JP2020161493A - 温度異常判定装置および温度異常判定方法 - Google Patents

温度異常判定装置および温度異常判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誘導加熱されているワークの表面温度の実測値が異常であることを判定できる温度異常判定装置を提供する。【解決手段】誘導加熱制御装置1‐1は、温度異常判定装置の機能を有し、誘導加熱されているワークWの表面温度の実測値を取得するIF部12と、誘導加熱されているワークWの表面温度の解析値を求める解析部112と、実測値と解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、実測値が異常と判定する判定部113と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱されるワークの表面温度を監視する技術に関する。
誘導加熱の用途の一つとして、金属の型鍛造がある。型鍛造の前にワーク(金属)が誘導加熱される。誘導加熱中、ワークの表面温度が所定範囲(例えば、1000℃〜1300℃)に制御される。ワークの表面温度が所定範囲より低くなると、型鍛造においてワークへのプレス荷重が大きくなり、この結果、型が損傷するおそれがある。ワークの表面温度が所定範囲を超えると、ワークの結晶粒が肥大化することにより、ワークの品質が劣化するおそれがある(ワークの品質劣化は、ワークが疲労破壊する原因となる)。
誘導加熱されるワークの表面温度を監視する技術として、例えば、特許文献1に開示された誘導加熱方法がある。この方法は、加熱すべき物体が、加熱中に1個または数個の熱記録カメラによって監視され、加熱は、前記物体について所望の温度条件が得られるまで加熱パラメータ或いは加熱条件を調整することにより制御されることを特徴としている。
特表2002−532836号公報
ワークの表面温度の測定には、通常、非接触温度センサが用いられる。測定された表面温度(表面温度の実測値)が異常であると、ワークの表面温度が上記所定範囲を外れるおそれがある。異常は、例えば、ワークの表面に発生した酸化スケール等や非接触温度センサの故障により発生する。ワークの表面に酸化スケール等が発生すると、実際の温度より低い温度が測定される。非接触温度センサが故障すると、実際の温度より低い温度または高い温度が測定される。
本発明の目的は、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値が異常であることを判定できる温度異常判定装置および温度異常判定方法を提供することである。
本発明の第1局面に係る温度異常判定装置は、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値を取得する取得部と、前記誘導加熱されている前記ワークの前記表面温度の解析値を求める解析部と、前記実測値と前記解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、前記実測値が異常と判定する判定部と、を備える。
本発明の第2局面に係る温度異常判定方法は、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値を取得する取得工程と、前記誘導加熱されている前記ワークの前記表面温度の解析値を求める解析工程と、前記実測値と前記解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、前記実測値が異常と判定する判定工程と、を備える。
本発明者らは、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値が異常であれば、この値と誘導加熱されているワークの表面温度の解析値との差が大きくなる点に着目して、本発明の第1局面に係る温度異常判定装置および本発明の第2局面に係る温度異常判定方法を創作した。これらによれば、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値と解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、実測値を異常と判定するので、ワークの表面温度の実測値が異常であることを判定することができる。
上記構成において、前記解析部は、前記誘導加熱されている前記ワークにおける磁場と伝熱の連成解析を用いて、前記解析値を求める。また、上記構成において、前記解析工程は、前記誘導加熱されている前記ワークにおける磁場と伝熱の連成解析を用いて、前記解析値を求める。
これらの構成は、誘導加熱されているワークの表面温度の解析値を求める手法の一例である。
上記構成において、前記解析部は、磁場及び温度が前記ワークの径方向で変化し、前記ワークの軸方向で一定となる条件を満たす、前記ワークの箇所を前記連成解析の対象とし、前記ワークの径方向における一次元の磁場と伝熱の前記連成解析を用いて、前記解析値を求める。また、上記構成において、前記解析工程は、磁場及び温度が前記ワークの径方向で変化し、前記ワークの軸方向で一定となる条件を満たす、前記ワークの箇所を前記連成解析の対象とし、前記ワークの径方向における一次元の磁場と伝熱の前記連成解析を用いて、前記解析値を求める。
一次元の磁場と伝熱の連成解析は、三次元や二次元の磁場と伝熱の連成解析と比べて、計算量を減らすことができる。従って、これらの構成によれば、ワークの表面温度の解析値の計算に必要となる計算量を減らすことができ、解析値の計算時間を短くすることができる。
上記構成において、前記誘導加熱におけるコイル電流の実測値または前記誘導加熱における前記ワークの前記表面温度の前記実測値をパラメータとし、前記誘導加熱における前記ワークの内部の発熱量を示す発熱項と、前記パラメータとの関係を示すデータを予め記憶する記憶部をさらに備え、前記解析部は、前記誘導加熱中に取得された前記パラメータと対応する前記発熱項を前記データから取得し、前記誘導加熱における前記ワークの表面から内部への温度分布を求めることができる式に、取得した前記発熱項を当てはめ、前記式を用いて、前記表面温度の前記解析値を求める。また、上記構成において、前記誘導加熱におけるコイル電流の実測値または前記誘導加熱における前記ワークの前記表面温度の前記実測値をパラメータとし、前記誘導加熱における前記ワークの内部の発熱量を示す発熱項と、前記パラメータとの関係を示すデータを予め準備する準備工程をさらに備え、前記解析工程は、前記誘導加熱中に取得された前記パラメータと対応する前記発熱項を前記データから取得し、前記誘導加熱における前記ワークの表面から内部への温度分布を求めることができる式に、取得した前記発熱項を当てはめ、前記式を用いて、前記表面温度の前記解析値を求める。
これらの構成は、誘導加熱されているワークの表面温度の解析値を求める手法の他の例である。磁場と伝熱の連成解析によって、ワークの表面から内部への温度分布の解析値を求めることができる。この場合、磁場計算をし、計算した磁場を基にして発熱項を計算する必要があるので、解析値の計算に必要となる計算量が多くなる。これらの構成によれば、発熱項を予め準備しているので、ワークの表面から内部への温度分布の解析値を求める際に、磁場計算および発熱項の計算を省くことができる。これにより、解析値の計算に必要となる計算量を減らすことができ、解析値の計算時間を短くすることができる。
上記構成において、前記表面温度の前記実測値が異常と判定されたとき、報知する報知部をさらに備える。また、上記構成において、前記表面温度の前記実測値が異常と判定されたとき、報知する報知工程をさらに備える。
これらの構成によれば、ワークの表面温度の実測値が異常であることを、作業者に知らせることができる。
本発明によれば、誘導加熱されているワークの表面温度の実測値が異常であることを判定できる。
第1実施形態に係る誘導加熱制御装置および誘導加熱装置の構成を示すブロック図である。 コイルが密に巻かれており、コイルの長さが十分に大きい状態において、コイルの長手方向の中央部における磁場を示す模式図である。 ワークの表面温度の初期値が20℃の場合に、第1実施形態および磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアのそれぞれを用いて求められたワークの表面から内部への温度分布の解析値を示すグラフである。 ワークの表面温度の初期値が500℃の場合に、第1実施形態および磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアのそれぞれを用いて求められたワークの表面から内部への温度分布の解析値を示すグラフである。 第1実施形態に係る温度異常判定方法を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る誘導加熱制御装置および誘導加熱装置の構成を示すブロック図である。 データベースに格納されたデータの一例を説明する説明図である。 データベースに格納されたデータの他の例を説明する説明図である。 第2実施形態に係る温度異常判定方法を説明するフローチャートである。 第2実施形態および磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアのそれぞれを用いて求められたワークの表面から内部への温度分布の解析値を示すグラフである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。
図1は、第1実施形態に係る誘導加熱制御装置1‐1および誘導加熱装置2の構成を示すブロック図である。誘導加熱制御装置1‐1は、後で説明するように、温度異常判定装置の機能を有する。誘導加熱制御装置1‐1は、誘導加熱装置2を制御する。誘導加熱装置2は、ワークWを誘導加熱する装置であり、搬送部21と、コイル22と、電源23と、温度計24と、電流計25と、を備える。ワークWは、例えば、直径200〜500mmである、円柱状の細長い金属部材である。搬送部21は、コイル22の一端から他端へ向かう矢印Aで示す方向にワークWを移動させることにより、ワークWをコイル22内に送り出す。コイル22の長さは、例えば、2000mm程度である。コイル22の長さがワークWの長さより短いので、ワークWのうち、コイル22内に位置する部分P(グレーで示す部分)が加熱対象となる。
電源23は、コイル22に交流電流を供給する。コイル22に流れる交流電流によって、コイル22の周りに磁束が発生する。これにより、ワークWのうち、コイル22内に位置する部分Pに渦電流が流れてジュール熱が発生し、その部分Pが所定時間加熱される。所定時間経過後、搬送部21は、ワークWを矢印A方向に移動させる。これにより、その部分Pが型鍛造工程へ送られ、ワークWのうち、コイル22内に位置する新たな部分Pが所定時間加熱される。以上の動作が繰り返される。
温度計24は、熱電対を用いた非接触温度センサであり、コイル22の長手方向の中央部に貫通された穴部を通して、ワークWの表面温度を測定する。コイル22内の熱は、コイル22の両端から外部に放出されるので、コイル22の両端部の温度よりもコイル22の中央部の温度が高くなる。ワークWのオーバーヒート回避の観点から、コイル22の中央部でワークWの表面温度が測定される。温度計24によって測定されたワークWの表面温度(表面温度の実測値)を示す温度データtdは、誘導加熱制御装置1‐1へ送られる。
電流計25は、誘導加熱中にコイル22に流れる電流(コイル電流)を測定する。測定されたコイル電流の値(コイル電流の実測値)を示す電流データidは、誘導加熱制御装置1‐1へ送られる。
誘導加熱制御装置1‐1は、演算処理部11と、IF部12と、入力部13と、出力部14と、を備える。演算処理部11は、誘導加熱制御装置1‐1の全体を統括し、誘導加熱制御装置1‐1の動作に必要な処理をする。演算処理部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、および、HDD(Hard Disk Drive)等のハードウェア、演算処理部11の機能を実行するためのプログラムおよびデータ等によって実現される。
IF部12は、演算処理部11に接続され、演算処理部11の制御に従って、外部の機器との間で信号等を入出力する。例えば、IF部12は、温度計24から送られてきた温度データtdを受信し、これを演算処理部11へ送る。このように、IF部12(取得部)は、誘導加熱されているワークWの表面温度の実測値を取得する。また、IF部12は、電流計25から送られてきた電流データidを受信し、これを演算処理部11へ送る。IF部12は、演算処理部11の温度制御部114が生成した制御信号s1を電源23へ送る。電源23は、制御信号s1に基づいて、コイル22に供給する交流電流を制御する。IF部12は、演算処理部11の搬送制御部115が生成した制御信号s2を搬送部21へ送る。搬送部21は、制御信号s2に基づいて、ワークWの矢印A方向への移動を制御する。IF部12は、入出力インターフェース回路によって実現される。
入力部13は、演算処理部11に接続され、ユーザが、各種の情報、データ、命令等を入力するための装置である。入力部13は、マウス、キーボード、タッチパネル等により実現される。出力部14は、演算処理部11に接続され、演算処理部11の制御に従って、入力部13から入力されたコマンド、データ等を出力する装置である。出力部14は、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)等により実現される。
演算処理部11は、機能ブロックとして、解析部112と、判定部113と、温度制御部114と、搬送制御部115と、を備える。
解析部112は、誘導加熱されているワークWにおける磁場と伝熱の連成解析を用いて、誘導加熱されているワークWの表面温度の解析値を求める。
判定部113は、ワークWの表面温度の実測値が上限温度を超えているか否か、および、下限温度より下がっているか否かを判定する。
温度制御部114は、判定部113によってワークの表面温度の実測値が上限温度を超えている判定がされたとき、誘導加熱されているワークWの温度を下げる制御をする制御信号s1を生成し、IF部12は制御信号s1を電源23へ送る。ここでの制御信号s1は、電源23をオフ状態にする信号である。
電源23がオフすることにより、コイル22に交流電流が供給されないので、誘導加熱が停止し、ワークWの温度が徐々に低下する。温度制御部114は、判定部113によって表面温度の実測値が下限温度より小さいと判定されたとき、ワークWの温度を上げる制御をする制御信号s1を生成し、IF部12は制御信号s1を電源23へ送る。ここでの制御信号s1は、電源23をオン状態にする信号である。
搬送制御部115は、制御信号s2を生成する。IF部12は、制御信号s2を搬送部21へ送る。搬送部21は、制御信号s2に基づいて、ワークWを矢印A方向に移動させることにより、ワークWをコイル22内に搬送する。
上述したように、判定部113は、ワークWの表面温度の実測値が上限温度を超えているか否か、および、下限温度より下がっているか否かを判定する機能を有する。判定部113は、さらに、ワークWの表面温度の実測値と解析部112が求めたワークの表面温度の解析値との差が予め定められた範囲内であるか否かを判定する機能を有する。
判定部113が、ワークWの表面温度の実測値と解析値との差が予め定められた範囲内でないと判定したとき、ワークWの表面温度の実測値が異常と見なし、演算処理部11は、出力部14の画面に所定の表示をすることにより報知をする。これにより、作業者は、ワークWの表面温度の実測値が異常であることを知ることができる。出力部14が音声を出力する機能を有する場合、音声で報知してもよいし、音声と画面表示の両方で報知してもよい。
以上説明したように、誘導加熱制御装置1‐1は、誘導加熱されているワークWの表面温度の実測値が異常か否かを判定する温度異常判定装置の機能を有する。
ワークWの表面温度の解析値の求め方を説明する。解析部112は、磁場および温度がワークWの径方向で変化し、ワークWの軸方向で一定(ほぼ一定)となる条件を満たす、ワークWの箇所を連成解析の対象とし、ワークWの径方向における一次元の磁場と伝熱の連成解析を用いて、解析値を求める(一次元の磁場と伝熱の連成解析は、言い換えれば、軸対称モデルの中で、径方向の成分のみを用いて、磁場と伝熱の連成解析をすることである)。上記条件は、例えば、ワークWの直径に対してコイル22の長さが十分に大きく、かつ、コイル22が密に巻かれており、コイル22の長さが十分に大きい場合である。
詳しく説明する。ワークWの直径に対してコイル22の長さが十分に大きいとき、コイル22の長手方向の中央部において、ワークWの軸方向(コイル22の長手方向)におけるワークWの温度は、一定(ほぼ一定)となる。この場合、ワークWの径方向でワークWの温度が変化する。よって、ワークWの径方向にのみ温度分布(一次元の温度分布)が生じると見なすことができる。
図2は、コイル22が密に巻かれており、コイル22の長さが十分に大きい状態において、コイル22の長手方向の中央部における磁場を示す模式図である。点線が磁場を示している。コイル22が密に巻かれており、コイル22の長さが十分に大きいとき、コイル22の長手方向の中央部では、コイル22の長手方向(z)に磁場が発生し、コイル22の径方向(r)に磁場が発生しない。この場合、コイル22の径方向(r)でコイル22の長手方向(z)の磁場が変化する。よって、コイル22の径方向(ワークWの径方向)にのみ磁場分布(一次元の磁場分布)が生じると見なすことができる。
以上より、ワークWの直径に対してコイル22の長さが十分に大きく、かつ、コイル22が密に巻かれており、コイル22の長さが十分に大きい場合、磁場および温度がワークWの径方向で変化し、ワークWの軸方向で一定(ほぼ一定)となる条件を満たすことになる。
一次元の磁場と伝熱の連成解析について詳しく説明する。誘導加熱は、電磁誘導によりワークWに流れる電流に対する電気抵抗によって発生する。電磁誘導現象は、Maxwell方程式によって説明され、コイル22に流れるコイル電流の値、コイル22の巻き密度、および、ワークWの温度分布に基づいて磁場計算がされることにより、ワークW内の電流密度分布を求めることができる。具体的には、ワークWの中心軸から半径方向にr離れた地点における、コイル22の長手方向の中央部における磁場の強さHは、式(1)を解くことで得られる。σはワークWの電気伝導率を示し、μはワークWの比透磁率を示し、fはコイル電流の周波数を示し、jは虚数単位を示す。
式(1)は、0次のBesselの微分方程式と呼ばれ、一般解は式(2)で表される。
ここで、Iは第1種0次のBessel関数であり、Kは第2種0次のBessel関数であり、A及びBは定数である。式(2)を求める(すなわち、A及びBの値を求める)ための境界条件として、外部印加磁界Hを与える。外部印加磁界Hは、式(3)で表される。Iはコイル電流の値(コイル電流の実測値)を示し、Nはコイル22の巻き密度を示す。
コイル電流の値I(コイル電流の実測値)は時々刻々と変動する値であるため、電流計25から送らてくる電流データid(図1)を式(3)に反映することで、計算精度を向上させることが可能である。以上の式(1)〜(3)に基づいて、コイル22の長手方向の中央部における磁場の強さHを求めることができる。
磁場の成分をコイル22の長手方向(z方向)のみと仮定したとき、電場は円周方向成分のみが有効となり、Maxwell方程式を式変形することで、円周方向の電場成分Eφを示す式(4)が得られる。
このとき、渦電流密度iφは、式(5)で与えられるため、式(5)からワークW内部の電流密度分布を求めることができる。式(5)で求めた電流密度分布および式(6)を用いてワークW内部の発熱量qが得られる。
得られた発熱量qを式(7)の伝熱解析における発熱項ΔQとして、式(7)が計算されることにより、誘導加熱工程におけるワークWの表面から内部への温度分布の解析値が求められる。ρはワークWの密度を示し、cはワークWの比熱を示し、λ´はワークWの熱伝導率を示し、Tは解析値(温度)を示し、tは時間を示す。
連成解析の対象が、上述したように、磁場および温度がワークWの径方向で変化し、ワークWの軸方向で一定(ほぼ一定)となる条件を満たす、ワークWの箇所の場合、一次元の磁場と伝熱の連成解析であっても、ワークWの表面温度の解析値は十分に信頼性を有することを説明する。図3および図4は、第1実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値と、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアを用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値とを比較するグラフである。コイル22を流れる電流の値(コイル電流の実測値)は4500Aとし、コイル22の巻き密度は31.5(1/m)とした。図3、図4は、それぞれワークWの表面温度の実測値の初期温度が20℃、500℃の場合を示す。グラフの横軸は、ワークWの表面からの距離(深さ)を示す。グラフの縦軸は、ワークWの温度の解析値を示す。ワークWの表面からの距離が0の場合、ワークの表面温度の解析値を示す。
図3および図4において、線で示すデータは、第1実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値を示し、プロットで示すデータは、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアを用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値を示す。初期温度の計測から20秒経過後の解析値、1分経過後の解析値、5分経過後の解析値、10分経過後の解析値、20分経過後の解析値、40分経過後の解析値のいずれにおいても、線で示すデータは、プロットで示すデータと同様の結果が得られることが分かった。従って、第1実施形態によれば、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアと同様の解析値が得られるので、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアと同様の信頼性を有する。
第1実施形態では、一次元の磁場と伝熱の連成解析でワークWの表面温度の解析値を求めるので、計算量を減らすことができる。実際、第1実施形態を用いて求められたワークWの表面温度の解析値の計算時間は、数分程度であり、実用化に支障がない。
第1実施形態に係る温度異常判定方法を説明する。図5は、これを説明するフローチャートである。図1および図5を参照して、ワークWの部分P(加熱対象となる部分)の誘導加熱時間は所定時間(例えば、60分)であり、所定時間中にIF部12は、温度計24から逐次送られてくる温度データtd(ワークの表面温度の実測値)および電流計25から逐次送られてくる電流データid(コイル電流の実測値)を取得する(S1)。IF部12は、ワークWの表面温度の実測値を判定部113へ送り、コイル電流の実測値を解析部112へ送る。
解析部112は、コイル電流の実測値、および、式(1)〜式(3)を用いて、磁場の強さHを計算する(S2)。次に、解析部112は、処理S2で計算した磁場の強さH、および、式(4)〜式(6)を用いて、発熱量qを計算する(S3)。そして、解析部112は、処理S3で計算した発熱量qを式(7)の発熱項ΔQに代入して、伝熱計算をする(S4)。これにより、ワークWの表面から内部への温度分布の解析値が得られる。
判定部113は、処理S4で得られたワークWの表面温度の解析値と、処理S1で得られたワークWの表面温度の実測値との差分が予め定められたしきい値を超えているか否かを判定する(S5)。判定部113が、上記差分がしきい値を超えていないと判定したとき(S5でNo)、ワークWの表面温度の実測値を正常と見なし、演算処理部11は、上記所定時間が経過したか否かを判断する(S7)。
演算処理部11が、所定時間が経過したと判断したとき(S7でYes)、部分Pの誘導加熱が終了し、演算処理部11が、所定時間が経過していないと判断したとき(S7でNo)、部分Pの誘導加熱が継続するので、IF部12は処理S1を実行する。
判定部113が、上記差分がしきい値を超えていると判定したとき(S5でYes)、ワークWの表面温度の実測値を異常と見なし、演算処理部11は、出力部14の画面に所定の表示をすることにより、ワークWの表面温度の実測値が異常であることを報知する(S6)。そして、演算処理部11は、処理S7を実行する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、ワークWの誘導加熱中、ワークWの表面温度の実測値が異常と判定されたとき、報知するので、ワークWの表面温度の測定精度が低下した状態で、誘導加熱されることを防止できる。
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主に説明する。第2実施形態は、ワークWの表面温度の解析値の求め方が第1実施形態と異なる。第2実施形態では、式(1)〜式(6)の計算を省略して、ワークWの表面温度の解析値を求める。図6は、第2実施形態に係る誘導加熱制御装置1‐2および誘導加熱装置2の構成を示すブロック図である。演算処理部11は、判定部113、温度制御部114および搬送制御部115に加えて、さらにデータベース116および解析部117を備える。
データベース116には、コイル電流の実測値と発熱項との関係を示すデータが表形式で格納されている。図7Aは、データベース116に格納されたデータの一例を説明する説明図である。発熱項は、誘導加熱におけるワークWの内部の発熱量を示す。発熱項は、あるコイル電流の下でコイル22に発生する磁場について、磁場計算することによって予め求められている。例えば、コイル電流の実測値i1のとき発熱項q1であり、コイル電流の実測値i2のとき発熱項q2であり、コイル電流の実測値i3のとき発熱項q3である。
図6を参照して、解析部117は、電流計25から送られてきた電流データid(誘導加熱におけるコイル電流の実測値)に基づいて、誘導加熱されているワークWの表面から内部への温度分布の解析値を求める。詳しくは、解析部117は、電流計25から送られてきた電流データid(コイル電流の実測値)をパラメータとして、このパラメータ(コイル電流の実測値)と対応する発熱項をデータベース116から取得し、式7の発熱項ΔQに、取得した発熱項を当てはめ、式7を用いて、誘導加熱におけるワークWの径方向rの温度分布T(誘導加熱されているワークWの表面から内部への温度分布の解析値)を求める。
データベース116に格納されたデータの他の例を説明する。他の例は、ワークWの表面温度の実測値と発熱項との関係を示すデータである。図7Bは、他の例を説明する説明図である。発熱項は、誘導加熱におけるワークWの内部の発熱量を示す。発熱項は、ワークWの表面温度の実測値の下でコイル22に発生する磁場について、磁場計算することによって予め求められている。例えば、表面温度の実測値t1のとき発熱項q1であり、表面温度の実測値t2のとき発熱項q2であり、表面温度の実測値t3のとき発熱項q3である。
データベース116の他の例の場合、解析部117は、温度計24から送られてきた温度データtd(誘導加熱におけるワークWの表面温度の実測値)に基づいて、誘導加熱されているワークWの表面から内部への温度分布の解析値を求める。詳しくは、解析部117は、温度計24から送られてきた温度データtd(表面温度の実測値)をパラメータとし、このパラメータ(表面温度の実測値)と対応する発熱項をデータベース116から取得し、式7の発熱項ΔQに、取得した発熱項を当てはめ、式7を用いて、誘導加熱におけるワークWの径方向rの温度分布T(誘導加熱されているワークWの表面から内部への温度分布の解析値)を求める。
第2実施形態に係る温度異常判定方法について、図6および図8を参照して説明する。図8は、これを説明するフローチャートである。データベース116に格納されたデータは、図7Aに示す例とする。
処理S1は、図5に示す処理S1と同じなので説明を省略する。解析部117は、データベース116に格納された図7Aに示すデータを参照して、処理S1で取得されたコイル電流の実測値(電流計25から送られてきた電流データidが示すコイル電流の値)に対応する発熱項を取得する(S10)。解析部117は、処理S10で取得した発熱項を、式(7)の発熱項ΔQに代入して、伝熱計算をする(S4)。これにより、ワークWの表面から内部への温度分布の解析値が得られる。処理S5〜処理S7は、図5に示す処理S5〜処理S7と同じなので説明を省略する。
図9は、第2実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値と、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアを用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値とを比較するグラフである。グラフの横軸は、ワークWの表面からの距離(深さ)を示す。グラフの縦軸は、ワークWの温度の解析値を示す。
(A)〜(G)の線は、第2実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値を示す。(A)の線は、誘導加熱の開始から20秒後の解析値を示す。(B)の線は、誘導加熱の開始から1分後の解析値を示す。(C)の線は、誘導加熱の開始から5分後の解析値を示す。(D)の線は、誘導加熱の開始から10分後の解析値を示す。(E)の線は、誘導加熱の開始から20分後の解析値を示す。(F)の線は、誘導加熱の開始から40分後の解析値を示す。(G)の線は、誘導加熱の開始から60分後の解析値を示す。
(a)〜(g)のプロットは、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアを用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値を示す。(a)のプロットは、誘導加熱の開始から20秒後の解析値を示す。(b)のプロットは、誘導加熱の開始から1分後の解析値を示す。(c)のプロットは、誘導加熱の開始から5分後の解析値を示す。(d)のプロットは、誘導加熱の開始から10分後の解析値を示す。(e)のプロットは、誘導加熱の開始から20分後の解析値を示す。(f)のプロットは、誘導加熱の開始から40分後の解析値を示す。(g)のプロットは、誘導加熱の開始から60分後の解析値を示す。
第2実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値は、磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアを用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値とほぼ一致していることが分かる。
磁場と伝熱の連成解析の汎用ソフトウェアによってワークWの表面から内部への温度分布の解析値を求める場合、磁場計算をし、計算した磁場を基にして発熱項を計算する必要があるので、解析値の計算に必要となる計算量が多くなる。第2実施形態によれば、図7Aまたは図7Bに示すデータが格納されたデータベース116を用いることにより、ワークWの表面から内部への温度分布の解析値を求める際に、磁場計算および発熱項の計算を省くことができる。従って、解析値の計算に必要となる計算量を減らすことができるので、解析値の計算時間を短くすることができる。具体的には、第2実施形態を用いて求められたワークWの表面から内部への温度分布の解析値の計算時間は、1分程度であり、実用化に支障がない。
1‐1、1‐2 誘導加熱制御装置
2 誘導加熱装置
22 コイル
24 温度計
W ワーク
P ワークのうち、コイル内に位置する部分(加熱対象となる部分)
td 温度データ
id 電流データ
s1 制御信号
s2 制御信号

Claims (10)

  1. 誘導加熱されているワークの表面温度の実測値を取得する取得部と、
    前記誘導加熱されている前記ワークの前記表面温度の解析値を求める解析部と、
    前記実測値と前記解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、前記実測値が異常と判定する判定部と、
    を備える、温度異常判定装置。
  2. 前記解析部は、前記誘導加熱されている前記ワークにおける磁場と伝熱の連成解析を用いて、前記解析値を求める、請求項1に記載の温度異常判定装置。
  3. 前記解析部は、磁場及び温度が前記ワークの径方向で変化し、前記ワークの軸方向で一定となる条件を満たす、前記ワークの箇所を前記連成解析の対象とし、前記ワークの径方向における一次元の磁場と伝熱の前記連成解析を用いて、前記解析値を求める、請求項2に記載の温度異常判定装置。
  4. 前記誘導加熱におけるコイル電流の実測値または前記誘導加熱における前記ワークの前記表面温度の前記実測値をパラメータとし、前記誘導加熱における前記ワークの内部の発熱量を示す発熱項と、前記パラメータとの関係を示すデータを予め記憶する記憶部をさらに備え、
    前記解析部は、
    前記誘導加熱中に取得された前記パラメータと対応する前記発熱項を前記データから取得し、
    前記誘導加熱における前記ワークの表面から内部への温度分布を求めることができる式に、取得した前記発熱項を当てはめ、前記式を用いて、前記表面温度の前記解析値を求める、請求項1に記載の温度異常判定装置。
  5. 前記表面温度の前記実測値が異常と判定されたとき、報知する報知部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の温度異常判定装置。
  6. 誘導加熱されているワークの表面温度の実測値を取得する取得工程と、
    前記誘導加熱されている前記ワークの前記表面温度の解析値を求める解析工程と、
    前記実測値と前記解析値との差が予め定められた範囲内でないとき、前記実測値が異常と判定する判定工程と、
    を備える、温度異常判定方法。
  7. 前記解析工程は、前記誘導加熱されている前記ワークにおける磁場と伝熱の連成解析を用いて、前記解析値を求める、請求項6に記載の温度異常判定方法。
  8. 前記解析工程は、磁場及び温度が前記ワークの径方向で変化し、前記ワークの軸方向で一定となる条件を満たす、前記ワークの箇所を前記連成解析の対象とし、前記ワークの径方向における一次元の磁場と伝熱の前記連成解析を用いて、前記解析値を求める、請求項7に記載の温度異常判定方法。
  9. 前記誘導加熱におけるコイル電流の実測値または前記誘導加熱における前記ワークの前記表面温度の前記実測値をパラメータとし、前記誘導加熱における前記ワークの内部の発熱量を示す発熱項と、前記パラメータとの関係を示すデータを予め準備する準備工程をさらに備え、
    前記解析工程は、
    前記誘導加熱中に取得された前記パラメータと対応する前記発熱項を前記データから取得し、
    前記誘導加熱における前記ワークの表面から内部への温度分布を求めることができる式に、取得した前記発熱項を当てはめ、前記式を用いて、前記表面温度の前記解析値を求める、請求項6に記載の温度異常判定方法。
  10. 前記表面温度の前記実測値が異常と判定されたとき、報知する報知工程をさらに備える、請求項6〜9のいずれか一項に記載の温度異常判定方法。
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