JP2020160193A - 携帯機器用ビューワー及びこれを備えた携帯機器 - Google Patents

携帯機器用ビューワー及びこれを備えた携帯機器 Download PDF

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【課題】小型化、薄型化された携帯機器とともにコンパクトに携帯することができるとともに、種々の携帯機器にも適用容易で汎用性の高いビューワーを提供する。【解決手段】携帯機器本体11の表示画面に対して開閉可能に構成されるカバー部12bの内面に設けられた薄板状部材用の受入部分12c〜12eに取り付け可能に構成されるビューワー13であって、前記受入部分に挿入可能な挿入片部分131aを備える薄板状の基板部131と、前記基板部の外縁に折り曲げ可能に接続されるレンズ部分132a,132bを備えた薄板状の光学部132と、を具備し、前記基板部と前記光学部が相互に折り畳み可能に構成され、その折り畳み状態において全体が板状に構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、携帯型パーソナルコンピュータなどの各種携帯機器用のビューワーに関する。
従来から、スマートフォンなどの携帯機器の画面に表示されたVR画像を立体視したり、文字や精細画像を拡大したりするための各種のビューワーが市販されている。この種のビューワーとしては、例えば、以下の特許文献1のように、表示素子の筐体に取り付けられたカバー5に対して折り畳み可能に接続された双眼レンズ6を設け、カバー5を画面に対して直角に配置するとともに双眼レンズ6を画面に対面するようにカバー5に対して直角に配置することにより、双眼レンズ6を介して画面を視認することで、立体表示機能を発揮することができるように構成された電子機器が提案されている。また、表示機器の画面をレンズを通して立体視可能に構成される他の構成としては、以下の特許文献2及び3に記載されているものもある。
特開2013−076716号公報 特開2004−177431号公報 登録実用新案第3025841号公報
上記各文献に記載されたビューワーでは、各板状部が厚く、ヒンジ構造も大きいために、近年の小型化、薄型化された携帯機器とともにコンパクトに携帯することが難しいという問題がある。また、上記各ビューワーはそれぞれ折り畳み構造を有するものの、各部の寸法が固定されていることから、特定の表示装置にしか適用できず、汎用性に欠けるという問題もある。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであり、その課題は、小型化、薄型化された携帯機器とともにコンパクトに携帯することができるとともに、種々の携帯機器にも適用容易で汎用性の高いビューワーを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の携帯機器用ビューワーは、挿入片部分を備える薄板状の基板部と、前記基板部の外縁に折り曲げ可能に接続されるレンズ部分を備えた薄板状の光学部と、を具備し、前記基板部と前記光学部が相互に折り畳み可能に構成され、その折り畳み状態において全体が板状に構成されることを特徴とする。ここで、携帯機器本体の表示画面に対して開閉可能に構成されるカバー部の内面に設けられた薄板状部材用の受入部分に取り付け可能に構成されるビューワーであることが好ましく、前記挿入片部分は前記受入部分に挿入可能なものであることが望ましい。
本発明によれば、携帯機器本体を収容するケースなどに形成されるカバー部の内面に設けられたカード入れ等といった板状部材の受入部分に対して挿入片部分を挿入する(差し込む)ことで容易且つ迅速に取付けることができるとともに、上記カバー部の受入部分を備えた内面上に基板部を配置した姿勢でコンパクトに折り畳み、全体を板状とすることができるので、ケース内等に容易且つコンパクトに収納することができる。また、カバー部を開いた状態で基板部に対して折り曲げ可能な光学部を繰り出すことで携帯機器本体の表示画面上に容易に対面させることができるため、簡単にレンズ部分を通して表示画面を視認することが可能になる。このとき、上記受入部分に対して挿入片部分を差し込むことにより携帯機器用ビューワーを取り付けているとともに、カバー部に取り付けられる基板部に対し光学部を折り曲げ可能に接続しているので、レンズ部分の高さ、位置、角度等を容易に調整することができる。また、このことにより、特定の携帯機器だけでなく、種々の携帯機器に対応可能な汎用性を備えることができる。
本発明において、前記挿入片部分の挿入幅は、前記受入部分の受入幅よりも小さいことが好ましい。これによれば、カバー部から取り外すことなく焦点調整や位置調整を行うことが可能になる。この場合において、前記挿入片部分は、前記基板部の切り込みにより前記基板部において部分的に形成されることが望ましい。これによれば、挿入片部分の周囲の少なくとも一部に基板部の周縁部分を設けることができるため、挿入片部分の周囲にある外縁においても基板部と光学部とを接続することができるから、全体として薄型化を図ってもビューワーとして所要の剛性を容易に確保することができる。
本発明において、折り畳み状態では前記基板部の内面に沿って配置される薄板状の支持部であって、前記基板部に固定された取付片部分と、該取付片部分に対して折り曲げ可能に接続され、前記基板部上から立ち上げることにより前記光学部と前記表示画面との間に配置可能に構成される張出部分とを有する前記支持部をさらに具備することが好ましい。この場合において、前記挿入片部分が前記基板部に設けられた切り込みにより前記基板部の厚み範囲内から前記カバー部の側へ突出するように構成されたときには、前記取付片部分は、前記基板部における前記挿入片部分の平面範囲内であって前記厚み範囲内において前記挿入片部分に対して前記カバー部とは逆側に配置される態様で前記基板部における前記挿入片部分以外の部分(例えば、上記周縁部分)に固定されることが望ましい。このとき、前記取付片部分は、前記平面範囲内及び前記厚み範囲にぴったりと嵌合する態様で前記部分に固定されることがさらに望ましい。
本発明において、前記光学部には、前記支持部の前記張出部分を係止する係止構造が設けられることが好ましい。この係止構造は、前記光学部における前記基板部に対する接続縁とは反対側の先端部に形成されていることが望ましい。また、上記係止構造は、前記光学部の先端部の平行線に沿って山折り可能に構成された先端縁部分に形成されることがさらに望ましい。
次に、本発明に係る携帯機器は、携帯機器本体と、この携帯機器本体に装着され、前記携帯機器本体の表示画面上を開閉可能に覆うカバー部を備えるケースと、上記いずれかの携帯機器用ビューワーと、を具備する。
本発明によれば、小型化、薄型化された携帯機器とともにコンパクトに携帯することができるとともに、種々の携帯機器にも適用容易で汎用性の高いビューワーを提供することができる。
携帯機器用ビューワーの実施形態の使用態様を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の構造を示すための分解斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の折り畳み開始時の様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の折り畳み途中の様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の折り畳み完了時の様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の折り畳み完了時の裏側の様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態を携帯機器に取り付けた様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の取付時における背面の取付片の様子を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態を携帯機器に取り付ける際の動作を示す斜視図である。 携帯機器用ビューワーの実施形態の使用例の様子を示す斜視図(a)、同実施形態の縮尺約1/2の展開内面図及びその左右側面図(b)、並びに、同実施形態の縮尺約1/2の展開外面図及びその左右側面図(c)である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。最初に、図1乃至図6を参照して、本発明に係る携帯機器用ビューワーの実施形態の構造について説明する。携帯機器用ビューワー13は、紙、樹脂板、金属板などで構成された薄板状のシート材で構成され、全体が折り畳み可能に構成されている。シート材は、後述する組み立て状態を自律的に保持できる剛性を備えるものであれば、可撓性素材で構成されていることが好ましい。このシート材の厚みは50〜2000μmであることが好ましく、特に、200〜1000μmの範囲であることが望ましい。また、携帯機器用ビューワーの折り畳み時のサイズは、スマートフォン用のものであれば、縦50mm〜100mm、横70mm〜180mmの範囲内であることが望ましい。特に、上記範囲内において、縦と横が65mm×130mm、あるいは、これより大きいことが望ましい。
携帯機器用ビューワー13は、薄板状で長方形状の基板部131と、この基板部131の一方の長辺の山折線131tに沿って折り込み可能に接続された薄板状で長方形状の光学部132と、上記基板部131に対して固定され、基板部131の内面上に重なるように配置可能であるとともに、谷折線133tに沿って折ることによりその一部を立ち上げる(起こす)ことができるように構成された薄板状で長方形状の支持部133とを備える。なお、各部の長方形状は一例であり、各部はそれぞれが薄板状に構成されていればよく、長方形以外の平面形状、例えば、楕円状に形成されていてもよい。ただし、所定方向(図示例では左右方向)に延長された形状を備えていることが望ましい。
基板部131は、その平面形状の内部に略コ字状の切り込み線131sを備え、この切り込み線131sによって基板部131よりもひと回り小さく形成された長方形状の挿入片部分131aを備える。また、この挿入片部分131a以外の部分は周縁部分131bとなっている。図示例では、挿入片部分131aの全周にわたり周縁部分131bが設けられる。挿入片部分131aは、長方形状に限らず、全体として舌状に構成され、カード入れなどの受入部に挿入可能に構成された薄板状の部分であればよい。また、図示例のように、切り込み線131sが連結部分を除いて挿入片部分131aの全体を構成するように形成されている必要はなく、例えば、基板部131の一つ若しくは二つの辺(長辺若しくは短辺)を利用するとともに、残りの部分にのみ切り込み線を形成することで、上記挿入片部分が設けられていてもよい。ただし、この場合には、基板部131における挿入片部分131a以外の部分は、上記周縁部分131bのような全周にわたる形状、例えば、図示例の四角枠状にはならない。さらには、基板部131の幅をそのまま狭めることによって、或いは、基板部131の片側部分をそのまま、挿入片部分131aとして用いてもよい(この場合には周縁部分131bが明確に区画されないときや挿入されない部分を周縁部分131bとして把握することしかできないときがある)。上記基板部131の内面は、不透明であることが好ましく、黒色などの濃色で、光反射率が低いことが望ましい。
光学部132は、その平面形状の内部に一対のレンズ部分132a,132bを備える。これらのレンズ部分132a,132bは特に限定されるものではないが、長方形若しくは正方形状の平面形状を備えることが好ましい。また、フレネルレンズであることが好ましい。例えば、シートルーペ、シートレンズ(カードレンズ)などに用いられる拡大視認機能を備えるものが望ましい。このようなレンズ部分132a,132bでは、光学部132から目を離した状態で後述する表示画面の画像を視認できる。表示画面に焦点を結ぶ光学部132からの目の距離は20cm以内であることが好ましい。また、光学部132において、上記レンズ部分132aと132bは、枠部分132cによって一体化される。枠部分132cは、図示例では、一対のレンズ部分132aと132bの間の部分と、各レンズ部分132a,132bのそれぞれの図示上下に枠状に構成される。枠部分132cは、不透明であることが好ましく、特に、黒色などの濃色であるなど、光反射率が低いことが望ましい。
光学部132には、山折線132tにおいて折り曲げ可能に構成された先端縁部分132dが設けられる。図示例では、先端縁部分132dは、光学部132の長辺に沿って平行な上記山折線132tによって区画される部分となっている。この先端縁部分132dの中央部には、係止構造である切り込み132eが形成されている。なお、上記のように、光学部132においてレンズ部分132a,132b(或いはその周囲の枠部分132c)に折り目を介して接続された上記先端縁部分132dを設けることにより、光学部132の長手方向(図示左右方向)の剛性を高めることができるとともに、この先端縁部分132dを張出部分133bに係止することにより、携帯機器用ビューワー13の全体の剛性を高めることができる。したがって、その分、上記シート材の厚みを低減することができるので、折り畳み時において、さらなるコンパクト化(薄型化)を図ることが可能になる。また、同様の理由により、シート材としてより柔軟な材質を用いることができるので、組み立て状態の柔軟性を高めて多少の変形が可能であるように構成したり、収納場所の状況に対して折り畳み状態を適応させたりすることが容易になる。
支持部133には、基板部131に固定された取付片部分133aと、この取付片部分133aに対して谷折線133tで折り起こし可能に構成された張出部分133bとを有する。ここで、取付片部分133aは、上記切り込み線131sによって区画された平面範囲131p内であって、基板部131の厚み範囲131q内に配置された状態で基板部131の上記周縁部分131bに固定されることが好ましい。このとき、取付片部分133aは、上記挿入片部分131aに対してカバー部12bとは反対の内面側に配置される。上記平面範囲131pは、挿入片部分131aが基板部131の厚み範囲から突出するように変形したときに表れる開口部の範囲である。また、上記厚み範囲131qは、当該開口部の範囲内に存在する基板部131(周縁部分131b)の厚み範囲内にある空間の範囲である。これにより、上記挿入片部分131aは、取付片部分133aが配置されることにより、図6に示すように、上記周縁部分131bに沿った上記厚み範囲131qからカバー部12bの側に突出した状態に維持される。特に、図示例のように、取付片部分133aは、平面範囲131pと厚み範囲131qにぴったりと嵌合する態様で周縁部分131bに固定されることが望ましい。取付片部分133aは、図示しない固定テープなどの取付材を介した溶着、接着等により、或いは、平面範囲131pの周囲の周縁部分131bの内縁に対する直接の溶着、接着等により、基板部131の周縁部分131bに対して固定される。上記取付片部分133aの内面は、不透明であることが好ましく、黒色などの濃色で、光反射率が低いことが望ましい。
上記張出部分133bは、図示例のように、一対のレンズ部分132a,132bを通して見える図示下方の領域を仕切るように薄板状に構成されることが好ましい。図示例では、張出部分133bは、一対のレンズ部分132a,132bの間の枠状部132cに沿った上縁部を備えた平板状に構成され、そのまま上縁部から図示下方の後述する表示画面11aに向けて同じ幅を備えるように下方へ延在し、上縁部と平行な下縁部を備える。このように仕切板として機能させる場合には、張出部分133bの両面は、上記基板部131の内面、上記枠部分132c、上記取付片部分133aの内面のように、不透明であることが好ましく、黒色などの濃色で、光反射率が低いことが望ましい。なお、張出部分133bは、後述する使用時の組み立て状態において、光学部132の下面と表示画面11aの表面の両者に当接している必要はなく、両者のいずれからも多少離間するように構成されていても、仕切板として実質的に機能しうる場合が考えられる。
図示例では、張出部分133bは、取付片部分133aから折り起こすことによって、光学部132における上記一対のレンズ部分132a,132bの間にある枠部分132cの図示下面を支持可能に構成される。また、張出部分133bは、上記先端縁部分132dに設けられた係止構造である切り込み132eに挿入可能に構成される。張出部分133bは、係止構造(切り込み132e)に係止されることにより先端縁部分132dによって保持される。なお、切り込み132eとともに、或いは、切り込み132eの代わりに、張出部分133bに切り込み(係止構造)を形成してもよい。また、係止構造としては、上記の切り込みに限らず、面ファスナー構造やスナップ止め構造などを用いてもよい。
図1には、上記のようにして携帯機器用ビューワー13が組み立てられた状態を示す。ここで、図2には、一つのシート片により構成される支持部133が、基板部131と光学部132が一体に設けられた別のシート片に対して取り付けられることによって、携帯機器用ビューワー13が組み立てられることが示される。図1に示す組み立て状態から、図3に示すように、切り込み132eと張出部分133bの係止状態を解除して、張出部分133bを基板部131の内面上に折り畳むと、図4のようになる。その後、光学部132を基板部131の内面に向けて折り畳むと、図5及び図6に示すように、基板部131、光学部132、支持部133が相互に重なって板状とされた折り畳み状態とすることができる。
図7には、携帯機器10の全体構成を示す。携帯機器10は、表示画面11aを備える携帯機器本体11と、この携帯機器本体11を装着する装着部12aと、この装着部12aに接続され、表示画面11aに対して開閉可能に構成されるカバー部12bとを有するケース12と、を具備する。ケース12のカバー部12bの内面には、図9に示すように、カード等の薄板状の部材を受け入れ可能な受入部分12c,12d,12eが設けられる。この受入部分12c〜12eには、上記携帯機器用ビューワー13の挿入片部分131aを挿入可能である。また、受入部分12c〜12eに挿入片部分131aを挿入することによって、カバー部12bの内面上に携帯機器用ビューワー13が取付られる。このとき、受入部分12c〜12の受入幅Wrに対して挿入片部分131aの挿入幅Wiは小さいので、携帯機器用ビューワー13を、カバー部12bに対する(すなわち、携帯機器本体11に対する)取付状態を維持したまま、図示上下方向に移動させることができる。この図示上下方向とは、組み立て状態においてレンズ部分132a,132bが表示画面11aに対して接近したり離反したりする方向である。
上記カバー部12bに対する携帯機器用ビューワー13の取付時には、図8に示すように、基板部131の外面上の挿入片部分131aを周縁部分131bや取付片部分133aから離反した状態にして受入部分12c〜12eに挿入する。このとき、挿入片部分131aが形成された平面範囲131p及び厚み範囲131qの内部に取付片部分133aが配置されることによって、図6に示すように、挿入片部分131aが基板部131の外面上に突出し、その突出状態が維持されるので、携帯機器用ビューワー13の取付時において挿入片部分131aを受入部分12c〜12eに差し込み易くなる。
図10には、上記のように取り付けられた携帯機器用ビューワー13を組み立てることにより、使用時の態様とした様子を示す。本実施形態では、携帯機器本体11の表示画面11aにVR画像11L,11Rを表示させると、レンズ部分132a,132bを通して視認することにより、立体画像を見ることができる。また、VR画像ではなくても、レンズ部分132a,132bを通して表示画面11aの画像を見ることにより、当該画像を拡大視することができる。したがって、細かな字や精細画像の細部を確認することも可能である。ここで、カバー部12bと基板部131(周縁部分131b)を手で挟みながら、レンズ部分132a,132bを通して視認することができる。例えば、左右の手でカバー部12bと基板部131が重なっている左右両側にある部分をそれぞれ把持する。このとき、支持部133の張出部分133bは、光学部132を下方より支える機能を備えるとともに、左右のレンズ部分132aと132bの視界を分断するための仕切板としても機能する。なお、張出部分133bは、図示例のように光学部132(特に、図示例のように一対のレンズ部分132aと132bの間の枠部分132c)に常時直接に接触した状態で支える必要はなく、光学部132と表示画面11aの間に配置されていればよい。これによって、携帯機器用ビューワー13を用いている際に、基板部131や光学部132が大きく変形することを抑制するものとなればよい。また、張出部分133bを、携帯機器用ビューワー13を持つための把持部として用いることもできる。この場合には、片手でビューワー13を把持することができる。
本実施形態では、カバー部12bに対して、受入部分12c〜12eの受入幅Wrの中で挿入片部分131aの挿入幅Wiを移動できる範囲内で、矢印Fに示すように、ビューワー13が図示上下方向に移動可能に構成される。このため、表示画面11aに対するレンズ部分132a,132bの距離を調整可能となるから、焦点調整が可能であるとともに、挿入片部分131aの差し込み方向(図示左右方向)にも移動可能に構成され、良好な状態で使用できる。また、基板部131と光学部132は、或る程度、折り目(山折線131t)において矢印Rに示すように折り曲げ角度を変更可能である。このため、カバー部12bの表示画面11aに対する立設角度を変更することによって、レンズ部分132a,132bの表示画面11a上の平面位置を光学部132の平行度を保ったまま調整することも可能である。このとき、必要であれば、係止構造(切り込み132e)と張出部分133bとの係止深さを浅くしたり、解除したりしても構わない。なお、光学部132を表示画面11aに対して傾斜して用いることも可能である。また、係止構造は、光学部132に設けるのではなく、例えば、ケース12の装着部12aにおけるカバー部12bの内面とは反対側の外縁部から上方へ突出するように設けられた係止帯によって構成し、この係止帯が張出部分133bの下部先端を係止するように構成してもよい。
また、本実施形態では、カバー部12bに対する取付構造の態様により、上記矢印FやRに示すようにビューワーのレンズ部分132a,132bの高さや位置、角度などを容易に調整できるため、汎用性を高めることができることから、特定の携帯機器本体11だけでなく、種々の携帯機器にも用いることが可能である。さらに、携帯機器用ビューワー13は、挿入片部分131aとカバー部12bの受入部分12c〜12eの抜き差しによって着脱できるので、極めて容易かつ迅速に着脱作業を行うことができる。また、携帯機器用ビューワー13をカバー部12bに取り付けた状態のままで、図1〜図5に示すように、折り畳み状態と組み立て状態との間の移行操作を容易かつ迅速に行うことができる。
本実施形態の形態機器用ビューワー13は、上述のように簡易な構造でありながら、軽量、薄型、柔軟であるために、極めて使いやすく、しかも低コストで製造することができるという利点を有する。また、レンズ部分132a,132bと表示画面11aとの間の透視空間が外部に開放されているため、密閉性は得られないが、その分、簡易な構造とすることができるので、軽量化や薄型化を図りやすく、収納性(コンパクト性)も向上できる。
なお、本発明の携帯機器用ビューワー及び携帯機器は、上述の図示例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、図示例では、張出部分133bを光学部132に対する支持機能と仕切機能のいずれをも備えたものとして構成しているが、いずれか一方のみを有するものとすることもできる。また、張出部分133bを、光学部132に対する支持機能というよりは、表示画面11aに当接してビューワー全体を画面上に保持するもの、或いは、ビューワーの把持部として、設計することもできる。例えば、表示画面11aに当接しやすくなるように、光学部132から図示下方へ離れた位置に張り出すように構成してもよい。さらに、携帯機器用ビューワーを、携帯機器本体やケースとは切り離して単独で用いることも可能である。
10…携帯機器、11…携帯機器本体、12…ケース、12a…装着部、12b…カバー部、12c〜12e…(カード等を受け入れ可能な)受入部分、13…携帯機器用ビューワー、131…基板部、131a…挿入片部分、131s…切り込み線、131p…平面範囲、131q…厚み範囲、131b…周縁部分、131t…山折線、132…光学部、132a,132b…レンズ部分、132c…枠部分、132t…山折線、132d…先端縁部分、132e…係止構造(切り込み)、133…支持部、133a…取付片部分、133t…谷折線、133b…張出部分

Claims (7)

  1. 携帯機器本体の表示画面に対して開閉可能に構成されるカバー部の内面に設けられた薄板状部材用の受入部分に取り付け可能に構成されるビューワーであって、
    前記受入部分に挿入可能な挿入片部分を備える薄板状の基板部と、前記基板部の外縁に折り曲げ可能に接続されるレンズ部分を備えた薄板状の光学部と、を具備し、
    前記基板部と前記光学部が相互に折り畳み可能に構成され、その折り畳み状態において全体が板状に構成される、
    携帯機器用ビューワー。
  2. 前記挿入片部分の挿入幅は、前記受入部の受入幅よりも小さい、
    請求項1に記載の携帯機器用ビューワー。
  3. 前記挿入片部分は、前記基板部に対する切り込みにより前記基板部において部分的に形成される、
    請求項1又は2に記載の携帯機器用ビューワー。
  4. 折り畳み状態では前記基板部の内面に沿って配置される薄板状の支持部であって、
    前記基板部に固定された取付片部分と、該取付片部分に対して折り曲げ可能に接続され、前記基板部上から立ち上げることにより前記光学部と前記表示画面との間に配置可能に構成される張出部分とを有する前記支持部をさらに具備する、
    請求項1〜3に記載の携帯機器用ビューワー。
  5. 前記挿入片部分が前記基板部に設けられた切り込みにより前記基板部の厚み範囲内から前記カバー部の側へ突出するように構成され、
    前記取付片部分は、前記基板部における前記挿入片部分の平面範囲内であって前記厚み範囲内において前記挿入片部分に対して前記カバー部とは逆側に配置される態様で、前記基板部における前記挿入片部分以外の部分に固定される、
    請求項4に記載の携帯機器用ビューワー。
  6. 前記光学部には、前記支持部の前記張出部分を係止する係止構造が設けられる、
    請求項4又は5に記載の携帯機器用ビューワー。
  7. 携帯機器本体と、
    該携帯機器本体に装着され、前記携帯機器本体の表示画面上を開閉可能に覆う前記カバー部を備えるケースと、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯機器用ビューワーと、
    を具備する携帯機器。
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