JP2020026979A - 環境試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常発生時の復旧を低コストかつ短時間で行うことが可能であるとともに温度調整の応答性が向上された環境試験装置を提供する。【解決手段】環境試験装置1は、内部空間100Aを有する試験筐体100および空調空間21を有する空調筐体200を備える。試験筐体100内には送風部110が設けられている。空調筐体200内には空調ボックス21が設けられている。試験筐体100と空調筐体200とが連結された連結状態で、空調筐体200の空調空間21Aから試験筐体100の内部空間100Aに空気を供給する流路FP1と試験筐体100の内部空間100Aから空調筐体200の空調空間21Aに空気を供給する流路FP2とが形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、被試験物の環境試験に用いられる環境試験装置に関する。
医薬品の安定性を評価するための安定性試験として、医薬品を一定の温度および湿度で長期間保存する環境試験が行われる。チャンバ内に試験室および空調室(空調装置)が設けられる一体型の環境試験装置と、試験室と空調室(空調装置)とが別体として設けられる分離型の環境試験装置とが知られている。
一体型の環境試験装置は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された環境試験装置は、試験室および空調室を有するチャンバを備える。試験室は、被試験物が設置される試験空間を有する。空調室には、冷凍機、加熱器、加湿器および送風機が収容されている。空調室内の冷凍機は、試験室から空調室へ導入された空気を冷却および除湿する。加熱器は、冷凍機で冷却された空気を加熱する。加湿器は空気に潜熱を与え、送風機はその空気を試験室に送り込む。
分離型の環境試験装置は、例えば特許文献2に記載されている。特許文献2に記載された環境試験装置は、試験室と空調装置とを別体として備える。試験室と空調装置とはダクト等の循環流路により接続されている。試験室は、被試験物が設置される試験空間を有する。空調装置は、蒸発器、加湿装置、加熱ヒータおよび送風機を含む。試験室内の温度と湿度とが空調装置にフィードバックされ、空調装置で所望の温度および湿度に調整された空気が循環流路を通して試験室に送られる。
特開2017−180860号公報 特開2017−156120号公報
特許文献1に記載された環境試験装置においては、チャンバ内に設けられた冷凍機、加熱器、加湿器および送風機が空調装置を構成する。そのため、空調装置の一部に異常が発生した場合には、環境試験装置の運転を停止し、空調装置の点検および修理等を行う必要がある。環境試験装置内の空調装置が復旧するまで、環境試験を中断する必要がある。
一方、特許文献2に記載された環境試験装置においては、空調装置が試験室とは別体として設けられている。そのため、空調装置の一部に異常が発生した場合には、空調装置のみを正常な空調装置と交換することにより、環境試験装置の運転を短時間で再開することができる。しかしながら、異常が生じた空調装置を正常な空調装置と交換するためにコストがかかる。また、空調装置内の送風機によりダクト等の循環流路を通して試験室へ空気が供給されるので、試験室内で一定の温度の空気が循環するまでに時間を要する。そのため、試験室内の温度の応答性が良好ではない。
本発明の目的は、異常発生時の復旧を低コストかつ短時間で行うことが可能であるとともに温度調整の応答性が向上された環境試験装置を提供することである。
(1)本発明に係る環境試験装置は、被試験物が収容される内部空間を有する第1の筐体と、第1の筐体内に設けられ内部空間内の気体を流動させる送風部と、第1の筐体と連結可能かつ第1の筐体から分離可能に設けられ空調空間を有する第2の筐体と、第2の筐体内に設けられ空調空間内の空気の温度を調整する温度調整部とを備える。第1の筐体と第2の筐体とが連結された連結状態で、第2の筐体の空調空間から第1の筐体の内部空間に空気を供給する第1の流路と第1の筐体の内部空間から第2の筐体の空調空間に空気を供給する第2の流路とが形成される。
その環境試験装置においては、内部空間を有する第1の筐体と空調空間を有する第2の筐体とが連結可能かつ分離可能に設けられている。第1の筐体には送風部が設けられ、第2の筐体には温度調整部が設けられている。このような構成により、温度調整部に異常が生じた場合には、第2の筐体を第1の筐体から分離し、分離された第2の筐体の温度調整部の異常を点検および修理することができる。このとき、第1の筐体内の送風部により内部空間で空気を流動させることが可能であるため、第2の筐体が第1の筐体から分離されている間も第1の筐体の内部空間の温度を均一に維持することができる。また、温度調整部に異常が生じた場合に、第2の筐体を交換することにより短時間で環境試験装置を復旧させることができる。
また、空気を流動させる送風部が第1の筐体に設けられているので、第2の筐体のコストが低減される。したがって、第2の筐体を低コストで新たな第2の筐体と交換することができる。さらに、第2の筐体の空調空間から供給された空気を第1の筐体内の送風部により第1の筐体の内部空間内で効率的に循環させることができる。それにより、第1の筐体の内部空間における温度の応答性が向上する。
(2)環境試験装置は、第2の筐体内に設けられ空調空間内の空気の湿度を調整する湿度調整部をさらに備えてもよい。この構成によれば、湿度が調整された空気が第1の筐体内の送風部により内部空間内で循環される。それにより、内部空間内の空気の湿度が均一に維持される。また、湿度調整部に異常が生じた場合に、第2の筐体を交換することにより低コストかつ短時間で環境試験装置を復旧させることができる。
(3)第1の筐体は、第1および第2の開口が設けられた第1の外壁面を有し、第2の筐体は、第3および第4の開口が設けられた第2の外壁面を有し、第1および第2の筐体の連結状態で第1の外壁面と第2の外壁面とが対向するとともに、第1および第3の開口により第1の流路が形成され、かつ第2および第4の開口により第2の流路が形成されてもよい。
このような構成により、第1の筐体と第2の筐体とが連結されることにより、第1の外壁面の第1および第2の開口ならびに第2の外壁面の第3および第4の開口により第1および第2の流路が容易に形成される。
(4)第1および第2の筐体の連結状態では、第1の開口と第3の開口とが対向しかつ第2の開口と第4の開口とが対向することにより第1の流路および第2の流路が形成されてもよい。
この場合、ダクトまたは配管等の流路部材を用いて第1の筐体の内部空間と第2の筐体の空調空間との間の流路を形成する必要がない。したがって、第1の筐体と第2の筐体とを簡単に連結することができるとともに、部品点数を削減することができる。また、第1の筐体と第2の筐体との間隔を小さくすることができるので、環境試験装置の大型化を抑制することができる。
(6)送風部は、第1の外壁面を通して第1の筐体外に取り出し可能に設けられ、第2の筐体は、第1および第2の筐体の連結状態で第1の外壁面を通して取り出される送風部が通過可能な取り出し空間を有してもよい。
この場合、第1および第2の筐体の連結状態で、取り出し空間を通して送風部を取り出すことができる。それにより、第1の筐体からの送風部の取り出し時に、第2の筐体を第1の筐体から分離させる必要がないので、送風部のメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
(7)第1および第2の開口は、第1の筐体の上端よりも下端に近い位置に設けられ、第3および第4の開口は、第2の筐体の上端よりも下端に近い位置に設けられてもよい。この場合、空調空間内への給水を第3および第4の開口よりも上方から重力を利用して行うことが可能となる。それにより、給水の利便性が向上するとともに、省エネルギー化が可能となる。
(8)第1および第2の開口は、水平方向に並ぶように設けられ、第3および第4の開口は、水平方向に並ぶように設けられてもよい。この場合、空調空間内の構成要素を水平方向に並べて配置することが可能となる。それにより、空調空間の上下方向のサイズを小さくすることができるので、比較的低い位置から重力を利用して給水を容易に行うことが可能となる。したがって、給水の利便性が向上するとともに、省エネルギー化が可能となる。
(9)第2の筐体は、空調空間を形成する空調ケースを含み、空調ケースは、第2の外壁面の一部を構成する第1の側面と、第1の側面と反対側の第2の側面とを有し、第3および第4の開口は第1の側面に設けられてもよい。環境試験装置は、第1および第2の筐体の連結状態で第2の側面に沿って配置された固定部材と、固定部材と第1の外壁面との間に空調ケースが挟まれた状態で固定部材を第1の外壁面に接続するねじ部材とをさらに備えてもよい。
この場合、ねじ部材により固定部材と第1の筐体の第1の外壁面との間に空調ケースを強固に挟み込むことができる。それにより、第1の筐体の内部空間および第2の筐体の空調空間の密閉性を向上させることができる。
(10)内部空間は、被試験物が収容される試験空間と、送風部が配置される送風空間と、送風空間から試験空間へ空気を導く空気通路とを含み、空気通路は、漸次増加する断面を有する吹き出し部を含んでもよい。この場合、空気通路の吹き出し部において空気を広く分散させることができる。それにより、試験空間内に空気を均一に供給することができる。
(11)環境試験装置は、送風部に第2の筐体とは独立に電力を供給可能な電源装置をさらに備えてもよい。この場合、第2の筐体における電力の供給が停止しても、電源装置から送風部に継続的に電力が供給される。それにより、第2の筐体が第1の筐体から分離された場合でも、第1の筐体の内部空間内で継続的に空気を循環させることができる。
本発明によれば、環境試験装置の異常発生時の復旧を低コストかつ短時間で行うことが可能であるとともに環境試験装置の温度調整の応答性が向上される。
本実施の形態に係る環境試験装置の外観斜視図である。 図1の環境試験装置の扉が開かれた状態を示す正面図である。 メンテナンス蓋が取り外された状態の空調筐体の外観斜視図である。 図3の空調筐体の前面および上面が取り外された状態を示す斜視図である。 図4の空調筐体の側面図である。 試験筐体と空調筐体との連結部分の概要を示す斜視図である。 空調ボックスおよびコンデンシングユニットの内部構成について説明するための模式的水平断面図である。 試験筐体および空調筐体の内部構成を示す模式的垂直断面図である。 図8の試験筐体のY−Y線垂直断面図である。 試験筐体と空調ボックスとの連結構造の一例を示す水平断面図である。 試験筐体と空調ボックスとの連結構造の一例を示す水平断面図である。 試験筐体への空調ボックスの固定構造の一例を示す斜視図である。 試験筐体への空調ボックスの固定構造の一例を示す正面図である。 試験筐体と空調筐体との連結構造の一例について説明するための正面図である。 試験筐体と空調筐体との連結構造の一例について説明するための正面図である。 図1の環境試験装置の制御系統の一例を示すブロック図である。 図1の環境試験装置の電源系統の一例を示す模式図である。 給水タンクの配置の他の例を示す模式図である。 試験筐体への空調ボックスの固定構造の他の例を示す正面図である。 他の実施の形態に係る環境試験装置を示す模式的垂直断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る環境試験装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
(1)環境試験装置の全体の概略構成
図1は、本実施の形態に係る環境試験装置の外観斜視図である。図2は、図1の環境試験装置の扉が開かれた状態を示す正面図である。図1および図2の環境試験装置1は、例えば医薬品の安定性試験のための環境試験に使用される。
図1および図2に示すように、環境試験装置1は、直方体形状の試験筐体100および直方体形状の空調筐体200を含む。試験筐体100は、前面101、後面102、側面103,104、上面105および下面106を有する。試験筐体100の前面101には、扉11,12,13がそれぞれ開閉可能に設けられている。なお、扉の数はこれに限定されず、1つもしくは2つの扉、または4つ以上の扉が設けられてもよい。図2に示すように、扉11,12,13が開かれることにより、試験筐体100の内部空間100Aが露出する。内部空間100A内に、被試験物(例えば医薬品の検体)が収容される。試験筐体100の下面106には、複数のキャスターCA1および複数のアジャスタAD1が取り付けられている。複数のキャスターCA1により、試験筐体100を容易に移動させることができる。また、複数のアジャスタAD1により、床面に対する下面106の高さを調整することができる。
空調筐体200は、試験筐体100と連結可能かつ試験筐体100から分離可能に設けられている。空調筐体200は、前面201、後面202、側面203,204、上面205および下面206を有する。空調筐体200の下面206には、複数のキャスターCA2および複数のアジャスタAD2が取り付けられている。複数のキャスターCA2により、空調筐体200を容易に移動させることができる。また、複数のアジャスタAD2により、床面に対する下面206の高さを調整することができる。
前面201の下部には、空気導入口201Aが設けられている。空調筐体200が試験筐体100と連結された状態(以下、連結状態と呼ぶ。)では、空調筐体200の側面203が試験筐体100の側面104と対向する。空調筐体200の側面203と反対側の側面204には、メンテナンス蓋204Aが取り付けられている。
図3は、メンテナンス蓋204Aが取り外された状態の空調筐体200の外観斜視図である。図4は、図3の空調筐体200の前面201および上面205が取り外された状態を示す斜視図である。
空調筐体200内には、空調ボックス(空調ケース)21、コンデンシングユニット23および給水タンク24が設けられている。図1のメンテナンス蓋204Aが取り外されると、空調ボックス21、コンデンシングユニット23および給水タンク24が露出する。コンデンシングユニット23は、空調筐体200内の下部に配置されている。空調ボックス21は、コンデンシングユニット23の上方に配置されている。空調ボックス21およびコンデンシングユニット23には、配管PIが接続されている。図4では、配管PIの図示が省略されている。図3の空気導入口201Aは、コンデンシングユニット23と対向するように設けられている。
空調ボックス21内でコンデンシングユニット23の前方にタンク台26が設けられている。給水タンク24は、タンク台26上に設置されている。それにより、給水タンク24は、空調ボックス21の前方に位置する。給水タンク24の上部には給水口が形成され、給水口に蓋24aが取り付けられている。例えば水を収容する小型タンクからホース等を用いて給水口を通して給水タンク24内に水を補充することができる。
図5は、図4の空調筐体200の側面図である。図6は、試験筐体100と空調筐体200との連結部分の概要を示す斜視図である。図5に示すように、本実施の形態では、給水タンク24の底部は、空調ボックス21の底面よりも高い位置にある。空調ボックス21の側面210には、通気開口OP3,OP4が水平方向に並ぶように設けられている。図6に示すように、試験筐体100の側面104には、通気開口OP1,OP2が水平方向に並ぶように設けられている。
空調筐体200の側面203は、上下方向に延びる一対のフレーム側面203a,203b、空調筐体200の上部で水平方向に延びるフレーム側面203cおよび空調ボックス21の側面210により構成される。空調ボックス21およびコンデンシングユニット23は、空調筐体200内で側面203と直交する方向(以下、進退方向と呼ぶ。)にそれぞれ移動可能に設けられている。そのため、空調ボックス21の側面210は進退方向に移動可能である。
試験筐体100の側面104には、後述する送風部110が取り付けられている。試験筐体100と空調筐体200との連結状態では、通気開口OP1と通気開口OP3とが互いに対向し、通気開口OP2と通気開口OP4とが互いに対向する。通気開口OP1,OP3により流路FP1(図7参照)が形成され、通気開口OP2,OP4により流路FP2(図7参照)が形成される。連結状態において、送風部110のモータ110aは、フレーム側面203a,203b間に位置する。
本実施の形態では、通気開口OP1,OP2が試験筐体100の高さ方向の中間部よりも下方に設けられ、通気開口OP3,OP4が空調筐体200の高さ方向の中間部よりも下方に設けられている。すなわち、通気開口OP1,OP2は試験筐体100の上端よりも下端に近い位置に設けられ、通気開口OP3,OP4は空調筐体200の上端よりも下端に近い位置に設けられている。それにより、空調ボックス21の上方にメンテナンスのためのスペースが確保される。
(2)空調ボックス21およびコンデンシングユニット23
図7は、空調ボックス21およびコンデンシングユニット23の内部構成について説明するための模式的水平断面図である。空調ボックス21は、実際には、図3〜図6に示されるようにコンデンシングユニット23の上方に配置されるが、図7では、コンデンシングユニット23の横に示されている。
図7に示すように、空調ボックス21内には、空調空間21Aが形成される。空調空間21Aは、流路FP1(通気開口OP1,OP3)および流路FP2(通気開口OP2,OP4)を通して試験筐体100の内部空間100Aと連通する。
空調空間21A内に、送風部211、冷却器212、加熱部213および加湿部214が設けられている。送風部211は、例えばプロペラファンを含む。加熱部213は、例えばワイヤストリップヒータを含む。加湿部214は、加湿皿214aおよびシーズヒータ214bを含む。
コンデンシングユニット23は、圧縮器231、冷却ファン232および凝縮器233を含む。図3の配管PIは、冷媒配管CP1,CP2を含む。凝縮器233は冷媒配管CP1を通して空調ボックス21内の冷却器212に接続されている。冷媒配管CP1には膨張弁236が設けられている。冷却器212は冷媒配管CP2を通して圧縮器231と接続されている。圧縮器231は冷媒配管CP3を通して凝縮器233と接続されている。冷却ファン232により図1の空気導入口201Aを通してコンデンシングユニット23内に空気が導入される。それにより、凝縮器233が冷却される。
冷却器212から導出された冷媒は、冷媒配管CP2を通して圧縮器231に導入され、圧縮器231により圧縮される。圧縮された冷媒は、冷媒配管CP3を通して凝縮器233に導かれ、凝縮器233により凝縮される。凝縮された冷媒は、冷媒配管CP1を通して膨張弁236に導かれ、膨張弁236により膨張される。膨張された冷媒は冷却器212に導入される。
送風部211によって内部空間100A内の空気が流路FP2を通して空調空間21A内に導入される。冷却器212は、導入された空気を冷媒の蒸発熱により冷却および除湿する。加熱部213は、冷却および除湿された空気を加熱する。加湿部214は、加熱された空気を加湿する。空調空間21Aにおいて温度および湿度が調整された空気は、流路FP1を通して内部空間100A内へ導出される。
本実施の形態では、図3〜図5に示される給水タンク24の下部から空調ボックス21内の配管を通して図7の加湿部214の加湿皿214aに水が供給される。給水タンク24の下部は加湿皿214aよりも高い位置に設けられている。そのため、重力を利用して給水を行うことができる。したがって、給水の利便性が向上するとともに、省エネルギー化が可能となる。
上記のように、通気開口OP3,OP4が水平方向に並ぶように設けられている。また、空調ボックス21内に送風部211、冷却器212、加熱部213および加湿部214が水平方向に並ぶように設けられている。そのため、空調ボックス21の高さを低くすることができる。その結果、空調ボックス21の上方にメンテナンス用のスペースを確保することができる。また、給水タンク24を低い位置に設けることができる。それにより、給水タンク24への水の補給を容易に行うことができる。
(3)試験筐体100および空調筐体200の内部構成
図8は、試験筐体100および空調筐体200の内部構成を示す模式的垂直断面図である。図9は、図8の試験筐体100のY−Y線垂直断面図である。
図8に示すように、試験筐体100の内部空間100Aは、隔壁31および区画部材32,33により、試験空間41、送風空間42、上空気通路43および下空気通路44に区画される。
隔壁31は、上下方向に延びるように設けられており、試験空間41と送風空間42とを区画する。試験空間41には、1または複数の棚41aが設けられている。各棚41a上に被試験物Sが載置される。
送風空間42は、側面104に沿うように上下方向に延びる。送風空間42には、区画部材34、吹き出し部35および送風部110が設けられている。送風部110は、例えばシロッコファンを含む。送風部110は、送風空間42内の空気を水平方向に吸い込むとともに吸い込んだ空気を上方に吹き出すように設けられている。
区画部材34は、送風空間42を上送風空間42aと下送風空間42bとに区画する。区画部材34には、矩形状の通気口34aが形成されている。送風部110は、下送風空間42bにおいて区画部材34の通気口34aと隣接するように配置されている。送風部110は、通気開口OP1,OP2より高い位置にある(図6参照)。
区画部材34の通気口34aから上方に延びるように吹き出し部35が設けられている。吹き出し部35は、一対の板部材35a,35b(図9)、板部材35c(図8)および試験筐体100の内壁面により形成されている。図9に示すように、一対の板部材35a,35bは、区画部材34の通気口34aの縁部から斜め上方に延びる。図8に示すように、板部材35cは、区画部材34の通気口34aの縁部から側面104と平行に延び、逆台形状を有する。それにより、吹き出し部35は、通気口34aから上方に向かって漸次増加する断面を有する。区画部材32は、内部空間100Aの上部で水平方向に延びるように設けられ、試験空間41と上空気通路43とを区画する。区画部材33は、内部空間100Aの下部で水平方向に延びるように設けられ、試験空間41と下空気通路44とを区画する。区画部材32には、複数の導入口32aが設けられている。区画部材33には、複数の導出口33aが設けられている。
上空気通路43は、試験空間41の上方に位置する。上送風空間42aと上空気通路43との間には、吹き出し口OPAが設けられている。上送風空間42aおよび上空気通路43は、送風空間42から試験空間41へ空気を導く空気通路APを形成する。下空気通路44は、試験空間41の下方に位置する。下送風空間42bと下空気通路44との間には、吸い込み口OPBが設けられている。
試験空間41内には温湿度センサSEが取り付けられている。温湿度センサSEにより、試験空間41内の空気の温度および湿度が測定される。空調筐体200の上部にはコントローラ220および電源装置240が配置されている。コントローラ220は、温湿度センサSEの測定値に基づいて、図7の送風部211、膨張弁236、加熱部213および加湿部214を制御する。これにより、空調空間21Aから下送風空間42bに導出される空気の温度および湿度が調整される。また、コントローラ220が送風部211の回転速度を制御することにより下送風空間42bから空調空間21Aに導入される空気の流量および空調空間21Aから下送風空間42bへ導出される空気の流量が調整される。
空調筐体200内において、空調ボックス21の上方には、送風部110が通過可能な取り出し空間207が確保されている。送風部110のメンテナンス時には、メンテナンス蓋204Aが取り外された状態で、試験筐体100から送風部110が取り外され、その送風部110が空調筐体200の取り出し空間207を通して空調筐体200の外部に取り出される。このとき、試験筐体100から空調筐体200を分離させる必要がないので、送風部110のメンテナンスを容易に行うことができる。
以下、試験筐体100の内部空間100Aおよび空調ボックス21の空調空間21Aにおける空気の流れについて説明する。
吹き出し部35から上送風空間42aに吹き出された空気は、吹き出し口OPAを通して上空気通路43に吹き出される。さらに、上空気通路43の空気は、区画部材32の複数の導入口32aを通して試験空間41に導入される。試験空間41内の空気は、区画部材33の複数の導出口33aを通して下空気通路44に導出される。さらに、下空気通路44内の空気は、吸い込み口OPBを通して下送風空間42bに吸い込まれる。
下送風空間42bに吸い込まれた空気は、空調ボックス21の空調空間21Aと下送風空間42b内の上部とに分流する。詳細には、下送風空間42b内の空気の一部は、図7の送風部211の働きにより流路FP2を通して空調ボックス21の空調空間21A内に導入される。上記のように、空調空間21A内で空気の温度および湿度が調整される。温度および湿度が調整された空気は、流路FP1を通して空調空間21Aから下送風空間42bに導出される。一方、下送風空間42b内の空気の残りは、送風部110の働きにより下送風空間42b内で上昇する。
さらに、空調ボックス21の空調空間21Aから導出された空気と下送風空間42b内で上昇する空気とが下送風空間42b内で合流する。合流した空気は、送風部110により吹き出し部35内に吹き出され、吹き出し部35から上送風空間42aに吹き出される。
上記のように、吹き出し部35は通気口34aから上方に向かって漸次増加する断面を有するので、吹き出し部35において空気を広く分散させることができる。したがって、試験空間41内に空気を均一に供給することができる。
内部空間100Aおよび空調空間21Aを通る空気の経路(以下、第1の循環経路と呼ぶ。)と、内部空間100A内で試験空間41および送風空間42を通る空気の経路(以下、第2の循環経路と呼ぶ。)とが形成される。第1の循環経路は水平方向の空気の流れを含む。第2の循環経路は上下方向の空気の流れを含む。第1の循環経路の空気と第2の循環経路の空気とは送風空間42の下送風空間42bにおいて分流および合流する。第1の循環経路における流量と第2の循環経路における流量との比は、送風部211により調整することができる。
(4)空調ボックス21と空調ボックス21との連結構造
図10および図11は、試験筐体100と空調ボックス21との連結構造の一例を示す水平断面図である。
図10に示すように、試験筐体100の側面104は断熱材121により形成されている。通気開口OP1,OP2の縁部を取り囲むように断熱材121の表面に弾性部材122が貼り付けられている。弾性部材122は、例えばシリコーンスポンジである。空調ボックス21の側面210は断熱材221により形成されている。矩形状断面を有する板金222が空調ボックス21の空調空間21Aから通気開口OP3,OP4を通して空調ボックス21の側面210の外方に突出するように取り付けられている。板金222は、通気開口OP3,OP4の内面に沿うように形成されている。
図10に示すように、通気開口OP1,OP2と通気開口OP3,OP4とがそれぞれ対向するように空調ボックス21が位置決めされ、矢印A1で示すように、試験筐体100に近づくように移動されると、図11に示すように、板金222の先端部が弾性部材122に押し込まれる。それにより、通気開口OP1と通気開口OP3とが気密に連結され、かつ通気開口OP2と通気開口OP4とが気密に連結される。この場合、ダクトまたは配管等の流路部材を設けることなく、通気開口OP1と通気開口OP3とにより流路FP1が形成され、通気開口OP2と通気開口OP4とにより流路FP2が形成される。
このような構成により、試験筐体100と空調筐体200とを簡単に連結させることができるとともに、部品点数を削減することができる。また、試験筐体100と空調筐体200との間隔を小さくすることができるので、環境試験装置1の大型化を抑制することができる。
図12は、試験筐体100への空調ボックス21の固定構造の一例を示す斜視図である。図13は、試験筐体100への空調ボックス21の固定構造の一例を示す正面図である。
図12に示すように、空調ボックス21は、試験筐体100とは反対側の側面215を有する。固定部材281が側面215に沿って水平方向に延びるように空調ボックス21の上端近傍に配置されている。固定部材の281の上縁および下縁は水平方向に屈曲している。固定部材282が側面215に沿って水平方向に延びるように空調ボックス21の下端近傍に配置されている。固定部材282の上縁および下縁は水平方向に屈曲している。固定部材の281,282の両端部は空調ボックス21の側面215の両端から突出する。固定部材の281の両端部には、それぞれ孔が形成されている。固定部材282の両端部の孔を通して一対のねじ部材291が水平方向に延びるように設けられている。各ねじ部材291の両端部には雄ねじが形成されている。
図13に示すように、試験筐体100の側面104には、一対のナット293が埋め込まれている。各ねじ部材291の一端部はナット293に固定されている。各ねじ部材291の他端部にはナット292が取り付けられている。一対のナット292がそれぞれねじ部材291にねじ込まれることにより固定部材282が空調ボックス21の側面215の上部を矢印A1の方向に押し込む。
固定部材282の両端部の近傍まで垂直方向に延びる一対の固定部材295が空調筐体200の底部に取り付けられている(図3参照)。一対の固定部材295は、固定部材282の両端部に対向するように配置されている。各固定部材295の上端部には、ねじ孔が形成されている。ねじ孔には、雌ねじが形成されている。一対のねじ部材294が一対の固定部材295の上端部のねじ孔にねじ込まれることによりねじ部材294の先端部が固定部材282に当接し、空調ボックス21の側面215の下部を矢印A1の方向に押し込む。
このような構成により、ねじ部材291およびナット292により固定部材281と試験筐体100の側面104との間に空調ボックス21の上部を強固に挟み込むことができる。また、ねじ部材294および固定部材295により固定部材282と試験筐体100の側面104との間に空調ボックス21の下部を強固に挟み込むことができる。それにより、試験筐体100の内部空間100Aおよび空調ボックス21の空調空間21Aの密閉性を向上させることができる。
なお、空調ボックス21の下部が空調ボックス21の上部と同様に、固定部材281、一対のねじ部材291および一対のナット292により固定されてもよい。
(5)試験筐体100と空調筐体200との連結構造
図14および図15は、試験筐体100と空調筐体200との連結構造の一例について説明するための正面図である。図14および図15の例では、空調筐体200において、側面203に近接する下面206の位置に爪部CLが設けられ、側面203の近接する上面205の位置に留め金(例えばパチン錠)SKが設けられている。また、試験筐体100において、側面104に近接する下面106の位置に爪部CLが嵌合可能な溝部GRが設けられ、側面104に近接する上面105の位置に留め金SKを係止する係止片LCが設けられている。
図14に示すように、アジャスタAD1により試験筐体100の下面106の高さが調整される。次に、試験筐体100の側面104に空調筐体200の側面203が近接するように空調筐体200が移動される。この場合、空調筐体200の側面203は、試験筐体100の側面104から離間している。
続いて、図15に示すように、アジャスタAD2により空調筐体200の下面の高さが調整される。この場合、空調筐体200が持ち上げられることにより、空調筐体200の爪部CLが試験筐体100の溝部GRに嵌合される。それにより、試験筐体100に対して空調筐体200が上下方向に位置決めされる。その状態で、空調筐体200の上面205の高さが試験筐体100の上面105の高さと略等しくなる。次いで、空調筐体200の留め金SKが試験筐体100の係止片LCに係止される。これにより、空調筐体200が試験筐体100に固定される。
なお、留め金SKおよび係止片LCの組が、空調筐体200および試験筐体100の他の位置に設けられてもよい。例えば、空調筐体200の後面202および試験筐体100の後面102に留め金SKおよび係止片LCがそれぞれ設けられてもよく、空調筐体200の下面206および試験筐体100の下面106に留め金SKおよび係止片LCがそれぞれ設けられてもよい。また、留め金SKが試験筐体100に設けられ、係止片LCが空調筐体200に設けられてもよい。
(6)制御系統
図16は、図1の環境試験装置1の制御系統の一例を示すブロック図である。図16に示すように、コントローラ220には、外部のコンピュータ500から制御信号CSが供給される。コンピュータ500は、例えばパーソナルコンピュータである。コントローラ220は、コンピュータ500から与えられる制御信号CSならびに温湿度センサSEにより検出された温度および湿度に基づいて、送風部110、コンデンシングユニット23、送風部211、膨張弁236、加熱部213および加湿部214を制御する。
外部のコンピュータ500の異常または停電等により制御信号CSの供給が停止された場合には、空調空間21Aに供給される空気の流量が減少するかまたは空調空間21Aへの空気の供給が停止するように、コントローラ220が送風部211を制御する。例えば、外部のコンピュータ500から制御信号CSの供給が停止された場合に送風部211が停止されることにより、空調空間21Aへの空気の供給が停止する。それにより、異常発生時に空調空間21A内の温度または湿度の乱れが内部空間100A内の温度または湿度に影響を与えることが防止される。
(7)電源系統
図17は、図1の環境試験装置1の電源系統の一例を示す模式図である。図17の例では、空調筐体200内に設けられた電源装置240から空調ボックス21、コンデンシングユニット23およびコントローラ220に電力が供給される。電源装置240は、例えば、電源回路が実装された電源基板である。本例では、電源装置240とは別体として、送風部110用の電源装置250が設けられている。電源装置250は、試験筐体100に取り付けられた送風部110に電力を供給する。
この構成によれば、送風部110には、空調筐体200とは独立に電力が供給される。それにより、空調筐体200のメンテナンス等のために空調筐体200が試験筐体100から分離された場合でも、試験筐体100内の送風部110を作動させることができる。したがって、試験筐体100内での空気の循環を継続することができる。
(8)実施の形態の効果
本実施の形態に係る環境試験装置1においては、試験筐体100と空調筐体200とが連結可能かつ分離可能に設けられている。試験筐体100には送風部110が設けられ、空調筐体200には空調ボックス21およびコンデンシングユニット23が設けられている。このような構成により、空調筐体200内の空調ボックス21またはコンデンシングユニット23等に異常が生じた場合には、空調筐体200を試験筐体100から分離し、分離された空調筐体200の空調ボックス21またはコンデンシングユニット23等の異常を点検および修理することができる。このとき、試験筐体100内の送風部110により内部空間100Aで空気を流動させることが可能であるため、空調筐体200が試験筐体100から分離されている間も試験筐体100の内部空間100Aの温度および湿度を均一に維持することができる。また、試験筐体100内の空調ボックス21またはコンデンシングユニット23等に異常が生じた場合に、その空調筐体200を正常な空調筐体200と交換することにより短時間で環境試験装置1を復旧させることができる。
また、空気を流動させる送風部110が試験筐体100に設けられているので、空調筐体200のコストが低減される。したがって、空調筐体200を低コストで新たな空調筐体200と交換することができる。さらに、空調ボックス21の空調空間21Aから供給された空気を試験筐体100の送風部110により内部空間100A内で効率的に循環させることができる。それにより、試験筐体100の内部空間100Aにおける温度および湿度の応答性が向上する。
さらに、空調ボックス21内で温度および湿度が調整された空気は、流路FP1,FP2を通して試験筐体100の内部空間100Aと空調ボックス21の空調空間21Aとの間で循環する。また、空調筐体200内の送風部110により試験筐体100の内部空間100Aの試験空間41および送風空間42において空気が循環する。それにより、試験空間41内の空気の温度および湿度に偏りが生じることが防止される。この場合、内部空間100Aと空調空間21Aとの間で循環する空気の流量と内部空間100Aの試験空間41および送風空間42において循環する空気の流量との割合を空調ボックス21内の送風部211により調整することが可能である。それにより、内部空間100A内の空気の温度および湿度を効率的に予め設定された範囲内に維持することができる。
さらに、空調筐体200内の空調ボックス21またはコンデンシングユニット23等に異常が生じた場合には、送風部211により内部空間100Aと空調空間21Aとの間での空気の流れを制限することにより、空調空間21A内の空気の温度および湿度の乱れにより内部空間100A内の空気の温度および湿度が受ける影響を抑制することができる。
(9)他の実施の形態
(a)図18は、給水タンク24の配置の他の例を示す模式図である。図18の例においても、空調ボックス21内の送風部211、冷却器212、加熱部213および加湿部214が水平方向に配列されている。給水タンク24は、空調ボックス21の上方に設けられている。それにより、給水タンク24から加湿部214への給水が重力を利用して行われるので、省エネルギー化が可能である。
(b)図19は、試験筐体100への空調ボックス21の固定構造の他の例を示す正面図である。図19に示すように、空調ボックス21の下部は、図12の例における固定部材281、一対のねじ部材291および一対のナット292により固定されている。空調ボックス21の上面に取付具196がビス196aにより取り付けられ、試験筐体100の側面104に取付具197がビス197aにより取り付けられている。取付具196と取付具197とは連結部材198により連結されている。それにより、空調ボックス21の上部が試験筐体100に固定される。
(c)図20は、他の実施の形態に係る環境試験装置を示す模式的垂直断面図である。図20の環境試験装置1が図8の環境試験装置1と異なるのは、内部空間100Aと空調空間21Aとの間の流路FP1,FP2の少なくとも一方にダンパ260が設けられている点である。コントローラ220はダンパ260の開度を制御する。それにより、下送風空間42bから空調空間21Aに導入される空気の流量および空調空間21Aから下送風空間42bへ導出される空気の流量が調整される。
(d)上記実施の形態では、空調筐体200に設けられた電源装置240とは別個に設けられた電源装置250により送風部110に電力が供給されるが、空調筐体200に設けられた電源装置240により送風部110に電力が供給されてもよい。
(e)上記実施の形態では、試験筐体100の内部空間100Aと空調ボックス21の空調空間21Aとの間の流路FP1,FP2が通気開口OP1,OP2,OP3,OP4により構成されるが、流路FP1,FP2がダクトまたは配管等の流路部材により構成されてもよい。
(10)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、試験筐体100が第1の筐体の例であり、空調筐体200が第2の筐体の例であり、加熱部213が温度調整部の例であり、加湿部214が湿度調整部の例である。側面104が第1の外壁面の例であり、側面203が第2の外壁面の例であり、通気開口OP1〜OP4が第1〜第4の開口の例であり、流路FP1が第1の流路の例であり、流路FP2が第2の流路の例である。空調ボックス21が空調ケースの例であり、側面210が第1の側面の例であり、側面215が第2の側面の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
1…環境試験装置,11,12,13…扉,21…空調ボックス,24…給水タンク,23…コンデンシングユニット,24a…蓋,26…タンク台,31…隔壁,201A…空気導入口,32,33,34…区画部材,32a…導入口,33a…導出口,35…吹き出し部,34a…通気口,35a,35b,35c…板部材,41…試験空間,41a…棚,42…送風空間,42a…上送風空間,42b…下送風空間,43…上空気通路,44…下空気通路,103,104,203,204,210,215…側面,100…試験筐体,200…空調筐体,100A…内部空間,21A…空調空間,101,201…前面,102,202…後面,105,205…上面,106,206…下面,110,211…送風部,110a…モータ,121,221…断熱材,122…弾性部材,281,282,295…固定部材,291,294…ねじ部材,292,293…ナット,196,197…取付具,196a,197a…ビス,198…連結部材,203a,203b,203c…フレーム側面,204A…メンテナンス蓋,207…空間,211…プロペラファン,212…冷却器,213…加熱部,214…加湿部,214a…加湿皿,214b…シーズヒータ,220…コントローラ,222…板金,231…圧縮器,232…冷却ファン,233…凝縮器,236…膨張弁,240,250…電源装置,260…ダンパ,500…コンピュータ,A1…矢印,AD1,AD2…アジャスタ,CA1,CA2…キャスター,CL…爪部,CP1,CP2,CP3…冷媒配管,CS…制御信号,FP1,FP2…流路,GR…溝部,LC…係止片,OP1,OP2,OP3,OP4…通気開口,OPA…吹き出し口,OPB…吸い込み口,PI…配管,SE…温湿度センサ,SK…留め金

Claims (10)

  1. 被試験物が収容される内部空間を有する第1の筐体と、
    前記第1の筐体内に設けられ、前記内部空間内の気体を流動させる送風部と、
    前記第1の筐体と連結可能かつ前記第1の筐体から分離可能に設けられ、空調空間を有する第2の筐体と、
    前記第2の筐体内に設けられ、前記空調空間内の空気の温度を調整する温度調整部とを備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが連結された連結状態で、前記第2の筐体の前記空調空間から前記第1の筐体の前記内部空間に空気を供給する第1の流路と前記第1の筐体の前記内部空間から前記第2の筐体の前記空調空間に空気を供給する第2の流路とが形成される、環境試験装置。
  2. 前記第2の筐体内に設けられ、前記空調空間内の空気の湿度を調整する湿度調整部をさらに備えた、請求項1記載の環境試験装置。
  3. 前記第1の筐体は、第1および第2の開口が設けられた第1の外壁面を有し、
    前記第2の筐体は、第3および第4の開口が設けられた第2の外壁面を有し、
    前記第1および第2の筐体の連結状態で前記第1の外壁面と前記第2の外壁面とが対向するとともに、前記第1および第3の開口により前記第1の流路が形成され、かつ前記第2および第4の開口により前記第2の流路が形成される、請求項1または2記載の環境試験装置。
  4. 前記第1および第2の筐体の連結状態では、前記第1の開口と前記第3の開口とが対向しかつ前記第2の開口と前記第4の開口とが対向することにより前記第1の流路および前記第2の流路が形成される、請求項3記載の環境試験装置。
  5. 前記送風部は、前記第1の外壁面を通して前記第1の筐体外に取り出し可能に設けられ、
    前記第2の筐体は、前記第1および第2の筐体の連結状態で前記第1の外壁面を通して取り出される前記送風部が通過可能な取り出し空間を有する、請求項3または4記載の環境試験装置。
  6. 前記第1および第2の開口は、前記第1の筐体の上端よりも下端に近い位置に設けられ、
    前記第3および第4の開口は、前記第2の筐体の上端よりも下端に近い位置に設けられた、請求項3〜5のいずれか一項に記載の環境試験装置。
  7. 前記第1および第2の開口は、水平方向に並ぶように設けられ、
    前記第3および第4の開口は、水平方向に並ぶように設けられた、請求項3〜6のいずれか一項に記載の環境試験装置。
  8. 前記第2の筐体は、前記空調空間を形成する空調ケースを含み、
    前記空調ケースは、前記第2の外壁面の一部を構成する第1の側面と、前記第1の側面と反対側の第2の側面とを有し、前記第3および第4の開口は前記第1の側面に設けられ、
    前記環境試験装置は、
    前記第1および第2の筐体の連結状態で前記第2の側面に沿って配置された固定部材と、
    前記固定部材と前記第1の外壁面との間に前記空調ケースが挟まれた状態で前記固定部材を前記第1の外壁面に接続するねじ部材とをさらに備えた、請求項3〜7のいずれか一項に記載の環境試験装置。
  9. 前記内部空間は、被試験物が収容される試験空間と、前記送風部が配置される送風空間と、前記送風空間から前記試験空間へ空気を導く空気通路とを含み、
    前記空気通路は、漸次増加する断面を有する吹き出し部を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の環境試験装置。
  10. 前記送風部に前記第2の筐体とは独立に電力を供給可能な電源装置をさらに備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の環境試験装置。
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