JP2020159014A - キャビンの窓開閉機構及び作業車 - Google Patents

キャビンの窓開閉機構及び作業車 Download PDF

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Abstract

【課題】保持部のがたつきを抑制することが可能なキャビンの窓開閉機構を提供する。【解決手段】キャビンに設けられる窓枠フレーム110と、前記窓枠フレーム110を開閉可能な開閉窓120と、前記窓枠フレーム110に対して移動可能に設けられ、前記窓枠フレーム110を開放した状態の前記開閉窓120を保持する保持位置と、前記開閉窓120を保持不能な非保持位置と、に移動可能な保持部160と、前記保持部160が前記非保持位置に移動した際に、前記保持部160の移動を規制する規制部170と、を具備した。【選択図】図4

Description

本発明は、キャビンの窓開閉機構及び作業車の技術に関する。
従来、作業車に設けられるキャビンの窓開閉機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、キャビンの後面部に設けられた開閉可能な開閉窓を半開状態に保持可能な保持アーム(保持部)を具備する窓開閉機構が記載されている。保持部は、キャビンのフレームに対して揺動可能に設けられている。また保持部は、揺動軸と反対側の端部に、開閉窓と係合可能な係合部を具備している。保持部を揺動させることで、半開状態の開閉窓と係合可能な係合位置と、開閉窓と係合不能な非係合位置と、に切り換えることができる。
このような保持部は、係合位置で開閉窓と係合された状態では、当該開閉窓と接しているため、がたつきが発生し難い。しかしながら、保持部が非係合位置に切り換えられると、開閉窓と接することがないため、保持部にがたつきが発生するおそれがあり、改善の余地があった。
特許第5836085号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、保持部のがたつきを抑制することが可能なキャビンの窓開閉機構及びそれを具備する作業車を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、キャビンに設けられる窓枠フレームと、前記窓枠フレームを開閉可能な開閉窓と、前記窓枠フレームに対して移動可能に設けられ、前記窓枠フレームを開放した状態の前記開閉窓を保持する保持位置と、前記開閉窓を保持不能な非保持位置と、に移動可能な保持部と、前記保持部が前記非保持位置に移動した際に、前記保持部の移動を規制する規制部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記規制部は、前記保持部に設けられ、前記保持部から一方向に突出するように形成される突起部と、前記窓枠フレームに設けられ、前記保持部が前記非保持位置に移動した際に前記突起部と係合可能な係合部と、を具備するものである。
請求項3においては、前記保持部は、所定の軸線回りに回動することで前記保持位置と前記非保持位置とに移動可能であり、前記突起部は、前記軸線と非平行に延びる長手状に形成されているものである。
請求項4においては、前記規制部は、前記非保持位置に移動した前記保持部の下方に位置するように設けられ、前記非保持位置に移動した前記保持部が、前記窓枠フレームと接触しないように前記保持部の移動を規制するものである。
請求項5においては、前記保持部は、前記非保持位置において、前記窓枠フレームの上方において水平に配置される水平部と、前記非保持位置において、前記水平部からキャビンの内側に向かって斜め下方に延びるように形成される傾斜部と、を具備するものである。
請求項6においては、前記開閉窓に回動可能に設けられるハンドルを更に具備し、前記保持部は、前記ハンドルが所定の位置に回動された際に、前記ハンドルと前記開閉窓との間に挟持される挟持部と、前記開閉窓との間で前記挟持部を挟持した前記ハンドルの回動を規制するハンドル規制部と、を具備するものである。
請求項7においては、前記開閉窓が前記窓枠フレームを閉塞した状態において、前記ハンドルを固定するためのロック部を更に具備し、前記保持部は前記ロック部とは独立して設けられるものである。
請求項8においては、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のキャビンの窓開閉機構を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、非保持位置に移動した際の保持部のがたつきを抑制することができる。これによって、他の部材との干渉、振動、騒音等の発生を抑制することができる。
請求項2においては、規制部を簡素な構成とすることができる。
請求項3においては、保持部の移動を容易に規制することができる。すなわち、保持部の軸線回りに多少の寸法誤差(ガタ)が生じたとしても、長手状の突起部によって寸法誤差を吸収し、当該突起部を係合部に係合させることができる。
請求項4においては、保持部によって規制部を覆い隠すことで、美観を向上させ、且つ、窓枠フレームと接触するのを防止することで、騒音等が発生するのを防止することができる。
請求項5においては、保持部の操作性を向上させることができる。すなわち、傾斜部を設けることで、当該傾斜部を把持して保持部を容易に操作することが可能となる。
請求項6においては、ハンドルによる開閉窓の保持が、振動等によって意図せず解除させるのを抑制することができる。
請求項7においては、保持部の取り付け及び取り外しが容易であり、窓の開閉機構に影響を与えることなく設置可能な構成とすることができる。
請求項8においては、非保持位置に移動した際の保持部のがたつきを抑制することができる。これによって、他の部材との干渉、振動、騒音等の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るトラクタの構成を示した側面図。 窓開閉機構を示した上方斜視概略図。 窓開閉機構を示した上方斜視図。 窓開閉機構を示した分解斜視図。 保持部を示した下方斜視図。 窓開閉機構を示した側面断面図。 (a)突起部が係合部に係合する様子を示した側面一部断面図。(b)突起部と係合部との係合が解除される様子を示した側面一部断面図。 開閉窓が閉じられた状態でハンドルを回す様子を示した斜視図。 開閉窓を開いて保持部を保持位置に移動させた様子を示した斜視図。 開閉窓が半開きにされた状態を示した斜視図。 同じく、側面断面図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
まず、図1を用いて本発明の一実施形態に係るトラクタ1の全体構成について説明する。
トラクタ1は、主として機体フレーム2、エンジン3、ボンネット4、マフラ5、トランスミッションケース6、前輪7、後輪8、フェンダ9、昇降装置10、キャビン11、座席12、ステアリングホイール13及び窓開閉機構100等を具備する。
図1に示す機体フレーム2は、複数の板材を適宜組み合わせて形成される枠状の部材である。機体フレーム2は、平面視略矩形状に形成される。機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けてトラクタ1の前部に配置される。機体フレーム2の後部にはエンジン3が固定される。エンジン3はボンネット4に覆われる。ボンネット4の右側方には、エンジン3の排気ガスを排出するマフラ5が配置される。エンジン3の後部には、トランスミッションケース6が固定される。
機体フレーム2の前部は、フロントアクスル機構(不図示)を介して左右一対の前輪7に支持される。トランスミッションケース6の後部は、リアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪8に支持される。左右一対の後輪8は、概ね上方からフェンダ9によって覆われる。
トランスミッションケース6の後部には、昇降装置10が設けられる。昇降装置10には、各種の作業装置(例えば、耕運機等)を装着することができる。昇降装置10は油圧シリンダ等のアクチュエータによって、装着された作業装置を昇降させることができる。当該昇降装置10には、図示せぬPTO軸を介してエンジン3の動力を伝達することができる。
エンジン3の動力は、トランスミッションケース6に収容された変速装置(不図示)で変速された後、前記フロントアクスル機構を経て前輪7に伝達可能とされると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪8に伝達可能とされる。エンジン3の動力によって前輪7及び後輪8が回転駆動され、トラクタ1は走行することができる。またエンジン3の動力によって、昇降装置10に装着された作業装置を駆動させることができる。
エンジン3の後方にはキャビン11が設けられる。キャビン11の内部には、運転者が搭乗する居住空間が形成される。キャビン11の略中央には、運転者が着座するための座席12が配置される。キャビン11の前部には、前輪7の切れ角を調節するためのステアリングホイール13が配置される。
キャビン11の後部には、窓開閉機構100が設けられる。以下では、図2から図6までを用いて、窓開閉機構100の構成について具体的に説明する。なお、図3及び図6には、開閉窓120が窓枠フレーム110の開口部を閉塞した状態を示している。
窓開閉機構100は、キャビン11に設けられた窓(後述する開閉窓120)を開閉するためのものである。窓開閉機構100は、主として窓枠フレーム110、開閉窓120、ハンドル130、ロック部140、支持部150、保持部160及び規制部170を具備する。
図2から図4までに示す窓枠フレーム110は、後述する開閉窓120が取り付けられる枠体である。本実施形態においては、窓枠フレーム110は、キャビン11の後部に設けられる。窓枠フレーム110は、略左右方向に延びる下部フレーム111、下部フレーム111の上方において略左右方向に延びる上部フレーム112、及び下部フレーム111と上部フレーム112を接続するように立設される左右一対の側部フレーム113を具備する。下部フレーム111、上部フレーム112及び側部フレーム113によって、正面視略矩形状の枠体が形成される。また、下部フレーム111、上部フレーム112及び側部フレーム113に囲まれるようにして正面視略矩形状の開口部が形成される。
開閉窓120は、窓枠フレーム110によって形成された開口部を開閉するものである。開閉窓120は、窓枠フレーム110の開口部に対応した形状に形成される。開閉窓120の上端部は、窓枠フレーム110の上端部(上部フレーム112)に対して回動可能となるように連結される。開閉窓120は、上端部を中心として前後に回動することができる。開閉窓120の下部を後方に回動させることで、窓枠フレーム110の開口部を開放することができる(図1参照)。また、開閉窓120の下部を前方に回動させることで、窓枠フレーム110の開口部を閉じる(閉塞する)ことができる。なお以下では、開閉窓120により開口部を開放することを「開閉窓120を開く」、開口部を閉塞することを「開閉窓120を閉じる」とそれぞれ称する。
図3に示すハンドル130は、開閉窓120を回動可能な状態と回動不能な状態とに切り換えるためのものである。ハンドル130は、主として固定部131、把持部132及び当接部133を具備する。
固定部131は、開閉窓120に固定される部分である。固定部131は、開閉窓120の下部の左右略中央に固定される。
把持部132は、利用者がハンドル130を操作する際に掴むための部分である。把持部132は、一方向に延びる長手状に形成される。
当接部133は、開閉窓120を回動不能な状態にする際に、適宜の部材(後述するロック部140及び挟持部164)と接する部分である。当接部133は、把持部132の一端から、当該把持部132の長手方向と略直交する方向に延びる長手状に形成される。
把持部132及び当接部133は一体的に形成される。把持部132及び当接部133は、正面視略L字状に形成される。図3に示した状態では、把持部132が左右に延びるように配置されている。また当接部133は、把持部132の左端部から下方に延びるように配置されている。把持部132及び当接部133は、固定部131に対して回動可能となるように設けられている。具体的には、把持部132及び当接部133は、略前後方向(開閉窓120に垂直な方向)に延びる軸線を中心として回動することができる。
図3及び図4に示すロック部140は、窓枠フレーム110の開口部を閉じた状態(全閉状態)の開閉窓120を、当該位置で保持するためのものである。ロック部140は、左右方向に延びる略四角柱状に形成される。ロック部140は、下部フレーム111の上面に固定される。ロック部140は、下部フレーム111の左右略中央に配置される。
支持部150は、後述する保持部160を回動可能に支持するためのものである。支持部150は、主として基部151、立設部152及び規制ピン153を具備する。
基部151は、板面を上下に向けた板状に形成される部分である。基部151は、ロック部140との干渉を避けるように、後端部の左右中央部分が切り欠かれている。基部151は、下部フレーム111の上面に固定される。基部151は、ロック部140のすぐ前方に配置される。
立設部152は、基部151に対して上方に突出するように設けられる部分である。立設部152は、板面を左右に向けた板状に形成される。立設部152は、基部151の左端部及び右端部にそれぞれ設けられる。
規制ピン153は、後述する保持部160の回動を所定の位置で規制するためのものである。規制ピン153は、左右の立設部152を外側から内側へ貫通するように、左右一対設けられる。規制ピン153の内側端部は、立設部152の内側の側面から突出するように配置される。
図3から図6までに示す保持部160は、開閉窓120を所定の位置(窓枠フレーム110の開口部を開放した状態)で保持するためのものである。保持部160は、主として水平部161、傾斜部162、連結部163、挟持部164、ハンドル規制部165及び当接部166を具備する。
水平部161は、板状に形成された部分である。図3及び図6に示す状態(開閉窓120が閉じられた状態(保持部160が、後述する非保持位置にある状態))において、水平部161は、板面を上下に向けて、下部フレーム111の上面と略平行(略水平)に配置される。
傾斜部162は、板状に形成され、水平部161の一端に接続された部分である。傾斜部162は、水平部161の前端と連続するように形成される。傾斜部162は、水平部161に対して傾斜するように形成される。具体的には、図3及び図6に示す状態において、傾斜部162は、水平部161の前端からキャビン11の内側(前方)に向かって斜め下方に延びるように傾斜している。
連結部163は、支持部150に連結される部分である。連結部163は、水平部161に対して上方に突出するように設けられる部分である。連結部163は、板面を左右に向けた板状に形成される。連結部163は、水平部161の左後端部及び右後端部にそれぞれ設けられる。連結部163は、水平部161の後端よりも後方まで延びるように形成されている。
上記水平部161、傾斜部162及び連結部163は、一体的に形成される。水平部161、傾斜部162及び連結部163は、板状の素材を適宜屈曲させることで形成することができる。
挟持部164は、保持部160が後述する保持位置にある場合に、ハンドル130と開閉窓120との間で挟持される部分である。挟持部164は、主として第一板状部164a及び第二板状部164bを具備する。
図5に示す第一板状部164aは、傾斜部162の下面に立設された板状の部分である。第一板状部164aは、板面を略前後方向に向けて配置される。第一板状部164aは、傾斜部162の左右両端部近傍に亘るように形成される。第一板状部164aは、傾斜部162の下面に対して垂直に延びるように配置される。
第二板状部164bは、傾斜部162の下面に立設された板状の部分である。第二板状部164bは、第一板状部164aと間隔をおいて、当該第一板状部164aの前方に配置される。第二板状部164bは、第一板状部164aと平行に配置される。第二板状部164bは、傾斜部162の左右両端部近傍に亘るように形成される。第二板状部164bは、傾斜部162の下面に対して垂直に延びるように配置される。
挟持部164(第一板状部164a及び第二板状部164b)は、1枚の板状部材をU字状に屈曲させることにより形成されている。挟持部164は、傾斜部162に対して垂直な方向から見て、U字状の開放側を右方に向けて配置される。
ハンドル規制部165は、ハンドル130の回動を規制するための部分である。ハンドル規制部165は、略円柱状に形成される。ハンドル規制部165の直径は、第一板状部164aの板厚よりも大きくなるように形成される。ハンドル規制部165は、第一板状部164aの右端に沿うように配置される。ハンドル規制部165は、第一板状部164a及び傾斜部162に適宜の方法(溶接等)により固定される。
当接部166は、保持部160が後述する保持位置にある場合に、開閉窓120と当接する部分である。当接部166は、円錐台形状に形成される。当接部166は、弾性を有する素材(ゴム等)により形成される。当接部166の底面(円錐台形状の底面)は、第二板状部164bの前面に固定される。
保持部160は、支持部150によって回動可能に支持される。具体的には、図3及び図4に示すように、左右一対の連結部163が、左右一対の立設部152の間に配置される。この状態で、左右外側から当該立設部152及び連結部163に挿通されるボルト160aによって、保持部160が支持部150に対して連結される。保持部160は、当該ボルト160a(左右に延びる軸線)を中心として回動可能となる。
図3から図6までに示す規制部170は、保持部160が後述する保持位置にある場合に、当該保持部160の移動(回動)を規制するためのものである。規制部170は、主として突起部171及び係合部172を具備する。
突起部171は、長手状に形成される部材である。突起部171は、略円柱状に形成される。突起部171は、保持部160の下面に設けられる。具体的には、突起部171は、水平部161の下面の略中央部に固定される。突起部171は、水平部161の板面に対して垂直に延びるように配置される。このように配置されることにより、突起部171の長手方向は、保持部160の回動軸線(ボルト160a)と非平行となる。
図3、図4及び図6に示す係合部172は、突起部171と係合可能な部材である。係合部172は、クリップ状に形成される。具体的には、係合部172は、突起部171を受け入れることが可能な溝状部172aを具備する(図4参照)。溝状部172aは平面視における断面形状が、突起部171と略同一の直径を有する略円形状となるように形成されている。溝状部172aは、前側面が開口するように形成されている。係合部172の後部は、下部フレーム111の前側面に形成された嵌合孔111aに差し込まれる。これによって係合部172は下部フレーム111の前側面に固定される。
突起部171を前方から係合部172に押し付けることで、当該開口部分を左右に押し広げながら、突起部171を溝状部172a内に収容することができる。この状態では、係合部172と突起部171とが係合する。
次に、窓開閉機構100の使用方法について説明する。
窓開閉機構100は、図3から図6までに示すように、保持部160を非保持位置に回動させることで、開閉窓120を閉じることができる。また窓開閉機構100は、図10及び図11に示すように、保持部160を保持位置に回動させることで、開閉窓120を少しだけ開く(半開きにする)ことができる。
まず、開閉窓120を閉じた状態について説明する。
図3から図6までに示すように、開閉窓120を閉じる場合、保持部160はボルト160aを中心として前方に回動される。保持部160の水平部161が水平になるまで回動されると、当該水平部161の下面に設けられた突起部171が、係合部172に保持される。これによって、保持部160が当該位置(非保持位置)に保持される。またこれによって、保持部160のがたつきが抑制される。特に本実施形態では、規制部170によって、保持部160が窓枠フレーム110と接触しないように保持されている。これによって、保持部160と窓枠フレーム110とが振動によって接触し、騒音が発生するのを抑制することができる。
また本実施形態では、突起部171は保持部160の回動軸線と非平行に延びる長手状に形成されている。このため、図7(a)に示すように、突起部171を係合部172に係合させるために保持部160を回動させると、突起部171は係合部172に対して傾斜した状態で近接する。このため突起部171は、まず係合部172(溝状部172aの開口部分)の上端部Aに当接することになる。これによって、保持部160を回動させる力を局所的に(上端部Aに)加えることで、溝状部172aを容易に押し開くことができる。この状態からさらに保持部160を回動させると、突起部171はスライドするように徐々に係合部172の溝状部172aに嵌っていく。最終的に、係合部172は、溝状部172aと平行になった時点で完全に係合部172と係合する。このように、突起部171を係合部172と局所的に当接させることで、比較的小さい力(係合部172による突起部171の保持力よりも小さい力)で突起部171を係合部172に係合させることができる。
保持部160が非保持位置にある状態では、水平部161は、下部フレーム111の上方から前方に向かって延びるように配置される。また傾斜部162は、水平部161の前端から前下方に向かって延びるように配置される。この状態では、規制部170は、保持部160によって上方及び前方から覆われるため、当該規制部170を視認し難くすることができる。また挟持部164、ハンドル規制部165及び当接部166も、保持部160の水平部161及び傾斜部162によって上方及び前方から覆われるため、当該挟持部164等を視認し難くすることができる。
保持部160が非保持位置にある状態では、保持部160がキャビン11内に収容されるため、開閉窓120を閉じることができる。開閉窓120が閉じられた状態で、ハンドル130が適宜回動され、当接部133がロック部140の前面と当接させられる。これによって、開閉窓120の回動(開く方向への回動)が規制されるため、開閉窓120を閉じた状態で保持することができる。
次に、開閉窓120を閉じた状態から開いた状態(半開きにした状態)に変更する際の操作について説明する。
開閉窓120を開く場合、図8に示すように、ハンドル130を正面視時計回りに回動させる。これによって、ハンドル130の当接部133とロック部140との当接が解除され、開閉窓120が後方へと回動可能となる。
次に、図9に示すように、開閉窓120を後方へと回動させると共に、保持部160を後方(ボルト160aを中心として、左側面視時計回り方向)へと回動させる。この際、保持部160にある程度の力を加えて回動させることで、規制部170による保持部160の規制(突起部171と係合部172との係合)を解除することができる。またこの際、作業者は、前下方に延設された傾斜部162(図8参照)を把持することでキャビン11内から保持部160を容易に回動させることができる。
また本実施形態では、突起部171は保持部160の回動軸線と非平行に延びる長手状に形成されている。このため、図7(b)に示すように、突起部171と係合部172との係合を解除する(離間させる)ように保持部160を回動させると、突起部171は係合部172に対して傾斜しながら離間することになる。このため突起部171は、まず係合部172(溝状部172aの開口部分)の下端部Bに強く当接することになる。これによって、保持部160を回動させる力を局所的に(下端部Bに)加えることで、溝状部172aを容易に押し開くことができる。この状態からさらに保持部160を回動させると、突起部171はスライドするように徐々に係合部172の溝状部172aから外れていく。このように、突起部171を係合部172と局所的に当接させることで、比較的小さい力(係合部172による突起部171の保持力よりも小さい力)で突起部171と係合部172との係合を解除することができる。
図9に示すように、保持部160は、連結部163が規制ピン153に当接する位置まで、後方へと回動することができる。この状態では、規制部170が傾斜部162から上方に突出するように配置されることになる。
この状態で、図10及び図11に示すように、開閉窓120を保持部160の当接部166に当接させると共に、ハンドル130を正面視反時計回りに回動させる。これによって、ハンドル130の当接部133が、ハンドル規制部165(図9等参照)を乗り越えるように移動して、挟持部164の第一板状部164aと当接する。このようにして、開閉窓120とハンドル130によって、挟持部164を挟持することで、開閉窓120が少し開いた状態(半開きにした状態)で保持される。
またこの状態では、第一板状部164aの側方(右端)には、第一板状部164aの厚みよりも太いハンドル規制部165(図9等参照)が設けられているため、ハンドル130の回動(正面視反時計回り方向への回動)が規制される。これによって、ハンドル130が不意に回動して開閉窓120の保持が解除されるのを防止することができる。
このように、保持部160を保持位置に回動させることで、開閉窓120を少しだけ開いた状態(半開きにした状態)に保持することができる。この状態では、保持部160は開閉窓120と互いに支え合うことになるため、当該保持部160のがたつきが抑制される。
なお、上述の手順とは逆に、保持部160を前方へと回動させることで、再び開閉窓120を閉じることができる。また、開閉窓120を開く態様は上述の態様(半開き)に限らず、更に大きく開閉窓120を開くことも可能である。
以上の如く、本実施形態に係るキャビン11の窓開閉機構100は、
キャビン11に設けられる窓枠フレーム110と、
前記窓枠フレーム110を開閉可能な開閉窓120と、
前記窓枠フレーム110に対して移動可能に設けられ、前記窓枠フレーム110を開放した状態の前記開閉窓120を保持する保持位置と、前記開閉窓120を保持不能な非保持位置と、に移動可能な保持部160と、
前記保持部160が前記非保持位置に移動した際に、前記保持部160の移動を規制する規制部170と、
を具備するものである。
このように構成することにより、非保持位置に移動した際の保持部160のがたつきを抑制することができる。これによって、他の部材との干渉、振動、騒音等の発生を抑制することができる。
また、前記規制部170は、
前記保持部160に設けられ、前記保持部160から一方向に突出するように形成される突起部171と、
前記窓枠フレーム110に設けられ、前記保持部160が前記非保持位置に移動した際に前記突起部171と係合可能な係合部172と、
を具備するものである。
このように構成することにより、規制部170を簡素な構成とすることができる。
また、前記保持部160は、
所定の軸線(ボルト160a)回りに回動することで前記保持位置と前記非保持位置とに移動可能であり、
前記突起部171は、
前記軸線と非平行に延びる長手状に形成されているものである。
このように構成することにより、保持部160の移動を容易に規制することができる。すなわち、保持部160の軸線回りに多少の寸法誤差(ガタ)が生じたとしても、長手状の突起部171によって寸法誤差を吸収し、当該突起部171を係合部172に係合させることができる。
また、前記規制部170は、
前記非保持位置に移動した前記保持部160の下方に位置するように設けられ、
前記非保持位置に移動した前記保持部160が、前記窓枠フレーム110と接触しないように前記保持部160の移動を規制するものである。
このように構成することにより、保持部160によって規制部170を覆い隠すことで、美観を向上させ、且つ、窓枠フレーム110と接触するのを防止することで、騒音等が発生するのを防止することができる。
また、前記保持部160は、
前記非保持位置において、前記窓枠フレーム110の上方において水平に配置される水平部161と、
前記非保持位置において、前記水平部161からキャビン11の内側に向かって斜め下方に延びるように形成される傾斜部162と、
を具備するものである。
このように構成することにより、保持部160の操作性を向上させることができる。すなわち、傾斜部162を設けることで、当該傾斜部162を把持して保持部160を容易に操作することが可能となる。特に本実施形態では、規制部170による規制を解除するためにある程度の力で保持部160を回動させる必要があるため、把持可能な傾斜部162を形成することは有用である。
また、窓開閉機構100は、
前記開閉窓120に回動可能に設けられるハンドル130を更に具備し、
前記保持部160は、
前記ハンドル130が所定の位置に回動された際に、前記ハンドル130と前記開閉窓120との間に挟持される挟持部164と、
前記開閉窓120との間で前記挟持部164を挟持した前記ハンドル130の回動を規制するハンドル規制部165と、
を具備するものである。
このように構成することにより、ハンドル130による開閉窓120の保持が、振動等によって意図せず解除されるのを抑制することができる。
また、窓開閉機構100は、
前記開閉窓120が前記窓枠フレーム110を閉塞した状態において、前記ハンドル130を固定するためのロック部140を更に具備し、
前記保持部160は前記ロック部140とは独立して設けられるものである。
このように構成することにより、保持部160の取り付け及び取り外しが容易であり、開閉窓120の開閉機構に影響を与えることなく設置可能な構成とすることができる。これによって、保持部160等を既存の作業車に容易に後付けすることができる。
また、トラクタ1は、
窓開閉機構100を具備するものである。
このように構成することにより、非保持位置に移動した際の保持部160のがたつきを抑制することができる。これによって、他の部材との干渉、振動、騒音等の発生を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態に係る作業車はトラクタ1であるものとしたが、本発明に係る作業車両の種類はこれに限定されるものでない。本発明に係る作業車は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であってもよい。
また、保持部160は、開閉窓120を開いた状態(本実施形態では、半開きの状態)に保持することが可能な位置(保持位置)に移動することができればよく、当該移動の態様は本実施形態に限定するものではない。具体的には、本実施形態では保持部160を回動させることで保持位置と非保持位置とに切り換えるものとしたが、例えば保持部160を窓枠フレーム110に対して前後に摺動(スライド)させることで、保持位置と非保持位置とを切り換える構成とすることも可能である。
また、本実施形態に係る規制部170(突起部171及び係合部172)の構成は一例であり、保持部160を非保持位置で保持する(移動を規制する)ことができるものであれば良い。例えば、規制部170を、磁石の磁力によって保持部160の移動を規制する構成とすることも可能である。
また、本実施形態に係る保持部160の構成は一例であり、任意に変更することが可能である。例えば、水平部161や傾斜部162は板状の部材に限らず、またその形状も任意に変更することが可能である。
1 トラクタ
11 キャビン
100 窓開閉機構
110 窓枠フレーム
120 開閉窓
130 ハンドル
140 ロック部
150 支持部
160 保持部
161 水平部
162 傾斜部
164 挟持部
165 ハンドル規制部
170 規制部
171 突起部
172 係合部

Claims (8)

  1. キャビンに設けられる窓枠フレームと、
    前記窓枠フレームを開閉可能な開閉窓と、
    前記窓枠フレームに対して移動可能に設けられ、前記窓枠フレームを開放した状態の前記開閉窓を保持する保持位置と、前記開閉窓を保持不能な非保持位置と、に移動可能な保持部と、
    前記保持部が前記非保持位置に移動した際に、前記保持部の移動を規制する規制部と、
    を具備するキャビンの窓開閉機構。
  2. 前記規制部は、
    前記保持部に設けられ、前記保持部から一方向に突出するように形成される突起部と、
    前記窓枠フレームに設けられ、前記保持部が前記非保持位置に移動した際に前記突起部と係合可能な係合部と、
    を具備する、
    請求項1に記載のキャビンの窓開閉機構。
  3. 前記保持部は、
    所定の軸線回りに回動することで前記保持位置と前記非保持位置とに移動可能であり、
    前記突起部は、
    前記軸線と非平行に延びる長手状に形成されている、
    請求項2に記載のキャビンの窓開閉機構。
  4. 前記規制部は、
    前記非保持位置に移動した前記保持部の下方に位置するように設けられ、
    前記非保持位置に移動した前記保持部が、前記窓枠フレームと接触しないように前記保持部の移動を規制する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のキャビンの窓開閉機構。
  5. 前記保持部は、
    前記非保持位置において、前記窓枠フレームの上方において水平に配置される水平部と、
    前記非保持位置において、前記水平部からキャビンの内側に向かって斜め下方に延びるように形成される傾斜部と、
    を具備する、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のキャビンの窓開閉機構。
  6. 前記開閉窓に回動可能に設けられるハンドルを更に具備し、
    前記保持部は、
    前記ハンドルが所定の位置に回動された際に、前記ハンドルと前記開閉窓との間に挟持される挟持部と、
    前記開閉窓との間で前記挟持部を挟持した前記ハンドルの回動を規制するハンドル規制部と、
    を具備する、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のキャビンの窓開閉機構。
  7. 前記開閉窓が前記窓枠フレームを閉塞した状態において、前記ハンドルを固定するためのロック部を更に具備し、
    前記保持部は前記ロック部とは独立して設けられる、
    請求項6に記載のキャビンの窓開閉機構。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のキャビンの窓開閉機構を具備する作業車。
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