JP2020155968A - 弾性波共振器、フィルタおよびマルチプレクサ - Google Patents

弾性波共振器、フィルタおよびマルチプレクサ Download PDF

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【課題】配置の自由度を向上させること。【解決手段】圧電基板と、前記圧電基板上に配列方向に配置された複数の第1電極指と、前記圧電基板上に前記配列方向に、前記複数の第1電極指と少なくとも一部において互い違いになるように配置された複数の第2電極指と、前記複数の第1電極指が接続する第1バスバーと前記複数の第2電極指が接続する第2バスバーとを含み、前記複数の第1電極指の先端と前記第2バスバーとの間の複数の第1ギャップを結ぶ仮想的な第1直線と、前記複数の第2電極指の先端と前記第1バスバーとの間の複数の第2ギャップを結ぶ仮想的な第2直線と、は略平行であり、前記配列方向に配置され前記第1直線と前記配列方向とのなす角度が互いに異なる複数の領域を有する一対のバスバーと、を備える弾性波共振器。【選択図】図14

Description

本発明は、弾性波共振器、フィルタおよびマルチプレクサに関し、例えば複数の電極指を有する弾性波共振器、フィルタおよびマルチプレクサに関する。
弾性波共振器では、圧電基板上に一対の櫛型電極および一対の反射器が設けられている。櫛型電極は複数の電極指と複数の電極指が接続するバスバーとを有している。反射器は一対の櫛型電極が励振する弾性波を反射し一対の櫛型電極内に閉じ込める。電極指が交差する交差領域を電極指が励振する弾性波の伝搬方向から傾斜させることが知られている(例えば特許文献1)。
国際公開第2015/064238号
特許文献1のように、交差領域を弾性波の伝搬方向から傾斜させることで横モードスプリアスが抑制される。しかしながら、弾性波共振器を配置する自由度が低下するため、チップサイズが大きくなることを生じる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、配置の自由度を向上させることを目的とする。
本発明は、圧電基板と、前記圧電基板上に配列方向に配置された複数の第1電極指と、前記圧電基板上に前記配列方向に、前記複数の第1電極指と少なくとも一部において互い違いになるように配置された複数の第2電極指と、前記複数の第1電極指が接続する第1バスバーと前記複数の第2電極指が接続する第2バスバーとを含み、前記複数の第1電極指の先端と前記第2バスバーとの間の複数の第1ギャップを結ぶ仮想的な第1直線と、前記複数の第2電極指の先端と前記第1バスバーとの間の複数の第2ギャップを結ぶ仮想的な第2直線と、は略平行であり、前記配列方向に配置され前記第1直線と前記配列方向とのなす角度が互いに異なる複数の領域を有する一対のバスバーと、を備える弾性波共振器である。
本発明は、圧電基板と、前記圧電基板上に配列方向に配置された複数の第1電極指と、前記圧電基板上に前記配列方向に、前記複数の第1電極指と少なくとも一部において互い違いになるように配置された複数の第2電極指と、前記複数の第2電極指と前記複数の第2電極指の延伸方向においてそれぞれ対向する複数の第1ダミー電極指と、前記複数の第1電極指と前記複数の第1電極指の延伸方向においてそれぞれ対向する複数の第2ダミー電極指と、を含み、前記複数の第1電極指の先端と前記複数の第2ダミー電極指の先端との間の複数の第1ギャップを結ぶ仮想的な第1直線と、前記複数の第2電極指の先端と前記複数の第1ダミー電極指の先端との間の複数の第2ギャップを結ぶ仮想的な第2直線と、は略平行であり、前記配列方向に配置され前記第1直線と前記配列方向とのなす角度が互いに異なる複数の領域を有する複数のダミー電極指と、前記複数の第1電極指と前記複数の第1ダミー電極指とが接続された第1バスバーと、前記複数の第2電極指と前記複数の第2ダミー電極指とが接続された第2バスバーと、を備える弾性波共振器である。
上記構成において、前記複数の領域のうち少なくとも2つの領域において、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の正負の符号が反対である構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の領域のうち2つの領域において、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の正負の符号が反対であり、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の絶対値が略等しい構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の領域のうち少なくとも1つの領域は前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とが略平行である構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の領域のうち前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とが略平行である領域の前記配列方向の幅の合計は、前記複数の領域のうち前記第1直線および前記第2直線が前記配列方向と傾斜する領域の前記配列方向の幅の合計より小さい構成とすることができる。
上記構成において、前記第1直線および前記第2直線は、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指のうち前記配列方向において中央に位置する電極指と重なり前記配列方向と直交する直線、または、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指のうち前記配列方向において最も中央に近い隣接する電極指の間の中点と重なり前記配列方向と直交する直線に対し各々線対称である構成とすることができる。
本発明は、上記弾性波共振器を含むフィルタである。
本発明は、上記フィルタを含むマルチプレクサである。
本発明によれば、配置の自由度を向上させることができる。
図1は、実施例1に係る弾性波共振器の平面図である。 図2は、実施例1に係る弾性波共振器の断面図であり、図1のA−A断面図である。 図3は、実施例1の変形例1に係る弾性波共振器の平面図である。 図4(a)および図4(b)は、それぞれ比較例1および2に係る弾性波共振器の平面図である。 図5(a)、図5(b)および図5(c)は、比較例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。 図6(a)、図6(b)および図6(c)は、比較例2におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。 図7(a)、図7(b)および図7(c)は、実施例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。 図8(a)、図8(b)および図8(c)は、実施例1の変形例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。 図9(a)、図9(b)および図9(c)は、実施例1の開口長が35λのそれぞれ5:5、3:7および1:9のサンプルにおけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。 図10(a)、図10(b)および図10(c)は、実施例1の開口長が15λのそれぞれ5:5、3:7および1:9のサンプルにおけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。 図11(a)および図11(b)は、実施例1の変形例1および2の交差領域を示す平面図である。 図12(a)および図12(b)は、実施例1の変形例1および2におけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。 図13は、実施例1の変形例3に係る交差領域付近を示す平面図である。 図14は、実施例2に係る弾性波共振器の平面図である。 図15は、実施例2の変形例1に係る弾性波共振器の平面図である。 図16は、実施例2の変形例2に係る弾性波共振器の平面図である。 図17(a)は、実施例3に係るフィルタの回路図、図17(b)は平面図である。 図18(a)および図18(b)は、それぞれ比較例3および4に係るフィルタの平面図である。 図19(a)は、実施例3の変形例1に係るフィルタの回路図、図19(b)は平面図である。 図20は、比較例5に係るフィルタの平面図である。 図21は、実施例3の変形例2に係るデュプレクサの回路図である。
以下図面を参照し実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る弾性波共振器の平面図である。電極指の配列方向をX方向、電極指の延伸方向をY方向、圧電基板の法線方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は圧電基板の結晶方位とは限らないが、圧電基板が回転YカットX伝搬基板のときにはX方向が結晶方位のX軸方位となる。
図1に示すように、1ポート弾性波共振器では、基板10上にIDT18および反射器22が形成されている。反射器22は、IDT18のX方向の両側に設けられている。
IDT18は、対向する一対の櫛型電極16aおよび16bを備える。櫛型電極16aは、複数の電極指12a、複数のダミー電極指13aおよびバスバー14aを備える。複数の電極指12aおよび複数のダミー電極指13aはバスバー14aに接続されている。櫛型電極16bも同様に、複数の電極指12b、複数のダミー電極指13bおよびバスバー14bを備える。電極指12aと12bとはX方向の少なくとも一部において互い違いとなるように設けられている。電極指12aとダミー電極指13aとはY方向において対向する。電極指12aの先端とダミー電極指13bの先端との間はギャップ15bである。電極指12bとダミー電極指13bも同様であり、電極指12bの先端とダミー電極指13aの先端との間はギャップ15aである。Y方向において電極指12aと12bとが重なる領域は交差領域26である。
一対の櫛型電極16aおよび16bの電極指12aおよび12bが励振する弾性波は、主にX方向に伝搬する。一対の櫛型電極16aおよび16bのうち一方の櫛型電極16aの電極指12aのピッチがほぼ弾性波の波長λとなる。電極指12aのピッチは電極指12aおよび12bのピッチの2倍である。反射器22は、弾性波を反射する。これにより弾性波のエネルギーが交差領域26内に閉じ込められる。
IDT18は2つの領域20aと20bを含む。領域20aにおける複数のギャップ15aを結ぶ仮想的な直線30aaおよび複数のギャップ15bを結ぶ仮想的な直線30baを規定する。同様に、領域20bにおける複数のギャップ15bを結ぶ仮想的な直線30abおよび複数のギャップ15bを結ぶ仮想的な直線30bbを規定する。領域20aにおける直線30aaと30baとは略平行であり、直線30aaと30baとの間はほぼ交差領域26である。領域20bにおける直線30abと30bbとは略平行であり、直線30abと30bbとの間はほぼ交差領域26である。
X方向に平行な仮想的な直線32aおよび32bを規定する。直線32aと直線30aaおよび30abとのなす角度をθaaおよびθabとする。直線32bと直線30baおよび30bbとのなす角度をθbaおよびθbbとする。ここで、θaa、θba、θabおよびθbbは、直線32aおよび32bを基準とし反時計回りを正とする。図1では、θaaおよびθbaは正であり、θabおよびθbbは負である。また、θaaとθbaは略等しく、θabとθbbは略等しい。
図2は、実施例1に係る弾性波共振器の断面図であり、図1のA−A断面図である。基板10は、支持基板10aと支持基板10a上に接合された圧電基板10bとを備える。IDT18および反射器22は、基板10に形成された金属膜11により形成される。
支持基板10aは、単結晶サファイア基板、アルミナ基板、スピネル基板、水晶基板またはシリコン基板等である。支持基板10aは設けられていなくてもよい。圧電基板10bは、例えばタンタル酸リチウム基板、ニオブ酸リチウム基板または水晶基板であり、例えば回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。支持基板10aと圧電基板10bとの間に酸化シリコン膜または窒化アルミニウム膜等の絶縁膜が設けられていてもよい。
金属膜11は、例えばアルミニウム膜、銅膜またはモリブデン膜である。アルミニウム膜、銅膜またはモリブデン膜と圧電基板10bの間にチタン膜またはクロム膜等の金属膜が設けられていてもよい。
図3は、実施例1の変形例1に係る弾性波共振器の平面図である。図3に示すように、実施例1の変形例1では、IDT18は3つの領域20aから20cを含む。領域20aおよび20cは領域20bのX方向の両側に設けられている。領域20aでは、直線30aaおよび30baと直線32aおよび32bとは略平行であり、領域20cでは、直線30acおよび30bcと直線32aおよび32bとは略平行である。
領域20bでは、直線30abおよび30bbは直線32aおよび32bから傾斜している。角度θabおよびθbbは略同じであり、負である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
図4(a)および図4(b)は、それぞれ比較例1および2に係る弾性波共振器の平面図である。図4(a)に示すように、比較例1では、ギャップ15aを結ぶ直線30aおよびギャップ15bを結ぶ直線30bはX方向と平行である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
図4(b)に示すように、比較例2では、直線30aおよび30bは直線32aおよび32bに対し傾斜している。直線30aと32aとのなす角度θaと、直線30bと32bとのなす角度θbは、IDT18内で一定である。その他の構成は実施例1と同じであり、説明を省略する。
[シミュレーション1]
比較例1、2、実施例1およびその変形例1について、スプリアスをシミュレーションした。シミュレーション条件は以下である。
支持基板10a:厚さが400μmのサファイア基板
圧電基板10b:厚さが1.36μm(0.85λ)の42°YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板
金属膜12:圧電基板10b側から膜厚が30nmのチタン膜、膜厚が131nmのアルミニウム膜
金属膜12上の保護膜:膜厚が0.015μmの酸化シリコン膜
IDT18のピッチ:1.6μm(1λ)
IDT18の対数:100対
ダミー電極指のY方向長:2.4μm(1.5λ)
ギャップのY方向長:0.8μm(0.5λ)
バスバーのY方向長:16μm(10λ)
開口長(交差領域26のY方向長):40μm(25λ)
各反射器22の対数:20対
比較例2、実施例1およびその変形例1の各条件は以下である。
比較例2:θa=θb=−7°
実施例1:θaa=θba=7°、θab=θbb=−7°
領域20aの対数:50対、領域20bの対数:50対
実施例1の変形例1:θab=θbb=−7°
領域20aの対数:10対、領域20bの対数:80対、領域20cの対数:10対
図5(a)、図5(b)および図5(c)は、比較例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。Real(Y)はS11のアドミッタンスの実部であり、減衰量はS21の大きさである。
図5(a)および図5(b)において、frおよびfaはそれぞれ共振周波数および反共振周波数を示す。図5(a)の領域50および図5(b)の領域52は共振周波数frと反共振周波数faの間の帯域を示している。図5(c)において、上の半円の最外円弧近くは共振周波数frと反共振周波数faの間に相当する。図5(a)から図5(c)に示すように、領域50および52の共振周波数frと反共振周波数faの間に大きなスプリアスが生成される。このスプリアスは、Y方向に伝搬する弾性波に起因する横モードスプリアスに相当する。このように、直線30aおよび30bをX方向とする比較例1では大きな横モードスプリアスが生成される。
図6(a)、図6(b)および図6(c)は、比較例2におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。図6(a)から図6(c)に示すように、共振周波数frと反共振周波数faの間にはほとんどスプリアスが生成されていない。このように、直線30aおよび30bをX方向から傾斜させた比較例2では、横モードスプリアスが抑制される。
図7(a)、図7(b)および図7(c)は、実施例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。図7(a)から図7(c)に示すように、共振周波数frと反共振周波数faの間には比較例2と同様にスプリアスが観察されない。このように、領域20aと20bを有する実施例1では、比較例2と同様に、横モードスプリアスが抑制される。
図8(a)、図8(b)および図8(c)は、実施例1の変形例1におけるそれぞれReal(Y)の周波数特性を示す図、通過特性を示す図、およびS11のスミスチャートである。図8(a)から図8(c)に示すように、共振周波数frと反共振周波数faの間には比較例2と同様にスプリアスが観察されない。このように、一部直線30aおよび30bをX方向から傾斜させない領域20aと20cを有する実施例1の変形例1でも、比較例2と同様に、横モードスプリアスが抑制される。
[シミュレーション2]
次に、実施例1において、開口長を35λとし、領域20aと20bの対数の比率を5:5、3:7、1:9と変えてシミュレーションした。各サンプルの領域20aおよび20bの対数は以下となる。
5:5のサンプル:
領域20aの対数:50対、領域20bの対数:50対
3:7のサンプル:
領域20aの対数:30対、領域20bの対数:70対
1:9のサンプル:
領域20aの対数:10対、領域20bの対数:90対
その他のシミュレーション条件はシミュレーション1と同じである。
図9(a)、図9(b)および図9(c)は、実施例1の開口長が35λのそれぞれ5:5、3:7および1:9のサンプルにおけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。図9(a)から図9(c)に示すように、開口長が35λでは、領域20aと20bとの比が5:5および3:7のサンプルで比較例2と同様にスプリアスはほとんど観察されない。1:9のサンプルでは細かいスプリアスが観察されるが比較例2と比べさほど大きくない。
次に、実施例1において開口長を15λとし、領域20aと20bの対数の比率を5:5、3:7、1:9と変えてシミュレーションした。
図10(a)、図10(b)および図10(c)は、実施例1の開口長が15λのそれぞれ5:5、3:7および1:9のサンプルにおけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。図10(a)から図10(c)に示すように、5:5および3:7のサンプルでは、開口長35λと15λにおいてスプリアスは同程度である。1:9のサンプルでは、開口長が15λとなると35λよりスプリアスがやや大きくなる。
このように、領域20aと20bの対数がほぼ同じときは開口長が変わっても同程度にスプリアスを抑制できるが、領域20aと20bの対数が大きく異なると開口長は小さいときにスプリアスが若干大きくなる。領域20aと20bの対数の比は1:9〜9:1が好ましく、3:7〜7:3がより好ましく、4:6〜6:4がさらに好ましい。
[シミュレーション3]
図11(a)および図11(b)は、実施例1の変形例1および2の交差領域を示す平面図である。図11(a)に示すように、実施例1の変形例1では、領域20aの直線30aaおよび30ba、および領域20cの直線30acおよび30bcはX方向に平行である。領域20bではθab=θbb=7°である。領域20a、20bおよび20cの対数の比は1:8:1である。
図11(b)に示すように、実施例1の変形例2では、領域20bの直線30abおよび30bbはX方向に平行である。領域20aではθaa=θba=7°であり、領域20cではθac=θbc=7°である。領域20a、20bおよび20cの対数の比は4:2:4である。実施例1の変形例2は、実施例1の変形例1の領域20aおよび20bをX方向の中央に配置し、領域20bを2分割して領域20aおよび20bの両側に配置したものに対応する。その他のシミュレーション条件はシミュレーション1と同じである。
図12(a)および図12(b)は、実施例1の変形例1および2におけるReal(Y)の周波数特性を示す図である。図12(a)および図12(b)に示すように、実施例1の変形例1と2とでは、スプリアスはほとんど観察されない。このように、直線30aおよび30をX方向とする領域をX方向のどの位置に配置してもスプリアスの抑制効果は同程度である。
実施例1の変形例1および2において、直線30aおよび30bがX方向に平行である領域(実施例1の変形例1の領域20aおよび20b、実施例1の変形例2の領域20b)の対数のIDT18全体の対数に対する比率が大きくなるとスプリアスが大きくなると考えられる。よって、この比率は、50%以下が好ましく、20%以下がより好ましく、10%以下がさらに好ましい。
図13は、実施例1の変形例3に係る交差領域付近を示す平面図である。IDTはX方向に複数の領域20aから20dを含む。領域20aにおけるθaaおよびθbaは略等しく、領域20bにおけるθabおよびθbbは略等しく、領域20cにおけるθacおよびθbcは略等しく、領域20dにおけるθadおよびθbdは略等しい。θaaおよびθba、θabおよびθbb、並びにθacおよびθbcは任意に設定できる。領域20aから20dのX方向の長さLaからLdは任意に設定できる。
図14は、実施例2に係る弾性波共振器の平面図である。図14に示すように櫛型電極16aおよび16bはダミー電極指13aおよび13bを有していない。電極指12bの先端とバスバー14aとの間がギャップ15aであり、電極指12aの先端とバスバー14bとの間がギャップ15bである。直線30aaおよび30abはギャップ15aを結ぶ仮想的な直線であり、直線30baおよび30bbはギャップ15bを結ぶ仮想的な直線である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
[実施例2の変形例1]
図15は、実施例2の変形例1に係る弾性波共振器の平面図である。図15に示すように櫛型電極16aおよび16bはダミー電極指13aおよび13bを有していない。電極指12bの先端とバスバー14aとの間がギャップ15aであり、電極指12aの先端とバスバー14bとの間がギャップ15bである。直線30aa、30abおよび30acはギャップ15aを結ぶ仮想的な直線であり、直線30ba、30bbおよび30bcはギャップ15bを結ぶ仮想的な直線である。その他の構成は実施例1の変形例1と同じであり説明を省略する。
実施例2およびその変形例1のように、ダミー電極指13aおよび13bは設けられていなくてもよい。ダミー電極指13aおよび13bが設けられていなくとも、実施例1およびその変形例と同様にスプリアスを抑制できる。
[実施例2の変形例2]
図16は、実施例2の変形例2に係る弾性波共振器の平面図である。図16に示すように、交差領域26は湾曲しており、ギャップ15aを結ぶ仮想的な線31aおよびギャップ15bを結ぶ仮想的な線31bは曲線である。すなわち、線31aおよび31bとX方向とのなす角度は連続的に変化する。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例2の変形例2のように、線31aおよび31bは曲線でもよい。実施例1の変形例、実施例2およびその変形例1においても、ギャップ15aを結ぶ仮想的な線およびギャップ15bを結ぶ仮想的な線は曲線でもよい。すなわち、線31aおよび31bとX方向とのなす角度は連続的に変化してもよい。実施例1およびその変形例と同様にスプリアスを抑制できる。
図17(a)は、実施例3に係るフィルタの回路図、図17(b)は平面図である。図17(a)に示すように、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に直列共振器S1からS4が直列に接続されている。入力端子Tinと出力端子Toutとの間に並列共振器P1からP3が並列に接続されている。並列共振器P1からP3の一端はグランド端子Tgに接続されている。
図17(b)に示すように、基板10上に弾性波共振器25および配線28が設けられている。配線28上にバンプ29が設けられている。弾性波共振器25はIDT18と反射器22を有している。弾性波共振器25は直列共振器S1からS4および並列共振器P1からP3を含む。並列共振器P1は実施例1の弾性波共振器であり、他は比較例2の弾性波共振器である。配線28は弾性波共振器25間および弾性波共振器25とバンプ29とを接続する。バンプ29は、バンプBin、BoutおよびBgを含む。バンプBg、BinおよびBgはそれぞれ入力端子Tin、出力端子Toutおよびグランド端子Tgに電気的に接続されている。
図18(a)および図18(b)は、それぞれ比較例3および4に係るフィルタの平面図である。図18(a)に示すように、比較例3のフィルタでは、弾性波共振器25が全て比較例1の弾性波共振器である。図18(b)に示すように、比較例4のフィルタでは、弾性波共振器25が全て比較例2の弾性波共振器である。
図17(b)から図18(b)において、範囲24は設計可能な範囲であり、弾性波共振器25、配線28およびバンプ29の配置が可能な範囲である。図17(b)から図18(b)では、範囲24の大きさは同じである。範囲55は隣接する配線28間および配線28とバンプ29との間のマージンを示している。範囲55内には配線28およびバンプ29を配置できない。
図18(a)のように、比較例3では範囲24内に弾性波共振器25、配線28およびバンプ29が収まっている。しかし、比較例3の弾性波共振器25において横モードスプリアスが発生する。
図18(b)のように、弾性波共振器25を比較例4の弾性波共振器とする。これにより、横モードスプリアスが抑制される。しかしながら、領域54において、バンプBgが並列共振器P1に重なってしまう。よって、比較例3のフィルタと同じ範囲24で比較例4のフィルタを実現することができない。
図17(b)のように、並列共振器P1を実施例1の弾性波共振器とする。これにより、領域54においてバンプBgが並列共振器P1に重なることを抑制できる。よって、比較例3のフィルタと同じ範囲24で、スプリアスが抑制されたフィルタを実現できる。
[実施例3の変形例1]
図19(a)は、実施例3の変形例1に係るフィルタの回路図、図19(b)は平面図である。図19(a)に示すように、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に直列共振器S1からS5が直列に接続されている。入力端子Tinと出力端子Toutとの間に並列共振器P1からP3が並列に接続されている。
図19(b)に示すように、範囲24内に弾性波共振器25として直列共振器S1からS5および並列共振器P1からP3が設けられている。弾性波共振器25は全て実施例1の弾性波共振器である。
図20は、比較例5に係るフィルタの平面図である。図20に示すように、比較例5のフィルタでは、弾性波共振器25が全て比較例2の弾性波共振器である。
図19(b)のように、全てを実施例1の弾性波共振器とすることで、図20の比較例3のフィルタに比べ範囲24を範囲58の分だけ小さくすることができる。
実施例3およびその変形例1のように、フィルタの弾性波共振器の少なくとも1つを実施例1、2およびその変形例の弾性波共振器とする。これにより弾性波共振器の配置の自由度が大きくなる。これにより、スプリアスを抑制しかつチップ面積を小さくできる。実施例3およびその変形例において、ラダー型フィルタの直列共振器および並列共振器の個数は任意に設定できる。ラダー型フィルタを例に説明したがフィルタは多重モードフィルタを含んでもよい。
[実施例3の変形例2]
図21は、実施例3の変形例2に係るデュプレクサの回路図である。図21に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ40が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ42が接続されている。送信フィルタ40は、送信端子Txから入力された高周波信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ42は、共通端子Antから入力された高周波信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信フィルタ40および受信フィルタ42の少なくとも一方を実施例3およびその変形例のフィルタとすることができる。
マルチプレクサとしてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。
実施例1およびその変形例では、複数の電極指12a(第1電極指)の先端と複数のダミー電極指13b(第2ダミー電極指)との間の複数のギャップ15b(第1ギャップ)を結ぶ仮想的な直線30ba、30bbおよび30bcを直線30b(第1直線)とする。複数の電極指12b(第2電極指)の先端と複数のダミー電極指13a(第1ダミー電極指)との間の複数のギャップ15a(第2ギャップ)を結ぶ仮想的な直線30aa、30abおよび30acを直線30a(第2直線)とする。
実施例2およびその変形例では、複数の電極指12a(第1電極指)の先端とバスバー14b(第2バスバー)との間の複数のギャップ15b(第1ギャップ)を結ぶ仮想的な直線30ba、30bbおよび30bcを直線30b(第1直線)とする。複数の電極指12b(第2電極指)の先端とバスバー14a(第1バスバー)との間の複数のギャップ15a(第2ギャップ)を結ぶ仮想的な直線30aa、30abおよび30acを直線30a(第2直線)とする。
このとき、複数の領域20aから20cの各々では直線30aと30bとは略平行である。領域20aから20cでは、直線30aおよび30bとX方向がなす角度が互いに異なる。これにより、横モードスプリアスを抑制し、かつ弾性波共振器の配置の自由度を向上させることができる。
なお、各領域20aから20cにおいて直線30aと30bとが略平行とは、直線30aと30bとのなす角度の絶対値がX方向に対し傾斜している直線30aおよび30bとX方向とがなす角度の絶対値に比べ十分小さいという意味であり、例えば直線30aと30bとのなす角度の絶対値は1°以下が好ましく、0.5°以下がより好ましい。
直線30aおよび30bとX方向とがなす角度の絶対値は15°以下が好ましく10°以下がより好ましい。領域20aから20cのうち直線30aおよび30bとX方向とがなす角度の絶対値が最も大きい領域における直線30aおよび30bとX方向とがなす角度の絶対値は0.5°以上が好ましく、1°以上がより好ましい。これらにより、スプリアスをより抑制でき、かつ配置の自由度をより向上させることができる。
実施例1および実施例2のように、複数の領域20aおよび20bのうち少なくとも2つの領域20aおよび20bにおいて、X方向と直線30aおよび30bとのなす角度の正負の符号が反対である。すなわち、θaaおよびθbaの正負の符号とθabおよびθbbの正負の符号が反対である。これにより、弾性波共振器の配置の自由度をより向上させることができる。
領域20aおよび20bにおいて、X方向と直線30aおよび30bとのなす角度の正負の符号が反対であり、かつX方向と直線30aおよび30bとのなす角度の絶対値が略等しい。すなわち、|θaa|および|θba|と|θab|および|θbb|とが略等しい。これにより、スプリアスを抑制できる。なお、|θaa|および|θba|と|θab|および|θbb|とが略等しいとは、|θaa|および|θba|と|θab|および|θbb|との差が|θaa|、|θba|、|θab|および|θbb|に対し十分小さいという意味であり、|θaa|および|θba|と|θab|および|θbb|との差は1°以下が好ましく、0.5°以下がより好ましい。
領域20aと20bとのX方向の長さの比は1:9〜9:1が好ましく、3:7〜7:3がより好ましく、4:6〜6:4がさらに好ましい。これにより、スプリアスをより抑制できる。
実施例1の変形例1および実施例2の変形例1、2のように、複数の領域20aから20cのうち少なくとも1つの領域はX方向と直線30aおよび30bとが略平行である。これにより、配置の自由度を向上できる。
X方向と直線30aおよび30bとが略平行であると、スプリアスが大きくなりやすい。そこで、複数の領域20aから20cのうちX方向と直線30aおよび30bとが略平行である領域のX方向の幅の合計は、複数の領域20aから20cのうち直線30aおよび30bがX方向と傾斜する領域のX方向の幅の合計より小さい。これにより、スプリアスを抑制できる。
X方向と直線30aおよび30bとが略平行である少なくとも1つの領域のX方向の幅の合計はIDT18のX方向の幅の40%以下が好ましく、20%以下がより好ましい。これにより、スプリアスをより抑制できる。
複数の領域20aから20cは、X方向における中心線に対し略線対称である。すなわち、直線30aおよび30bは、複数の電極指12aおよび12bのうちX方向において中央に位置する電極指と重なりX方向と直交する直線、または、複数の電極指12aおよび12bのうちX方向において最も中央に近い隣接する電極指の間の中点と重なりX方向と直交する直線に対し各々線対称である。これにより、スプリアスをより抑制できる。
圧電基板10bが支持基板10a上に接合されている場合、横モードスプリアスが大きくなる。特に、圧電基板10bの厚さを弾性波の波長λ以下とすると、バルク波に起因するスプリアスは抑制されるものの横モードスプリアスが大きくなる。よって、支持基板10a上に圧電基板10bが接合され、かつ圧電基板10bの厚さが弾性波の波長(電極指12aおよび12b)のピッチの平均値の2倍以下のとき、領域20aから20cを設けることが好ましい。IDT18がSH(Shear Horizontal)を励振するとき、バルク波が生成されやすい。圧電基板10bが36°以上かつ48°以下回転Yカットタンタル酸リチウム基板のとき、SH波が励振される。このとき領域20aから20cを設けることが好ましい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
10a 支持基板
10b 圧電基板
12a、12b 電極指
13a、13b ダミー電極指
14a、14b バスバー
15a、15b ギャップ
16a、16b 櫛型電極
18 IDT
20a−20d 領域
22 反射器
25 弾性波共振器
28 配線
29 バンプ
30a、30b、32a、32b 直線
40 送信フィルタ
42 受信フィルタ

Claims (9)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に配列方向に配置された複数の第1電極指と、
    前記圧電基板上に前記配列方向に、前記複数の第1電極指と少なくとも一部において互い違いになるように配置された複数の第2電極指と、
    前記複数の第1電極指が接続する第1バスバーと前記複数の第2電極指が接続する第2バスバーとを含み、前記複数の第1電極指の先端と前記第2バスバーとの間の複数の第1ギャップを結ぶ仮想的な第1直線と、前記複数の第2電極指の先端と前記第1バスバーとの間の複数の第2ギャップを結ぶ仮想的な第2直線と、は略平行であり、前記配列方向に配置され前記第1直線と前記配列方向とのなす角度が互いに異なる複数の領域を有する一対のバスバーと、
    を備える弾性波共振器。
  2. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に配列方向に配置された複数の第1電極指と、
    前記圧電基板上に前記配列方向に、前記複数の第1電極指と少なくとも一部において互い違いになるように配置された複数の第2電極指と、
    前記複数の第2電極指と前記複数の第2電極指の延伸方向においてそれぞれ対向する複数の第1ダミー電極指と、前記複数の第1電極指と前記複数の第1電極指の延伸方向においてそれぞれ対向する複数の第2ダミー電極指と、を含み、前記複数の第1電極指の先端と前記複数の第2ダミー電極指の先端との間の複数の第1ギャップを結ぶ仮想的な第1直線と、前記複数の第2電極指の先端と前記複数の第1ダミー電極指の先端との間の複数の第2ギャップを結ぶ仮想的な第2直線と、は略平行であり、前記配列方向に配置され前記第1直線と前記配列方向とのなす角度が互いに異なる複数の領域を有する複数のダミー電極指と、
    前記複数の第1電極指と前記複数の第1ダミー電極指とが接続された第1バスバーと、
    前記複数の第2電極指と前記複数の第2ダミー電極指とが接続された第2バスバーと、
    を備える弾性波共振器。
  3. 前記複数の領域のうち少なくとも2つの領域において、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の正負の符号が反対である請求項1または2に記載の弾性波共振器。
  4. 前記複数の領域のうち2つの領域において、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の正負の符号が反対であり、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とのなす角度の絶対値が略等しい請求項1または2に記載の弾性波共振器。
  5. 前記複数の領域のうち少なくとも1つの領域において、前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とが略平行である請求項1から4のいずれか一項に記載の弾性波共振器。
  6. 前記複数の領域のうち前記配列方向と前記第1直線および前記第2直線とが略平行である領域の前記配列方向の幅の合計は、前記複数の領域のうち前記第1直線および前記第2直線が前記配列方向と傾斜する領域の前記配列方向の幅の合計より小さい請求項5に記載の弾性波共振器。
  7. 前記第1直線および前記第2直線は、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指のうち前記配列方向において中央に位置する電極指と重なり前記配列方向と直交する直線、または、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指のうち前記配列方向において最も中央に近い隣接する電極指の間の中点と重なり前記配列方向と直交する直線に対し各々線対称である請求項1から6のいずれか一項に記載の弾性波共振器。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の弾性波共振器を含むフィルタ。
  9. 請求項8に記載のフィルタを含むマルチプレクサ。
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