JP5611065B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機50の正面図である。図2は、図1に示す室内機50の可動式センサー4近傍を示す斜視図である。図3は、図2に示す室内機50の上下ベーン5の動作時を示す斜視図である。図1〜図3に基づいて、室内機50の構成について説明する。この室内機50は、空気調和装置の構成要素として室内等の壁に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気(冷房用空気又は暖房用空気)を供給するものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面における左右は、紙面から見た左右と対応している。さらに、手前とは、室内機50の背面側から前面側に向かう方向のことである。
室内機50は、本体20と、本体20を覆うパネル1と、室内空気を内部に吸い込むための吸込口2と、空調空気を空調対象域に供給するための吹出口3と、吹出口3に回転自在に設けられ吹き出される空調空気の方向を調整する上下ベーン5と、吹出口3の右側に設置された可動式センサー4とを備えている。なお、本体20内には、吸込口2から空気を吸い込み、吹出口3から空気を吹き出す送風ファン(図示省略)と、吸込口2から吹出口3までの風路に配設され、冷媒の温熱又は冷熱を空気に伝達して空調空気を生成する熱交換器(図示省略)と、を有している。
吹出口3は、吸込口2から吸い込まれ、熱交換器を通過した空調空気を空調対象域に供給する際に、室内空気が通過する開口である。吹出口3は、パネル1の下部、又は前側下部に開口形成されている。
可動式センサー4は、図3に示すように、センシング範囲C内の空調対象域の情報を検出することができる。なお、可動式センサー4は、モーター(図示省略)によって少なくとも左右方向に回転可能となっている。これにより、センシング範囲Cが回転に対応した方向に移動するので、空調対象域のセンシングされる範囲が広がるようになっている。
可動式センサー4は、その左右方向の回転範囲を含めた検出範囲(センシング範囲C)が上下ベーン5の動作領域と干渉しないようにパネル1の表面から突出して配設されている。そのためには、たとえば上下ベーン5の先端部5Aが描く軌跡で形成される曲面に対して、その曲面より前方に突出して設けられているとよい。これにより、可動式センサー4のセンシング範囲C内に上下ベーン5が入ってしまうことが抑制される。つまり、可動式センサー4のセンシング範囲Cに上下ベーン5が入ってしまうことが抑制されるので、たとえば可動式センサー4が赤外線センサーであった場合には、上下ベーン5の温度を取り込んでしまうことが抑制される。従って、可動式センサー4がセンシングする室内情報の正確性が低下してしまうことを抑制することができる。
なお、可動式センサー4は、上下ベーン5の先端部5Aが描く軌跡で形成される曲面に対して、その曲面より鉛直下方に突出して設けられていてもよいし、背面側から前面側に向かう方向の斜め下方に設けられていてもよいことは言うまでもない。
以上の実施の形態1では、可動式センサー4をその検出範囲が上下ベーン5の動作領域と干渉しないようにパネル1の表面から突出して配置した。そこで、本実施の形態2に係る空気調和装置の室内機50は、メンテナンスなどによりパネル1を外すことについても考慮したものである。
以下、可動式センサー4をパネル1の表面から突出して配置した場合に、パネル1が可動式センサー4と干渉して外しにくくなることを抑制するような構造とする実施の形態2を説明する。
なお、センサー保持部品7と回転軸部23は、別体でもよいし同体でもよいことは言うまでもない。
また、センサー保持部品7には、図4(a)及び図5(a)に図示されるように、その後方に、弾性部材10が設けられている。この弾性部材10は、たとえばバネ、ゴム等で構成するとよい。
なお、図6(a)、図7(a)及び図8(a)は、可動式センサー4が空気調和装置に据付けられた位置に配置された状態を示している。このとき、弾性部材10は伸びた状態である。図6(b)、図7(b)及び図8(b)は、センサー保持部品7及び可動式センサー4が回転した状態を示している。このとき、弾性部材10は縮んだ状態である。
さらに、センサー取付筐体22は、センサー保持部品7と弾性部材10を介して接続されており、センサー保持部品7及び可動式センサー4の回転に伴って(図6(a)及び図6(b)参照)、この弾性部材10が伸縮する(図8(a)及び図8(b)参照)ようになっている。これにより、可動式センサー4は、回転すると弾性部材10の弾性力によって、空気調和装置に据付けられた状態(図6(a)、図7(a)及び図8(a)参照)に、戻ろうとする。つまり、可動式センサー4は、回転した後に、空気調和装置に据付けられた状態に戻ることができる。
図10に図示されるように、本実施の形態に係る空気調和装置の室内機50は、パネル1を手前側上方(矢印A参照)に引き上げるようにして取り外す、又は開くことができるようになっている。つまり、パネル1を取り外す際に下部11は、手前側だけでなく上方に移動するということになる。
このように可動式センサー4が背面側に移動することにより、可動式センサー4の移動量Dが小さくても、パネル1と可動式センサー4とが干渉しにくくなる。つまり、可動式センサー4の移動量Dが小さくても、パネル1を室内機50から取り外す、又は開くことができるので、ユーザーがパネル1を取り外す作業が容易となる。
Claims (4)
- 本体と、
前記本体に配設され、少なくとも左右方向に回転可能な可動式センサーと、
前記可動式センサーを露出する開口部及び吹出口が形成されたパネルと、
前記吹出口に設けられ、この吹出口から吹き出される空気の方向を調整する上下ベーンと、
前記可動式センサーを保持するとともに、回転軸を有するセンサー保持部品と、
前記センサー保持部品を、回転可能に支持して前記本体に固定するセンサー取付筐体と、
前記センサー取付筐体と前記センサー保持部品との間にあって、前記センサー保持部品の回転に応じて伸縮する弾性部材と、
を有し、
前記可動式センサーは、
その検知範囲が、前記上下ベーンの動作領域と干渉しないように前記パネルの開口部から突出して配設された
ことを特徴とする空気調和装置の室内機。 - 前記可動式センサーは、
前記上下ベーンの先端部が描く軌跡で形成される曲面に対して、その曲面より前方及び/又は下方に突出して設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内機。 - 前記可動式センサー及び前記センサー保持部品は、
前記パネルが上方に移動すると、前記可動式センサーが前記パネルの下部で押されて前記回転軸を中心として回転し、上方に移動する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置の室内機。 - 前記弾性部材は、バネ又はゴムである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011009883A JP5611065B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 空気調和装置の室内機 |
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JP5611065B2 true JP5611065B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=46792260
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