側の荷重伝達経路に加えて、クレードルやサスペンションメンバ側の荷重伝達経路にも適切に伝わらせて、優れた衝撃吸収性能および耐荷重性能(耐衝撃性能)を得ることができる。
第4に、車両の組立作業に際し、クレードルを枠状体の下部とサスペンションメンバとの相互間の位置に、車両の側方から横入れ方式で組み込むことも可能となり、組立作業性も良好である。
本発明において、好ましくは、前記1組の係合部のうち、一方の係合部は、他方の係合部に向けて車両前後方向に突出した凸状部であり、かつ前記他方の係合部は、前記凸状部が進入可能なように前記凸状部に対向した位置に設けられた孔部または凹部であり、この孔部または凹部の開口周縁部の少なくとも上側縁部および下側縁部は、奥側ほど上下高さ方向の内幅または内径が小さくなる傾斜壁部として形成されている。
このような構成によれば、枠状体の下部とクレードルの前端部とが当接した際に、それらの一方に設けられた凸状部が他方に設けられた孔部または凹部に進入した状態の係合が
図られるため、枠状体の下部とクレードルの前端部との当接状態を、より確実に維持させることができる。また、前記傾斜壁部は、凸状部が孔部または凹部に進入する際のガイド部としての役割を果たすことに加え、クレードルの前端部が上下高さ方向に傾斜するように屈曲変形することを許容し、この屈曲変形をコントールする部位として役立たせることもできる。
本発明の第2の側面により提供される車両前部構造は、車幅方向に間隔を隔てて車両前部に位置し、かつ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、これら一対のフロントサイドメンバの前部どうしを連結するように設けられた枠状体と、前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体よりも車両後方側に位置して車幅方向に延びており、かつ前記一対のフロントサイドメンバに取付けられているサスペンションメンバと、前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体の下部と前記サスペンションメンバとの相互間に位置して車両前後方向に延びており、かつ後端部が前記サスペンションメンバの車幅方向両端部と連結されている左右一対のクレードルと、を備えている、車両前部構造であって、前記各クレードルの前端部は、前記枠状体の前記下部の後端部に対向接近する自由端とされており、前記枠状体には、前記各クレードルの前記前端部に対向する領域の上側および下側にそれぞれ位置し、かつ少なくとも一部が車両前後方向に延びている上下一対のバルク部が設定され、前記枠状体の前記下部の後端部が後退してこの後端部と前記各クレードルの前記前端部とが当接した際に、前記一対のバルク部の相互間に、前記各クレードルの前記前端部が突入可能な構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される車両前部構造と同様に、クレードルの前端部は、自由端とされ、枠状体の下部といわゆる縁切り状態とされている一方、車両の前突が発生することにより、枠状体の下部の後端部が後退し、この後端部とクレードルの前端部とが当接した際には、枠状体に設けられている一対のバルク部の相互間にクレードルの前端部を突入させ、これらが係合した状態にすることが可能である(屈曲変形した上下一対のバルク部の相互間に、クレードルの前端部が挟み込まれた状態とすることが可能である)。したがって、衝突荷重伝達を的確に行わせることが可能である。このようなことから、本発明の第2の側面により提供される車両前部構造においても、第1の側面により提供される車両前部構造について先に述べた第1〜第4の効果と同様な効果が得られる。
一方、枠状体およびクレードルの双方に、これらが当接した際に互いに係合する係合部を設ける必要はなくなる。したがって、構成の簡素化、およびクレードルの組み付け作業の一層の容易化を図ることもできる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る車両前部構造の一例を示す要部概略側面図である。 図1に示す車両前部構造の要部拡大側面図である。 図1の要部概略底面図である。 図1の要部概略平面図である。 図1に示す車両前部構造におけるフロントサイドメンバおよび枠状体としてのラジエータサポートの概略の構成を示す要部斜視図である。 (a)は、図2のVI部の側面断面図であり、(b)は、(a)に示す構成の作用を示す側面断面図である。 図2のVII−VII断面図である。 (a)は、図2のVIIIa部の一部破断概略斜視図であり、(b)は、(a)のVIIIb−VIIIb断面図であり、(c)は、(a)に示すブラケットの分解斜視図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部概略側面図であり、(b)は、(a)の要部拡大図である。 図10に示す構造の作用説明図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部側面図であり、(b)は、本発明の他の例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4に示す車両前部構造Aは、車両1の前部に設けられた左右一対のフロントサイドメンバ3(図1,図3,図4においては、網点模様を付している)、ラジエータサポート5、サスペンションメンバ4、左右一対のクレードル6、および各クレードル6の支持用のブラケット部7を備えている。
一対のフロントサイドメンバ3は、エンジンルーム10の車幅方向両側に位置して車両前後方向に延びた一対のフロント部30を有しており、各フロント部30の後側には、後下がり傾斜部31、および略水平状の後側延設部32が順次繋がっている。図1において、符号12は、エンジンルーム10と車室11とを仕切るダッシュパネルを示し、符号13は、フロアパネルを示している。
フロント部30の前端寄り領域は、たとえば上下高さ方向に延びる複数の凹溝部33(クラッシュビード)が適当な間隔で設けられたクラッシャブル領域30Aとされており、車両1の前突が発生した際には、フロント部30の他の領域よりも圧縮変形を生じ易い領域とされている。一対のフロント部30の前端の相互間には、車幅方向に延びるフロントバンパ用リインフォース80(図3および図4では省略)が橋渡し状に取付けられている。
各フロントサイドメンバ3は、図5および図8に示されているように、たとえば断面ハット状部材3aに平板部材3bを接合して構成された閉断面構造である。
サスペンションメンバ4(サブフレームとも称される)は、車両側面視において、フロントサイドメンバ3の後下がり傾斜部31の下方近辺に位置して車幅方向に延びており、フロントサイドメンバ3に支持されている。このサスペンションメンバ4の車幅方向両端部には、前輪19を支持するロアアーム18が取付けられている他、フロントサイドメンバ3との連結を図るための第1および第2の連結部J1,J2が設定されている。
第1の連結部J1は、サスペンションメンバ4の前部寄り領域に上向き起立状に設けられた起立状アーム部41の上部が、ボルトなどの支持部材91を介してフロントサイドメンバ3に固定連結された部位である。フロントサイドメンバ3内には、支持部材91の取付け強度を高めるためのリインフォース90が適宜設けられている。
第2の連結部J2は、後下がり傾斜部31の下面側に溶接されたブラケット部35の下壁部に、サスペンションメンバ4の後部が、ボルト92を用いて締結された部位である。この第2の連結部J2は、後側延設部32に後部がボルト95を用いて固定されたブラケット部36の前部に、サスペンションメンバ4の後部を連結するための部分を兼用しており、2つのブラケット部35,36、サスペンションメンバ4の後部、およびロアアーム18の基端部のゴムブッシュ18aは、ボルト92により共締めされている。
図2において、フロントサイドメンバ3の後側延設部32には、サスペンションメンバ4の後部に対向する追加のブラケット37が取付けられている。この追加のブラケット3
7は、車両1の前突が発生してサスペンションメンバ4が後退したときに、サスペンションメンバ4の後部に当接することにより、それ以上の後退を規制し、サスペンションメンバ4から後側延設部32への衝突荷重の入力を促進する。
図3において、符号17は、ロッカ16とフロントサイドメンバ3とを橋渡し接続するアウタトルクボックスを示し、ブラケット部36および/または追加のブラケット37(同図では不図示)は、このアウタトルクボックス17にボルト締結を図った構成とすることもできる。符号15は、インナトルクボックスに相当する補強部材を示している。
ラジエータサポート5は、本発明でいう枠状体の一例に相当し、図5に示すように、一対のフロントサイドメンバ3の前部に接合されて上下高さ方向に延びる左右一対のアウタサポート50、これらの下端部および上端部にそれぞれ橋渡し状に連結されたロアサポート51およびアッパサポート52、ならびに左右一対のクラッシュボックス53を備えている。ロアサポート51上に、ラジエータ55(他の図では適宜省略)が載設される。クラッシュボックス53は、車両1の前突時におけるエネルギ吸収材としての役割を果たすものであり、フロントサイドメンバ3のフロント部30よりも低い高さとなるように、たとえばアウタサポート50の下部とロアサポート51との間に設けられている。
クレードル6は、フロントサイドメンバ3のフロント部30の直下であって、クラッシュボックス53とサスペンションメンバ4との相互間に位置し、車両前後方向に延びている。このクレードル6は、たとえば図7および図8に示すように、上下2つの断面コ字状部材6a,6bが接合された角パイプ状である。図1〜図3に示すように、クレードル6の後端部には、サスペンションメンバ4との連結を図るための2つの第3の連結部J3が設定されている。サスペンションメンバ4には、その本体部分とは別部材で構成され、かつ前記本体部分から車両前方側に突出するように前記本体部分に接合された延設部44が具備されている。この延設部44の前部は、たとえば図7に示すように、クレードル6の後端部を内側に進入させることが可能な断面略コ字状である。クレードル6の後端部は、ボルト93を利用して延設部44の前部に締結されており、この部分が、第3の連結部J3である。
クレードル6の前端部60は、クラッシュボックス53の後端部に対向接近した配置に設定されている。前端部60は、ラジエータサポート5のクラッシュボックス53やその他の各部には連結されておらず、自由端とされている。
ただし、車両1の前突が発生し、クラッシュボックス53が後退した際には、このクラッシュボックス53とクレードル6の前端部60とは当接する。本実施形態においては、前記両者の当接状態が容易に解除されることを防止または抑制するための係合部として、次に述べる第1組ないし第3組の係合部が設けられている。
第1組の係合部は、図6(a)に示すように、クレードル6の前端部60に設けられ、かつ車両前方側に向けて突出した凸状部61、およびこの凸状部61に対向するようにクラッシュボックス53の後端部に設けられた孔部53aとの組み合わせである。車両1の前突が発生してクラッシュボックス53が後退した際には、凸状部61が孔部53aに進入した係合状態となり、クレードル6とクラッシュボックス53とが車幅方向や上下高さ方向などに相対変位することは規制され、このことによってクレードル6とクラッシュボックス53との当接状態が容易に解除されないようにすることができる。好ましくは、孔部53aの開口周縁部は、奥側ほど内径が小さくなる傾斜壁部53bとされている。このような構成によれば、クラッシュボックス53が後退する際に、傾斜壁部53bが凸状部61と孔部53aとの位置合わせガイドを行なうこととなり、孔部53aへの凸状部61の進入動作が確実化される。
なお、本実施形態とは異なり、凸状部61をクラッシュボックス53に設け、かつ孔部53aをクレードル6に設けた構成とすることもできる。また、孔部53a(貫通孔)に
代えて、凹部(非貫通孔)とすることも可能である。
第2組の係合部は、クラッシュボックス53の後端部に設けられ、かつクレードル6よりも高い位置に存在する略水平状の係合用板部56と、クレードル6の前端部60の上面部に設けられた上側フランジ部66との組み合わせである。図6(b)に示すように、クラッシュボックス53とクレードル6とが当接した状態において、クレードル6がクラッシュボックス53に相対して上方に変位しようとすると、上側フランジ部66が係合用板部56に当接(係合)し、前記変位は規制される。この第2組の係合部は、クラッシュボックス53とクレードル6との前記以外の相対変位を規制することは困難であるものの、前記した規制は、クラッシュボックス53とクレードル6との当接状態の維持に役立つ。
第3組の係合部は、図3の要部拡大平面断面図に示すように、クラッシュボックス53の後端部から車幅方向外方側に突出した係合用突出板部57と、クレードル6の前端部60に設けられ、かつ係合用突出板部57を抱くように係合するフック状板部67との組み合わせである。車両1の前突が発生した際には、フロントサイドメンバ3の前端側は、たとえば図3の矢印Naで示すように、車幅方向内方側に変形する。このため、クラッシュボックス53の後端部は、矢印Nbで示すように、車幅方向外方側に回転しようとする。これに対し、そのような回転は、係合用突出板部57とフック状板部67とが係合することによって適切に規制され、クラッシュボックス53とクレードル6との当接状態の維持に役立つ。
図1および図2に示すように、クレードル6のうち、サスペンションメンバ4の延設部44との連結が図られている略水平状の後端部よりも車両前方側の部分は、側面視略へ字状の形態を有するへ字状部62とされている。このへ字状部62は、前端部寄り領域62aが後上がり傾斜状または略水平状とされ、かつその後部側に後下がりの傾斜部62bが繋がった構成である。このような構成によれば、後述するように、車両1の前突が発生してクレードル6に衝突荷重が入力した際に、上向き分力としてのベクトルを生じさせて、クレードル6が即座に大きく座屈変形しないようにすることが可能である。クレードル6のうち、へ字状部62の前端部寄り領域62aと後下がりの傾斜部62bとの境界部は、上向き凸の曲げ部B1であり、へ字状部62と略水平状の後端部との境界部は、下向き凸の曲げ部B2である。
クレードル6の前端部寄り領域62aには、フロントサイドメンバ3との連結を図るための第4の連結部J4が設定されている。フロントサイドメンバ3のフロント部30のうち、前端部寄り領域62aの直上位置には、クレードル6支持用のブラケット部7が接合されている。クレードル6は、その上面部がブラケット部7の下部に当接した状態とされ、かつボルト94を利用してブラケット部7に締結されている。この部分が、第4の連結部J4である。ブラケット部7としては、たとえば図8に示すように、板金製の第1および第2の部材7a,7bを組み合わせて接合したものが用いられている。第1および第2の部材7a,7bの上部は、フロントサイドメンバ3の下側のフランジ部3cを車幅方向両側から挟み付ける格好でフランジ部3cに溶接されている。このような構成によれば、フロントサイドメンバ3に対するブラケット部7の車幅方向の取付け強度を高め、クレードル6の安定的な支持が可能となる。
図1および図2に示すように、好ましくは、ブラケット部7の上部は、クラッシャブル領域30Aの車両後方側近傍に位置するように設けられている。また、フロントサイドメンバ3には、モーメントキャンセラ85の前側下端部が接続されているが、このモーメントキャンセラ85の下端部は、ブラケット部7の上方に位置するように設定されている。このような構成によれば、フロントサイドメンバ3のうち、クレードル6からブラケット部7に既述した衝突荷重の上向き分力のベクトルが作用する箇所をモーメントキャンセラ
85によって適切に補強することができる。なお、モーメントキャンセラ85は、車両1の前突時において、車両前方側から荷重入力があったときに、フロントサイドメンバ3を上向きに屈曲させようとするモーメントを解消し、フロントサイドメンバ3(クラッシャブル領域30A)の圧縮変形(座屈変形)を促進することにより、車両1の衝撃吸収性能を向上させるためのものである。
この車両前部構造Aにおいては、クレードル6がフロントサイドメンバ3の直下に配置されていることは既に述べたとおりであるが、図3によく表れているように、前記した第1ないし第4の連結部J1〜J4のそれぞれは、フロントサイドメンバ3に対して上下高さ方向にオーバラップしている(フロントサイドメンバ3の直下に位置し、またはフロントサイドメンバ3の下部に直付けされた構成である)。
次に、前記した車両前部構造Aの作用について説明する。
車両1の前突が発生し、車両前方側から車両1の前部に所定以上の大きな衝突荷重の入力があった場合、この衝突荷重は、フロントサイドメンバ3に入力するとともに、クラッシュボックス53にも入力する。すると、フロントサイドメンバ3においては、クラッシャブル領域30Aが圧縮変形を開始し、これに遅れてクラッシュボックス53も圧縮変形を開始する。クラッシュボックス53の圧縮変形は、このクラッシュボックス53が後退し、クレードル6の前端部60に当接した後に本格化するが、クラッシャブル領域30Aの圧縮変形とクラッシュボックス53の圧縮変形とは同時に進行する。
クラッシュボックス53がクレードル6の前端部60に当接した後においては、クラッシュボックス53からクレードル6への衝突荷重の伝達がなされるため、クレードル6には、その荷重伝達に基づいて屈曲変形を生じさせることができる。クラッシュボックス53とクレードル6との当接は、先に述べた第1組ないし第3組の係合部(凸状部61および孔部53a、係合用板部56および上側フランジ部66、係合用突出板部57およびフック状板部67)の係合作用により維持されるため、クラッシュボックス53からクレードル6への荷重伝達を適切に行なわせることが可能である。クレードル6の屈曲変形の開始時期は、好ましくは、クラッシュボックス53の圧縮変形が完了した後とされる。
一方、クレードル6は、へ字状部62を有しているため、クラッシュボックス53からクレードル6に衝突荷重が入力した際には、この入力荷重のベクトルとして上向き分力としてのベクトルを生じさせ、このベクトルをブラケット部7およびフロントサイドメンバ3によって受けさせることができる。したがって、その分だけクレードル6には、水平方向の荷重に起因する座屈変形を生じ難くすることができる。
本実施形態とは異なり、たとえばクレードル6が、クラッシュボックス53から荷重を受けた際に、即座に大きく座屈変形したのでは、クレードル6の変形を利用した効果的な衝撃吸収作用を適切なタイミングで得ることは困難となる。また、クレードル6からサスペンションメンバ4への荷重伝達性が悪化する虞もある。これに対し、本実施形態によれば、そのような不具合を適切に解消することが可能である。クレードル6については、車両1の前突の中・後期において、2つの曲げ部B1,B2を起点として屈曲変形させ、全体が側面視略Z字状の形態に的確に変形させることが可能である。クレードル6からサスペンションメンバ4にも衝突荷重の伝達がなされるため、このサスペンションメンバ4の変形を利用した衝撃吸収作用も得られる。サスペンションメンバ4が後退し、追加のブラケット37に当接することによって、サスペンションメンバ4からフロントサイドメンバ3への荷重伝達も図られることとなる。
クレードル6およびサスペンションメンバ4に前記したような変形を生じている際には、フロントサイドメンバ3において、クラッシャブル領域30Aとは別の部位の変形(た
とえば、フロント部30の後部寄り領域の車幅方向への曲げ変形など)を同時に進行させることも可能である。
本実施形態においては、既述したように、クレードル6は、フロントサイドメンバ3の直下に位置しているとともに、第1ないし第4の連結部J1〜J4は、フロントサイドメンバ3に対して上下高さ方向にオーバラップしている。それ故に、車両1の前突時の衝突荷重を、フロントサイドメンバ3側の荷重伝達経路、およびクレードル6やサスペンションメンバ4側の荷重伝達経路の双方に最適な状態で受けさせることが可能であり、前記したような一連の動作または作用を適切に生じさせることが可能である。
また、フロントサイドメンバ3の変形が、クレードル6やサスペンションメンバ4の変形の影響を大きく受けて、本来意図するものとは異なった状態になるといったことも適切に抑制される。さらに、クレードル6および第1ないし第4の連結部J1〜J4のいずれかが、フロントサイドメンバ3に対して車幅方向にオフセットされている場合と比較すると、車両1の上下高さ方向の剛性を高くすることができる。このようなことから、車両1の前突時における衝撃吸収性能や耐荷重性能を優れたものとすることが可能である。
以上の説明は、車両1の一般的な前突が発生した場合であるが、本実施形態の車両前部構造Aは、軽衝突や歩行者衝突にも好適に対応することが可能である。
すなわち、クレードル6の前端部60は、自由端とされており、通常時において、クラッシュボックス53とは縁切り状態にある。このため、車両1の衝突が軽衝突である場合には、クラッシュボックス53からクレードル6に衝突荷重が入力することはなく、クレードル6からサスペンションメンバ4に衝突荷重が伝達することもない。したがって、軽衝突によって、サスペンションメンバ4のアライメントに狂いを生じないようにし、その後の走行に支障を生じたり、高額の修理費用が必要になるといった不具合を回避可能である。
また、クラッシュボックス53は、クレードル6によって強くバックアップされていない。このため、歩行者衝突が発生し、その衝突荷重がクラッシュボックス53の設置箇所近辺またはその車両前方側領域に入力した場合には、クラッシュボックス53を後退させるなどして適切な衝撃吸収が可能となる。したがって、歩行者保護性能を高めることもできる。
図9〜図12は、本発明の他の例を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図9に示す実施形態においては、図6に示した凸状部61および傾斜壁部53bの長さが、比較的長くされている。このような構成によれば、傾斜壁部53bによって凸状部61の最大傾斜角度、ひいてはクレードル6の傾斜角度が所定以上の大きな角度とならないように抑制し、クレードル6の挙動を安定させることが可能である。クレードル6の前端部60の上下変動を抑制する観点からすると、傾斜壁部53bは、孔部53aの開口周縁部の少なくとも上側縁部および下側縁部に形成されていればよい。
図10に示す車両前部構造Aaにおいては、クレードル6の前端部60に、既述した上側フランジ部66や凸状部61に相当する部位は設けられていない。ただし、ラジエータサポート5A(枠状体)のアウタサポート50の下部寄り領域に、上下一対のバルク部58A,58Bが設定されている。
より詳しくは、上側のバルク部58Aは、たとえば図10(b)によく表れているように、略平板状の主板部58a、およびその前端部および後端部から下向きに突出する凸状
部58b,58cを有している。下側のバルク部58Bは、バルク部58Aと上下対称である。これらバルク部58A,58Bは、アウタサポート50の前側および後側の起立壁部50a,50bの相互間のうち、クレードル6の前端部60の対向領域Sa(前端部60の車両前方側の領域Sa)の上側および下側にそれぞれ位置するように配され、かつ起立壁部50a,50bに接合されている。この接合は、凸状部58b,58cを起立壁部50a,50bにスポット溶接するなどして図られている。バルク部58A,58Bの主板部58aは、略水平状であり、かつ車幅方向に適当な幅を有し、車両前後方向に延びるように設定されている。
本実施形態によれば、車両1の前突が発生し、車両前方側から車両1の前部に所定以上の大きな衝突荷重の入力があり、ラジエータサポート5Aのアウタサポート50が後退すると、後側の起立壁部50bがクレードル6の前端部60に当接する。この当接の後においては、図11に示すように、後側の起立壁部50bのうち、前端部60との当接箇所に部分的な破れが生じるなどして、後側の起立壁部50bを始めとして、アウタサポート50の各部は、車両前後方向の圧縮変形などを生じながら、さらに後退する。このことにより、クレードル6の前端部60は、上下のバルク部58A,58Bの相互間領域(前記した領域Saに相当)に突入する(前端部60は前進せず、バルク部58A,58Bが後退する)。その際、バルク部58A,58Bは、アウタサポート50の起立壁部50a,50bなどの各部とともに、車両前後方向に圧縮されるように大きく変形するため、クレードル6の前端部60をその上下両側から積極的に挟み込むこととなる。バルク部58A,58Bの双方または一方は、たとえば車両側面視ヘ字状などに屈曲する。
バルク部58A,58Bによるクレードル6の前端部60の前記した挟み込み状態は、一種の係合状態であり、車両1の前突の中・後期において、アウタサポート50とクレードル6との当接状態が容易に解除されない作用を生じさせる。その結果、本実施形態においては、車両1の前突が発生した際に、ラジエータサポート5Aからクレードル6への衝突荷重の伝達を適切に行なわせることが可能となり、前記実施形態と同様に、衝撃吸収性能や耐荷重性能などの向上を図ることが可能である。
さらに、本実施形態によれば、前記実施形態とは異なり、ラジエータサポート5Aとクレードル6の前端部60とが当接した際に、これらを係合させるための係合部を設ける必要はないため、構成の簡素化、およびクレードル6の組み付け作業の容易化を図ることが可能である。
図12(a)に示すバルク部58C,58Dは、図10に示したバルク部58A,58Bとは、凸状部58bの向きが相違している。図12(b)に示すバルク部58Eは、その主板部58aに車幅方向に延びるビード部58dが形成されている。
これらの実施形態から理解されるように、バルク部の具体的な形状は種々に変更自在である。なお、図12(b)のバルク部58Eによれば、バルク部58Eが荷重を受けた際に、ビード部58dを起点としてヘ字状などに曲げ変形し易くすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両前部構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
クレードルの前端部は、枠状体の下部に対して対向接近した自由端とされていればよく、それらの間に形成された隙間の具体的な寸法などは限定されない。
クレードルは、全体が上述した実施形態のへ字状部62とされていてもよい他、へ字状部62を備えない形状、たとえば曲げ部を有しない真直状や、へ字状以外の曲げ形状とされたものとすることもできる。
本発明でいう係合部は、上述した実施形態の第1組ないし第3組の係合部に限定されず
、これらとは異なる構造の係合部を設けてもよい。また、係合部は、少なくとも1組設けられていればよい(ただし、本発明の第2の側面により提供される車両前部構造(請求項3)においては、上下一対のバルク部が車両の前突発生時においてクレードルの前端部を挟み込んだ状態となるため、係合部が設けられていなくてもよい)。
本発明でいう枠状体は、ラジエータサポートに限らず、たとえば枠状のフロントバルクヘッドなどであってもよい。一対のフロントサイドメンバの前部に接合されて上下高さに起立する左右一対の柱部と、これら一対の柱部どうしを橋渡しするように車幅方向に延びる少なくとも1の部材(クロスメンバ)とを具備する部材は、本発明でいう枠状体に含まれる。クレードルの前端部と対向接近または当接するように設定される枠状体の下部は、クラッシュボックスでなくてもよい。
本発明の車両前部構造は、エンジン自動車に限らず、ハイブリッド車や電気自動車にも適用することができることは勿論である。
A,Aa 車両前部構造
1 車両
3 フロントサイドメンバ
4 サスペンションメンバ
5,5A ラジエータサポート(枠状体)
53 クラッシュボックス(枠状体の下部)
53a 孔部(係合部)
53b 傾斜壁部
56 係合用板部(係合部)
57 係合用突出板部(係合部)
58A〜58E バルク部
6 クレードル
60 前端部(クレードルの)
61 凸状部(係合部)
66 上側フランジ部(係合部)
67 フック状板部(係合部)

Claims (3)

  1. 車幅方向に間隔を隔てて車両前部に位置し、かつ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、
    これら一対のフロントサイドメンバの前部どうしを連結するように設けられた枠状体と、
    前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体よりも車両後方側に位置して車幅方向に延びており、かつ前記一対のフロントサイドメンバに取付けられているサスペンションメンバと、
    前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体の下部と前記サスペンションメンバとの相互間に位置して車両前後方向に延びており、かつ後端部が前記サスペンションメンバの車幅方向両端部と連結されている左右一対のクレードルと、
    を備えている、車両前部構造であって、
    前記各クレードルの前端部は、前記枠状体の前記下部の後端部に対向接近する自由端とされており、
    前記各クレードルの前記前端部、および前記枠状体の前記下部の後端部には、前記後端部が後退して前記両者が互いに当接した際に、この当接方向とは交差する方向への前記両者の相対変位が規制されるように互いに係合可能な少なくとも1組の係合部が設けられていることを特徴とする、車両前部構造。
  2. 請求項1に記載の車両前部構造であって、
    前記1組の係合部のうち、一方の係合部は、他方の係合部に向けて車両前後方向に突出した凸状部であり、かつ前記他方の係合部は、前記凸状部が進入可能なように前記凸状部に対向した位置に設けられた孔部または凹部であり、
    この孔部または凹部の開口周縁部の少なくとも上側縁部および下側縁部は、奥側ほど上下高さ方向の内幅または内径が小さくなる傾斜壁部として形成されている、車両前部構造。
  3. 車幅方向に間隔を隔てて車両前部に位置し、かつ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、
    これら一対のフロントサイドメンバの前部どうしを連結するように設けられた枠状体と、
    前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体よりも車両後方側に位置して車幅方向に延びており、かつ前記一対のフロントサイドメンバに取付けられているサスペンションメンバと、
    前記一対のフロントサイドメンバよりも下方の領域のうち、前記枠状体の下部と前記サスペンションメンバとの相互間に位置して車両前後方向に延びており、かつ後端部が前記サスペンションメンバの車幅方向両端部と連結されている左右一対のクレードルと、
    を備えている、車両前部構造であって、
    前記各クレードルの前端部は、前記枠状体の前記下部の後端部に対向接近する自由端とされており、
    前記枠状体には、前記各クレードルの前記前端部に対向する領域の上側および下側にそれぞれ位置し、かつ少なくとも一部が車両前後方向に延びている上下一対のバルク部が設定され、
    前記枠状体の前記下部の後端部が後退してこの後端部と前記各クレードルの前記前端部とが当接した際に、前記一対のバルク部の相互間に、前記各クレードルの前記前端部が突入可能な構成とされていることを特徴とする、車両前部構造。
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