JP2020159274A - 点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部材とスパークプラグの端子金具との間の接続信頼性の向上を図ることができる点火コイルを提供する。【解決手段】点火コイルは、コイル本体部と導電部材2と保護部3とを備える。コイル本体部は、高電圧を発生させる。導電部材2は、コイル本体部とスパークプラグ4の端子金具43とを電気的に接続する。保護部3は、導電部材2を内側に配しており、電気的絶縁性を有する。導電部材2は、導電部材2の長手方向に弾性変形可能な弾性部6と、弾性部6の先端側に配された導電端子体7とを備える。導電端子体7の先端面は、凹面721を備える。内周側へ向かうほど基端側へ向かう形状を有しており、スパークプラグ4の端子金具43に当接する。凹面721は、端子金具43との当接部を環状に形成することができるよう構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、点火コイルに関する。
自動車等の内燃機関には、スパークプラグに高電圧を印加してスパークプラグに放電を生じさせるために点火コイルが用いられている。かかる点火コイルとして、特許文献1には、高電圧を生じさせるコイル本体部と、コイル本体部の出力をスパークプラグに伝達する導電部材と、導電部材を外周側から覆う絶縁性を有する保護カバーとを備える点火コイルが開示されている。特許文献1において、導電部材は、コイルバネを備える。
ここで、特許文献1に記載された点火コイル及びスパークプラグは、スパークプラグの端子金具に後述の凹陥部を形成するとともに、コイルバネの先端部を凹陥部に挿入する構造を採用している。
凹陥部は、スパークプラグの端子金具の基端面が先端側に向かって凹む形状を有する。また、凹陥部の側面は、基端側に向かうほど拡径するテーパ状に形成されている。そして、コイルバネにおける凹陥部に挿入される先端部は、凹陥部の側面形状に沿うよう、先端側に向かうほど縮径する円錐状に形成されている。かかる構成を採用することにより、特許文献1に記載された点火コイル及びスパークプラグは、スパークプラグの端子金具の凹陥部の側面と、コイルバネの先端部との接触面積を確保し、これらの間の電気的接続性を確保しようとしている。
特表2013−501180号公報
しかしながら、コイルバネの先端部を凹陥部の側面に沿うよう形成するには、コイルバネの製造上、高い精度が要求されるため、凹陥部の側面とコイルバネの先端部との接触面積を向上させることは難しい。そのため、特許文献1に記載の点火コイルにおいては、コイルバネの先端部とスパークプラグの端子金具との間の接触点が1点等と少なくなることが考えられる。そのため、特許文献1に記載の点火コイルにおいては、コイルバネと端子金具との間の接続信頼性を確保する観点から改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、導電部材とスパークプラグの端子金具との間の接続信頼性の向上を図ることができる点火コイルを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、高電圧を発生させるコイル本体部(11)と、
前記コイル本体部とスパークプラグ(4)の端子金具(43)とを電気的に接続する導電部材(2)と、
前記導電部材を内側に配するとともに、電気的絶縁性を有する保護部(3)と、を備え、
前記導電部材は、前記導電部材の長手方向に弾性変形可能な弾性部(6)と、前記弾性部の先端側に配された導電端子体(7)と、を備え、
前記導電端子体の先端面は、内周側へ向かうほど基端側へ向かい、前記スパークプラグの前記端子金具に当接する凹面(721)、又は、内周側へ向かうほど先端側へ向かい、前記スパークプラグの前記端子金具に当接する凸面(725)を有し、かつ、前記スパークプラグの前記端子金具との当接部を環状に形成することができるよう構成されている、点火コイル(1)にある。
前記態様の点火コイルにおいて、弾性部の先端には、導電端子体が取り付けられている。そして、導電端子体の先端面は、内周側へ向かうほど基端側へ向かい、スパークプラグの端子金具に当接する凹面、又は、内周側へ向かうほど先端側へ向かい、スパークプラグの端子金具に当接する凸面を有する。そして、導電端子体の先端面は、スパークプラグの端子金具との当接部を環状に形成することができるよう構成されている。それゆえ、凹面又は凸面とスパークプラグの端子金具との接触領域を稼ぐことができ、導電部材とスパークプラグの端子金具との電気的接続の信頼性を確保しやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、導電部材とスパークプラグの端子金具との間の接続信頼性の向上を図ることができる点火コイルを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、内燃機関用の点火コイル及びスパークプラグの一部断面正面図。 図1の、導電端子体周辺の拡大図。 実施形態1における、導電端子体及びスパークプラグの、一部断面正面図。 図3の、導電端子体とスパークプラグとを離して表した図。 実施形態1における、導電端子体の正面図。 実施形態1における、導電端子体を先端側から見た底面図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接していない状態を示す図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接した状態を示す図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、スパークプラグが点火コイルに組み付いた状態を示す図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接していない状態を示す図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接した状態を示す図。 実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、スパークプラグが点火コイルに組み付いた状態を示す図。 実施形態1の変形形態1における、導電端子体及びスパークプラグの基端部の一部断面正面図。 実施形態1の変形形態2における、導電端子体及びスパークプラグの基端部の一部断面正面図。 実施形態2における、導電端子体の断面図。 実施形態3における、導電端子体の断面図。 実施形態4における、導電端子体の一部断面正面図。 実施形態5における、導電端子体の断面図。 実施形態6における、導電端子体の斜視図。 実施形態7における、導電端子体の斜視図。 実施形態8における、内燃機関用の点火コイル及びスパークプラグの一部を断面で表した正面図。 図21における、導電端子体周辺の拡大図。 実施形態8における、導電端子体及びスパークプラグの、一部断面正面図。 実施形態8における、導電端子体とスパークプラグとを離して表した図。 実施形態8における、導電端子体の正面図。 実施形態8における、導電端子体を先端側から見た底面図。 実施形態8における、スパークプラグの基端部の一部断面正面図。 実施形態8における、突出端子部を基端側から見た平面図。 実施形態8における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接していない状態を示す図。 実施形態8における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接した状態を示す図。 実施形態8における、実施形態1における、コイルバネ及び導電端子体が保護部に対して径方向に偏心した点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、スパークプラグが点火コイルに組み付いた状態を示す図。 実施形態8における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接していない状態を示す図。 実施形態8における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、端子金具と導電端子体とが当接した状態を示す図。 実施形態8における、コイルバネ及び導電端子体の中心軸が、保護部の中心軸に対して傾いている点火コイルにスパークプラグを組み付ける様子を示す一部断面正面図であって、スパークプラグが点火コイルに組み付いた状態を示す図。 実施形態9における、導電端子体の正面図。 実施形態10における、導電端子体の正面図。 実施形態10における、導電端子体及びスパークプラグ基端部の、一部断面正面図。 実施形態11における、導電端子体の正面図。 実施形態12における、導電端子体の正面図。 実施形態13における、導電端子体の正面図。
(実施形態1)
点火コイルの実施形態につき、図1〜図12を用いて説明する。
本実施形態の点火コイル1は、図1に示すごとく、コイル本体部11と導電部材2と保護部3とを備える。
コイル本体部11は、高電圧を発生させる。導電部材2は、コイル本体部11とスパークプラグ4の端子金具43とを電気的に接続する。保護部3は、導電部材2を内側に配しており、電気的絶縁性を有する。
導電部材2は、導電部材2の長手方向に弾性変形可能な弾性部6と、弾性部6の先端側に配された導電端子体7とを備える。図2、図3に示すごとく、導電端子体7の先端面は、凹面721を備える。凹面721は、内周側へ向かうほど基端側へ向かう形状を有しており、スパークプラグ4の端子金具43に当接する。凹面721は、端子金具43との当接部を環状に形成することができるよう構成されている。なお、2つの部材の当接部が環状に形成されている、とは、2つの部材の当接部が、点火コイル1の周方向の3箇所以上に形成されていることを意味する。
以後、本実施形態につき詳説する。
本明細書において、導電部材2及び保護部3の中心軸が延びる方向を軸方向Zという。また、軸方向Zの一方側であって、点火コイル1におけるスパークプラグ4が接続される側を先端側といい、その反対側を基端側という。また、単に径方向といったときは、保護部3の径方向を意味するものとし、単に周方向といったときは、保護部3の周方向を意味するものとする。
本実施形態の点火コイル1は、自動車、コージェネレーション等のシリンダヘッドのプラグホールに取り付けられるスパークプラグ4に接続される。そして、点火コイル1は、スパークプラグ4に高電圧を印加する手段として用いられる。点火コイル1は、保護部3をプラグホールに挿入してシリンダヘッドに取り付けられる。
図示は省略するが、コイル本体部11は、互いに磁気結合した一次コイル及び二次コイルを有する。コイル本体部11は、一次コイルを流れる電流の時間変化により、二次コイルにスパークプラグ4の点火用の高電圧を発生させるよう構成されている。図1に示すごとく、コイル本体部11は、一次コイル及び二次コイルを収容するケース111を備える。
ケース111は、電気的絶縁性を有する材料からなる。図1に示すごとく、ケース111は、ケース本体部111aとタワー部111bとを備える。ケース本体部111aは、基端側が開放された矩形箱体状を呈しており、内部に一次コイル及び二次コイルを収容している。タワー部111bは、ケース本体部111aの底壁の中央部から先端側に突出するよう形成されている。タワー部111bは、軸方向Zに形成された筒状を呈しており、その内側の空間がケース111本体内の空間と連通している。点火コイル1において、タワー部111bの基端部には、二次コイルに電気的に接続された高圧端子112が嵌入されている。高圧端子112は、点火コイル1の出力端子としての役割を有する。そして、タワー部111bには、筒状の保護部3が組み付けられている。
保護部3は、シールラバー31とポールジョイント32とプラグキャップ33とを備える。シールラバー31は、タワー部111bを外周側から覆うようにタワー部111bに組み付けられている。シールラバー31は、弾性変形可能なゴム等の材料からなる。シールラバー31は、その基端部において点火コイル1のケース111と点火コイル1が取り付けられるシリンダヘッドとの双方に密着し、これらの間のシール性を確保する。シールラバー31の先端部に、ポールジョイント32が嵌合している。
ポールジョイント32は、シールラバー31よりも硬質で、電気的絶縁性を有する材料からなる。ポールジョイント32は、例えば樹脂を軸方向Zに長尺な筒状に形成してなる。そして、ポールジョイント32の先端に、プラグキャップ33が嵌合している。
プラグキャップ33は、弾性変形可能で、かつ電気的絶縁性を有する材料からなる。プラグキャップ33は、例えばゴムからなる。プラグキャップ33には、その先端側からスパークプラグ4が挿入される。そして、タワー部111b及び保護部3の内側に、導電部材2が配されている。
導電部材2は、抵抗体5と弾性部6と導電端子体7とを備える。抵抗体5は、スパークプラグ4における火花放電の発生に起因して、点火コイル1に高周波のノイズ電流が流れ込むことを抑制するためのものである。抵抗体5は、タワー部111bにおける高圧端子112の先端側に挿入されているとともに、高圧端子112に電気的に接続されている。
弾性部6は、コイルバネからなる。以後、弾性部6をコイルバネ6という。コイルバネ6は、軸方向Zに巻回されたコイル状を呈しており、軸方向Zに伸縮可能に構成されている。コイルバネ6は、軸方向Zに圧縮された状態で点火コイル1に組み付けられている。そして、コイルバネ6の基端部は、抵抗体5を基端側に弾性的に押圧している。図1、図2に示すごとく、コイルバネ6の先端部に、導電端子体7が装着されている。
導電端子体7は、導電性を有する材料からなる。例えば、導電端子体7は、鋼、鉄、銅合金、アルミニウム、カーボン、導電樹脂、導電ゴム、等の導電材料からなる。導電端子体7は、例えば、鋼、銅合金、アルミニウムからなる場合は鍛造、切削により製造可能であり、カーボンからなる場合は焼結により製造可能であり、導電樹脂からなる場合は成形により製造可能である。なお、導電端子体7は、必ずしも導電率を高く確保する必要はない。例えば、導電端子体7を、適度に低い導電率の材料で構成することにより、スパークプラグ4の放電ギャップに生じる火花放電に伴って発生する電波雑音の抑制効果を得ることができる。
図2〜図6に示すごとく、導電端子体7は、軸方向Zに延在する回転軸に対して回転対称な回転体形状を有する。図2に示すごとく、導電端子体7は、コイルバネ6に接続されるバネ接続部71と、スパークプラグ4の端子金具43に接続されるプラグ接続部72とを備える。
図2〜図5に示すごとく、バネ接続部71は、導電端子体7において基端側に突出する柱状に形成されている。バネ接続部71は、先端部に形成された小径部711と、小径部711から基端側に形成され、小径部711よりも外径が大きい大径部712とを備える。小径部711は、軸方向Zに形成された円柱状を呈している。小径部711は、軸方向Zから見たときの外形が、バネ接続部71において小径部711の基端側に隣接する部位(すなわち大径部712)よりも小さい。大径部712は、小径部711よりも外周側に突出するよう形成されている。そして、大径部712の基端部は、基端側に向かうほど縮径する円錐台形状を呈している。これにより、バネ接続部71をコイルバネ6の内側に挿入しやすくしている。
図2に示すごとく、コイルバネ6の先端部は、1ターン以上、小径部711に巻回されている。小径部711に巻回されたコイルバネ6の先端部の内径は、小径部711の基端側に隣接する部位(すなわち大径部712)の外径よりも小径に形成されている。これにより、コイルバネ6の先端部に導電端子体7が保持されている。本実施形態においては、コイルバネ6の先端部は、2ターン以上、小径部711に巻回されている。そして、コイルバネ6の先端は、導電端子体7の大径部712の基端面に当接している。
図2〜図5に示すごとく、プラグ接続部72は、バネ接続部71よりも大径に形成されている。プラグ接続部72の基端側の面における中央部から基端側に、バネ接続部71が形成されている。プラグ接続部72は、外形が高さの低い円柱状に形成されている。
プラグ接続部72は、先端面に凹面721を有する。凹面721は、プラグ接続部72の先端面の周縁部を除く中央部が基端側に向かって凹んだ形状を有する。凹面721は、半球面状に形成されている。これにより、凹面721全体は、基端側に向かうほど内周側に向かうよう湾曲している。
次に、点火コイル1及びこれに組み付けられるスパークプラグ4を備えた点火装置10に関し、説明する。
図1に示すごとく、点火コイル1に挿入されるスパークプラグ4は、ハウジング41、絶縁碍子42、及び端子金具43を備える。ハウジング41は、筒状に形成されており、外周部に、シリンダヘッドのプラグホールに形成された雌ネジ穴に取り付けるための図示しない取付ネジが形成されている。絶縁碍子42は、筒状に形成されており、ハウジング41の内側に保持されている。絶縁碍子42は、ハウジング41から基端側に突出する碍子頭部421を有する。
端子金具43は、例えば鉄からなる。端子金具43は、その基端部を除く部位が絶縁碍子42の内側に配されており、その基端部が碍子頭部421から基端側に突出した突出端子部431となっている。図2〜図4に示すごとく、突出端子部431は、先端部に、突出端子部431の他の部位よりも外周側に突出するとともに絶縁碍子42の基端面に当接する端子鍔部431aを有し、端子鍔部431aから基端側に円柱状の端子本体部431bを有する。突出端子部431は、軸方向Zに延在する回転軸に対して回転対称な回転体形状を有する。
端子本体部431bは、その基端面と側面との間の角部である端子角部431cが、テーパ状に形成されている。端子角部431cは、基端側に向かうほど内周側に向かうテーパ状に形成されている。端子角部431cは、スパークプラグ4をプラグキャップ33に挿入する際、スパークプラグ4の端子金具43の突出端子部431が、導電端子体7の凹面721内に配されやすくするためのガイドとしての役割を有する。
スパークプラグ4は、碍子頭部421を、点火コイル1のプラグキャップ33の先端側からプラグキャップ33内に挿入することで、点火コイル1に組み付けられている。
ここで、図4に示すごとく、導電端子体7の最大外径をD1、凹面721の開口端(すなわち先端部)の外径をD2、端子本体部431bの凹面721内に挿入される部位の外径をD3とする。このとき、D1〜D3は、D1>D2>D3、の関係を満たす。凹面721の開口端の外径D2が、端子本体部431bの外形D3よりも大きいことにより、スパークプラグ4を点火コイル1に組み付けたとき、スパークプラグ4の端子本体部431bが、凹面721の内側に挿入できるようになっている。また、導電端子体7の最大外径D1は、プラグキャップ33の最小内径よりも小さい。
スパークプラグ4が点火コイル1に組み付けられた状態において、図2、図3に示すごとく、導電端子体7の凹面721に端子金具43の端子角部431cが当接する。凹面721と端子金具43との当接部は、前述のように環状に形成されている。当接部が環状に形成されているとは、当接部が周方向に断続的に形成された多点接触や、当接部が周方向に連続的に、円状に形成された線接触等がある。
なお、突出端子部431は、例えば図13に示すごとく、高さが小さい円柱状に形成されていてもよい。この場合、突出端子部431における凹面721の内側に配される部位の外径は、凹面721の開口端の外径D2よりも小さくなる。
また、突出端子部431は、例えば図14に示すごとく、突出端子部431の基端部431gが外周側に膨らんだような形状を呈していてもよい。突出端子部431の基端部431gは、軸方向Zの中央部が、軸方向Zに平行な円柱状に形成されており、軸方向Zの両端部が、軸方向Zにおける中央部から遠ざかるほど縮径する円錐台形状になっている。この場合においても、突出端子部431における凹面721の内側に配される部位の外径は、凹面721の開口端の外径D2よりも小さくなる。図14に示す構成においては、突出端子部431の基端側に形成された、外周側に膨らむよう形成された部位の最大径が、凹面721の開口端の外径D2よりも小さくなる。
次に、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付ける際の様子を説明する。
まず、図7に示すごとく、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付く前の状態において、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に対して径方向にずれている場合を想定する。すなわち、コイルバネ6及び導電端子体7が、保護部3に対して径方向の一方側に偏心して組み付けられている場合を想定する。ここでは、径方向の一つであって、保護部3に対してコイルバネ6及び導電端子体7が偏心した側を偏心側X1といい、その反対側を反偏心側X2という。
点火コイル1のプラグキャップ33の先端から、プラグキャップ33内にスパークプラグ4の碍子頭部421を挿入していくと、まず、端子金具43の端子角部431cが、導電端子体7の内側に挿入されて、図8に示すごとく、端子角部431cの反偏心側X2の部位が導電端子体7の凹面721の反偏心側X2の部位に当接する。そして、更にプラグキャップ33へのスパークプラグ4の挿入を進めると、導電端子体7が端子金具43に押されて基端側に移動しつつ、コイルバネ6が軸方向Zに圧縮される。これと同時に、導電端子体7の凹面721が端子金具43の端子角部431cの表面を滑り、導電端子体7が反偏心側X2に移動し、図9に示すごとく、導電端子体7の凹面721が、端子金具43の端子角部431cと環状に当接する。
そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、組み付く前の状態に比べ、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1と保護部3の中心軸c2との偏心量が低減される。すなわち、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付けることで、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に揃うよう調芯される。
次に、図10に示すごとく、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に対して傾いている場合を想定する。ここでは、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1は、先端側へ向かうほど径方向の一方側である傾斜側X3に傾斜している。また、径方向における傾斜側X3の反対側を反傾斜側X4という。
この場合、点火コイル1のプラグキャップ33の先端から、プラグキャップ33内にスパークプラグ4の碍子頭部421を挿入していくと、まず、図11に示すごとく、端子金具43の端子角部431cが、導電端子体7の内側に挿入されて導電端子体7の凹面721の反傾斜側X4の部位に当接する。そして、更にプラグキャップ33へのスパークプラグ4の挿入を進めると、導電端子体7が端子金具43によって基端側に押されて基端側に移動しつつ、コイルバネ6が軸方向Zに圧縮される。これと同時に、導電端子体7の凹面721が端子金具43の端子角部431cの表面を滑って反傾斜側X4に移動するとともに、凹面721と端子金具43との当接部(すなわち凹面721の反傾斜側X4の部位)を中心に回動し、図12に示すごとく、凹面721が、端子金具43の端子角部431cと環状に当接する。
そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、組み付く前の状態に比べ、保護部3の中心軸c2に対するコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1の傾斜角度が低減される。すなわち、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付けることで、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1の傾きが、軸方向Zに沿うように修正される。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態の点火コイル1において、コイルバネ6の先端には、導電端子体7が取り付けられている。そして、導電端子体7の先端面は、内周側へ向かうほど基端側へ向かい、スパークプラグ4の端子金具43に当接する凹面721を有する。そして、導電端子体7の先端面は、スパークプラグ4の端子金具43との当接部を環状に形成することができるよう構成されている。それゆえ、凹面721とスパークプラグ4の端子金具43との接触領域を稼ぐことができ、導電部材2とスパークプラグ4の端子金具43との電気的接続の信頼性を確保しやすい。
また、凹面721は、基端側に向かうほど内周側に向かうよう形成されているため、保護部3の中心軸に対して、導電部材2の中心軸が偏心、或いは傾いている場合であっても、前述のごとく、偏心、或いは傾きが修正される。
また、スパークプラグ4の端子金具43に接触する導電端子体7は、コイルバネ6とは別体に構成されている。それゆえ、導電端子体7を、端子金具43との耐摩耗性を考慮した材料としたり、導電端子体7の表面処理を行うことで、導電端子体7と端子金具43との間の耐摩耗性を確保したりすることができる。例えば、導電端子体7の材料を、これに当接する端子金具43の材料とは異なる材料とすることで、これらの間の耐摩耗性を向上させることができる。
また、凹面721は、球面状に形成されている。それゆえ、保護部3の中心軸に対して、導電部材2が周方向のいずれの側に偏心、或いは傾いていても、スパークプラグ4を点火コイル1に組み付けることで、前述の偏心、或いは傾きを修正することができる。
また、導電端子体7は、軸方向Zから見たときの外形が基端側に隣接する部位よりも小さい小径部711を有し、コイルバネ6の先端部は、1ターン以上、小径部711に巻回されている。それゆえ、コイルバネ6に導電端子体7を固定しやすい。
以上のごとく、本実施形態によれば、導電部材とスパークプラグの端子金具との間の接続信頼性の向上を図ることができる点火コイルを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図15に示すごとく、実施形態1に対して、導電端子体7の凹面721の形状を変更した実施形態である。
本実施形態の凹面721は、先端側を向くよう、軸方向Zに直交する平面状に形成された凹天面721aと、凹天面721aの全周から先端側に延設された凹側面721bとを有する。凹側面721bは、基端側(すなわち凹天面721a側)に向かうほど内周側に向かうよう湾曲している。凹側面721bは、径方向の外周側に膨らむよう湾曲した形状を有する。そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、凹側面721bと端子金具43の端子角部431cとが環状に当接する。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図16に示すごとく、実施形態2に対して、凹側面721bの形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、凹側面721bは、基端側に向かうほど内周側に向かうテーパ状に形成されている。すなわち、凹側面721bは、導電端子体7の中心軸を通るとともに当該中心軸に平行な断面において、直線形状を有する。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態においても、実施形態2と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本実施形態は、図17に示すごとく、実施形態1に対して、導電端子体7のバネ接続部71の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、バネ接続部71の外周部には、螺旋状のネジ山部713が設けられている。そして、バネ接続部71は、ネジ山部713が大径部712を構成しており、軸方向Zに隣接するネジ山部713間のネジ谷部714が小径部711を構成している。すなわち、本実施形態において小径部711は螺旋状に形成される。そして、本実施形態においても、コイルバネ6の先端部が小径部711に巻回されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本実施形態は、図18に示すごとく、実施形態1に対して、バネ接続部71の大径部712の形状を変更した実施形態である。
大径部712は、第一部位715と第二部位716とを有する。第一部位715は、小径部711から基端側に形成されており、基端側に向かうほど拡径する円錐台形状に形成されている。そして、第二部位716は、基端側に向かうほど縮径する円錐状に形成されている。そして、大径部712は、第一部位715と第二部位716との境界部が、最大径を備える。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本実施形態は、図19に示すごとく、実施形態1に対して、バネ接続部71の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、バネ接続部71の外周面は、基端側に向かうほど拡径するラッパ状を呈している。そして、バネ接続部71の先端部分が小径部711を構成し、バネ接続部71の基端部分が大径部712を構成している。
バネ接続部71を基端側から見たときのバネ接続部71の中央には、基端側に向かって開放された穴部717が形成されている。本実施形態のバネ接続部71は、例えば軸方向Zに径が一定の円柱状の部材の中心に、穴部717と同形状の棒状の治具を押し付けて円柱状の部材を外周側に広げるよう塑性変形させることにより、図19に示すような形状にすることができる。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本実施形態は、図20に示すごとく、実施形態6に対して、バネ接続部71の大径部712の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、大径部712には、大径部712を周方向に分断する溝部718が形成されている。溝部718は、大径部712の基端部から先端側に向かって形成されている。溝部718は、すり割り加工等によって形成される。
その他は、実施形態6と同様である。
本実施形態においては、大径部712が溝部718を備える。そのため、軸方向Zにおいて外径が一定の加工前の大径部712の穴部717に、柱状の部材の中央に棒状の軸を挿入して大径部712を拡径させるよう塑性変形させて大径部712を製造する際、容易に(すなわち、少ない力で)大径部712を拡径させることができる。
本実施形態においても、実施形態6と同様の作用効果を有する。
(実施形態8)
本実施形態は、図21〜図34に示すごとく、実施形態1に対して、導電端子体7の形状、及び、スパークプラグ4の端子金具43の突出端子部431の形状を変更した実施形態である。
図22〜図26に示すごとく、本実施形態において、導電端子体7は、プラグ接続部72の形状が、実施形態1の形状と異なる。図22〜図25に示すごとく、プラグ接続部72は、基端側に配された円柱状部723と、円柱状部723から先端側に形成された半球状部724とを有する。半球状部724は、先端側に向かうほど縮径する半球形状を有する。
プラグ接続部72の先端面、すなわち半球状部724の表面は、凸面725を構成している。凸面725は、先端側に膨らむ半球面状に形成されている。すなわち、凸面725は、内周側に向かうほど先端側に向かうよう形成されている。図22、図23に示すごとく、凸面725は、端子金具43の後述の端子凹面431dに挿入されるよう構成されている。本実施形態においても、導電端子体7は、軸方向Zに延在する回転軸に対して回転対称な回転体形状を有する。
そして、図27、図28に示すごとく、端子金具43の突出端子部431は、実施形態1と同様、端子本体部431bと端子鍔部431aとを有する。端子本体部431bは、基端面の端縁を除く中央部が先端側に向かって凹んだ端子凹面431dを有する。本実施形態においても、端子本体部431bの基端面と側面との間の端子角部431cは、基端側へ向かうほど内周側へ向かうテーパ状に形成されている。端子凹面431dは、端子角部431cよりも内周側に形成されている。
端子凹面431dは、基端側を向くとともに軸方向Zに直交する面状に形成された端子凹底面431eと、端子凹底面431eの全周から基端側に延設された端子凹側面431fとを備える。端子凹側面431fは、先端側(すなわち端子凹底面431e側)に向かうほど内周側に向かうテーパ状に形成されている。そして端子凹面431d内に空間は、先端側に向かうほど縮径する円錐台形状を有する。また、本実施形態においても、端子金具43の突出端子部431は、軸方向Zに延在する回転軸に対して回転対称な回転体形状を有する。
ここで、図24に示すごとく、導電端子体7の凸面725の最大外径をDa、端子凹側面431fの開口端(すなわち基端側端部)の外径をDb、端子金具43における端子凹底面431eの外径をDcとする。このとき、Da〜Dcは、Da>Db>Dcの関係を満たす。導電端子体7の凸面725の最大外径Daが、端子凹側面431fの開口端の外径Dbよりも大きいことにより、スパークプラグ4を点火コイル1に組み付けたとき、導電端子体7の凸面725が、端子凹側面431fに当接することができるようになっている。
図22に示すごとく、スパークプラグ4が点火コイル1に組み付けられた状態において、導電端子体7の凸面726に端子金具43の端子凹側面431fが当接する。凸面726と端子凹側面431fとの当接部は、環状に形成されている。
次に、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付ける際の様子を説明する。
まず、図29に示すごとく、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付く前の状態において、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に対して径方向にずれている場合を想定する。すなわち、コイルバネ6及び導電端子体7が、保護部3に対して径方向の一方側に偏心して組み付けられている場合を想定する。ここでは、径方向の一つであって、保護部3に対してコイルバネ6及び導電端子体7が偏心した側を偏心側X5といい、その反対側を反偏心側X6という。
点火コイル1のプラグキャップ33の先端から、プラグキャップ33内にスパークプラグ4の碍子頭部421を挿入していくと、まず、端子金具43の端子凹面431dの内側に、導電端子体7の凸面726が挿入されて、図30に示すごとく、突出端子部431の端子凹面431dの偏心側X5の部位が凸面726の偏心側X5の部位に当接する。そして、更にプラグキャップ33へのスパークプラグ4の挿入を進めると、導電端子体7が端子金具43に押されて基端側に移動しつつ、コイルバネ6が軸方向Zに圧縮される。これと同時に、導電端子体7の凸面726が端子金具43の端子凹側面431fを滑り、導電端子体7が反偏心側X6に移動し、図31に示すごとく、導電端子体7の凸面726が、環状に端子金具43の端子凹側面431fと当接する。
そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、組み付く前の状態に比べ、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1と保護部3の中心軸c2との偏心量が低減される。すなわち、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付けることで、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に揃うよう調芯される。
次に、図32に示すごとく、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1が、保護部3の中心軸c2に対して傾いている場合を想定する。ここでは、導電部材2におけるコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1は、先端側へ向かうほど径方向の一方側である傾斜側X7に傾斜している、という。また、径方向における傾斜側X7の反対側を反傾斜側X8という。
この場合、点火コイル1のプラグキャップ33の先端から、プラグキャップ33内にスパークプラグ4の碍子頭部421を挿入していくと、まず、図33に示すごとく、端子金具43の端子凹面431dの内側に、導電端子体7の凸面726が挿入されて、突出端子部431の端子凹面431dの傾斜側X7の部位が凸面726の傾斜側X7の部位に当接する。そして、更にプラグキャップ33へのスパークプラグ4の挿入を進めると、導電端子体7が端子金具43によって基端側に押されて基端側に移動しつつ、コイルバネ6が軸方向Zに圧縮される。これと同時に、導電端子体7の凸面726が端子金具43の端子凹側面431fを滑って反傾斜側X8に移動し、図34に示すごとく、凸面726が、環状に端子金具43の端子凹側面431fと当接する。
そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、組み付く前の状態に比べ、保護部3の中心軸c2に対するコイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1の傾斜角度が低減される。すなわち、点火コイル1にスパークプラグ4を組み付けることで、コイルバネ6及び導電端子体7の中心軸c1の傾きが、軸方向Zに沿うように修正される。
その他は、実施形態1と同様である。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態において、コイルバネ6の先端には、導電端子体7が取り付けられている。そして、導電端子体7の先端面は、内周側へ向かうほど先端側へ向かい、スパークプラグ4の端子金具43に当接する凸面725を有する。そして、導電端子体7の先端面は、スパークプラグ4の端子金具43との当接部を環状に形成することができるよう構成されている。それゆえ、凸面725とスパークプラグ4の端子金具43との接触領域を稼ぐことができ、導電部材2とスパークプラグ4の端子金具43との電気的接続の信頼性を確保しやすい。
また、凸面725は、先端側に向かうほど内周側に向かうよう形成されているため、保護部3の中心軸に対して、導電部材2の中心軸が偏心、或いは傾いている場合であっても、前述のごとく、偏心、或いは傾きが修正される。
また、凸面725は、球面状に形成されている。それゆえ、保護部3の中心軸に対して、導電部材2が周方向のいずれの側に偏心、或いは傾いていても、スパークプラグ4を点火コイル1に組み付けることで、前述の偏心、或いは傾きを修正することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態9)
本実施形態は、図35に示すごとく、実施形態8に対して、導電端子体7の凸面725の形状を変更した実施形態である。
本実施形態の凸面725は、先端に形成されるとともに軸方向Zに直交する平面状に形成された凸底面725aと、凸底面725aの全周から基端側に延設された凸側面725bとを有する。凸側面725bは、先端側(すなわち凸底面725a側)に向かうほど内周側に向かうよう湾曲している。凸側面725bは、径方向の外周側に膨らむよう湾曲した形状を有する。そして、点火コイル1にスパークプラグ4が組み付いた状態においては、凸側面725bと端子金具43の端子凹側面431fとが環状に当接する。
その他は、実施形態8と同様である。
本実施形態においても、実施形態8と同様の作用効果を有する。
(実施形態10)
本実施形態は、図36、図37に示すごとく、実施形態9に対して、凸側面725bの形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、凸側面725bは、先端側に向かうほど内周側に向かうテーパ状に形成されている。すなわち、凸側面725bは、導電端子体7の中心軸を通るとともに当該中心軸に平行な断面において、直線形状を有する。
図37に示すごとく、凸面725のテーパ角θ1は、端子凹側面431fのテーパ角θ2よりも大きい。凸面725のテーパ角θ1は、導電端子体7の中心軸を通るとともに当該中心軸に平行な断面において表れる一対の凸側面725bの延長線同士がなす角である。また、端子凹側面431fのテーパ角は、スパークプラグ4の中心軸を通るとともに当該中心軸に平行な断面に表れる一対の端子凹側面431fの延長線同士がなす角である。
その他は、実施形態9と同様である。
本実施形態において、凸面725のテーパ角θ1は、端子凹側面431fのテーパ角よりも大きい。それゆえ、スパークプラグ4を点火コイル1に組み付けた際、プラグ接続部72の凸底面725aが端子金具43の端子凹底面431eに衝突することを防止するとともに、確実に凸側面725bが端子凹側面431fに環状に当接する。
その他、実施形態9と同様の作用効果を有する。
(実施形態11)
本実施形態は、図38に示すごとく、実施形態8に対して、プラグ接続部72の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、プラグ接続部72は、全体として略球状に形成されている。具体的には、プラグ接続部72は、球の基端側端部を軸方向Zに直交する面方向に切り落とした形状を有する。これに伴い、プラグ接続部72の表面は、略球状の凸面725となっている。そして、凸面725における軸方向Zの略中央から先端側の部位は、先端側に向かうほど内周側に向かう半球面状に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態8と同様の作用効果を有する。
(実施形態12)
本実施形態は、図39に示すごとく、実施形態8に対して、導電端子体7の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、導電端子体7は、軸方向Zにおいて対称な形状となるよう形成されている。すなわち、導電端子体7は、その姿勢を軸方向Zに反転させても、反転前の形状と同じ形状となる。導電端子体7は、実施形態8と同様、バネ接続部71とプラグ接続部72とを有し、バネ接続部71は、小径部711と大径部712とを有する。プラグ接続部72は、実施形態8と同様の形状を有する。そして、バネ接続部71の大径部712は、プラグ接続部72を軸方向Zに反転させた形状を有する。そして、プラグ接続部72とバネ接続部71との間に、これらより小径な小径部711が形成されている。
その他は、実施形態8と同様である。
本実施形態においては、導電端子体7は、軸方向Zにおいて対称な形状を有する。そのため、点火コイル1の生産性を向上させやすい。すなわち、点火コイル1の組み付け工程において、導電端子体7の軸方向の先端側、基端側を認識する工程を省略することができ、点火コイル1の組み付け効率を向上させることができる。
その他、実施形態8と同様の作用効果を有する。
(実施形態13)
本実施形態は、図40に示すごとく、実施形態12と同様、導電端子体7を軸方向Zに対称な形状に構成した実施形態である。
本実施形態においても、導電端子体7は、バネ接続部71とプラグ接続部72とを有し、バネ接続部71は、小径部711と大径部712とを有する。プラグ接続部72は、実施形態11と同様の形状を有する。そして、バネ接続部71の大径部712は、プラグ接続部72を軸方向Zに反転させた形状を有する。そして、プラグ接続部72とバネ接続部71との間に、これらより小径な小径部711が形成されている。
その他は、実施形態12と同様である。
本実施形態においても、実施形態12と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
例えば、実施形態8〜実施形態11において、バネ接続部の形状を、実施形態4〜実施形態7で示した形状に変更することもできる。また、実施形態1〜実施形態7において、端子金具の突出端子部の形状を、実施形態8で示した形状に変更することもできる。
1 点火コイル
11 コイル本体部
2 導電部材
3 保護部
4 スパークプラグ
43 端子金具
431d 端子凹面
6 弾性部
721 凹面
725 凸面

Claims (7)

  1. 高電圧を発生させるコイル本体部(11)と、
    前記コイル本体部とスパークプラグ(4)の端子金具(43)とを電気的に接続する導電部材(2)と、
    前記導電部材を内側に配するとともに、電気的絶縁性を有する保護部(3)と、を備え、
    前記導電部材は、前記導電部材の長手方向に弾性変形可能な弾性部(6)と、前記弾性部の先端側に配された導電端子体(7)と、を備え、
    前記導電端子体の先端面は、内周側へ向かうほど基端側へ向かい、前記スパークプラグの前記端子金具に当接する凹面(721)、又は、内周側へ向かうほど先端側へ向かい、前記スパークプラグの前記端子金具に当接する凸面(725)を有し、かつ、前記スパークプラグの前記端子金具との当接部を環状に形成することができるよう構成されている、点火コイル(1)。
  2. 前記導電端子体の前記先端面は、前記凹面である、請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記凹面は、球面状に形成されている、請求項2に記載の点火コイル。
  4. 前記導電端子体の前記先端面は、前記凸面である、請求項1に記載の点火コイル。
  5. 前記凸面は、球面状に形成されている、請求項4に記載の点火コイル。
  6. 前記凸面は、先端側に向かうほど内周側に向かうテーパ状に形成されており、かつ、前記端子金具の基端面において内周側に向かうほど先端側に向かうテーパ状に形成された端子凹面に、環状に当接することができるよう構成されており、前記凸面のテーパ角(θ1)は、前記端子凹面のテーパ角(θ2)よりも大きい、請求項4に記載の点火コイル。
  7. 前記弾性部は、前記導電部材の長手方向に伸縮可能なコイルバネによって構成されており、前記導電端子体は、前記長手方向から見たときの外形が基端側に隣接する部位よりも小さい小径部(711)を有し、前記コイルバネの先端部は、1ターン以上、前記小径部に巻回されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の点火コイル。
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