JP2020159747A - 構造物の現有応力推定方法とその装置 - Google Patents
構造物の現有応力推定方法とその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020159747A JP2020159747A JP2019056827A JP2019056827A JP2020159747A JP 2020159747 A JP2020159747 A JP 2020159747A JP 2019056827 A JP2019056827 A JP 2019056827A JP 2019056827 A JP2019056827 A JP 2019056827A JP 2020159747 A JP2020159747 A JP 2020159747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflected light
- existing stress
- light
- stress
- estimating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】構造物の現有応力を、非破壊にて、精度よく推定する。【解決手段】構造物の現有応力推定装置10を、構造物1に光を照射する照射手段(121,122,12a,11a)と、構造物からの反射光の強度を計測する計測手段(11b,12b,123)と、予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すσ−Pテーブル14Tを記憶する記憶手段14と、計測された反射光の強度から構造物1の現有応力を推定する現有応力推定手段15と、照射部11aと受光部11bとを収納するケース11cとから構成するとともに、現有応力推定手段15では、計測された反射光の強度とσ−Pテーブル14Tとから、構造物1の現有応力を推定するようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、柱や梁などの構造物の現有応力を推定する方法とその装置に関する。
従来、構造物の現有応力を推定する方法として、応力解放法が知られている。
応力解放法では、まず、構造物の表面にひずみゲージを貼付けて、応力解放前のひずみである初期値を測定し、この値を0にセットする。次に、測定対象位置であるひずみゲージを含む領域をコア抜きし、コアのひずみを測定する。このコアのひずみは、コア抜きにより応力が解放されたひずみであるので、この応力解放後のひずみの大きさから、構造物の現有応力を推定することができる(例えば、特許文献1参照)。
応力解放法では、まず、構造物の表面にひずみゲージを貼付けて、応力解放前のひずみである初期値を測定し、この値を0にセットする。次に、測定対象位置であるひずみゲージを含む領域をコア抜きし、コアのひずみを測定する。このコアのひずみは、コア抜きにより応力が解放されたひずみであるので、この応力解放後のひずみの大きさから、構造物の現有応力を推定することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、応力解放法による現有応力の推定方法では、構造物に、応力を解放するための溝を穿設する必要があった。
そこで、構造物の現有応力を、非破壊にて、精度よく推定する技術が求められている。
柱や梁などの構造物の現有応力を非破壊で推定できれば、耐震補強の検討や地震後の構造物の安定性の検討や、更新順序の決定の指標にすることができる。
そこで、構造物の現有応力を、非破壊にて、精度よく推定する技術が求められている。
柱や梁などの構造物の現有応力を非破壊で推定できれば、耐震補強の検討や地震後の構造物の安定性の検討や、更新順序の決定の指標にすることができる。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、構造物の現有応力を、非破壊にて、精度よく推定する方法とその装置を提供することを目的とする。
発明者らは、鋭意検討の結果、構造物に光を当てた場合、現在構造物に作用している軸圧縮応力である現有応力が大きいほど、反射光の強度が大きいことを見出し本発明に到ったものである。
すなわち、本発明は、構造物の現有応力を推定する方法であって、前記構造物に所定の光量の光を照射したときの、前記構造物からの反射光を検出するステップと、前記検出された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定するステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定することができる。
また、前記構造物の現有応力を推定するステップにおいて、前記検出された反射光の強度と、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係とから、前記構造物の現有応力を推定したので、現有応力の推定精度は向上した。
また、本発明は、構造物の現有応力を推定する装置であって、前記構造物に光を照射する照射手段と、前記構造物からの反射光を受光する受光部を備え、前記受光部で受光した反射光の強度を計測する計測手段と、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、前記計測された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定する現有応力推定手段と、開口部を有し、前記開口部の内側に前記照射手段と前記受光部とを収納する遮光用容器と、を備え、前記現有応力推定手段は、前記計測された反射光の強度と前記テーブルとから、前記構造物の現有応力を推定することを特徴とする。
このような構成の構造物の現有応力推定装置を用いれば、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定することができる。
また、遮光用容器を構造物表面に当接させるだけで、外光の影響なく反射強度を計測できるので、強度を現有応力を容易にかつ安定して推定することができる。
すなわち、本発明は、構造物の現有応力を推定する方法であって、前記構造物に所定の光量の光を照射したときの、前記構造物からの反射光を検出するステップと、前記検出された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定するステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定することができる。
また、前記構造物の現有応力を推定するステップにおいて、前記検出された反射光の強度と、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係とから、前記構造物の現有応力を推定したので、現有応力の推定精度は向上した。
また、本発明は、構造物の現有応力を推定する装置であって、前記構造物に光を照射する照射手段と、前記構造物からの反射光を受光する受光部を備え、前記受光部で受光した反射光の強度を計測する計測手段と、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、前記計測された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定する現有応力推定手段と、開口部を有し、前記開口部の内側に前記照射手段と前記受光部とを収納する遮光用容器と、を備え、前記現有応力推定手段は、前記計測された反射光の強度と前記テーブルとから、前記構造物の現有応力を推定することを特徴とする。
このような構成の構造物の現有応力推定装置を用いれば、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定することができる。
また、遮光用容器を構造物表面に当接させるだけで、外光の影響なく反射強度を計測できるので、強度を現有応力を容易にかつ安定して推定することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
図1(a)〜(c)は、本実施の形態を示す図で、(a)図は構造物の現有応力推定装置10(以下、応力推定装置という)、(b)図は検知器11の正面図と断面図である。本例では、この応力推定装置10を用いて、構造物である木質材から成る柱1の現有応力を推定する。
応力推定装置10は、検知器11と、反射率測定器12と、第1及び第2の光ケーブル12a,12bと、入力手段13と、記憶手段14と、現有応力推定手段15とを備える。
入力手段13と記憶手段14と現有応力推定手段15とは記憶・演算器16を構成し、例えば、マイクロコンピュータのメモリーとソフトウェアにより構成される。
検知器11は、反射率測定器12から、第1の光ケーブル12aを伝送路として送られてきた光(以下、照射光という)を柱1の表面に照射する照射部11aと、柱1の表面で反射された光(以下、反射光という)を受光し、この反射光を、反射率測定器12に接続されている第2の光ケーブル12bに集光する受光部11bと、照射部11aと受光部11bと第1及び第2の光ケーブル12a,12bの先端部とを収納するケース11cと、漏れ防止部材11dとを備える。本例では、照射部11aを3個とし、受光部11bを1個とした。
ケース11cは円柱状で、前方である柱1側には円筒状の窪み11kが形成されている。また、ケース11cの中心には、軸方向に延長する貫通孔11hが形成されている。
ケース11cの、(c)図の太い点線よりも前側が、照射部11aと受光部11bとを収納する遮光用容器11Mとして機能し、後側が、受光部11bと第1及び第2の光ケーブル12a,12bの先端部とを保持する保持部材11Nとして機能する。
また、照射部11aの先端側と受光部11bの先端側とは、窪み11kの底面から窪み11k内に露出しているので、照射部11aと受光部11bとが、窪み11kの側面(ケース11cの側面)と底部とにより構成される断面視コの字状の遮光用容器11Mの内側に配置されていることになる。これにより、照射光の照射範囲を窪み11kの開口部内に限定することができるとともに、受光部11bは、反射光のみを検出することができる。
漏れ防止部材11dは、ケース11cの前方側の周縁に取付けられる円筒上の部材で、ケース11cの外側に照射光が洩れることを防止する。漏れ防止部材11dとしては、例えば、ゴム部材などの弾性体が好適に用いられる。あるいは、ケース11cの柱1との接触部をケース11cの外側からシール材などで塞いで、照射光の洩れを防ぐようにしてもよい。なお、対象物の表面が比較的滑らかで、照射光の洩れが問題とならない場合には、漏れ防止部材11dを省略してもよい。
応力推定装置10は、検知器11と、反射率測定器12と、第1及び第2の光ケーブル12a,12bと、入力手段13と、記憶手段14と、現有応力推定手段15とを備える。
入力手段13と記憶手段14と現有応力推定手段15とは記憶・演算器16を構成し、例えば、マイクロコンピュータのメモリーとソフトウェアにより構成される。
検知器11は、反射率測定器12から、第1の光ケーブル12aを伝送路として送られてきた光(以下、照射光という)を柱1の表面に照射する照射部11aと、柱1の表面で反射された光(以下、反射光という)を受光し、この反射光を、反射率測定器12に接続されている第2の光ケーブル12bに集光する受光部11bと、照射部11aと受光部11bと第1及び第2の光ケーブル12a,12bの先端部とを収納するケース11cと、漏れ防止部材11dとを備える。本例では、照射部11aを3個とし、受光部11bを1個とした。
ケース11cは円柱状で、前方である柱1側には円筒状の窪み11kが形成されている。また、ケース11cの中心には、軸方向に延長する貫通孔11hが形成されている。
ケース11cの、(c)図の太い点線よりも前側が、照射部11aと受光部11bとを収納する遮光用容器11Mとして機能し、後側が、受光部11bと第1及び第2の光ケーブル12a,12bの先端部とを保持する保持部材11Nとして機能する。
また、照射部11aの先端側と受光部11bの先端側とは、窪み11kの底面から窪み11k内に露出しているので、照射部11aと受光部11bとが、窪み11kの側面(ケース11cの側面)と底部とにより構成される断面視コの字状の遮光用容器11Mの内側に配置されていることになる。これにより、照射光の照射範囲を窪み11kの開口部内に限定することができるとともに、受光部11bは、反射光のみを検出することができる。
漏れ防止部材11dは、ケース11cの前方側の周縁に取付けられる円筒上の部材で、ケース11cの外側に照射光が洩れることを防止する。漏れ防止部材11dとしては、例えば、ゴム部材などの弾性体が好適に用いられる。あるいは、ケース11cの柱1との接触部をケース11cの外側からシール材などで塞いで、照射光の洩れを防ぐようにしてもよい。なお、対象物の表面が比較的滑らかで、照射光の洩れが問題とならない場合には、漏れ防止部材11dを省略してもよい。
反射率測定器12は、光源121と、分配器122と、反射光強度計測手段としての計測器123とを備える。
光源121としては、例えば、ハロゲンランプやキセノンランプ、あるいは、LEDなどの周知の光源を使用することができる。
分配器122には3本の第1の光ケーブル12aが接続されており、分配器122は、光源121からの光をこれら第1の光ケーブル12aに分配する。
計測器123は、第2の光ケーブル12bを伝送されてきた反射光の強度である反射光強度を計測し、その結果を現有応力推定手段15に送る。
光源121と、分配器122と、第1の光ケーブル12aと、照射部11aとにより、本発明の照射手段を構成し、受光部11bと、第2の光ケーブル12bと、計測器123とにより計測手段を構成する。
入力手段13は、現有応力を計測する構造物(ここでは、柱1)の材質を入力する。
記憶手段14は、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すテーブル(以下、σ−Lテーブル14Tという)を記憶する。
現有応力推定手段15は、計測器123で計測された反射光強度と、入力手段13に入力された柱1の材質と、記憶手段14に記憶されているσ−Lテーブル14Tとから、柱1の現有応力を推定する。
光源121としては、例えば、ハロゲンランプやキセノンランプ、あるいは、LEDなどの周知の光源を使用することができる。
分配器122には3本の第1の光ケーブル12aが接続されており、分配器122は、光源121からの光をこれら第1の光ケーブル12aに分配する。
計測器123は、第2の光ケーブル12bを伝送されてきた反射光の強度である反射光強度を計測し、その結果を現有応力推定手段15に送る。
光源121と、分配器122と、第1の光ケーブル12aと、照射部11aとにより、本発明の照射手段を構成し、受光部11bと、第2の光ケーブル12bと、計測器123とにより計測手段を構成する。
入力手段13は、現有応力を計測する構造物(ここでは、柱1)の材質を入力する。
記憶手段14は、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すテーブル(以下、σ−Lテーブル14Tという)を記憶する。
現有応力推定手段15は、計測器123で計測された反射光強度と、入力手段13に入力された柱1の材質と、記憶手段14に記憶されているσ−Lテーブル14Tとから、柱1の現有応力を推定する。
図2(a)〜(c)は、異なる材質の試験柱1Aを基台2上に設置した後、上から荷重Wを加えたときの応力σと反射光強度との関係を示す図で、(a)図はヒノキ、(b)図はスギ、(c)図はコンクリートである。各図の横軸は応力σ[N/mm2]、縦軸は反射光強度P[a.u.]、Aは試験柱1Aの面積である。各図は、上記のσ−Lテーブル14Tに相当する。
各図からわかるように、反射光強度Pは、試験柱1の材質と、試験柱1に作用する応力により異なるが、作用する応力σが大きいほど反射光強度Pは高くなる。
なお、同じ木質材でも、図3(a),(b)に示すように、柾目の場合には、図2(a),(b)に示した、通常使用されている板目の場合と、応力σと反射光強度Pとの関係が逆になるので、木質材のように、異方性がある材質の場合には、材質だけでなく、使用形態についても分類してやる必要がある。
各図からわかるように、反射光強度Pは、試験柱1の材質と、試験柱1に作用する応力により異なるが、作用する応力σが大きいほど反射光強度Pは高くなる。
なお、同じ木質材でも、図3(a),(b)に示すように、柾目の場合には、図2(a),(b)に示した、通常使用されている板目の場合と、応力σと反射光強度Pとの関係が逆になるので、木質材のように、異方性がある材質の場合には、材質だけでなく、使用形態についても分類してやる必要がある。
次に、応力推定装置10の動作について説明する。
まず、柱1の材質を入力する。
次に、光源121をONした後、ケース11cの窪み11k側を柱1に当接させて、第1の光ケーブル12aから送られてきた光を、照射部11aから、柱1の表面に光を照射するとともに、受光部11bにて、柱1からの反射光を受光する。
反射光は、第2の光ケーブル12bを通って、反射率測定器12の計測器123に送られ、反射強度が計測される。
そして、現有応力推定手段15にて、計測器123で計測された反射光強度と、入力手段13に入力された柱1の材質と、記憶手段14に記憶されているσ−Lテーブル14Tとから、柱1の現有応力を推定する。
このように、ケース11cを対象物である柱1に当接しただけで、現有応力が推定できるので、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定できるだけでなく、複数個所の現有応力を効率よくかつ迅速に推定することができる。
まず、柱1の材質を入力する。
次に、光源121をONした後、ケース11cの窪み11k側を柱1に当接させて、第1の光ケーブル12aから送られてきた光を、照射部11aから、柱1の表面に光を照射するとともに、受光部11bにて、柱1からの反射光を受光する。
反射光は、第2の光ケーブル12bを通って、反射率測定器12の計測器123に送られ、反射強度が計測される。
そして、現有応力推定手段15にて、計測器123で計測された反射光強度と、入力手段13に入力された柱1の材質と、記憶手段14に記憶されているσ−Lテーブル14Tとから、柱1の現有応力を推定する。
このように、ケース11cを対象物である柱1に当接しただけで、現有応力が推定できるので、構造物の現有応力を、非破壊にて、推定できるだけでなく、複数個所の現有応力を効率よくかつ迅速に推定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
例えば、前記実施の形態では、照射部11aを3個とし、受光部11bを1個とするとともに、受光部11bの上部に3個の照射部11aをまとめて配置したが、照射部11aと受光部11bの個数や配置は、これに限定されるものではない。例えば、図4(a)に示すように、ケース11cの中心に受光部11bを配置し、その周りに照射部11aを配置するなどしてもよい。
また、前記実施の形態では、光源121と計測器123と備えた反射率測定器12を用いて、光の照射と反射光強度の計測を行ったが、図4(b)に示すように、収納容器21内に照射手段22、受光手段23、及び、計測手段24を配置した構成の現有応力推定装置20を用いてもよい。
具体的には、照射手段22として高出力のLEDを用いるとともに、受光手段23としてカメラを用い、計測手段24としては、カメラで撮影した画像の輝度から反射光強度を求める、画像処理手段などを用いればよい。
但し、上記の現有応力推定装置20においても、実施の形態の記憶・演算器16に相当する記憶・演算器25が必要なことはいうまでもない。
記憶・演算器25は、図4(b)に示すように、収納容器21内に配置してもよいし、収納容器21の外側に配置してもよい。なお、記憶・演算器25を収納容器21内に配置する場合には、入力手段26のみは、収納容器21の外側に配置すればよい。
また、前記実施の形態では、光源121と計測器123と備えた反射率測定器12を用いて、光の照射と反射光強度の計測を行ったが、図4(b)に示すように、収納容器21内に照射手段22、受光手段23、及び、計測手段24を配置した構成の現有応力推定装置20を用いてもよい。
具体的には、照射手段22として高出力のLEDを用いるとともに、受光手段23としてカメラを用い、計測手段24としては、カメラで撮影した画像の輝度から反射光強度を求める、画像処理手段などを用いればよい。
但し、上記の現有応力推定装置20においても、実施の形態の記憶・演算器16に相当する記憶・演算器25が必要なことはいうまでもない。
記憶・演算器25は、図4(b)に示すように、収納容器21内に配置してもよいし、収納容器21の外側に配置してもよい。なお、記憶・演算器25を収納容器21内に配置する場合には、入力手段26のみは、収納容器21の外側に配置すればよい。
1 柱、2 基台、
10 現有応力推定装置、11 検知器、11a 照射部、11b 受光部、
11c ケース、11d 漏れ防止部材、11k 円筒状の窪み、11h 貫通孔、
11M 遮光用容器、11N 保持部材、
12 反射率測定器、121 光源、122 分配器、123 計測器、
12a 第1の光ケーブル、12b 第2の光ケーブル、13 入力手段、
14 記憶手段、14T σ−Lテーブル、15 現有応力推定手段、
16 記憶・演算器。
10 現有応力推定装置、11 検知器、11a 照射部、11b 受光部、
11c ケース、11d 漏れ防止部材、11k 円筒状の窪み、11h 貫通孔、
11M 遮光用容器、11N 保持部材、
12 反射率測定器、121 光源、122 分配器、123 計測器、
12a 第1の光ケーブル、12b 第2の光ケーブル、13 入力手段、
14 記憶手段、14T σ−Lテーブル、15 現有応力推定手段、
16 記憶・演算器。
Claims (3)
- 構造物の現有応力を推定する方法であって、
前記構造物に所定の光量の光を照射したときの、前記構造物からの反射光を検出するステップと、
前記検出された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定するステップと、
を備えることを特徴とする構造物の現有応力推定方法。 - 前記構造物の現有応力を推定するステップでは、
前記検出された反射光の強度と、構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係とから、前記構造物の現有応力を推定することを特徴とする請求項1に記載の構造物の現有応力推定方法。 - 構造物の現有応力を推定する装置であって、
前記構造物に光を照射する照射手段と、
前記構造物からの反射光を受光する受光部を備え、前記受光部で受光した反射光の強度を計測する計測手段と、
構造物の材質毎に予め求めておいた、現有応力と反射光の強度の関係を示すテーブルを記憶する記憶手段と、
前記計測された反射光の強度から前記構造物の現有応力を推定する現有応力推定手段と、
開口部を有し、前記開口部の内側に前記照射手段と前記受光部とを収納する遮光用容器と、を備え、
前記現有応力推定手段は、前記計測された反射光の強度と前記テーブルとから、前記構造物の現有応力を推定することを特徴とする構造物の現有応力推定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056827A JP2020159747A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 構造物の現有応力推定方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056827A JP2020159747A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 構造物の現有応力推定方法とその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020159747A true JP2020159747A (ja) | 2020-10-01 |
Family
ID=72642807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019056827A Pending JP2020159747A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 構造物の現有応力推定方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020159747A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020199390A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020199394A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020199389A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003139515A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-14 | Fukuoka Prefecture | スペックルを利用した変形量の絶対値計測方法 |
JP2010249589A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Toyo Seiki Seisakusho:Kk | 歪み計測方法及び歪み計測装置 |
JP2017011429A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 日本信号株式会社 | 検査装置 |
-
2019
- 2019-03-25 JP JP2019056827A patent/JP2020159747A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003139515A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-14 | Fukuoka Prefecture | スペックルを利用した変形量の絶対値計測方法 |
JP2010249589A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Toyo Seiki Seisakusho:Kk | 歪み計測方法及び歪み計測装置 |
JP2017011429A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 日本信号株式会社 | 検査装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020199390A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020199394A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020199389A (ja) * | 2020-09-24 | 2020-12-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020159747A (ja) | 構造物の現有応力推定方法とその装置 | |
NZ330905A (en) | Process and device for determining an analyte contained in a scattering matrix | |
US9046349B2 (en) | Method and device for contactless determination of the thickness of a web of material, including correction of the alignment error | |
US9983393B2 (en) | Catoptric imaging device for drill measuring | |
JP2010133934A (ja) | 2つの測定ユニットを有する表面測定装置 | |
JP2010133934A5 (ja) | ||
JP6542906B2 (ja) | 少なくとも部分的に透明な物体の表面に関連する表面データおよび/または測定データを決定するための方法および装置 | |
JP2018515747A5 (ja) | ||
JPH01192486A (ja) | スポット溶接電極検査方法 | |
JP6748393B2 (ja) | 液体の境界面検出装置 | |
JP2009281941A (ja) | 分析方法及び分析装置 | |
KR101041942B1 (ko) | 굴절종파 탐촉자용 교정시험편 | |
TWI664389B (zh) | 測定物體之厚度或高度變化的裝置及方法 | |
EP2950082B1 (en) | Calibration method, calibration system, and bodily-fluid component measurement device calibrated using said method | |
JP4864734B2 (ja) | 光変位センサー及びそれを用いた変位測定装置 | |
KR101590552B1 (ko) | 곡선형 스프링 형상 검사 방법 | |
KR102205900B1 (ko) | 분석장치 및 분석장치의 카트리지 장착상태를 판단하는 방법 | |
CN105373788A (zh) | 光偏折检测模块及使用其检测及误差校正的方法 | |
KR20220051000A (ko) | 외관 검사 장치 및 불량 검사 방법 | |
JP6407000B2 (ja) | 屈折率計測方法、屈折率計測装置、及び光学素子の製造方法 | |
JP4465676B2 (ja) | エッジ検出方法 | |
KR20210125650A (ko) | 탭홀 비전 검사장치 | |
JP2007057534A (ja) | ヘイズ測定方法及びその装置 | |
TWI431244B (zh) | Through hole measurement method | |
JP7254422B2 (ja) | 表面形状測定システムおよび表面形状測定器を用いた表面形状測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230404 |