JP2020164057A - 負圧式倍力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性を向上させる負圧式倍力装置を提供すること。【解決手段】負圧式倍力装置100は、バルブボディ130の内部にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材を構成する入力軸141、プランジャ142及び接続部材としてのエアバルブ144を備えると共に、反力部材145を備えている。そして、エアバルブ144は、反力部材145に対向して反力部材145に当接する当接面144aの一部に、当接面144aにて反力部材145を押圧した状態で反力部材145と当接することを回避する凹部としての穴144bを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載されてブレーキ装置を構成する負圧式倍力装置に関する。
従来から、例えば、特開2008−81069号公報に開示された負圧式倍力装置が知られている。この従来の負圧式倍力装置は、出力軸からの反力を受けて変形するリアクションディスクが、プランジャ又はプランジャとリアクションディスクとの間に配設された接続部材に反力を伝達するようになっている。そして、従来の負圧式倍力装置では、リアクションディスクがプランジャ又は接続部材に当接して反力を伝達する際の接触面積を異ならせるように、プランジャ又は接続部材が小径部と大径部とを有するようになっている。これにより、従来の負圧式倍力装置においては、プランジャ又は接続部材に設けられた小径部又は大径部に反力部材であるリアクションディスクが当接することにより、入出力特性を決定するようになっている。
ところで、負圧式倍力装置に要求される入出力特性については、負圧式倍力装置が搭載される車両の車種ごとに設定される場合がある。この場合、上記従来の負圧式倍力装置においては、車種に応じて要求される種々の入出力特性に対応するように、小径部又は大径部を設ける必要がある。
このため、上記従来の負圧式倍力装置においては、要求される入出力特性を満たすべく、小径部及び大径部のそれぞれが所望の径即ち接触面積を有するように、例えば、切削加工等の機械加工がそれぞれの部位に対して行われる。又、接続部材が設けられる場合には、機械加工により要求される入出力特性に応じた種々の接続部材が製造され、又、製造された種々の接続部材を識別するための機械加工が行われる。このため、上記従来の負圧式倍力装置においては、少なくとも二つ以上の機械加工工程が必要であり、又、入出力特性に応じた複数の設備(刃具)を用意すると共に製造された種々の部品を管理して組み付ける必要があり、煩雑である。従って、生産性を向上させるための改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、生産性を向上させる負圧式倍力装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、負圧式倍力装置は、ブースタシェルと、ブースタシェルを定圧室と変圧室とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁と、ブースタシェルに対して相対移動可能に挿入され、且つ、ブースタシェルの内部にて可動隔壁と共に一体に移動可能な筒状のバルブボディと、バルブボディの内部にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材と、入力部材に対して反力を発生させる反力部材と、バルブボディの推進力を出力する出力部材と、を備え、入力部材は、反力部材に対向して反力部材に当接する当接面の一部に、当接面にて反力部材を押圧した状態で反力部材と当接することを回避するための凹部を有する。
これによれば、入力部材の当接面に、同一の設備を用いた一つの機械加工工程により、極めて容易に凹部を設けることができる。これにより、入力部材の製造に必要な機械加工工程の数を減少することができて、生産性を向上することができる。又、当接面の一部に凹部を設けることにより、当接面における反力部材との接触面積を減少させて調整することができる。これにより、凹部を設ける前の当接面の面積が同一となる共通の入力部材であっても、負圧式倍力装置に要求される種々の入出力特性に応じて凹部を設けることにより、要求される入出力特性を実現することができる。従って、部品の共通化を図ることが可能となり、その結果、生産性を向上することができる。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び各変形例の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
本実施形態に係る負圧式倍力装置100は、図1に示すように、車両のブレーキ装置10を構成するものである。車両のブレーキ装置10は、シリンダ機構20を備えている。シリンダ機構20は、マスタシリンダ21と、第一マスタピストン22と、第二マスタピストン23と、マスタリザーバ24と、を備えている。第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23は、マスタシリンダ21内に摺動可能に配設されている。第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23は、マスタシリンダ21の内部を第一マスタ室21aと第二マスタ室21bとに区画している。マスタリザーバ24は、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに連通する管路を有するリザーバタンクである。マスタリザーバ24と各マスタ室21a,21bとは、第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23の移動により連通又は遮断される。
又、シリンダ機構20は、ホイールシリンダ25、ホイールシリンダ26、ホイールシリンダ27及びホイールシリンダ28を備えている。ホイールシリンダ25は、車両の左後輪RLに配置されている。ホイールシリンダ26は、車両の右後輪RRに配置されている。ホイールシリンダ27は、車両の左前輪FLに配置されている。ホイールシリンダ28は、車両の右前輪FRに配置されている。マスタシリンダ21と各ホイールシリンダ25〜28は、アクチュエータ30を介して接続されている。これにより、各ホイールシリンダ25〜28は、左後輪RL、右後輪RR、左前輪FL及び右前輪FRに制動力を付与する。尚、詳細な説明を省略するが、アクチュエータ30は、図示省略の管路、電動ポンプ、電磁弁及び逆止弁等から構成されている。
車両のブレーキ装置10においては、運転者がブレーキペダル29を踏み込むと、マスタシリンダ21に気密的に連結された負圧式倍力装置100により踏力が倍力され、マスタシリンダ21内の第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23が押圧される。これにより、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに動圧のマスタシリンダ圧が発生する。マスタシリンダ圧は、アクチュエータ30を介してホイールシリンダ25〜28に伝達される。
負圧式倍力装置100は、図2に示すように、中空状のブースタシェル110を備えている。ブースタシェル110には、可動隔壁120及びバルブボディ130が一体に移動(前進及び後進)するように組み付けられている。そして、ブースタシェル110の内部は、可動隔壁120により、前方の定圧室R1と、後方の変圧室R2と、に区画されている。
ブースタシェル110は、例えば、鉄、アルミ又は樹脂(強化プラスチック)等から形成されるフロントシェル部材111及びリアシェル部材112から構成される。フロントシェル部材111には、定圧室R1を負圧源(例えば、図示省略のエンジンの吸気マニホールド)に連通させるための負圧導入口111aが形成されている。負圧導入口111aには、逆止弁113が設けられている。逆止弁113は、定圧室R1の側から負圧源の側への空気の連通を許可し、負圧源の側から定圧室R1の側への空気の連通を遮断するように構成されている。
又、ブースタシェル110は、径方向の二箇所にて、フロントシェル部材111及びリアシェル部材112を気密的に貫通するタイロッドボルト114を有している。尚、図2においては、一方のタイロッドボルト114のみを示す。二本のタイロッドボルト114は、フロントシェル部材111の側にてマスタシリンダ21を支持するようになっている。このため、フロントシェル部材111の内面111bとタイロッドボルト114の拡径部114aとの間には、板状の気密部材115が配置されている。又、ブースタシェル110は、リアシェル部材112を気密的に貫通するリアボルト116を有している。リアボルト116は、静止部材、例えば、車両の車体に設けられたカウルKに固定されるようになっている。
可動隔壁120は、ブースタシェル110の内部にてバルブボディ130の軸方向に前後移動可能に設けられている。可動隔壁120は、環状のプレート部材121と、環状のダイアフラム122と、から構成されている。プレート部材121は、金属製(例えば、鉄)であり、ダイアフラム122に対して前方側(フロントシェル部材111の側)に配置される。
ダイアフラム122は、環状の弾性部材(例えば、環状のゴム材料)から形成されて伸縮変形可能となっている。ダイアフラム122は、外周縁がブースタシェル110(フロントシェル部材111及びリアシェル部材112)に気密的に固定され、且つ、内周縁がプレート部材121と共にバルブボディ130に気密的に固定される。
具体的に、ダイアフラム122は、図2に示すように、外周ビード部122a、内周ビード部122b及びシート部122cを備えている。外周ビード部122aは、ダイアフラム122の外周縁に環状に設けられており、フロントシェル部材111とリアシェル部材112との連結部分にて気密的に挟持される。内周ビード部122bは、ダイアフラム122の内周縁に環状に設けられており、プレート部材121と共にバルブボディ130の外周面131aに気密的に固定される。シート部122cは、外周ビード部122aと内周ビード部122bとを互いに接続する。
バルブボディ130は、ブースタシェル110(より具体的には、リアシェル部材112)に対して相対移動可能に設けられ、且つ、可動隔壁120と一体にフロントシェル部材111に向けて前進及びリアシェル部材112に向けて後進する。バルブボディ130は、樹脂製で円筒状に形成された本体部131を備えている。
本体部131は、前方にてフロントシェル部材111との間に設けられたリターンスプリング180にリテーナ170を介して係合しており、リターンスプリング180の付勢力によって後方に向けて付勢されている。本体部131は、中央部分にてブースタシェル110のリアシェル部材112に設けられた筒部112aに軸方向にて前後への相対移動可能に組み付けられている。筒部112aの開口端部にはリップ状のシール部材112bが設けられている。本体部131は、シール部材112bにより、外周面131aがリアシェル部材112(ブースタシェル110)に対して気密的に組み付けられている。
本体部131の内部には、一対の負圧連通路132が設けられている。尚、図2においては、一方の負圧連通路132のみを示す。負圧連通路132は、前方端にてブースタシェル110の定圧室R1に連通すると共に、後方端にて本体部131の内部に連通するようになっている。又、本体部131の内部には、入力部材を構成する入力軸141とプランジャ142とが同軸となるように組み付けられると共に、弁機構150とフィルタ143とが同軸となるように組み付けられている。更に、本体部131の内部には、プランジャ142の前方に、円柱状の入力部材且つ接続部材としての金属製のエアバルブ144、弾性材料(例えば、ゴム材料)からなる反力部材145及び出力部材としての出力軸146が同軸となるように組み付けられている。
入力軸141は、本体部131の軸方向にて前後移動可能であり、球状先端部にてプランジャ142の連結部分に関節状に連結される。入力軸141は、後端に設けられた螺子部によりヨーク(図示省略)を介してブレーキペダル29に連結され、ブレーキペダル29に作用する踏力を入力荷重FNとして前方に向けて受けるように構成されている。又、入力軸141は、円環部材147を介してリターンスプリングに係合しており、リターンスプリングによって後方に向けて付勢されている。
プランジャ142は、先端部にてエアバルブ144を介して反力部材145における後面の中央部分に当接する。又、プランジャ142は、中央部分に形成された環状の溝部142aにおいてキー部材148に係合する。キー部材148は、バルブボディ130の本体部131に対するプランジャ142の前後方向への移動を規制する機能と、ブースタシェル110に対するバルブボディ130の後方への移動限界位置(バルブボディ130の後方復帰位置)を規制する機能と、を有する。更に、プランジャ142は、後端部に、弁機構150における環状の大気弁座が設けられている。
反力部材145に対向して配設されて当接可能な接続部材としてのエアバルブ144は、図2に示すように、プランジャ142と反力部材145との間に配設されている。エアバルブ144は、図3に示すように、円柱状に形成されている。エアバルブ144は、反力部材145に対向する当接面144aの一部に凹部である穴144bが形成されている。穴144bは、図3に示すように、底部144b1を有し、軸方向にて反力部材145の側から入力軸141(プランジャ142)の側に向けて、穴径Hが同一になるように設けられている。穴144bは、後述するように、当接面144aにて反力部材145を押圧した状態で膨出変形した反力部材145と当接することを回避するように底部144b1までの距離即ち深さが設定されている。
ここで、エアバルブ144の製造について説明しておく。エアバルブ144は、予備加工工程において、所定の軸方向長さ及び所定の直径となるように、例えば、切削加工やプレス加工等の機械加工により成形される。この予備加工工程においては、部品の共通化が可能となるように、数種類の軸方向長さ及び直径となるように機械加工が行われ、予備加工状態のエアバルブ144が数種類のグループに分けられる。その後、エアバルブ144は、所定の表面処理加工を経て、例えば、黒色に着色されて製造される。
続いて、エアバルブ144は、反力部材145と当接する当接面144aに対して穴144bが、例えば、ドリル加工によって形成される。即ち、エアバルブ144は、表面が着色された状態で穴144bが設けられる。尚、ドリル加工によって穴144bが設けられた場合、底部144b1は、図3に示すように、テーパ形状となる。そして、この場合、穴144bの穴径は、負圧式倍力装置100に要求される入出力特性に応じた開口面積Sとなるように開口される(図5を参照)。ここで、穴144bが形成される前において、当接面144aは初期面積Boを有するものとする。これにより、穴144bが形成された当接面144aが反力部材145と当接する際の接触面積Bは、初期面積Boから穴144bの開口面積Sを減じた(Bo−S)となる(図5を参照)。
反力部材145は、出力軸146の後方円筒部146aに収容されて、出力軸146の後方円筒部146aと共にバルブボディ130の本体部131に組み付けられている。反力部材145は、後方円筒部146aに収容され、且つ、エアバルブ144によって押圧された状態で、後面の中央部分が後方即ちエアバルブ144に向けて膨出変形するようになっている。
出力軸146は、出力荷重FSを出力し、図2にて図示を省略するが、先端部においてマスタシリンダ21の第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23を押動するようになっている。又、出力軸146は、制動作動時において、マスタシリンダ21の第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23から受ける反力を反力部材145に伝達するようになっている。
弁機構150は、バルブボディ130の本体部131に設けられた負圧連通路132の後端部に一体に形成された負圧弁座と、プランジャ142の後端部に一体に形成された大気弁座と、を備えている。又、弁機構150は、大気弁座に対して同軸となるように配置された筒状の弁体151を備えている。弁体151は、環状の取付部と、取付部に一体に形成されて軸方向に移動可能な筒状の可動部と、を有している。弁体151の取付部は、バルブボディ130の本体部131の内部に気密的に組み付けられており、円環部材147によって本体部131に保持されている。
弁体151の可動部は、負圧弁座に対して着座又は離座することにより、負圧弁座と共に定圧室R1と変圧室R2との間を連通又は遮断する負圧弁を構成する負圧制御弁部を有する。又、弁体151の可動部は、大気弁座に対して着座又は離座することにより、大気弁座と共に変圧室R2と大気との間を連通又は遮断する大気弁を構成する大気制御弁部を有する。
ブーツ160は、筒状でゴム材料から形成されており、一端側(前方側)に設けられた連結部161、他端側(後方側)に設けられた挿通部162、及び、連結部161と挿通部162とを連結する蛇腹部163と、を備えている。連結部161は、筒部112aを内部に挿通した状態で、図示を省略する金属バンド等により、筒部112aに固定される。
挿通部162は、バルブボディ130の本体部131の端部(入力軸141が挿入される側の端部)を外部から覆うようになっている。挿通部162は、入力軸141を挿通すると共に、内側にてフィルタ143を覆うようになっている。蛇腹部163は、ブーツ160の軸方向における断面形状が凹凸となるように形成されており、連結部161と挿通部162とを接続する。
(負圧式倍力装置100の作動)
次に、上記のように構成された負圧式倍力装置100の作動を説明する。負圧式倍力装置100においては、入力軸141及びプランジャ142が本体部131に対して前後方向に移動することに応じて弁機構150が作動することにより、変圧室R2が定圧室R1又は大気に連通する。即ち、入力軸141及びプランジャ142が、本体部131に対して図2に示す位置(原位置であり復帰非作動位置)から前方に移動すると、負圧制御弁部が負圧弁座に着座し、大気弁座が大気制御弁部から離座する。
次に、上記のように構成された負圧式倍力装置100の作動を説明する。負圧式倍力装置100においては、入力軸141及びプランジャ142が本体部131に対して前後方向に移動することに応じて弁機構150が作動することにより、変圧室R2が定圧室R1又は大気に連通する。即ち、入力軸141及びプランジャ142が、本体部131に対して図2に示す位置(原位置であり復帰非作動位置)から前方に移動すると、負圧制御弁部が負圧弁座に着座し、大気弁座が大気制御弁部から離座する。
これにより、フィルタ143、弁体151の内部、大気弁座との隙間、本体部131に設けられた連通路等を通して、変圧室R2に大気が流入する。その結果、変圧室R2の圧力が定圧室R1の圧力に比して大きくなる。このため、入力部材を構成する入力軸141、プランジャ142及びエアバルブ144の前方への移動に伴って可動隔壁120及びバルブボディ130が助勢されて前方に(変圧室R2から定圧室R1に向けて)移動し、出力軸146が前方に移動することができる。
具体的に、図4にて入力荷重FNと出力荷重FSの関係即ち入出力特性を示すように、入力軸141及びプランジャ142を介して入力荷重FN1が入力されると、負圧とされている変圧室R2に大気が流入し、出力荷重FS1が出力される。ここで、入力荷重FN1が入力された状態では、反力部材145はエアバルブ144に向けて膨出変形しておらず、エアバルブ144は反力部材145と接触していない。即ち、入力荷重FN1を入力するまでには、反力部材145はエアバルブ144を介して入力軸141(プランジャ142)に反力を伝達しない。これにより、大気弁座における開弁量を確保することができ、変圧室R2に速やかに大気を導入することができる。尚、入力荷重FN1に対応する出力荷重FS1は、所謂、ジャンプ荷重を呼ばれるものである。
そして、入力荷重FNが入力荷重FN1よりも増大するにつれて出力荷重FSが大きくなる。ここで、出力軸146は、図1に示すように、マスタシリンダ21に連結されており、前進することにより第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23を押圧する。マスタシリンダ21においては、第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23が押圧されることによりブレーキフルードを加圧する。従って、第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23の加圧に伴い、出力軸146には後方に向けた反力が作用する。
一方、可動隔壁120及びバルブボディ130は、変圧室R2の圧力上昇により、前進する。このため、バルブボディ130の本体部131と出力軸146の後方円筒部146aとの間に配置された反力部材145の周縁部が挟持される。その結果、反力部材145の中央部分、より詳しくは、径方向にてエアバルブ144に対応する部分は、図5に示すように、エアバルブ144に向けて膨出変形する。そして、反力部材145の膨出変形した部分がエアバルブ144の当接面144aに接触し、反力部材145はエアバルブ144を介して入力軸141及びプランジャ142に発生した反力を伝達する。
ところで、反力部材145は、図5に示すように、接触面積Aを有するバルブボディ130の本体部131と当接すると共に、接触面積Bを有するエアバルブ144と当接する。この場合、入力荷重FNが入力荷重FN1から助勢限界となる入力荷重FN2まで増加する状態では、図4に示すように、(A+B)/Bによって表されるサーボ比(入出力特性における傾き)に従って、出力荷重FSが出力荷重FS1から出力荷重FS2まで増加する。ここで、助勢限界は、定圧室R1と変圧室R2との間の圧力差に応じて可動隔壁120及びバルブボディ130の変圧室R2から定圧室R1に向けた移動をリターンスプリング180による付勢力に抗して助勢し得る限界である。尚、助勢限界を超えた領域、即ち、入力荷重FNが入力荷重FN2よりも大きい領域においては、サーボ比が「1」となる。
負圧式倍力装置100において、入出力特性のサーボ比は、反力部材145が当接する接触面積A及び接触面積Bによって決定される。上述したように、エアバルブ144の接触面積Bは、初期面積Boから穴144bの開口面積Sを減じた大きさとされている。そして、反力部材145は、助勢限界まで、当接面144aにて反力部材145を押圧した状態において凹部である穴144bの底部144b1に当接しない。これにより、サーボ比を決定する接触面積Bは、当接面144aに設けられる穴144bの開口面積Sによって変更することができる。従って、負圧式倍力装置100に要求される入出力特性が、例えば、車種ごとに異なる場合には、サーボ比から決定される接触面積Bとなるように、エアバルブ144の当接面144aに設けられる穴144bの開口面積Sが決定される。そして、開口面積Sとなるように、例えば、ドリル加工によって当接面144aに穴144bを設けることができる。
ここで、開口面積Sを大きくした場合には接触面積Bが小さくなり、その結果、サーボ比は大きくなる。一方、開口面積Sを小さくした場合には接触面積Bが大きくなり、その結果、サーボ比は小さくなる。
このように、負圧式倍力装置100においては、ブレーキペダル29を介して入力された入力荷重FNを倍力した出力荷重FSを出力軸146からマスタシリンダ21に出力することができる。これにより、マスタシリンダ21の第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23が押圧され、発生したマスタシリンダ圧がアクチュエータ30を介してホイールシリンダ25〜28に伝達される。
又、入力軸141及びプランジャ142が、本体部131に対して復帰非作動位置(原位置)に戻ると、大気制御弁部が大気弁座に着座し、負圧制御弁部が負圧弁座から離座する。この場合、変圧室R2と大気との連通が遮断され、且つ、定圧室R1と変圧室R2とが連通する。そして、この場合には、本体部131に設けられた連通路、負圧制御弁部と負圧弁座との隙間、負圧連通路132等を通して、変圧室R2から定圧室R1に空気が吸引される。その結果、変圧室R2の圧力と定圧室R1の圧力とは等しくなるので、リターンスプリング180の付勢力によって可動隔壁120及びバルブボディ130が後方に移動し、出力軸146が後方に移動する。これにより、出力軸146によるマスタシリンダ21の第一マスタピストン22及び第二マスタピストン23の押圧が解除され、マスタシリンダ圧が減少する。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態の負圧式倍力装置100は、ブースタシェル110と、ブースタシェル110を定圧室R1と変圧室R2とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁120と、ブースタシェル110に対して相対移動可能に挿入され、且つ、ブースタシェル110の内部にて可動隔壁120と共に一体に移動可能な筒状のバルブボディ130と、バルブボディ130の内部にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材を構成する入力軸141、プランジャ142及び接続部材としてのエアバルブ144と、入力軸141、プランジャ142及びエアバルブ144に対して反力を発生させる反力部材145と、バルブボディ130の推進力を出力する出力部材としての出力軸146と、を備え、エアバルブ144は、反力部材145に対向して反力部材145に当接する当接面144aの一部に、当接面144aにて反力部材145を押圧した状態で反力部材145と当接することを回避するための凹部としての穴144bを有する。
これによれば、エアバルブ144の当接面144aに、同一の設備(例えば、ドリル設備やドリル刃)を用いた一つの機械加工工程、例えば、ドリル加工工程やプレス加工工程等により、穴144bを設けることができる。これにより、エアバルブ144の製造に必要な機械加工工程の数を減少することができて、生産性を向上することができる。又、当接面144aの一部に開口面積Sとなる穴144bを設けることにより、当接面144aにおける反力部材145との接触面積B(=Bo−S)を減少させて調整することができる。これにより、穴144bを設ける前の当接面144aの初期面積Boが同一となる共通のエアバルブ144であっても、負圧式倍力装置100に要求される種々の入出力特性(具体的には、サーボ比)に応じて開口面積Sを有する穴144bを設けることにより、要求される入出力特性を実現することができる。従って、部品の共通化を図ることが可能となり、その結果、生産性を向上することができる。
この場合、負圧式倍力装置100は、定圧室R1の内部に配置されて可動隔壁120及びバルブボディ130の移動に対して付勢力を付与するリターンスプリング180を備え、反力部材145は、定圧室R1と変圧室R2との間の圧力差に応じて可動隔壁120及びバルブボディ130の変圧室R2から定圧室R1に向けた移動をリターンスプリング180による付勢力に抗して助勢し得る助勢限界まで、即ち、入力荷重FNが入力荷重FN2となるまで当接面144aにて反力部材145を押圧した状態において穴144bの底部144b1に当接しない。
これによれば、助勢限界まで即ち入力荷重FN2となるまでは、穴144bの底部144b1には反力部材145が当接しない。従って、助勢限界となるまでは、エアバルブ144の当接面144aの接触面積B(=Bo−S)が維持される。これにより、穴144bの開口面積Sを変更することにより、入出力特性であるサーボ比(=(A+B)/B)を変更することができる。
又、これらの場合、凹部は、軸方向にて入力部材に向けて設けられた穴であり、軸方向にて同一の穴径Hを有している。これによれば、極めて簡単に且つ汎用のドリル工具を用いて穴144bを設けることができる。従って、生産性を向上することができる。
(第一変形例)
上記実施形態においては、エアバルブ144のフラットな当接面144aに穴144bを設けるようにした。これに代えて、図6〜図8に示すように、当接面144aが、一部が反力部材145に向けて突出し、且つ、反力部材145に対向するフラットな突出面144cを含むように構成することも可能である。この場合、突出面144cの一部に凹部としての穴144bを設けることができる。
上記実施形態においては、エアバルブ144のフラットな当接面144aに穴144bを設けるようにした。これに代えて、図6〜図8に示すように、当接面144aが、一部が反力部材145に向けて突出し、且つ、反力部材145に対向するフラットな突出面144cを含むように構成することも可能である。この場合、突出面144cの一部に凹部としての穴144bを設けることができる。
ここで、以下の説明においては、図8に示すように、穴144bが形成される前において、突出面144cは初期面積Coを有するものとする。これにより、穴144bが形成された突出面144cが反力部材145と当接する際の接触面積Cは、初期面積Coから穴144bの開口面積Sを減じた(Co−S)となる。
このように、エアバルブ144に突出面144cを設けた場合の入出力特性は、図7に示すように、当接面144aのみを有する上記実施形態の場合(図4を参照)に比べて、入力荷重FN1(出力荷重FS1)と入力荷重FN2(出力荷重FS2)との間にてサーボ比が変化するようになる。即ち、反力部材145が膨出変形してエアバルブ144に当接する場合には、反力部材145に向けて突出した突出面144cと反力部材145とが最初に接触し、その後、当接面144aと反力部材145とが当接する。
この場合、入力荷重FNが入力荷重FN1から入力荷重FN2に向けて増加する途中において、反力部材145が突出面144cのみに当接する状態から当接面144a及び突出面144cに当接する状態に移行する。従って、図7に示すように、入力荷重FNが入力荷重FN1から入力荷重FN2よりも小さい入力荷重FN3まで増加する状態では、第一段目のサーボ比が(A+C)/Cとなり、出力荷重FSが出力荷重FS1から出力荷重FS2よりも小さい出力荷重FS3まで増加する。そして、入力荷重FNが入力荷重FN3から入力荷重FN2まで増加する状態では、第二段目のサーボ比が(A+B+C)/(B+C)となり、出力荷重FSが出力荷重FS3から出力荷重FS2まで増加する。
従って、エアバルブ144の当接面144aが突出面144cを含んで構成される場合には、助勢限界となる入力荷重FN2(出力荷重FS2)までに、サーボ比に段付きの変化が生じる。そして、突出面144cに穴144bを設けた場合にも、上記実施形態と同様に、穴144bの開口面積Sを変更することにより、負圧式倍力装置100に要求される入出力特性を実現することができる。尚、第一変形例においては、軸方向にて突出する突出面144cを一つ設けるようにしたが、突出面を軸方向に複数設ける即ち多段にして設けることも可能である。この場合には、突出面の数に応じてサーボ比の変化が生じるようになる。
(第二変形例)
上記実施形態及び上記第一変形例においては、軸方向にて同一の穴径を有する穴144bを当接面144a(突出面144c)に設けるようにした。これに代えて、図9に示すように、軸方向にて穴径が変化するように、即ち、反力部材145の側の第一穴径H1が入力軸141(プランジャ142)側の底部144d1における第二穴径H2よりも大きい凹部としての穴144dを設けることも可能である。
上記実施形態及び上記第一変形例においては、軸方向にて同一の穴径を有する穴144bを当接面144a(突出面144c)に設けるようにした。これに代えて、図9に示すように、軸方向にて穴径が変化するように、即ち、反力部材145の側の第一穴径H1が入力軸141(プランジャ142)側の底部144d1における第二穴径H2よりも大きい凹部としての穴144dを設けることも可能である。
これによれば、例えば、円錐状のドリルを用いたドリル加工によって穴144dを形成する場合、円錐状のドリルのストロークを変化させることにより、第一穴径H1の大きさ即ち開口面積Sを容易に変更することができる。尚、凹部としての穴144dの形状については、図9に示すように、軸線を含む断面における断面形状がVの字状としたり、断面形状が球面形状としたりすることができる。その他の効果については、上記実施形態と同様である。
(第三変形例)
上記実施形態及び上記各変形例においては、当接面144a(突出面144cを含む)に一つの穴144bを設けるようにした。これに代えて、図10に示すように、当接面144a(突出面144cを含む)の一部に複数の凹部、例えば、穴144bを設けることも可能である。この場合には、それぞれの穴144bが小さな穴径、換言すれば、小さな開口面積Sを有している。そして、入出力特性におけるサーボ比に応じて決定された当接面144aの接触面積B又は突出面144cの接触面積Cを実現するように、穴144bが複数設けられることにより、上記実施形態及び上記各変形例と同様の効果が得られる。
上記実施形態及び上記各変形例においては、当接面144a(突出面144cを含む)に一つの穴144bを設けるようにした。これに代えて、図10に示すように、当接面144a(突出面144cを含む)の一部に複数の凹部、例えば、穴144bを設けることも可能である。この場合には、それぞれの穴144bが小さな穴径、換言すれば、小さな開口面積Sを有している。そして、入出力特性におけるサーボ比に応じて決定された当接面144aの接触面積B又は突出面144cの接触面積Cを実現するように、穴144bが複数設けられることにより、上記実施形態及び上記各変形例と同様の効果が得られる。
更に、この第三変形例においては、穴144bの穴径(即ち、開口面積S)を直接的に変更して接触面積B(又は、接触面積C)を実現する必要がなく、単一の穴径を有する穴144bの開口面積Sを合算して接触面積B(又は、接触面積C)を実現することができる。従って、例えば、単一径のドリルを用いたドリル加工により、複数の穴144bを設けることができるため、製造設備の簡略化が可能になると共に部品点数の低減も達成することができる。その他の効果については、上記実施形態と同様である。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態及び上記各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態及び上記各変形例においては、予め所定の軸方向長さ及び所定の径を有するように成形され、且つ、表面処理を施して着色し、その後、当接面144a(突出面144c)に凹部としての穴144bを形成するようにした。このように、着色された後に穴144bを形成することにより、穴144bの形成箇所の色を他箇所の色と異ならせることができる。この場合、穴144bは当接面144a(突出面144c)に形成されるため、組み付け作業者は、エアバルブ144の組み付け方向、即ち、当接面144a(突出面144c)が反力部材145に対向する組み付け方向を容易に視認することができる。
これに加えて、より視認性を向上させる、或いは、エアバルブ144の種類ごとに付された品番の識別を可能とするように、表面処理によって着色されたエアバルブ144の表面の一部を剥がしたり、削ったりすることも可能である。或いは、当接面144a(突出面144c)以外の部分に穴を設けたりすることも可能である。このように、組み付け作業者の視認性を向上させることにより、確認作業の簡略化が可能となり、その結果、組み付け作業の作業効率を向上させることができる。
又、上記実施形態及び上記各変形例においては、入力部材を入力軸141、プランジャ142及びエアバルブ144から構成するようにした。入力部材がエアバルブ144を含んで構成される場合には、例えば、エアバルブ144のみを交換することで、要求される入出力特性に対応することができる。しかしながら、エアバルブ144を省略して、入力部材を構成することも可能である。この場合には、例えば、プランジャ142の反力部材145に対向する当接面に凹部(例えば、穴)を設けることにより、上記実施形態及び上記各変形例と同様の効果が得られる。
又、上記実施形態及び上記各変形例においては、プランジャ142とエアバルブ144とを別体として、入力部材を構成するようにした。しかし、プランジャ142とエアバルブ144とを一体に形成し、入力部材を構成することも可能である。この場合においても、上記実施形態及び上記各変形例と同様の効果が得られる。
更に、上記実施形態及び上記各変形例においては、凹部として軸方向に延設した穴144bを設けるようにした。しかしながら、凹部については、穴144bに限定されるものではなく、反力部材145と当接することを回避することができれば、凹部としては軸方向と異なる方向に延設した溝や、開口形状が円以外の形状の穴等であっても良い。この場合においても、入出力特性に応じた当接面144a(突出面144c)の接触面積B(接触面積C)を実現するように凹部の開口面積Sを決定することにより、上記実施形態及び上記各変形例と同等の効果が得られる。
10…ブレーキ装置、20…シリンダ機構、21…マスタシリンダ、21a…第一マスタ室、21b…第二マスタ室、22…第一マスタピストン、23…第二マスタピストン、24…マスタリザーバ、25〜28…ホイールシリンダ、29…ブレーキペダル、30…アクチュエータ、100…負圧式倍力装置、110…ブースタシェル、111…フロントシェル部材、111a…負圧導入口、111b…内面、112…リアシェル部材、112a…筒部、112a1…フランジ部、112b…シール部材、112b1…外周面、113…逆止弁、114…タイロッドボルト、114a…拡径部、115…気密部材、116…リアボルト、120…可動隔壁、121…プレート部材、122…ダイアフラム、122a…外周ビード部、122b…内周ビード部、122c…シート部、130…バルブボディ、131…本体部、131a…外周面、132…負圧連通路、141…入力軸(入力部材)、142…プランジャ(入力部材)、143…フィルタ、144…エアバルブ(入力部材、接続部材)、144a…当接面、144b…穴(凹部)、144b1…底部、144c…突出面、144d…穴(凹部)、144d1…底部、145…反力部材、146…出力軸(出力部材)、146a…後方円筒部、147…円環部材、148…キー部材、150…弁機構、151…弁体、160…ブーツ、161…連結部、162…挿通部、163…蛇腹部、170…リテーナ、180…リターンスプリング、K…カウル、R1…定圧室、R2…変圧室、B…(当接面の)接触面積、Bo…(当接面の)初期面積、C…(突出面の)接触面積、Co…(突出面の)初期面積、S…開口面積、H…穴径、H1…第一穴径、H2…第二穴径、FN…入力荷重、FS…出力荷重、FL…左前輪、FR…右前輪、RL…左後輪、RR…右後輪
Claims (6)
- ブースタシェルと、
前記ブースタシェルを定圧室と変圧室とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁と、
前記ブースタシェルに対して相対移動可能に挿入され、且つ、前記ブースタシェルの内部にて前記可動隔壁と共に一体に移動可能な筒状のバルブボディと、
前記バルブボディの内部にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材と、
前記入力部材に対して反力を発生させる反力部材と、
前記バルブボディの推進力を出力する出力部材と、を備え、
前記入力部材は、
前記反力部材に対向して前記反力部材に当接する当接面の一部に、前記当接面にて前記反力部材を押圧した状態で前記反力部材と当接することを回避するための凹部を有する負圧式倍力装置。 - 前記定圧室の内部に配置されて前記可動隔壁及び前記バルブボディの移動に対して付勢力を付与するリターンスプリングを備え、
前記反力部材は、
前記定圧室と前記変圧室との間の圧力差に応じて前記可動隔壁及び前記バルブボディの前記変圧室から前記定圧室に向けた移動を前記リターンスプリングによる前記付勢力に抗して助勢し得る助勢限界まで、前記当接面にて前記反力部材を押圧した状態において前記凹部の底部に当接しない、請求項1に記載の負圧式倍力装置。 - 前記入力部材は、前記反力部材に対向して配設されて前記反力部材に当接可能な接続部材を有して構成されており、
前記接続部材に前記当接面及び前記凹部が設けられている、請求項1又は請求項2に記載の負圧式倍力装置。 - 前記当接面は、
一部が前記反力部材に向けて突出し、且つ、前記反力部材に対向する突出面を含み、
前記突出面の一部に前記凹部が設けられている、請求項1乃至請求項3のうちの何れか一項に記載の負圧式倍力装置。 - 前記凹部は、
軸方向にて前記入力部材に向けて設けられた穴であり、前記軸方向にて同一の穴径を有している、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の負圧式倍力装置。 - 前記凹部は、
軸方向にて前記入力部材に向けて設けられた穴であり、前記軸方向にて前記反力部材の側の第一穴径が前記入力部材の側の第二穴径よりも大きい、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の負圧式倍力装置。
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