JP2020159004A - 出来形管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地盤中に打設もしくは建込んだ芯材に形成する根固め部の出来形をリアルタイムで管理することの可能な、根固め部の出来形管理装置を提供する。【解決手段】地盤中に打設もしくは建込まれた芯材に形成する根固め部の出来形を管理するための、出来形管理装置1であって、芯材と地盤の間に充填される根固め液を検知する根固め液検知手段2と、芯材の外周面に設置され、根固め液検知手段2が配置されるとともに根固め液が流動する根固め液流路が形成される検知空間を確保する保護部材4と、を備え、保護部材4は、芯材の外周面との間に検知空間となる隙間を設けて配置される蓋材5と、検知空間を芯材の先端側から塞ぐ蓋防護部材7と、を備え、芯材を地盤の所定深度に配置した状態で予定する根固め液の液面高さに、検知空間が配置される。【選択図】図4
Description
本発明は、地盤中に打設もしくは建込んだ芯材に形成する根固め部の出来形を管理する、出来形管理装置に関する。
従来より、鋼管杭等の既製杭を地盤中に打設する方法のなかでも、岩盤層に打設する方法の1つとして、ガンパイル工法(登録商標)が知られている。この方法は、特許文献1に開示されているように、既製杭の上端に振動杭打設機を取り付けるとともに杭先端近傍に水を噴射する先端ノズルを取り付け、水を噴射させて岩粉砕を除去しつつ、既製杭を振動させて岩盤中に打ち込んでいく。
このような方法で地盤中に打設した既製杭は、その杭周面及び杭先端と岩盤との間に隙間が形成された状態にあることから、そのままでは周面摩擦が期待できない。このため、例えば支持杭として長期にわたって使用する場合には一般に、杭先端及び杭先端近傍の杭周面と岩盤との隙間を、硬化すると所定の強度を発現するよう調整された根固め液で充填し、根固め部を形成して両者を一体化させる。
特許文献1に開示されている岩盤への杭打設工法においても、杭先端が所定深度に到達したところで、水の噴射に代えてセメントミルクの注入作業を開始し、所定量を注入し終えた後に、所定時間の養生を行ってセメントミルクを固化させている。
特許文献1の工法に限らず、プレボーリング工法や中堀工法等においても、打設もしくは建て込んだ既製杭を支持杭として用いる場合には、杭先端を含むその近傍に根固め部を形成し、地盤との一体化を図る方法が一般に採用される。しかし、地盤中で構築される根固め部の出来形を視覚的に確認することは困難であるため、現状では根固め液の注入量を管理することで所望の出来形を満足しているものと見做している。
ところが、杭先端部近傍の地盤に、例えば割裂が生じていたり空洞が存在している場合には、注入した根固め液は既製杭と地盤との間の隙間に留まることなく流亡し、充填不足となることが想定される。すると、根固め液が硬化して形成される根固め部の出来形も、設計上の形状寸法に適合せず、設計支持力を発揮できない恐れが生じる。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、地盤中に打設もしくは建込んだ芯材に形成する根固め部の出来形をリアルタイムで管理することの可能な、根固め部の出来形管理装置を提供することである。
かかる目的を達成するため本発明の出来形管理装置は、地盤中に打設もしくは建込まれた芯材に形成する根固め部の出来形を管理するための、出来形管理装置であって、前記芯材と地盤の間に充填される根固め液を検知する根固め液検知手段と、前記芯材の外周面に設置され、前記根固め液検知手段が配置されるとともに前記根固め液が流動する根固め液流路が形成される検知空間を確保する保護部材と、を備え、前記保護部材は、前記芯材の外周面との間に前記検知空間となる隙間を設けて配置される蓋材と、前記検知空間を前記芯材の先端側から塞ぐ蓋防護部材と、を備え、前記芯材を地盤の所定深度に配置した状態で予定する根固め液の液面高さに、前記検知空間が配置されることを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、検知空間が、芯材を地盤の所定深度に配置した状態で予定する根固め液の液面高さに配置され、この検知空間に根固め液検知手段が配置される。これにより、施工時にリアルタイムで根固め液の充填状況を確認できるとともに、根固め液が硬化した後に形成される根固め部の出来形も併せて管理することができる。したがって、設計上の形状寸法に適合する根固め部を精度よく構築することが可能になり、根固め部を形成した芯材を支持杭として用いる場合には、確実な設計支持力の発揮を期待することが可能となる。
本発明の出来形管理装置は、前記保護部材に、前記根固め液検知手段の少なくとも一部を収納可能な内径を有する収納パイプを備え、該収納パイプは、前記芯材の外周面に、前記芯材の軸心方向に延在し一端を前記検知空間に対向させて設置されることを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、収納パイプを介して根固め液検知手段を検知空間に配置することができ、根固め液検知手段を効率よくかつ正確に、検知空間に案内することが可能となる。また、用いる根固め液検知手段の性能や種類に応じて、検知空間に配置する時期を、例えば、芯材を地中に打設もしくは建て込む前、または根固め液が注入された後等自在に選択することも可能となる。
本発明の出来形管理装置は、前記保護部材に、前記蓋材と前記芯材との間に配置される蓋受け部材を備え、該蓋受け部材と前記蓋防護部材が、前記芯材に固着されるとともに、前記蓋材が、前記蓋受け部材に対して着脱自在に固定されることを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、工場等においてあらかじめ蓋受け部材と蓋防護部材とを芯材に固着しておき、作業現場にて地盤に打設もしくは建て込む直前の芯材に、根固め液検知手段を設置することができる。これにより、作業現場における芯材への出来形管理装置の装着作業を簡略化することが可能になる。
本発明の出来形管理装置は、前記蓋防護部材に、地盤への貫入抵抗を低減する抵抗低減部を備えることを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、芯材を岩盤層のような硬質地盤に打設する場合、芯材の外周面に設置された状態の蓋防護部材は硬質地盤と接触しやすい環境下に置かれるが、蓋防護部材に抵抗低減部を備えることにより、芯材の貫入を妨げる現象を回避することが可能となる。
本発明の出来形管理装置は、前記根固め液検知手段が、前記根固め液を検知する検知面を備える根固め液検知センサであることを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、根固め液検知センサは、検知空間に配置されることにより保護部材で保護される。このため、地中に打設もしくは建て込む前の芯材に根固め液検知センサを配置し、この芯材を地盤中に打設もしくは建て込んでも根固め液検知センサが地山に直接接触することがない。
したがって、芯材の打設工法に打込み工法や貫入工法等を採用することにより、地盤中で芯材が様々な方向に揺動する場合にも、根固め液検知センサを健全な状態に保持しながら芯材を地盤の所望深度に到達させることが可能となる。また、芯材を岩盤層に対してバイブロハンマの振動を利用して打撃貫入する場合、芯材の先端から根固め液検知センサの近傍に岩砕粉が飛散するが、岩砕粉が根固め液検知センサに直接衝突する現象を保護部材により回避できるため、根固め液検知センサの損傷を抑制することが可能となる。
このように、保護部材によって根固め液検知センサを保護できるため、根固め液検知センサに特別な加工を施すことなく、一般にコンクリートの充填確認に使用されている市場で入手可能なセンサを使用でき、簡略な構成及び低コストで根固め部の出来形を管理することが可能となる。
本発明の出来形管理装置は、前記根固め液検知センサに、電気ケーブルが接続されており、該電気ケーブルは、余長をとりつつ前記芯材に配置されることを特徴とする。
また、本発明の出来形管理装置は、前記根固め液検知センサに、電気ケーブルが接続されており、該収納パイプの内方に、前記電気ケーブルの余長部分を収納することを特徴とする。
本発明の出来形管理装置によれば、芯材を地盤中に打設する際の振動等の影響を受けて、電気ケーブルに緊張力が作用した場合にも、断線する等の事態を回避することが可能となる。
本発明によれば、芯材の外周面に保護部材を設置し、根固め液検知手段が配置されるとともに根固め液が流動する根固め液流路が形成される検知空間を確保するから、施工時にリアルタイムで根固め液の充填状況を確認できるとともに、根固め液が硬化した後に形成される根固め部の出来形も併せて管理することが可能となる。
本発明は、地盤中に打設もしくは建込まれた芯材の先端部近傍に形成される根固め部の出来形を管理する出来形管理装置であり、芯材の先端部近傍と地盤との間に充填される根固め液が予定する液面高さに達したことを、出来形管理装置に備える根固め液検知センサで確認することによって、充填された根固め液が硬化することにより形成される根固め部の出来形を管理するものである。
根固め部の出来形管理装置が設置される芯材は、鋼管杭やコンクリート杭等の既製杭、鋼矢板やH形鋼等の鋼材等、いずれの芯材にも適用可能である。また、出来形管理装置は、芯材を地盤中に打設もしくは建て込む工法に、中堀工法や打込み工法、プレボーリング工法等いずれの工法を採用した場合にも適用可能である。
本実施の形態では、根固め液検知手段として根固め液検知センサを採用するとともに芯材として鋼管杭を採用し、根固め部の出来形管理装置を設置した鋼管杭をガンパイル工法(登録商標)により地盤に打設した後、鋼管杭の先端部に根固め部を形成する場合を事例に挙げ、出来形管理装置の詳細を以下に詳細を説明する。
まず、鋼管杭10の基端部近傍(上端近傍)にバイブロハンマ等の振動杭打機12を取り付けるとともに、給水パイプ(図示せず)の先端に設置された噴射ノズル13を鋼管杭10の先端部近傍(下端近傍)に取り付け、鋼管杭10を振動させつつ地盤中に打ち込む。次に、図1(a)で示すように、岩盤層Bに到達したところで噴射ノズル13からジェット水Wを噴射させ、鋼管杭で岩盤層Bを打撃することにより生じる岩砕粉を洗浄除去しつつ、鋼管杭10を振動させて地盤中に打ち込む。
そして、地盤中に打設された鋼管杭10と地盤との間に根固め部11を形成するには、図1(b)で示すように、鋼管杭10の杭先端が岩盤層Bの所望深度に到達したところでジェット水Wの噴射を停止し、図1(c)で示すように、これに代えて根固め液Gを吐出しながら鋼管杭10を所定量だけ吊り上げる。
根固め液Gは一般に、硬化すると必要強度を発現するようあらかじめ調整されたセメントミルクが採用される。そして、その注入量は、設計時に定まる岩盤層Bの余掘り幅を含めた掘削径(例えば、図1(c)の鋼管杭10の引抜き跡の径)と鋼管杭10の杭径との差分、施工時に定まる地盤の掘削下端深度、及び杭工法ごと規定される根固め液Gの上端深度を計測し、注入作業を実施する前にあらかじめ算定しておく。
こうしてあらかじめ算定した注入量の根固め液Gで、図1(d)で示すように、鋼管杭10の引抜き跡を充填した後、鋼管杭10を岩盤層Bの所望深度まで吊り下ろす。すると、鋼管杭10の先端部近傍の岩盤層Bに根固め液Gが流亡するような割裂や空隙部が存在しなければ、鋼管杭10の体積分だけ根固め液Gの液面は予定した高さまで上昇し、その高さ位置は設計上の根固め部11の上端と同等の高さ位置となる。これにより、根固め液Gが硬化すると鋼管杭10の杭先端には、図1(e)で示すように、設計上の形状寸法に適合する大きさ及び形状の根固め部11が形成される。
上記の方法により形成される根固め部11の出来形を管理する際に用いる出来形管理装置1は、図2(a)で示すように、根固め液Gの圧力及び温度を検知する検知面21を備える根固め液検知センサ2と、図2(b)で示すように、鋼管杭10の外周面に設置され、根固め液検知センサ2を保護する保護部材4と、を備える。
保護部材4は、図4及び図5で示すような、根固め液検知センサ2を配置するとともに根固め液Gが流動する根固め液流路Fを形成するための検知空間Aを確保する部材であり、板状の蓋材5と、図2(b)で示すような、根固め液検知センサ2を取り付ける前にあらかじめ鋼管杭10の外周面に設置しておく一対の蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8とを備える。一対の蓋受け部材6は、根固め液検知センサ2を設置する予定位置2’を挟んで配置され、また、この予定位置2’より鋼管杭10の先端側には、蓋防護部材7が配置される。さらに、収納パイプ8は、一端を検知空間Aに対向させて当該検知空間Aより鋼管杭10の基端側に配置される。
そして、図3で示すように、あらかじめ一対の蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8が設置された鋼管杭10における、一対の蓋受け部材6の間に根固め液検知センサ2を設置し、また、電気ケーブル23を収納パイプ8に収納する。この状態で、図4で示すように、蓋受け部材6に対して蓋材5を重ねるように配置し固定することにより、鋼管杭10の外周面に出来形管理装置1が形成される。
上記のとおり鋼管杭10に配置される根固め液検知センサ2、及び保護部材4を構成する蓋材5、一対の蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8について、詳細を以下に説明する。
根固め液検知センサ2は、型枠内や地盤中孔等に設置してコンクリートの充填状況を検知する際に広く用いられているコンクリート充填検知センサと同様のセンサであり、図2(a)で示すように、接触物の圧力及び温度を同時に検知する検知面21と、検知した圧力及び温度の大きさを数値化するセンサ本体22とを備える。検知面21で検知した圧力及び温度の大きさによって接触物が根固め液Gであるか否かを確認するが、数値化された圧力及び温度のデータは、センサ本体22に接続される電気ケーブル23を介して、例えば地上に設置されるコネクションボックス3に送信される。
蓋材5は、図5の側面から見た図で示すように、鋼管杭10に根固め液検知センサ2を配置した状態において、根固め液検知センサ2の検知面21に対向する裏面と、地盤中で地盤と対向する表面とを有する鋼板よりなり、根固め液検知センサ2を配置するに十分な面積を有する大きさに形成されている。また、その性質は、鋼管杭10の外周面に設置された状態において、鋼管杭10の打設作業時に地盤と接触する、もしくは岩砕粉が衝突する等の事象が発生した場合にも、変形しない程度の強度及び硬度を有している。
さらに、蓋材5には、図2(a)で示すように、皿ネジボルト9の軸部91が貫通するネジ孔51と、皿ネジボルト9の頭部92を収納する収納孔52が形成されており、皿ネジボルト9を介して蓋受け部材6に着脱自在に固定される。これにより、図4及び図5で示すような、蓋材5と鋼管杭10の外周面との間に、根固め液検知センサ2が配置されるとともに根固め液Gが流動する根固め液流路Fが形成される検知空間Aとなる隙間が形成される。なお、蓋材5を蓋受け部材6に締結するための締結部材は必ずしも皿ネジボルト9に限定されるものではなく、頭部が蓋材5より突出しない態様で両者を固定できる部材であれば、いずれを採用してもよい。
蓋受け部材6は、図5で示すように、蓋材5の裏面が当接する表面と、鋼管杭10の外周面に当接する裏面とを有するブロック状の鋼材よりなり、図2(a)で示すように、表面側に皿ネジボルト9の軸部91が螺号するネジ孔61を有する。また、蓋受け部材6の部材厚(表面と裏面との間隔)は、根固め液検知センサ2の部材厚L1より大きく、少なくとも、蓋材5を取り付けた際に、蓋材5と根固め液検知センサ2との間に根固め液Gが流動可能な幅の隙間L2を確保できる大きさに形成されている。
このような形状の一対の蓋受け部材6は、図3で示すように、根固め液検知センサ2を挟んで並列配置した際に、根固め液Gが流動可能な幅を確保した隙間L3が形成されるように配置されている。また、一対の蓋受け部材6における鋼管杭10の先端側には、同じく根固め液Gが流動可能な幅を確保した隙間L4を設けて、蓋防護部材7が設置されている。
蓋防護部材7は、蓋材5の裏面側に設けた検知空間Aを、鋼管杭10の先端側から塞ぐ部材であり、図5で示すように、鋼管杭10の外周面に当接する裏面と、地盤中で地盤と対向する表面とを有するブロック状の鋼材よりなる。鋼管杭10の基端側に位置する端部は、蓋材5と隙間なく当接することの可能な形状に形成され、鋼管杭10の先端側に位置する端部には、図4で示すように、抵抗低減部72が形成されている。
これは、蓋防護部材7が、保護部材4を構成する部材のうち最も鋼管杭10の先端側に位置することから、鋼管杭10を振動させつつ地盤中に打設する際に、岩盤層Bに当接する可能性が高いことを考慮したものである。抵抗低減部72は、図4で示すように表面側から見ると、鋼管杭10の先端側に向けて凸となるように形成されており、鋼管杭10の打設作業時に、鋼管杭10の外周面に設置された状態で蓋防護部材7と岩盤層Bとが接触した場合にも、蓋防護部材7が鋼管杭10の貫入を妨げることがない形状となっている。
したがって、鋼管杭10の貫入抵抗を低減できれば、抵抗低減部72の形状はいずれでもよく、例えば、図6で示すように、部材厚にテーパーを設けて鋼管杭10の先端側に向けて漸次薄くなるよう形成してもよい。この場合には、表面側から見た抵抗低減部72の形状は、鋼管杭10の先端側に向けて凸となるように形成されていなくてもよい。
また、蓋防護部材7に採用する鋼材は、岩盤層Bと接触した際に破損することのない程度の強度および硬度を有するものを採用しており、本実施の形態では、鋼管杭10の先端を保護する保護金具等に採用されるような高強度特殊鋼を採用している。
さらに、蓋防護部材7は、鋼管杭10の打設作業時に、蓋材5における鋼管杭10の先端側に位置する端部で岩盤層Bを打撃することのないよう、蓋材5の部材厚と蓋受け部材6の部材厚とを足し合わせた大きさと同等、もしくはそれより大きい部材厚(表面と裏面との間隔)を少なくとも一部分に確保している。これにより蓋防護部材7は、鋼管杭10の打設中に蓋材5が破損することのないよう保護している。
そして、収納パイプ8は、図3で示すように、蓋防護部材7の部材厚より小さい外径の中空鋼管よりなり、図2(b)で示すように、蓋防護部材7の幅方向(鋼管杭10の周方向)の範囲内であって、一端を検知空間Aに対向させるようにして、鋼管杭10の基端部近傍に向けて鋼管杭10の軸心方向に延在するように配置されている。
上記の構成を有する保護部材4と根固め液検知センサ2とを備える出来形管理装置1の装着方法は、以下のとおりである。
まず、図2(b)で示すように、例えば工場等において根固め液検知センサ2を取り付ける前の鋼管杭10の外周面に対して、一対の蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8を溶接により固着する。こうすると、溶接に起因して根固め液検知センサ2に精度不良が生じることを防止することができる。なお、固着手段は、溶接に限定されるものではなく、鋼管杭10に対して一対の蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8を強固に固着させることの可能な手段であれば、接着剤等いずれを採用してもよい。
ここで、本実施の形態では、芯材に鋼管杭10を採用していることから、出来形管理装置1を設置する外周面は凸面となっている。そこで、鋼管杭10の外周面に直接溶接される蓋防護部材7は、例えば、2枚の鋼板71、71を溶接等により接合して、図7(a)で示すように、鋼管杭10の軸線方向からみた断面が裏面に凹部を有する山型形状に製作し、これを鋼管杭10に溶接固定している。
なお、蓋防護部材7を鋼管杭10に設置するための形状は、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、図7(b)で示すように、蓋防護部材7を1枚の鋼板もしくは1個のブロック状鋼材で製作し、裏面に鋼管杭10の外周面に沿う曲面を設ける加工を施してもよい。また、蓋防護部材7に対して鋼管杭の10の断面径が十分大きい場合には、図7(c)で示すように、蓋防護部材7に1枚の鋼板もしくは1個のブロック状鋼材を採用し、鋼管杭10の外周面に沿わせる加工を施すことなく、鋼管杭10に溶接固定してもよい。
また、蓋材5及び一対の蓋受け部材6も同様であり、例えば図8(a)で示すように、一対の蓋受け部材6を1枚の鋼板もしくは1個のブロック状鋼材で製作し、鋼管杭10の外周面に溶接固定する場合には、蓋材5を、鋼管杭10の軸線方向からみた断面が裏面に凹部を有する山型形状に製作する。具体的には、2枚の鋼板53、53を溶接等により接合して山型形状に形成し、裏面に一対の蓋受け部材6の表面各々に接する凹部を設ける。こうして成形した蓋材5を皿ネジボルト9を介して、一対の蓋受け部材6に設置する。
もしくは、図8(b)で示すように、一対の蓋受け部材6もしくは1個のブロック状鋼材を、鋼管杭10に配置した際に表面が同一平面を形成するとともに、裏面が鋼管杭10の外周面に沿う凹曲面となるよう加工を施してもよい。こうすると、一対の蓋受け部材6に設置する蓋材5は、1枚の鋼板を採用することができる。
なお、一対の蓋受け部材6に対して鋼管杭10の断面径が十分大きい場合には、図8(c)で示すように、一対の蓋受け部材6各々に鋼管杭10の外周面に沿わせる加工を施すことなく、表面が同一平面を形成するよう、鋼管杭10の外周面に溶接固定する。この場合にも、一対の蓋受け部材6に設置する蓋材5は、1枚の鋼板を採用することができる。
上記のとおり、蓋材5、一対の蓋受け部材6及び蓋防護部材7を製作し、図2(b)で示すように、蓋受け部材6、蓋防護部材7及び収納パイプ8を鋼管杭10に溶接固定した後、作業現場にて地盤に打設する直前の鋼管杭10に対して、図3で示すように、根固め液検知センサ2を接着剤等を用いて固定するとともに、収納パイプ8に電気ケーブル23を挿通させておく。
このとき、根固め液検知センサ2は、鋼管杭10の杭先端が岩盤層Bの所望深度に配置された状態で予定する根固め液Gの液面高さに検知面21が位置するよう配置する。この後、図4で示すように、皿ネジボルト9を介して蓋受け部材6に蓋材5を緊結することで、鋼管杭10に出来形管理装置1が装着される。
これにより、作業現場における鋼管杭10への出来形管理装置1の装着作業を簡略化することが可能になる。また、根固め液検知センサ2を鋼管杭10に設置する前に、蓋受け部材6と蓋防護部材7を鋼管杭10に溶接固定することができ、根固め液検知センサ2の精度に高い信頼性を確保しつつ、保護部材4を鋼管杭10に対して強固に固定することが可能となる。
こうして装着された出来形管理装置1は、保護部材4で検知空間Aを確保するだけでなく、根固め液検知センサ2の検知面21を蓋材5により保護するとともに、鋼管杭10の先端側に位置する根固め液検知センサ2の端面を蓋防護部材7により保護している。このため、鋼管杭10地盤中に配置されても根固め液検知センサ2が地山に直接接触することがない。したがって、図1(a)(b)で示すように、鋼管杭10を振動させつつ地盤中に打ち込むことにより、地盤中で鋼管杭10が様々な方向に揺動しても、根固め液検知センサ2を健全な状態に保持しながら鋼管杭10を地盤の所望深度に到達させることが可能となる。
また、鋼管杭10を岩盤層Bに対して振動杭打機12の振動を利用して打撃貫入すると、鋼管杭10の先端から根固め液検知センサ2の近傍に向けて岩砕粉が飛散するが、根固め液検知センサ2は保護部材4により保護されているため、岩砕粉が直接衝突する現象を回避でき、根固め液検知センサ2の損傷を効率よく抑制することが可能となる。
このように、保護部材4によって根固め液検知センサ2を保護できるため、根固め液検知センサ2は、特別な加工を施すことなく、コンクリートの充填確認に使用されている市場で入手可能なセンサを使用できる。
そして、根固め液検知センサ2は、保護部材4により保護される一方で、蓋材5、蓋受け部材6及び蓋防護部材7それぞれと根固め液検知センサ2との間には隙間L2、L3、L4が設けられて根固め液流路Fが形成されている。したがって、図1(c)(d)で示すように、鋼管杭10の引抜き跡に根固め液Gを所望の注入量だけ充填した後、鋼管杭10を吊り下ろすと、図4で示すように、根固め液Gは、保護部材4と根固め液検知センサ2との間に形成した根固め液流路Fを経由して、根固め液検知センサ2の周囲に流入する。
これにより、鋼管杭10の杭先端が岩盤層Bの所望深度に到達したところで、根固め液Gが予定した液面高さに達していれば、根固め液検知センサ2の検知面21に根固め液Gが接触する。根固め液検知センサ2の検知面21で根固め液Gの接触が確認できた場合には、養生後に根固め液Gが硬化することにより形成される根固め部11の出来形も、設計上の大きさ及び形状に適合するものと推定することができる。
一方で、根固め液検知センサ2の検知面21で根固め液Gの接触が確認できない場合には、岩盤層Bに割裂がある等して根固め液Gが流亡している可能性があるものと推定できる。したがって、根固め液Gを追加充填して、再度、根固め液検知センサ2の検知面21で根固め液Gの接触を確認するなど、施工時に対策工を行う。
このように、施工時にリアルタイムで根固め液Gの充填状況を確認しつつ、充填作業を実施することが可能になるとともに、根固め液Gが硬化した後に形成される根固め部11の大きさや形状等の出来形も併せて管理することができる。したがって、設計上の形状寸法に適合する根固め部11を精度よく構築することが可能になり、根固め部11を形成した鋼管杭10を支持杭として用いる場合には、確実な設計支持力の発揮を期待することが可能となる。
本発明の出来形管理装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、電気ケーブル23は収納パイプ8に収納する際、図9(a)で示すように、余長を取ってこの余長部分231を収納してもよい。こうすると、鋼管杭10を地盤中に打設する際の振動等の影響を受けて、電気ケーブル23に緊張力が作用した場合にも、断線する等の事態を回避することが可能となる。
ここで、電気ケーブル23の余長部分231を収納するべく内径の大きい収納パイプ8を採用する場合には、収納パイプ8の内径より長大な板材もしくはブロック材よりなる浮上り防止羽根15を根固め液検知センサ2と収納パイプ8との間に配置し、根固め液検知センサ2が収納パイプ8の内方に引き込まれることのないよう防護するとよい。
また、電気ケーブル23に余長を取る構成とすることに併せて、根固め液検知センサ2も、鋼管杭10の外周面上を鋼管杭10の軸線方向に移動可能に設置すると、電気ケーブル23の断線をより効果的に回避することができる。根固め液検知センサ2の設置方法はいずれもでもよいが、例えば図9(a)(b)で示すように、鉤型の断面形状を有する2本の鋼材を間隔を設けて鋼管杭10の外周面に溶接し、一対のレール14を形成する。こうすると、根固め液検知センサ2を、鋼管杭10の軸線方向に移動する挙動を許容しつつ保持することができる。
さらに、電気ケーブル23の余長は、必ずしも収納パイプ8内で取らなくてもよく、例えば図9(c)で示すように、根固め液検知センサ2を鋼管杭10の外周面上で回転自在に設置するとともに、電気ケーブル23の余長部分231を根固め液検知センサ2に対して巻きつけるように配置して余長を取ってもよい。
なお、予定する根固め液Gの液面高さが浅く、根固め液検知センサ2に対する送受信が無線でも可能である場合には、収納パイプ8は必ずしも設けなくてもよい。
また、本実施の形態では、鋼管杭10に蓋受け部材6を固着し、この蓋受け部材6に蓋材5を皿ネジボルト9を介して着脱自在に設置したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、蓋材5と蓋受け部材6とを一体に形成し、根固め液検知センサ2を覆うようにして蓋材5を鋼管杭10の外周面に直接固着してもよい。この場合には、溶接と同程度以上の固着力で蓋材5を鋼管杭10に固着することのできる固着手段を用いるとよい。
芯材としてコンクリート杭を採用する場合には、コンクリート杭の適宜位置に鋼板を撒きつけ、この鋼板に出来形管理装置1を設置してもよい。
また、本実施の形態では、あらかじめ鋼管杭10に根固め液検知センサ2を設置し、出来形管理装置1が形成された鋼管杭10を地盤中に打設した。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、保護部材4を設置した状態の鋼管杭10を地盤中に打設し、図1(C)で示すような根固め液Gを注入する前、もしくは図1(d)で示すような、根固め液Gを注入した後に、根固め液検知センサ2を検知空間Aに配置して出来形管理装置1を形成してもよい。
この場合には、根固め液検知センサ2を通過させることの可能な内径を有する収納パイプ8をあらかじめ鋼管杭10に設置しておき、この収納パイプ8を介して根固め液検知センサ2を検知空間Aに配置する。
このように収納パイプ8をあらかじめ鋼管杭10に設置しておくと、鋼管杭10を地中に打設する前だけでなく根固め液Gが注入された後であっても、根固め液検知手段を検知空間Aに配置できる。このため、出来形管理装置1に用いる根固め液検知手段は、根固め液検知センサ2に限定されず、例えば、先端に錘が装着された検尺付きの紐材、先端にカメラが装着された検尺付きの紐材等、様々な手段を採用することが可能となる。
先端に錘が装着された検尺付きの紐材を採用する場合には、いわゆる手計り計測を行えばよく、具体的には、図1(c)で示すように、あらかじめ算定した注入量の根固め液Gで鋼管杭10の引抜き跡を充填し、鋼管杭10を岩盤層Bの所望深度まで吊り下ろした後、作業員が収納パイプ8の内方を利用して先端に錘が装着された検尺付きの紐材を吊り下ろす。
そして、錘が検知空間Aに到達し根固め液Gに貫入したことを感知した作業員は、その時点における紐材の長さを計測することにより、予定した根固め液Gの液面高さに錘が到達しているか否かを判断する。なお、予定した根固め液の液面高さより錘の位置が低い場合には、根固め液Gが流亡している可能性があるものと推定できる。
また、先端にカメラが装着された検尺付きの紐材を採用する場合には、根固め液Gの液面高さを視認すればよい。具体的には、手計り計測と同様に、図1(c)で示すように、あらかじめ算定した注入量の根固め液Gで鋼管杭10の引抜き跡を充填し、鋼管杭10を岩盤層Bの所望深度まで吊り下ろした後、作業員が収納パイプ8の内方を利用して先端にカメラが装着された検尺付きの紐材を吊り下ろす。
そして、紐材の長さが、予定した根固め液の液面高さの深度位置と等しくなったところで撮像を行い、画像上で根固め液Gが確認できるか否かを視認する。なお、画像上で根固め液Gが確認できない場合には、根固め液Gが流亡している可能性があるものと推定できる。
上記のとおり、収納パイプ8を利用すると、検尺付きの紐材根の先端に装着された錘やカメラを、効率よくかつ正確に検知空間Aに案内することが可能となる。なお、この場合には、収納パイプ8に、錘もしくはカメラが通過可能な内径を有するパイプ材を用いる。
1 出来形管理装置
2 根固め液検知センサ(根固め液検知手段)
21 検知面
22 センサ本体
23 電気ケーブル
231 余長部分
3 コネクションボックス
4 保護部材
5 蓋材
51 ネジ孔
52 収納孔
53 鋼板
6 蓋受け部材
61 ネジ孔
7 蓋防護部材
71 鋼板
72 抵抗低減部
8 収納パイプ
9 皿ネジボルト
91 軸部
92 頭部
10 鋼管杭(芯材)
11 根固め部
12 振動杭打機
13 噴射ノズル
14 レール
15 浮上り防止羽根
W ジェット水
G 根固め液
B 岩盤層
A 検知空間
2 根固め液検知センサ(根固め液検知手段)
21 検知面
22 センサ本体
23 電気ケーブル
231 余長部分
3 コネクションボックス
4 保護部材
5 蓋材
51 ネジ孔
52 収納孔
53 鋼板
6 蓋受け部材
61 ネジ孔
7 蓋防護部材
71 鋼板
72 抵抗低減部
8 収納パイプ
9 皿ネジボルト
91 軸部
92 頭部
10 鋼管杭(芯材)
11 根固め部
12 振動杭打機
13 噴射ノズル
14 レール
15 浮上り防止羽根
W ジェット水
G 根固め液
B 岩盤層
A 検知空間
Claims (7)
- 地盤中に打設もしくは建込まれた芯材に形成する根固め部の出来形を管理するための、出来形管理装置であって、
前記芯材と地盤の間に充填される根固め液を検知する根固め液検知手段と、
前記芯材の外周面に設置され、前記根固め液検知手段が配置されるとともに前記根固め液が流動する根固め液流路が形成される検知空間を確保する保護部材と、を備え、
前記保護部材は、
前記芯材の外周面との間に前記検知空間となる隙間を設けて配置される蓋材と、
前記検知空間を前記芯材の先端側から塞ぐ蓋防護部材と、を備え、
前記芯材を地盤の所定深度に配置した状態で予定する根固め液の液面高さに、前記検知空間が配置されることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項1に記載の出来形管理装置において、
前記保護部材に、前記根固め液検知手段の少なくとも一部を収納可能な内径を有する収納パイプを備え、
該収納パイプは、前記芯材の外周面に、前記芯材の軸心方向に延在し一端を前記検知空間に対向させて設置されることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項1または2に記載の出来形管理装置において、
前記保護部材に、前記蓋材と前記芯材との間に配置される蓋受け部材を備え、
該蓋受け部材と前記蓋防護部材が、前記芯材に固着されるとともに、
前記蓋材が、前記蓋受け部材に対して着脱自在に固定されることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の出来形管理装置において、
前記蓋防護部材に、地盤への貫入抵抗を低減する抵抗低減部を備えることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の出来形管理装置において、
前記根固め液検知手段が、前記根固め液を検知する検知面を備える根固め液検知センサであることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項5に記載の出来形管理装置において、
前記根固め液検知センサに、電気ケーブルが接続されており、
該電気ケーブルは、余長をとりつつ前記芯材に配置されることを特徴とする出来形管理装置。 - 請求項2を引用する請求項5に記載の根固め部の出来形管理装置において、
前記根固め液検知センサに、電気ケーブルが接続されており、
該収納パイプの内方に、前記電気ケーブルの余長部分を収納することを特徴とする出来形管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019057750A JP2020159004A (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | 出来形管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019057750A JP2020159004A (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | 出来形管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020159004A true JP2020159004A (ja) | 2020-10-01 |
Family
ID=72642223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019057750A Pending JP2020159004A (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | 出来形管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020159004A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112127364A (zh) * | 2020-10-14 | 2020-12-25 | 广州市市政集团有限公司 | 一种灌注桩桩头超灌监控装置 |
CN113089675A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 中国十九冶集团有限公司 | 测量输料导管与混凝土液面高差的方法及装置 |
-
2019
- 2019-03-26 JP JP2019057750A patent/JP2020159004A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112127364A (zh) * | 2020-10-14 | 2020-12-25 | 广州市市政集团有限公司 | 一种灌注桩桩头超灌监控装置 |
CN113089675A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 中国十九冶集团有限公司 | 测量输料导管与混凝土液面高差的方法及装置 |
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