JP2003339865A - 注射器用シリンジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器 - Google Patents

注射器用シリンジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器

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JP2003339865A JP2002156921A JP2002156921A JP2003339865A JP 2003339865 A JP2003339865 A JP 2003339865A JP 2002156921 A JP2002156921 A JP 2002156921A JP 2002156921 A JP2002156921 A JP 2002156921A JP 2003339865 A JP2003339865 A JP 2003339865A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造公差の大きいガラスシリンジを用いても
注入時のシリンジカバー及びシリンジカバー内のガラス
フランジのぐらつきを防止し微妙な薬剤の注入を確実に
すると共に製造及び使用勝手のよい注射器用シリンジカ
バー及びシリンジカバーを用いた注射器を提供する。 【解決手段】 シリンジ3を嵌挿すると共にカニューレ
1を装着して、シリンジ内の薬剤6をプランジャーロッ
ド4により注出する注射器用シリンジカバー2であっ
て、シリンジを嵌挿する略筒形状のシリンジカバーにシ
リンジを嵌挿挿入する一端方向の開口21の端縁上に対
向する2つの突出する凸部23を有し、開口の端縁上の
対向形成された2つの凸部の間に突出形成された2つの
脚部24及び係止突片25を有し、シリンジのフランジ
32が該2つの凸部と2つの係止突片によって挟まって
シリンジの位置規制と固定とを同時に可能とした注射器
用シリンジカバーによって解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射器用シリンジ
カバー及びシリンジカバーを用いた注射器に関し、より
具体的には少量の薬剤を注入する際に用いられる注射器
用シリンジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器で
あって、薬剤を充填したガラスシリンジを指掛けを有す
るシリンジカバーに挿入した上、ガラスシリンジのシリ
ンジルアーにカニューレを装着し、ガラスシリンジ内の
薬剤をプランジャーロッドにより注出する注射器用シリ
ンジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、少量の薬剤を注入する際に用いられ
る注射器に関しては、薬剤が少量であることからシリン
ジは、小径のものが多用されている。例えば白内障、眼
内レンズ挿入、全層角膜移植手術などにおける手術補助
としてヒアルロン酸ナトリューム製剤が用いられ、該ヒ
アルロン酸ナトリューム製剤を所定量の少量充填されて
いる小径なシリンジを有する注射器が用いられている。
また、これに限らず目の手術以外にもワクチン、インタ
ーフェロン等の所定量の少量充填されている小径なシリ
ンジを用いる注射器の要望もある。これらの場合、シリ
ンジは充填する薬剤の変質を防止するため主にガラス製
のものが用いられる。しかし、このガラス製シリンジは
成形が難しく、例えば指掛け部分を大きくかつ使いやす
く形成することができず、シリンジ内の薬剤をプランジ
ャーロッドにより注出する際にこのシリンジがぐらつき
微妙な注入ができないという欠点を有していた。
【0003】特に目の手術などに際しては、細かい作業
が必要であることに伴い、シリンジのぐらつきは、所望
位置に注出できないという大きな欠点を有している。ま
た全般的に小径のシリンジは、手に馴染みにくく、操作
性が悪いものであった。併せて、シリンジ内の薬剤を注
出するためのカニューレの装着に関しても、薬剤の注出
の際のシリンジ内の押し出し圧力が掛かると、抜け落ち
てしまうことがあり、カニューレの装着の補強が必要と
されていた。特に粘性の高い薬剤の場合にはこの傾向が
強まってしまう。
【0004】従って、これらの問題を解決するために加
工の容易な樹脂製素材からなるシリンジカバーをシリン
ジとは別途製造し、このシリンジカバーに指掛け及びカ
ニューレの装着用の螺合捩子を設け、該シリンジカバー
内にシリンジを挿入・嵌挿して用いることが行われてい
る。この場合に、シリンジをシリンジカバーに嵌挿する
ものとして特開平10−155905号がある。これ
は、先端に注射針(カニューレ)取付用の頸部を有する
と共に基端開口にピストンが嵌挿された注射器のホルダ
ー(シリンジカバー)であって、前記シリンダ筒(シリ
ンジ)の外側に嵌挿可能な内径を有すると共に前記シリ
ンダ筒(シリンジ)とほぼ同等の長さを有する筒状に形
成され且つ基端にフランジを有する注射器用ホルダー
(シリンジカバー)がある。
【0005】この場合シリンダ筒(シリンジ)に指掛け
用の突片よりも幅広のフランジをホルダー(シリンジカ
バー)に設け、シリンダ筒(シリンジ)の指掛け用の突
片を前記ホルダー(シリンジカバー)の基端側である幅
広のフランジに挟んで固定する固定部材を有し、更にホ
ルダー(シリンジカバー)の幅広のフランジ内にシリン
ダ筒(シリンジ)に指掛け用の突片をきっちりと係合さ
せるための受座を有しているものである。更にカニュー
レの取付形状としては、同じく特開平10−15590
5号に明示されており、ホルダー(シリンジカバー)の
先端の内周面に螺合捩子からなる止着部を設けたものが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、まず樹脂製
の部材からなるシリンジカバーに指掛け用の幅広のフラ
ンジを形成でき注入時のシリンジカバーのぐらつきを防
止できるが、シリンジカバーに嵌挿するシリンジ自体に
ついては、別途シリンジカバー内でのぐらつきを防止し
なければならない。このために前述のように特開平10
−155905号ではホルダー(シリンジカバー)及び
シリンダ筒(シリンジ)とは別の固定部材を有し、シリ
ンダ筒(シリンジ)の指掛け用の突片を前記ホルダー
(シリンジカバー)の基端側の幅広のフランジにおいた
状態で上部より固定部材で押さえて固定することが必要
である。従って、別部材からなる固定部材で嵌着又は螺
着することによりシリンダ筒(シリンジ)の指掛け用の
突片を挟んだ状態で押えることとなる。この場合、筒状
の長手方向におけるがたつきは一定程度押えられるが、
シリンダ筒(シリンジ)のホルダー(シリンジカバー)
内での回動は押えにくいものである。
【0007】また、これらとは別部材からなる受座を、
ホルダー(シリンジカバー)とシリンダ筒(シリンジ)
の間に配して、密着度を高めてこれらのがたつきを少な
くすることも明示されているが、これらは全て各々異な
る部材を組み合わせて製造しなければならず、その製造
に手間が係るばかりでなく、それぞれ精密に製造しなけ
れば所期の効果を発揮することができない。従って、各
部材の誤差がないことが前提条件となってしまう。この
場合、シリンダ筒(シリンジ)に関してはガラスシリン
ジであることから製造状当然の誤差が生ずるものであ
り、この誤差を許容できるものではなかった。従って、
ホルダー(シリンジカバー)及び固定部材及び受座を極
めて精密に製造してもガラスシリンジの特に指掛け部分
(フランジ)の部分の大きさ、厚さなどの製造誤差によ
りきっちりとホルダー(シリンジカバー)にぐらつかず
に嵌着することは極めて困難であった。
【0008】特にガラスシリンジは、ガラスよりできて
いることから、この製造誤差は一定程度大きいものであ
り、特に小径のシリンジであればあるほどこの公差は大
きくなる。この場合、シリンジで最も重要である容量を
特定する内径等の公差は厳しいものであるが、ガラスシ
リンジのフランジ部分(指掛け部分)に関しては、製造
管理上どうしても大きな公差をISO規格品においても
認めている。以上のように、組み立て作業製の点で手間
が掛るばかりでなく、部品数も多くなり製造コストがか
さむと共に、ガラスシリンジのフランジ部分(指掛け部
分)の製造公差によりどうしてもがたつきの出てしまう
恐れがあった。併せて、シリンジがガラス製であること
から破損の危険があり、これを極力防ぐための何等かの
安全策をとることも必要であった。
【0009】次にカニューレの取付形状としても、ホル
ダー(シリンジカバー)の先端の内周面に螺合捩子から
なる止着部を設けたものが特開平10−155905号
を含め多用されているが、本来ルアーを含めた全長の規
格値がISO規格上ないことからばらつきがあり、これ
に対してルアーの方からの距離を決めて全長を規制し、
ルアー位置を一定にはしていると共に大きさのばらつき
に対してはルアー頸部のテーパ範囲において吸収してい
るのが現状である。従って、前記先端の内周面に螺合捩
子からなる止着部を設けたとしてもカニューレを螺着し
た際にルアーへの嵌合が不十分な場合にはテーパ範囲で
の吸収が不十分で液漏れの恐れがある。特に、液漏れを
恐れて隙間を極力なくすためにカニューレを強引に捩子
込むことが多々あり、この場合にはルアー部分の破損に
繋がるばかりでなく、ルアー部の押し上げと共にシリン
ジの押し上げを伴い、これによりシリンジ自体、特にホ
ルダー(シリンジカバー)とシリンジとの固定部材での
嵌着又は螺着による係止部分でのシリンジのフランジ部
分の破損に繋がってしまうものであった。
【0010】以上のように小径ガラスフランジを用いる
ことに伴う注入時のシリンジカバー及びシリンジカバー
内のガラスフランジのぐらつきを防止し微妙な薬剤の注
入を確実に行なえる何等かの注射器用シリンジカバー及
びシリンジカバーを用いた注射器が望まれている。ま
た、ガラスシリンジを用いる注射器の製造上において
も、簡単かつ低廉に製造できる何等かの注射器用シリン
ジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器が望まれて
いる。併せてカニューレを確実に装着でき、特にシリン
ジ等の破損を防止できる注射器用シリンジカバー及びシ
リンジカバーを用いた注射器が望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
し、所期の目的を達する事のできる注射器用シリンジカ
バー及びシリンジカバーを用いた注射器の提供を図るも
のであり、製造公差の大きいガラスシリンジを用いても
注入時のシリンジカバー及びシリンジカバー内のガラス
フランジのぐらつきを防止し微妙な薬剤の注入を確実に
すると共に製造及び使用勝手のよい注射器用シリンジカ
バー及びシリンジカバーを用いた注射器の提供を図り、
かつコストの掛らない注射器用シリンジカバー及びシリ
ンジカバーを用いた注射器の提供を図るものである。ま
たカニューレも確実に装着でき、液漏れやシリンジ等の
破損をも防止できる注射器用シリンジカバー及びシリン
ジカバーを用いた注射器の提供を図るものである。
【0012】係るため請求項1記載の発明は、シリンジ
を嵌挿すると共にカニューレを装着して、シリンジ内の
薬剤をプランジャーロッドにより注出する注射器用シリ
ンジカバーであって、シリンジを嵌挿する略筒形状のシ
リンジカバーよりなり、該シリンジカバーのシリンジを
嵌挿挿入する一端方向の開口の端縁上に対向する2つの
突出する凸部を有し、開口の端縁上の対向形成された2
つの凸部の間にそれぞれ該シリンジカバーの開口の端縁
から突出形成された2つの脚部と脚部に設けた内側方向
に突出する係止突片とを有し、シリンジをシリンジカバ
ーに嵌挿するとシリンジのフランジが該2つの凸部と2
つの脚部に設けた係止突片によって挟まってシリンジの
位置規制と固定を同時に可能とした注射器用シリンジカ
バーであって、係る発明によって前記課題を解決でき
る。また請求項2記載の発明は、凸部の外辺部分の線
と、脚部の係止突片の係止辺部分の線とが、若干間隔を
有してほぼ平行に位置して構成した注射器用シリンジカ
バーであって係る発明によって、更にシリンジのフラン
ジの挟み込みを確実にでき、シリンジのぐらつきを防止
できる。
【0013】また、請求項3記載の発明の様に凸部の外
辺部分の線と、脚部の係止突片の係止辺部分の線とが、
シリンジのフランジの幅或いはこれよりも若干狭くなる
位置に構成した注射器用シリンジカバーによって弾力を
以てフランジの挟み込みを行える。更に請求項4記載の
発明の様に2つの脚部の開口部方向に位置するそれぞれ
の面が平面形状であり、それぞれの脚部の対向面は平行
面となっており、シリンジカバーにシリンジを嵌挿した
際、シリンジのフランジの外周辺の対向する平行な二辺
が脚部の該平行面に位置する注射器用シリンジカバーに
よってシリンジのシリンジカバー内での不要な回動を防
止できる。
【0014】この他請求項5記載の発明の様にシリンジ
カバーの外表面に指掛け部を有し、該指掛け部の外周縁
が六角形状乃至は多角形状よりなる注射器用シリンジカ
バーによって、シリンジカバーの転がりを防止できる。
また請求項6記載の発明の様にシリンジカバーの他端方
向の開口の内周面に螺旋を有すると共に螺旋の末端には
オーバーラン防止リングを有し、カニューレのフランジ
を該シリンジカバーの螺旋に沿って捩子込み装着可能と
すると共にオーバーラン防止リングによってそれ以上の
捩じ込みを規制した注射器用シリンジカバーによってカ
ニューレの無理な捩じ込みによるシリンジの破損を防止
できる。更に請求項7記載の発明の様に請求項1乃至6
にいずれかに記載の注射器用シリンジカバーと、薬剤を
密封したシリンジと、カニューレと、プランジャーロッ
ドからなるシリンジカバーを用いた注射器によって、所
期の目的を達せられる注射器の提供が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明するに
図1は、本発明に係る注射器のカニューレ1、シリンジ
カバー 2、シリンジ 3、プランジャーロッド 4の分解状
態を示す図である。まず、薬剤 6が密封されているシリ
ンジ 3の一端にはルアー31を有し、他端にフランジ32と
開口33を有する筒状形状のガラス製のシリンジ3をシリ
ンジカバー2の空洞内20に嵌挿するものである。シリン
ジ 3内の薬剤 6は、ゴムプランジャー 5の栓によって密
封されており、このゴムプランジャー5とプランジャー
ロッド 4とは着脱自在に螺合するものである。この場合
シリンジカバー 2は、シリンジ 3を嵌挿するために筒状
形状からなり、この内径はシリンジ3の外径よりもやや
太径よりなるものである。このシリンジカバー 2のシリ
ンジ 3を嵌挿挿入する一端方向の開口22の端縁に対向し
て2つの突出する凸部23を有しており、この凸部23はシ
リンジカバー2の円筒形形状に沿って孤状に突出形成さ
れている。
【0016】また、この対向形成された2つの凸部23の
間にはシリンジカバー 2の開口22の端縁から突出形成さ
れた脚部24をそれぞれ有し、このそれぞれの脚部24には
端縁から一定の間隔を有して内側方向に突出する係止突
片25を有している。従って、シリンジ 3をシリンジカバ
ー 2の空洞20内に嵌挿した場合にシリンジ3のフランジ3
2がシリンジカバー 2の2つの突出する凸部23と突出形
成された脚部24の係止突片25により挟まれて位置規制と
共に固定を同時にできる。そして、シリンジカバー 2に
は更に、シリンジ 3のルアー31にカニューレ 1を配設す
るためにシリンジカバー2の他端開口部21の内周面には
螺旋26を有している。即ちカニューレ 1の基部11に設け
たハブのフランジ 110をこのシリンジカバー2の螺旋26
に沿って捩子入れることによりカニューレ 1を定位置に
捩子入れることができる。この場合シリンジカバー 2の
螺旋26の末端にはオーバーラン防止リング27を有してお
り、カニューレ1のフランジ 110の捩子入れに際して一
定以上の捩じ込みを防止している。
【0017】尚、カニューレ 1の基部11に設けたハブ内
にシリンジ 3のルアー31が挿入されるものであり、シリ
ンジ3内の薬剤 6をシリンジ 3のルアー31を通してカニ
ューレ 1から注出できるものとなる。また、シリンジ 3
内の薬剤 6を密封するためにシリンジ 3のルアー31にゴ
ムキャップ等を装着しておき、保管時には薬剤6の漏れ
を防ぎ、カニューレ 1を装着する際にこのゴムキャップ
等を取り外すものであってもよい。次に、シリンジカバ
ー 2には指掛け部28を有しており、この部分に指を掛け
てプランジャーロッド4をシリンジ 3へ押し入れること
を容易にすることができる。この指掛け部28は樹脂製の
シリンジカバー 2ゆえ容易に成形できると共に、必要な
大きさの指掛け部28を成形できる。本図に示すものは特
にその外周を六角形状に構成し、机等に置いた場合にシ
リンジカバー2の転がりを防止できるように形成してい
る。
【0018】次に、シリンジ 3をシリンジカバー 2に嵌
挿した上、シリンジ 3の開口部33にプランジャーロッド
4を挿入し、シリンジ 3内の薬剤 6を密封しているゴム
プランジャー 5に螺合し、この後にプランジャーロッド
4を更にシリンジ 3内に押し入れることによってシリン
ジ 3内の薬剤 6を押し出すことができ、カニューレ1か
ら該薬剤 6を外部に注出できるものとなる。図2は、本
発明に係る注射器のカニューレ 1、シリンジ 3、シリン
ジカバー2、プランジャーロッド 4を全て装着した状態
を示す図である。シリンジ 3はそのフランジ32によりシ
リンジカバー 2の凸部23及び脚部24の係止突片25により
挟まれて定置し、プランジャーロッド4により薬剤 6を
押し出す場合にもシリンジ 3がぐらつくことがない。ま
たシリンジカバー 2の内径とシリンジ 3の外径がほぼ同
じであり、若干シリンジ3の外径が小径であることか
ら、きっちりとシリンジカバー 2内にシリンジ3が嵌挿
され、不要にぐらつくこともない。
【0019】併せて、単にシリンジ 3をシリンジカバー
2に嵌挿することによりシリンジカバー2の凸部23及び
脚部24の係止突片25にシリンジ 3のフランジ32が嵌着す
る位置まで押し込めば定位置に装着できることから、シ
リンジ3の装着が極めて簡単にできると共に別部材等を
用いる必要が全くない。またカニューレ 1は、このカニ
ューレ 1のフランジ 110によりシリンジカバー2の螺旋2
6ときっちりと螺合していると共にオーバーラン防止リ
ング27により不必要な捩子込みを防止され、定位置にお
いてきっちりと装着することとなり、シリンジ3の破損
等を確実に防止できる。この他、シリンジカバー 2が一
定の太さを有することから扱いやすくなるばかりでなく
樹脂製ゆえその成形が容易である。これにより指掛け部
28の成形の容易にできることからその大きさや位置も持
ちやすい形にできると共に例えば本図に示すようにその
外周を六角形状にすることにより転がり防止を図れる。
【0020】次に、本図に示す本発明に係る注射器用シ
リンジカバー及びシリンジカバーを用いた注射器を用い
て眼科手術補助用のヒアルロン酸ナトリュームを用いる
場合の一例を示す。まず空きシリンジ 3例えば0.4m
L〜1.1mLの空きシリンジ 3内にヒアルロン酸ナト
リューム6を充填し、シリンジ 3のルアー31にゴムキャ
ップを装着し、更にシリンジ 3の筒内30にゴムプランジ
ャー5で真空状態に栓をし、シリンジ 3内にヒアルロン
酸ナトリューム 6を密封する。尚、この場合ルアー31の
ゴムキャップやゴムプランジャー 5に関しては、シリン
ジ3内を密封状態に保つものであり、必要な時点で装着
するものであってもよい。次にこれらのゴムキャップや
ゴムプランジャー 5をしたまま、このシリンジ3をシリ
ンジカバー 2内に嵌挿してシリンジ 3のフランジ32がシ
リンジカバー 2の凸部23及び脚部24の係止突片25により
挟まれるまで押し入れる。この状態でカニューレ 1やプ
ランジャーロッド 4を同封して出荷できる。
【0021】尚、シリンジ 3をシリンジカバー 2に嵌挿
する前の状態で出荷してもよい。更に、使用時にはゴム
プランジャー 5にプランジャーロッド 4を螺合し、シリ
ンジ3のルアー31のゴムキャップを取り外して、カニュ
ーレ 1をシリンジカバー2に装着する。この場合、カニ
ューレ 1のフランジ 110をシリンジカバー 2の螺旋26に
沿って捩子入れることにより装着でき、更にはカニュー
レ1のフランジ 110は、オーバーラン防止リング27によ
ってシリンジカバー 2の螺旋26以上は捩じ込むことがで
きず、定位置にきっちりと装着できると共にフランジ3
の破損を防止できる。この状態でプランジャーロッド 4
をシリンジ 3内に押し入れることによりシリンジ3内の
薬剤 6をカニューレ 1を介して注射できることとなる 図3は本発明に係る注射器用シリンジカバーの一実施例
を示す図である。樹脂製のシリンジカバー 2は、シリン
ジ 3を嵌挿するために筒状形状からなり、この内径はシ
リンジ3の外径よりもやや太径よりなると共にその両端
部 21,22は開口を有している。
【0022】このシリンジカバー 2の一端の開口21方向
の内周面にはカニューレ 1を螺合するための螺旋26が設
けられている。この螺旋26の末端にはオーバーラン防止
リング27を有しており、シリンジカバー2の内周面に鍔
部からなるオーバーラン防止リング27を有する。これに
よりカニューレ 1の必要以上の捩じ込みをここで防止す
る。尚、オーバーラン防止リング27は、内周面に突出形
成した鍔部であっても、更にこの鍔部に弾性部材からな
るパッキングを有して捩じ込み圧力を調整するものであ
ってもよい。更にシリンジカバー 2の内周面に凹部を設
け、この凹部に弾性部材からなるパッキングを嵌合し
て、このパッキングがシリンジカバー2の内周面内に突
出することによりカニューレ 1の必要以上の捩じ込みを
防止するオーバーラン防止リング27であってもよい。次
に、他端の開口部22の端縁には端縁上に突出する凸部23
を有しており、該シリンジカバー2の外周面に沿って突
出形成されていると共に該凸部23は端縁において対向位
置に二つ形成している。
【0023】この対向形成された2つの凸部23の間には
シリンジカバー 2の開口22の端縁から突出形成された脚
部24をそれぞれ有し、このそれぞれの脚部24には端縁か
ら一定の間隔を有して内側方向に突出する係止突片25を
有している。この脚部24のシリンジカバー 2との連接部
分即ち二つの脚部24の間隔は、シリンジ3のフランジ32
の外周辺のうち、対向する平行な辺間の間隔よりも若干
広い間隔を有している。またこの凸部23の外辺部分 230
の線と、脚部24の係止突片25の係止辺部分 250の線と
は、若干間隔を有してほぼ平行に位置し、シリンジカバ
ー2本体からみて凸部23の外辺部分 230の線の外側に脚
部24の係止突片25の係止辺部分250の線が位置する。ま
た、この2つの凸部23はシリンジカバー 2の円筒形状の
曲線に沿って略孤状形状よりなるが、それぞれの脚部24
は平面形状であり、それぞれの脚部24の対向面は平行な
平面241となっている。
【0024】これに伴って脚部24の係止突片25も、それ
ぞれ平行に対向して突出形成されている。これに対して
シリンジ 3の開口端に有するフランジ32の外周辺形状
は、対向する二辺が直線な平行な辺320により構成さ
れ、それぞれのこの辺 320同志は円弧形状の曲線により
繋がって構成されているものであって、対向する平行な
辺320と対向する孤状形状の辺 321とによってフランジ3
2の外周辺形状が構成されている。従って、シリンジ 3
の略筒状の本体をシリンジカバー 2内に嵌挿した場合
に、このシリンジ3のフランジ32のそれぞれの平行な辺
320からなる直線部分が、シリンジカバー2のそれぞれの
脚部24の平面 241部分に対面すると共にこの直線状の端
縁を有するフランジ32の表面部分にシリンジカバー2の
脚部24の係止突片25がかかることとなる。
【0025】またシリンジ 3のフランジ32のそれぞれの
孤状辺 321部分のフランジ32裏面部分にはシリンジカバ
ー2の凸部23の外辺部分 230が接することとなる。従っ
て、シリンジ 3のフランジ32は脚部24の係止突片25によ
りシリンジカバー2方向に位置規制されると共に、反対
にシリンジカバー 2の凸部23によりシリンジ3を脚部24
の係止突片25方向に押し出し位置規制することとなる。
この場合、凸部23の外辺部分 230の線と、脚部24の係止
突片25の係止辺部分250の線の間隔がシリンジ 3のフラ
ンジ32の厚みよりもやや狭い間隔である場合には、シリ
ンジ3のフランジ32は凸部23と脚部24の係止突片25とに
より交互に挟まれることとなり、きっちりと静止状態で
固定されぐらつく事がなくなる。またシリンジ 3のフラ
ンジ32のそれぞれの直線部分 320がシリンジカバー 2の
それぞれの脚部24の平面241部分に対面し、フランジ32
の回動はこのフランジ32の直線 320部分が脚部24の平面
241部分にぶつかり、回動を制御できる。次にシリンジ
カバー 2の外表面であって凸部23及び係止突片25を有す
る脚部24方向に指掛け部28を有している。
【0026】なお、本図に示す指掛け部28の外周は六角
形状であり、シリンジカバー 2の転がりを防止するが、
この六角形に限らず八角形や五角形等の他の多角形形状
であってもよい。図4は、シリンジ 3を示す図である。
シリンジ 3は本来ISO規格に基づいてされるものであ
り、略円筒形状の一端にルアー31を有し他端にフランジ
32を有して円筒30内に薬剤6を密封しておくものであ
る。この場合、シリンジ 3は薬剤 6の変質防止のために
ガラス製のものが多用されていることから、一定の製造
誤差を公差として認め、この範囲内に収まるシリンジ3
を使用するものである。即ちISO規格上、例えば0.
5ml用のシリンジ 3本体においては内径が4.65m
mであり、内長が47.6mmが公称であるが、この公
差(許容誤差)は内径においては±0.1mmであり、
内長の公差は±0.5mmである。これに対して、同じ
く0.5ml用のシリンジ 3のフランジ32に関しては厚
みが公称では1.8mmであり、この公差は±0.5m
mである。
【0027】従ってISO規格品といえども、0.5m
l用のシリンジ 3のフランジ32では厚みが1.3mm〜
2.3mmという極めてばらつきの多いシリンジ3であ
ってもISO規格品として同一の0.5ml用のシリン
ジ 3として製造されているものである。また、0.5m
l用のシリンジ 3のフランジ32の孤状部分間の間隔に関
しては、0.5ml用のシリンジの場合には公称13.
4mmであるが、公差が±0.4mmあり、実際の製品
としては13mm〜13.8mmの製品が同一のシリン
ジとして出回っていることとなる。このシリンジのフラ
ンジに関しては更にISO規格として1ml用のシリン
ジにおいては、厚みが公称2.2mmであり公差が±
0.5mmであり、実質1.7mm〜2.7mm迄極め
てばらつきが大きいものとなる。また、1ml用のシリ
ンジ 3のフランジ32の孤状辺 321部分間の間隔は、公称
17.75mmであり公差が±0.75mmであり、実
質17mm〜18.5mm迄極めてばらつきが大きいも
のとなる。
【0028】従って、わずか数mmのフランジ32の形状
において1mm乃至1.5mmもの誤差を許容している
ものである。これは薬剤 6を密封するシリンジ 3本体の
形状に関しては極めて厳格に精度を求めているのに対し
て、シリンジ3のフランジ32部分については極めて緩や
かな基準が用いられており、特にガラス成形上精密な成
形が困難であるフランジ32部分についてはどうしても緩
やかな基準となってしまうものである。従って、この様
な大きさが各種成立し得るフランジ32部分を以てフラン
ジカバー2にきっちりとがたつくことなく装着するのに
は、これらの誤差を許容し得る構成が必要である。従来
のシリンジカバー 2は、このシリンジ 3のフランジ32の
大きさを元に嵌合構造を有し又は別部材を用いて嵌め込
むものであり、この様なシリンジ3のフランジ32の大き
さ誤差により、きっちりとぐらつかずに装着することは
極めて困難であった。
【0029】これに対して本発明は、この様な大きさに
ばらつきのあるフランジ32を以てシリンジカバー2の凸
部23と脚部24の係止突片25により上下から挟み込んで上
下方向の遊びをなくし、また挟み込むことからフランジ
32の回動方向の可動も押さえることができ、位置規制と
共に固定を同時に可能とするものである。更に、シリン
ジ 3のフランジ32のそれぞれの直線 320部分がシリンジ
カバー2のそれぞれの脚部24の平面 241部分に対面する
ことからフランジ32の回動は、このフランジ32の直線32
0部分の両端部分が脚部24の平面 241部分のそれぞれの
両端部分によって押さえられ、回動することがなく固定
されることとなる。図5は、シリンジ 3がシリンジカバ
ー 2内に嵌挿されている状態の断面を示す図である。シ
リンジ 3のフランジ32がシリンジカバー 2の凸部23によ
り、それ以上の挿入を阻止していると共に脚部24の係止
突片25により上部方向から押えている。
【0030】特にこの凸部23の外辺部分 230の線と、脚
部24の係止突片25の係止辺部分 250の線とは、若干間隔
を有してほぼ平行に位置しいると共にこの両者230、250
の線はフランジ32の厚みと同一程度乃至はこれよりもや
や狭い間隔を有していることによりシリンジカバー2の
凸部23と脚部24の係止突片25の間にきっちりと挟まれる
こととなる。特に両者の間隔よりもフランジ32の厚みが
厚い場合には、この脚部24が若干開いて両者の間隔をフ
ランジ32の厚みを挟める程度の間隔に調整でき、更には
脚部24の弾力により、脚部24の係止突片25をより弾性を
以てフランジ32を押さえることを可能とする。従って、
例えば脚部24自体を開口部22方向に若干斜傾して用いた
ものであっても当然よい。また脚部24のシリンジカバー
2との連接部分はシリンジ 3のフランジ32が入る程度の
間隔を有していればよい。
【0031】次に、シリンジカバー 2の他端の開口部21
の内周面には螺旋26が設けられており、この螺旋26の最
終端には水平なオーバーラン防止リング27を有してい
る。尚、この開口部21からシリンジ 3のルアー31がでて
いる。図6は、シリンジ 3をシリンジカバー 2に装着し
た状態の端面図を示す図である。シリンジ3のフランジ3
2は、その直線上の外周辺 320がシリンジカバー 2の脚
部24に面しており、この部分320の表面にシリンジカバ
ー 2の脚部24の係止突片25が被さり、フランジ32を押え
る。更にこの二つの脚部24間に位置するシリンジカバー
2の端部から凸部23が突出しており、これによりシリン
ジ3のフランジ32の孤状の外周辺 321を裏面から押える
ものとなる。
【0032】前述のようにシリンジ 3のフランジ32の直
線状の外周辺 320がシリンジカバー2の脚部24の平面部
分 241に面しており、シリンジ 3の移動を防止してい
る。以上のように構成することから、シリンジ 3をシリ
ンジカバー 2に嵌挿し、シリンジ3のフランジ32をシリ
ンジカバー 2の凸部23と脚部24の係止突片25に挟み込め
ばきっちりと定置固定でき、更には極めて簡単に装着で
きると共に注射時のシリンジ3のぐらつきをなくすこと
ができる。特に、シリンジ 3の大きさの製造誤差による
ばらつきにも十分に対処でき、ぐらつく事のないシリン
ジカバー2の提供ができる。
【0033】
【発明の効果】1、製造公差の大きいガラスシリンジを
用いてもシリンジカバーの凸部23と脚部24の係止突片25
によりシリンジのフランジをきっちりと挟み込んで位置
規制とよひ固定を同時にでき、シリンジのぐらつきを防
止し微妙な薬剤の注入を確実にするという第一の効果を
有する。 2、シリンジをシリンジカバーに嵌入し、シリンジのフ
ランジをシリンジカバーの凸部23と脚部24の係止突片25
に挟むことにより、簡単に装着でき使用勝手が極めて高
い注射器用シリンジカバー及びシリンジカバーを用いた
注射器の提供ができるという第二の効果を有する。
【0034】3、特にカニューレの装着に関しては、オ
ーバーラン防止リングによって、定位置に装着でき、液
漏れ等がなくなるばかりでなく、特にカニューレの捩じ
込み過ぎによるシリンジの破損を確実に防ぐことができ
るという第三の効果を有する。 4、本発明に係る注射器は、カニューレ、シリンジカバ
ー、シリンジ、プランジャーロッドにより構成され、極
めて少数の部品で構成されていると共に特にシリンジカ
バーに凸部と脚部及びオーバーラン防止リングを配設す
れば足りることから、製造コストの低廉化を図れると共
に簡単に注射器を使用状態にできるという第四の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る本発明に係る注射器のカニュー
レ、シリンジカバー、シリンジ、プランジャーロッドの
分解状態を示す図
【図2】 本発明に係る本発明に係る注射器のカニュー
レ、シリンジ、シリンジカバー、プランジャーロッドを
全て装着した状態を示す図
【図3】 本発明に係る注射器用シリンジカバーの一実
施例を示す図
【図4】 シリンジを示す図
【図5】 シリンジがシリンジカバー内に嵌挿されてい
る状態を示す図
【図6】 シリンジをシリンジカバーに装着した状態の
端面図を示す図
【符号の説明】
1 カニューレ 11 基部 110 フランジ 2 シリンジカバー 20 空洞 21 開口 22 開口 23 凸部 230 外辺部分 24 脚部 241 平面部 25 係止突片 250 係止辺 26 螺旋 27 オーバーラン防止リング 28 指掛け 3 シリンジ 31 ルアー 32 フランジ 320 直線状の辺 321 孤状の辺 33 開口 4 プランジャーロッド 5 ゴムプランジャー 6 薬剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C066 AA09 AA10 BB01 CC01 CC04 DD08 EE14 FF01 FF05 GG13 GG15 GG20 HH12 JJ03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンジ 3を嵌挿すると共にカニューレ
    1を装着して、シリンジ3内の薬剤 6をプランジャーロ
    ッド 4により注出する注射器用シリンジカバー 2であっ
    て、 シリンジ 3を嵌挿する略筒形状のシリンジカバー 2より
    なり、該シリンジカバー 2のシリンジ 3を嵌挿挿入する
    一端方向の開口22の端縁上に対向する2つの突出する凸
    部23を有し、 開口22の端縁上の対向形成された2つの凸部23の間にそ
    れぞれ該シリンジカバー2の開口22の端縁から突出形成
    された2つの脚部24と、 脚部24に設けた内側方向に突出する係止突片25とを有
    し、 シリンジ 3をシリンジカバー 2に嵌挿するとシリンジ 3
    のフランジ32が該2つの凸部23と2つの脚部24に設けた
    係止突片25によって挟まってシリンジ3の位置規制と固
    定とを同時に可能としたことを特徴とする注射器用シリ
    ンジカバー。
  2. 【請求項2】 凸部23の外辺部分 230の線と、脚部24の
    係止突片25の係止辺部分250の線とが、若干間隔を有し
    てほぼ平行に位置して構成したことを特徴とする請求項
    1記載の注射器用シリンジカバー。
  3. 【請求項3】 凸部23の外辺部分 230の線と、脚部24の
    係止突片25の係止辺部分250の線とを、シリンジ 3のフ
    ランジ32の厚み或いはこれよりも若干狭くなる位置に構
    成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記
    載の注射器用シリンジカバー。
  4. 【請求項4】 2つの脚部24の開口部22方向に位置する
    それぞれの面 241が平面形状であり、それぞれの脚部24
    の対向面は平行面241となっており、シリンジカバー 2
    にシリンジ 3を嵌挿した際、シリンジ 3のフランジ32の
    外周辺の対向する平行な二辺320が脚部24の該平行面 24
    1に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の注射器用シリンジカバー。
  5. 【請求項5】 シリンジカバー 2の外表面に指掛け部28
    を有し、該指掛け部28の外周縁が六角形状乃至は多角形
    状よりなり、シリンジカバー 2の転がりを防止したこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の注射器
    用シリンジカバー。
  6. 【請求項6】 シリンジカバー 2の他端方向の開口21の
    内周面に螺旋26を有すると共に螺旋26の末端にはオーバ
    ーラン防止リング27を有し、 カニューレ 1のフランジ 110を該シリンジカバー 2の螺
    旋26に沿って捩子込み装着可能とすると共にオーバーラ
    ン防止リング27によってそれ以上の捩じ込みを規制した
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の注
    射器用シリンジカバー。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6にいずれかに記載の注射
    器用シリンジカバーと、薬剤6を密封したシリンジ 3
    と、カニューレ 1と、プランジャーロッド 4からなるこ
    とを特徴とするシリンジカバーを用いた注射器。
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