JP2018023641A - 自動注射器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に把持することができる自己注射器を提供する。【解決手段】先端部に注射針113を有するシリンジ11と、シリンジ11を収容する筒状のハウジング12と、ハウジング12の一方側の端部から突出して注射針113を覆う針カバー部13と、針カバー部13をハウジング12に押し込むことにより、ハウジング12の延在方向にプランジャー112を摺動してシリンジ外筒111内部の液体を排出させる駆動部14と、を備え、ハウジング12の外周面は、対向する一対の第一平面部121,122と、対向する一対の第二平面部123,124と、対向する一対の第三平面部125,126と、を有する六角形状に形成されている、自動注射器。【選択図】図1

Description

本発明は、皮下注射等に使用される自動注射器に関する。
特許文献1,2には、皮下注射を行うための自動注射器が記載されている。この自動注射器は、使用者である患者が、薬液等の液体を自己投与することを補助するための注射器である。自動注射器は、筒状のハウジング内に、シリンジのプランジャーが摺動可能となるように収容されている。自動注射器を使用する際は、使用者は、ハウジングを把持して、キャップをハウジングから引き抜いた後に、自動注射器の先端(針カバー部分)を皮膚に押し付ける。すると、針カバーがハウジング本体に押し込まれることで、シリンジの注射針が突出して皮下に刺入する。この操作に伴いプランジャーが押し込まれ、シリンジの内容物である液体が使用者に注射される。
特許第4795338号公報 特開2015−157218号公報
特許文献1,2に記載された自動注射器では、使用者が把持するハウジングが、円筒状または楕円筒状に形成されている。これは、ハウジング内に収容されるシリンジが円筒状に形成されていることから、注射用デバイスの外形をコンパクトにできるメリットがある。しかしながら、特許文献1,2に記載された自動注射器は、リウマチの患者や虚弱な患者等の健康な人よりも握力が低下している使用者、又は炎症等により指の関節が動きにくくなっている使用者による使用性を十分に考慮したものではない。例えば、このような使用者は、ハウジングが円筒状等に形成されていると、自動注射器を把持しにくく、自動注射器からのキャップの引き抜き操作や自動注射器を皮膚に押し当てた状態で注射を行う操作が上手くできないという問題がある。また、形状が円筒状等であるため、転がり易く、静置しにくいことから、特に上記の様な使用者にとっては、取扱い上不便であり、破損の原因となることもある。
そこで、本発明は、リウマチの患者や虚弱な患者等の健康な人よりも握力が低下した使用者、又は炎症等により指の関節が動きにくくなっている使用者でも容易に使用することができる自己注射に適した、ハウジング及び/又はキャップに特徴を有する自動注射器ならびに自動注射器用シェルを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る自動注射器は、先端部に注射針を有するシリンジと、シリンジを収容する筒状のハウジングと、ハウジングの一方側の端部から突出して注射針を覆う針カバー部と、を備え、シリンジは、ハウジングの延在方向にプランジャーを摺動させてシリンジの内部に充填された液体を排出できる駆動部を有し、ハウジングの外周面は、対向する一対の第一平面部と、対向する一対の第二平面部と、対向する一対の第三平面部と、を有する六角形状に形成されている。
本発明の第一の態様に係る自動注射器では、ハウジングの外周面が、筒状のものを片手で把持する動作をした際に親指と手のひらと残りの四指で形成される空間の形状に近い六角形状に形成されている。このため、ハウジングの外周面が円形状に形成されている場合に比べて、ハウジングに手のひらや指が引っ掛かりやすくなる。これにより、ハウジングが把持しやすくなるため、容易に使用することができる。
第一の態様に係る自動注射器において、一対の第一平面部の対向距離は、一対の第二平面部の対向距離及び一対の第三平面部の対向距離よりも短くてもよい。この自動注射器では、一対の第一平面部の対向距離が一対の第二平面部の対向距離及び一対の第三平面部の対向距離よりも短いため、ハウジングの外周面が扁平六角形状となる。この扁平六角形状は、ハウジングを軽く握った際に、親指の基節と残りの四指の第二関節とが第一平面部に掛かりやすく、且つ、手のひらと残りの四指の第一関節とが第二平面部及び第三平面部に掛かりやすい形状である。このため、ハウジングが更に把持しやすくなる。
第一の態様に係る自動注射器において、一対の第一平面部の対向方向におけるハウジングの外形寸法は、対向方向と直交する方向におけるハウジングの外形寸法の0.75倍以上0.95倍以下であってもよい。この自動注射器では、一対の第一平面部の対向方向におけるハウジングの外形寸法が、当該対向方向と直交する方向におけるハウジングの外形寸法の0.75倍以上0.95倍以下である。この形状は、ハウジングを軽く握った際に、親指の基節と残りの四指の第二関節とが第一平面部に掛かりやすく、且つ、手のひらと残りの四指の第一関節とが第二平面部及び第三平面部に掛かりやすい形状である。このため、ハウジングが更に把持しやすくなる。
第一の態様に係る自動注射器において、ハウジングは、針カバー部とは反対側である他方側の端面に、凹状に窪んだ凹部を有してもよい。この自動注射器では、ハウジングの針カバー部とは反対側の端面に凹部を有するため、親指をハウジングの針カバー部とは反対側の端部に添えやすくなる。これにより、ハウジングが更に把持しやすくなるとともに、自動注射器を皮膚に押し付けやすくなる。
第一の態様に係る自動注射器において、凹部は、ハウジングの延在方向と直交するとともに第一平面部と平行な方向に延びていてもよい。この自動注射器では、凹部が、ハウジングの延在方向と直交するとともに第一平面部と平行な方向に延びているため、ハウジングを把持した際に、更に親指をハウジングの他方側の端部に添えやすくなる。
第一の態様に係る自動注射器において、ハウジングは、外周面から突出するとともに外周面の周方向に延びるリブを有してもよい。この自動注射器では、ハウジングにリブが形成されているため、ハウジングを把持した手がリブに引っ掛かる。このため、ハウジングからキャップを引き抜く際、また、自動注射器を皮膚に押し付ける際に、把持した手に対して自動注射器が滑るのを抑制することができる。
第一の態様に係る自動注射器において、針カバー部は、円筒状に延びる円筒部と、円筒部の先端部が拡径してなる拡径部と、を有してもよい。この自動注射器では、針カバー部は、円筒部の先端部が拡径してなる拡径部を有するため、皮膚との接触面積を増大させることができる。これにより、安定して自動注射器を皮膚に押し付けることができる。
第一の態様に係る自動注射器は、針カバー部を覆うようにハウジングの一方側の端部に取り付けられるキャップを更に備え、キャップは、ハウジングの延在方向に延びてハウジングの筒状形状と同様形状の筒状のキャップ本体部と、キャップ本体部のハウジングとは反対側の先端部からキャップ本体部の延在方向と直交する方向に延びる鍔と、を有してもよい。この自動注射器では、キャップもハウジングと同様の形状であること、及びキャップ部の筒状部分に一定の幅を有していること、さらに先端に鍔が形成されているため、キャップを容易に取り外すことができる。しかも、自動注射器を載置面に置いた際に、鍔が支えとなって載置面とハウジングとの間に隙間が生じるため、載置面から自動注射器を持ち上げやすくなる。
第一の態様に係る自動注射器において、鍔は、キャップ本体部から互いに異なる方向に延びる第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部を有してもよい。この自動注射器では、キャップ本体部から互いに異なる方向に第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部が延びているため、載置面に載置されている自動注射器が転がるのを抑制することができる。また、各鍔部が支点となる4面のどの面を下に置いても安定して自動注射器が支持される。
第一の態様に係る自動注射器において、キャップ本体部の外周面は、対向する一対の第一キャップ平面部と、対向する一対の第二キャップ平面部と、対向する一対の第三キャップ平面部と、を有する六角形状に形成されており、一対の第一キャップ平面部の対向距離は、一対の第二キャップ平面部の対向距離及び一対の第三キャップ平面部の対向距離よりも短く、第一鍔部は、一方の第二キャップ平面部から延びており、第二鍔部は、他方の第二キャップ平面部から延びており、第三鍔部は、一方の第三キャップ平面部から延びており、第四鍔部は、他方の第三キャップ平面部から延びていてもよい。この自動注射器では、第一〜第四鍔部が第二キャップ平面部及び第三キャップ平面部のそれぞれから延びているため、自動注射器をより安定して載置面に載置することができる。
第一の態様に係る自動注射器において、第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部の先端は、凸曲面状に形成されていてもよい。この自動注射器では、第一〜第四鍔部の先端が凸曲面状に形成されているため、キャップを持ち易くすることができるとともに、キャップの取扱い性を向上することができる。
本発明の第二の態様に係る自動注射器は、先端部に注射針を有するシリンジと、シリンジを収容する筒状のハウジングと、ハウジングの一方側の端部から突出して注射針を覆う針カバー部と、ハウジングの延在方向にプランジャーを摺動させてシリンジから薬液を排出させる駆動部と、を有する自動注射器本体部と、針カバー部を覆うようにハウジングの一方側の端部に取り付けられるキャップと、を備え、キャップは、ハウジングの延在方向に延びる筒状のキャップ本体部と、キャップ本体部のハウジングとは反対側の先端部からキャップ本体部の延在方向と直交する方向に延びる鍔と、を有する。
本発明の第二の態様に係る自動注射器では、キャップに鍔が形成されているため、キャップを容易に取り外すことができる。しかも、自動注射器を載置面に置いた際に、鍔が支えとなって載置面とハウジングとの間に隙間が生じるため、載置面から自動注射器を持ち上げやすくなる。
第二の態様に係る自動注射器において、ハウジングは、一方側とは反対側である他方側の端面に、凹状に窪んだ凹部を有してもよい。この自動注射器では、ハウジングの他方側の端面に凹部を有するため、親指をハウジングの他方側の端部に添えやすくなる。これにより、ハウジングが更に把持しやすくなるとともに、自動注射器を皮膚に押し付けやすくなる。
第二の態様に係る自動注射器において、凹部は、ハウジングの延在方向と直交するとともに第一平面部と平行な方向に延びていてもよい。この自動注射器では、凹部が、ハウジングの延在方向と直交するとともに第一平面部と平行な方向に延びているため、ハウジングを把持した際に、更に親指をハウジングの他方側の端部に添えやすくなる。
第二の態様に係る自動注射器において、ハウジングは、外周面から突出するとともに外周面の周方向に延びるリブを有してもよい。この自動注射器では、ハウジングにリブが形成されているため、ハウジングを把持した手がリブに引っ掛かる。このため、自動注射器を皮膚に押し付ける際に、把持した手に対して自動注射器が滑るのを抑制することができる。
第二の態様に係る自動注射器において、針カバー部は、円筒状に延びる円筒部と、円筒部の先端部が拡径してなる拡径部と、を有してもよい。この自動注射器では、針カバー部は、円筒部の先端部が拡径してなる拡径部を有するため、皮膚との接触面積を増大させることができる。これにより、安定して自動注射器を皮膚に押し付けることができる。
第二の態様に係る自動注射器において、鍔は、キャップ本体部から互いに異なる方向に延びる第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部を有してもよい。この自動注射器では、キャップ本体部から互いに異なる方向に第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部が延びているため、載置面に載置されている自動注射器が転がるのを抑制することができる。また、各鍔部が支点となる4面のどの面を下に置いても安定して自動注射器が支持される。
第二の態様に係る自動注射器において、キャップ本体部の外周面は、対向する一対の第一キャップ平面部と、対向する一対の第二キャップ平面部と、対向する一対の第三キャップ平面部と、を有する六角形状に形成されており、一対の第一キャップ平面部の対向距離は、一対の第二キャップ平面部の対向距離及び一対の第三キャップ平面部の対向距離よりも短く、第一鍔部は、一方の第二キャップ平面部から延びており、第二鍔部は、他方の第二キャップ平面部から延びており、第三鍔部は、一方の第三キャップ平面部から延びており、第四鍔部は、他方の第三キャップ平面部から延びていてもよい。この自動注射器では、第一〜第四鍔部が第二キャップ平面部及び第三キャップ平面部のそれぞれから延びているため、自動注射器をより安定して載置面に載置することができる。
第二の態様に係る自動注射器において、第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部の先端は、凸曲面状に形成されていてもよい。この自動注射器では、第一〜第四鍔部の先端が凸曲面状に形成されているため、キャップを持ち易くすることができるとともに、キャップの取扱い性を向上することができる。
なお、第二の形態に係る自動注射器のハウジングは、第一の実施形態に係る自動注射器のハウジングと同じ形態にしてもよい。
本発明の自動注射器用シェルは、ハウジング及びキャップからなり、さらに、針カバー部を有してもよい。本発明の自動注射器用シェルは、好ましくは、本発明第一もしくは第二の態様に係る自動注射器におけるハウジング及びキャップ、または、本発明第一もしくは第二の態様に係る自動注射器におけるハウジング、キャップ及び針カバー部からなる。
本発明に係る自動注射器は、リウマチの患者や虚弱な患者等の健康な人よりも握力が低下した使用者、又は炎症等により指の関節が動きにくくなっている使用者でも容易に使用することができる。
実施形態に係る自動注射器の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る自動注射器の一例を示す底面図である。 実施形態に係る自動注射器の一例を示す正面図である。 実施形態に係る自動注射器の一例を示す左側面図である。 実施形態に係る自動注射器の一例を示す右側面図である。 自動注射器本体部の一例を示す正面図である。 自動注射器本体部の一例を示す左側面図である。 キャップの一例を示す正面図である。 キャップの一例を示す右側面図である。 ハウジングの外周面の形状を説明するための図である。 変形例1の自動注射器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図を示す。 変形例1の自動注射器を示す図であり、(a)は底面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図を示す。 変形例1の自動注射器を示す斜視図である。 変形例2の自動注射器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図を示す。 変形例2の自動注射器を示す図であり、(a)は底面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図を示す。 変形例2の自動注射器を示す斜視図である。 変形例3の自動注射器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図を示す。 変形例3の自動注射器を示す図であり、(a)は底面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図を示す。 変形例3の自動注射器を示す斜視図である。 変形例3の自動注射器の自動注射器本体部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図を示す。 変形例3の自動注射器のキャップ部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図を示す。 変形例4の自動注射器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図を示す。 変形例4の自動注射器を示す図であり、(a)は底面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図を示す。 変形例4の自動注射器を示す斜視図である。 変形例5の自動注射器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図を示す。 変形例5の自動注射器を示す図であり、(a)は底面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図を示す。 変形例5の自動注射器を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1〜図10に示すように、本実施形態に係る自動注射器1は、使用者である患者が薬液を自己投与するための注射器であって、オートインジェクタ等とも呼ばれる。自動注射器1は、皮下注射を行うための注射器等として用いることができる。自動注射器1は、自動注射器本体部10と、自動注射器本体部10に対して着脱可能に取り付けられるキャップ20と、を備える。
自動注射器本体部10は、シリンジ11と、ハウジング12と、針カバー部13と、駆動部14と、を備える。
シリンジ11は、患者に投与する液体が充填された円筒状のシリンジ外筒111と、シリンジ外筒111の内部に充填された液体を押し出すプランジャー112と、シリンジ外筒111の先端に接続された注射針113と、を備える。なお、以下では、シリンジ外筒111の延在方向において、シリンジ外筒111に対して注射針113が配置される側を先端側又は一方側(図3における左側)といい、シリンジ外筒111に対して注射針113が配置されない側を後端側又は他方側(図3における右側)という。
シリンジ外筒111に充填される液体としては、特に限定されないが、その形態として、水溶液、懸濁液又はエマルジョン等が挙げられる。また、当該液体としては、例えば、有効成分として少なくとも1以上の医薬を含有する液性製剤であることが好ましい。有効成分としては、特に限定されず、低分子化合物及び高分子の生物製剤(バイオ医薬品)を含み、例えば、蛋白質性生理活性分子(各種インターフェロン、各種インターロイキン、各種コロニー刺激因子、各種サイトカイン受容体Fc融合蛋白質)や抗体医薬を包含する。高分子の生物製剤としては、例えば、エタネルセプト、アダリムマブ、インフリキシマブ、デノスマブ、テリパラチド、フィルグラスチム、PEG化フィルグラスチム、PEG化インターフェロン等を挙げることができる。また、医薬としては、必ずしも限定されず、例えば、抗リウマチ剤、抗炎症剤、抗がん剤、骨粗鬆症治療剤等が挙げられる。
ハウジング12は、シリンジ11を収容する部材である。ハウジング12は、自動注射器本体部10の外形を成して、自動注射器1の使用時に自動注射器1の使用者である患者に把持される。ハウジング12は、シェル、ケース等とも呼ばれる。ハウジング12は、筒状に形成されており、シリンジ11の延在方向と同じ方向に延在している。なお、シリンジ11及びハウジング12(自動注射器本体部10)の延在方向は、シリンジ11及びハウジング12(自動注射器本体部10)の長手方向、長軸方向等ともいう。
ハウジング12の形状としては、特に限定されないが、例えば、断面が真円又は楕円である円柱形状、又は断面が多角形である角柱形状が挙げられる。ハウジング12が角柱形状である場合、その形状は、特に限定されないが、例えば、その断面が三角形、四角形、五角形又は六角形であり、好ましくは六角形である。また、ハウジング12が角柱形状である場合、その形状は、面取りされた形状であることが好ましく、また、その断面が正多角形、又は平行する一組の二辺が他の辺よりも長い多角形であることが好ましい。
ハウジング12が角柱形状である場合、ハウジング12の外周面は、各面が平面状であることが好ましいが、凹部及び/又は凸部を有する湾曲した形状であってもよい。特に、異なる平面が交わる角部は若干の丸み(R)を持たせた方が、把持した際に手になじみ易く、操作し易い。ハウジング12の外径(長径又は短径)は、部位によって異なっていてもよいが、全ての部位において等大又は略等大であることが好ましく、その長径は、例えば、20mm以上27mm以下であり、好ましくは22mm以上25mm以下であり、特に好ましくは約23.5mmであり、その短径は、例えば、17mm以上24mm以下であり、好ましくは19mm以上22mm以下であり、特に好ましくは約20.4mmである。
次に、本実施形態におけるハウジング12の好ましい一形態について説明する。
ハウジング12の外周面は、対向する一対の第一平面部121,122と、対向する一対の第二平面部123,124と、対向する一対の第三平面部125,126と、を有する六角形状に形成されている。第二平面部123及び第三平面部125は、第一平面部121に隣り合う面であり、第二平面部124及び第三平面部126は、第一平面部122に隣り合う面である。一対の第一平面部121,122、一対の第二平面部123,124、及び一対の第三平面部125,126は、それぞれハウジング12の延在方向に延びる矩形状に形成されている。このため、ハウジング12の外周面の、ハウジング12の延在方向と直交する断面形状は、ハウジング12の延在方向における略全域において同じ六角形状に形成されている。そして、一対の第一平面部121,122に、それぞれハウジング12内に収容されたシリンジ11のシリンジ外筒111及び充填された液体を視認するための窓部127が設けられている。
一対の第一平面部121,122は、互いに平行に配置されている。一対の第二平面部123,124は、互いに平行に配置されている。一対の第三平面部125,126は、互いに平行に配置されている。一対の第一平面部121,122の対向距離D1は、一対の第二平面部123,124の対向距離D2及び一対の第三平面部125,126の対向距離D3よりも短い。このため、ハウジング12の外周面は、一対の第一平面部121,122の対向方向に扁平した扁平六角形状となる。
この場合、一対の第一平面部121,122の対向方向におけるハウジング12の外形寸法D4は、一対の第一平面部121,122の対向方向と直交する方向におけるハウジング12の外形寸法D5の例えば、0.75倍以上0.95倍以下、好ましくは0.85倍以上0.90倍以下とすることができる。一対の第一平面部121,122の対向方向におけるハウジング12の外形寸法D4は、一対の第一平面部121,122の対向距離D1と同じである。一対の第一平面部121,122の対向方向と直交する方向におけるハウジング12の外形寸法D5は、第二平面部123と第三平面部126との境界線と第二平面部124と第三平面部125との境界線との離間距離である。なお、外形寸法D4及び外形寸法D5は、後述するリブ16を含まない寸法である。
また、ハウジング12は、他方側(後端側)の端面に、凹状に窪んだ凹部15を有する。凹部15は、使用者がハウジング12を把持した際に、親指を添えるための面である。凹部15は、親指を添えやすいように、ハウジング12の延在方向と直交するとともに一対の第一平面部121,122と平行な方向に延びている。凹部15の形状としては、例えば、第一平面部121と第一平面部122との間の中央部が最深となる凹曲面状とすることができる。なお、凹部15は、ハウジング12の他方側の端面の全域に形成されていてもよく、当該端面の一部にのみ形成されていてもよい。
また、ハウジング12には、外周面から突出するとともに外周面の周方向に延びるリブ16が設けられている。
リブ16の形状は、特に限定されないが、例えば、直線状、円弧状又は楔状(V字状)であり、好ましくは直線状である。リブ16が直線状である場合、リブ16の延在方向は、特に限定されないが、例えば、ハウジング12の延在方向に直交する方向である。リブ16は、ハウジング12の外周の全体に亘って設けられていてもよく、ハウジング12の外周の一部にのみ設けられていてもよい。ハウジング12が角柱形状である場合、リブ16は、一部の面にのみ設けられていてもよいが、ハウジング12の一対の第二平面部123,124と一対の第三平面部125,126に設けられていていることが好ましい。但し、一部の面に窓等が設けられる場合、当該面にはリブ16を設けなくてもよい。なお、リブ16の材質または表面処理は、通常ハウジング12の本体と同じであるが、滑り止め効果を向上させるために、異なるものとしても良く、例えば、マット加工等を施してもよい。
リブ16の数は、特に限定されないが、例えば、1〜15、好ましくは3〜10、より好ましくは5〜8である。リブ16の断面の形状は、三角形、長方形または半楕円状でもよく、好ましくは半楕円状である。また、その太さは、特に限定されないが、例えば、1mm以上3mm以下であり、好ましくは1.5mm以上2.5mm以下であり、特に好ましくは約2mmである。リブ16の高さは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上2mm以下であり、特に好ましくは約0.9mmである。ハウジング12の延在方向に複数のリブ16が設けられる場合、ハウジング12の延在方向におけるリブ16のピッチ(離間距離)は、例えば、4mm以上10mm以下であり、好ましくは6mm以上8mm以下であり、特に好ましくは約7mmである。
次に、本実施形態におけるリブ16の好ましい一形態について説明する。
リブ16は、隣り合う第二平面部123及び第三平面部126から突出するとともに、第二平面部123の第一平面部121側の端部から第三平面部126の第一平面部122側の端部まで延びている。また、リブ16は、隣り合う第二平面部124及び第三平面部125から突出するとともに、第二平面部124の第一平面部122側の端部から第三平面部125の第一平面部121側の端部まで延びている。一方、リブ16は、一対の第一平面部121,122からは突出していない。また、リブ16は、第一平面部121を通る平面と第一平面部122を通る平面との間の領域に収まっている。
リブ16は、ハウジング12の一方側(先端側)の端部に、ハウジング12の延在方向に沿って5本形成されている。リブ16は、ハウジング12の周方向に直線状に延びている。リブ16の太さは、2mmであり、リブ16の高さは、約0.9mmであり、ハウジング12の延在方向におけるリブ16のピッチ(離間距離)は、7mmである。
針カバー部13は、ハウジング12の一方側の端部から突出して、シリンジ11の注射針113を覆う。針カバー部13は、円筒状に延びる円筒部131と、円筒部131の先端部が拡径してなる拡径部132と、を有する。円筒部131は、注射針113を覆うための部位である。このため、円筒部131から注射針113が突出しないように、ハウジング12からの突出長さが設定されている。拡径部132は、自動注射器1を使用者の皮膚に押し付ける際に、皮膚との接触面積を増大させるための部位である。円筒部131と拡径部132とは、一体に成形されるものであってもよいが、別体であってもよい。円筒部131と拡径部132とが別体であれば、自動注射器1の種類に応じて拡径部132の最大外径を容易に変更することができる。
拡径部132の大きさは、特に限定されないが、針カバー部13の皮膚接触面の面積が、例えば、150mm以上165mm以下であり、好ましくは153mm以上162mm以下であり、特に好ましくは156mm以上159mm以下となる大きさに設定される。針カバー部13の皮膚接触面とは、針カバー部13の皮膚に接触する面であって、針カバー部13の一方側(図6の下側)の面である。この皮膚接触面は、拡径部132のみ、又は、円筒部131及び拡径部132により形成される。針カバー部13の皮膚接触面の内径と外径との差である内外径差は、例えば、5mm以上10mm以下であり、好ましくは6mm以上9mm以下であり、特に好ましくは7mm以上8mm以下である。
駆動部14は、例えば、注射針113を針カバー部13から突出させるために、針カバー部13が皮膚等に押し付けられて針カバー部13に所定の力が加わると、作動を開始する。なお、駆動部14を作動させるために必要な押し圧(針カバー部13に加える力)を、アクティベーションフォース(Activation Force)とも呼ぶ。作動を開始した駆動部14は、ハウジング12の延在方向にプランジャー112を摺動させてシリンジ外筒111に充填された液体を押し出す(排出する)。なお、駆動部14の具体的な構成は、特に限定されるものではなく、特許文献1,2等の公知の様々な構成を採用することができる。
キャップ20は、針カバー部13を覆うように、ハウジング12の一方側の端部に取り付けられる。キャップ20は、キャップ本体部21と、キャップ側針カバー部22と、鍔23と、突起部24と、を備える。
キャップ本体部21は、キャップ20の本体を成す部位であり、ハウジング12の延在方向に延びる筒状に形成されている。
キャップ本体部21の形状としては、特に限定されないが、例えば、断面が真円又は楕円である円柱形状、又は断面が多角形である角柱形状が挙げられる。キャップ本体部21が角柱形状である場合、その形状は、特に限定されないが、例えば、その断面が三角形、四角形、五角形、六角形であり、その中でも六角形が好ましい。また、キャップ本体部21が角柱形状である場合、その形状は、面取りされた形状であることが好ましく、また、その断面が正多角形、又は平行する一組の二辺が他の辺よりも長い多角形であることが好ましい。
キャップ本体部21が角柱形状である場合、キャップ本体部21の外周面は、各面が平面状であることが好ましいが、凹部及び/又は凸部を有する湾曲した形状であってもよい。また、キャップ本体部21の外径(長径又は短径)は、部位によって異なっていてもよいが、全ての部位において等大又は略等大であることが好ましく、その長径は、例えば、20mm以上27mm以下であり、好ましくは22mm以上25mm以下であり、特に好ましくは約23.5mmであり、その短径は、例えば、17mm以上24mm以下であり、好ましくは19mm以上22mm以下であり、特に好ましくは約20.4mmである。
キャップ本体部21の形状及び外周面は、ハウジング12の形状及び外周面と異なっていてもよいが、ハウジング12の形状及び外周面と同一、又は略同一であることが好ましい。
次に、本実施形態におけるキャップ本体部21の好ましい一形態について説明する。
キャップ本体部21は、ハウジング12の延在方向に延びて、ハウジング12の筒状形状と同様形状となっている。キャップ本体部21の外周面は、ハウジング12の外周面と同じ形状に形成されている。具体的に説明すると、キャップ本体部21の外周面は、対向する一対の第一キャップ平面部211,212と、対向する一対の第二キャップ平面部213,214と、対向する一対の第三キャップ平面部215,216と、を有する六角形状に形成されている。一対の第一キャップ平面部211,212、一対の第二キャップ平面部213,214、及び一対の第三キャップ平面部215,216は、それぞれ一対の第一平面部121,122、一対の第二平面部123,124、及び一対の第三平面部125,126に対応する面である。一対の第一キャップ平面部211,212、一対の第二キャップ平面部213,214、及び一対の第三キャップ平面部215,216は、キャップ20が自動注射器本体部10に取り付けられた際に、それぞれ一対の第一平面部121,122、一対の第二平面部123,124、及び一対の第三平面部125,126と面一となる。このため、一対の第一キャップ平面部211,212の対向距離は、一対の第二キャップ平面部213,214の対向距離及び一対の第三キャップ平面部215,216の対向距離よりも短い。
キャップ本体部21には、外周面から突出するとともに外周面の周方向に延びるリブ25が設けられている。
リブ25の形状は、特に限定されないが、例えば、直線状、円弧状又は楔状(V字状)であり、好ましくは直線状である。リブ25が直線状である場合、リブ25の延在方向は、特に限定されないが、例えば、キャップ本体部21の延在方向に直交する方向である。リブ25は、キャップ本体部21の外周の全体に亘って設けられていてもよく、キャップ本体部21の外周の一部にのみ設けられていてもよい。キャップ本体部21が角柱形状である場合、リブ25は、一部の面にのみ設けられていてもよいが、キャップ本体部21の外周面の全ての面に設けられていていることが好ましい。但し、一部の面に窓等が設けられる場合、当該面にはリブ25を設けなくてもよい。
リブ25の数は、特に限定されないが、例えば、1〜5、好ましくは2〜4である。リブ25の断面の形状は、三角形、長方形または半楕円状でもよく、好ましくは半楕円状である。また、その太さは、特に限定されないが、例えば、1mm以上3mm以下であり、好ましくは1.5mm以上2.5mm以下であり、特に好ましくは約2mmである。リブ16の高さは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上2mm以下であり、特に好ましくは約0.9mmである。キャップ本体部21の延在方向に複数のリブ25が設けられる場合、キャップ本体部21の延在方向におけるリブ25のピッチ(離間距離)は、例えば、4mm以上10mm以下であり、好ましくは6mm以上8mm以下であり、特に好ましくは約7mmである。
リブ25の形状及びピッチは、リブ16の形状及びピッチと異なっていてもよいが、リブ16の形状及びピッチと同一、又は略同一であることが好ましい。
次に、本実施形態におけるリブ25の好ましい一形態について説明する。
リブ25は、キャップ本体部21の外周の全体に亘って設けられている。つまり、リブ25は、一対の第一キャップ平面部211,212、一対の第二キャップ平面部213,214、及び一対の第三キャップ平面部215,216の全ての面に設けられており、各面に設けられるリブ25は、互いに接続されている。リブ25は、キャップ本体部21の延在方向に沿って3本設けられている。リブ25は、キャップ本体部21の周方向に直線状に延びている。リブ25の形状及びピッチは、リブ16の形状及びピッチと同一である。
キャップ側針カバー部22は、針カバー部13の円筒部131の内周側に挿入されて、シリンジ11の注射針113を覆う。キャップ側針カバー部22は、円筒状に延びており、その内周側に、注射針113が挿入される。
鍔23は、キャップ本体部21のハウジング12とは反対側の先端部(キャップ本体部21の一方側の先端部)からキャップ本体部21の延在方向と直交する方向に延びている。
鍔23の形状は、特に限定されないが、例えば、多角形、星形形状、手裏剣様形状、又は葉様形状とすることができ、特に好ましくは、葉様形状である。多角形とする場合、面取りされた形状であることが好ましい。多角形としては、例えば、三乃至六角形とすることができる。四角形としては、例えば、長方形、又は正方形とすることができる。
鍔23は、例えば、星形形状、手裏剣様形状、又は葉様形状のように、複数の鍔部からなっていてもよい。この場合、当該鍔部の数は、特に限定されないが、例えば、3〜6、好ましくは3、4又は6、より好ましくは4である。各鍔部の形状及び大きさは、各々異なっていてもよいが、同一又は対称の形状であることが好ましく、鍔23全体として点対称又は線対称となる形状が好ましい。各鍔部の配置は、特に限定されないが、等間隔でなくてもよいが、鍔23全体として点対称又は線対称となる配置が好ましい。本実施形態の好ましい形態としては、鍔23の形状は、その先端が凸曲面状に形成された第一乃至第四鍔部からなる、等大の4枚の葉様形状である。
鍔23の外径(長径又は短径)は、例えば、次のようにすることができる。本発明の第一の態様の自動注射器1においては、キャップ本体部21の一対の第一平面部121,122と平行方向の外径は、24mm以上37mm以下であり、好ましくは26mm以上34mm以下であり、特に好ましくは28mm以上32mm以下である。また、キャップ本体部21の一対の第一平面部121,122と垂直方向の外径は、21mm以上35mm以下であり、好ましくは23mm以上31mm以下であり、特に好ましくは25mm以上29mm以下である。鍔23のキャップ本体部21の一対の第一平面部121,122と平行方向の最大外形、あるいは、キャップ本体部21の第一キャップ平面部211,212からの高さは、特に限定されないが、例えば、2mm以上5mm以下であり、好ましくは2.5mm以上4.1mm以下であり、特に好ましくは3.0mm以上3.6mm以下である。キャップ本体部21(ハウジング12)の全長に対する鍔23の一対の第一キャップ平面部211,212と平行方向の外径の比率(百分率)は、例えば、15%以上23%以下であり、好ましくは16%以上21%以下であり、特に好ましくは18.4%以上18.7%以下である。また、ハウジング12及びキャップ20の全長に対する、鍔23の一対の第一キャップ平面部211,212と垂直方向の外径の比率(鍔23の一対の第一キャップ平面部211,212と垂直方向の外径/ハウジング12及びキャップ20の全長)が、例えば、0.13以上0.22以下であり、好ましくは0.14以上0.19以下であり、特に好ましくは0.155以上0.179以下である。鍔23の大きさは、平面状の載置面に自動注射器1を静置した際に、ハウジング12及びキャップ本体部21の延在方向と平行な軸線が、当該載置面に対する斜度として、例えば、2/150以上5/150以下であり、好ましくは2.5/150以上4.1/150以下であり、特に好ましくは3.0/150以上3.6/150以下の角度となるように、設定することができる。
次に、本実施形態における鍔23の好ましい一形態について説明する。
鍔23は、キャップ本体部21から互いに異なる方向に延びる第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234を有する。第一鍔部231は、第二キャップ平面部213から延びている。第二鍔部232は、第二キャップ平面部214から延びている。第三鍔部233は、第三キャップ平面部215から延びている。第四鍔部234は、第三キャップ平面部216から延びている。
第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234は、それぞれ薄い板状に形成されており、隣同士がキャップ本体部21の周方向において連結されている。そして、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234の先端は、それぞれ凸曲面状に形成されている。このため、鍔23は、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234により、四つ葉のクローバー形状に形成されている。
突起部24は、鍔23が底面となるように自動注射器1を立てて置くのを防止するために、鍔23の一方側の端面から突出する部位である。突起部24は、例えば、鍔23の一方側の端面の中央部が頂点となる凸曲面状に形成することができる。このため、鍔23が底面となるように自動注射器1を立てて置くことができない。これにより、使用者に、自動注射器1を寝かせて置くように促すことができる。なお、突起部24は、当該端面の全域に形成されていてもよく、当該端面の一部にのみ形成されていてもよい。
なお、自動注射器1において、ハウジング12及びキャップ20は、自動注射器用シェルとも呼ぶ。自動注射器用シェルには、針カバー部13が含まれていてもよい。つまり、自動注射器用シェルは、ハウジング12及びキャップ20からなり、又は、ハウジング12、キャップ20及び針カバー部13からなる。
次に、自動注射器1の使用例について説明する。ただし、この使用例に限定されるものではない。
まず、自動注射器本体部10からキャップ20を取り外す。このとき、使用者は、一方の手で、自動注射器本体部10のハウジング12を把持し、他方の手で、キャップ20の鍔23を引っ張る。これにより、自動注射器本体部10からキャップ20が外れる。
次に、使用者は、針カバー部13が皮膚側を向くように、片手でハウジング12を把持する。この際に、ハウジング12を把持した手の親指を凹部15に沿えてもよい。そして、使用者は、針カバー部13を一定の力で皮膚に押し当てて、針カバー部13をハウジング12に押し込む。これによって、駆動部14がプランジャー112を摺動させることにより、シリンジ外筒111に充填された液体が使用者に注射される。
このように、本実施形態に係る自動注射器1では、ハウジング12の外周面を六角形状に形成すれば、ハウジング12の外周面が、筒状のものを片手で把持する動作をした際に親指と手のひらと残りの四指で形成される空間の形状に近い形状となる。このため、ハウジング12の外周面が円形状に形成されている場合に比べて、ハウジング12に手のひらや指が引っ掛かりやすくなる。つまり、ハウジング12が握りやすい構造となる。これにより、ハウジング12が把持しやすくなるため、容易に使用することができる。
また、一対の第一平面部121,122の対向距離D1を一対の第二平面部123,124の対向距離D2及び一対の第三平面部125,126の対向距離D3よりも短くすれば、ハウジング12の外周面が扁平六角形状となる。この扁平六角形状は、ハウジング12を軽く握った際に、親指の基節と残りの四指の第二関節とが第一平面部121,122に掛かりやすく、且つ、手のひらと残りの四指の第一関節とが第二平面部123,124及び第三平面部125,126に掛かりやすい形状である。このため、ハウジング12が更に把持しやすくなる。
また、一対の第一平面部121,122の対向方向におけるハウジング12の外形寸法D4を、当該対向方向と直交する方向におけるハウジング12の外形寸法D5の例えば、0.75倍以上0.95倍以下、好ましくは0.85倍以上0.90倍以下にすれば、ハウジング12を更に把持しやすくい形状にすることができる。つまり、この形状は、ハウジング12を軽く握った際に、親指の基節と残りの四指の第二関節とが第一平面部121,122に掛かりやすく、且つ、手のひらと残りの四指の第一関節とが第二平面部123,124及び第三平面部125,126に掛かりやすい形状である。このため、ハウジング12が更に把持しやすくなる。
また、ハウジング12の他方側の端面に凹部15を有すれば、親指をハウジング12の他方側の端部に添えやすくなる。つまり、ハウジング12が親指を添えやすい形状にデザインされているため、ハウジング12のグリップが安定する。これにより、ハウジング12が更に把持しやすくなるとともに、自動注射器1を皮膚に押し付けやすくなる。
また、凹部15が、ハウジング12の延在方向と直交するとともに第一平面部121,122と平行な方向に延びていれば、ハウジング12を把持した際に、更に親指をハウジング12の他方側の端部に添えやすくなる。
また、ハウジング12にリブ16を形成すれば、ハウジング12を把持した手がリブ16に引っ掛かる。つまり、ハウジング12に滑り止め用のリブ16を形成したことで、自動注射器本体部10が指又は手のひらに引っ掛かりやすくなる。このため、自動注射器1を皮膚に押し付ける際に、把持した手に対して自動注射器1が滑るのを抑制することができる。
また、針カバー部13が、円筒部131の先端部が拡径してなる拡径部132を有すれば、皮膚との接触面積を増大させることができる。これにより、安定して自動注射器1を皮膚に押し付けることができる。
ところで、皮下注射の部位として一般的に選択される部位は、体表面の柔らかい下腹部である。このため、皮膚を押さえる部分の面積が小さいと体表面に押し付けても針カバー部13をハウジング12内へ押し込むことが難しく、押し圧が分散しやすい。その結果、針カバー部13を自動注射器本体部10へ押し込む力に到達させるのが困難になる。本実施形態に係る自動注射器1では、拡径部132により針カバー部13の皮膚接触面の面積が拡大されることで、体表面の柔らかい下腹部に針カバー部13を押し当てた場合であっても、押し圧が分散するのが抑制される。その結果、従来の自動注射器に比べて、針カバー部13を自動注射器本体部10へ押し込む力に到達させるのが容易になる。
また、キャップ本体部21の外周面が六角形状に形成されていれば、キャップ本体部21の外周面が円形状に形成されている場合に比べて、キャップ本体部21に手のひらや指が引っ掛かりやすくなる。つまり、キャップ本体部21が握りやすい構造となる。これにより、自動注射器本体部10のハウジング12を把持している手とは反対の手で、キャップ本体部21を把持しやすくなるため、キャップ20を容易に取り外すことができる。
また、キャップ本体部21にリブ25を形成すれば、キャップ本体部21を把持した手がリブ25に引っ掛かる。つまり、キャップ本体部21に滑り止め用のリブ25を形成したことで、キャップ20が指又は手のひらに引っ掛かりやすくなる。このため、キャップ20を更に容易に取り外すことができる。
また、キャップ20に鍔23を形成すれば、キャップ20が手に引っ掛かりやすい構造となる。このため、自動注射器本体部10のハウジング12を把持している手とは反対の手で、キャップ20を容易に取り外すことができる。しかも、自動注射器1を載置面に置いた際に、鍔23が支えとなって載置面とハウジング12との間に隙間が生じるため、載置面から自動注射器1を持ち上げやすくなる。
また、キャップ本体部21から互いに異なる方向に第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234が延びていれば、載置面に載置されている自動注射器1が転がるのを抑制することができる。また、各鍔部231〜234が支点となる4面のどの面を下に置いても安定して自動注射器1が支持される。
また、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234が第二キャップ平面部213,214及び第三キャップ平面部215,216のそれぞれから延びていれば、自動注射器1をより安定して載置面に載置することができる。
また、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234の先端を凸曲面状に形成すれば、キャップ20を持ち易くすることができるとともに、キャップ20の取扱い性を向上することができる。
つまり、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234により、鍔23を、四つ葉形状の鍔様構造とし、第一鍔部231、第二鍔部232、第三鍔部233、及び第四鍔部234を六角形状のキャップ本体部21の辺の部分に配置することで、自動注射器1をテーブル等の載置面に置いた際に、ハウジング12の後端部分と2つの鍔部(第一鍔部231及び第三鍔部233、又は、第二鍔部232及び第四鍔部234)の先端部分とが、自動注射器1を支えることになる。このため、自動注射器1は、テーブル等の載置面上で転がり難い。また、自動注射器1は、若干の傾斜を持ってキャップ20側が持ち上がるため、使用者が自動注射器1をテーブル等の載置面から持ち上げる際に、ハウジング12を掴み易くなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ハウジング及びキャップ本体部の外周面は、必ずしも六角形状でなくてもよい。また、ハウジングの外周面とキャップ本体部の外周面とは、異なる形状であってもよい。また、ハウジング及びキャップ本体部には、リブが形成されなくてもよい。また、キャップには、鍔が形成されなくてもよい。また、注射針を覆うことができれば、針カバー部が無くてもよく、又は、針カバー部がハウジングから突出していなくてもよい。また、ハウジングの他方側の端面に、凹部が形成されなくてもよく、反対に凸部が形成されてもよい。
また、本発明は、図11〜図13に示すような変形例1の自動注射器1A、図14〜図16に示すような変形例2の自動注射器1B、図17〜図21に示すような変形例3の自動注射器1C、図21〜図23に示すような変形例4の自動注射器1D、及び図25〜図27に示すような変形例5の自動注射器1Eであってもよい。
変形例1の自動注射器1Aは、ハウジングの六角形状の外周面のうち、一対の第一平面部が、膨出して湾曲状に形成されている。同様に、キャップ本体部の六角形状の外周面のうち、一対の第一キャップ平面部が、膨出された湾曲状に形成されている。
変形例2の自動注射器1Bは、ハウジング及びキャップ本体部が、長円の円筒状に形成されている。つまり、ハウジングの外周面及びキャップ本体部の外周面の断面が、長円状となっている。また、ハウジングに設けられるリブとキャップ本体部に設けられるリブとが、互いに対向するようにV字状に形成されている。
変形例3の自動注射器1Cは、基本的に変形例3の自動注射器1Cと同じであるが、ハウジングに設けられるリブの数及び配置のみ、変形例3の自動注射器1Cと相違する。つまり、変形例3の自動注射器1Cでは、ハウジングの延在方向における中央部に、8本のリブが設けられている。なお、図22は、自動注射器1Cのキャップ20Cのみを示しており、図23は、自動注射器1Cの自動注射器本体部10Cのみを示している。
変形例4の自動注射器1Dは、ハウジング及びキャップ本体部が、真円の円筒状に形成されている。つまり、ハウジングの外周面及びキャップ本体部の外周面の断面が、真円状となっている。また、鍔が、先端が凸曲面状に形成された葉様の3つの鍔部により形成されて、全体として三つ葉のクローバー形状をなしている。
変形例5の自動注射器1Eは、本体のハウジングが、長円の円筒状に形成されている。つまり、ハウジングの外周面及びキャップ本体部の外周面の断面が、長円状となっている。鍔が、先端が凸曲面状に形成された葉様の6つの鍔部により形成されて、全体として6枚葉の形状をなしている。
1,1A,1B,1C,1D,1E…自動注射器、10,10C…自動注射器本体部、11…シリンジ、111…シリンジ外筒、112…プランジャー、113…注射針、12…ハウジング、121,122…第一平面部、123,124…第二平面部、125,126…第三平面部、127…窓部、13…針カバー部、131…円筒部、132…拡径部、14…駆動部、15…凹部、16…リブ、20,20C…キャップ、21…キャップ本体部、211,212…第一キャップ平面部、213,214…第二キャップ平面部、215,216…第三キャップ平面部、22…キャップ側針カバー部、23…鍔、231…第一鍔部、232…第二鍔部、233…第三鍔部、234…第四鍔部、24…突起部、25…リブ。

Claims (11)

  1. 先端部に注射針を有するシリンジと、
    前記シリンジを収容する筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの一方側の端部から突出して前記注射針を覆う針カバー部と、
    を備え、
    前記シリンジは、前記ハウジングの延在方向にプランジャーを摺動させて前記シリンジの内部に充填された液体を排出できる駆動部を有し、
    前記ハウジングの外周面は、対向する一対の第一平面部と、対向する一対の第二平面部と、対向する一対の第三平面部と、を有する六角形状に形成されている、
    自動注射器。
  2. 前記一対の第一平面部の対向距離は、前記一対の第二平面部の対向距離及び前記一対の第三平面部の対向距離よりも短い、
    請求項1に記載の自動注射器。
  3. 前記一対の第一平面部の対向方向における前記ハウジングの外形寸法は、前記対向方向と直交する方向における前記ハウジングの外形寸法の0.75倍以上0.95倍以下である、
    請求項1又は2に記載の自動注射器。
  4. 前記ハウジングは、前記針カバー部とは反対側である他方側の端面に、凹状に窪んだ凹部を有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の自動注射器。
  5. 前記凹部は、前記ハウジングの延在方向と直交するとともに前記第一平面部と平行な方向に延びている、
    請求項4に記載の自動注射器。
  6. 前記ハウジングは、前記外周面から突出するとともに前記外周面の周方向に延びるリブを有する、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の自動注射器。
  7. 前記針カバー部は、
    円筒状に延びる円筒部と、
    前記円筒部の先端部が拡径してなる拡径部と、を有する、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の自動注射器。
  8. 前記針カバー部を覆うように前記ハウジングの前記一方側の端部に取り付けられるキャップを更に備え、
    前記キャップは、
    前記ハウジングの延在方向に延びて前記ハウジングの筒状形状と同様形状の筒状のキャップ本体部と、
    前記キャップ本体部の前記ハウジングとは反対側の先端部から前記キャップ本体部の延在方向と直交する方向に延びる鍔と、を有する、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の自動注射器。
  9. 前記鍔は、前記キャップ本体部から互いに異なる方向に延びる第一鍔部、第二鍔部、第三鍔部、及び第四鍔部を有する、
    請求項8に記載の自動注射器。
  10. 前記キャップ本体部の外周面は、対向する一対の第一キャップ平面部と、対向する一対の第二キャップ平面部と、対向する一対の第三キャップ平面部と、を有する六角形状に形成されており、
    前記一対の第一キャップ平面部の対向距離は、前記一対の第二キャップ平面部の対向距離及び前記一対の第三キャップ平面部の対向距離よりも短く、
    前記第一鍔部は、一方の前記第二キャップ平面部から延びており、
    前記第二鍔部は、他方の前記第二キャップ平面部から延びており、
    前記第三鍔部は、一方の前記第三キャップ平面部から延びており、
    前記第四鍔部は、他方の前記第三キャップ平面部から延びている、
    請求項9に記載の自動注射器。
  11. 前記第一鍔部、前記第二鍔部、前記第三鍔部、及び前記第四鍔部の先端は、凸曲面状に形成されている、
    請求項9又は10に記載の自動注射器。
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