JP2020155868A - 通信制御装置、プログラム、システム、及び制御方法 - Google Patents

通信制御装置、プログラム、システム、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一機の飛行体によってカバーできる範囲を広くすることを実現可能な技術を提供することが望ましい。【解決手段】地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置であって、半径が約100km以内の内側無線通信エリアを形成する内側エリア形成部と、内側無線通信エリアの外側に、半径が約50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリアを形成する外側エリア形成部とを備える通信制御装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御装置、プログラム、システム、及び制御方法に関する。
成層圏プラットフォームを提供すべく、アンテナを有し、成層圏を飛行する飛行体が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2002−211496号公報
地上に無線通信エリアを形成する場合、例外はあるが、3GPP(3rd Generation Parnership Project)の規格を遵守する必要がある。例えば、3GPPにおけるタイミングアドバンスの規定において、無線基地局からユーザ端末までの距離が最大で約100kmとされている。このような3GPPにおける規定を遵守しつつ、一機の飛行体によってカバーできる範囲を広くすることを実現可能な技術を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置が提供される。通信制御装置は、半径が約100km以内の内側無線通信エリアを形成する内側エリア形成部を備えてよい。通信制御装置は、内側無線通信エリアの外側に、半径が約50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリアを形成する外側エリア形成部を備えてよい。
上記内側エリア形成部は、半径が約100kmの上記内側無線通信エリアを形成してよく、上記外側エリア形成部は、半径が約50kmの外周セルによって構成される上記外側無線通信エリアを形成してよい。上記内側エリア形成部は、上記内側無線通信エリアの半径が約100kmより大きくならないように上記内側無線通信エリアを形成するビームを調整してよい。上記外側エリア形成部は、上記外周セルの半径が約50kmより大きくならないように上記外周セルを形成するビームを調整してよい。
上記外側エリア形成部は、上記内側無線通信エリアの外側に、複数の上記外周セルによって構成される上記外側無線通信エリアを形成してよい。上記外側エリア形成部は、上記内側無線通信エリアを取り囲む上記外側無線通信エリアを形成してよい。上記外側エリア形成部は、上記飛行体が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする上記複数の外周セルの移動を抑制するように、上記複数の外周セルを形成する複数のビームの方向を変更してよい。上記外側エリア形成部は、上記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、上記複数の外周セルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。上記外側エリア形成部は、上記飛行体が第1の横方向に上記予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、上記第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、上記第1のセルを形成するビームの方向を変更してよい。
上記内側エリア形成部は、複数のセルによって構成される上記内側無線通信エリアを形成してよい。上記内側エリア形成部は、中心セルと、上記中心セルを取り囲む複数のセルとから構成される上記内側無線通信エリアを形成してよい。上記内側エリア形成部は、3つのセルから構成される上記内側無線通信エリアを形成してよい。上記内側エリア形成部は、上記飛行体が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする上記複数のセルの移動を抑制するように、上記複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更してよい。上記内側エリア形成部は、上記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、上記複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。上記内側エリア形成部は、上記飛行体が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、上記第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、上記第1のセルを形成すビームの方向を変更してよい。
上記外側エリア形成部は、アンテナから上記外周セルに向かう第1方向の長さが、上記第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状の上記外周セルを地上に形成してよい。上記通信制御装置は、3GPPに準拠した基地局装置を制御してよく、上記内側エリア形成部は、上記基地局装置を制御することによって上記内側無線通信エリアを形成してよく、上記外側エリア形成部は、上記基地局装置を制御することによって上記外側無線通信エリアを形成してよい。上記基地局装置は、タイミングアドバンスコマンドをユーザ端末に送信してから上記ユーザ端末からのレスポンスを受信するまでの時間に基づいてタイミングアドバンス値を決定する決定部であって、上記タイミングアドバンスコマンドを上記ユーザ端末に送信したときからの経過時間がタイマー値を超えた場合にタイムアウトと判定する決定部を有してよく、上記通信制御装置は、上記決定部が上記外周セル内に位置するユーザ端末に対して上記タイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いる上記タイマー値の長さを、上記内側無線通信エリア内に位置するユーザ端末に対して上記タイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いる上記タイマー値の長さよりも長くさせるタイマー値変更部を有してよい。上記外側エリア形成部は、上記外周セルの外側に上記外周セルに隣接する半径50km以内のセルをさらに形成してよい。
本発明の第2の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置が提供される。通信制御装置は、複数の地上エリアのそれぞれをそれぞれがカバーする複数のセルによって構成される無線通信エリアを形成するエリア形成部であって、飛行体が横方向に回転した場合に、地上における複数のセルの移動を抑制するように、複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更するエリア形成部を備えてよい。エリア形成部は、飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。エリア形成部は、飛行体が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、第1のセルを形成すビームの方向を変更してよい。
本発明の第3の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置が提供される。通信制御装置は、飛行体の直下の方向から予め定められた角度よりも大きな角度のビームによって地上にセルを形成する場合に、アンテナからセルに向かう第1方向の長さが、第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状のセルを地上に形成してよい。
本発明の第4の態様によれば、コンピュータを、上記通信制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第5の態様によれば、上記通信制御装置と、上記飛行体とを備えるシステムが提供される。
本発明の第6の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法が提供される。制御方法は、半径が約100km以内の内側無線通信エリアを形成する内側エリア形成段階を備えてよい。制御方法は、内側無線通信エリアの外側に、半径が約50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリアを形成する外側エリア形成段階を備えてよい。
本発明の第7の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法が提供される。制御方法は、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする複数のセルによって構成される無線通信エリアを形成するエリア形成段階であって、飛行体が横方向に回転した場合に、地上における複数のセルの移動を抑制するように、複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更するエリア形成段階を備えてよい。エリア形成段階は、飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。
本発明の第8の態様によれば、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法が提供される。制御方法は、飛行体の直下の方向から予め定められた角度よりも大きな角度のビームによって地上にセルを形成する場合に、アンテナからセルに向かう第1方向の長さが、第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状のセルを地上に形成するエリア形成段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
飛行体100の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 通信制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。 通信制御装置200の機能構成の他の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 内側エリア形成部204による制御内容を説明するための説明図である。 内側エリア形成部204による制御内容を説明するための説明図である。 外側エリア形成部206による制御内容を説明するための説明図である。 外側エリア形成部206による制御内容を説明するための説明図である。 内周セル用のアンテナパターン172の一例を概略的に示す。 外周セル用のアンテナパターン174の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。 アンテナ162、アンテナ164、アンテナ166の一例を概略的に示す。 飛行体100のアンテナ構成の一例を概略的に示す。 通信制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、飛行体100の一例を概略的に示す。飛行体100は、本体部102、主翼部104、プロペラ106、スキッド108、車輪110、及び太陽電池パネル112を有する。
本体部102は、不図示のバッテリ、アンテナ、飛行制御装置、及び通信制御装置を備える。バッテリは、太陽電池パネル112によって発電された電力を蓄電する。飛行制御装置は、飛行体100の飛行を制御する。飛行制御装置は、例えば、バッテリに蓄電された電力を用いてプロペラ106を回転させることによって、飛行体100を飛行させる。通信制御装置は、アンテナを用いて、地上に無線通信エリア120を形成して、無線通信エリア120内のユーザ端末30に無線通信サービスを提供する。通信制御装置及び飛行制御装置は一体であってもよい。
飛行体100は、例えば、成層圏を巡回して地上のユーザ端末30に無線通信サービスを提供する。飛行体100は、成層圏プラットフォームとして機能してよい。
ユーザ端末30は、飛行体100と通信可能な通信端末であればどのような端末であってもよい。例えば、ユーザ端末30は、スマートフォン等の携帯電話である。ユーザ端末30は、タブレット端末及びPC(Personal Computer)等であってもよい。ユーザ端末30は、いわゆるIoT(Internet of Thing)デバイスであってもよい。IoTデバイスとしては、各種センサ及び各種アクチュエータ等が例示できる。ユーザ端末30は、いわゆるIoE(Internet of Everything)に該当するあらゆるものを含み得る。
飛行体100は、例えば、カバー対象の地上エリアの上空を巡回しながら、無線通信エリア120によって当該地上エリアをカバーする。飛行体100が地上エリアの上空を旋回することを定点飛行と記載する場合がある。また、飛行体100は、例えば、カバー対象の地上エリアの一部を無線通信エリア120によってカバーしながら、地上エリアの上空を移動することによって、地上エリアの全体をカバーする。
飛行体100は、例えば、ユーザ端末30と地上のネットワーク20との通信を中継することによって、ユーザ端末30に無線通信サービスを提供する。ネットワーク20は、任意のネットワークであってよく、例えば、インターネットと、いわゆる3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信網と、公衆無線LAN(Local Area Network)と、専用網との少なくともいずれかを含んでよい。
飛行体100は、例えば、地上の各地に配置されたゲートウェイ22のうち、無線通信エリア120内のゲートウェイ22を介して地上のネットワーク20と通信する。また、飛行体100は、例えば、通信衛星50を介して地上のネットワーク20と通信する。この場合、飛行体100は、通信衛星50と通信するためのアンテナを有する。
飛行体100は、地上の管理装置400によって制御されてよい。飛行体100は、例えば、管理装置400によってネットワーク20及びゲートウェイ22を介して送信された指示に従って飛行したり無線通信エリア120を形成したりする。管理装置400は、通信衛星50を介して飛行体100に指示を送信してもよい。
図2は、飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。図2に例示する無線通信エリア120は、内側無線通信エリア130と外側無線通信エリア140とから構成される。
地上に無線通信エリア120を形成する場合、例外はあるが、3GPP(3rd Generation Parnership Project)の規格を遵守する必要がある。3GPPにおけるタイミングアドバンスの規定において、無線基地局からユーザ端末までの距離が最大で約100kmとされており、飛行体100は、半径が最大で約100kmの内側無線通信エリア130を形成することができる。
例えば、一つの大きな地上エリアを複数の飛行体100でカバーしようとした場合、一機の飛行体100によって形成される無線通信エリアのサイズが大きいほど、飛行体100の機数は少なくてすむことになる。例えば、一機の飛行体100によって形成される無線通信エリアの面積が4倍になった場合、1/4のコストで地上エリアの全体をカバーできることになる。機体数が1/4になるだけでなく、それに伴う運用コストも1/4となる。
そこで、本実施形態に係る飛行体100は、内側無線通信エリア130の外側に、半径が最大で約50kmのセルによって構成される外側無線通信エリア140を形成する。内側無線通信エリア130の外周に配置されたこのようなセルを外周セルと記載する場合がある。図2では、9つの外周セル141、142、143、144、145、146、147、148、149を例示しているが、外周セルの数はこれに限らない。
同一のセル内のユーザ端末がランダムに通信するため、無線基地局からの距離に応じて通信タイミングを合わせる必要がある。3GPPの規定上、このような制限のため、1セル内のユーザ端末同士の距離は最大約100kmに制限される。よって、内側無線通信エリア130の半径を100kmよりも大きくすることはできないが、無線基地局から100km以上離れた位置であっても、一つのセル内のユーザ端末間の距離の最大が100km以内におさまるセルを形成することは許容される。したがって、図2に例示するような、半径が最大約100kmの内側無線通信エリア130の外側に、半径が最大で約50kmの外周セルを形成することは許容される。
例えば、内側無線通信エリア130の半径が100kmであり、9つの外周セル141、142、143、144、145、146、147、148、149の半径が50kmである場合、飛行体100と、内側無線通信エリア130内のユーザ端末30との距離は最大100kmとなり、3GPPの規定を遵守できる。また、例えば、飛行体100と、外周セル147との距離は100kmを超えることになるが、外周セル147内のユーザ端末30同士の距離は最大100kmとなり、3GPPの規定を遵守できる。
図3は、通信制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。通信制御装置200は、制御部202、内側エリア形成部204、外側エリア形成部206、通信部208、及び回転角度取得部210を備える。なお、通信制御装置200がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。
制御部202は、各種制御を実行する。制御部202は、例えば、無線通信エリア120を形成する場合に、内側エリア形成部204に内側無線通信エリア130を形成させ、外側エリア形成部206に外側無線通信エリア140を形成させる。
内側エリア形成部204は、飛行体100が備えるアンテナから地上に向けてビームを照射させることによって、地上に内側無線通信エリア130を形成する。内側エリア形成部204は、半径が100km以内の内側無線通信エリア130を形成してよい。
内側エリア形成部204は、半径が予め定められた距離以上であり約100km以内である内側無線通信エリア130を形成してよい。予め定められた距離は、100kmよりも短い距離のうち任意の距離であってよい。予め定められた距離は、km単位、m単位、cm単位、及びmm単位等の任意の単位で定められてよい。約100kmとは、100kmに対して、プラス数cm、マイナス数cm、プラス数10cm、マイナス数10cm、プラス数m、マイナス数m、プラス数10m、マイナス数10m、プラス数100m、マイナス数100m、プラス数km、マイナス数km等の範囲であってよい。
内側エリア形成部204は、例えば、半径が100kmの内側無線通信エリア130を形成する。内側エリア形成部204は、内側無線通信エリア130の半径が100kmより大きくならないように内側無線通信エリア130を形成するビームを調整してよい。
内側エリア形成部204は、複数のセルによって構成される内側無線通信エリア130を形成してもよい。内側エリア形成部204は、例えば、中心セルと、中心セルを取り囲む複数のセルとから構成される内側無線通信エリア130を形成する。中心セルを取り囲む複数のセルのように、内側無線通信エリア130の内周に配置されるセルを内周セルと記載する場合がある。内側エリア形成部204は、3つの内周セルから構成される内側無線通信エリア130を形成してもよい。
外側エリア形成部206は、飛行体100が備えるアンテナから地上に向けてビームを照射させることによって、地上に外側無線通信エリア140を形成する。外側エリア形成部206は、半径が50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリア140を形成してよい。
外側エリア形成部206は、半径が予め定められた距離以上であり50km以内である外周セルによって構成される外側無線通信エリア140を形成してよい。予め定められた距離は、50kmよりも短い距離のうち任意の距離であってよい。予め定められた距離は、km単位、m単位、cm単位、及びmm単位等の任意の単位で定められてよい。
外側エリア形成部206は、例えば、半径が50kmの外周セルによって構成される外側無線通信エリア140を形成する。外側エリア形成部206は、外周セルの半径が50kmより大きくならないように外周セルを形成するビームを調整してよい。
外側エリア形成部206は、内側無線通信エリア130の外側に、複数の外周セルによって構成される外側無線通信エリア140を形成してよい。外側エリア形成部206は、内側無線通信エリア130を取り囲む外側無線通信エリア140を形成してよい。外側エリア形成部206は、内側無線通信エリア130の全体を取り囲む外側無線通信エリア140を形成してよい。なお、外側エリア形成部206は、1つの外周セルによって構成される外側無線通信エリア140を形成してもよい。
通信部208は、内側エリア形成部204及び外側エリア形成部206によって形成された無線通信エリア120を介した通信を実行する。通信部208は、無線通信エリア120内のユーザ端末30と無線通信する。また、通信部208は、無線通信エリア120内のゲートウェイ22と無線通信する。また、通信部208は、通信衛星50と無線通sにしてもよい。
回転角度取得部210は、飛行体100の横方向の回転角度を取得する。飛行体100の横方向の回転角度とは、飛行体100の水平方向の回転角度であってよい。飛行体100の横方向の回転角度とは、飛行体100のいわゆる左右の首振りの角度であってよい。回転角度取得部210は、飛行体100の飛行を制御する飛行制御装置から、飛行体100の横方向の回転角度を取得してよい。
外側エリア形成部206は、飛行体100が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする複数の外周セルの移動を抑制するように、複数の外周セルを形成する複数のビームの方向を変更してよい。外側エリア形成部206は、飛行体100が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、複数の外周セルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。外側エリア形成部206は、飛行体100が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、第1のセルを形成するビームの方向を変更してよい。
内側エリア形成部204は、複数のセルによって構成される内側無線通信エリア130を形成した場合であって、飛行体100が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする複数の内周セルの移動を抑制するように、複数の内周セルを形成するビームの方向を変更してよい。内側エリア形成部204は、飛行体100が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、複数の内周セルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。内側エリア形成部204は、飛行体100が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1の内周セルが、第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、第1の内周セルを形成するビームの方向を変更してよい。
図4は、通信制御装置200の機能構成の他の一例を概略的に示す。ここでは、通信制御装置200が、飛行体100に搭載された3GPPに準拠した基地局装置500を用いた通信制御を実行する場合について説明する。
基地局装置500は、基地局通信部502及び決定部504を有する。基地局通信部502は、3GPPに準拠した通信機能を有する。基地局通信部502は、飛行体100が備えるアンテナから地上に向けてビームを照射させることによって、地上に無線通信エリアを形成する機能を有する。
決定部504は、タイミングアドバンスコマンドをユーザ端末30に送信してからユーザ端末30からのレスポンスを受信するまでの時間に基づいてタイミングアドバンス値を決定する。決定部504は、タイミングアドバンスコマンドをユーザ端末30に送信したときからの経過時間が予め設定されたタイマー値を超える前にユーザ端末30からレスポンスを受信した場合、タイミングアドバンス値を決定し、経過時間がタイマー値を超えた場合にタイムアウトと判定する。
図4に例示する通信制御装置200は、制御部202、内側エリア形成部204、外側エリア形成部206、通信部208、及び回転角度取得部210に加えて、タイマー値変更部212を備える。
内側エリア形成部204は、基地局装置500を制御することによって内側無線通信エリア130を形成してよい。内側エリア形成部204は、基地局通信部502を制御することによって内側無線通信エリア130を形成してよい。
外側エリア形成部206は、基地局装置500を制御することによって外側無線通信エリア140を形成してよい。外側エリア形成部206は、基地局通信部502を制御することによって外側無線通信エリア140を形成してよい。
タイマー値変更部は、決定部504が外周セル内に位置するユーザ端末に対してタイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いるタイマー値の長さを、内側無線通信エリア130内に位置するユーザ端末に対してタイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いるタイマー値の長さよりも長くさせる。これにより、外周セル内に位置するユーザ端末30に対して、決定部504がタイムアウトと判定してしまうことを防止できる。
図5は、飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。ここでは、内側無線通信エリア130が3つのセルによって構成されている場合を例示している。
内側無線通信エリア130は、内周セル132、内周セル133、及び内周セル134によって構成されている。内側無線通信エリア130を3つのセルによって構成した場合、内周セルのカバー面積と外周セルのカバー面積とが近似することになる。よって、全体として、均一な通信キャパシティ及びリンクバジェットを提供することができる。
図6は、飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。ここでは、内側無線通信エリア130が7つのセルによって構成されている場合を例示している。図6に示す例において、内側無線通信エリア130は、中心セル131、内周セル132、内周セル133、内周セル134、内周セル135、内周セル136、及び内周セル137によって構成されている。
内側無線通信エリア130を7つのセルによって構成した場合、内側無線通信エリア130内の通信キャパシティを、外側無線通信エリア140内の通信キャパシティよりも増やすことができる。このような構成は、都市部と、都市部の周辺エリアとをカバーする場合に有効である。
図7は、飛行体100によって形成される無線通信エリア120の一例を概略的に示す。ここでは、内側無線通信エリア130を7セルにより構成し、外側無線通信エリア140を12セルにより構成し、19のセルサイズを同一にした場合について例示する。図7に示す例において、中心セルの直径、内周セルの直径、及び外周セルの直径は、66.6kmである。
図8及び図9は、内側エリア形成部204による制御内容を説明するための説明図である。ここでは、アンテナ302、アンテナ303、アンテナ304、アンテナ305、アンテナ306、及びアンテナ307によって6つの内周セルを形成している場合の、アンテナ302によって形成される内周セル132による地上エリア42のカバー状況を概略的に示す。
内側エリア形成部204は、飛行体100が横方向に回転した場合に、地上エリア42に対する内周セル132の移動を抑制するように、アンテナ302から照射するビームの方向を変更する。内側エリア形成部204は、飛行体100の回転角度が予め定められた角度を超えない間は、地上エリア42に対する内周セル132の移動を抑制するように、アンテナ302から照射するビームの方向を変更してよい。
図8に例示するように内側エリア形成部204がアンテナ302から照射するビームの方向を変更することによって、地上エリア42に対して内周セル132が移動してしまうことを抑制することができる。これにより、特に、地上エリア42の外縁に位置するユーザ端末30に、通信断が頻繁に発生してしまったり、ハンドオーバが頻繁に発生してしまったりする可能性を低減することができる。
内側エリア形成部204は、飛行体100が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、複数の内周セルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替えてよい。予め定められた角度は、例えば、360度を複数の内周セル用のアンテナの数で割った角度であってよい。図8及び図9に示す例では、予め定められた角度は、60度であってよい。
図9では、内側エリア形成部204が、飛行体100が左方向に予め定められた角度以上回転したことによって、地上エリア42をカバーしていたアンテナ302によって形成される内周セル132が、地上エリア42の左方向に隣接する地上エリア44をカバーするように、アンテナ302から照射するビームの方向を変更した場合を例示している。内側エリア形成部204は、内周セル132がカバーしていた地上エリア42を、アンテナ302に隣接するアンテナ303による内周セル133によってカバーするように、アンテナ303から照射するビームの方向を変更してよい。これにより、それぞれのアンテナのビームフォーミング角度を少なくすることができ、アンテナ設計の自由度が増し、例えば、小さなアンテナでサービスを提供することも可能となる。
図10は、外側エリア形成部206による制御内容を説明するための説明図である。ここでは、アンテナ311、アンテナ312、アンテナ313、アンテナ314、アンテナ315、アンテナ316、アンテナ317、アンテナ318、アンテナ319、アンテナ320、アンテナ321、及びアンテナ322によって12個の外周セルを形成している場合の、アンテナ322によって形成される外周セル149と、アンテナ311によって形成される外周セル141とによる地上エリア46のカバー状況を概略的に示す。
外側エリア形成部206は、飛行体100が横方向に回転した場合に、回転角度が予め定められた角度を超えない間は、地上エリア46に対する外周セル149の移動を抑制するように、アンテナ322から照射するビームの方向を変更してよい。予め定められた角度は、例えば、360度を外周セル用のアンテナの数で割った角度であってよい。図10に示す例では、予め定められた角度は、30度であってよい。
外側エリア形成部206は、飛行体100の回転角度が予め定められた角度を超えた場合に、外周セル149によって、地上エリア46に隣接する地上エリア48をカバーするように、アンテナ322から照射するビームの方向を変更し、かつ、外周セル141によって地上エリア46をカバーするように、アンテナ311から照射するビームの方向を変更してよい。
図11は、外側エリア形成部206による制御内容を説明するための説明図である。外周セルを形成するビームを照射する場合に、内周セルを形成するビームと同様に照射すると、外周セルは、図11に例示するように超楕円形になってしまう。
本実施形態に係る外側エリア形成部206は、アンテナから外周セルに向かう第1方向の長さが、第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームをアンテナから出力させる。これにより、正円形状の外周セルを地上に形成することができる。
図12は、内周セル用のアンテナパターン172の一例を概略的に示す。図13は、外周セル用のアンテナパターン174の一例を概略的に示す。図12及び図13に例示するように、外周セルを形成するアンテナは、内周セルを形成するアンテナよりも、縦方向に狭い角度のアンテナであってよい。
図14及び図15は、飛行体100によって形成される無線通信エリア120の例を概略的に示す。飛行体100は、図14及び図15に示すように、千鳥配置によるセル設計を実現してもよい。
図14に示す例においては、内側エリア形成部204が、内周セル132、内周セル133、及び内周セル134から構成される内側無線通信エリア130を形成し、外側エリア形成部206が、外周セル141を形成している。
図15に示す例においては、内側エリア形成部204が、内周セル132、内周セル133、及び内周セル134から構成される内側無線通信エリア130を形成し、外側エリア形成部206が、外周セル141、外周セル142、外周セル143、外周セル144、外周セル145、外周セル146、外周セル147、及び外周セル148と、外周セル141及び外周セル142の外側に、外周セル141及び外周セル142に隣接する半径が50km以内のセル155とを形成している。
図14及び図15に例示するような千鳥配置によるセル設計を実現することにより、広い面積を連続的に塗りつぶす場合に、設計をしやすくすることができる。
図16は、アンテナ162、アンテナ164、アンテナ166の一例を概略的に示す。図16(a)は、中心セル用のアンテナ162を示す。図16(b)は、内周セル用のアンテナ164を示す。図16(c)は、外周セル用のアンテナ166を示す。
図16(a)、図16(b)、図16(c)に示すように、それぞれの提供エリア毎に最適化されたアンテナを採用すべく、飛行体100からより遠い位置にセルを形成するアンテナほど、大きなサイズのアンテナを採用してよい。
図17は、飛行体100のアンテナ構成の一例を概略的に示す。図17では、飛行体100が、7つのセルから構成される内側無線通信エリア130と、12個のセルから構成される外側無線通信エリア140を形成する場合のアンテナ構成を例示する。
図17に示す例において、飛行体100は、内側無線通信エリア130用のアンテナとして、アンテナ301、アンテナ302、アンテナ303、アンテナ304、アンテナ305、アンテナ306、及びアンテナ307を備える。また、飛行体100は、外側無線通信エリア140用のアンテナとして、アンテナ311、アンテナ312、アンテナ313、アンテナ314、アンテナ315、アンテナ316、アンテナ317、アンテナ318、アンテナ319、アンテナ320、アンテナ321、及びアンテナ322を備える。
内側エリア形成部204は、アンテナ301によって、中心セル131を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ302によって、内周セル132を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ303によって、内周セル133を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ304によって、内周セル134を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ305によって、内周セル135を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ306によって、内周セル136を形成してよい。内側エリア形成部204は、アンテナ307によって、内周セル137を形成してよい。
図17に示すように、アンテナ302、アンテナ303、アンテナ304、アンテナ305、アンテナ306、及びアンテナ307は、形成する対象の内周セルの位置に応じた設置角度で飛行体100に設置されてよい。これにより、設置角度を設けない場合と比較して、ビームステアリングを容易にすることができる。
外側エリア形成部206は、アンテナ311によって、外周セル141を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ312によって、外周セル142を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ313によって、外周セル143を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ314によって、外周セル144を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ315によって、外周セル145を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ316によって、外周セル146を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ317によって、外周セル147を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ318によって、外周セル148を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ319によって、外周セル149を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ320によって、外周セル150を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ321によって、外周セル151を形成してよい。外側エリア形成部206は、アンテナ322によって、外周セル152を形成してよい。
図17に例示するように、アンテナ311、アンテナ312、アンテナ313、アンテナ314、アンテナ315、アンテナ316、アンテナ317、アンテナ318、アンテナ319、アンテナ320、アンテナ321、及びアンテナ322は、形成する対象の外周セルの位置に応じた設置角度で飛行体100に設置されてよい。これにより、設置角度を設けない場合と比較して、ビームステアリングを容易にすることができる。
図18は、通信制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD−ROMドライブ及びDVD−RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD−ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD−ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD−ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD−ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
20 ネットワーク、22 ゲートウェイ、30 ユーザ端末、42 地上エリア、44 地上エリア、46 地上エリア、48 地上エリア、50 通信衛星、100 飛行体、102 本体部、104 主翼部、106 プロペラ、108 スキッド、110 車輪、112 太陽電池パネル、120 無線通信エリア、130 内側無線通信エリア、131 中心セル、132、133、134 内周セル、140 外側無線通信エリア、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152 外周セル、155 セル、162 アンテナ、164 アンテナ、166 アンテナ、172 アンテナパターン、174 アンテナパターン、200 通信制御装置、202 制御部、204 内側エリア形成部、206 外側エリア形成部、208 通信部、210 回転角度取得部、212 タイマー値変更部、301、302、303、304、305、306、307 アンテナ、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322 アンテナ、400 管理装置、500 基地局装置、502 基地局通信部、504 決定部、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD−ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ

Claims (27)

  1. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置であって、
    半径が約100km以内の内側無線通信エリアを形成する内側エリア形成部と、
    前記内側無線通信エリアの外側に、半径が約50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリアを形成する外側エリア形成部と
    を備える、通信制御装置。
  2. 前記内側エリア形成部は、半径が約100km以内の前記内側無線通信エリアを形成し、
    前記外側エリア形成部は、半径が約50km以内の外周セルによって構成される前記外側無線通信エリアを形成する、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記内側エリア形成部は、前記内側無線通信エリアの半径が約100kmより大きくならないように前記内側無線通信エリアを形成するビームを調整する、請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記外側エリア形成部は、前記外周セルの半径が約50kmより大きくならないように前記外周セルを形成するビームを調整する、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  5. 前記外側エリア形成部は、前記内側無線通信エリアの外側に、複数の前記外周セルによって構成される前記外側無線通信エリアを形成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  6. 前記外側エリア形成部は、前記内側無線通信エリアを取り囲む前記外側無線通信エリアを形成する、請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記外側エリア形成部は、前記飛行体が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする前記複数の外周セルの移動を抑制するように、前記複数の外周セルを形成する複数のビームの方向を変更する、請求項5又は6に記載の通信制御装置。
  8. 前記外側エリア形成部は、前記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、前記複数の外周セルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替える、請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記外側エリア形成部は、前記飛行体が第1の横方向に前記予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、前記第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、前記第1のセルを形成するビームの方向を変更する、請求項8に記載の通信制御装置。
  10. 前記内側エリア形成部は、複数のセルによって構成される前記内側無線通信エリアを形成する、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  11. 前記内側エリア形成部は、中心セルと、前記中心セルを取り囲む複数のセルとから構成される前記内側無線通信エリアを形成する、請求項10に記載の通信制御装置。
  12. 前記内側エリア形成部は、3つのセルから構成される前記内側無線通信エリアを形成する、請求項10に記載の通信制御装置。
  13. 前記内側エリア形成部は、前記飛行体が横方向に回転した場合に、複数の地上エリアのそれぞれをカバーする前記複数のセルの移動を抑制するように、前記複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更する、請求項10から12のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  14. 前記内側エリア形成部は、前記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、前記複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替える、請求項13に記載の通信制御装置。
  15. 前記内側エリア形成部は、前記飛行体が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、前記第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、前記第1のセルを形成すビームの方向を変更する、請求項13又は14に記載の通信制御装置。
  16. 前記外側エリア形成部は、アンテナから前記外周セルに向かう第1方向の長さが、前記第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状の前記外周セルを地上に形成する、請求項1から15のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  17. 前記通信制御装置は、3GPPに準拠した基地局装置を制御し、
    前記内側エリア形成部は、前記基地局装置を制御することによって前記内側無線通信エリアを形成し、
    前記外側エリア形成部は、前記基地局装置を制御することによって前記外側無線通信エリアを形成する、請求項1から16のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  18. 前記基地局装置は、タイミングアドバンスコマンドをユーザ端末に送信してから前記ユーザ端末からのレスポンスを受信するまでの時間に基づいてタイミングアドバンス値を決定する決定部であって、前記タイミングアドバンスコマンドを前記ユーザ端末に送信したときからの経過時間がタイマー値を超えた場合にタイムアウトと判定する決定部を有し、
    前記通信制御装置は、前記決定部が前記外周セル内に位置するユーザ端末に対して前記タイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いる前記タイマー値の長さを、前記内側無線通信エリア内に位置するユーザ端末に対して前記タイミングアドバンスコマンドを送信する場合に用いる前記タイマー値の長さよりも長くさせるタイマー値変更部を有する、請求項17に記載の通信制御装置。
  19. 前記外側エリア形成部は、前記外周セルの外側に前記外周セルに隣接する半径50km以内のセルをさらに形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  20. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置であって、
    複数の地上エリアのそれぞれをそれぞれがカバーする複数のセルによって構成される無線通信エリアを形成するエリア形成部であって、前記飛行体が横方向に回転した場合に、地上における前記複数のセルの移動を抑制するように、前記複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更するエリア形成部を備え、
    前記エリア形成部は、前記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、前記複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替える、通信制御装置。
  21. 前記エリア形成部は、前記飛行体が第1の横方向に予め定められた角度の分回転したときに、第1の地上エリアをカバーしている第1のセルが、前記第1の地上エリアの第1の横方向に隣接する第2の地上エリアをカバーするように、前記第1のセルを形成すビームの方向を変更する、請求項20に記載の通信制御装置。
  22. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置であって、
    前記飛行体の直下の方向から予め定められた角度よりも大きな角度のビームによって地上にセルを形成する場合に、アンテナから前記セルに向かう第1方向の長さが、前記第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状の前記セルを地上に形成するエリア形成部
    を備える通信制御装置。
  23. コンピュータを、請求項1から22のいずれか一項に記載の通信制御装置として機能させるためのプログラム。
  24. 請求項1から22のいずれか一項に記載の通信制御装置と、
    前記飛行体と
    を備えるシステム。
  25. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法であって、
    半径が約100km以内の内側無線通信エリアを形成する内側エリア形成段階と、
    前記内側無線通信エリアの外側に、半径が約50km以内の外周セルによって構成される外側無線通信エリアを形成する外側エリア形成段階と
    を備える、制御方法。
  26. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法であって、
    複数の地上エリアのそれぞれをカバーする複数のセルによって構成される無線通信エリアを形成するエリア形成段階であって、前記飛行体が横方向に回転した場合に、地上における前記複数のセルの移動を抑制するように、前記複数のセルを形成する複数のビームの方向を変更するエリア形成段階を備え、
    前記エリア形成段階は、前記飛行体が横方向に予め定められた角度の分回転する毎に、前記複数のセルのそれぞれがカバーする地上エリアを切り替える、制御方法。
  27. 地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する飛行体の通信を制御する通信制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記飛行体の直下の方向から予め定められた角度よりも大きな角度のビームによって地上にセルを形成する場合に、アンテナから前記セルに向かう第1方向の長さが、前記第1方向に直交する第2方向の長さよりも短いビームを出力することにより、正円形状の前記セルを地上に形成するエリア形成段階
    を備える制御方法。
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