JP2020157682A - 射出装置及びブラケット - Google Patents

射出装置及びブラケット Download PDF

Info

Publication number
JP2020157682A
JP2020157682A JP2019061644A JP2019061644A JP2020157682A JP 2020157682 A JP2020157682 A JP 2020157682A JP 2019061644 A JP2019061644 A JP 2019061644A JP 2019061644 A JP2019061644 A JP 2019061644A JP 2020157682 A JP2020157682 A JP 2020157682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
main body
bracket
body portion
injection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019061644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7246991B2 (ja
Inventor
幸貴 山下
Yukitaka Yamashita
幸貴 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019061644A priority Critical patent/JP7246991B2/ja
Publication of JP2020157682A publication Critical patent/JP2020157682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7246991B2 publication Critical patent/JP7246991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】ブラケットの変形や振動の発生を有効に抑制することができる射出装置及びブラケットを提供する。【解決手段】この発明の射出装置1は、成形材料を射出するものであって、成形材料が供給されるシリンダと、前記シリンダの内部に配置されるスクリュと、前記スクリュを駆動する駆動機構21、31と、前方側で前記シリンダを支持する前方側支持部材22と、前記前方側支持部材22の後方側に間隔をおいて配置され、前記駆動機構21、31の少なくとも一部を支持する後方側支持部材32と、前方側支持部材31と後方側支持部材32とを連結する板状のブラケット41a、41bとを備え、前記ブラケット41a、41bが、本体部分42と、前記本体部分42の側部43a,43bに設けられて、該本体部分42に対して折れ曲がって突出する補強部分44とを有するものである。【選択図】図1

Description

この発明は、成形材料を射出する射出装置ならびに、その射出装置における前方側支持部材と後方側支持部材とを連結する板状のブラケットに関するものである。
射出成形機を構成する各種装置のうち、射出装置は主として、樹脂材料等の成形材料の計量及び射出を行う。一般に計量では、シリンダの内部に配置されたスクリュを回転させて、所定の量の成形材料を溶融しながらシリンダの先端部に送る。また射出では、シリンダの先端部に送られた所定の量の成形材料を、スクリュの前進により、金型装置内に向けて注入する。なお通常は、その後にさらにスクリュを前進させ、金型装置内の成形材料に所要の圧力を作用させる。
上述したような計量及び射出の動作を行い得るようにするため、多くの場合、射出装置には、シリンダ内で成形材料を送る方向にてシリンダよりも後方側に、スクリュを駆動する駆動機構として計量モータ及び射出モータが設けられている。それらの計量モータ及び射出モータはそれぞれ、たとえばスライドベース上で互いに間隔をおいて配置された前方側支持部材及び後方側支持部材に取り付けられて支持されることがある。前方側支持部材は、それよりも前方側に延びるように配置されたシリンダをさらに支持する。
この種の射出装置は、特許文献1等に記載されている。
特開2018−69628号公報
ところで、上述した前方側支持部材及び後方側支持部材は、計量モータ及び射出モータのモータ配列方向に延びる板状のブラケットで相互に連結されることがある。
このようなブラケットは平板等の単純な板状のものとすれば、射出装置の使用時に、その周囲を囲むカバー部材等からの外力の作用により変形し、また射出モータ等の作動に伴う大きな振動の発生原因になるという問題がある。
この発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、ブラケットの変形や振動の発生を有効に抑制することができる射出装置及びブラケットを提供することにある。
かかる課題を解決することのできる一の射出装置は、成形材料を射出するものであって、成形材料が供給されるシリンダと、前記シリンダの内部に配置されるスクリュと、前記スクリュを駆動する駆動機構と、前方側で前記シリンダを支持する前方側支持部材と、前記前方側支持部材の後方側に間隔をおいて配置され、前記駆動機構の少なくとも一部を支持する後方側支持部材と、前方側支持部材と後方側支持部材とを連結する板状のブラケットとを備え、前記ブラケットが、本体部分と、前記本体部分の側部に設けられて、該本体部分に対して折れ曲がって突出する補強部分とを有するものである。
また、上記の課題を解決することのできる一のブラケットは、成形材料を射出する射出装置における前方側支持部材と後方側支持部材とを連結する板状のものであって、本体部分と、前記本体部分の側部に設けられて、該本体部分に対して折れ曲がって突出する補強部分とを有するものである。
上述した射出装置やブラケットによれば、ブラケットが補強部分を有することにより、ブラケットへの変形及び振動の発生を有効に抑制することができる。
この発明の一の実施形態の射出装置の要部を示す斜視図である。 図1の射出装置の要部を異なる方向から視た斜視図である。 図1の射出装置の要部の平面図、側面図及び正面図である。 図1の射出装置が備えるブラケットの斜視図である。 図4のブラケットの平面図、側面図及び、正面図である。 ブラケットの変形例を示す斜視図である。 図1の射出装置を示す断面図である。
以下に図面を参照しながら、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1〜3に例示する射出装置1は、載置面に載置された射出成形機等で、たとえば射出装置1を前進・後退させる移動装置上に配置されて、少なくとも成形材料の計量及び射出等を行うものである。この射出装置1は、成形材料の計量に用いる計量モータ21と、計量モータ21及び後述のシリンダを支持する前方側支持部材22と、成形材料の射出に用いる射出モータ31と、前方側支持部材22の後方側に間隔をおいて配置され、射出モータ31を支持する後方側支持部材32とを備える。計量モータ21及び射出モータ31は、後述のスクリュを駆動する駆動機構に含まれる。
なお、詳細については後述するが、計量モータ21により回転駆動されるとともに、射出モータ31により進退駆動されるスクリュ及び、内部に当該スクリュが位置して成形材料を金型装置に向けて送るシリンダは、前方側支持部材22よりモータ配列方向の前方側(図1、2では右側)に配置される。前方側支持部材22には、図2に示すように、内側をスクリュが通る貫通穴22aが形成されている。
ここでは、計量モータ21の回転軸線方向に互いに間隔をおいて配置される計量モータ21及び射出モータ31の並ぶ方向を、モータ配列方向という。モータ配列方向は、上記の回転軸線方向や、スクリュ及びシリンダの延びる方向、シリンダ内で成形材料を送る方向と平行になる。モータ配列方向で、スクリュやシリンダ側を前方側とし、射出モータ31側を後方側とする。また、一般に水平面になる載置面と平行な平面内で、モータ配列方向に直交する方向を、射出装置1の幅方向という。
(ブラケット)
上述したような射出装置1は、前方側支持部材22と後方側支持部材32とを連結する板状のブラケット41a、41bをさらに備えるものである。
かかるブラケット41a、41bは一般に、モータ配列方向に延びて、前方側支持部材22及び後方側支持部材32のそれぞれに固定される。ところで、射出装置1はさらに、図示しないカバー部材を備える場合がある。このカバー部材は、ブラケット41a、41b、計量モータ21、射出モータ31、前方側支持部材22及び後方側支持部材32の全体を覆って配置される。ブラケット41a、41bは、このようなカバー部材にも固定されることがある。
ここにおいて、この実施形態では、ブラケット41aは、図4、5に示すところから解かるように、モータ配列方向に細長い略平板状の本体部分42と、その本体部分42の長手方向の側部43a、43bに設けられて、本体部分42に対して折れ曲がって突出する補強部分44とを有するものとしている。なお、図4、5には一方のブラケット41aのみを示すが、他方のブラケット41bも実質的に同様の形状を有する。
補強部分44を設けたことにより、ブラケット41a、41bの剛性が高くなるので、カバー部材等からの外力の作用によるブラケット41a、41bの変形や、射出モータ31等の作動に起因する振動の発生を有効に抑制することができる。
図示の例では、ブラケット41a、41bの補強部分44は、本体部分42の側部43a、43bの略全域にわたって、本体部分42に対して傾斜もしくは直交する向きに折れ曲がるとともに、本体部分42と平行に並んでモータ配列方向に沿って延びるものである。本体部分42の側部43a、43bのある程度大きな範囲にわたって、補強部分44を設けることにより、ブラケット41a、41bの変形及び振動の抑制の効果が十分に得られる。このようなブラケット41a、41bは、一枚の金属板に曲げ加工を施すことや、本体部分42及び補強部分44のそれぞれに対応する各部材を相互に接合すること等により得られる。この場合、補強部分44は本体部分42と一体に形成されたものになる。
ブラケットは、前方側支持部材22と後方側支持部材32とを連結できるものであれば、たとえば射出装置1の幅方向に拡がってモータ配列方向に延びる広幅の一個だけを設けることもできるが、図1〜3に示すところでは、射出装置1の幅方向に互いに離隔して配置された比較的狭幅の一対のブラケット41a、41bとしている。一対のブラケット41a、41bはそれぞれ、この例では、前方側支持部材22及び後方側支持部材32のそれぞれの上面の両端側に位置する。なお以下の説明では、主として一方のブラケット41aについて述べるが、他方のブラケット41bも、これと実質的に同一ないし対称の形状もしくは形態とすることができる。
そしてここでは、ブラケット41aの補強部分44は、本体部分42の側部43a、43bのうち、射出装置1の幅方向の外側に位置する外側部43a及び、該幅方向の内側に位置する内側部43bのそれぞれに設けられている(図3及び図5参照)。補強部分44を、本体部分42の外側部43a及び内側部43bの両側部に設けることにより、一方の側部43aもしくは43bのみに設ける場合に比して、剛性を大きく高めることが可能になる。
但し、ブラケット41aの周囲に存在する配線その他の部品ないし部材との干渉を避けるとの理由等から、補強部分44を一方の側部43aもしくは43bのみに設けるほうが望ましいこともある。特に、ブラケット41aの本体部分42の内側部43bの近傍(すなわち、他方のブラケット41bとの間)には他の部品等が存在することが多い。したがって、ブラケット41aの補強部分44は、本体部分42の少なくとも外側部43aに設けることが好適である。図6(a)に例示するブラケット141aは、本体部分142の外側部143aにのみ補強部分144を設けたものであり、この点を除いてブラケット41aとほぼ同様の構成を有する。
なお図示は省略するが、内側部の補強部分の、本体部分からの突出長さよりも、外側部の補強部分の、本体部分からの突出長さを長くすることも可能である。この場合、本体部分の内側部の近傍で、補強部分と他の部品等との干渉を避けつつ、内側部及び外側部の補強部分で、ブラケットの剛性を有効に高めることができる。当該突出長さは、平板状等の本体部分に立てた垂線の方向で、本体部分から、補強部材の、最も本体部分から離れた位置までの距離とする。
ところで、ブラケット41aの本体部分42には、前方側支持部材22に固定される前方側固定箇所45、及び、後方側支持部材32に固定される後方側固定箇所46が設けられる場合がある。前方側固定箇所45及び後方側固定箇所46は、より具体的には、たとえばボルトが通る貫通孔等とすることができるが、他の固定方法も採用可能である。このような前方側固定箇所45及び後方側固定箇所46はそれぞれ、モータ配列方向で本体部分42上の、前方側支持部材22が存在する位置及び、後方側支持部材32が存在する位置に設けることができる。
かかる前方側固定箇所45及び後方側固定箇所46により、本体部分42は、図5(a)に示すように、前方側固定箇所45と後方側固定箇所46との間で延びる連結領域Ac、並びに、後方側固定箇所46よりもモータ配列方向の後方側で後方側固定箇所46を超えて延びる延長領域Aeを含む領域に区分けすることができる。この前方側固定箇所45は、細長い平板状等の本体部分42の長手方向の一端部(図5(a)の右側の端部)付近に位置するのに対し、後方側固定箇所46は、本体部分42の長手方向の他端部(図5(a)の左側の端部)よりも内側、より詳細には該長手方向の中央よりもやや一端部寄りに位置する。それにより、本体部分42の延長領域Aeは、後方側固定箇所46よりもモータ配列方向の後方側に突き出て延びている。
ここで、補強部分44は、本体部分42の連結領域Ac及び延長領域Aeのうち、少なくとも延長領域Aeの側部43a、43bに設けることが好適である。本体部分42のこの延長領域Aeは、後方側固定箇所46における後方側支持部材32で片持ち支持されることがある。そのような延長領域Aeを補強部分44で補強することにより、カバー部材の重量が作用し得る当該延長領域Aeでのブラケット41aの変形の発生をより確実に抑制することができる。なお図1〜5では、本体部分42の連結領域Ac及び延長領域Aeを含む領域のほぼ全体にわたって、補強部分44が設けられている。
またここで、補強部分44の、前方側固定箇所45と後方側固定箇所46との間の部分、すなわち本体部分42の連結領域Acの側部43a、43bにある部分には、本体部分42からの突出長さを他の部分に比して短くする切欠き部47を設けることが好ましい。このことによれば、補強部分44を、切欠き部47の近傍にある他の部品等との干渉なしに、ブラケット41aに設けて、それによる剛性の向上を図ることができる。
図1〜5に示すところでは、外側部43a及び内側部43bの各補強部分44に設けた切欠き部47は、連結領域Acにて、後方側固定箇所46よりもやや一端部寄りの部分から前方側固定箇所45のある一端部まで、補強部分44の側縁から切り取られたように形成されている。これにより、外側部43a及び内側部43bでは、補強部分44の突出長さが、前方側固定箇所45と後方側固定箇所46との間に設けた切欠き部47により部分的に短くなる。
なお、補強部分44の突出長さの長い部分から切欠き部47に至る遷移域は、図5(b)に示すように、当該突出長さが急激に減少する段差とすることができる。切欠き部47との遷移域は、内側部43b側の補強部分44のように、二段以上の複数段の段差としてもよい(図4参照)。
あるいは、図示は省略するが、当該遷移域は、補強部分の突出長さが直線もしくは曲線状に漸減する傾斜面とすることもできる。補強部分のモータ配列方向後方側の端部も、そのような傾斜面とすることも可能である。
ブラケットは、前方側支持部材22及び後方側支持部材32の側面及び/又は下面側に設けることも可能であるが、図示のブラケット41a、41bは、前方側支持部材22及び後方側支持部材32の上面に取り付けて設けている。それにより、これらのブラケット41a、41bは、計量モータ21及び射出モータ31上に位置する。
そして、当該ブラケット41a、41bでは、補強部分44は、載置面に対してほぼ平行になる平板状等の本体部分42から、計量モータ21及び射出モータ31側である下方側に向けて突出する。補強部分44が本体部分42に対して折れ曲がる向きは、所期する剛性や、他の部品の配置その他の条件を考慮して適宜決定することができるが、この例では、図5(c)に示すように、本体部分42に対してほぼ垂直としている。
その他、ブラケット41a、41bには、たとえば、本体部分42上の前方側固定箇所45及び後方側固定箇所46のそれぞれに近接する位置等に、カバー部材との固定に用いるカバー固定箇所48等を設けることができる。
ところで、図6(b)に示す変形例のブラケット241aは実質的に、上記の延長領域Aeが存在せず、前方側固定箇所と後方側固定箇所との間の連結領域Acのみになる本体部分242と、その側部に設けた補強部分244とを含むことを除いて、図1〜5に示すブラケット41aとほぼ同様の構成を有する。本体部分242に延長領域Aeが存在しないこのようなブラケット241aも可能である。
また、図6(c)に示すブラケット341aは、上述した切欠き部47を有しないことを除いて、図1〜5に示すブラケット41aと実質的に同様の構成を有するものである。補強部分344の周囲に存在し得る他の部品の配置等によっては、補強部分344に切欠き部47が無く補強部分344の突出長さが一定である当該ブラケット341aのほうが好ましい場合がある。
(射出装置)
以上に述べたようなブラケット41a、41bを備える射出装置1は、図7に断面図で示すように、当該ブラケット41a、41bの他、計量モータ21と、前方側支持部材22と、射出モータ31と、後方側支持部材32とを備えるものである。前方側支持部材22及び後方側支持部材32はいずれも、たとえば、上下方向に立てて配置されるプレート状をなすものであり、プレート状の前方側支持部材22及び後方側支持部材32のそれぞれの背面に、計量モータ21及び射出モータ31のそれぞれが取り付けられて支持されている。
先に述べたように、前方側支持部材22と後方側支持部材32とは、それらの上面側でブラケット41a、41bにより連結されている。必要に応じて、前方側支持部材22及び後方側支持部材32の相互間で計量モータ21の周囲に、前方側支持部材22と後方側支持部材32とを連結する一本以上の連結ロッド23を設けることができる。図示の例では、計量モータ21の周方向に互いに間隔をおいて配置した四本の連結ロッド23を設けている。
図7に例示する射出装置1はさらに、モータ配列方向で前方側支持部材22よりも前方側に位置し、計量モータ21により回転駆動されるとともに、射出モータ31により進退駆動されるスクリュ61と、前方側支持部材22の前面から前方に延びて、スクリュ61の周囲を取り囲んで配置されたシリンダ71とを備える。シリンダ71は前方側支持部材22に支持されている。したがって、この例では、前方側支持部材22は、シリンダ71及び計量モータ21を支持するものである。なお、射出装置1は、後述する移動装置11上に載置されることにより、図示しない金型装置に対し、モータ配列方向(図7では左右方向)に沿う前進・後退変位が可能に構成される。
計量モータ21は、モータ配列方向で、前方側支持部材22を隔ててスクリュ61及びシリンダ71の後方側に配置されるものであって、主として、ステータフレームの内側に、回転子としてのロータ21a及び、ロータ21aの周囲に配置された固定子としてのステータ21bを含んで構成されている。計量モータ21のロータ21aは、スプラインを介してスクリュ61に取り付けられている。これにより、計量モータ21からスクリュ61に回転駆動力が伝達されて、スクリュ61を回転させることができる。
また、射出モータ31は、モータ配列方向で、上記の計量モータ21の後方側に位置する後方側支持部材32のさらに後方側に配置されている。射出モータ31もまた、主に、ステータフレームの内側の、回転子としてのロータ31a及び、ロータ31aの周囲に配置された固定子としてのステータ31bで構成されるものであるが、ロータ31aが、軸受けを介してスクリュ61に連結されたボールねじを含む駆動軸33に接続されている。この構造により、射出モータ31による回転駆動力が、モータ配列方向に沿う直線駆動力に変換されて、スクリュ61に伝達される。これにより、スクリュ61は、射出モータ31によって前後進させられる。
なお、シリンダ71には、モータ配列方向の後方側で前方側支持部材22の手前に、成形材料をシリンダ71内に投入して供給するためのホッパーが取り付けられ得る供給口72が設けられるとともに、モータ配列方向の前方側の先端部に、その前方側で横断面積が小さくなるノズル73が設けられている。供給口72の近傍には水冷等による冷却器74を設けることができる。
ノズル73の周囲を含むシリンダ71の周囲には、ヒータ75が配置されている。ヒータ75は、たとえば図示のように、軸線方向(図7の左右方向)で複数のヒータ部分に分割されている。各ヒータ部分により、その内側のシリンダ71の内部を異なる温度で加熱することができる。
なお、射出装置1を前進・後退させる移動装置11は、たとえば射出装置1の下部等に設けられ、図7の左側に配置される金型装置に対して射出装置1を前進及び後退変位させる進退駆動機構を含むものである。より詳細には、この移動装置11は、進退駆動機構と、上面に射出装置1が搭載されて進退駆動機構が設けられたスライドベース12と、載置面Psに置かれたフレームFr上に敷設されて該スライドベース12の直線運動を案内するリニアガイド13とを備える。
移動装置11を構成する進退駆動機構としては種々の機構を採用することができるが、たとえば移動装置11は、油圧等の液圧ポンプ及びモータ、ならびに、液圧ポンプから作動液が供給されてピストンロッドを有する複動型の液圧シリンダ等で構成することができる。
射出装置1を備える射出成形機は、金型装置内に熱可塑性樹脂等の樹脂材料である成形材料を溶融状態で射出し、該成形材料を金型装置内で冷却硬化させ、金型装置から当該成形品を取り出すことにより、所定の形状の成形品を製造するものである。
このような射出成形機による成形過程の一例を述べると、前回の成形過程の後半に既に射出装置1の内部に成形材料が所定の量で計量されて配置された状態で、型締装置を用いて金型装置を閉じて型締状態とする型締工程を行う。
次いで、射出装置1のスクリュ61の前進により上記の成形材料を金型装置内に向けて射出し、成形材料を金型装置内のキャビティに充填する充填工程と、スクリュ61をさらに前進させて射出装置1の先端部の内部にある成形材料を所定の圧力に保持する保圧工程とを順次に行う。
そしてその後、金型装置内に充填された成形材料を冷却させて硬化させ、成形品を得る冷却工程を行う。この際に、射出装置1内に別途投入した成形材料を、ヒータ75による加熱下でスクリュ61の回転によりシリンダ71の先端部に向けて送りながら溶融させ、所定の量の成形材料を先端部に配置する計量工程が行われる。
しかる後は、型締装置を作動させて金型装置を開いて型開状態とし、エジェクタ装置により、金型装置から成形品を取り出す取出工程を行う。
上述したような成形過程に際しては、特に射出モータ31の動作により、カバー部材等に振動が発生することがある。ここで、前方側支持部材22と後方側支持部材32とを連結する板状のブラケットの剛性が低いと、かかる振動が増幅され、また当該振動による騒音が大きくなる。これに対し、この実施形態では、本体部分42に対して折れ曲がって突出する補強部分44を設けたブラケット41a、42bを用いることにより、振動及び騒音を低減することができる。
1 射出装置
11 移動装置
12 スライドベース
13 リニアガイド
21 計量モータ(駆動機構)
21a ロータ
21b ステータ
22 前方側支持部材
22a 貫通穴
31 射出モータ(駆動機構)
31a ロータ
31b ステータ
32 後方側支持部材
33 駆動軸
41a、41b、141a、241a、341a ブラケット
42、142、242、342 本体部分
43a、143a、343a 外側部(側部)
43b 内側部(側部)
44、144、244、344 補強部分
45、145 前方側固定箇所
46、146 後方側固定箇所
47、147、247 切欠き部
48 カバー固定箇所
61 スクリュ
71 シリンダ
72 供給口
73 ノズル
74 冷却器
75 ヒータ
Ps 載置面
Ac 連結領域
Ae 延長領域
Fr フレーム

Claims (12)

  1. 成形材料を射出する射出装置であって、
    成形材料が供給されるシリンダと、
    前記シリンダの内部に配置されるスクリュと、
    前記スクリュを駆動する駆動機構と、
    前方側で前記シリンダを支持する前方側支持部材と、
    前記前方側支持部材の後方側に間隔をおいて配置され、前記駆動機構の少なくとも一部を支持する後方側支持部材と、
    前方側支持部材と後方側支持部材とを連結する板状のブラケットと
    を備え、
    前記ブラケットが、本体部分と、前記本体部分の側部に設けられて、該本体部分に対して折れ曲がって突出する補強部分とを有する射出装置。
  2. 当該射出装置の幅方向に互いに離隔して配置された一対の前記ブラケットを備える請求項1に記載の射出装置。
  3. 一対の各ブラケットが、本体部分の前記側部のうち、少なくとも、前記幅方向の外側に位置する外側部に、前記補強部分を有する請求項2に記載の射出装置。
  4. 前記ブラケットが、前方側支持部材に固定される前方側固定箇所、及び、後方側支持部材に固定される後方側固定箇所を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の射出装置。
  5. 前記ブラケットの前記本体部分が、前方側固定箇所と後方側固定箇所との間で延びる連結領域、並びに、後方側固定箇所を超えて延びる延長領域を含み、
    前記本体部分の前記延長領域の側部に、前記補強部分が設けられてなる請求項4に記載の射出装置。
  6. 前記補強部分が、前方側固定箇所と後方側固定箇所との間に、前記本体部分からの突出長さを他の部分に比して短くする切欠き部を有する請求項4又は5に記載の射出装置。
  7. 前記駆動機構が、前方側支持部材に支持されて前記スクリュを回転させる計量モータと、後方側支持部材に支持されて前記スクリュを前後進させる射出モータとを有し、
    前記ブラケットが、計量モータ及び射出モータ上に位置し、該ブラケットの前記補強部分が、計量モータ及び射出モータ側に突出して設けられてなる請求項1〜6のいずれか一項に記載の射出装置。
  8. 成形材料を射出する射出装置における前方側支持部材と後方側支持部材とを連結する板状のブラケットであって、
    本体部分と、前記本体部分の側部に設けられて、該本体部分に対して折れ曲がって突出する補強部分とを有するブラケット。
  9. 本体部分の少なくとも一方の側部に、前記補強部分を有する請求項8に記載のブラケット。
  10. 前方側支持部材に固定される前方側固定箇所、及び、後方側支持部材に固定される後方側固定箇所を有する請求項8又は9に記載のブラケット。
  11. 前記ブラケットの前記本体部分が、前方側固定箇所と後方側固定箇所との間で延びる連結領域、並びに、後方側固定箇所を超えて延びる延長領域を含み、
    前記本体部分の前記延長領域の側部に、前記補強部分が設けられてなる請求項10に記載のブラケット。
  12. 前記補強部分が、前方側固定箇所と後方側固定箇所との間に、前記本体部分からの突出長さを他の部分に比して短くする切欠き部を有する請求項10又は11に記載のブラケット。
JP2019061644A 2019-03-27 2019-03-27 射出装置及びブラケット Active JP7246991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019061644A JP7246991B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 射出装置及びブラケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019061644A JP7246991B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 射出装置及びブラケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020157682A true JP2020157682A (ja) 2020-10-01
JP7246991B2 JP7246991B2 (ja) 2023-03-28

Family

ID=72641193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019061644A Active JP7246991B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 射出装置及びブラケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7246991B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11138598A (ja) * 1997-11-13 1999-05-25 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の射出装置
JP2003334842A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Fanuc Ltd 射出成形機
JP2005081721A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Fanuc Ltd ノズルタッチ力制御装置
JP2008030267A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出装置
JP2008062558A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出成形機
JP2010089371A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機におけるフレーム
JP2017013348A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社日本製鋼所 射出装置の駆動装置のフレーム
JP2018167454A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 住友重機械工業株式会社 竪型射出成形機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11138598A (ja) * 1997-11-13 1999-05-25 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の射出装置
JP2003334842A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Fanuc Ltd 射出成形機
JP2005081721A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Fanuc Ltd ノズルタッチ力制御装置
JP2008030267A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出装置
JP2008062558A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出成形機
JP2010089371A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機におけるフレーム
JP2017013348A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社日本製鋼所 射出装置の駆動装置のフレーム
JP2018167454A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 住友重機械工業株式会社 竪型射出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7246991B2 (ja) 2023-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6412061B2 (ja) 射出成形機
JP6926188B2 (ja) 射出成形機
JP6054227B2 (ja) 射出成形機
KR100704268B1 (ko) 사출장치 및 사출방법
JP6072385B1 (ja) 型開閉装置
JP6013110B2 (ja) 成形機
JP2020157682A (ja) 射出装置及びブラケット
JPWO2020138213A1 (ja) 射出装置
CN208197363U (zh) 一种异型角注塑模具装置
JP2013000984A (ja) 射出装置及びその芯調整方法
JP2019104154A (ja) 射出装置
JP6062264B2 (ja) 射出成形機
JP6158059B2 (ja) 射出成形機
JP2001248706A (ja) 駆動装置
JP2003025400A (ja) 成形機の型締装置
JP6629112B2 (ja) 射出装置
CN219789168U (zh) 一种注胶成型装置
JP4035123B2 (ja) 射出成形機
JP5814701B2 (ja) 射出装置、成形機、射出装置の制御方法
JP6361787B1 (ja) 2プレート式射出装置
TWI594866B (zh) Injection molding machine
JP2019104153A (ja) 射出装置
JP3577051B2 (ja) 成形機の固定金型支持装置
JP5086307B2 (ja) 金属射出成形機の射出機構
JP6382392B2 (ja) 射出成形機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7246991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150