JP2013096957A - 環境試験槽の風向制御構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境試験槽の有負荷運転時に最適な温度分布を速やかに実現できる風向制御構造に関するものである。
【解決手段】供試品の周辺に設置した複数の温度センサまたは湿度センサと、
該センサによって得られた温度分布または湿度分布を表示する外部表示部と、
送風源の吹出し口に設けられて、風向きを上下方向に調整可能な第1風向板と、風向きを左右方向に調整可能な第2風向板と、該第1風向板と第2風向板との風向姿勢をそれぞれ個別に調整するアクチュエータと、該アクチュエータに連結されて、環境試験槽の外壁に設けられた操作部とからなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、環境試験槽の有負荷運転時に最適な温度分布を速やかに実現できる風向制御構造に関するものである。
供試品を試験槽内に配置する際、供試品の周囲温湿度のばらつきが最小となる様、試験槽内の循環風の向きを調整する場合がある。
代表的な例として、環境試験槽内に設置した供試品の周辺に、複数本の温度センサを配置しておき、それらの温度センサが示す温度のばらつきが最小となるように、マニュアル作業で直接に環境試験槽内の吹出し口に設置した風向板の向きを調整し、または、供試品の設置揚所を移動するなどの方法などが用いられている。
しかしながら、これらの方法では、マニュアル作業の都度、環境試験槽内を密閉するための扉を開閉する必要があるため、扉を開閉するたびに環境試験槽内の温湿度の放出と外気の流入が行われて、環境試験槽内の温湿度が乱れてしまい、調整結果の良否を判断するためには、環境試験槽内の温湿度が再び安定するまで待機する必要があり、この場合も時間のかかる作業となっていた。
特開2001−17868号公報
この発明の解決しようとする問題点は、環境試験槽の扉を開けずに、環境試験槽内の風向を変化させ、外部と環境試験槽間の温湿度の移動を防いで、短時間のうちに供試品の周囲温湿度のばらつきが最小となるようにして、調整時問の短縮化を図ることにある。
本発明は、前記課題を解決するために請求項1の発明では、
供試品の周辺に設置した複数の温度センサまたは湿度センサと、
該センサによって得られた温度分布または湿度分布を表示する外部表示部と、
送風源の吹出し口に設けられて、風向きを上下方向に調整可能な第1風向板と、風向きを左右方向に調整可能な第2風向板と、
該第1風向板と第2風向板との風向姿勢をそれぞれ個別に調整するアクチュエータと、
該アクチュエータに連結されて、環境試験槽の外壁に設けられた操作部とからなることを特徴とする。
請求項2の発明では、
第1風向板及び第2風向板のそれぞれが、略平行に配置された複数の羽板からなっており、
アクチュエータが、リンク部材を介して複数の風向板の全部又は一部を連動して風向姿勢を調整しうることを特徴とする。
請求項3の発明では、
操作部を軸方向に進退動させることで第2風向板の風向姿勢を左右に変位させ、操作部を時計方向または反時計方向に回転させることで第1風向板の風向姿勢を上下に変位させるようになっていることを特徴とする。
請求項4の発明では、アクチュエータが、操作部と切換手段を介して接続されており、切換手段の切換によりアクチュエータを操作部と切り離して自動制御手段と接続しうるようになっていることを特徴とする。
本発明の環境試験槽の風向制御構造では、環境試験槽の扉を開くことなく、外部に設けられた操作部を操作しながら、アクチュエータを介して第1風向板または第2風向板の風向姿勢を変化させて、供試体の周辺の温度分布または湿度分布のばらつきが最小となるように調整することができる。
実施例1の風向調整手段の模式図である。 実施例2の風向調整手段の模式図である。 実施例3の風向調整手段の模式図である。 環境試験機の試験室と空調室を示す断面図である。 環境試験機の外観を示す斜視図である。 支持枠体と一体に形成した風向調整手段の斜視図である。 実施例4の風向調整手段のブロック図である。
外部に設けられた操作部を操作しながら、アクチュエータを介して第1風向板または第2風向板の風向姿勢を変化させて、供試体の周辺の温・湿度分布のばらつきの短時間での調整を実現した。
以下にこの発明を恒温恒湿試験を行う環境試験機に適用した場合の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
[環境試験機]
環境試験機1は、図4及び図5に一例を示すように、供試体を出入する扉2を備えたハウジング10内に、供試体を載置する支持台3を有し供試体の環境テストを行う試験室4と、該試験室4と隔壁6で仕切られると共に、送風口6aと導入口6bとを介して連通された空調室5とを設け、該空調室5内に加熱装置の加熱ヒーター5a、冷却装置の冷却コイル5b、加湿装置の加湿器5cを備え、送風源となる送風機7によって前記送風口6aから所定の温度およびまたは湿度の雰囲気を試験室4内に送り出して、試験室4を予め設定した恒温または恒湿に所定時間制御する構成からなっている。
この環境試験機1には、試験室4に吸排気口と冷凍機を備えた機械室11と、制御パネルを有し、これら温・湿度の制御を行う制御部(図示省略)とが一体に設けられている。なお、図示例では制御部に接続された外部表示部Dが扉2に設けられている。
前記空調室5上部の送風口6aの近傍には、空調室5から試験室4に送り出される雰囲気の温度や湿度を計測する第1センサS1が設けられている。
本実施例では、更に、試験室4内で、支持台3の供試体の載置位置の近傍に、供試体の周囲の温度およびまたは湿度を計測するための第2センサS2が設置されている。
上記第1、第2センサS1、S2の計測データは、計測用の制御部に入力され、前記第2センサS2を複数設けた場合には第2センサ間の計測値を比較し、または第2センサS2と第1センサS1間の計測値を比較することで、空調室5から送り出された雰囲気の支持台3上の供試体の周囲における温度や湿度のばらつきの程度を測定して、前記外部表示部Dに表示する。
[風向調整手段]
風向調整手段9は、送風器7に直接、または前記送風口6aの送風通路に設けられている。
この風向調整手段9は、図1に例示するように、風向きを上下方向に調整可能な第1風向板20と、風向きを左右方向に調整可能な第2風向板30と、該第1風向板20と第2風向板30との風向姿勢をそれぞれ個別に調整するアクチュエータ17と、該アクチュエータ17に連結されて、環境試験機1のハウジング10外壁に設けられた操作部15とからなっている。
[第1風向板]
第1風向板20は、横方向に延びる羽板21を上下に平行に複数配列しており、各羽板21は左右に延びる軸部22により送風口6aに設けられた枠状支持体9Aの左右の側壁に軸支され、該軸部22を中心に上下方向に傾動可能となっている。
そして,各羽板21は、その全体、または一部がリンク部材23によって連動可能に連結されており、該リンク部材23に連結されたアクチュエータ17によって上下方向に傾動させることができる。
上記実施例では、複数の羽板21を同時に連動させる構成を例示したが、各羽板22を個別に傾動させる構成としてもよい。
[第2風向板]
第2風向板30は、縦方向に延びる羽板31を左右に平行に複数配列しており、各羽板31は上下に延びる軸部32により送風口に設けられた枠状支持体9Aの上下の周壁に軸支され、該軸部32を中心に左右方向に傾動可能となっている。
そして,各羽板31は、その全体、または一部がリンク部材33によって連動可能に連結されており、該リンク部材33に連結されたアクチュエータ17によって左右方向に傾動させることができる。
上記実施例では、複数の羽板31を同時に連動させる構成を例示したが、各羽板32を個別に傾動させる構成としてもよい。
なお、本実施例では、第1風向板20の各羽板21に形成された略扇状の孔部24内に、第2風向板30の羽板31が貫通しており、第2風向板30の各羽板31は第1風向板20の羽板21の動きと関係なく前記孔部24内で左右方向に傾動することができる。
即ち、第1風向板20の羽板21は第2風向板30の羽板31を貫挿した状態で上下方向に傾動することができるように前記孔部24の形状が設定されているので、孔部24の範囲内でそれぞれ独立して傾動させることができるようになっている。
上記実施例では、第1風向板20の羽板21に第2風向板30の羽板31が貫通した組合せ構成を例示したが、両者が別々に分離している構成でもよい。
例えば、図2では第2風向板30は羽板31を一体とし、他方、第1風向板20は、羽板21を第2風向板30の羽板31間で分割された羽板構成片21’としてもよい。
また、第2風向板30と第1風向板20との構成を逆にし、第1風向板20は各羽板21を分割せずに一体とし、第2風向板30の羽板31は、第1風向板20の羽板21間で分割された羽板構成片としてもよい(図示せず)。
また、図示しないが、リンク部材23、33はそれぞれの風向板の羽板や羽板構成片に一連に連結されている点は前記実施例1と同様であるので、説明を省略する。
また、図3に示すように、第1風向板20または第2風向板30を構成する一部の複数の羽板21(31)のグループ毎に異なる向きの複数(図示例では2つ)のリンク部材23と23’(33と33’)と連結してもよく、羽板21(31)をグループ毎に、異なる方向に羽板の向きを変えるようにして、微調整できるようにしてもよい。
その他の構成は、前記実施例1または2に準じるので、その説明を省略する。
上記各実施例のリンク部材23は、アクチュエータ17を介して操作部15と連結される(図1、図2参照)。
実施例1、2の図面を参照しながら説明すると、操作部15は先端が円盤状となっており、該操作部15を軸方向に牽引してアクチュエータ17を介して、第2風向板30の羽板31に連結されたリンク部材33を軸方向に進退動させて前記羽板31を左右方向の所望の角度に傾動変位させ、また操作部15を回転させて、アクチュエータ17を介して、第1風向板20の羽板21に連結されたリンク部材23を軸部22を中心にして正逆に回転させて前記羽板21を上下方向の所望の角度に傾動変位させることができる。
従って、オペレータは、外部表示部Dに表示された温度や湿度のばらつき状況を見ながら、図5に示したように、ハウジング10外部に設けられた操作部15を手作業で細かく操作することで、ハウジング10の扉2を開くことなく試験室4の断熱、密閉状態を保ったままで、第1風向板20およびまたは第2風向板30を微調整することができる。
これにより、簡単な構成で、供試体の形状や、テスト位置などの具体的条件に合わせて、供試体の周辺の温度や湿度のばらつきを短時間で最小に調整することができる。
ここで、図6には、前記実施例の第1風向板20と第2風向板30とを枠状支持体となるケーシング9Aに収納してカセット構造とした例を示す。
上記構成とすることで、ケーシング9Aごと内部に挿入することができるので、環境試験機に簡単に取り付けることができる。
第1風向板20または第2風向板30は、前記計測された温度や湿度のばらつきに基づいて、コンピュータにより第1風向板20または第2風向板30を制御する公知の自動制御する構成と併用することができ、その場合は、切換手段40を設けて、操作部15によるマニュアル操作による調整と、自動制御部による自動調整とを択一的に選択できるようにしてもよい。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 環境試験機
2 扉
3 支持台
S 供試体
4 試験室
5 空調室
5a 加熱ヒータ
5b 冷却コイル
5c 加湿器
6 隔壁
6a 送風口
6b 導入口
7 送風器
8 ばらつき計測手段
9 風向調整手段
9A 枠状支持体
10 ハウジング
11 機械室
12 制御室
15 操作部
17 アクチュエータ
20 第1風向板
21 羽板
22 軸部
23 リンク部材
24 孔部
30 第2風向板
31 羽板
32 軸部
33 リンク部材
40 切換手段
D 外部表示部
S1 第1センサ
S2 第2センサ

Claims (4)

  1. 供試品の周辺に設置した複数の温度センサまたは湿度センサと、
    該センサによって得られた温度分布または湿度分布を表示する外部表示部と、
    送風源の吹出し口に設けられて、風向きを上下方向に調整可能な第1風向板と、風向きを左右方向に調整可能な第2風向板と、
    該第1風向板と第2風向板との風向姿勢をそれぞれ個別に調整するアクチュエータと、
    該アクチュエータに連結されて、環境試験機の外壁に設けられた操作部とからなることを特徴とする環境試験機の風向制御構造。
  2. 第1風向板及び第2風向板のそれぞれが、略平行に配置された複数の羽板からなっており、
    アクチュエータが、リンク部材を介して複数の風向板の全部又は一部を連動して風向姿勢を調整しうることを特徴とする請求項1に記載の環境試験機の風向制御構造。
  3. 操作部を軸方向に進退動させることで第2風向板の風向姿勢を左右に変位させ、操作部を時計方向または反時計方向に回転させることで第1風向板の風向姿勢を上下に変位させるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の環境試験機の風向制御構造。
  4. アクチュエータが、操作部と切換手段を介して接続されており、切換手段の切換によりアクチュエータを操作部と切り離して自動制御手段と接続しうるようになっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の環境試験機の風向制御構造。
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JP2020165669A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 エスペック株式会社 環境形成装置

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