以下に本開示の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の遊技機1は、図示しない遊技場に来場した遊技者にパチンコ遊技を提供する。遊技機1は、図1および図2に示すように、外枠2と、内枠3と、遊技盤4と、ハンドル5と、上受け皿6と、下受け皿7とを備える。
外枠2は、図示しない遊技島に取り付けられる。内枠3は、外枠2に開閉可能に取り付けられる。遊技盤4は、その表面に遊技領域が形成され、この遊技領域が遊技者に対向して配置されるようにして内枠3に取り付けられる。ハンドル5は、遊技盤4上に遊技球を発射するために遊技者により操作される。上受け皿6は、遊技盤4における遊技の結果として提供される遊技球を貯留する。下受け皿7は、上受け皿6から排出される遊技球を貯留する。
遊技盤4は、図3に示すように、第1始動入賞口11と、第2始動入賞口12と、大入賞口13と、ゲート14と、普通電動役物15と、特別電動役物16と、第1特別図柄表示装置17と、第2特別図柄表示装置18と、普通図柄表示装置19と、液晶表示装置20とを備える。
第1始動入賞口11は、遊技盤4の中央に配置されている液晶表示装置20の下側に設置される。第1始動入賞口11は、1個の遊技球が通過可能な大きさの開口部を備える。第1始動入賞口11は、遊技球が第1始動入賞口11の開口部を通過して第1始動入賞口11内に入ると、遊技球を遊技盤4の裏側へ排出する。
第2始動入賞口12は、液晶表示装置20の右側に設置される。第2始動入賞口12は、1個の遊技球が通過可能な大きさの開口部を備える。第2始動入賞口12は、遊技球が第2始動入賞口12の開口部を通過して第2始動入賞口12内に入ると、遊技球を遊技盤4の裏側へ排出する。
大入賞口13は、第2始動入賞口12の下側に設置される。大入賞口13は、複数個の遊技球が同時に通過可能な大きさの開口部を備える。大入賞口13は、遊技球が大入賞口13の開口部を通過して大入賞口13内に入ると、遊技球を遊技盤4の裏側へ排出する。
ゲート14は、第2始動入賞口12の上側に設置される。ゲート14は、1個の遊技球が通過可能な大きさの開口部が形成されて遊技盤4の上下方向に沿って貫通する貫通孔を備える。
普通電動役物15は、第2始動入賞口12の開口部を開閉する。特別電動役物16は、大入賞口13を開閉する。
第1特別図柄表示装置17は、7セグメントLEDを1個備えた表示装置であり、7つのセグメントそれぞれの点灯および消灯により、100種類の大当り図柄と、1種類のハズレ図柄とを第1特別図柄として変動表示する。
第2特別図柄表示装置18は、7セグメントLEDを1個備えた表示装置であり、7つのセグメントそれぞれの点灯および消灯により、100種類の大当り図柄と、1種類のハズレ図柄とを第2特別図柄として変動表示する。
普通図柄表示装置19は、7セグメントLEDを1個備えた表示装置であり、7つのセグメントそれぞれの点灯および消灯により、「7」の普通当り図柄と、「0」,「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「8」,「9」のハズレ図柄とを普通図柄として変動表示する。
液晶表示装置20は、左中右の3つの第1装飾図柄をそれぞれ独立に変動表示させる。また液晶表示装置20は、左中右の3つの第2装飾図柄をそれぞれ独立に変動表示させる。本実施形態では、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「A」,「B」,「C」,「D」,「E」の14種類の第1,2装飾図柄が設けられている。また本実施形態では、液晶表示装置20は、液晶表示装置20の表示画面の中央部に第1装飾図柄を表示し、表示画面の下部に第2装飾図柄を表示する。図3において、液晶表示装置20の表示画面に表示されている「1」,「6」,「9」は第1装飾図柄であり、「3」,「8」,「7」は第2装飾図柄である。
遊技盤4の遊技領域には、第1遊技領域4aと、第2遊技領域4bとが形成されている。第1遊技領域4aは、遊技盤4上に発射された遊技球が液晶表示装置20の左側を通って液晶表示装置20の下側に至る領域である。第2遊技領域4bは、遊技盤4上に発射された遊技球が液晶表示装置20の右側を通って遊技盤4の下側に至る領域である。そして、第1遊技領域4aおよび第2遊技領域4bは、第1遊技領域4aを通った遊技球が第2遊技領域4bを通らないように、且つ、第2遊技領域4bを通った遊技球が第1遊技領域4aを通らないように設定されている。
第1始動入賞口11は、第1遊技領域4aに設置される。第2始動入賞口12と、大入賞口13と、ゲート14とは、第2遊技領域4bに設置される。
第1始動入賞口11に遊技球が入賞すると、第1装飾図柄の変動表示が行われる。そして、第1装飾図柄が確変大当り図柄または通常大当り図柄で停止表示されると、大当り遊技が提供される。第2始動入賞口12に遊技球が入賞すると、第2装飾図柄の変動表示が行われる。そして、第2装飾図柄が確変大当り図柄または通常大当り図柄で停止表示されると、大当り遊技が提供される。
大当り遊技は、大入賞口13を開放する入賞期間(いわゆる、ラウンド)と、大入賞口13を閉鎖する非入賞期間(いわゆる、インターバル)とを予め設定された大当り継続回数(本実施形態では15回)だけ交互に繰り返す。なお、入賞期間は、予め設定された開放時間が経過するか、大入賞口13に所定個数の遊技球が入賞するまで継続する。
確変大当り図柄で大当りすると、次回の大当りまで、大当り確率が上昇する確変状態になるとともに、変動表示時間が短くなる時短状態となる。一方、通常大当り図柄で大当りすると、大当り遊技終了後から変動表示回数が100回になるまで時短状態となる。本実施形態では、通常確率状態における大当り確率は「1/319」であり、確変状態における大当り確率は「1/100」である。また時短状態では、時短状態でない状態(以下、非時短状態)より変動表示時間が短くなる。なお、非時短状態における第2装飾図柄の変動表示時間は200〜240秒であり、時短状態における第2装飾図柄の変動表示時間は1〜2秒である。
また、第2装飾図柄が小当り図柄で停止表示されると、小当り遊技が提供される。小当り遊技は、入賞期間と、非入賞期間とを予め設定された小当り継続回数(本実施形態では2回)だけ交互に繰り返す。入賞期間は、例えば0.5秒である。本実施形態における小当り確率は「1/1.01」である。
大当り遊技中状態、小当り遊技中状態および時短状態では、遊技者は、いわゆる右打ちをすることにより、遊技球を第2遊技領域4bへ供給する必要がある。一方、大当り遊技中状態、小当り遊技中状態および時短状態以外の通常遊技状態では、遊技者は、いわゆる左打ちをすることにより、遊技球を第1遊技領域4aへ供給する必要がある。
遊技機1は、図4に示すように、主制御基板30と、第1始動入賞口スイッチ31と、第2始動入賞口スイッチ32と、カウントスイッチ33と、ゲートスイッチ34と、ソレノイド35,36と、表示制御基板37と、ランプ制御基板38と、発射制御基板39と、音声制御基板40と、払出制御基板41とを備える。
主制御基板30は、CPU、ROMおよびRAM等を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。
第1始動入賞口スイッチ31は、遊技球が第1始動入賞口11の開口部を通過して第1始動入賞口11内に入ると、第1始動信号を出力する。第2始動入賞口スイッチ32は、遊技球が第2始動入賞口12の開口部を通過して第2始動入賞口12内に入ると、第2始動信号を出力する。カウントスイッチ33は、遊技球が大入賞口13の開口部を通過して大入賞口13内に入ると、入賞信号を出力する。ゲートスイッチ34は、遊技球がゲート14を通過すると、普通図柄始動信号を出力する。
ソレノイド35は、普通電動役物15が第2始動入賞口12の開口部を開閉するための駆動源である。ソレノイド36は、特別電動役物16が大入賞口13を開閉するための駆動源である。
表示制御基板37は、主制御基板30からの信号に基づいて、液晶表示装置20が表示する画像を決定し、決定した画像を液晶表示装置20に表示させる。
ランプ制御基板38は、主制御基板30からの信号に基づいて、遊技機1に設置されたランプ51の点灯を制御する。発射制御基板39は、遊技者によるハンドル5の操作に応じて、遊技盤4上に遊技球を1個ずつ発射する発射装置52を制御する。
音声制御基板40は、主制御基板30からの信号に基づいて、遊技機1に設置されたスピーカ53による音声出力を制御する。払出制御基板41は、主制御基板30からの信号に基づいて、上受け皿6へ遊技球を払い出す払出装置54を制御する。
主制御基板30のRAMには、乱数カウンタと、第1特別図柄保留数カウンタC11と、第2特別図柄保留数カウンタC12と、普通図柄遊技保留数カウンタC13と、第1スタートカウンタC14と、第2スタートカウンタC15とが設けられている。
乱数カウンタは、遊技態様をランダムに設定するためのカウンタである。第1特別図柄保留数カウンタC11は、第1始動入賞口11への入賞により発生した第1特別図柄遊技の保留数(以下、第1特別図柄保留数)を示す。第2特別図柄保留数カウンタC12は、第2始動入賞口12への入賞により発生した第2特別図柄遊技の保留数(以下、第2特別図柄保留数)を示す。普通図柄遊技保留数カウンタC13は、普通図柄遊技の保留数(以下、普通図柄遊技保留数)を示す。第1スタートカウンタC14は、大当り終了後に第1装飾図柄が変動表示した回数(以下、第1スタート回数)を示す。第2スタートカウンタC15は、大当り終了後に第2装飾図柄が変動表示した回数(以下、第2スタート回数)を示す。
乱数カウンタは、大当り決定乱数カウンタC1と、大当り用図柄決定乱数カウンタC2と、変動パターン選択乱数カウンタC3と、普通当り決定乱数カウンタC4とを含む。
大当り決定乱数カウンタC1は、0から746の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し、大当りか否かの抽選に用いられる。但し、大当り決定乱数カウンタC1は、746に達すると0に置き換えられる。
大当り用図柄決定乱数カウンタC2は、0から99の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し、大当り用の停止図柄を決定するために用いられる。但し、大当り用図柄決定乱数カウンタC2は、99に達すると0に置き換えられる。
変動パターン選択乱数カウンタC3は、0から1306の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し、変動表示の変動パターンを選択するために用いられる。但し、変動パターン選択乱数カウンタC3は、1306に達すると0に置き換えられる。
普通当り決定乱数カウンタC4は、普通図柄の当り(以下、普通当り)か否かの抽選に用いられる。なお、乱数の確率となる変動範囲は、設計値である。
また、主制御基板30のRAMには、第1大当り判定フラグF1_1と、第2大当り判定フラグF1_2と、小当り判定フラグF1_3と、確変状態設定フラグF2と、大当り設定フラグF3と、小当り設定フラグF4と、時短100回設定フラグF5と、次回大当り時短設定フラグF6と、普通当り判定フラグF7と、時短状態指示フラグF11と、確変状態指示フラグF21と、大当り遊技中指示フラグF31と、小当り遊技中指示フラグF32とが設けられている。
第1大当り判定フラグF1_1は、第1大当り判定の結果を示す。第2大当り判定フラグF1_2は、第2大当り判定の結果を示す。小当り判定フラグF1_3は、小当り判定の結果を示す。確変状態設定フラグF2は、大当り抽選確率が通常時よりも遊技者にとって有利に設定された状態(以下、確変状態)に設定することを指示する。大当り設定フラグF3は、大当りであることを示す。小当り設定フラグF4は、小当りであることを示す。時短100回設定フラグF5は、大当り遊技終了後からスタート回数が100回まで時短が設定されることを示す。次回大当り時短設定フラグF6は、大当り遊技終了後から次回大当りまで時短が設定されることを示す。普通当り判定フラグF7は、普通図柄の当り判定の結果を示す。時短状態指示フラグF11は、時短状態であることを示す。確変状態指示フラグF21は、確変状態であることを示す。大当り遊技中指示フラグF31は、大当り遊技中であることを示す。小当り遊技中指示フラグF32は、小当り遊技中であることを示す。なお、以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
また、主制御基板30のRAMには、第1大当り決定乱数記憶バッファB11と、第2大当り決定乱数記憶バッファB12と、第1大当り用図柄決定乱数記憶バッファB21と、第2大当り用図柄決定乱数記憶バッファB22とが設けられている。
第1大当り決定乱数記憶バッファB11は、第1始動入賞口11への入賞に起因して大当り決定乱数カウンタC1から取得した乱数を最大4個格納する。第2大当り決定乱数記憶バッファB12は、第2始動入賞口12への入賞に起因して大当り決定乱数カウンタC1から取得した乱数を最大4個格納する。第1大当り用図柄決定乱数記憶バッファB21は、第1始動入賞口11への入賞に起因して大当り用図柄決定乱数カウンタC2から取得した乱数を最大4個格納する。第2大当り用図柄決定乱数記憶バッファB22は、第2始動入賞口12への入賞に起因して大当り用図柄決定乱数カウンタC2から取得した乱数を最大4個格納する。
さらに、主制御基板30のRAMには、第1変動パターン選択乱数記憶バッファB31と、第2変動パターン選択乱数記憶バッファB32と、普通当り決定乱数記憶バッファB4とが設けられている。
第1変動パターン選択乱数記憶バッファB31は、第1始動入賞口11への入賞に起因して変動パターン選択乱数カウンタC3から取得した乱数を最大4個格納する。第2変動パターン選択乱数記憶バッファB32は、第2始動入賞口12への入賞に起因して変動パターン選択乱数カウンタC3から取得した乱数を最大4個格納する。普通当り決定乱数記憶バッファB4は、普通当り決定乱数カウンタC4から取得した乱数を最大4個格納する。
なお、第1大当り決定乱数記憶バッファB11、第1大当り用図柄決定乱数記憶バッファB21および第1変動パターン選択乱数記憶バッファB31を、まとめて第1乱数記憶バッファB100という。また、第2大当り決定乱数記憶バッファB12、第2大当り用図柄決定乱数記憶バッファB22および第2変動パターン選択乱数記憶バッファB32を、まとめて第2乱数記憶バッファB200という。
次に、主制御基板30のCPUが実行する遊技制御処理の手順を説明する。遊技制御処理は、主制御基板30のCPUの動作中において4ミリ秒毎に繰り返し実行される処理である。
遊技制御処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図5に示すように、まずS10にて、作業領域が正常であるか否かを判断する。ここで、作業領域が正常でないと判断された場合には、S20にて、主制御基板30のRAMの初期化設定処理を行う。その後、S120に移行する。なお、作業領域が正常でないと判断されるのは、主制御基板30に電源が投入された直後である。
一方、作業領域が正常であると判断された場合には、S30にて、表示制御基板37および払出制御基板41へのコマンドと、外部出力信号との出力を行う出力処理を実行する。その後S40にて、図示しない入力ポートから入力されたデータのチェックを行う入力処理を実行する。さらにS50にて、入賞球に基づく賞品球に関するコマンドの作成を行う払出処理を実行する。その後S60にて、スイッチ断線・短絡エラーの検出およびその解除を行うエラー検出・解除処理を実行する。
次にS70にて、S60にてエラー中であることが検出されたか否かを判断する。ここで、エラー中であると判断された場合には、S110に移行する。一方、エラー中でないと判断された場合には、S80にて、普通図柄の変動・停止に関する制御と、普通電動役物15による第2始動入賞口12の開閉の制御を行う普通図柄/始動入賞口処理を実行する。さらにS90にて、詳細な説明を後述する特別図柄の変動・停止に関する制御と、表示コマンドの作成および特別電動役物16の制御を行う特別図柄/特別電動役物処理を実行する。その後S100にて、ランプ51の制御に関するコマンドと、スピーカ53の制御に関するコマンドとの作成を行うランプ・音声コマンド作成処理を実行し、S110に移行する。
そしてS110に移行すると、スタート回数情報及び遊技状態情報などの外部情報を作成する外部情報作成処理を実行する。
その後S120にて、大当り決定乱数カウンタC1、大当り用図柄決定乱数カウンタC2、変動パターン選択乱数カウンタC3および普通当り決定乱数カウンタC4の各値の更新を行う各乱数更新処理を実行する。そしてS130にて、大当り決定乱数カウンタC1および普通当り決定乱数カウンタC4の初期値を変更するための初期値決定用乱数の乱数値を更新する初期値乱数更新処理を行う。その後S120に移行し、上述の処理を繰り返す。すなわち、次の周期の遊技制御処理が開始されるまで、S120およびS130の処理が繰り返される。
次に、S80にて行われる普通図柄/始動入賞口処理の手順を説明する。
普通図柄/始動入賞口処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図6に示すように、まずS210にて、ゲートスイッチ34が入賞を検出したか否かを判断する。ここで、入賞を検出していないと判断された場合には、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、入賞を検出した場合には、S220にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13の値(以下、普通図柄遊技保留数)が所定普通保留上限値K3(本実施形態では4)に等しいか否かを判断する。すなわち、普通図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K3に等しければ、保留不能と判断し、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K3に等しくなければ、保留可能と判断し、S230にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13をインクリメントする。
そしてS240にて、普通当り乱数取得処理を行う。この普通当り乱数取得処理は、普通当り決定乱数カウンタC4の値を普通当り決定乱数記憶バッファB4に格納する。さらにS250にて、時短状態指示フラグF11がセットされているか否かを判断する。すなわち、時短状態であるか否かを判断する。ここで、時短状態指示フラグF11がセットされていれば、時短状態と判断し、S260にて、時短用普通当り判定処理を行う。この時短用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB4に格納されている乱数のうちで最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された時短用普通当り判定値「1」,「3」,「5」,「7」,「9」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF7をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF7をクリアする。そしてS280に移行する。
一方、時短状態指示フラグF11がセットされていなければ、時短状態でないと判断し、S270にて、通常用普通当り判定処理を行う。この通常用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB4に格納されている乱数のうちで最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された通常用普通当り判定値「7」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF7をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF7をクリアする。そしてS280に移行する。
そしてS280に移行すると、普通停止図柄作成処理を行う。この普通停止図柄作成処理は、S260またはS270にて取得した乱数値と抽選結果とに基づいて、停止表示する普通図柄(以下、普通停止用図柄)を設定する。すなわち、普通当り判定フラグF7がセットされている場合には普通停止用図柄を「7」とし、普通当り判定フラグF7がセットされていない場合には、S260またはS270で取得した乱数値が「N」であれば、普通停止用図柄を「N」とする(N=0,1,2,・・・,9)。
そしてS290にて、普通変動表示コマンド作成処理を行う。この普通変動表示コマンド作成処理は、S280で決定された普通停止用図柄で停止表示するように変動表示を行うことを指示する普通変動パターンコマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通変動パターンコマンドが普通図柄表示装置19に送信され、普通図柄表示装置19は普通図柄の変動表示を開始する。そして普通変動パターンコマンドを作成した後に、普通図柄遊技保留数カウンタC13をデクリメントする。
また普通変動表示コマンド作成処理は、時短状態指示フラグF11がセットされている場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された時短用普通図柄変動表示時間(本実施形態では、1.5秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成し、時短状態指示フラグF11がセットされていない場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された通常用普通図柄変動表示時間(本実施形態では、10秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通図柄停止コマンドが普通図柄表示装置19に送信され、普通図柄表示装置19は、S280で作成された普通停止用図柄で普通図柄を停止させる。
その後S300にて、普通当り判定フラグF7がセットされているか否かを判断する。すなわち、普通当りであるか否かを判断する。ここで、普通当り判定フラグF7がセットされていなければ、「ハズレ」と判断し、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通当り判定フラグF7がセットされていれば、「普通当り」と判断し、S310にて、ソレノイド35を駆動させることにより普通電動役物15を動作させて、第2始動入賞口12を始動入賞口開放時間(本実施形態では、例えば5秒)開放し、S320にて、普通当り判定フラグF7をクリアする。そして、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。
次に、S90にて行われる特別図柄/特別電動役物処理の手順を説明する。
特別図柄/特別電動役物処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図7に示すように、まずS410にて、後述する始動入賞処理を行う。その後S420にて、後述する変動表示処理を行う。さらにS430にて、大当り判定において大当りと判定されると、特別電動役物16の動作を制御することにより15ラウンドの大当り遊技を提供する特別電動役物制御処理を行う。また、S430の特別電動役物制御処理は、大当り判定において小当りと判定されると、小当り遊技を提供する。また、S430の特別電動役物制御処理は、大当り遊技の提供中に大当り遊技中指示フラグF31をセットし、大当り遊技の提供の終了後に、大当り遊技中指示フラグF31をクリアする。また、S430の特別電動役物制御処理は、小当り遊技の提供中に小当り遊技中指示フラグF32をセットし、小当り遊技の提供の終了後に、小当り遊技中指示フラグF32をクリアする。
その後S440にて、通常・確変状態設定処理を行う。この通常・確変状態設定処理は、S430による大当り遊技の提供の終了後に、確変状態設定フラグF2がセットされている場合に確変状態指示フラグF21をセットし、確変状態設定フラグF2がセットされてない場合に確変状態指示フラグF21をクリアする処理を行う。これにより、確変状態では、後述の確変用大当り判定処理が行われ、大当り確率が通常に設定された状態(以下、通常確率状態)では、後述の通常用大当り判定処理が行われる。その後、特別図柄/特別電動役物処理を一旦終了する。
次に、S410にて行われる始動入賞処理の手順を説明する。
始動入賞処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図8に示すように、まずS510にて、第1始動入賞口スイッチ31が入賞を検出したか否かを判断する。ここで、入賞を検出していないと判断された場合には、S570に移行する。一方、入賞を検出した場合には、S520にて、第1特別図柄保留数カウンタC11の値(以下、第1特別図柄保留数)が第1特別保留上限値K1(本実施形態では4)に等しいか否かを判断する。すなわち、第1始動入賞口11への入賞による特別図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、第1特別図柄保留数が第1特別保留上限値K1に等しければ、保留不能と判断し、S570に移行する。一方、第1特別図柄保留数が第1特別保留上限値K1に等しくなければ、保留可能と判断し、S530にて、第1特別図柄保留数カウンタC11をインクリメントする。
そしてS540にて、第1大当り乱数取得処理を行う。この第1大当り乱数取得処理は、大当り決定乱数カウンタC1の値を第1大当り決定乱数記憶バッファB11に格納する。さらにS550にて、第1大当り用図柄乱数取得処理を行う。この第1大当り用図柄乱数取得処理は、大当り用図柄決定乱数カウンタC2の値を第1大当り用図柄決定乱数記憶バッファB21に格納する。
そしてS560にて、第1特図変動パターン選択用乱数取得処理を行い、始動入賞処理を一旦終了する。この第1特図変動パターン選択用乱数取得処理は、変動パターン選択乱数カウンタC3の値を第1変動パターン選択乱数記憶バッファB31に格納する。
またS570に移行した場合には、第2始動入賞口スイッチ32が入賞を検出したか否かを判断する。ここで、入賞を検出していないと判断された場合には、始動入賞処理を一旦終了する。一方、入賞を検出した場合には、S580にて、第2特別図柄保留数カウンタC12の値(以下、第2特別図柄保留数)が第2特別保留上限値K2(本実施形態では4)に等しいか否かを判断する。すなわち、第2始動入賞口12への入賞による特別図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、第2特別図柄保留数が第2特別保留上限値K2に等しければ、保留不能と判断し、始動入賞処理を一旦終了する。一方、第2特別図柄保留数が第2特別保留上限値K2に等しくなければ、保留可能と判断し、S590にて、第2特別図柄保留数カウンタC12をインクリメントする。
そしてS600にて、第2大当り乱数取得処理を行う。この第2大当り乱数取得処理は、大当り決定乱数カウンタC1の値を第2大当り決定乱数記憶バッファB12に格納する。さらにS610にて、第2大当り用図柄乱数取得処理を行う。この第2大当り用図柄乱数取得処理は、大当り用図柄決定乱数カウンタC2の値を第2大当り用図柄決定乱数記憶バッファB22に格納する。その後S620にて、第2特図変動パターン選択用乱数取得処理を行い、始動入賞処理を一旦終了する。この第2特図変動パターン選択用乱数取得処理は、変動パターン選択乱数カウンタC3の値を第2変動パターン選択乱数記憶バッファB32に格納する。
次に、S420にて行われる変動表示処理の手順を説明する。
変動表示処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図9に示すように、まずS710にて、第1乱数取得処理を行う。この第1乱数取得処理は、後述のS770の処理で停止コマンドを作成した後の次の周期の変動表示処理が実行されたときに、第1乱数記憶バッファB100に格納されている乱数のうちで最も早く格納された乱数を取得する処理である。
そしてS720にて、確変状態指示フラグF21がセットされているか否かを判断する。すなわち、確変状態であるか否かを判断する。ここで、確変状態指示フラグF21がセットされていれば、確変状態と判断し、S730にて、確変用大当り判定処理を行い、S750に移行する。
この確変用大当り判定処理は、S710の処理で取得された乱数と、予め設定された確変用大当り判定値と一致するか否かを判断し、一致する場合には「大当り」であると判定して、第1大当り判定フラグF1_1をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、第1大当り判定フラグF1_1をクリアする。
一方、確変状態指示フラグF21がセットされていなければ、通常確率状態と判断し、S740にて、通常用大当り判定処理を行い、S750に移行する。この通常用大当り判定処理は、S710の処理で取得された乱数と、予め設定された通常用大当り判定値と一致するか否かを判断し、一致する場合には「大当り」であると判定して、第1大当り判定フラグF1_1をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、第1大当り判定フラグF1_1をクリアする。なお、S730の確変用大当り判定処理とS740の通常用大当り判定処理とを、まとめて第1大当り判定処理という。
そしてS750に移行すると、停止表示する第1特別図柄(以下、第1特別停止用図柄)の種類の決定と、大当り遊技終了後に確変状態に設定される大当り(以下、確変大当り)または大当り遊技終了後に通常確率状態に設定される大当り(以下、通常大当り)の決定と、時短の種類とを決定する第1特別停止図柄作成処理を行う。
さらにS760にて、液晶表示装置20で第1装飾図柄が変動表示する際の変動パターンを選択する第1変動パターン選択処理を行う。
そしてS770にて、第1特別変動表示コマンド作成処理を行う。この第1特別変動表示コマンド作成処理は、まず、S760で決定された変動パターンを指示する第1特別変動パターンコマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この第1特別変動パターンコマンドが、表示制御基板37と、第1特別図柄表示装置17とに送信され、液晶表示装置20は第1装飾図柄の変動表示を、第1特別図柄表示装置17は第1特別図柄の変動表示を開始する。
そして第1特別変動パターンコマンドを作成した後に、第1特別図柄保留数カウンタC11をデクリメントする。
さらにその直後に、S750で決定された第1特別停止用図柄を指示する第1特別停止図柄決定コマンドと、停止表示する第1装飾図柄(以下、第1装飾停止用図柄)を決定するために第1特別停止図柄作成処理で決定された第1特別停止用図柄を指示する第1装飾停止図柄決定コマンドとを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この第1特別停止図柄決定コマンドと第1装飾停止図柄決定コマンドとがそれぞれ、第1特別図柄表示装置17と、表示制御基板37とに送信される。
また第1特別変動表示コマンド作成処理は、第1特別変動パターンコマンドを作成してから、この第1特別変動パターンコマンドによって予め設定された変動表示時間が経過した場合に、停止表示を指示する第1停止コマンドを作成する。すなわち、S30の処理にて、この第1停止コマンドが、表示制御基板37と、第1特別図柄表示装置17とに送信されることによって、液晶表示装置20の第1装飾図柄の変動と、第1特別図柄表示装置17の第1特別図柄の変動が停止される。
その後S780にて、第1スタート回数計数処理を行う。この第1スタート回数計数処理は、液晶表示装置20が第1装飾図柄の変動表示を開始した時点で第1スタートカウンタC14をインクリメントし、大当り遊技の提供が開始された時点で第1スタートカウンタC14の値を「0」にする。
次にS790にて、第2乱数取得処理を行う。この第2乱数取得処理は、後述のS850の処理で停止コマンドを作成した後の次の周期の変動表示処理が実行されたときに、第2乱数記憶バッファB200に格納されている乱数のうちで最も早く格納された乱数を取得する処理である。
そしてS800にて、確変状態指示フラグF21がセットされているか否かを判断する。すなわち、確変状態であるか否かを判断する。ここで、確変状態指示フラグF21がセットされていれば、確変状態と判断し、S810にて、確変用大当り判定処理を行い、S830に移行する。
この確変用大当り判定処理は、S790の処理で取得された乱数と、予め設定された確変用大当り判定値と一致するか否かを判断し、一致する場合には「大当り」であると判定して、第2大当り判定フラグF1_2をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、第2大当り判定フラグF1_2をクリアする。また、この確変用大当り判定処理は、S790の処理で取得された乱数と、予め設定された小当り判定値と一致するか否かを判断し、一致する場合には「小当り」であると判定して、小当り判定フラグF1_3をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、小当り判定フラグF1_3をクリアする。
一方、確変状態指示フラグF21がセットされていなければ、通常確率状態と判断し、S820にて、通常用大当り判定処理を行い、S830に移行する。この通常用大当り判定処理は、S790の処理で取得された乱数と、予め設定された通常用大当り判定値と一致するか否かを判断し、一致する場合には「大当り」であると判定して、第2大当り判定フラグF1_2をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、第2大当り判定フラグF1_2をクリアする。なお、S810の確変用大当り判定処理とS820の通常用大当り判定処理とを、まとめて第2大当り判定処理という。
そしてS830に移行すると、停止表示する第2特別図柄(以下、第2特別停止用図柄)の種類の決定と、確変大当りまたは通常大当りの決定と、時短の種類とを決定する第2特別停止図柄作成処理を行う。
さらにS840にて、液晶表示装置20で第2装飾図柄が変動表示する際の変動パターンを選択する第2変動パターン選択処理を行う。
そしてS850にて、第2特別変動表示コマンド作成処理を行う。この第2特別変動表示コマンド作成処理は、まず、S840で決定された変動パターンを指示する第2特別変動パターンコマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この第2特別変動パターンコマンドが、表示制御基板37と、第2特別図柄表示装置18とに送信され、液晶表示装置20は第2装飾図柄の変動表示を、第2特別図柄表示装置18は第2特別図柄の変動表示を開始する。
そして第2特別変動パターンコマンドを作成した後に、第2特別図柄保留数カウンタC12をデクリメントする。
さらにその直後に、S830で決定された第2特別停止用図柄を指示する第2特別停止図柄決定コマンドと、停止表示する第2装飾図柄(以下、第2装飾停止用図柄)を決定するために第2特別停止図柄作成処理で決定された第2特別停止用図柄を指示する第2装飾停止図柄決定コマンドとを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この第2特別停止図柄決定コマンドと第2装飾停止図柄決定コマンドとがそれぞれ、第2特別図柄表示装置18と、表示制御基板37とに送信される。
また第2特別変動表示コマンド作成処理は、第2特別変動パターンコマンドを作成してから、この第2特別変動パターンコマンドによって予め設定された変動表示時間が経過した場合に、停止表示を指示する第2停止コマンドを作成する。すなわち、S30の処理にて、この第2停止コマンドが、表示制御基板37と、第2特別図柄表示装置18とに送信されることによって、液晶表示装置20の第2装飾図柄の変動と、第2特別図柄表示装置18の第2特別図柄の変動が停止される。
その後S860にて、第2スタート回数計数処理を行う。この第2スタート回数計数処理は、液晶表示装置20が第2装飾図柄の変動表示を開始した時点で第2スタートカウンタC15をインクリメントし、時短状態が終了した時点で第2スタートカウンタC15の値を「0」にする。
そして、図10に示すように、S870にて、大当り遊技中であるか否かを判断する。ここで、大当り遊技中であると判断された場合には、変動表示処理を一旦終了する。一方、大当り遊技中でないと判断された場合には、S880にて、次回大当り時短設定フラグF6がセットされているか否かを判断する。
ここで、次回大当り時短設定フラグF6がセットされている場合には、S910に移行する。一方、次回大当り時短設定フラグF6がセットされていない場合には、S890にて、時短100回設定フラグF5がセットされているか否かを判断する。
ここで、時短100回設定フラグF5がセットされていない場合には、S920に移行する。一方、時短100回設定フラグF5がセットされている場合には、S900にて、第1スタートカウンタC14の値(すなわち、第1スタート回数)が時短終了判定値K4(本実施形態では「100」)以上であるか否かを判断する。
そして、第1スタート回数が時短終了判定値K4未満である場合には、S910に移行する。一方、スタート回数が時短終了判定値K4以上である場合には、S920に移行する。
そしてS910に移行すると、時短状態指示フラグF11をセットし、変動表示処理を一旦終了する。一方、S920に移行すると、時短状態指示フラグF11をクリアし、変動表示処理を一旦終了する。
次に、S750にて行われる第1特別停止図柄作成処理の手順を説明する。
第1特別停止図柄作成処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図11に示すように、まずS1010にて、第1大当り判定フラグF1_1がセットされているか否かを判断する。ここで、第1大当り判定フラグF1_1がセットされていない場合には、第1大当り判定処理で「ハズレ」と判定されたと判断し、S1020にて、第1特別停止用図柄を、予め設定されたハズレ特別図柄に決定し、第1特別停止図柄作成処理を終了する。
一方、第1大当り判定フラグF1_1がセットされている場合には、第1大当り判定処理で「大当り」と判定されたと判断し、S1030にて、現時点で変動中の第2特別図柄が「大当り」になるか否かを判断する。具体的には、第2大当り判定フラグF1_2がセットされている場合に、現時点で変動中の第2特別図柄が「大当り」になると判断する。
ここで、現時点で変動中の第2特別図柄が「大当り」になると判断した場合には、S1040にて、第1大当り判定フラグF1_1をクリアして、S1020に移行する。一方、現時点で変動中の第2特別図柄が「ハズレ」になると判断した場合には、S1050にて、第1大当り用図柄決定乱数記憶バッファB21に格納されている乱数のうちでS710の処理で取得された乱数(以下、第1大当り用図柄決定取得乱数)と、予め設定された通常大当り用図柄設定値K11とが一致するか否かを判断する。
ここで、第1大当り用図柄決定取得乱数と通常大当り用図柄設定値K11とが一致する場合には、S1060にて、第1大当り用図柄決定取得乱数の値に基づいて通常大当り特別図柄を選択し、第1特別停止用図柄を、選択した通常大当り特別図柄に決定する。
そしてS1070にて、確変状態設定フラグF2をクリアする。またS1080にて、時短100回設定フラグF5をセットする。さらにS1090にて、次回大当り時短設定フラグF6をクリアし、第1特別停止図柄作成処理終了する。
またS1050にて、第1大当り用図柄決定取得乱数が通常大当り用図柄設定値K11と一致しない場合には、S1110にて、第1大当り用図柄決定取得乱数の値に基づいて確変大当り特別図柄を選択し、第1特別停止用図柄を、選択した確変大当り特別図柄に決定する。
そしてS1110にて、確変状態設定フラグF2をセットする。またS1120にて、時短100回設定フラグF5をクリアする。さらにS1130にて、次回大当り時短設定フラグF6をセットし、第1特別停止図柄作成処理終了する。
次に、S830にて行われる第2特別停止図柄作成処理の手順を説明する。
第2特別停止図柄作成処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図12に示すように、まずS1210にて、第2大当り判定フラグF1_2がセットされているか否かを判断する。ここで、第2大当り判定フラグF1_2がセットされていない場合には、S1220にて、小当り判定フラグF1_3がセットされているか否かを判断する。ここで、小当り判定フラグF1_3がセットされていない場合には、第2大当り判定処理で「ハズレ」と判定されたと判断し、S1230にて、第2特別停止用図柄を、予め設定されたハズレ特別図柄に決定し、第2特別停止図柄作成処理を終了する。
一方、小当り判定フラグF1_3がセットされている場合には、第2大当り判定処理で「小当り」と判定されたと判断し、S1240にて、現時点で変動中の第1特別図柄が「大当り」になるか否かを判断する。具体的には、第1大当り判定フラグF1_1がセットされている場合に、現時点で変動中の第1特別図柄が「大当り」になると判断する。
ここで、現時点で変動中の第1特別図柄が「大当り」になると判断した場合には、S1250にて、小当り判定フラグF1_3をクリアして、S1230に移行する。一方、現時点で変動中の第1特別図柄が「ハズレ」になると判断した場合には、S1260にて、第2特別停止用図柄を、予め設定された小当り特別図柄に決定し、第2特別停止図柄作成処理を終了する。
またS1210にて、第2大当り判定フラグF1_2がセットされている場合には、第2大当り判定処理で「大当り」と判定されたと判断し、S1270にて、現時点で変動中の第1特別図柄が「大当り」になるか否かを判断する。ここで、現時点で変動中の第1特別図柄が「大当り」になると判断した場合には、S1280にて第2大当り判定フラグF1_2をクリアして、S1230に移行する。一方、現時点で変動中の第1特別図柄が「ハズレ」になると判断した場合には、S1290にて、第2大当り決定乱数記憶バッファB12に格納されている乱数のうちでS790の処理で取得された乱数(以下、第2大当り用図柄決定取得乱数)と、予め設定された通常大当り用図柄設定値K11とが一致するか否かを判断する。
ここで、第2大当り用図柄決定取得乱数と通常大当り用図柄設定値K11とが一致する場合には、S1300にて、第2大当り用図柄決定取得乱数の値に基づいて通常大当り特別図柄を選択し、第2特別停止用図柄を、選択した通常大当り特別図柄に決定する。
そしてS1310にて、確変状態設定フラグF2をクリアする。またS1320にて、時短100回設定フラグF5をセットする。さらにS1330にて、次回大当り時短設定フラグF6をクリアし、第2特別停止図柄作成処理終了する。
またS1290にて、第2大当り用図柄決定取得乱数が通常大当り用図柄設定値K11と一致しない場合には、S1340にて、第2大当り用図柄決定取得乱数の値に基づいて確変大当り特別図柄を選択し、第2特別停止用図柄を、選択した確変大当り特別図柄に決定する。
そしてS1350にて、確変状態設定フラグF2をセットする。またS1360にて、時短100回設定フラグF5をクリアする。さらにS1370にて、次回大当り時短設定フラグF6をセットし、第2特別停止図柄作成処理終了する。
次に、S760にて行われる第1変動パターン選択処理の手順を説明する。
第1変動パターン選択処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図13に示すように、まずS1410にて、時短中であるか否かを判断する。具体的には、時短状態指示フラグF11がセットされている場合に、時短中であると判断する。
ここで、時短中である場合には、S1420にて、第1大当り判定フラグF1_1がセットされているか否かを判断する。ここで、第1大当り判定フラグF1_1がセットされている場合には、S1430にて、第1変動パターン選択乱数記憶バッファB31に格納されている乱数のうちでS710の処理で取得された乱数(以下、第1変動パターン決定取得乱数)と、後述する時短中大当り変動パターンテーブルT1とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。
一方、第1大当り判定フラグF1_1がセットされていない場合には、S1440にて、第1変動パターン決定取得乱数と、後述する時短中ハズレ変動パターンテーブルT2とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。
またS1410にて、時短中でない場合には、S1450にて、時短終了後1回転目の変動表示であるか否かを判断する。具体的には、第1スタートカウンタC14の値(すなわち、第1スタート回数)が時短終了判定値K4に一致している場合に、時短終了後1回転目の変動表示であると判断する。
ここで、時短終了後1回転目の変動表示でない場合には、S1460にて、第1大当り判定フラグF1_1がセットされているか否かを判断する。ここで、第1大当り判定フラグF1_1がセットされている場合には、S1470にて、第1変動パターン決定取得乱数と、後述する通常大当り変動パターンテーブルT3とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。一方、第1大当り判定フラグF1_1がセットされていない場合には、S1480にて、第1変動パターン決定取得乱数と、後述する通常ハズレ変動パターンテーブルT4とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。
またS1450にて、時短終了後1回転目の変動表示である場合には、S1490にて、第1大当り判定フラグF1_1がセットされているか否かを判断する。ここで、第1大当り判定フラグF1_1がセットされている場合には、S1500にて、第1変動パターン決定取得乱数と、後述する特別大当り変動パターンテーブルT5とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。一方、第1大当り判定フラグF1_1がセットされていない場合には、S1510にて、第1変動パターン決定取得乱数と、後述する特別ハズレ変動パターンテーブルT6とに基づいて、変動パターンを決定し、第1変動パターン選択処理を終了する。
図14(a)と図14(b)に示すように、時短中大当り変動パターンテーブルT1および時短中ハズレ変動パターンテーブルT2は、変動表示時間が6秒〜60秒の変動パターンが選択されるように設定されている。
図14(c)と図14(d)に示すように、通常大当り変動パターンテーブルT3および通常ハズレ変動パターンテーブルT4は、変動表示時間が6秒〜180秒の変動パターンが選択されるように設定されている。
図14(e)と図14(f)に示すように、特別大当り変動パターンテーブルT5および特別ハズレ変動パターンテーブルT6は、変動表示時間が20秒〜180秒の変動パターンが選択されるように設定されている。
次に、S840にて行われる第2変動パターン選択処理の手順を説明する。
第2変動パターン選択処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図15に示すように、まずS1610にて、時短中であるか否かを判断する。具体的には、時短状態指示フラグF11がセットされている場合に、時短中であると判断する。
ここで、時短中である場合には、S1620にて、第2大当り判定フラグF1_2がセットされているか否かを判断する。ここで、第2大当り判定フラグF1_2がセットされている場合には、S1630にて、第2変動パターン選択乱数記憶バッファB32に格納されている乱数のうちでS790の処理で取得された乱数(以下、第2変動パターン決定取得乱数)と、後述する時短中大当り変動パターンテーブルT11とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。
一方、第2大当り判定フラグF1_2がセットされていない場合には、S1640にて、小当り判定フラグF1_3がセットされているか否かを判断する。ここで、小当り判定フラグF1_3がセットされている場合には、S1650にて、第2変動パターン決定取得乱数と、後述する時短中小当り変動パターンテーブルT12とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。
一方、小当り判定フラグF1_3がセットされていない場合には、S1660にて、第2変動パターン決定取得乱数と、後述する時短中ハズレ変動パターンテーブルT13とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。
またS1610にて、時短中でない場合には、S1670にて、第2大当り判定フラグF1_2がセットされているか否かを判断する。ここで、第2大当り判定フラグF1_2がセットされている場合には、S1680にて、第2変動パターン決定取得乱数と、後述する通常大当り変動パターンテーブルT14とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。一方、第2大当り判定フラグF1_2がセットされていない場合には、S1690にて、小当り判定フラグF1_3がセットされているか否かを判断する。ここで、小当り判定フラグF1_3がセットされている場合には、S1700にて、第2変動パターン決定取得乱数と、後述する通常小当り変動パターンテーブルT15とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。
一方、小当り判定フラグF1_3がセットされていない場合には、S1710にて、第2変動パターン決定取得乱数と、後述する通常ハズレ変動パターンテーブルT16とに基づいて、変動パターンを決定し、第2変動パターン選択処理を終了する。
図16(a)と図16(b)と図16(c)に示すように、時短中大当り変動パターンテーブルT11、時短中小当り変動パターンテーブルT12および時短中ハズレ変動パターンテーブルT13は、変動表示時間が1秒〜2秒の変動パターンが選択されるように設定されている。
図16(d)と図16(e)と図16(f)に示すように、通常大当り変動パターンテーブルT14、通常小当り変動パターンテーブルT15および通常ハズレ変動パターンテーブルT16は、変動表示時間が200秒〜240秒の変動パターンが選択されるように設定されている。
次に、主制御基板30のCPUが実行する発射位置表示処理の手順を説明する。発射位置表示処理は、主制御基板30のCPUの動作中に実行される処理である。
発射位置表示処理が実行されると、主制御基板30のCPUは、図17に示すように、まずS1810にて、通常遊技状態であるか否かを判断する。具体的には、大当り遊技中指示フラグF31がクリアされ、且つ、小当り遊技中指示フラグF32がクリアされ、且つ、時短状態指示フラグF11がクリアされている場合に、通常遊技状態であると判断する。すなわち、通常遊技状態とは、大当り遊技中状態でなく、且つ、小当り遊技中状態でなく、且つ、時短状態でない状態である。
ここで、通常遊技状態である場合には、S1810の処理を繰り返すことにより、通常遊技状態でなくなるまで待機する。そして、通常遊技状態でなくなると、S1820にて、時短状態指示フラグF11がセットされているか否かを判断する。ここで、時短状態指示フラグF11がセットされている場合には、S1830にて、右打ち表示コマンドを表示制御基板37へ送信する。これにより、液晶表示装置20は、右打ち表示を開始する。
そしてS1840にて、時短状態指示フラグF11がセットされているか否かを判断する。ここで、時短状態指示フラグF11がセットされている場合には、S1840の処理を繰り返すことにより、時短状態指示フラグF11がクリアされるまで待機する。そして、時短状態指示フラグF11がクリアされると、S1820に移行する。
またS1820にて、時短状態指示フラグF11がクリアされている場合には、S1850にて、大当り遊技中指示フラグF31がセットされているか否かを判断する。ここで、時短状態指示フラグF11がセットされている場合には、S1860にて、右打ち表示コマンドを表示制御基板37へ送信する。
そしてS1870にて、大当り遊技中指示フラグF31がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り遊技中指示フラグF31がセットされている場合には、S1870の処理を繰り返すことにより、大当り遊技中指示フラグF31がクリアされるまで待機する。そして、大当り遊技中指示フラグF31がクリアされると、S1820に移行する。
またS1850にて、大当り遊技中指示フラグF31がクリアされている場合には、S1880にて、左打ち表示コマンドを表示制御基板37へ送信する。これにより、液晶表示装置20は、右打ち表示を終了して左打ち表示を開始する。
そしてS1890にて、左打ち表示コマンドを送信してから予め設定された左打ち表示時間(本実施形態では15秒)が経過したか否かを判断する。ここで、左打ち表示時間が経過していない場合には、S1890の処理を繰り返すことにより、左打ち表示時間が経過するまで待機する。そして、左打ち表示時間が経過すると、S1900にて、左打ち表示停止コマンドを表示制御基板37へ送信して、S1810に移行する。これにより、液晶表示装置20は、左打ち表示を終了する。
図18に示すように、液晶表示装置20は、右打ちを指示する右打ち指示画像G1を表示画面に表示することにより、右打ち表示を行う。図19に示すように、液晶表示装置20は、左打ちを指示する左打ち指示画像G2を表示画面に表示することにより、左打ち表示を行う。
このように構成された遊技機1は、少なくとも第1遊技領域4aと第2遊技領域4bとを含む遊技領域が形成された遊技盤4を備え、遊技領域に遊技球を発射することより、遊技者に遊技を提供する。
遊技領域は、第1遊技領域4aに遊技球が発射された場合には、第1遊技領域4aに進入した遊技球が第2遊技領域4bに進入することが困難になるとともに、第2遊技領域4bに遊技球が発射された場合には、第2遊技領域4bに進入した遊技球が第1遊技領域4aに進入することが困難になるように形成されている。
そして遊技機1は、第1始動入賞口11と、第2始動入賞口12とを備える。第1始動入賞口11は、第1遊技領域4aに設置されて、遊技球が入賞する。第2始動入賞口12は、第2遊技領域4bに設置されて、遊技球が入賞する。
遊技機1は、第1始動入賞口11に遊技球が入賞した場合には、この入賞に基づいて、少なくとも特定遊技状態となるか否かを決定する第1大当り判定処理を行う。なお、特定遊技状態は、大当り遊技中状態、小当り遊技中状態および時短状態である。遊技機1は、第1大当り判定処理が行われる毎に、第1装飾図柄を遊技に連動して変動表示させ、第1大当り判定処理の結果に応じた図柄で第1装飾図柄を停止表示させる。
遊技機1は、第2始動入賞口12に遊技球が入賞した場合には、この入賞に基づいて、少なくとも特定遊技状態となるか否かを決定する第2大当り判定処理を行う。遊技機1は、第2大当り判定処理が行われる毎に、第2装飾図柄を遊技に連動して変動表示させ、第2大当り判定処理の結果に応じた図柄で第2装飾図柄を停止表示させる。
遊技機1は、特定遊技状態である場合に、第2遊技領域4bに遊技球を発射するように遊技者に指示する右打ち表示を行う。遊技機1は、特定遊技状態から通常遊技状態に変化すると、予め設定された報知終了条件が成立するまで、第1遊技領域4aに遊技球を発射するように遊技者に指示する左打ち表示を行う。なお、報知終了条件は、第1装飾図柄の変動表示が開始されてから左打ち表示時間が経過することである。
そして遊技機1は、特定遊技状態から通常遊技状態に変化した直後において、報知終了条件が成立した後に第1装飾図柄が停止表示するように設定された変動パターンを選択して、第1装飾図柄の変動表示を実行する。
このように遊技機1は、特定遊技状態から通常遊技状態に変化した直後において、少なくとも特定遊技状態となる図柄で停止表示する変動表示が行われる場合には、第1装飾図柄が停止表示する前に、左打ち表示を終了する。これにより、遊技機1は、次の第1装飾図柄の変動表示が開始されるときに左打ち表示が再度表示されないようにすることができる。このため、遊技機1は、間違った打ち方をしているのではないかと遊技者を不安にさせることがなく、遊技者の不安を軽減することができる。
また報知終了条件は、第1装飾図柄の変動表示が開始されてから左打ち表示時間が経過することである。これにより、遊技機1は、報知終了条件が成立したか否かを簡便に判断することができる。
以上説明した実施形態において、S710〜S740は遊技抽選部としての処理に相当し、S30,S750〜S770は図柄表示部としての処理に相当する。
また、第1大当り判定処理は遊技抽選に相当し、第1装飾図柄は図柄に相当する。
また、S1820〜S1870は第2遊技領域報知部としての処理に相当し、S1880〜S1900は第1遊技領域報知部としての処理に相当し、右打ち表示は第2遊技領域指示報知に相当し、左打ち表示は第1遊技領域指示報知に相当し、左打ち表示時間は報知終了時間に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、遊技機1が2つの始動入賞口を備える形態を示したが、遊技機1が1つまたは3つ以上の始動入賞口を備えるようにしてもよい。
[変形例2]
また上記実施形態では、第1スタート回数が100回となり時短が終了した後1回転目の変動表示で左打ち表示を行う形態を示した。しかし、第1スタート回数が0回で時短が終了する場合には、大当り遊技が終了した後1回転目の変動表示で左打ち表示を行うようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、第1遊技領域4aが遊技盤4の左側および下側に形成され、第2遊技領域4bが遊技盤4の右側に形成されている形態を示したが、第1遊技領域4aおよび第2遊技領域4bの配置は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1遊技領域4aが遊技盤4の左側に形成され、第2遊技領域4bが遊技盤4の上側に形成されるようにしてもよい。
[変形例4]
上記実施形態では、通常遊技状態であるときに1つの第1遊技領域4aに遊技球を発射し、特定遊技状態であるときに1つの第2遊技領域4bに遊技球を発射する形態を示したが、通常遊技状態であるときに遊技球を発射する第1遊技領域は1つに限定されるものではなく、2つ以上であってもよい。同様に、特定遊技状態であるときに遊技球を発射する第2遊技領域は1つに限定されるものではなく、2つ以上であってもよい。
[変形例5]
上記実施形態では、特定遊技状態となる図柄で停止表示する変動表示が行われる場合と、ハズレ図柄で停止表示する変動表示が行われる場合との両方において、図柄が停止表示する前に、左打ち表示を終了する形態を示した。しかし、ハズレ図柄で停止表示する変動表示が行われる場合には、図柄が停止表示する前に左打ち表示が終了したり、図柄が停止表示した後に左打ち表示が終了したりするようにしてもよい。ハズレ図柄で停止表示する場合には、図柄が停止表示した後に左打ち表示が継続していても、遊技者に不利益を与えないためである。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述した遊技機1の他、当該遊技機1を構成要素とするシステム、当該遊技機1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、遊技機制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。