JP2020159646A - 空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び材料試験機 - Google Patents

空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び材料試験機 Download PDF

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Abstract

【課題】被温調空間をより精密に温調することが可能な空調空気供給装置を提供する。【解決手段】空調空気供給装置は、空調空気の温度を調整する空調ユニットと、前記空調ユニットにより温調された空調空気が流れる通風路が内部に設けられると共に、当該空調空気を前記被温調空間に吹き出すための吹出口が設けられた吹出ダクトと、前記吹出口から前記被温調空間に吹き出された空調空気を吸い込むための吸込口が設けられると共に、当該空調空気が流れる通風路が内部に設けられた吸込ダクトと、前記吹出口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吹出側通風抵抗部材であって、前記吹出口において前記吹出ダクトの長さ方向に直交するダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吹出口に配置された前記吹出側通風抵抗部材と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び材料試験機に関する。
従来、引張試験や圧縮試験等の各種材料に力を加えて材料特性(機械的性質、熱的性質、電気的性質等)を評価する試験や、各種材料に力を加えずに当該材料特性を評価する試験が知られている。このような材料試験では、所定の温度環境下における材料特性を評価するために、試験片が設置される空間を精密に温調することが必要になる場合がある。
特許文献1には、対象物に目的とする環境条件を付与するための精密空調空気供給装置が記載されている。この精密空調空気供給装置は、温度及び湿度が調整された空気を供給する空調ユニットと、空調ユニットに装着されると共に、送気側及び吸気側の各ダクトを接続可能な送気口及び吸気口がそれぞれ設けられた送気吸気ユニットと、を備えている。
特開平9−269144号公報
本発明者等は、上記特許文献1に記載された精密空調空気供給装置を用いて被温調空間(例えば、材料試験において試験片が設置される空間)の温調を行う場合に、以下のような課題が生じることに着目した。すなわち、送気側ダクトから被温調空間に向けて空調空気を供給し、被温調空間を目標温度に温調しようとしても、当該被温調空間に外気が流入し、外気温の影響により空間温度が変動する場合がある。このため、従来の空調空気供給装置では、被温調空間における温度調整の精度について改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被温調空間をより精密に温調することが可能な空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び当該空調空気供給装置を備えた材料試験機を提供することである。
本発明の一局面に係る空調空気供給装置は、温調された空調空気を被温調空間に供給する装置である。この空調空気供給装置は、空調空気の温度を調整する空調ユニットと、前記空調ユニットにおける空調空気の出口に接続されたダクトであって、前記空調ユニットにより温調された空調空気が流れる通風路が内部に設けられると共に、当該空調空気を前記被温調空間に吹き出すための吹出口が設けられた吹出ダクトと、前記吹出口から前記被温調空間に吹き出された空調空気を吸い込むための吸込口が設けられると共に、当該空調空気が流れる通風路が内部に設けられた吸込ダクトと、前記吹出口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吹出側通風抵抗部材であって、前記吹出口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吹出口に配置された前記吹出側通風抵抗部材と、を有している。
この空調空気供給装置では、吹出側通風抵抗部材が配置されることにより、吹出口のダクト径方向外側においてダクト径方向内側よりも空調空気の通風抵抗が小さくなるため、ダクト径方向外側においてダクト径方向内側よりも被温調空間への空調空気の吹出風速が増加する。このため、被温調空間の外周部において高速の空調空気の流れが発生し、これが被温調空間の内周部を取り囲むエアーカーテンとして機能する。これにより、被温調空間の内周部への外気の流入を抑制することができるため、外気温の影響による被温調空間の温度変動を抑制し、被温調空間をより精密に温調することが可能になる。
上記空調空気供給装置において、前記吹出側通風抵抗部材は、前記吹出ダクト内の前記通風路を通じて前記吹出口に向かって流れる空調空気の一部の通過を許容すると共に、前記吹出側通風抵抗部材を通過する空調空気よりも多量の空調空気を前記吹出口における前記ダクト径方向の外側領域に案内するように構成されていてもよい。
この構成によれば、被温調空間の外周部にエアーカーテンを形成しつつ、温調された空調空気を吹出側通風抵抗部材を通じて被温調空間の内周部に吹き出すことができるため、被温調空間をより確実に温調することができる。
上記空調空気供給装置は、前記吹出ダクトにおいて前記吹出口を規定する吹出部と前記吹出側通風抵抗部材との間に空調空気が通過可能な前記ダクト径方向の隙間がダクト周方向に亘って形成されるように、前記吹出側通風抵抗部材を前記吹出口において保持する保持具をさらに有していてもよい。
この構成によれば、ダクト径方向に通風抵抗の差を有する吹出側通風抵抗部材を用いなくても、吹出側通風抵抗部材によって空調空気の流れを堰き止めつつ当該隙間から被温調空間へ空調空気を吹き出すことにより、ダクト径方向の外側領域における空調空気の吹出風速を増加させることができる。これにより、被温調空間の外周部においてエアーカーテンがさらに形成され易くなる。
上記空調空気供給装置は、前記吸込口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吸込側通風抵抗部材であって、前記吸込口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吸込口に配置された前記吸込側通風抵抗部材をさらに有していてもよい。
この構成によれば、吸込側通風抵抗部材が配置されることにより、空調空気を吸込ダクト内に吸い込む力を、吸込口におけるダクト径方向の外側領域において内側領域よりも強く作用させることができる。これにより、被温調空間の外周部においてエアーカーテンがより形成され易くなる。
上記空調空気供給装置は、前記吹出口と前記吸込口との間の距離が予め定められた所定の距離に定められるように、前記吹出ダクト及び前記吸込ダクトの位置を固定するダクト固定具をさらに有していてもよい。
この構成によれば、吹出ダクト及び吸込ダクトの位置を固定して吹出口と吸込口との間の距離を定めることにより、被温調空間の外周部においてエアーカーテンをより確実に形成することができる。
本発明の他の局面に係る空調空気供給装置用アタッチメントは、温調された空調空気を被温調空間に供給する空調空気供給装置であって、空調空気の温度を調整する空調ユニットと、前記空調ユニットにおける空調空気の出口から延びると共に空調空気を前記被温調空間に吹き出すための吹出ダクト本体と、前記被温調空間に吹き出された空調空気を吸い込むための吸込ダクト本体と、を有する前記空調空気供給装置に用いられるアタッチメントである。この空調空気供給装置用アタッチメントは、前記吹出ダクト本体の延出端に取り付けられると共に、前記被温調空間への空調空気の吹出口を規定する吹出側アタッチメントと、前記吹出口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吹出側通風抵抗部材であって、前記吹出口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吹出口に配置された前記吹出側通風抵抗部材と、を有している。
この空調空気供給装置用アタッチメントによれば、吹出側アタッチメントを吹出ダクト本体の延出端に取り付けることにより、吹出口におけるダクト径方向の外側領域において内側領域よりも空調空気の通風抵抗が小さくなり、ダクト径方向の外側領域において内側領域よりも被温調空間への空調空気の吹出風速を増加させることができる。これにより、上述の通り、被温調空間の外周部においてエアーカーテンが形成され、外気の流入による被温調空間の温度変動を抑制し、被温調空間をより精密に温調することが可能になる。
上記空調空気供給装置用アタッチメントは、前記吸込ダクト本体に取り付けられると共に、前記被温調空間からの空調空気の吸込口を規定する吸込側アタッチメントと、前記吸込口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吸込側通風抵抗部材であって、前記吸込口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吸込口に配置された前記吸込側通風抵抗部材と、をさらに有していてもよい。
この構成によれば、吸込側アタッチメントを吸込ダクト本体に取り付けることにより、被温調空間から空調空気を吸い込む力を、吸込口におけるダクト径方向の外側領域において内側領域よりも強く作用させることができる。これにより、被温調空間の外周部においてエアーカーテンがより形成され易くなる。
本発明のさらに他の局面に係る材料試験機は、試験片を保持する試験機本体と、温調された空調空気を前記試験片に供給する上記空調空気供給装置と、を有している。
この材料試験機によれば、空調空気供給装置から試験片が設置される被温調空間に空調空気を供給する時に、当該被温調空間の外周部においてエアーカーテンを形成することができる。このため、外気温の影響により試験片の温度が変動するのを抑制し、試験片の温度を目標とする試験温度により確実に調整することが可能になる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、被温調空間をより精密に温調することが可能な空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び当該空調空気供給装置を備えた材料試験機を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る材料試験機及び空調空気供給装置の構成を模式的に示す正面図である。 上記空調空気供給装置の構成を模式的に示す右側面図である。 上記空調空気供給装置の構成を模式的に示す背面図である。 上記空調空気供給装置において吹出ダクト及び吸込ダクトがダクト収容部内に収容された状態を示す模式図である。 上記空調空気供給装置において吹出ダクト及び吸込ダクトが固定された状態を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る空調空気供給装置用アタッチメントの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態2に係る空調空気供給装置及び空調空気供給装置用アタッチメントの構成を説明するための模式図である。 本発明のその他実施形態を説明するための模式図である。 本発明のその他実施形態を説明するための模式図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント及び材料試験機をそれぞれ詳細に説明する。
(実施形態1)
<空調空気供給装置、空調空気供給装置用アタッチメント、材料試験機>
まず、本発明の実施形態1に係る空調空気供給装置2、空調空気供給装置用アタッチメント5及び材料試験機1の構成を、図1〜図6を参照して説明する。なお、図1〜図6は、本実施形態に係る空調空気供給装置2、空調空気供給装置用アタッチメント5及び材料試験機1の主要な構成要素のみを示しており、空調空気供給装置2、空調空気供給装置用アタッチメント5及び材料試験機1は、これらの図面に現れていない他の構成要素もさらに備え得るものである。
材料試験機1は、例えば金属、プラスチック又はゴム等の各種材料からなる試験片100の材料特性を評価する材料試験に用いられる。材料試験の種類としては、例えば、引張試験、圧縮試験、曲げ試験又は衝撃試験等が挙げられる。また評価対象の材料特性としては、例えば、様々な機械的性質(材料の強さ、弾性又は硬さ等)、熱的性質(線膨張係数等)又は電気的性質(電気抵抗等)が挙げられる。本実施形態においては、引張試験によって試験片100の機械的性質を評価する場合を一例として説明する。
図1に示すように、材料試験機1(引張試験機)は、試験片100を保持する試験機本体3と、試験機本体3が載置される試験機置台4と、温調された空調空気A1を試験片100に供給する空調空気供給装置2と、を主に有している。以下、これらの構成要素をそれぞれ詳細に説明する。
試験機本体3は、試験片100を保持すると共に、試験片100に所定の試験力(本実施形態では引張力)を付与する装置である。図1に示すように、試験機本体3は、基台部35と、門型フレーム36と、クロスヘッド31と、上側チャック33と、上側ロッド33Aと、下側チャック34と、下側ロッド34Aと、を主に有している。
基台部35は、試験機置台4上に載置されている。門型フレーム36は、基台部35から上方に立ち上がる枠体状に構成されている。クロスヘッド31は、門型フレーム36の枠内面36Aに設けられたガイドレール(図示しない)に沿って、モータの駆動や油圧により上下に移動可能となっている。
上側チャック33は、試験片100の上部を保持(挟持)するものであり、上側ロッド33Aを介してクロスヘッド31に接続されている。下側チャック34は、試験片100の下部を保持(挟持)するものであり、下側ロッド34Aを介して基台部35に接続されている。上側チャック33及び下側チャック34によって試験片100を保持した状態でクロスヘッド31を上方に移動させることにより、試験片100に対して上向きの引張力が付与される。
試験機置台4は、水平状態で配置された天板41と、天板41を下方から支持する複数の支持脚42と、を有している。図5に示すように、天板41は平面視矩形状を有するテーブル板であり、当該天板41の上面41Aに試験機本体3が載置されている。また図1に示すように、各支持脚42は、天板41の角部の下面から下方に延びており、床面F1上に載置されている。なお、試験機置台4は、本発明の材料試験機において必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。
空調空気供給装置2は、引張試験の条件に応じて温調された空調空気A1を、試験片100が設置された被温調空間S0に供給するものである。本実施形態においては、被温調空間S0は、箱体内の密閉空間ではなく、開放空間(外気空間)である。図1に示すように、空調空気供給装置2は、空調ユニット20と、空調ユニット20に接続された吹出ダクト23及び吸込ダクト24と、吹出ダクト23及び吸込ダクト24を収容するダクト収容部21と、を主に有している。
空調ユニット20は、空調空気A1の温度を調整するものであり、ユニット筐体11と、ユニット筐体11内に収容された冷却器12、加熱器13及び送風機14と、空調ユニット20を操作するためのタブレットPC等の計装部28と、計装部28をユニット筐体11に固定する上下伸縮可能な計装保持アーム27と、を主に有している。図1に示すように、ユニット筐体11の下面には、空調ユニット20を床面F1上で移動させるための複数のキャスター26と、空調ユニット20の位置を固定するためのフットブレーキ25と、がそれぞれ設けられている。
ユニット筐体11には、空調空気A1の入口15及び出口16がそれぞれ設けられており、入口15から出口16まで至る空調空間S1が内部に設けられている。図1に示すように、当該空調空間S1において、冷却器12、加熱器13及び送風機14が、風上側から風下側に向かってこの順で配置されている。
冷却器12は、例えば、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷凍機の蒸発器であり、冷媒との熱交換を介して空調空気A1を冷却する。加熱器13は、例えばヒータ等により構成されており、空調空気A1を加熱する。送風機14は、空調空間S1において入口15から出口16に向かう空調空気A1の流れを発生させるファンである。
図2の右側面図に示すように、ユニット筐体11は、上記空調空間が内部に設けられた前方の空調室11Aと、冷凍機の圧縮機(図示しない)等が配置された後方の機械室11Bと、を有している。また図3の背面図に示すように、ユニット筐体11の後部下側には機械室11Bの吸気口20Aが設けられており、ユニット筐体11の後部上側には機械室11Bの排気口20Bが設けられている。
吹出ダクト23は、空調ユニット20における空調空気A1の出口16に接続されたダクトであって、空調ユニット20により温調された空調空気A1が流れる通風路が内部に設けられると共に、当該空調空気A1を被温調空間S0に吹き出すための吹出口23Aが設けられたものである。具体的には、吹出ダクト23は、空調ユニット20における空調空気A1の出口16から延びると共に空調空気A1を被温調空間S0に吹き出すための吹出ダクト本体81と、吹出ダクト本体81の延出端に着脱可能に取り付けられると共に、被温調空間S0への空調空気A1の吹出口23Aを規定する吹出側アタッチメント61と、を有している。
なお、図1の左側は吹出ダクト23がダクト収容部21に収容された状態を示しているが、材料試験時にはダクト収容部21から吹出ダクト23が取り出され、図1の右側の通り、吹出口23Aが被温調空間S0に臨むように吹出ダクト23の位置や姿勢が固定される。
吹出ダクト本体81は、空調ユニット20の出口16に接続された一端部81Aと、当該一端部81Aと反対側の他端部81B(延出端)と、を有し、一端部81Aから他端部81Bまで延びることにより一定のダクト長を有している。本実施形態における吹出ダクト本体81は、中空状の円筒形状を有すると共に可撓性を有する材質からなっており、内径及び外径が略一定である。また吹出ダクト本体81の外周面には、例えばグラスウール等の断熱材が巻かれていてもよい。
図6に示すように、吹出側アタッチメント61は、吹出ダクト本体81の他端部81Bに取り付けられており、且つ吹出口23Aに向かって内径が広がる形状となっている。より具体的には、吹出側アタッチメント61は、吹出ダクト本体81の他端部81B側の開口から挿入された環状の小径部と、当該小径部よりも内径が大きく吹出口23Aを規定する環状の大径部と、当該小径部と当該大径部とを接続する部分であってダクト径方向に広がる接続部と、を有している。吹出口23Aの径は、吹出ダクト本体81の内径よりも大きくなっている。
吸込ダクト24は、吹出口23Aから被温調空間S0に吹き出された空調空気A1を吸い込むための吸込口24Aが設けられると共に、空調空気A1が流れる通風路が内部に設けられたものである。吸込ダクト24は、空調ユニット20における空調空気A1の入口15から延びると共に、被温調空間S0に吹き出された空調空気A1を吸い込むための吸込ダクト本体83と、吸込ダクト本体83の延出端に着脱可能に取り付けられると共に、被温調空間S0からの空調空気A1の吸込口24Aを規定する吸込側アタッチメント62と、を有している。
なお、吹出ダクト23と同様、図1の左側は吸込ダクト24がダクト収容部21に収容された状態を示しているが、材料試験時にはダクト収容部21から吸込ダクト24が取り出され、図1の右側の通り、吸込口24Aが被温調空間S0に臨み且つ被温調空間S0を挟んで吹出口23Aと対向するように吸込ダクト24の位置や姿勢が固定される。
吸込ダクト本体83は、空調ユニット20の入口15に接続された一端部83Aと、当該一端部83Aと反対側の他端部83Bと、を有し、一端部83Aから他端部83Bまで延びることにより一定のダクト長を有している。本実施形態における吸込ダクト本体83は、中空状の円筒形状を有すると共に可撓性を有する材質からなっており、内径及び外径が略一定である。また吸込ダクト本体83の外周面には、例えばグラスウール等の断熱材が巻かれていてもよい。
図6に示すように、吸込側アタッチメント62は、吸込ダクト本体83の他端部83Bに取り付けられており、吸込口24Aに向かって内径が広がる形状となっている。より具体的には、吸込側アタッチメント62は、吸込ダクト本体83の他端部83B側の開口から挿入された環状の小径部と、当該小径部よりも内径が大きく吸込口24Aを規定する環状の大径部と、当該小径部と当該大径部とを接続する部分であってダクト径方向に広がる接続部と、を有している。吸込口24Aの径は、吸込ダクト本体83の内径よりも大きく、吹出口23Aの径と略同じである。
ダクト収容部21は、吹出ダクト23及び吸込ダクト24を収容するものであり、図1〜図3に示すように、空調ユニット20(ユニット筐体11)の上部に取り付けられている。図1に示すように、吹出ダクト23(吹出ダクト本体81)の一端部81Aは、ダクト収容部21の底部を貫通して空調ユニット20における空調空気A1の出口16に接続されている。また吸込ダクト24(吸込ダクト本体83)の一端部83Aも、ダクト収容部21の底部を貫通して空調ユニット20における空調空気A1の入口15に接続されている。
図4は、吹出ダクト23及び吸込ダクト24がダクト収容部21に収容された状態において、ダクト収容部21を上方から見た時の構成を示している。図4に示すように、ダクト収容部21には、吹出ダクト23が収容される吹出ダクト収容空間91と、吸込ダクト24が収容される吸込ダクト収容空間92と、が左右に並んで設けられている。より具体的には、ダクト収容部21は、空調ユニット20の上部に取り付けられた底壁部52と、ダクト収容空間を取り囲むように底壁部52の周縁から立ち上がった前壁部53、右壁部55及び左壁部56と、を有し、上方が開放された構造となっている。
図1及び図2に示すように、ダクト収容部21には、上方の開放部を開閉するカバー22が取り付けられている。当該カバー22は、例えば透明な素材からなり、図1に示す通り、カバー22を閉じた状態においても吹出ダクト23及び吸込ダクト24の収容状態を視認することができる。なお、カバー22の前端部には、開閉のための取っ手22Aが設けられている。
図2に示すように、ダクト収容部21は、ダクトの出し入れを容易にするために、後方から前方に向かって下向きに傾斜する構造となっている。また同図中に矢印で示す通り、カバー22は、ダクト収容部21の後端部を支点として回動自在となっている。またカバー22には、ダクトを保持するためのダクト保持部22Bが、スリット状に複数切り欠かれている。カバー22を開いてダクト収容部21から取り出された吹出ダクト23及び吸込ダクト24を、ダクト保持部22Bのスリットに挿入することにより、各ダクトが所望の姿勢で保持される。
図4に示すように、ダクト収容部21は、吹出ダクト23及び吸込ダクト24を所望の形状で収容するためのダクト収容板51を複数有している。ダクト収容板51は、吹出ダクト収容空間91及び吸込ダクト収容空間92の各々において複数設けられている。具体的には、各ダクト収容空間において、前壁部53から後方に延びるダクト収容板51と、前壁部53に向かって後方から前方に延びるダクト収容板51と、が左右方向に一定の間隔を空けて交互に設けられている。各ダクト収容板51は、前後方向に延び且つ右壁部55及び左壁部56よりも短い矩形状の板であり、底壁部52に対して垂直に立設されている。
このため、図4に示すように、吹出ダクト23及び吸込ダクト24は、ダクト収容板51に沿って前後方向に蛇行するように曲がった形状でそれぞれ収容される。そして、吹出側アタッチメント61(吹出口23A)と吸込側アタッチメント62(吸込口24A)とが互いに突き合わされた状態となる。
空調空気供給装置2は、吹出口23Aと吸込口24Aとの間の距離が予め定められた所定の距離に定められるように、吹出ダクト23及び吸込ダクト24の位置を固定するダクト固定具50を有している。図1及び図5に示すように、ダクト固定具50は、試験機本体3の門型フレーム36を左右両側から挟持するように当該門型フレーム36に取り付けられている。
図5に示すように、ダクト固定具50は、前方に開放されたコの字形状を有すると共に固定部材97Aにより門型フレーム36に固定された本体部97と、本体部97における左右方向の中央よりも左寄りの位置から前方に延出し、吹出ダクト23を固定する吹出ダクト固定部95と、本体部97における左右方向の中央よりも右寄りの位置から前方に延出し、吸込ダクト24を固定する吸込ダクト固定部96と、を有している。
図6に示すように、吹出ダクト本体81が吹出ダクト固定部95を貫通しており、吹出側アタッチメント61が固定部材61Aにより吹出ダクト固定部95に固定されている。同様に、吸込ダクト本体83が吸込ダクト固定部96を貫通しており、吸込側アタッチメント62が固定部材62Aにより吸込ダクト固定部96に固定されている。
これにより、図6に示すように、吹出口23Aと吸込口24Aとが被温調空間S0を挟んで左右方向に対向した状態で、吹出ダクト23及び吸込ダクト24の位置及び姿勢が固定される。このため、吹出口23Aと吸込口24Aとの間の距離L1も一定に保持される。
空調空気供給装置2は、吹出口23A及び吸込口24Aにそれぞれ配置された通風抵抗部材70を有している(吹出側通風抵抗部材71、吸込側通風抵抗部材72)。この通風抵抗部材70は、空調空気A1の流れに一定の抵抗を付与するものである。
吹出側通風抵抗部材71は、吹出口23Aにおいてダクト径方向(吹出ダクト23の長さ方向に直交する方向)の外側領域での空調空気A1の通風抵抗が、ダクト径方向の内側領域での空調空気A1の通風抵抗よりも小さくなるように吹出口23Aに配置されている。より具体的には、空調空気供給装置2は、吹出側通風抵抗部材71を吹出口23Aにおいて保持する保持具110(保持ピン)を有しており、吹出側通風抵抗部材71は、図6に示す通り、吹出ダクト23において吹出口23Aを規定する吹出部(吹出側アタッチメント61の大径部)との間にダクト径方向の隙間S2(スリット)が形成されるように吹出口23Aにおいて保持されている。当該隙間S2は、空調空気A1が通過可能な大きさを有しており、吹出ダクト23の周方向全体に亘って形成されている。また保持具110は、当該大径部の周壁を貫通しており、吹出側通風抵抗部材71の外周部を周方向の数箇所において保持している。
同様に、吸込側通風抵抗部材72は、吸込口24Aにおいてダクト径方向(吸込ダクト24の長さ方向に直交する方向)の外側領域での空調空気A1の通風抵抗がダクト径方向の内側領域での空調空気A1の通風抵抗よりも小さくなるように吸込口24Aに配置されている。具体的には、空調空気供給装置2は、吸込側通風抵抗部材72を吸込口24Aにおいて保持する保持具111(保持ピン)を有しており、吸込側通風抵抗部材72は、吸込ダクト24において吸込口24Aを規定する吸込部(吸込側アタッチメント62の大径部)との間に径方向の隙間S3(スリット)が形成されるように吸込口24Aにおいて保持されている。当該隙間S3は、空調空気A1が通過可能な大きさを有しており、吸込ダクト24の周方向全体に亘って形成されている。また保持具111は、当該大径部の周壁を貫通しており、吸込側通風抵抗部材72の外周部を周方向の数箇所において保持している。
吹出側通風抵抗部材71は、吹出ダクト23内の通風路を通じて吹出口23Aに向かって流れる空調空気A1の一部の通過を許容すると共に、当該吹出側通風抵抗部材71を通過する空調空気A1よりも多量の空調空気A1を吹出口23Aにおけるダクト径方向の外側領域に案内する。すなわち、吹出側通風抵抗部材71は、空調空気A1の流れを一部堰き止める機能を有する面状のフィルターであり、図6に示す通り、フィルター主面が空調空気A1の流れ方向に対して交差(直交)するように配置されている。吹出側通風抵抗部材71は、例えば、金属製のメッシュ板を複数枚重ねたフィルターにより構成されている。また吸込側通風抵抗部材72も同様のフィルター構造を有している。
上記の通り説明した、吹出側アタッチメント61、吸込側アタッチメント62、吹出側通風抵抗部材71及び吸込側通風抵抗部材72により、本実施形態に係る空調空気供給装置用アタッチメント5が構成されている。これにより、以下の通り、被温調空間S0の外周部においてエアーカーテンを形成し、試験片100の温度を目標とする試験温度に調整することが容易になる。
すなわち、吹出側通風抵抗部材71を配置することにより、吹出口23Aの径方向外側において径方向内側よりも空調空気A1の通風抵抗が小さくなるため、径方向外側において径方向内側よりも空調空気A1の吹出風速が大きくなる。より具体的には、空調ユニット20から吹出ダクト23(吹出ダクト本体81)を通じて吹出口23Aに向かう空調空気A1の流れの大半が、吹出側通風抵抗部材71に衝突することにより堰き止められ、径方向外側に案内される。
このため、空調空気A1が吹出側通風抵抗部材71を通過して被温調空間S0の内周部に吹き出される一方、内周部に吹き出される空調空気A1に比較して多くの空調空気A1が径方向外側に流れ、隙間S2を通じて被温調空間S0の外周部に吹き出される。その結果、隙間S2を通じて被温調空間S0の外周部に吹き出される空調空気A1の風速が、吹出側通風抵抗部材71を通過して被温調空間S0の内周部に吹き出される空調空気A1の風速よりも大きくなる。
そして、隙間S2を通じて吹き出される高速の空調空気A1の流れ(図6中の矢印A11)が、被温調空間S0の内周部への外気の流入を抑制するエアーカーテンとして機能する。これにより、材料試験中において試験片100の温度が外気温の影響を受けて変動するのを抑制し、試験片100をより精密に温調することが可能になる。なお、吹出側通風抵抗部材71を通過した空調空気A1は、被温調空間S0において吹出口23Aから吸込口24Aに向かって水平に流れる層流を形成し(図6中の矢印A21)、これにより試験片100が所望の試験温度に温調される。
また上記エアーカーテンを形成するに当たり、吹出側通風抵抗部材71だけでなく、吸込側通風抵抗部材72も有効に機能する。すなわち、吸込側通風抵抗部材72を吸込口24Aに配置することにより、空調空気A1の吸引力が径方向内側よりも径方向外側において強く作用する。これにより、被温調空間S0の外周部において高速の空調空気A1の流れをより確実に形成することができる。
<材料試験方法>
次に、上記材料試験機1を用いて行われる材料試験方法について説明する。本実施形態では、試験片100に引張力を付与して当該試験片100の機械的性質を評価する引張試験を一例として説明する。
まず、試験片100を試験機本体3に設置するステップが行われる。このステップでは、まず、金属、プラスチック又はゴム等の各種材料を、引張試験片の形状に加工する。そして、図1に示すように、試験片100の上端を上側チャック33によって挟持し、且つ試験片100の下端を下側チャック34によって挟持することにより、試験片100を試験機本体3に固定する。
次に、上記空調空気供給装置2を準備し、これを設置するステップが行われる。このステップでは、まず、空調空気供給装置2を試験機本体3の近傍の任意の位置に配置し、吹出ダクト23及び吸込ダクト24をダクト収容部21からそれぞれ取り出す。そして、図1、図5及び図6に示すように、両ダクトをダクト固定具50により固定する。この時、図6に示すように、吹出口23Aと吸込口24Aとが被温調空間S0を挟んで対向し、且つ試験片100が吹出側通風抵抗部材71と吸込側通風抵抗部材72との間に位置するように、両ダクトの位置及び姿勢を調整する。
次に、試験片100について材料試験(引張試験)を実行するステップが行われる。このステップでは、試験片100に引張力(試験力)を付与し、その時の試験片100の機械的性質を測定する。具体的には、クロスヘッド31(図1)を上方に移動させて試験片100を上向きに引っ張り、試験片100が破断するまで引張力を増加させる。そして、応力と歪との関係等に基づいて、試験片100の引張強度や降伏点等の種々の機械的性質を評価する。
この間、温調された空調空気A1を試験片100に供給することにより、所望の温度条件下における引張試験を行うことができる。具体的には、空調ユニット20において冷却器12又は加熱器13により空調空気A1を温調し、温調後の空調空気A1を吹出口23Aから試験片100に向けて吹き出す。そして、吸込口24Aから空調空気A1を回収し、吸込ダクト24を通じて空調ユニット20の入口15に戻す。この時、上述の通り、吹出側通風抵抗部材71と吹出側アタッチメント61との間の径方向の隙間S2を通じて吹き出される高速の空調空気A1の流れ(図6中の矢印A11)によってエアーカーテンを形成することにより、外気温の影響による試験片100の温度変動を抑制し、試験片100の周囲を目的の温度に温調した状態で材料試験を行うことができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る空調空気供給装置2Aを、図7を参照して説明する。実施形態2に係る空調空気供給装置2Aは、基本的に上記実施形態1に係る空調空気供給装置2と同様の構成を有し且つ同様の作用効果を奏するものであるが、吹出口23Aにのみ通風抵抗部材70が配置されている点で上記実施形態1と異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
図7は、上記実施形態1における図6に対応する図であり、吹出口23A及び吸込口24Aの近傍を拡大して示している。図7に示すように、実施形態2に係る空調空気供給装置2Aでは、吹出口23Aにのみ通風抵抗部材70(吹出側通風抵抗部材71)が配置されており、吸込口24Aには通風抵抗部材70(吸込側通風抵抗部材72)が配置されていない。
この場合でも、上記実施形態1と同様に、被温調空間S0の外周部において高速の空調空気A1の流れを形成し、エアーカーテンによって外気の流入を抑えることにより、試験片100の温度変動を抑制することができる。実施形態2では、吸込側通風抵抗部材72及びこれを保持する保持具111を省略することにより、装置構成をより簡素化することができる。なお、この実施形態において、吸込ダクト本体83の内径と吸込側アタッチメント62の内径(吸込口24Aの径)とが同じであってもよい。
(その他実施形態)
ここで、本発明のその他実施形態を説明する。
上記実施形態1,2のように吹出側通風抵抗部材71と吹出側アタッチメント61との間に隙間S2を形成する場合に限定されず、図8に示すような通風抵抗部材70Aを採用し、吹出口23Aの全体を覆うように当該通風抵抗部材70Aを配置してもよい。当該通風抵抗部材70Aは、上記実施形態1と同様に金属製のメッシュ板からなるものであるが、メッシュの目が細かい内周部70ABと、内周部70ABを取り囲むように当該内周部70ABよりも径方向外側に位置すると共に内周部70ABよりもメッシュの目が粗い外周部70AAと、を有している。この場合、隙間S2を形成した場合と同様に、径方向外側に空調空気A1の流れを集中させることができる。当該通風抵抗部材70Aは、吸込口24Aにも配置されてもよい。
また図9に示すように、径方向外側に向かって薄くなる通風抵抗部材70Bが採用されてもよい。この場合も、径方向外側において径方向内側よりも通風抵抗が小さくなり、且つフィルター前面の傾斜に沿って空調空気A1の流れを径方向外側に集中させることができる。この場合、図9のように通風抵抗部材70Bと吹出側アタッチメント61の大径部との間に径方向の隙間が形成されなくてもよいし、当該隙間が形成されてもよい。
上記実施形態1では、空調ユニット20が温調機能のみ有している場合を説明したが、加湿機能をさらに有していてもよい。この場合、空調空間S1に加湿器が配置され、又は空調ユニット20の外部に配置された加湿器から空調空間S1内に蒸気を導入可能なように構成される。
上記実施形態1では、試験片100に試験力を付与して行われる材料試験において空調空気供給装置2が用いられる場合を説明したが、試験片100に試験力を付与せずに行われる材料試験において空調空気供給装置2が用いられてもよい。また上記実施形態1では、空調空気供給装置2が材料試験中の試験片100の温調に用いられる場合のみ説明したが、空調空気供給装置2を他の用途に適用することも可能である。例えば、製造ラインにおけるワークの温度制御や、材料試験以外の他の各種試験(例えば接着力の評価試験)において試験片の温調に適用することも可能である。
上記実施形態1では、吸込ダクト24が空調ユニット20における空調空気A1の入口15に接続される場合を説明したが、これに限定されない。吸込ダクト24(吸込ダクト本体83)の一端部83Aが入口15に接続されず、材料試験が行われる開放空間(試験空間)に開放されていてもよい。この場合、吸込口24Aから回収された空調空気A1が空調ユニット20に戻されず、一端部83A(排気口)からダクトの外に放出される。また吸込ダクト24の一端部83Aが試験空間に開放される場合に限定されず、材料試験が行われる部屋の排気口(図示しない)に接続されてもよい。
上記実施形態1では、吹出ダクト23が吹出ダクト本体81及び吹出側アタッチメント61により構成される場合を説明したが、吹出側アタッチメント61が省略されてもよい。この場合、吹出ダクト本体81の他端部81Bが吹出口23Aとなり、そこに吹出側通風抵抗部材71が配置される。また吸込ダクト24において吸込側アタッチメント62が省略され、吸込ダクト本体83の他端部83Bが吸込口24Aとなり、そこに吸込側通風抵抗部材72が配置されてもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 材料試験機
2,2A 空調空気供給装置
3 試験機本体
5 空調空気供給装置用アタッチメント
16 出口
20 空調ユニット
23 吹出ダクト
23A 吹出口
24 吸込ダクト
24A 吸込口
50 ダクト固定具
61 吹出側アタッチメント
62 吸込側アタッチメント
70,70A,70B 通風抵抗部材
71 吹出側通風抵抗部材
72 吸込側通風抵抗部材
81 吹出ダクト本体
83 吸込ダクト本体
110,111 保持具
A1 空調空気
S0 被温調空間
S2,S3 隙間

Claims (8)

  1. 温調された空調空気を被温調空間に供給する空調空気供給装置であって、
    空調空気の温度を調整する空調ユニットと、
    前記空調ユニットにおける空調空気の出口に接続されたダクトであって、前記空調ユニットにより温調された空調空気が流れる通風路が内部に設けられると共に、当該空調空気を前記被温調空間に吹き出すための吹出口が設けられた吹出ダクトと、
    前記吹出口から前記被温調空間に吹き出された空調空気を吸い込むための吸込口が設けられると共に、当該空調空気が流れる通風路が内部に設けられた吸込ダクトと、
    前記吹出口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吹出側通風抵抗部材であって、前記吹出口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吹出口に配置された前記吹出側通風抵抗部材と、を有する、空調空気供給装置。
  2. 前記吹出側通風抵抗部材は、前記吹出ダクト内の前記通風路を通じて前記吹出口に向かって流れる空調空気の一部の通過を許容すると共に、前記吹出側通風抵抗部材を通過する空調空気よりも多量の空調空気を前記吹出口における前記ダクト径方向の外側領域に案内する、請求項1に記載の空調空気供給装置。
  3. 前記吹出ダクトにおいて前記吹出口を規定する吹出部と前記吹出側通風抵抗部材との間に空調空気が通過可能な前記ダクト径方向の隙間がダクト周方向に亘って形成されるように、前記吹出側通風抵抗部材を前記吹出口において保持する保持具をさらに有する、請求項1又は2に記載の空調空気供給装置。
  4. 前記吸込口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吸込側通風抵抗部材であって、前記吸込口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吸込口に配置された前記吸込側通風抵抗部材をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調空気供給装置。
  5. 前記吹出口と前記吸込口との間の距離が予め定められた所定の距離に定められるように、前記吹出ダクト及び前記吸込ダクトの位置を固定するダクト固定具をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調空気供給装置。
  6. 温調された空調空気を被温調空間に供給する空調空気供給装置であって、空調空気の温度を調整する空調ユニットと、前記空調ユニットにおける空調空気の出口から延びると共に空調空気を前記被温調空間に吹き出すための吹出ダクト本体と、前記被温調空間に吹き出された空調空気を吸い込むための吸込ダクト本体と、を有する前記空調空気供給装置に用いられるアタッチメントであって、
    前記吹出ダクト本体の延出端に取り付けられると共に、前記被温調空間への空調空気の吹出口を規定する吹出側アタッチメントと、
    前記吹出口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吹出側通風抵抗部材であって、前記吹出口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吹出口に配置された前記吹出側通風抵抗部材と、を有する、空調空気供給装置用アタッチメント。
  7. 前記吸込ダクト本体に取り付けられると共に、前記被温調空間からの空調空気の吸込口を規定する吸込側アタッチメントと、
    前記吸込口に配置されると共に空調空気の流れに抵抗を付与する吸込側通風抵抗部材であって、前記吸込口においてダクト径方向の外側領域での空調空気の通風抵抗が前記ダクト径方向の内側領域での空調空気の通風抵抗よりも小さくなるように前記吸込口に配置された前記吸込側通風抵抗部材と、をさらに有する、請求項6に記載の空調空気供給装置用アタッチメント。
  8. 試験片を保持する試験機本体と、
    温調された空調空気を前記試験片に供給する請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調空気供給装置と、を有する、材料試験機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112963953A (zh) * 2021-03-23 2021-06-15 杭州职业技术学院 一种空调安装调试模拟调节器
CN114486675A (zh) * 2022-01-06 2022-05-13 湖北华强科技股份有限公司 一种阻力可调式过滤吸收器模拟工装及使用方法

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