JP2020163731A - 包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置 - Google Patents

包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】胴部表面に使用できる材料が限定されたり胴部を形成するフィルムの厚みが大きくなったりすることなく、突き合わせ部における胴部の変形や隙間の発生を抑制することができる包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置を提供する。【解決手段】包装チューブは、樹脂材料で形成されたパイプおよびパイプの外面に貼り付けられた積層フィルムを含む胴部を備える包装チューブであって、胴部は、パイプの長手方向に沿って積層フィルムの端面どうしが突き合わされた突き合わせ部と、胴部の長手方向に沿って、積層フィルムの突き合わせ部を含む帯状の領域の外面または内面に貼り付けられた帯状のテープ材とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、押し出し成型されるパイプに巻き付けて使用される包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置に関する。
特許文献1には、押出成形直後の溶融状態にあるチューブの周りに帯状のバリア装飾用のフィルムを巻き付けて貼り付ける包装チューブの製造方法が開示されている。特許文献1の製造方法では、押出成型ライン内でパイプの形成とフィルムの貼り付けを連続して行うことができるため、効率的に包装チューブを製造することができる。
特表2017−516683号公報
このような方法で製造される包装チューブでは、パイプの長手方向に沿ってフィルムの端面どうしが突き合わされた突き合わせ部が形成される。このため、パイプとフィルムとの熱収縮量の差により突き合わせ部において端面どうしが近づくことで、突き合わせ部周辺が包装チューブの内方に凹むように胴部が変形してしまい、包装チューブの外観が悪化するという課題があった。また、包装チューブを使用する際の胴部の押圧(スクイーズ)操作により、パイプを形成する樹脂が延びることで、フィルムの端面どうしが離れて端面間に隙間が発生してしまい、包装チューブのバリア性や遮光性が悪化するという課題もあった。
胴部の端縁どうしを所定幅オーバーラップさせて互いに貼り付けることにより上記の課題の発生は防止できるが、この場合、端縁どうしを貼り付けるためにフィルムの表面にポリエチレン等の接着層を設ける必要がある。このため、フィルムの表面に使用できる材料が限定されたり、フィルム全体の厚みが大きくなることで熱伝導が低下して、溶着部の強度が低下したりするという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、胴部表面に使用できる材料が限定されたり胴部を形成するフィルムの厚みが大きくなったりすることなく、突き合わせ部における胴部の変形や隙間の発生を抑制することができる包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、樹脂材料で形成されたパイプおよびパイプの外面に貼り付けられた積層フィルムを含む胴部を備える包装チューブであって、胴部は、パイプの長手方向に沿って積層フィルムの端面どうしが突き合わされた突き合わせ部と、胴部の長手方向に沿って、積層フィルムの突き合わせ部を含む帯状の領域の外面または内面に貼り付けられた帯状のテープ材とを備える、包装チューブである。
また、本発明の他の局面は、積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成する工程と、筒状に形成された積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する工程と、パイプの外面に、積層フィルムを貼り付ける工程と、積層フィルムの突き合わせ部を含む帯状の領域に、積層フィルムの外面または内面から帯状のテープ材を貼り付ける工程とを含む、包装チューブの製造方法である。
また、本発明の他の局面は、積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成するシェーパーと、筒状に形成された積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する押出成型装置と、パイプの外面に、積層フィルムを貼り付ける積層フィルム溶着部と、積層フィルムの突き合わせ部を含む帯状の領域に、積層フィルムの外面から帯状のテープ材を貼り付けるテープ材貼り付け部とを含む、包装チューブの製造装置である。
また、本発明の他の局面は、積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成するシェーパーと、筒状に形成された積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する押出成型装置と、パイプの外面に、積層フィルムを貼り付けるとともに、積層フィルムの突き合わせ部を含む帯状の領域に、積層フィルムの外面または内面から帯状のテープ材を貼り付ける胴部形成部とを含む、包装チューブの製造装置である。
本発明によれば、胴部表面に使用できる材料が限定されたり胴部を形成するフィルムの厚みが大きくなったりすることなく、突き合わせ部における胴部の変形や隙間の発生を抑制することができる包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る包装チューブの正面図および断面図 本発明の変形例に係る包装チューブの正面図および断面図 包装チューブ製造装置の模式図 包装チューブ製造装置の要部を説明するための断面図 テープ材を貼り付けた積層フィルムの断面図 テープ材を貼り付けた積層フィルムの断面図
本発明の実施形態に係る包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置について、図を参照して説明する。なお、実施形態および変形例において、同様の構成については同じ参照符号を付して適宜説明を省略する。
<包装チューブ>
図1に、本発明の一実施形態に係る包装チューブ100の正面図、A−A’線で切断した断面図、点線で囲ったB部の拡大図を示す。図1に示すように、包装チューブ100は、一端が閉塞された筒状の胴部10と、胴部10の他端に取り付けられた注出口部20とを含む。
注出口部20は、胴部10の他端に取り付けられ、胴部10の他端を閉塞可能とする部材である。注出口部20は、一例として胴部10の他端に取り付けられ、胴部10から離れるにしたがって外径が小さくなるテーパ部21と、テーパ部21に連接する円筒部22とにより構成される。円筒部22の外周面には、一例として外ネジ23が形成され、図示しないキャップを螺着することにより円筒部22の開口を閉塞することができる。注出口部20の材料は、特に限定されないが、低密度ポリエチレン等の樹脂材料を好適に用いることができる。注出口部20は、例えばヒートシールにより胴部10への取り付けることができる。なお、注出口部20の形態は、胴部10の他端を閉塞可能であれば上記に限定されず適宜周知の形態を採用できる。
胴部10は、一端が閉塞され、かつ他端が注出口部20を取り付け可能に開口した筒状の部材であって、内部には図示しない内容物を収容することができる。胴部10は、図1に示すように、パイプ11と、積層フィルム12と、テープ材13とを備える。胴部10の一端を閉塞する方法は、特に限定されないが、例えば一端を押し潰してヒートシールして閉塞することができる。
パイプ11は、樹脂材料を用いて押出成形された筒状の部材である。パイプ11の材料には、後述する積層フィルム12の最内層12aとの溶着が可能なポリエチレン等の材料を好適に用いることができる。
積層フィルム12は、パイプ11の外面に貼り付けることにより、胴部10にガスバリア性等の機能や装飾性を付与するためのフィルムである。積層フィルム12は、積層フィルム12をパイプ11の外面に接着、溶着により貼り付けるための最内層12aと、最内層12aに積層された表面層12bとを含む。積層フィルム12は、パイプ11の長手方向(図1の正面図において紙面上下方向)に沿って積層フィルム12の端面どうしが対向するようにして突き合わされた突き合わせ部14を形成している。最内層12aの厚みは、一例として30μm程度とすることができ、表面層12bの厚みは、一例として12μm程度とすることができるが、特に限定されない。
最内層12aの材料には、パイプ11に積層フィルム12を接着、溶着することが可能な、ポリエチレン、ヒートシールニス、易接着コート等を用いることができる。また、積層フィルム12に必要な機能に応じてACコート等を行ってもよい。表面層12bの材料には、延伸ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン等を用いることができ、これらの材料を用いることで積層フィルム12にバリア性、光沢、耐傷性、耐ピンホール性等の機能を付与することができる。
積層フィルム12には、最内層12aおよび表面層12bに加えて、さらにガスバリア性を向上させるために、EVOH樹脂フィルム、プラスチックの延伸または未延伸のフィルムにアルミニウムなどの金属やアルミナ、酸化珪素などの金属酸化物の薄膜を蒸着した透明蒸着加工フィルム、アルミニウム箔等を含むバリア層を追加してもよい。
テープ材13は、突き合わせ部14における胴部10の変形および積層フィルム12の端面間に隙間が発生することを抑制するために設けられる帯状のフィルムである。テープ材13は、積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域の外面(表面層12b)に貼り付けられている。テープ材13の幅は、一例として3mm〜10mm程度とすることができ、厚みは、12μm程度とすることができるが、特に限定されない。
テープ材13の材料は、突き合わせ部14における胴部10の変形および積層フィルム12の端面間の隙間の発生を抑制できればよく、例えば積層フィルム12の表面層12bと同じ材料を用いることができる。テープ材13を積層フィルム12に貼り付ける方法は、例えばテープ材13および表面層12bの材料に、ヒートシール可能なポリエチレンテレフタレートやレーザーによりヒートシール性を付与したポリエチレンテレフタレートを用いたヒートシールや、粘着剤、ヒートシールニス、ホットメルト等を用いた接着等がある。また、テープ材13は、上述のような単層フィルムであってもよいし、複数のフィルムを積層した積層フィルムであってもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート層の両面にポリエチレン層を積層した積層フィルムを用いることができる。
(変形例)
テープ材13は、突き合わせ部14を含む帯状の領域の内面(積層フィルム12の最内層12a)に貼り付けてもよい。図2には、テープ材13を帯状の領域の内面に貼り付けた変形例に係る包装チューブ101の正面図、C−C’線で切断した断面図、点線で囲ったD部の拡大図を示す。包装チューブ101は、一端が閉塞された筒状の胴部10’と、胴部10’の他端に取り付けられた注出口部20とを含む。胴部10と胴部10’との相違は、テープ材13を貼り付ける位置である。図2の拡大図に示すように、胴部10’ではテープ材13は突き合わせ部14を含む帯状の領域の内面側に貼り付けられ、パイプ11の外面と積層フィルム12の内面との間に位置している。
包装チューブ101に用いるテープ材13の材料は、突き合わせ部14における胴部10の変形および積層フィルム12の端面間の隙間の発生を抑制できるとともに、パイプ11の外面に接着、溶着により貼り付け可能であることが好ましく、例えば積層フィルム12の最内層12aと同じくポリエチレン等を用いることができる。テープ材13を積層フィルム12に貼り付ける方法は、例えばヒートシールや、粘着剤、ヒートシールニス、ホットメルト等による接着がある。
このように、包装チューブ100、101は、胴部10、10’の突き合わせ部14を含む帯状の領域の外面または内面にテープ材13が貼り付けられているため、突き合わせ部14において端面が互いに近づいたり、離れたりすることを抑制できる。このため、包装チューブ100、101は、突き合わせ部14における胴部10、10’の変形および積層フィルム12の端面間の隙間の発生を抑制することができる。また、胴部10、10’では、端縁どうしのオーバーラップが不要であるため、表面層12bに用いることができる材料の自由度が高く、積層フィルム12の厚みが大きくなくことを抑制できる。
(包装チューブの製造方法および製造装置)
次に、包装チューブ100、101の胴部10、10’の製造方法を、これを実現する包装チューブの製造装置の一例に係る包装チューブ製造装置500を参照して説明する。
胴部10、10’の製造方法においては、初めに、積層フィルム12を、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部14を形成しながら筒状に形成する工程と、筒状に形成された積層フィルム12の内周面に、樹脂材料を押し出してパイプ11を形成する工程とにより積層フィルム12とパイプ11とを所定の形状に形成する。その後、パイプ11の外面に、積層フィルム12を貼り付ける工程と、パイプ11の外面に貼付けられた積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域に、積層フィルム12の外面または内面から帯状のテープ材13を貼り付ける工程とにより積層フィルム12の突き合わせ部14にテープ材13が貼り付けられた胴部10、10’を製造することができる。
図3に、包装チューブ製造装置500の模式図を示し、図4に、包装チューブ製造装置500の要部を説明するための断面図を示す。図3、図4に示すように、包装チューブ製造装置500は、押出成型装置510と、シェーパー520と、積層フィルム溶着部530と、テープ材貼り付け部540とを含んで構成される。
押出成型装置510は、押出機511及びダイス512を含んで構成され、後述のシェーパー520により筒状に形成された積層フィルム12の内周に、円筒状の樹脂材料を押し出してパイプ11を形成する装置である。押出機511は、樹脂材料を溶融した後、溶融した樹脂材料をダイス512に押し出す。ダイス512は、円筒状の隙間を有し、押し出された樹脂材料を円筒状の隙間を通過させることによって、円筒状のパイプ11に形成して積層フィルム溶着部530の後述するガイド531の内周に押し出す。
シェーパー520は、積層フィルム12を、突き合わせ部14を形成しながら筒状に形成し、ダイス512から押し出される円筒状の樹脂材料の回りを覆うように積層フィルム溶着部530の後述するガイド531の内周に送り出す装置である。
積層フィルム溶着部530は、ガイド531、吹管532、および栓533を含んで構成され、形成されたパイプ11の外面に積層フィルム12を貼り付ける装置である。ガイド531は、円筒状の内周面を備えて、ダイス512から押し出された円筒状の樹脂材料とシェーパー520から送り出された積層フィルム12を、内周面に沿わせることにより所定の方向に誘導して積層フィルム溶着部530の外方に送り出す。吹管532はガイド531の内側に設けられ、孔532aからダイス512から押し出された樹脂材料の内周に気体を吹き出す。吹管532の一端には、樹脂材料の内側を部分的に閉塞する栓533が設けられ、栓533により樹脂材料の内周に吹き出された気体の外部への漏れ出しが規制されるため、樹脂材料の内部と外部との間に所定の差圧を発生させる。
テープ材貼り付け部540は、テープロール541と、加熱加圧部542とを含んで構成され、積層フィルム溶着部530から送り出された積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域に、積層フィルム12の外面からテープ材13を貼り付けて送り出す装置である。テープロール541には、帯状のテープ材13がロール状に巻き取られている。加熱加圧部542は、一例としてパイプ11の内方に設けられたロールおよび積層フィルム12の外方に設けられたヒートロールにより構成され、これらが図4に矢印で示す方向に回転して、テープロール541からテープ材13を引き出し、テープ材13を積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域に重ねて加熱および加圧しながら送り出すことができる。なお、加熱加圧部542は、ヒートロールを用いることなく、ヒーターとロールとにより構成してもよい。
次に、包装チューブ製造装置500の動作について説明する。包装チューブの製造装置500では、初めに、シェーパー520によって積層フィルム12を、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部14を形成しながら筒状に形成してガイド531の内周に送り出す。また、これと並行して、筒状に形成された積層フィルム12の内周に、押出成型装置510によって円筒状に形成された樹脂材料を押し出す。これにより、樹脂材料と積層フィルム12とがガイド531の内周に送り出される。
ダイス512から押し出された直後の樹脂材料は、吹管532、および栓533により内部と外部との間に発生した差圧により径方向に拡がる。外方に向かって拡がった樹脂材料は、外周面が積層フィルム12の内周面に押し付けられる。ダイス512から押し出された直後の樹脂材料は高温であるため、樹脂材料を押し付けられた積層フィルム12の内周面の最内層12aが溶融する。その後、ガイド531の内周面において積層フィルム12と樹脂材料とが冷却される。この結果、樹脂材料はパイプ11となり、パイプ11の外面に積層フィルム12が溶着して貼り付けられる。なお、この間、パイプ11および積層フィルム12は、押出機511によって樹脂材料が押し出される方向に向かって移動を続けている。
積層フィルム12が貼り付けられたパイプ11がガイド531の外方まで送り出されると、テープ材貼り付け部540において、積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域にテープロール541から引き出されたテープ材13が重ねられる。その後、テープ材13の外方とパイプ11の内方とから加熱加圧部542により加熱および加圧される。これにより、積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域にテープ材13が貼り付けられる。積層フィルム12の外面にテープ材13が貼り付けられたパイプ11を、所定の長さに切断することにより胴部10を製造することができる。製造された胴部10は、例えば、一端を押し潰してヒートシールし、他端に注出口部120をヒートシールして取り付けることにより包装チューブ100を製造することができる。
なお、積層フィルム12が貼り付けられたパイプ11を所定の長さに切断した後に、テープ材13を貼り付けてもよい。具体的には、例えば、ガイド531の外方まで押し出された積層フィルム12が貼り付けられたパイプ11を所定の長さに切断した後、マンドレル等の固定治具に固定して、突き合わせ部14を含む帯状の領域にテープ材13を貼り付けることができる。
このように、包装チューブ製造装置500によれば、パイプ11の成形、積層フィルム12、およびテープ材13の貼り付けを連続して行うことができるため、効率的に胴部10および包装チューブ100を製造することができる。
(変形例)
上述した製造方法においては、積層フィルム12を貼り付ける工程と、テープ材13を貼り付ける工程とを同時に行ってもよい。具体的には、例えば、包装チューブ製造装置500において、テープ材貼り付け部540を積層フィルム溶着部530の前に設けて、積層フィルム12とテープ材13とを積層フィルム溶着部530に送り込むように構成することができる。この際、積層フィルム12の外面にテープ材13を供給することで、ガイド531内でパイプ11の外面に積層フィルム12を貼り付けるとともに、積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域に、積層フィルム12の外面からテープ材13を貼り付ける胴部形成部を構成することができるため、さらに効率的に胴部10および包装チューブ100を製造することができる。
また、上記の構成においては、積層フィルム12とテープ材13とを積層フィルム溶着部530に送り込む際に、パイプ11(またはダイス512から押し出される樹脂材料)の外面と積層フィルム12の内面との間にテープ材13を供給するようにしてもよい。これにより、ガイド531内でパイプ11の外面に積層フィルム12を貼り付けるとともに、積層フィルム12の突き合わせ部14を含む帯状の領域に、積層フィルム12の内面からテープ材13を貼り付けることができるため、胴部10’および包装チューブ101を効率的に製造することができる。
さらに、積層フィルム12を貼り付ける工程と、テープ材13を貼り付ける工程とを同時に行って包装チューブ100の胴部10を製造するために、図5に断面図を示すように、あらかじめテープ材13を表面層12bに貼り付けた積層フィルム12を用いてもよい。図5に示した積層フィルム12では、テープ材13の幅方向における半分の領域が、表面層12bの、パイプ11に貼り付けた状態で長手方向に沿う端縁に貼り付けられている。この積層フィルム12を用いることにより、積層フィルム溶着部530内において積層フィルム12を貼り付ける工程と、テープ材13を貼り付ける工程とを同時に行うことができるため、包装チューブ製造装置500においてテープロール541を設ける必要がない。このため、シンプルな構造の包装チューブの製造装置とすることができる。
同様にして、包装チューブ101の胴部10’を製造する場合には、図6に示す断面図のように、あらかじめテープ材13の幅方向における半分の領域を、最内層12aの、パイプ11に貼り付けた状態で長手方向に沿う端縁に貼り付けた積層フィルム12を用いることができる。
本発明は、食品、化粧品等の衛生用品を包装する包装チューブ、包装チューブの製造方法、および製造装置に有用である。
10、10’ 胴部
11 パイプ
12 積層フィルム
12a 最内層
12b 表面層
13 テープ材
14 突き合わせ部
20 注出口部
21 テーパ部
22 円筒部
23 外ネジ
100、101 包装チューブ
500 包装チューブ製造装置
510 押出成型装置
520 シェーパー
530 積層フィルム溶着部
540 テープ材貼り付け部

Claims (5)

  1. 樹脂材料で形成されたパイプおよび前記パイプの外面に貼り付けられた積層フィルムを含む胴部を備える包装チューブであって、
    前記胴部は、
    前記パイプの長手方向に沿って前記積層フィルムの端面どうしが突き合わされた突き合わせ部と、
    前記胴部の長手方向に沿って、前記積層フィルムの前記突き合わせ部を含む帯状の領域の外面または内面に貼り付けられた帯状のテープ材とを備える、
    包装チューブ。
  2. 積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成する工程と、
    筒状に形成された前記積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する工程と、
    前記パイプの外面に、前記積層フィルムを貼り付ける工程と、
    前記積層フィルムの前記突き合わせ部を含む帯状の領域に、前記積層フィルムの外面または内面から帯状のテープ材を貼り付ける工程とを含む、
    包装チューブの製造方法。
  3. 前記積層フィルムを貼り付ける工程と、前記テープ材を貼り付ける工程とを、同時に行う、
    請求項2に記載の包装チューブの製造方法。
  4. 積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成するシェーパーと、
    筒状に形成された前記積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する押出成型装置と、
    前記パイプの外面に、前記積層フィルムを貼り付ける積層フィルム溶着部と、
    前記積層フィルムの前記突き合わせ部を含む帯状の領域に、前記積層フィルムの外面から帯状のテープ材を貼り付けるテープ材貼り付け部とを含む、
    包装チューブの製造装置。
  5. 積層フィルムを、端面どうしを突き合わせた突き合わせ部を形成しながら筒状に形成するシェーパーと、
    筒状に形成された前記積層フィルムの内周に、樹脂材料を押し出してパイプを形成する押出成型装置と、
    前記パイプの外面に、前記積層フィルムを貼り付けるとともに、前記積層フィルムの前記突き合わせ部を含む帯状の領域に、前記積層フィルムの外面または内面から帯状のテープ材を貼り付ける胴部形成部とを含む、
    包装チューブの製造装置。
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