JP2020156864A - 薬液注入用のリザーバー容器 - Google Patents
薬液注入用のリザーバー容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020156864A JP2020156864A JP2019060908A JP2019060908A JP2020156864A JP 2020156864 A JP2020156864 A JP 2020156864A JP 2019060908 A JP2019060908 A JP 2019060908A JP 2019060908 A JP2019060908 A JP 2019060908A JP 2020156864 A JP2020156864 A JP 2020156864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- reservoir
- moving member
- chemical solution
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
Description
(ii)ハウジングに設けられた目盛等による薬液量把握の正確性の向上
(iii)ハウジング本体の寸法精度の向上と製造の容易さとの両立
(iv)ハウジング本体の開口部側の強度確保とリザーバー容器の転動防止とを併せて効率的に実現する機構の提供
(v)リザーバー容器に接続された薬液チューブの取扱い易さの向上
(vi)リザーバー容器の長尺化と移動部材の移動安定性の確保との両立
(1)前記第1,3の態様に係るリザーバー容器
従来のリザーバー容器では、樹脂製の筒状体からなるハウジング内において、薬液リザーバーの伸縮に伴って移動部材が上下方向に移動するようになっていたが、移動部材がハウジング内面に引っ掛かるようにして移動し難くなるおそれがあった。かかる問題を検討したところ、従来のリザーバー容器では、ハウジング内周面と移動部材の外周面が共に円筒形状とされていると共に、ハウジング内周面と移動部材の外周面との間に比較的大きな隙間が設定されていたために、移動部材が大きく傾くと、ハウジング内周面と移動部材の外周面とが周方向に円弧状に延びる領域で強く嵌まり合いやすいということが判った。
このような状況下、前記第1,3の態様に係るリザーバー容器では、長さ方向に延びる案内突条や案内凹溝の形成部位において、ハウジング本体による移動部材の案内面を限られた領域に設けたことで、仮に移動部材が傾いても、移動部材のハウジング本体に対する引っ掛かりによる移動不良が効果的に回避され得る。
しかも、ハウジング本体において長さ方向に延びる案内突条や案内凹溝の形成部位は、形状的又は部材寸法的に強度を確保しやすいことから、移動部材を長さ方向でより安定して引っ掛かりを防止しつつ案内することが可能になる。
(2)前記第5の態様に係るリザーバー容器
従来のリザーバー容器では、一般に薄肉の樹脂製の筒状体とされていることから、取り扱い易さ等を考慮してハウジング本体の長さ寸法を大きくしようとすると、特に底壁からの離隔距離が大きくなる開口部側の周壁には底壁による補強作用が及び難くなってしまい、開口部側の周壁の変形量も大きくなりやすい。その結果、例えばハウジング本体の周壁で移動部材を案内しようとしても安定して上下方向に移動し難くなるおそれがある。
このような状況下、前記第5の態様に係るリザーバー容器では、底壁から離れた長さ方向の開口部側に補強リブを設けたことにより、たとえハウジング本体を長尺にしてもリザーバー容器の強度が全体に亘って効率的に確保されることとなり、移動部材を長さ方向で安定して案内することが可能になる。その結果、薄肉のリザーバー容器においても、移動部材の案内精度を確保しつつ、容器の長尺化が実現可能とされる。加えて、テーブル等の上に載置されることもあるリザーバー容器では、特に長尺になると横置きしたり倒れたりし易いが、第5の態様に係るリザーバー容器では、周方向で非円形状とされた補強リブで不用意な転動も防止され得て、良好な取扱性能も発揮され得る。
(3)前記第6の態様に係るリザーバー容器
従来のリザーバー容器では、薬液リザーバーの伸縮に伴ってハウジング内を長さ方向に移動する移動部材がハウジング内周面に対して部分的に引っ掛かる等して、大きく傾いてしまい、反転に近い状態まで傾動するおそれさえあった。そのために、傾いた移動部材がハウジングの内面に嵌まり合って薬液リザーバーの伸縮に悪影響が及ぼされるおそれがあると共に、移動部材を指標として薬液リザーバーの伸縮量や薬液量を表示する場合には、表示精度が低下する問題もあった。
このような状況下、前記第6の態様に係るリザーバー容器では、移動部材の傾きが所定範囲を超えた場合にハウジング内面に当接する傾動防止部を新たに採用したことにより、移動部材の傾動が制限されることから、例えば薬液リザーバーの伸縮量が大きい場合でも移動部材の安定した移動が実現可能になると共に、移動部材を指標としての薬液量の表示機能を採用する場合の精度向上も達成され得る。
(4)前記第7の態様に係るリザーバー容器
リザーバー容器では、一般に容器の先端部分から薬液チューブが接続されて延び出すように構成されると共に、ハウジングが吊下状態で保持されることも多い。
ここにおいて、前記第7の態様に係るリザーバー容器では、リザーバー容器においてテーパ形状とした先端部分の外周面を巧く利用することで、薬液チューブを巻き付けても外径寸法の小さいコンパクトな収容状態に保持する機構を実現し得ると共に、リザーバー容器を吊下保持せしめるための引掛突部をハウジングから外周側への突出高さを抑えてチューブ等の他部材への引っ掛かり等の不具合を回避しつつコンパクトに設けることも可能と為し得る。
Claims (9)
- 中空のハウジング内に長さ方向で伸縮可能な薬液リザーバーが収容されていると共に、該薬液リザーバーの伸縮に伴って該ハウジング内を長さ方向に移動する移動部材が設けられた薬液注入用のリザーバー容器において、
前記ハウジングを構成する有底筒形状のハウジング本体における筒状周壁部の内面が開口側に向かって広がる傾斜内面とされている一方、
該傾斜内面には該ハウジング本体の長さ方向に延びる複数本の案内突条が設けられていると共に、
該案内突条の突出高さが該傾斜内面の傾斜に対応して該ハウジング本体の開口側に向かって次第に高くなっていることで、前記移動部材の外周面に対して略一定の当接力又は隙間をもった対向状態で該移動部材を該ハウジングの長さ方向に案内する案内面が、該案内突条の先端によって構成されているリザーバー容器。 - 前記案内突条の周方向の両側面が、前記ハウジング本体の開口側に向かって互いに接近している請求項1に記載のリザーバー容器。
- 中空のハウジング内に長さ方向で伸縮可能な薬液リザーバーが収容されていると共に、該薬液リザーバーの伸縮に伴って該ハウジング内を長さ方向に移動する移動部材が設けられた薬液注入用のリザーバー容器において、
前記ハウジングを構成する有底筒形状のハウジング本体における筒状周壁部の内面が開口側に向かって広がる傾斜内面とされている一方、
該傾斜内面には該ハウジング本体の長さ方向に延びる複数本の案内凹溝が設けられていると共に、前記移動部材の外周面には該案内凹溝に入り込む複数の外方凸部が設けられており、
該案内凹溝の溝深さが該傾斜内面の傾斜に対応して該ハウジング本体の開口側に向かって次第に浅くなっていることで、前記移動部材の外方凸部に対して略一定の当接力又は隙間をもった対向状態で該移動部材を該ハウジングの長さ方向に案内する案内面が、該案内凹溝の底面によって構成されているリザーバー容器。 - 前記案内凹溝の溝幅方向の両側面が、前記ハウジング本体の開口側に向かって互いに離隔している請求項3に記載のリザーバー容器。
- 中空のハウジング内に伸縮可能な薬液リザーバーが収容された薬液注入用のリザーバー容器において、
前記ハウジングが、有底筒形状のハウジング本体と、該ハウジング本体の開口部分に装着されるハウジング蓋体とを含んで構成されていると共に、
該ハウジング本体の筒状周壁部には、長さ方向で中央よりも開口に近い位置において外周面上に突出して周方向に延びる環状の補強リブが設けられており、
該補強リブの突出先端が周方向で非円形状とされているリザーバー容器。 - 中空のハウジング内に長さ方向で伸縮可能な薬液リザーバーが収容されていると共に、該薬液リザーバーの伸縮に伴って該ハウジング内を長さ方向に移動する移動部材が設けられた薬液注入用のリザーバー容器であって、
前記移動部材の外周部分において前記ハウジングの長さ方向に延び、該ハウジングの内面への当接によって該ハウジング内での該移動部材の傾きを制限する傾動防止部が設けられているリザーバー容器。 - 中空のハウジング内に伸縮可能な薬液リザーバーが収容された薬液注入用のリザーバー容器において、
前記ハウジングの長さ方向の一方の端部側の外周面が細くされた小径部とされていると共に、
該小径部の先端部分には、外周面に突出する環状突出部と、周上で部分的に突出する引掛突部が設けられており、
該引掛突部には該ハウジングを吊下状態に支持するフック用の支持孔が形成されていると共に、前記薬液リザーバーに連通されて前記ハウジングから外方に延び出した薬液チューブを、該引掛突部に引っ掛けて位置決めしてから該小径部の外周面に巻き付けることができるリザーバー容器。 - 前記引掛突部が、前記環状突出部の外周面から突出形成されている請求項7に記載のリザーバー容器。
- 前記薬液リザーバーの伸縮に伴って前記ハウジング内を長さ方向に移動する移動部材が設けられていると共に、
該ハウジング内の該移動部材の位置を目視可能にする透明部分が、該ハウジングの少なくとも一部に設けられている請求項1〜8の何れか1項に記載のリザーバー容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019060908A JP7262701B2 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
JP2022193384A JP2023014336A (ja) | 2019-03-27 | 2022-12-02 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019060908A JP7262701B2 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022193384A Division JP2023014336A (ja) | 2019-03-27 | 2022-12-02 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020156864A true JP2020156864A (ja) | 2020-10-01 |
JP7262701B2 JP7262701B2 (ja) | 2023-04-24 |
Family
ID=72640651
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019060908A Active JP7262701B2 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
JP2022193384A Pending JP2023014336A (ja) | 2019-03-27 | 2022-12-02 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022193384A Pending JP2023014336A (ja) | 2019-03-27 | 2022-12-02 | 薬液注入用のリザーバー容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7262701B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102194354B1 (ko) * | 2020-02-07 | 2020-12-24 | 주식회사 엔게인 | 약액주입장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56102252A (en) * | 1980-01-18 | 1981-08-15 | Alza Corp | Medical syringe |
JPH07116250A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-05-09 | Nissho Corp | 薬液注入器具 |
JP2003111839A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-15 | Daiken Iki Kk | 充填補助機能を備えた薬液注入装置 |
WO2005077437A1 (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Nipro Corporation | 重量測定器を有する薬液注入器具 |
JP2018023641A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 持田製薬株式会社 | 自動注射器 |
-
2019
- 2019-03-27 JP JP2019060908A patent/JP7262701B2/ja active Active
-
2022
- 2022-12-02 JP JP2022193384A patent/JP2023014336A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56102252A (en) * | 1980-01-18 | 1981-08-15 | Alza Corp | Medical syringe |
JPH07116250A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-05-09 | Nissho Corp | 薬液注入器具 |
JP2003111839A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-15 | Daiken Iki Kk | 充填補助機能を備えた薬液注入装置 |
WO2003030970A1 (fr) * | 2001-10-02 | 2003-04-17 | Daiken Iki Kabushiki Kaisha | Injecteur de fluides medicaux ayant une fonction de remplissage auxiliaire |
WO2005077437A1 (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Nipro Corporation | 重量測定器を有する薬液注入器具 |
JP2018023641A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 持田製薬株式会社 | 自動注射器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102194354B1 (ko) * | 2020-02-07 | 2020-12-24 | 주식회사 엔게인 | 약액주입장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7262701B2 (ja) | 2023-04-24 |
JP2023014336A (ja) | 2023-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11491279B2 (en) | Syringe assembly with inverse delivery | |
ES2739458T3 (es) | Jeringa de aguja extraíble que tiene un espacio muerto reducido | |
ES2769531T3 (es) | Bomba desechable con mecanismo de retrosucción | |
DK2328643T3 (en) | INJECTION DEVICE WITH MIXING ELEMENT | |
US20080132852A1 (en) | Dosage device | |
JP2008501384A (ja) | 注射すべき製剤を貯蔵する容器及び注射装置 | |
WO2010073677A1 (ja) | 反転、折返し底壁を備えた合成樹脂製容器 | |
JP5437510B1 (ja) | 二室式容器兼用注射器 | |
ES2895050T3 (es) | Conjunto de aguja de pluma | |
JP2023014336A (ja) | 薬液注入用のリザーバー容器 | |
JP2017077449A (ja) | 充填された定量の薬液を持続的に注入する薬液注入装置 | |
ES2874786T3 (es) | Recipiente con acanaladuras | |
JP2022168261A (ja) | 薬液注入器具 | |
US5509906A (en) | Plungerless syringe | |
KR101743588B1 (ko) | 벌룬 인퓨저 | |
JP2008508038A (ja) | 投薬デバイス用多隔壁カートリッジ | |
EP2476454A2 (en) | Apparatus for precisely regulating a liquid medicine injection dose | |
JP2013543768A (ja) | 一回使用シリンジ | |
JP6729149B2 (ja) | シリンジおよびプレフィルドシリンジ | |
US10905831B2 (en) | Delivery system for delivering medical and pharmaceutical compounds | |
KR102404972B1 (ko) | 화장품 드로퍼 | |
JP4890948B2 (ja) | 注射針付き薬液容器 | |
US6190362B1 (en) | Plunger rod | |
US6176846B1 (en) | Plunger rod | |
JPS6125385B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221007 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7262701 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |