JP2020155584A - 電磁波シールドフィルム、および電磁波シールドフィルムの製造方法 - Google Patents

電磁波シールドフィルム、および電磁波シールドフィルムの製造方法 Download PDF

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輝明 都地
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Abstract

【課題】本発明は、物理蒸着法を用いて金属層、防錆層を形成し、その層厚さを最適することで、耐湿性を併せ持った、静電結合ノイズを除去する電磁波シールドフィルムを作製することを課題とする。【解決手段】フィルムの一方、もしくは両方の面にフィルム側から非磁性金属からなる金属層、防錆層をこの順に有する電磁波シールドフィルムであって、該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、該電磁波シールドフィルムの65℃90%RH環境での耐湿試験実施後の該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、該耐湿試験実施前の表面抵抗からの表面抵抗変化率が20%以下であることを特徴とする電磁波シールドフィルムである。【選択図】なし

Description

本発明は電磁波シールド、および電磁波シールドフィルムの製造方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット型情報端末には、大容量のデータを高速に伝送する性能が求められており、また、大容量のデータを高速伝送するためには高周波信号を用いる必要がある。しかし、高周波信号を用いると、半導体素子およびプリント配線板に設けられた信号回路から電磁波ノイズが発生し、周辺機器が誤動作しやすくなる。そこで、このような誤動作を防止するために、電磁波シールドが各所に設けられている。該電磁波シールドとしては、金属や金属層付フィルム等が使用されているが、被シールド物である半導体チップ、ケース、配線、筐体内面等の様々な形状に隙間なくシールドフィルムを貼り合わせるため、形状追従性がよい金属層付フィルムが用いられることが多い。また、該金属層付フィルムの金属には銅や銀が好適に用いられる。(例えば、特許文献1)
使用される電磁波シールド材に対して、要求される電磁波シールド性能は対象とする機器や使用される部位、遮蔽が必要な電磁波の種類によって異なっている。必要な電磁波シールド性能については、例えば特許文献2のように、高い電磁波シールド性能が必要な場合は100dB以上、中程度の電磁波シールド性能が必要な場合は60dB程度が指標となっている。
また、近年、携帯通信機器の充電を行うための方法として、電源ケーブルを必要としない無線給電が注目されており、スマートフォンやタブレット型情報端末にも採用される事例がある。無線給電の方式としては、例えば、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界結合方式等があるが、現時点では電磁誘導方式が最も普及している。無線給電では電磁波により、電力伝送を行うため、情報端末の筐体のうち無線給電の受信部分については電磁波シールドを取り付けることができなくなる。この部分から、無線給電時に発生した電磁波が外部に漏洩し、周辺回路へ悪影響を与えるノイズ源となる可能性がある。また近年の急速充電対応により、電磁波が高出力化されているため、漏洩した電磁波が、例えば、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の「時間変化する電界、磁界及び電磁界による曝露を制限するためのガイドライン(300GHzまで)」(Guidelines for Limiting Exposure to Time-Varying Electric, Magnetic, and Electromagnetic Fields(up to 300GHz))[1998年4月]に定められている暴露量を超え、周辺の人体に悪影響を与える懸念がある。静電結合ノイズの一部または全部の除去のため電磁波シールドフィルムを使用することが考案されている。(例えば、特許文献3)
特許文献3に使用する電磁波シールドフィルムは、空間ノイズのうち、電磁結合ノイズは除去せずに、静電結合ノイズのみを低減させるものである。この特性は金属層を薄くし、抵抗値を高くした電磁波シールドフィルムを使用することで実現ができる。
このような金属層が薄い電磁波シールドフィルムを湿度が高い場所で使用する場合、金属自体が酸化もしくは腐食してしまい導電性を失い、電磁波シールド性を失ってしまう可能性もある。これを防ぐために、金属層の表面に防錆効果のある層を追加することが提案されている。(例えば、特許文献4)
しかしながら、特許文献4のように、防錆層として銀合金を用いた場合、全体としての表面抵抗が低くなり、静電結合ノイズのみでなく、無線給電に必要な電磁結合成分も除去してしまうため、無線給電の効率を低下させてしまう問題がある。静電結合ノイズを除去する電磁波シールドフィルムにおいて、金属層の表面抵抗値および表面抵抗値の変化は、シールド特性を変える要因となる。
特許第4122541号公報 特許第4445809号公報 特開2018−143094号公報 特開2006−1271号公報
本発明は、上述の事実に鑑み、金属層の表面抵抗値が変化しない適切な厚みの防錆層を設けることで、耐湿性を有しつつ、静電結合ノイズを除去する電磁波シールドフィルムを作製することを目的とした。
本発明者らは、上記の課題に鑑み鋭意検討した結果、以下の電磁波シールドフィルムを得るに至った。
すなわち、本発明は、フィルムの一方、もしくは両方の面にフィルム側から非磁性金属からなる金属層、防錆層をこの順に有する電磁波シールドフィルムであって、該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、該電磁波シールドフィルムの65℃90%RH環境での耐湿試験実施後の該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、該耐湿試験実施前の表面抵抗からの表面抵抗変化率が20%以下であることを特徴とする電磁波シールドフィルムに関する。
また、本発明は、上記の電磁波シールドフィルムの製造方法に関し、該金属層および該防錆層が真空蒸着法もしくはスパッタリング法にて成膜されることを特徴とする電磁波シールドフィルムの製造方法に関する。
本発明で、耐湿性を有しつつ、静電結合ノイズを除去する性能を有した電磁波シールド材の作製が可能となる。
本発明の電磁波シールドフィルムの断面構成図である。
本発明について以下詳細に説明する。
本発明の電磁波シールドフィルムは、フィルムの一方、もしくは両方の面にフィルム側から金属層、防錆層がこの順に形成されているものであり、金属層および防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下である。金属層および防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下にすることで、静電結合ノイズを効果的に除去する電界シールドとして機能する。表面抵抗が18Ω/□を超える場合、均一な金属層ではなく、島状の金属層が点接触にて導通することで表面抵抗を決定するため、島状金属層の成長度合い、表面酸化により抵抗値が電界シールド性能に影響を与える。例えば18Ω/□品に+20%を超える抵抗変化、すなわち、表面抵抗値が21.6Ω/□を超える場合には、下記式によって算出した150kHzでの電界シールド性能SEが100dBを下回るため好ましくない。さらに安定した電界シールド性を求める場合は、表面抵抗が15Ω/□以下がより好ましい。一方、表面抵抗が低くなると、無線給電で必要な誘電結合成分がシールドされてしまう。また、金属層の膜厚が厚くなると生産性が低下するので、表面抵抗は0.1Ω/□以上が好ましい。また、貴金属を金属層として使用する場合は、金属層厚を薄くすることで製造コストの面で有利となるため0.3Ω/□以上がより好ましい。
Figure 2020155584
SE:電界シールド性能
:反射損(dB)
A:減衰損(dB)
B:多重反射損(dB)
σr:比導電率
σ0:導電率(S/m)
μr:比透磁率
μ0:真空導磁率(H/m)
f:周波数
r:近傍距離(m)
t:金属膜厚(mm)
δ:表皮厚さ(m)
Rs:金属表面抵抗(Ω/□)
R:比抵抗(Ω・cm)。
本発明の電磁波シールドフィルムにおいて行った65℃90%RHの耐湿試験については、25℃湿潤環境下(湿度90%RH)の加速試験として実施した。一般的に加速試験には高温高湿環境への暴露での、媒体変化の加速度を見積もって予測するアレニウスプロット等の予測が使用される。絶対温度の逆数の対数と時間の対数について直線的な関係を得ることができ、65℃90%RH250時間の試験は25℃90%RH環境での4000時間に相当するものとして試験を実施した。
本発明の電磁波シールドフィルムは、65℃90%RH耐湿試験後の抵抗変化率として20%以下にすることで、長期間安定した電磁波シールド性能を維持することができる。例えば、18Ω/□の電磁波シールドフィルムが+20%抵抗変化を起こした場合、抵抗値が18.0Ω/□から21.6Ω/□に増加し、前記の式によって算出した150kHzでの電界シールド性能SEは101dBから100dBに減少する。これ以上の抵抗変化が起こった場合、電界シールド性能SEは100dBのシールド性能を下回るため好ましくない。電界シールド性能の変化は少ないほうが良いため、より好ましくは抵抗変化率が15%以内である。
本発明の電磁波シールドフィルムは、KEC法での測定で150kHzにおいて測定上限値30dB以上の電界シールド性能を持ち、前記の式により計算した150kHzにおける電界シールド性能SEが100dB以上であることが好ましい。また、KEC法での測定において150kHzで5dB以下の磁界シールド性能を持つことが好ましい。無線給電の効率を阻害しないためには磁界シールド性能は低いほうが好ましく、より好ましくはKEC法での測定値で3dB以下、さらに好ましくは2dB以下である。KEC法とは、KEC(関西電子工業振興センター)で開発された方法であり、KECにおける「電磁波シールド特性測定法」を指すものである。
本発明における金属層については、電気電導度の高い金属であれば必要な金属量が少なく、柔軟性の良い電磁波シールドフィルムを作製可能となるため好ましい。具体的には、導電率が1.0×10S/m(20℃の値。以下同様)以上の金属によって形成することが好ましく、3.0×10S/m以上であると好ましい。このような金属としては、導電率が3.96×10S/mのアルミニウム、導電率が5.80×10S/mの銅、及び導電率が6.14×10S/mの銀がある。すなわち主成分が銀、銅、アルミニウムのいずれかの金属が好ましい。静電結合ノイズに対するシールド性能を得るには、表面抵抗で制御すればよいため、前述の金属を単体で使用しても、合金を使用しても構わない。本発明においては80重量%を超える含有量のものを主成分と定義する。
本発明における防錆層の材質については金属を用いるが、防錆層に使用する金属は酸化膜が安定している金属、もしくは単体で安定している貴金属であることが好ましい。すなわち、主成分がチタン、クロム、金、白金のいずれか1つ以上を含む金属層であることが好ましい。耐湿性を得ることができれば、前述の金属を単体で使用しても、合金を使用しても構わない。本発明においては80重量%を超える含有量のものを主成分と定義する。また防錆層の膜厚は、その膜厚を該防錆層の膜厚が0.1nm以上、20nm以下に制御することで、耐湿性のある電磁波シールドを作製することである。防錆性能が発揮できるものであれば、耐湿性をより確実にするためには防錆層は厚いほうが好ましく、1nm以上であることがより好ましい。また、防錆層に使用する金属は蒸着速度が低い、もしくは貴金属であるため、生産性および生産コストの面から膜厚が薄いほうが好ましく、10nm以下であることがさらに好ましい。
本発明で用いられるフィルムとは、合成樹脂などの高分子を薄い膜状に成型したものである。
基材に使用するフィルムの材質によっては、金属が拡散し、フィルムと金属層の密着力が低下する場合があるため、密着力の低下を防止するために、該金属層と該フィルムの間に、バッファー層を形成してもよい。バッファー層に使用する材質としては、樹脂への金属拡散を抑制するのに有効な金属であればよい。すなわち、金属としてはニッケル、チタンが好ましく、バッファー層の厚みとしては2nm以上、50nm以下が好ましい。バッファー層の効果をより強くするためには5nm以上がより好ましい。また、生産効率の観点から30nm以下がより好ましい。
本発明で好適に用いられるフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリエステルフィルムの中でもポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリプロピレンフィルムが好ましく例示される。このうちポリエチレンテレフタレートフィルムがより好ましく用いられる。これらのフィルムは単独で用いても構わないし、複合されたものを用いても構わない。またフィルム表面に樹脂や粘着剤等をコーティングしたものを用いても構わない。
またかかるフィルムの厚みは1μm以上20μm以下であることが好ましい。フィルムの厚みが1μm未満であると蒸着中に生じる応力によってフィルムが変形したり破れたりしてしまう可能性がある。また20μmを超えると筐体内面等の様々な形状に隙間なく貼り合わせることができなくなってしまうため好ましくない。フィルムの厚みはより好ましくは2μm以上15μm以下である。
本発明における金属層、および防錆層は、物理蒸着法におけるスパッタリング法、もしくは真空蒸着法にて形成されることが好ましい。スパッタリング法には、2極スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、デュアルマグネトロンスパッタリング(DMS)、イオンビームスパッタリングなどを単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、ターゲットの印加方式はDC(直流)スパッタリング、DCパルススパッタリング、AC(交流)スパッタリング及びRF(高周波)スパッタリングのいずれを用いてもよい。真空蒸着法には誘導加熱蒸着法、抵抗加熱蒸着法、レーザービーム蒸着法、電子ビーム蒸着法などがある。どの方法を用いてもよいが、密着性や該電磁波シールドの狙い膜厚、および生産安定性を考えると、DCパルス電源を用いたマグネトロンスパッタリング法が好適に用いられる。蒸着中は基材の温度が上昇しないようにフィルムを冷却しながら蒸着を行ってもよい。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
(金属層蒸着)
ロール式真空蒸着装置(アルバック製 EWC−060)内にフィルムを設置し、70mm×550mmサイズのターゲットを用い、アルゴンガス雰囲気中で真空到達度1×10−2Pa以下に調整して、DC電源を印加して金属層を形成した。
なお、後に実施する防錆層蒸着については連続して処理を行い、金属層と防錆層の間で大気と触れさせないようにした。
(防錆層蒸着)
ロール式真空蒸着装置(アルバック製 EWC−060)内にフィルムを設置し、70mm×550mmサイズのターゲットを用い、アルゴンガス雰囲気中で真空到達度1×10−2Pa以下に調整して、DC電源を印加して防錆層を形成した。
(耐湿性試験)
電磁波シールドフィルムを約500mm×約50mmの大きさにカットして、プラスチック板に張り付けた後、水滴の付着をしないように電磁波シールドフィルムを下向きにして65℃90%RHの恒温恒湿槽(IMV製 THC-120)に入れ250時間放置した。
(表面抵抗測定)
電磁波シールドフィルムを約500mm×約50mmの大きさにカットして、簡易型低抵抗率計(株式会社三菱ケミカルアナリテック製 ロレスタEP MCP-T360)を使って、4端子法にて面内複数個所の表面抵抗を測定した。
(防錆層厚み)
フィルム上に防錆層のみを蒸着したサンプルを作製し、透過率計(井原電子工業株式会社製 ポータブル白黒透過濃度計 Ihac−T5)で波長555nmの透過率を測定した。金属厚計算にはランバート・ベールの法則を用い、下記式に当てはめて計算を行った。 なお、計算で使用する消衰係数としては、チタン:2.56、クロム:3.33、金:2.73、白金:3.72を使用した。
Figure 2020155584
I:薄膜通過後の光量
I:初期光量
k:消衰係数
Z:膜厚(nm)
λ:波長(nm)。
(耐湿性判定)
耐湿性試験前表面抵抗R、250時間の65℃90%RHでの耐湿試験後表面抵抗R250から、下記式を使って、変化率RΔを算出した。算出した変化率の値が20%以下であれば〇、20%を超える場合は×と判定した。
RΔ=(R250−R)/R
(シールド性能試験)
マイクロ波・ミリ波帯評価システムE5071C ENAネットワークアナライザ(Agilent社製)を用い、KEC法にて、150kHzの電界シールド性能(dB)と磁界シールド性能(dB)を測定した。なお、測定限界については厚さ3mmの銅板を挟み測定した結果を測定上限値とした。
(シールド性能計算)
耐湿試験を行う前後の電磁波シールドフィルムの表面抵抗値測定結果を下記式に当てはめて電界シールド性能SEの計算を行った。なお、計算で使用する比導電率については銀1.05、銅1.0、アルミニウム0.63を使用し、導電率として銀6.1×10(S/m)、銅5.8×10(S/m)、アルミニウム3.7×10(S/m)、比透磁率として銀1、銅1、アルミニウム1、真空導磁率としては4π×10(H/m)、近傍距離としてはKEC測定装置から0.02mを使用し、比抵抗は銀1.59×10(Ω・cm)銅1.68×10(Ω・cm)アルミニウム2.65×10(Ω・cm)を使って計算を行った。
Figure 2020155584
SE:電界シールド性能
:反射損(dB)
A:減衰損(dB)
B:多重反射損(dB)
σr:比導電率
σ0:導電率(S/m)
μr:比透磁率
μ0:真空導磁率(H/m)
f:周波数
r:近傍距離(m)
t:金属膜厚(mm)
δ:表皮厚さ(m)
Rs:金属表面抵抗(Ω/□)
R:比抵抗(Ω・cm)。
(シールド性能判定)
本発明の電磁波シールドフィルムは電磁誘導式無線給電機器にてシールド材として、使用することを想定しているが、現在の普及している電磁誘導式無線給電機器は周波数100kHzから200kHzの電磁波が使用されている。そのため、本発明の中ではこの範囲の中央である150kHzでの電磁波シールド性能にて判断をおこなうこととした。
シールド性能試験で測定した150kHzでの磁界シールド性能が5dB以下であり、シールド性能計算で求めた150kHzでの電界シールド性能SEが100dB以上の両方を満たすものについて、シールド性能〇とし、どちらか、もしくは両方を満たさないものについては×と判定した。
(実施例1)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で純銀を8nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを3nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)、磁界シールド性能が1dBであった。 表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前5.9Ω/□、耐湿試験後6.4Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は9%で、耐湿性判定は〇であった。
測定した表面抵抗の値から、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は111dB、耐湿試験後は110dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例2)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを0.4nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前8.6Ω/□、耐湿試験後9.2Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は7%で、耐湿性判定は〇であった。
測定した表面抵抗の値から、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は108dB、耐湿試験後は107dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例3)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを0.8nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前8.5Ω/□、耐湿試験後8.9Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は5%で、耐湿性判定は〇であった。
測定した表面抵抗の値から、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は108dB、耐湿試験後は107dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例4)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを1.6nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前8.4Ω/□、耐湿試験後9.5Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は13%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は108dB、耐湿試験後は107dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例5)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを3.3nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前9.1Ω/□、耐湿試験後10.1Ω/□で、耐湿性試験前後の表面抵抗変化率は11%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は107dB、耐湿試験後は106dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例6)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを4.1nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が0dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前9.3Ω/□、耐湿試験後10.6Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は14%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は107dB、耐湿試験後は106dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例7)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを4.9nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前9.5Ω/□、耐湿試験後9.4Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は−1%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は107dB、耐湿試験後は106dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例8)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを5.7nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が0dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前9.8Ω/□、耐湿試験後11.1Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は13%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は107dB、耐湿試験後は106dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(実施例9)
厚さ5μmのポリイミドフィルム(東レデュポン製、“カプトン(登録商標)”タイプEN)にマグネトロンスパッタリング法によってチタンを9.2nmの厚さに蒸着し、バッファー層を形成した。その後、マグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を5.7nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。その後、マグネトロンスパッタリング法によってチタンを9.2nmの厚さに蒸着した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が0dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前10.1Ω/□、耐湿試験後10.6Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は5%で、耐湿性判定は〇であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は107dB、耐湿試験後は106dBであり、シールド性能判定は〇であった。
(比較例1)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で純銀を8nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が0dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前5.3Ω/□、耐湿試験後25.1Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は375%で、耐湿性判定は×であった。
また、150kHzでの電界シールド性能SEは、耐湿試験前は112dB、耐湿試験後は98dBであり、シールド性能判定は×であった。
(比較例2)
厚さ6μmの2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、“ルミラー(登録商標)”タイプ:F53)にマグネトロンスパッタリング法で銀合金(三菱マテリアル(株)製、銀合金#317)を4nmの厚さに蒸着した。条件として、スパッタリング出力はDC電源を用いて2.5kwを採用し、搬送速度を調整して所定の膜厚になるように調整した。このように作製した電磁波シールドフィルムについて、シールド性能試験を行った結果、電界シールド性能が30dB(測定上限値)で、磁界シールド性能が1dBであった。表面抵抗測定を行った後、耐湿性試験を実施した。耐湿性試験後のサンプルについて表面抵抗測定を行った。表面抵抗については耐湿試験前8.3Ω/□、耐湿試験後27.6Ω/□で、耐湿試験前後の表面抵抗変化率は233%で、耐湿性判定は×であった。
また、150kHzでの電界シールドSEは、耐湿試験前は108dB、耐湿試験後は98dBであり、シールド性能判定は×であった。
Figure 2020155584
1 フィルム
2 バッファー層
3 金属層
4 防錆層

Claims (9)

  1. フィルムの一方、もしくは両方の面にフィルム側から非磁性金属からなる金属層、防錆層をこの順に有する電磁波シールドフィルムであって、該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、65℃90%RH環境での耐湿試験実施後の該金属層、該防錆層を合わせた表面抵抗が18Ω/□以下であり、該耐湿試験実施前の表面抵抗からの表面抵抗変化率が20%以下であることを特徴とする電磁波シールドフィルム。
  2. 少なくともフィルムの一方にある該金属層と該フィルムの間に、バッファー層を持つ請求項1に記載の電磁波シールドフィルム。
  3. 下記式を用いて計算した電界シールド性能SEにおいて、150kHzでの電界シールド性能SEが100dB以上であり、KEC法を用いたシールド性能試験において、150kHzでの磁界シールド性能が5dB以下である請求項1または2に記載の電磁波シールドフィルム。
    Figure 2020155584
    SE:電界シールド性能
    :反射損(dB)
    A:減衰損(dB)
    B:多重反射損(dB)
    σr:比導電率
    σ0:導電率(S/m)
    μr:比透磁率
    μ0:真空導磁率(H/m)
    f:周波数
    r:近傍距離(m)
    t:金属膜厚(mm)
    δ:表皮厚さ(m)
    Rs:金属表面抵抗(Ω/□)
    R:比抵抗(Ω・cm)
  4. 該金属層の主成分が銀、銅、アルミニウムのいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の電磁波シールドフィルム。
  5. 該防錆層の主成分がチタン、クロム、金、白金からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む金属層である請求項1から4のいずれかに記載の電磁波シールドフィルム。
  6. 該防錆層の膜厚が0.1nm以上、10nm以下である請求項1から5のいずれかに記載の電磁波シールドフィルム。
  7. 該フィルムがポリエステル、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレンのいずれかである請求項1から6のいずれかに記載の電磁波シールドフィルム
  8. 該フィルムの厚みが1μm以上、20μm以下である請求項1から7のいずれかに記載の電磁波シールドフィルム。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の電磁波シールドフィルムの製造方法であって、該金属層および該防錆層が、真空蒸着法もしくはスパッタリング法にて成膜される電磁波シールドフィルムの製造方法。
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