JP2020155168A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルのデータを正確に検出することができる半導体記憶装置を提供する。【解決手段】本実施形態による半導体記憶装置は、複数の第1配線と、複数の第2配線と、第1配線と第2配線との交差領域に対応して設けられたメモリセルとを備える。検出回路は、メモリセルに格納されたデータを検出する。第1トランジスタは、メモリセルと検出回路との間の第2配線に設けられている。コントローラは、データ読出し動作において、第1配線から選択的に駆動される選択第1配線および第2配線から選択的に駆動される選択第2配線に接続された第1メモリセルに読出し電圧を印加しているときに、選択第2配線に設けられた第1トランジスタをオン状態とオフ状態との間の中間状態にし、その後、選択第2配線に設けられた第1トランジスタをオン状態にして選択第2配線の電圧を検出回路へ伝達する。【選択図】図2

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、記憶容量の大容量化のために微細化されてきた。さらなる微細化を実現するために、新材料を用いたメモリの開発が進んでいる。例えば、抵抗変化型メモリ(ReRAM(Resistance Random Access Memory))、相変化型メモリ(PCM(Phase-Change Memory)等の新規メモリが開発されている。
これらの新規メモリの読出し動作において、選択セルの抵抗状態に応じた電荷を選択ビット線に蓄積し、この選択ビット線の電圧に基づいて選択セルのデータを検出する方式がある。この場合、選択ビット線と選択ワード線との交差領域にある選択セルには、比較的大きな電圧差が印加される。一方、選択ビット線に接続される他の非選択セルは、非選択ワード線と選択ビット線との間で比較的小さな電圧差が印加され半選択状態となっている。このような半選択状態のメモリセルから電流がリークすると、選択ビット線の電圧が変化してしまい、選択セルのデータを正確に検出することができなくなるおそれがある。
米国特許第9747978号公報 米国特許第9142271号公報 米国特許第9030906号公報
Kyoo Itoh, Fig.3.56(a) VLSI Memory Chip Design, Springer, 2001
メモリセルのデータを正確に検出することができる半導体記憶装置を提供する。
本実施形態による半導体記憶装置は、複数の第1配線と、複数の第2配線と、第1配線と第2配線との交差領域に対応して設けられたメモリセルとを備える。検出回路は、メモリセルに格納されたデータを検出する。第1トランジスタは、メモリセルと検出回路との間の第2配線に設けられている。コントローラは、データ読出し動作において、第1配線から選択的に駆動される選択第1配線および第2配線から選択的に駆動される選択第2配線に接続された第1メモリセルに読出し電圧を印加しているときに、選択第2配線に設けられた第1トランジスタをオン状態とオフ状態との間の中間状態にし、その後、選択第2配線に設けられた第1トランジスタをオン状態にして選択第2配線の電圧を検出回路へ伝達する。
第1実施形態によるメモリチップ1の構成例を示すブロック図。 データ読出し動作におけるメモリセルとセンス回路との接続関係を示す等価回路図。 選択メモリセルのデータ読出し時における電圧−電流特性を示すグラフ。 データ読出し動作の一例を示すタイミング図。 電圧源の構成の一例およびその周辺の構成を示す図。 図5の電圧源を用いたミラー回路のより詳細な構成例を示す図。 カレントミラー回路とメモリセルアレイとの接続関係の一例を示す概略図。 カレントミラーとメモリセルアレイとの接続関係を示す概略図。 複数のスイッチに対して共通に設けられた電圧源の構成図。 変形例1の構成例を示す図。 変形例2の構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下の実施形態は、ReRAM、PRAM(Phase-Change RAM)、 PCM(Phase-Change Memory)、iPCM(interfacial PCM)、MRAM(magnetic random access memory)等のメモリのいずれにも適用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態によるメモリチップ1の構成例を示すブロック図である。メモリチップ1は、複数のワード線WLと、複数のビット線BLと、メモリセルアレイMCAと、ワード線コントローラWLCと、ビット線コントローラBLCとを備えている。尚、図示しないが、メモリセルアレイMCAとワード線コントローラWLCとの間、あるいは、メモリセルアレイMCAとビット線コントローラBLCとの間には、ワード線コントローラWLCに接続するワード線WLを選択するセレクタ、あるいは、ビット線コントローラBLCに接続するビット線BLを選択するセレクタが設けられていてもよい。
ワード線WLとビット線BLとは互いに略直交するように交差しており、その交差領域に対応するようにメモリセルMCが設けられている。メモリセルアレイMCAは、二次元的あるいは三次元的に配列された複数のメモリセルMCからなる。
ビット線コントローラBLCは、センス回路10と、スイッチ回路20とを備えている。センス回路10は、ビット線BLを介してメモリセルMCに電気的に接続可能であり、メモリセルMCに格納されたデータの論理を検出する。スイッチ回路20は、センス回路10とビット線BLとの間のスイッチ(トランジスタ)およびその制御回路を含む。スイッチ回路30は、センス回路10とワード線WLとの間のスイッチ(トランジスタ)およびその制御回路を含む。
ビット線コントローラBLCは、図示しないが、ページバッファ、カラムデコーダ等をさらに含む。ワード線コントローラWLCは、ワード線ドライバ、ロウデコーダ等をさらに含む。さらに、メモリチップ1には、内部電圧生成回路、シーケンスコントローラ、ロジックコントローラ、アドレスレジスタ、入出力バッファ等を備えている。
内部電圧生成回路は、チャージポンプ回路によって外部電源よりも高い電位を発生させる昇圧回路や、ソース−フォロワ型降圧トランジスタ、外部電源から内部降圧電位を生成する回路、温度や電源電圧に依らず一定電位を発生させる基準電位発生回路としてのBGR(Band−Gap−Reference)回路等を含む。
ロウデコーダおよびワード線ドライバは、ワード線WLのいずれかを選択的に昇圧駆動する。カラムデコーダ、センス回路10およびページバッファは、ビット線BLのいずれかを選択的に降圧駆動し、選択されたビット線を介してメモリセルMCのデータを検出し(読み出し)、その読出しデータを一時的に格納する。また、カラムデコーダおよびページバッファは、書込みデータを一時的に格納し、その書込みデータを選択されたビット線を介してメモリセルMCへ書き込む。
アドレスレジスタは、入出力バッファを介してアドレス信号を受け取り、これを保持する。アドレスレジスタは、それぞれロウアドレス信号およびカラムアドレス信号をロウデコーダおよびカラムデコーダへ転送する。
ロジックコントローラは、チップイネーブル信号、コマンドイネーブル信号、アドレスラッチイネーブル信号、書込みイネーブル信号、読出しイネーブル信号等の制御信号に基づいて、コマンドまたはアドレス信号の入力を制御し、並びに、読出しデータまたは書込みデータの入出力を制御する。読出し動作または書込み動作はそのコマンドに従って実行される。
メモリセルMCは、それぞれビット線BLとワード線WLとの間に直列に接続された相変化型素子(例えば、PCM)である。PCMは、電流を流すと、相変化膜が相転移し、それにより、PCM素子は、低抵抗状態(set状態)または高抵抗状態(reset状態)になる。これにより、PCMは、論理データを記憶することができる。例えば、低抵抗状態(set状態)を“0”データとし、高抵抗状態(reset状態)を“1”データとすれば、PCMは、1ビットの論理データを格納することができる。
図2は、データ読出し動作におけるメモリセルMCとセンス回路10との接続関係を示す等価回路図である。メモリチップ1は、センスアンプSAと、非選択メモリセルMC0と、選択メモリセルMC1と、非選択メモリセル(半選択メモリセル)hMCと、選択ビット線sBLと、非選択ビット線rBLと、選択ワード線sWLと、非選択ワード線uWL、rWLと、プリチャージ回路PRCHと、コントローラCNTと、電圧源sPS、rPSと、スイッチSW_sMUX、SW_rMUX、SW_sSA、SW_rSA、SW_sPre、SW_rPre、SW_EQとを備えている。図2の構成要素は、図1のビット線コントローラBLC内のセンス回路10またはスイッチ回路20内に含まれている。スイッチSW_sMUX、SW_rMUX、SW_sSA、SW_rSA、SW_sPre、SW_rPre、SW_EQは、いずれもMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタで構成されており、オン状態(導電状態)またはオフ状態(非導電状態)にすることができる。本実施形態では、スイッチSW_sMUX、SW_rMUX、SW_sSA、SW_rSA、SW_sPre、SW_rPre、SW_EQは、全てN型MOSFETとするが、これらのスイッチの制御信号の符号を逆にすることによって、これらのスイッチの一部または全部は、P型MOSFETで構成することもできる。また、スイッチSW_sMUX、SW_rMUXは、オン状態およびオフ状態の他、オン状態とオフ状態との間の中間状態にすることができる。中間状態は、オフ状態よりも低抵抗であり、オン状態よりも高抵抗な半オン状態である。
センス回路10は、複数のセンスアンプSAを含む。各センスアンプSAは、第1入力端子sIN、第2入力端子rINおよび出力端子OUTを備え、第1入力端子sINの電圧と第2入力端子rINの電圧とを比較してその電圧差を増幅して出力端子OUTから出力する。本実施形態では、第1入力端子sINが選択メモリセルMC1のデータに基づく電圧を受け取り、第2入力端子rINがデータ“0”とデータ“1”との間の参照電圧を受け取る。センスアンプSAは、選択メモリセルMC1のデータに基づく電圧と参照電圧とを比較して増幅し、出力端子OUTからそれらの電圧差を出力する。出力端子OUTからの電圧差のレベルによって、データの論理“0”または“1”が判別される。
センスアンプSAは、ビット線BLに対応して設けられている。以下、ビット線BLやそれに対応するメモリセルMCの配列をカラムともいう。各カラムのセンスアンプSAは、或るワード線sWLが選択されると、その選択ワード線sWLに交差する複数のビット線BLに伝達されるデータをそれぞれ検出する。即ち、選択ワード線sWLと複数のビット線BLとの交差領域に対応する複数のメモリセルMCが選択メモリセルMC1となり、センスアンプSAは、それぞれに対応するカラムの選択メモリセルMC1に格納されたデータを検出する。尚、図2では、1つのセンスアンプSAおよびそれに対応する1カラムのビット線(選択ビット線)sBLが図示されており、その他のカラムに対応するセンスアンプSA等についての図示は省略されている。
センスアンプSAの第1入力端子sINは、第3トランジスタSW_sSAを介してドライブ配線sBDRVに接続されており、第1トランジスタSW_sMUXを介して選択ビット線sBLに接続されている。選択ビット線sBLと選択ワード線sWLとの間には、選択メモリセルMC1が接続されている。これにより、データ読出し時に、センスアンプSAの第1入力端子sINは、選択メモリセルMC1に電気的に接続され得る。
一方、センスアンプSAの第2入力端子rINは、参照電圧を入力するために、トランジスタSW_rSAを介してドライブ配線rBDRVに接続されている。また、ドライブ配線rBDRVは、トランジスタSW_rMUXを介して非選択ビット線rBLに接続されている。非選択ビット線rBLと非選択ワード線rWLとの間には、非選択メモリセルMC0が接続されている。トランジスタSW_rMUXは、選択メモリセルMC1のデータ読出し時においてオフ状態となっており、ドライブ配線rBDRVおよび第2入力端子rINは、プリチャージ回路PRCHによるプリチャージ電圧を維持しようとする。プリチャージ電圧は、第2入力端子rINに伝達され参照電圧として用いられる。センスアンプSAは、第1入力端子sINの電圧を第2入力端子rINの参照電圧と比較して選択メモリセルMC1のデータの論理を検出する。
ドライブ配線sBDRV、rBDRVは、それぞれトランジスタSW_sPre、SW_rPreを介してプリチャージ回路PRCHに共通に接続されている。プリチャージ回路PRCHは、データの検出動作前に、選択ビット線sBL、ドライブ配線sBDRV、rBDRVおよび入力端子sIN、rINを参照電圧に充電する。データ検出最中においては、プリチャージスイッチSW_sPre、SW_rPreがともにオフ状態となり、プリチャージ回路PRCHはドライブ配線sBDRV、rBDRVから電気的に切断され、プリチャージは終了する。尚、プリチャージ回路PRCHは、ドライブ配線sBDRVとドライブ配線rBDRVとを互いに異なる電圧に充電してもよい。この場合であっても、イコライジングスイッチSW_EQがドライブ配線sBDRVの電圧とドライブ配線rBDRVの電圧とをほぼ等しくするので、その電圧を参照電圧とすればよい。
また、イコライジングスイッチSW_EQがドライブ配線sBDRVとドライブ配線rBDRVとの間に接続されている。イコライジングスイッチSW_EQは、データの検出動作前にドライブ配線sBDRVとドライブ配線rBDRVとを互いに電気的に接続して同電圧にする。データ検出中においては、イコライジングスイッチSW_EQもオフ状態となり、ドライブ配線sBDRVは、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧をセンスアンプSAへ伝達する。
第1トランジスタとしてのスイッチSW_sMUXは、選択メモリセルMC1とセンスアンプSAの第1入力端子sINとの間の選択ビット線sBLに設けられており、選択ビット線sBLとドライブ配線sBDRVとの間を電気的に接続または切断する。
第3トランジスタとしてのスイッチSW_sSAは、スイッチSW_sMUX(またはドライブ配線sBDRV)とセンスアンプSAの第1入力端子sINとの間に接続されており、それらの間を電気的に接続または切断することができる。
また、第2入力端子rIN側のスイッチSW_rMUXは、非選択メモリセルMC0とセンスアンプSAの第2入力端子rINとの間の非選択ビット線rBLに設けられており、非選択ビット線rBLとドライブ配線rBDRVとの間を電気的に接続または切断する。
スイッチSW_rSAは、スイッチSW_rMUX(またはドライブ配線rBDRV)とセンスアンプSAの第2入力端子rINとの間に接続されており、それらの間を電気的に接続または切断する。
コントローラCNTは、図2に示す各構成要素を制御する。例えば、コントローラCNTは、スイッチSW_sMUX、SW_rMUX、SW_sSA、SW_rSA、SW_sPre、SW_rPre、SW_EQのオン/オフを制御する。
電圧源sPS、rPSは、スイッチSW_sMUX、SW_rMUXを中間状態にするために設けられた回路である。電圧源sPS、rPSは、選択ワード線sWLの電圧を上げて(データ読出し動作を開始して)からデータ検出動作直前までスイッチSW_sMUX、SW_rMUXを中間状態にして、半選択メモリセルhMCからのリーク電流をセンスアンプSA側へ流す。これにより、半選択メモリセルhMCからのリーク電流は、ドライブ配線sBDRVを介して排除される。プリチャージ期間中では、プリチャージ回路PRCHがドライブ配線sBDRVを所定の参照電圧に維持しているため、リーク電流はプリチャージ回路PRCHを介して排除される。電圧源sPS、rPSの構成については、図5を参照して後で説明する。
ビット線sBL、rBL、ドライブ配線sBDRV、rBDRVは、それぞれ寄生容量C_sBL、C_rBL、C_sBDRV、C_rBDRVを有し、それぞれに蓄積された電荷量によって電圧が変わる。本実施形態では、ビット線sBLおよびドライブ配線sBDRVの容量を用いて選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を第1入力端子sINに伝達し、ドライブ配線rBDRVの容量を用いて参照電圧を第2入力端子rINに伝達する。データ検出時には、ビット線sBL、rBLをセンスアンプSAから電気的に切断し、センスアンプSAは、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を参照電圧と比較して検出する。このように、本実施形態によるメモリチップ1は、所謂、オープンビット線方式を用いてデータを読み出す。
例えば、非選択ビット線rBLおよび非選択ワード線rWL、uWLの電圧は、例えば、接地電圧(0V)であるものとする。この場合、非選択ワード線と非選択ビット線との間に接続された非選択メモリセルMC0には、電圧差がほとんど印加されない。また、上述の通り、第2入力端子rINは、非選択メモリセルMC0と切り離されており、プリチャージされた後、データ読出し時に参照電圧を維持する。
選択ビット線sBLの電圧はデータ読出し時に負電圧(例えば、−4V)に低下させ、選択ワード線sWLの電圧はデータ読出し時に正電圧(例えば、+4V)に上昇させるものとする。これにより、選択メモリセルMC1には、読出し電圧(例えば、8V)が印加され、選択メモリセルMC1の抵抗状態(データの論理)に応じた読出し電流が選択メモリセルMC1に流れる。選択メモリセルMC1に流れる読出し電流によって選択ビット線sBLの電圧が変化する。センスアンプSAは、第2入力端子rINの参照電圧に対する第1入力端子sINの電圧変化を検出することによって、選択メモリセルMC1のデータの論理を検出することができる。
ところで、選択ビット線sBLは、選択メモリセルMC1の他、複数の非選択メモリセルhMCに接続されている。第2メモリセルとしての非選択ビット線hMCは、選択ビット線sBLと複数の非選択ワード線uWLとの間に接続されており、選択ビット線sBLの電圧と非選択ワード線uWLの電圧とを受ける。例えば、選択ビット線sBLの電圧がデータ読出し時に負電圧(例えば、−4V)に低下し、非選択ワード線uWLの電圧が、例えば、0Vに維持されている場合、非選択メモリセルhMCには、読出し電圧の半分の電圧(例えば、4V)が印加されることになる。
従って、非選択メモリセルhMCは、半選択状態となっており、非選択ワード線と非選択ビット線との間に接続された非選択メモリセルよりも高い電圧差を受けている。本明細書では、非選択メモリセルhMCを、非選択ワード線と非選択ビット線との間に接続された非選択メモリセルから区別するために、“半選択メモリセルhMC”と呼ぶ。半選択メモリセルhMCには、選択メモリセルMC1に印加される電圧差よりも小さいものの、或る程度の電圧差が印加される。従って、半選択メモリセルhMCには、僅かながらリーク電流が流れる場合がある。このリーク電流は、選択ビット線sBLを流れる読出し電流と同様にセンスアンプSA側へ流れ、選択ビット線sBLに蓄積される。
このように、選択ビット線sBLは、1つの選択メモリセルMC1およびその他の複数の半選択メモリセルhMCに接続されている。例えば、1つのビット線BLに共通に接続されるメモリセルMCが2048個ある場合、即ち、1カラムのメモリセル数が2048である場合、選択ビット線sBLは、1つの選択メモリセルMC1および2047個の半選択メモリセルhMCに接続されることになる。
もし、2047個の半選択メモリセルhMCのそれぞれに、0.1nAのリーク電流が流れたとすると、半選択メモリセルhMCからのリーク電流は、全体として約0.2μAとなる。半選択メモリセルhMCに電圧差が印加されている期間(読出し動作の期間)が約20nsとすると、約4fFVの電荷がリーク電流として選択ビット線sBLへ流れたとことになる。例えば、選択ビット線sBLの容量C_sBLが20fFとすると、選択ビット線sBLは、リーク電流によって約0.2V上昇することになる。選択メモリセルMC1のデータ“1”と“0”との電圧差が0.2Vとすると、半選択メモリセルhMCからのリーク電流によって、データの論理が反転してしまうおそれがある。これでは、センス回路10は、選択メモリセルMC1のデータを正しく検出することができない。
そこで、本実施形態によれば、選択ビット線sBLの電圧を低下させかつ選択ワード線sWLの電圧を上昇させてから、データ検出動作直前まで、電圧源sPSがスイッチSW_sMUXをオン状態とオフ状態との中間状態にする。即ち、選択メモリセルMC1に読出し電圧を印加し、半選択メモリセルhMCに半選択となる電圧差を印加してから、データ検出動作直前まで、電圧源sPSは、スイッチSW_sMUXを中間状態にする。これにより、スイッチSW_sMUXは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流を選択ビット線sBLから排除することができる。リーク電流は、プリチャージ回路PRCH等を介してセンス回路10およびスイッチ回路20の外部へ排除され得る。半選択メモリセルhMCからのリーク電流に相当する電流を選択ビット線sBLから排除することによって、選択ビット線sBLには、選択メモリセルMC1を流れた読出し電流を蓄積することができる。よって、選択ビット線sBLの電圧は、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧となり得る。
その後、データ検出時に、コントローラは、選択ビット線sBLの電圧をセンスアンプSAへ伝達するためにスイッチSW_sMUXを中間状態からオン状態にする。これにより、センスアンプSAは、選択メモリセルMC1のデータを正確に検出することができる。
図3は、選択メモリセルMC1のデータ読出し時における電圧−電流特性を示すグラフである。選択メモリセルMC1は、例えば、PCMである。横軸は、選択メモリセルMC1に印加されるセル電圧Vcellを示し、例えば、選択ビット線sBLと選択ワード線sWLとの電圧差にほぼ等しい。縦軸は、選択メモリセルMC1に流れるセル電流Icellを示す。
選択メモリセルMC1がデータ“1”を格納している場合、セル電圧Vcellを接地電圧(例えば、0V)から上昇させていくと、セル電流Icellは、セル電圧が閾値電圧Vt10を超えたときに増大する。セル電圧Vcellが閾値電圧Vt10よりも高い第1電圧Vt1を超えたときに、セル電流Icellは電流I1に達する。セル電圧Vcellが第1電圧Vt1を超えた後、セル電圧Vcellを低下させていくと、セル電流Icellは、閾値電圧Vt10よりも低い閾値電圧Vt20まで電流I1を維持し、閾値電圧Vt20から低下し始め、閾値電圧Vt20よりも低い第2電圧Vt2を下回ったときにほぼゼロまで減少する。このように、メモリセルMCは、電流−電圧特性においてヒステリシスを有し、セル電流Icellが増加する閾値電圧Vt10および第1電圧Vt1とセル電流Icellが低下する閾値電圧Vt20および第2電圧Vt2とが異なる。
このようなヒステリシスを有する場合、セル電圧Vcellを第1電圧Vt1まで上昇させてから低下させると、選択メモリセルMC1は、第1電圧Vt1〜第2電圧Vt2においてセル電流Icellを流す。
一方、選択メモリセルMC1がデータ“0”を格納している場合、セル電圧Vcellを接地電圧(例えば、0V)から上昇させても、セル電流Icellはさほど増大しない。従って、電流は、選択ビット線sBLにあまり流れない。これにより、選択ビット線sBLの電圧は、選択メモリセルMC1に格納されたデータの論理に応じた電圧となる。
このように、選択メモリセルMC1は、セル電圧Vcellが第1電圧Vt1を超えたときにデータに応じたセル電流Icellを流し、セル電圧Vcellが第1電圧Vt1よりも低い第2電圧Vt2を下回ったときにセル電流Icellを元に戻す。
センスアンプSAは、このような第1電圧Vt1から第2電圧Vt2まで低下する間に流れるセル電流Icellの量によって生じる選択ビット線sBLの電圧に基づいて、選択メモリセルMC1に格納されたデータの論理を検出する。
次に、メモリチップ1のデータ読出し動作について説明する。
図4は、データ読出し動作の一例を示すタイミング図である。横軸は、時間を示す。縦軸は、それぞれのゲート電圧または配線電圧を示す。
t0において、スイッチSW_sPre、SW_rPreはオフ状態となっている。従って、この時点ではまだ、プリチャージは実行されていない。一方、スイッチSW_EQは、オン状態となっており、ドライブ配線sBDRVとrBDRVとは、同電圧にイコライズされている。また、スイッチSW_rSAはオン状態となっており、ドライブ配線rBDRVと第2入力端子rINとを電気的に接続している。スイッチSW_sSAは、この時点では、オン/オフ状態のいずれでもよい。スイッチSW_sMUXは、オン状態となっており、選択ビット線sBLとドライブ配線sBDRVとを電気的に接続している。これにより、選択ビット線sBL、ドライブ配線sBDRV、rBDRV、第2入力端子rINは、電気的に接続されており、同電圧にイコライズされている。しかし、選択ビット線sBL、ドライブ配線sBDRV、rBDRV、第2入力端子rINは、この時点で、プリチャージされておらず、電圧は不定状態である。よって、図4に示すように、ドライブ配線sBDRVの電圧は、不定となっている。
次に、t1において、プリチャージスイッチSW_sPre、SW_rPreがオン状態になる。これにより、イコライズされている選択ビット線sBL、ドライブ配線sBDRV、rBDRV、第2入力端子rINの電圧は所定の参照電圧Vrefに充電される。
次に、t2において、スイッチSW_sMUXが中間状態となる。また、ビット線コントローラBLCは、選択ビット線sBLの電圧を接地電圧から低下させる。例えば、ビット線コントローラBLCは、選択ビット線sBLの電圧を接地電圧(例えば、0V)から負電圧(例えば、−4V)へ低下させる。
次に、t3において、ワード線コントローラWLCは、選択ワード線sWLの電圧を接地電圧(例えば、0V)から正電圧(例えば、+4V)へ上昇させる。これにより、選択メモリセルMC1に読出し電圧(例えば、8V)が印加され、電流が選択メモリセルMC1を流れる。これにより、選択メモリセルMC1のデータに応じた電流が選択ビット線sBLへ流れ、選択ビット線sBLの電圧が変化する。
ここで、上述の通り、半選択メモリセルhMCのリーク電流が、選択メモリセルMC1の読出し電流とともに、選択ビット線sBLに流れる。本実施形態では、スイッチSW_sMUXが中間状態となっており、半選択メモリセルhMCのリーク電流に相当する電流が選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流れる。従って、図4のsBLの実線Data“0”pまたはData“1”pに示すように、データ“0”を伝達する選択ビット線sBLは、ほぼ負電圧(例えば、−4V)に維持され、データ“1”を伝達する選択ビット線sBLは、正電圧(例えば、+4V)に接近する。このとき、ドライブ配線sBDRVはプリチャージ回路PRCHに接続されているので、リーク電流は、プリチャージ回路PRCHに排除され、ドライブ配線sBDRVは、参照電圧Vrefに維持される。
もし、スイッチSW_sMUXがオフ状態である場合、半選択メモリセルhMCのリーク電流に相当する電流は選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流れず、選択ビット線sBLに蓄積されたままとなる。従って、図4のsBLの破線Data“0”cに示すように、データ“0”を伝達する選択ビット線sBLは、ほぼ負電圧(例えば、−4V)からリーク電流に従って上昇して参照電圧Vrefに接近する。また、Data“1”cに示すように、データ“1”を伝達する選択ビット線sBLは、正電圧(例えば、+4V)からさらにリーク電流に従って上昇する。
次に、t4において、スイッチSW_sPre、SW_rPreがオフ状態になり、プリチャージ回路PRCHによるプリチャージ動作が終了する。それとともに、スイッチSW_rSAがオフ状態になり、第2入力端子rINがドライブ配線rBDRVから電気的に切断される。これにより、第2入力端子rINは、参照電圧Vrefを維持する。
次に、t5において、スイッチSW_EQをオフ状態にするとともに、コントローラCNTがスイッチSW_sMUXを中間状態からオン状態にする。スイッチSW_EQがオフ状態となることにより、ドライブ配線sBDRVがドライブ配線rBDRVから電気的に切断され、ドライブ配線sBDRVの容量が軽く(小さく)なる。これにより、選択ビット線sBLの電圧がドライブ配線sBDRVにより伝達されやすくなる。また、スイッチSW_sMUXがオン状態になることにより、選択ビット線sBLがドライブ配線sBDRVに電気的に低抵抗で接続され、選択ビット線sBLの電圧がドライブ配線sBDRVへ伝達される。即ち、図4のsBLの実線Data“0”pは、sBDRVの実線Data“0”pのように現れ、sBLの実線Data“1”pは、sBDRVの実線Data“1”pのように現れる。ドライブ配線sBDRVの実線Data“0”p、Data“1”pは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流の影響が小さく、センスアンプSAは、参照電圧Vrefと比較することによって、データの論理を正確に検出することができる。
一方、もし、t3〜t4において、スイッチSW_sMUXがオフ状態であった場合、t5においてスイッチSW_sMUXをオン状態にすると、図4のsBLの破線Data“0”cは、sBDRVの破線Data“0”cのように現れ、sBLの破線Data“1”cは、sBDRVの破線Data“1”cのように現れる。ドライブ配線sBDRVの破線Data“0”c、Data“1”cは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流の影響を大きく受けている。従って、データ“0”の電圧レベルが参照電圧Vrefに接近している。この場合、センスアンプSAは、データ“0”の論理を誤って検出するおそれがある。
次に、t6において、スイッチSW_sSAがオン状態となり、第1入力端子sINがドライブ配線sBDRVに電気的に接続される。これにより、ドライブ配線sBDRVにおいて発展した読出しデータに応じた電圧(読出し電圧)が第1入力端子sINに伝達される。センスアンプSAは、第1入力端子sINの読出し電圧を第2入力端子rINの参照電圧Vrefと比較し、その電圧差を増幅して出力端子OUTから出力する。これにより、選択メモリセルMC1に格納されていたデータの論理を読み出すことができる。
本実施形態によれば、選択メモリセルMC1に読出し電圧を印加してからドライブ配線sBDRVでデータを発展させるまでの間(即ち、t3〜t5)、電圧源sPSは、スイッチSW_sMUXを中間状態にする。これにより、スイッチSW_sMUXは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流に相当する電流を選択ビット線sBLから排除することができる。その結果、選択ビット線sBLの電圧は、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧となり、センスアンプSAが選択メモリセルMC1のデータの論理を正確に検出することができる。
尚、電流Imuxは、スイッチSW_sMUXのソース−ドレイン間を流れる電流である。電流Imuxは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流に、選択メモリセルMC1からの読出し電流の一部を含んでいてもよい。この場合、リーク電流より大きな電流を選択ビット線sBLから排除するため、選択ビット線sBLにおいて、Data“1”pの立ち上がりが若干遅くなる。しかし、最終的には、選択ビット線sBLの電圧は、Data“1”pに達する。また、リーク電流は排除されているので、Data“0”pは、立ち上がらない。従って、t5のデータ検出開始のタイミングを若干遅くする必要があるかもしれないが、結果的にドライブ配線sBDRVの電圧は、Data“1”pまたはData“0”pとなるため、センスアンプSAは、選択メモリセルMC1のデータを正確に検出することができる。勿論、選択ビット線sBLに選択メモリセルMC1からの電流を蓄積するために、電流Imuxは、半選択メモリセルhMCからのリーク電流と選択メモリセルMC1からの読出し電流との合計電流より小さくなければならない。
また、上記説明では、センスアンプSAは、第2入力端子rINに参照電圧を入力し、第1入力端子sINに入力される読出しデータの論理を検出している。逆に、センスアンプSAは、第1入力端子sINに参照電圧を入力し、第2入力端子rINに入力される読出しデータの論理を検出してもよい。この場合、図2のセンスアンプSAの右側のスイッチ(SW_sMUX、SW_sSA)の動作と左側のスイッチ(SW_rMUX、SW_rSA)の動作と交替すればよい。この場合、rBLが選択ビット線となり、rWLが選択ワード線となる。そして、メモリセルMC0が選択メモリセルになる。
(電圧源sPSの構成)
次に、電圧源sPSの構成について説明する。電圧源rPSの構成は、電圧源sPSの構成と基本的に同じでよいので、ここではその説明を省略する。
図5は、電圧源sPSの構成の一例およびその周辺の構成を示す図である。電圧源sPSは、ミラートランジスタTmrrと、電流源CSとを有し、スイッチSW_sMUXのゲート電圧を生成する。スイッチSW_sMUXは、N型MOSFETである。カレントミラー回路MRRは、スイッチSW_sMUXと、ミラートランジスタTmrrと、電流源CSとで構成されている。
第2トランジスタとしてのミラートランジスタTmrrのドレインD2およびゲートG2は、電流源CSに接続されている。ミラートランジスタTmrrのソースS2は、低電圧源V2に接続されている。電流源CSは、電流Imrrを流す定電流源である。電流源CSの一端は、高電圧源V1に接続されている。電流源CSの他端は、ミラートランジスタTmrrを介して低電圧源V2に接続されている。また、ミラートランジスタTmrrのゲートG2は、スイッチSW_sMUXのゲートG1に接続されている。これにより、ミラートランジスタTmrrに流れる電流Imrrに対応した電流ImuxがスイッチSW_sMUXを流れる。
電流Imuxは、ミラートランジスタTmrrのサイズ(ゲート幅/ゲート長)SmrrとスイッチSW_sMUXのサイズ(ゲート幅/ゲート長)Smuxとの比Smux/Smrr(以下、ミラー比Rmrrともいう)を電流Imrrに乗算することによって得られる。即ち、Imuxは、式1で表すことができる。
Imux=Rmrr×Imrr (式1)
スイッチSW_sMUXが半選択メモリセルhMCからのリーク電流と同じだけの電流をImuxとして流すためには、式1に基づいてRmrr×Imrrをリーク電流と等しくすればよい。尚、電流Imuxが半選択メモリセルhMCからのリーク電流と選択メモリセルMC1からの読出し電流の一部とを含む場合には、Rmrr×Imrrは、リーク電流および読出し電流の一部の合計電流に等しくすればよい。以下、便宜的に、電流Imuxをリーク電流と等しくすることを想定して以下説明を続ける。
例えば、ミラートランジスタTmrrのサイズとスイッチSW_sMUXのサイズとがほぼ等しい場合(即ち、ミラー比Rmrrが約1である場合)、スイッチSW_sMUXの電流Imuxは、ミラートランジスタTmrrの電流Imrrとほぼ等しくなる。この場合、電流源CSが半選択メモリセルhMCからのリーク電流と同じ電流を電流ImrrとしてミラートランジスタTmrrに流せば、スイッチSW_sMUXにリーク電流とほぼ同じ電流Imuxが流れることになる。これにより、スイッチSW_sMUXは、リーク電流とほぼ同じだけ電流を選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流すことができる。リーク電流とほぼ同じだけの電流を選択ビット線sBLから排除すれば、選択ビット線sBLは、選択メモリセルMC1に流れる読出し電流をほぼ正確に蓄積することができ、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を保持することができる。
例えば、スイッチSW_sMUXのサイズがミラートランジスタTmrrのサイズのn倍(nは正数)である場合(ミラー比Rmrrが約nである場合)、スイッチSW_sMUXの電流Imuxは、ミラートランジスタTmrrの電流Imrrのn倍(n×Imrr)となる。この場合、電流Imuxをリーク電流とほぼ同じ電流にするためには、電流源CSは、リーク電流の1/nの電流を電流ImrrとしてミラートランジスタTmrrに流せばよいことになる。これにより、スイッチSW_sMUXは、リーク電流とほぼ同じだけ電流を選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流すことができる。その結果、選択ビット線sBLは、選択メモリセルMC1に流れる読出し電流をほぼ正確に蓄積することができ、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を保持することができる。
図6は、図5の電圧源sPSを用いたミラー回路MRRのより詳細な構成例を示す図である。この例では、電流源CSとしてダミーセルdMCを用いている。ダミーセルdMCは、選択メモリセルMC1を含まない非選択のカラムのメモリセルMCである。従って、ダミーセルdMCは、任意の非選択ビット線に接続されデータの格納に用いられる通常のメモリセルMCであってもよく、あるいは、メモリセルMCと同一構成を有するものの、データの格納には用いられていないメモリセルであってもよい。また、高電圧源V1として非選択ワード線uWL、rWLの電圧を用い、低電圧源V2として選択ビット線sBLの電圧を用いている。
ミラートランジスタTmrrは、非選択ワード線uWLまたはそれとほぼ同電圧の第3配線uWL2(以下、非選択ワード線uWLまたはuWL2ともいう)と選択ビット線sBLとほぼ同電圧の第4配線PSsBL(以下、配線PSsBLともいう)との間に設けられている。より詳細には、ミラートランジスタTmrrのドレインD2およびゲートG2は、ダミーセルdMCを介して非選択ワード線uWLまたはuWL2に接続されており、かつ、スイッチSW_sMUXのゲートG1にも接続されている。ミラートランジスタTmrrのソースS2は、配線PSsBLに接続されている。尚、第3配線uWL2は、非選択ワード線uWLとほぼ同電圧に設定されているが、非選択ワード線uWLとは異なる配線である。第4配線PSsBLは、選択ビット線sBLとほぼ同電圧に設定されているが、選択ビット線sBLとは異なる配線であり、例えば、選択ビット線sBLとほぼ同電圧の電源配線である。
図7は、カレントミラー回路MRRとメモリセルアレイMCAとの接続関係の一例を示す概略図である。この例では、メモリセルアレイMCAにおける選択メモリセルMC1のデータを検出するために、同一メモリセルアレイMCA内の他のビット線sBL3および非選択ワード線uWL1に接続されたダミーセルdMCを電流源CSとして用いる。ビット線sBL3は、選択ビット線sBL1と異なるカラムにあるが、選択ビット線sBL1とほぼ同電圧に設定されている。従って、ビット線sBL3と非選択ワード線uWL1に接続されたダミーセルdMCは、半選択メモリセルhMCと同様にリーク電流を流す。ビット線sBL3と選択ワード線sWL1に接続されたダミーセルdMC1は高抵抗状態(reset状態)となっている。これにより、ダミーセルdMC1にはほとんど電流がながれず、ビット線sBL3には、ダミーセルdMCからのリーク電流が主として流れることになる。ビット線sBL3における電流が電流Imrrとなる。
このように、電流源CSとしてのダミーセルdMCは、電流Imrrを流す定電流源である。ダミーセルdMCは、非選択ワード線uWL1と選択ビット線sBL3との間に設けられており、ミラートランジスタTmrrに対して直列接続されている。より詳細には、ダミーセルdMCの一端は、ミラートランジスタTmrrを介して選択ビット線sBL3に接続されている。ダミーセルdMCの他端は、非選択ワード線uWL1に接続されている。
ダミーセルdMCは、データの格納には用いられていないメモリセルである場合、メモリセルアレイMCAの端部に設けられていることがある。また、電流源CSは、複数のダミーセルdMCを含む場合がある。この場合、複数のダミーセルdMCは、互いに並列接続され、ミラートランジスタTmrrに直列に接続されている。
本実施形態では、配線PSsBLは、選択ビット線sBL1とほぼ同電圧の電源配線である。ミラートランジスタTmrrのソースS2は、電源配線PSsBLに接続され、選択ビット線sBL1とほぼ同電圧を受けている。
ここで、ミラートランジスタTmrrがオン状態である場合、ダミーセルdMCは、半選択メモリセルhMCと同様に、非選択ワード線uWL、rWLとビット線sBL3との間に接続され半選択状態となる。従って、この場合、ダミーセルdMCは、半選択メモリセルhMCとほぼ同じリーク電流を流す。また、電流Imrrは、並列接続されるダミーセルdMCの個数に依って設定され得る。
上述の通り、電流Imuxを半選択メモリセルhMCからのリーク電流とほぼ等しくにするためには、式1に基づいてRmrr×Imrrを半選択メモリセルhMCからのリーク電流と等しくすればよい。従って、ミラー比Rmrrに基づいて、所望の電流Imrrが得られるように並列接続されるダミーセルdMCの個数を設定する。これにより、電流Imuxを半選択メモリセルhMCからのリーク電流とほぼ等しくすることができる。
例えば、ミラー比Rmrrが約1である場合、スイッチSW_sMUXの電流Imuxは、ミラートランジスタTmrrの電流Imrrとほぼ等しくなる。電流源CSが半選択メモリセルhMCからのリーク電流と同じ電流を電流Imrrとして流せばよい。この場合、並列接続されるダミーセルdMCの個数は、選択ビット線sBLに接続された半選択メモリセルhMCの個数と等しくすればよい。これにより、スイッチSW_sMUXは、リーク電流とほぼ等しい電流をImuxとして選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流すことができる。その結果、選択ビット線sBLは、選択メモリセルMC1に流れる読出し電流をほぼ正確に蓄積することができ、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を保持することができる。
一般化して、ミラー比Rmrrが約nである場合、スイッチSW_sMUXの電流Imuxは、ミラートランジスタTmrrの電流Imrrのn倍(n×Imrr)となる。この場合、電流Imuxをリーク電流とほぼ同じ電流にするためには、電流源CSは、リーク電流の1/nの電流を電流ImrrとしてミラートランジスタTmrrに流せばよい。従って、並列接続されるダミーセルdMCの個数は、選択ビット線sBLに接続された半選択メモリセルhMCの個数の1/nと等しくすればよい。これにより、スイッチSW_sMUXは、リーク電流とほぼ等しい電流をImuxとして選択ビット線sBLからドライブ配線sBDRVへ流すことができる。その結果、選択ビット線sBLは、選択メモリセルMC1に流れる読出し電流をほぼ正確に蓄積することができ、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を保持することができる。
図8は、カレントミラー回路MRRとメモリセルアレイMCAとの接続関係の他の例を示す概略図である。この例では、第1メモリセルアレイMCA1における選択メモリセルMC1のデータを検出するために、第1メモリセルアレイMCA1と異なる第2メモリセルアレイMCA2に設けられた選択ビット線sBL2および非選択ワード線uWL2に接続されたダミーセルdMCを電流源CSとして用いる。
尚、メモリセルアレイMCA1、MCA2を互いに区別するために、便宜的に、第1メモリセルアレイMCA1に設けられた選択ワード線、選択ビット線、非選択ワード線および非選択ビット線は、それぞれsWL1、sBL1、uWL1およびuBL1と示す。第2メモリセルアレイMCA2に設けられた選択ビット線とほぼ同電圧のビット線、非選択ワード線とほぼ同電圧のワード線および非選択ビット線とほぼ同電圧のビット線は、それぞれsBL2、uWL2およびuBL2と示す。
第2メモリセルアレイMCA2のビット線sBL2、ワード線uWL2およびビット線uBL2は、それぞれ第1メモリセルアレイMCA1の選択ビット線sBL1、非選択ワード線uWL1および非選択ビット線uBL1の電圧とほぼ同電圧である。
また、メモリセルアレイMCA1、MCA2は、ダミーセルdMCと半選択メモリセルhMCとの構成がほぼ等しくなるように、同一のメモリチップ1内に設けられている。例えば、メモリセルアレイMCA1、MCA2は、メモリチップ1内において隣り合うアレイであり、電圧源sPSおよびセンスアンプSAは、メモリセルアレイMCA1とメモリセルアレイMCA2との間に配置されている。これにより、メモリセルアレイMCA1、MCA2におけるプロセスばらつき等のばらつきを抑制することができる。また、電圧源sPSおよびセンスアンプSAとメモリセルアレイMCA1、MCA2との間の距離を短くし、それらを接続する配線(図示せず)を短くすることができる。
メモリセルアレイMCA1において、選択メモリセルMC1は、選択ビット線sBL1と選択ワード線sWL1とに接続されたメモリセルである。半選択メモリセルhMCは、選択ビット線sBL1と非選択ワード線uWL1とに接続されたメモリセルである。その他のメモリセルは、非選択メモリセルMC0である。例えば、1カラムに2048のメモリセルMCが含まれているものとする。この場合、2048のメモリセルMCのうち、1つのメモリセルが選択メモリセルMC1であり、その他の2047のメモリセルが半選択メモリセルhMCである。
メモリセルアレイMCA2において、ダミーセルdMCは、非選択ワード線uWL1とほぼ同電圧のワード線uWL2と選択ビット線sBL1とほぼ同電圧のビット線sBL2に接続されたメモリセルである。全ワード線uWL2がメモリセルアレイMCA1の非選択ワード線uWL1とほぼ同電圧である場合、選択された1カラムに2048のメモリセルMCがダミーセルdMCとなる。従って、ダミーセルdMCの個数は、半選択メモリセルhMCの個数にほぼ等しい。また、ダミーセルdMCは、半選択メモリセルhMCと同様に、非選択ワード線uWL1とほぼ同電圧のワード線uWL2と選択ビット線sBLとほぼ同電圧のビット線sBL2との間に接続されている。従って、電流Imrrは、半選択メモリセルhMCのリーク電流とほぼ等しくなる。よって、ミラー比Rmrrを1にして、スイッチSW_sMUXが電流Imrrとほぼ等しい電流をImuxとして流せばよい。その結果、選択ビット線sBL1は、選択メモリセルMC1に流れる読出し電流をほぼ正確に蓄積することができ、選択メモリセルMC1のデータに応じた電圧を保持することができる。
また、ミラー回路MRRは半選択メモリセルhMCとほぼ同じ構成のダミーセルdMCで構成され、かつ、半選択メモリセルhMCおよびダミーセルdMCは同一メモリチップ1内に設けられている。これにより、半選択メモリセルhMCとダミーセルdMCとの間のプロセスばらつき等のばらつきが抑制され、スイッチSW_sMUXは、リーク電流をより正確に流すことができる。
図9は、複数のスイッチSW_sMUXに対して共通に設けられた電圧源sPSの構成図である。図9に示すように、1つの電圧源sPSが、複数のスイッチSW_sMUXに対して共通に設けられていてもよい。このようにしても、複数のスイッチSW_sMUXは、電圧源sPSから所定の電圧を受けて、電流Imrrに応じた電流Imuxをそれぞれ流すことができる。1つの電圧源sPSを複数のスイッチSW_sMUXに共通に設けることによって、メモリチップ1の面積の増大を抑制することができる。勿論、メモリチップ1の面積の増大を考慮する必要がなければ、電圧源sPSは、各スイッチSW_sMUXに対応してスイッチSW_sMUXと同数だけ設けてもよい。各電圧源sPSは、複数のメモリセルアレイに対応して設けられていてもよく、あるいは、バンク等の読出し動作の単位に対応して設けられてもよい。さらに、電圧源sPSは、メモリチップ1に対して1つ設けられていてもよい。
電圧源sPSとスイッチSW_sMUXとの配線距離が長くなる場合には、図9に示すようにバッファBUFを電圧源sPSとスイッチSW_sMUXとの間の配線に設けてもよい。バッファBUFは、電圧源sPSからの出力電圧の減衰を抑制し、ノイズ耐性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によるメモリチップ1は、選択メモリセルMC1に読出し電圧を印加しているときに、スイッチSW_sMUXを中間状態にして半選択メモリセルhMCからのリーク電流を選択ビット線sBLから排除する。その後、センス回路10がデータを検出するときに、スイッチSW_sMUXは、中間状態からオン状態となり、選択ビット線sBLをドライブ配線sBDRVに接続して選択ビット線sBLの電圧をセンス回路10側のドライブ配線sBDRVへ伝達する。このとき、半選択メモリセルhMCからのリーク電流は、選択ビット線sBLから排除されているので、選択メモリセルMC1のデータに応じた電流が選択ビット線sBLに蓄積されており、そのデータに応じた電圧がセンス回路10へ正確に伝達され得る。その結果、センス回路10は、選択メモリセルMC1に格納されたデータを正確に検出することができる。
また、本実施形態によれば、図3のようなヒステリシス特性を有するメモリセル(例えば、PCM)を用いている。この場合、セル電圧Vcellが第1電圧Vt1から第2電圧Vt2まで低下する間に、データの論理に応じて異なるセル電流Icellが流れる。これにより、センス回路10は、選択ビット線sBLに蓄積された電荷量の相違に応じた電圧を検出することによってデータを検出することができる。
(変形例1)
図10は、変形例1の構成例を示す図である。上記実施形態では、電圧源sPSは、ミラー回路MRRで構成されている。これに対し、電圧源sPSは、上記BGR回路でもよい。BGR回路は、温度や電源電圧に依らない一定電圧をスイッチSW_sMUXのゲートに出力する。この場合、半選択メモリセルhMCのリーク電流は予め測定され、スイッチSW_sMUXがそのリーク電流とほぼ等しい電流をImuxとして流すように、BGR回路の出力電圧は調節される。このように、ミラー回路MRRに代えて、BGR回路を電圧源sPSとして用いても、本実施形態の効果は失われない。
さらに、電圧源sPSは、メモリセルMCと同様の温度特性を有する電流源であってもよい。これにより、スイッチSW_sMUXは、半選択メモリセルhMCのリーク電流により近い電流をImuxとして流すことができる。
(変形例2)
図11は、変形例2の構成例を示す図である。上記実施形態では、電圧源sPSは、スイッチSW_sMUXのゲートに電圧を印加している。これに対し、変形例2では、電圧源sPSは、スイッチSW_sMUXのボディ側(基板側)に電圧Vb(基板電圧またはバックバイアス)を印加している。この場合、スイッチSW_sMUXのゲートは、低電圧源V2に接続される。基板電圧Vbは、低電圧源V2よりも高い電圧である。基板電圧Vbを印加することによって、スイッチSW_sMUXの閾値電圧が低下し、例えば、閾値電圧が0Vとなる。これにより、ゲート電圧が低電圧源V2であっても、スイッチSW_sMUXは、中間状態またはオン状態になり得る。このように、電圧源sPSは、基板電圧VbでスイッチSW_sMUXを制御してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 メモリチップ、WL ワード線、BL ビット線、MCA メモリセルアレイ、WLC ワード線コントローラ、BLC ビット線コントローラ、SA センスアンプ、MC0 非選択メモリセル、MC1 選択メモリセル、hMC半選択メモリセル、sBL 選択ビット線と、rBL,uBL 非選択ビット線、sWL,uWL 選択ワード線、PRCH プリチャージ回路、CNT コントローラ、sPS,rPS 電圧源、SW_sMUX,SW_rMUX,SW_sSA,SW_rSA,SW_sPre,SW_rPre,SW_EQ スイッチ

Claims (8)

  1. 複数の第1配線と、
    複数の第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線との交差領域に対応して設けられたメモリセルと、
    前記メモリセルに格納されたデータを検出する検出回路と、
    前記メモリセルと前記検出回路との間の前記第2配線に設けられた第1トランジスタと、
    データ読出し動作において、前記第1配線から選択的に駆動される選択第1配線および前記第2配線から選択的に駆動される選択第2配線に接続された第1メモリセルに読出し電圧を印加しているときに、前記選択第2配線に設けられた前記第1トランジスタをオン状態とオフ状態との間の中間状態にし、その後、前記選択第2配線に設けられた前記第1トランジスタをオン状態にして前記選択第2配線の電圧を前記検出回路へ伝達するコントローラとを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記第1メモリセルは、該第1メモリセルに接続された前記第1および第2配線の電圧差が第1電圧を超えたときに前記データに応じた電流を流し、該電圧差が前記第1電圧よりも低い第2電圧を下回ったときに前記データに応じた電流を減少させ、
    前記検出回路は、前記第1電圧から前記第2電圧まで低下する間に前記第1メモリセルに流れる電流量に基づいて、前記第1メモリセルに格納されたデータを検出する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1トランジスタは、前記中間状態のときに、前記メモリセルのうち前記選択第2配線に接続されかつ前記選択第1配線以外の非選択第1配線に接続された第2メモリセルに流れるリーク電流を前記検出回路側へ流す、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続された第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタに対して直列接続された電流源と、をさらに備えた請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1トランジスタのサイズと前記第2トランジスタのサイズとの比をRmrrとし、前記第1トランジスタに流れる電流をImuxとし、前記第2トランジスタに流れる電流をImrrとすると、式1が成り立つ、
    Imux=Rmrr×Imrr (式1)
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記電流源は、前記非選択第1配線とほぼ同電圧の第3配線と、前記選択第2配線とほぼ同電圧の第4配線との間に接続された第3メモリセルである、請求項4または請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第3メモリセルは、前記第2メモリセルとほぼ同じ構成を有する、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 複数の第1配線と、
    複数の第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線との交差領域に対応して設けられたメモリセルと、
    前記メモリセルに格納されたデータを検出する検出回路と、
    前記メモリセルと前記検出回路との間の前記第2配線に設けられた第1トランジスタと、
    ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続され、前記第1トランジスタをオン状態、オフ状態およびそれらの間の中間状態のいずれかに切り替え可能な第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタに対して直列接続された電流源と、を備えた半導体記憶装置。
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