JP2020153829A - 画像形成情報取得方法、プロファイル作成システム及びカラーチャート - Google Patents

画像形成情報取得方法、プロファイル作成システム及びカラーチャート Download PDF

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陽一 窪田
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Abstract

【課題】画像形成装置の経時変化や環境変動などによる色変化が生じても画像形成情報をカラーチャートから読み取り可能な画像形成情報取得方法の提供。【解決手段】第1の色パッチと、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチとを有するカラーチャート40を形成する際に、画像形成装置20に入力されるカラーチャート画像用データを生成するカラーチャート画像生成工程S31〜S35と、測色結果に基づいて、第2の色パッチを構成する複数の色パッチのそれぞれの色を、第1の色パッチを構成する複数の色パッチのそれぞれの色と比較し、第1の色パッチを構成する複数の色パッチから第2の色パッチを構成する複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する色パッチ比較工程S42と、最近似色パッチより所定の情報を取得する画像形成情報取得工程S43と、を有する画像形成情報取得方法。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成情報取得方法、プロファイル作成システム及びカラーチャートに関する。
プリンタや複写機、複合機などのカラー画像形成装置の色を適切に調整するために、カラーチャートを用いることが知られている。具体的には、複数の色パッチが配置されたカラーチャートを画像形成装置で印刷すなわち画像形成し、カラーチャート上の各色パッチの色を測色装置で測定し、測色結果に基づいて画像形成装置のカラーキャリブレーションやプロファイルの作成を行う。特に、プロファイル作成は、画像形成装置の全色域で精密な色調整を行うことが可能となるため、好適である。
プロファイル作成では、複数の画像形成装置それぞれで、各紙種や印刷条件すなわち画像形成条件により異なる調整を行う。このとき、カラーチャートを印刷した画像形成装置や紙種、印刷条件などの印刷情報すなわち画像形成情報をカラーチャートに埋め込み、測色時にこれを取得し、取得した画像形成情報に基づいてプロファイルを作成することで、人為的ミスを減らし、簡便に色調整を行うことが可能となる。特に、色パッチの色に情報を付加することで、バーコードリーダーやスキャナなど他の読み取り手段を使うことなく、測色装置で情報を取得することが可能となる。
色パッチを用いてカラーチャートに情報を付加する方法の従来例として、カラーチャートに色調整用の色パッチ領域とは別に情報付加パッチ領域を設ける構成が知られている(例えば特許文献1参照)。この従来例では、あらかじめ決められた色と情報との対応付けに従って、付加したい情報に対応する色の色パッチを情報付加パッチ領域に配置し、色測定結果から画像形成情報を取得している。
しかしながら、この従来例では、画像形成装置の経時変化や環境変動等で色がずれた場合に、色から情報への変換を誤ってしまう場合があった。
本発明は、画像形成装置の経時変化や環境変動などによる色変化が生じても画像形成情報をカラーチャートから読み取り可能な画像形成情報取得方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、画像形成装置で形成されるカラーチャート中の第1の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチと、前記カラーチャート中の第2の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチとを有する前記カラーチャートを形成する際に、前記画像形成装置に入力されるカラーチャート画像用データを生成するカラーチャート画像生成工程と、前記第1の色パッチと前記第2の色パッチとの色を測定する測色工程によって測定された、前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色を、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色と比較し、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチから前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する色パッチ比較工程と、前記最近似色パッチより前記所定の情報を取得する画像形成情報取得工程と、を有する画像形成情報取得方法にある。
本発明によれば、画像形成装置の経時変化や環境変動などによる色変化が生じても画像形成情報をカラーチャートから読み取り可能となる。
本発明に係るプロファイル作成システムの一例のブロック図である。 カラーチャートの一例を示す図である。 カラーチャート画像生成工程の一例を示すフローチャートである。 画像形成情報取得工程の一例を示すフローチャートである。 カラーチャート画像生成工程の他の一例を示すフローチャートである。 プロファイル作成システムの他の一例のブロック図である。
図1に、本発明に係るプロファイル作成システムの一例を示す。
図1に示すように、プロファイル作成システム100は、CPUやメモリなどを備えたコンピュータ10を有している。
プロファイル作成システム100は、用紙などの記録媒体すなわちメディアに画像を形成する複数の、本実施形態では3台の画像形成装置20a〜cを有している。以下の説明では、複数の画像形成装置20a〜cを互いに区別しなくてよい場合は、画像形成装置20と記載する。
プロファイル作成システム100は、画像形成装置20によって記録媒体に形成された画像の色を測定する測色装置30を有している。
プロファイル作成システム100は、対象の画像形成装置20に対して、所定の紙種、所定の画像形成条件での色を調整するICC(International Color Consortium)プロファイルを作成し、対象の画像形成装置20に登録するものである。
画像形成装置20は電子写真方式の画像形成装置であり、コンピュータ10からの画像形成指示を受けて記録媒体に画像を形成する。画像形成装置20は、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。
画像形成装置20によって画像が形成された記録媒体は、ユーザーが持ち運ぶ等して測色装置30まで移動される。測色装置30は分光センサであり、画像形成装置20が記録媒体に形成した画像の分光特性を取得し、コンピュータ10に送信する。
画像形成装置20a〜cは、画質検査の際、記録媒体に分光特性を取得するためのカラーチャート40a〜cをそれぞれ形成する。以下の説明では、カラーチャート40a〜cを互いに区別しなくてよい場合は、カラーチャート40と記載する。
図2に、カラーチャート40の一例を示す。
図2に示すように、カラーチャート40は、第1の領域41aに配列され互いに異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチ42aを有している。
カラーチャート40は、第2の領域41bに配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチ42bを有している。
カラーチャート40は、第3の領域41cに配列され異なる色の複数の色パッチを有する第3の色パッチ42cを有している。
第1の色パッチ42aは、画像形成装置20の色調整に用いられる色パッチである。第1の色パッチ42aは、二次元的に配列された複数の色パッチで構成されており、本実施形態では、8行8列の合計64個の色パッチで構成されている。第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチには、それぞれの位置に依存して、1〜64の配列番号(番号情報)が割り当てられている。
第2の色パッチ42bは、画像形成条件に関する所定の情報(以下、画像形成情報ともいう。)を表現するためのものであり、本実施形態では、1行8列の合計8個の色パッチで構成されている。画像形成情報としては、例えば、カラーチャート40を形成した画像形成装置20を識別する識別番号等の画像形成装置識別情報や、紙種、画像形成条件などが挙げられる。
第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチには、色合いと画像形成情報とが一対一で対応するようにそれぞれ画像形成情報が割り当てられており、例えば、第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチには、画像形成装置識別情報が割り当てられている。第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチと同じ色である第1の色パッチ42aに割り当てられている配列番号(番号情報)が、第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチで示す情報になる。
カラーチャート40へ画像形成情報を埋め込む方法、すなわち、第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチの色を設定する方法について具体的に説明する。
画像形成装置20a〜cにそれぞれ、「1」、「2」、「3」という識別番号が付与されているとする。画像形成装置20a〜cは、カラーチャート40a〜cを形成する際に、それぞれ付与された識別番号をカラーチャート40a〜cに埋め込んで出力する。例えば、識別番号「2」が付与された画像形成装置20bは、カラーチャート40bの第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチに、色合いと画像形成情報とが一対一で対応するように識別番号「2」を埋め込んで出力する。
このとき、第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチには、画像形成情報に関連付けられた第1の色パッチ42aの色パッチと同じ色が設定される。本例では、画像形成装置20bの識別番号「2」と第1の色パッチ42aの配列番号「2」の色パッチとが関連付けられ、この色パッチと同じ色が設定される。
第2の色パッチ42bの2つ目以降の色パッチについても、それぞれ割り当てられた画像形成情報に対応して、同様に色が設定される。このため、第2の色パッチ42bのすべての色パッチの色は、第1の色パッチ42aのいずれかの色パッチの色と同じ色となる。このとき、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチは互いに異なる色であることから、第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチと、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチとは、一対一で対応する。
第3の色パッチ42cは、二次元的に配列された複数の色パッチで構成されており、本実施形態では、2行8列の合計16個の色パッチで構成されている。第3の色パッチ42cは、色調整に用いられる第1の色パッチ42aにも、画像形成情報を示す第2の色パッチ42bにも含まれない、いわば予備的な色パッチである。
本実施形態では、カラーチャート40には、第1の色パッチ42a、第2の色パッチ42b、第3の色パッチ42cのすべてを合わせると、11行8列の合計88個の色パッチが配列されているが、色パッチの数はこれに限定されるものではない。
また、カラーチャート40を複数枚の記録媒体に分けて形成することも可能であり、例えば、標準化されたIT8.7/4の1617色のカラーチャート40を形成する場合、カラーチャート40は、約400個の色パッチが配列されたカラーチャート4枚で構成される。
本実施形態では、カラーチャート40は、第1の領域41aと、第2の領域41bと、第3の領域41cとに分けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、測色計を平面内で移動させつつ順次測色を行っていく自動測色計が製品化されており、この測色計では、カラーチャート40上の測定位置のリストに従って測定を行う。そのため、第1の領域41a、第2の領域41b、第3の領域41cの各色パッチは、測定位置のリストに関連して識別できればよく、カラーチャート40内の配置の制約を受けずに本発明を実施することが可能である。
図1に示すように、コンピュータ10は、カラーチャート40を形成する際に、カラーチャート40を形成するために画像形成装置20に入力されるカラーチャート画像用データを生成する、カラーチャート画像生成工程を行うカラーチャート画像生成部11を有している。
コンピュータ10は、後述する色パッチ比較工程と、画像形成情報取得工程とを行う画像形成情報取得部12を有している。
コンピュータ10は、画像形成装置20によって形成される画像の色を調整するためのプロファイルを作成するプロファイル作成部13を有している。
カラーチャート画像生成部11は、各色パッチの色、位置に応じてカラーチャート画像用データを生成する。ここでいう色パッチの色は、目標として設定される色であって、実際に画像形成され測色される色とは異なる場合がある。
画像形成情報取得部12は、色パッチ比較工程において、第1の色パッチ42aと第2の色パッチ42bとの色を測定する測色工程によって測定された、第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチのそれぞれの色を、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチのそれぞれの色と比較する。そして、画像形成情報取得部12は、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチから第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する。ここで、「近似」としている理由は、画像形成装置20の色むらや経時劣化、測色装置30の読取誤差などにより、目標として設定される色と実際に画像形成され測色される色とが異なる場合があるためである。
画像形成情報取得部12は、画像形成情報取得工程において、最近似色パッチより所定の情報すなわち画像形成情報を取得する。
図3に、カラーチャート画像生成工程の一例を示す。
図3に示すように、ステップS31において、カラーチャート画像生成部11は、第1の領域41aに第1の色パッチ42aを配置する。このとき、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチのうちの任意の色パッチの色が、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチのうち当該任意の色パッチと異なるすべての色パッチの色と異なる色になるように配置する。
ステップS32において、カラーチャート画像生成部11は、第3の領域41cに第3の色パッチ42cを配置する。ここで、カラーチャート40内に同じ色の色パッチが存在する場合は、2個目以降は第3の領域41cに配置するようにする。また、カラーチャート40が複数枚で構成される場合は、一枚のカラーチャート40上に同じ色が配置されないように、同じ色のパッチを複数枚に分けて配置してもよい。
ステップS33において、カラーチャート画像生成部11は、第1の色パッチ42a及び第3の色パッチ42cに配列番号を付加し、色パッチの基本色(例えばシアン、マジェンタ、イエロー、黒の4色)の濃度情報とともにリストとして情報を保存する。
ステップS34において、カラーチャート画像生成部11は、前述の方法で第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチの色を設定する。
ステップS35において、カラーチャート画像生成部11は、カラーチャート画像用データを生成する。
その後、カラーチャート画像生成部11は、画像形成情報に従って対象の画像形成装置20に所定の画像形成条件で画像形成指示を送る。対象の画像形成装置20は、画像形成指示に基づいて、記録媒体にカラーチャート40を形成し、出力する。
画像形成情報に、例えば画像形成日時のように毎回異なる情報が含まれない場合、ステップS35において生成されたカラーチャート画像用データは、これ以降継続して使用可能となる。
画像形成装置20のコントローラには、画像データと画像形成条件とをセットで「ジョブ」として保持する機能を有するものがある。この機能を利用すれば、簡単な操作で、特定の画像形成装置20から指定した条件でカラーチャート40を形成させることが可能となる。
図4に、画像形成情報取得工程の一例を示す。
図4に示すように、ステップS41において、測色装置30は、対象の画像形成装置20で出力したカラーチャート40上の全色パッチを測色する測色工程を行い、測色結果を画像形成情報取得部12に送る。
ステップS42において、画像形成情報取得部12は、測色結果に基づいて色パッチ比較工程を行う。比較の指標は、例えばCIEの定める色差ΔEなどを用いることが可能である。
ステップS43において、画像形成情報取得部12は、画像形成情報取得工程を行う。
色パッチ比較工程及び画像形成情報取得工程の具体例を説明する。第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチに画像形成装置識別情報が埋め込まれているとする。画像形成情報取得部12は、画像形成装置識別情報が埋め込まれた第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチの色と、第1の色パッチ42aを構成するすべての色パッチの色とを比較する。そして、画像形成情報取得部12は、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチから第2の色パッチ42bの1つ目の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する。
最近似色パッチが配列番号「2」の色パッチであるとすると、そのカラーチャート40は識別番号「2」の画像形成装置20bから出力されたものであることがわかる。このようにして、画像形成情報取得部12は、最近似色パッチの配列番号より画像形成情報を取得し、測色結果と合わせてプロファイル作成部13に送る。
その後、プロファイル作成部13は、画像形成情報と測色結果に基づいてプロファイルを作成し、作成したプロファイルを画像形成装置20に登録する。
本発明によれば、画像形成装置20の原理や基本色、また経時変化や環境変動の影響を受けずに、符号化された画像形成情報の復号を安定して行うことが可能となる。例えば、電子写真式のCMYK4色プリンタにおいても、インクジェット方式のCMYKRGBの7色プリンタにおいても、全く同じ方法で画像形成情報の埋め込みと取得とが安定して行われる。このため、一台の測色装置30を用いて複数台、複数種の画像形成装置20の色管理を行うことが可能となる。
また、画像形成装置20への登録に必要な画像形成情報をあらかじめ第2の色パッチ42bに付加することで、カラーチャート40の測色結果から画像形成情報を取得することが可能となる。したがって、オペレータの作業は画像形成されたカラーチャート40を測色装置30にセットするのみで、後は自動でプロファイル作成及びプロファイルの画像形成装置20への登録作業が行われる。これにより、従来に比べてオペレータの作業が大幅に削減され、簡単に、ミスなくプロファイルを作成することが可能となる。
本発明のように複数台、複数種の画像形成装置20を対象としたシステムでは、画像形成されたカラーチャート40だけでは対象の画像形成装置20が分かりづらく、作成したプロファイルの登録に際して登録すべき画像形成装置20を誤る可能性がある。本発明によれば、画像形成情報に画像形成装置識別情報を加えることで、プロファイル作成部13は対象の画像形成装置20を認識して、対象の画像形成装置20にプロファイルを登録することが可能となる。
図5に、カラーチャート画像生成工程の他の一例を示す。
プロファイルを作成するために用いられるカラーチャート40には、1000個を超える数の第1の色パッチ42aを配置することが望ましい。したがって、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチには、通常、互いに近似した色の色パッチが含まれている。
本実施例は、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチ同士の色の差が所定の値より大きいことを特徴としている。所定の値については次に詳しく述べる。本実施例では、図3に示した実施例におけるステップS32とステップS33との間にステップS53が入る。本実施例におけるステップS51、S52は図3に示した実施例におけるステップS31、S32と同様であり、ステップS54〜S56はステップS33〜S35と同様であるため、説明を省略する。
図5に示すように、ステップS53において、カラーチャート画像生成部11は、第1の色パッチ42aを構成するすべての色パッチ同士の色を比較し、色差ΔEを算出する。色差ΔEが所定の値、例えば10以下の色パッチの組み合わせがある場合は、カラーチャート画像生成部11は、一方の色パッチを、色差ΔEが10以上となるように第3の色パッチ42cを構成するいずれかの色パッチと入れ替える。これを繰り返していき、第1の色パッチ42aを構成するすべての色パッチ同士の色差ΔEが10以上となるようにする。
このように、第1の色パッチ42aは、画像形成装置20の色むらなどの誤差を考慮して、色の近似度(本実施形態では色差ΔE)が所定の値より大きくなるように選定される。このため、画像形成装置20の色むらなどの誤差の影響があっても、色パッチ同士の色比較が安定して行われ、明確に最近似色パッチを決定することが可能となり、画像形成情報の取得が安定して行われる。
図6に、プロファイル作成システム100の他の一例を示す。
本実施例は、図1に示した構成例に画像形成情報管理部14が加えられたものである。画像形成情報管理部14は、画像形成装置識別情報、紙種、画像形成条件などの画像形成情報と、これらをまとめて管理するためのプロファイル管理識別番号とを登録及び管理する。
プロファイル管理識別番号を用いたプロファイル作成方法について説明する。
カラーチャート画像生成工程において、カラーチャート画像生成部11は、プロファイル管理識別番号を所定の情報すなわち画像形成情報としてカラーチャート40に埋め込む。
画像形成情報取得工程において、画像形成情報取得部12は、プロファイル管理識別番号を取得する。
そして、プロファイル作成部13は、プロファイル管理識別番号を用いて画像形成情報管理部14より画像形成装置識別情報、紙種、画像形成条件などを受け取り、これに従ってプロファイルを作成する。また、プロファイル作成部13は、対象の画像形成装置20に作成したプロファイルを登録する。
このように、本実施形態では、画像形成情報をプロファイル管理識別番号とともに登録、管理し、プロファイル管理識別番号を画像形成情報としてカラーチャート40に埋め込む。このため、カラーチャート40に付加する画像形成情報をコンパクトにすることが可能となり、第2の色パッチ42bを構成する色パッチの数を大幅に減らすことが可能となる。これにより、一枚のカラーチャートに配置する第1の色パッチ42aを構成する色パッチの数を増やすことが可能となり、より少ない枚数で多色のカラーチャート40を形成することが可能となる。
コンピュータ10は、不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリに、以上述べた、画像形成装置20で形成されるカラーチャート40中の第1の領域41aに配列され異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチ42aと、カラーチャート40中の第2の領域41bに配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチ42bとを有するカラーチャート40を形成する際に、画像形成装置20に入力されるカラーチャート画像用データを生成するカラーチャート画像生成工程と、第1の色パッチ42aと第2の色パッチ42bとの色を測定する測色工程によって測定された、第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチのそれぞれの色を、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチのそれぞれの色と比較し、第1の色パッチ42aを構成する複数の色パッチから第2の色パッチ42bを構成する複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する色パッチ比較工程と、最近似色パッチより所定の情報を取得する画像形成情報取得工程と、を有する画像形成情報取得方法を実行するための画像形成情報取得プログラムを記憶している。この点、コンピュータ10ないし不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリは、画像形成情報取得プログラム記憶手段として機能している。
かかる画像形成情報取得プログラムは、コンピュータ10に備えられた不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリのみならず、次の記録媒体、その他の記憶媒体に記憶可能である。
・半導体媒体(例えば、RAM、不揮発性メモリ等)
・光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD−R等)
・磁気媒体(例えば、ハードディスク、磁気テープ、フレキシブルディスク等)
かかるメモリ、他の記憶媒体は、かかる画像形成情報取得プログラムを記憶した場合に、かかる画像形成情報取得プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体を構成する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明に用いられる画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリの複合機であってフルカラーの画像形成を行うことが可能なカラーデジタル複合機であってもよい。本発明に用いられる画像形成装置は、その他、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタの単体、あるいは複写機とプリンタとの複合機等他の組み合わせの複合機であってもよい。
かかる画像形成装置は、一般にコピー等に用いられる普通紙のみならず、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等の何れをも記録シートであるシート状の記録媒体としてこれに画像形成を行なうことが可能であることが望ましい。かかる画像形成装置は、記録媒体としての記録体である記録紙たる転写紙の両面に画像形成可能な両面画像形成装置であってもよい。このような画像形成装置に用いる現像剤は、2成分現像剤に限らず、一成分現像剤であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 コンピュータ
11 カラーチャート画像生成部
12 画像形成情報取得部
13 プロファイル作成部
14 画像形成情報管理部
20 画像形成装置
30 測色装置
40 カラーチャート
41a 第1の領域
41b 第2の領域
41c 第3の領域
42a 第1の色パッチ
42b 第2の色パッチ
42c 第3の色パッチ
100 プロファイル作成システム
S31〜S35 カラーチャート画像生成工程
S42 色パッチ比較工程
S43 画像形成情報取得工程
特開2011−151554号公報

Claims (6)

  1. 画像形成装置で形成されるカラーチャート中の第1の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチと、前記カラーチャート中の第2の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチとを有する前記カラーチャートを形成する際に、前記画像形成装置に入力されるカラーチャート画像用データを生成するカラーチャート画像生成工程と、
    前記第1の色パッチと前記第2の色パッチとの色を測定する測色工程によって測定された、前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色を、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色と比較し、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチから前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチを決定する色パッチ比較工程と、
    前記最近似色パッチより前記所定の情報を取得する画像形成情報取得工程と、を有する画像形成情報取得方法。
  2. 請求項1記載の画像形成情報取得方法において、
    前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチ同士の色の差は、所定の値より大きいことを特徴とする画像形成情報取得方法。
  3. 画像形成装置で形成されるカラーチャート中の第1の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチと、前記カラーチャート中の第2の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチとを用い、
    前記第1の色パッチと前記第2の色パッチとの色を測定して得られた、前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色を、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチのそれぞれの色と比較し、前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチから前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチの色と最も色が近似することを条件に決定される最近似色パッチより取得された前記所定の情報に基づいて、
    前記画像形成装置によって形成される画像の色を調整するためのプロファイルを作成するプロファイル作成部を有するプロファイル作成システム。
  4. 請求項3記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記所定の情報は、複数の前記画像形成装置を識別する画像形成装置識別情報を有しており、
    前記プロファイル作成部は、前記画像形成装置識別情報を用いて、作成した前記プロファイルを当該画像形成装置に登録することを特徴とするプロファイル作成システム。
  5. 請求項3または4記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記所定の情報をプロファイル管理識別番号とともに登録および管理する画像形成情報管理部と、
    前記カラーチャートを形成する際に前記画像形成装置に入力されるカラーチャート画像用データを生成するカラーチャート画像生成部とを有し、
    前記カラーチャート画像生成部は、前記プロファイル管理識別番号を前記所定の情報として前記カラーチャートに埋め込むことを特徴とするプロファイル作成システム。
  6. 画像形成装置で形成されるカラーチャートであって、
    当該カラーチャート中の第1の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する第1の色パッチと、
    当該カラーチャート中の第2の領域に配列され異なる色の複数の色パッチを有する、画像形成条件に関する所定の情報を示す第2の色パッチとを有し、
    前記第1の色パッチを構成する前記複数の色パッチであって、前記第2の色パッチを構成する前記複数の色パッチの色と最も色が近似する最近似色パッチが前記所定の情報に関連付けられているカラーチャート。
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