JP2020152939A - 蒸着マスクの製造方法 - Google Patents

蒸着マスクの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020152939A
JP2020152939A JP2019050009A JP2019050009A JP2020152939A JP 2020152939 A JP2020152939 A JP 2020152939A JP 2019050009 A JP2019050009 A JP 2019050009A JP 2019050009 A JP2019050009 A JP 2019050009A JP 2020152939 A JP2020152939 A JP 2020152939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
regions
deposition mask
highly dissolved
rows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019050009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7221096B2 (ja
Inventor
中尾 健次
Kenji Nakao
健次 中尾
弘志 田畠
Hiroshi Tabata
弘志 田畠
晶仁 佐藤
Akihito Sato
晶仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2019050009A priority Critical patent/JP7221096B2/ja
Priority to CN202010180279.1A priority patent/CN111705296B/zh
Publication of JP2020152939A publication Critical patent/JP2020152939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7221096B2 publication Critical patent/JP7221096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/04Coating on selected surface areas, e.g. using masks
    • C23C14/042Coating on selected surface areas, e.g. using masks using masks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】高精度の蒸着マスクの形成を目的とする。【解決手段】複数ショットの分割露光DEの少なくとも1ショットによって、複数行のそれぞれに一群の高溶解領域34が画定される。複数回の走査露光SEは、隣同士の走査領域の端部が重なる第1走査露光SE1及び第2走査露光SE2を含む。第1走査露光SE1で画定される一群の高溶解領域34は、第2走査露光SE2の方向の最も端に第1高溶解領域34Aを含む。第2走査露光SE2で画定される一群の高溶解領域34は、第1走査露光SE1の方向の最も端に第2高溶解領域34Bを含む。第1走査露光SE1で、複数行の隣同士の一対の行L1,L2には、第1高溶解領域34Aを、第1方向D1に沿った直線方向を避けて斜め方向にずれた位置に画定する。第2走査露光SE2で、一対の行L1,L2には、第2高溶解領域34Bを斜め方向にずれた位置に画定する。【選択図】図9

Description

本発明は、蒸着マスクの製造方法に関する。
有機エレクトロルミネセンス表示装置の製造では、蒸着マスクを使用した蒸着が行われる。蒸着マスクは、成膜パターンに応じた多数の開口を有し(特許文献1)、開口の形成はエッチングマスクを使用したエッチングにて行う。エッチングマスクは、フォトリソグラフィを適用してパターニングされたフォトレジストからなる。
特開2017−150017号公報
フォトリソグラフィで微細なパターニングが必要になると、露光領域を複数に分割して、複数回の露光が行われる。しかし、そうすると、隣同士の露光領域の間に境目が目立ってしまう場合がある。
本発明は、高精度の蒸着マスクの形成を目的とする。
本発明に係る蒸着マスクの製造方法は、露光プロセスによって、基材上のフォトレジスト層に、露光の有無によって画定される露光パターンを形成する工程と、現像プロセスによって、前記露光パターンに応じて、前記フォトレジスト層から不要な部分を除去して、エッチングマスクを形成する工程と、前記エッチングマスクを介して前記基材をエッチングする工程と、を含み、前記露光パターンは、相互に直交する第1方向及び第2方向に並んで前記不要な部分として除去される複数の高溶解領域と、前記エッチングマスクとして残される低溶解領域と、を含み、前記複数の高溶解領域は、前記第1方向に隣り合う複数行で並び、前記複数行にそれぞれ前記第2方向に並び、前記露光プロセスは、前記第1方向に沿ってそれぞれ走査し、前記第2方向に順次移動し、隣同士の走査領域の端部を重ねて行う複数回の走査露光を含み、前記複数回の走査露光のそれぞれは、前記第1方向に順次行われる複数ショットの分割露光を含み、前記複数ショットの分割露光の少なくとも1ショットによって、前記複数行のそれぞれに一群の前記高溶解領域が画定され、前記複数回の走査露光は、前記隣同士の走査領域の前記端部が重なる第1走査露光及び第2走査露光を含み、前記第1走査露光で画定される前記一群の前記高溶解領域は、前記第2走査露光の方向の最も端に第1高溶解領域を含み、前記第2走査露光で画定される前記一群の前記高溶解領域は、前記第1走査露光の方向の最も端に第2高溶解領域を含み、前記第1走査露光で、前記複数行の隣同士の一対の行には、前記第1高溶解領域を、前記第1方向に沿った直線方向を避けて斜め方向にずれた位置に画定し、前記第2走査露光で、前記一対の行には、前記第2高溶解領域を前記斜め方向にずれた位置に画定することを特徴とする。
本発明によれば、第1高溶解領域及び第2高溶解領域のそれぞれが、第1方向に沿った直線方向には並ばない。そのため、第1高溶解領域及び第2高溶解領域の境目が目立たなくなる。
第1の実施形態で製造される蒸着マスクの平面図である。 図1に示す蒸着マスクのII−II線断面図である。 図1に示す部分IIIの拡大図である。 第1の実施形態の変形例に係る蒸着マスクの平面図である。 図4に示す蒸着マスクのV−V線断面図である。 図1及び図2に示す蒸着マスクを使用した蒸着プロセスを示す図である。 蒸着マスクの製造方法を示す概略図である。 蒸着マスクの製造方法を示す概略図である。 蒸着マスクの製造方法を示す概略図である。 蒸着マスクの製造方法を示す概略図である。 蒸着マスクの製造方法を示す概略図である。 露光プロセスの全体を示す図である。 走査領域の一部を示す拡大図である。 分割露光を行う仕組みを示す概略図である。 露光プロセスによって画定される露光パターンを示す図である。 第1走査露光で画定される一群の高溶解領域を示す図である。 第2走査露光で画定される一群の高溶解領域を示す図である。 第2の実施形態に係る露光パターンを示す図である。 第2の実施形態において第1走査露光で画定される一群の高溶解領域を示す図である。 第2の実施形態において第2走査露光で画定される一群の高溶解領域を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
さらに、本発明の詳細な説明において、ある構成物と他の構成物の位置関係を規定する際、「上に」「下に」とは、ある構成物の直上あるいは直下に位置する場合のみでなく、特に断りの無い限りは、間にさらに他の構成物を介在する場合を含むものとする。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態で製造される蒸着マスクの平面図である。図2は、図1に示す蒸着マスクのII−II線断面図である。蒸着マスク10は、保持枠12を有する。保持枠12は、矩形を含む多角形や円形の外形し、内側に開口を有する。保持枠12には、開口を塞ぐように、例えば金属からなるマスク箔14が固定されている。両者の接合には、めっきを適用し、保持枠12の内周面とマスク箔14の周縁部とがめっき部16によって固定されている。
蒸着マスク10は、表示装置の多面取り製造プロセスで使用される。そのため、マスク箔14は、複数の製品にそれぞれ対応する複数のマスキング領域18を有し、複数のマスキング領域18を除く部分が格子状になっている。
図3は、図1に示す部分IIIの拡大図である。マスキング領域18には、蒸着材料を通すための多数のマスキング開口20がある。多数のマスキング開口20は、有機エレクトロルミネセンス表示装置の製造プロセスでは、発光色が異なる副画素に対応する層にそれぞれ対応する。本明細書においては、説明を簡便にするため、マスキング開口20の配列は模式的に開示しているが、実際の開口は、表示領域を構成する発光色の一つに合わせた開口の配列となるため、隣り合う開口の間はより広い。つまり、同じ発光色の隣り合う二つの間には、異なる発光色を呈する画素が設けられることになる。
図4は、第1の実施形態の変形例に係る蒸着マスクの平面図である。図5は、図4に示す蒸着マスクのV−V線断面図である。変形例では、蒸着マスク110の保持枠112が格子状になっており、複数の開口112aを有する。保持枠112には、複数の開口112aを塞ぐように、複数のマスク箔114が別々に固定されている。
図6は、図1及び図2に示す蒸着マスク10を使用した蒸着プロセスを示す図である。蒸着プロセスは、表示装置の製造方法で行われる。真空にした容器の中で、蒸着マスク10は、金属、金属酸化物、有機物又は無機物などからなる蒸着材料22と回路基板24の間に配置される。真空中で蒸着材料22を加熱して、溶融、蒸発又は昇華させて、回路基板24の表面に蒸発、昇華した粒子(原子又は分子)を付着又は堆積させて、薄膜を形成する。
図7〜図11は、蒸着マスク10の製造方法を示す概略図である。具体的には、図1及び図2に示すマスク箔14のパターニング方法(マスキング開口20の形成方法)である。パターニングにはフォトリソグラフィを適用する。
図7に示すように、マスク箔14を構成する基材26上に、フォトレジスト層28を形成する。基材26は基台30の上に配置される。図8に示すように、基材26上のフォトレジスト層28に露光プロセスを行う(詳細は後述する)。図9に示すように、現像プロセスによって、露光パターンに応じて、フォトレジスト層28から不要な部分を除去して、エッチングマスク32を形成する。図10に示すように、エッチングマスク32を介して基材26をエッチングする。図11に示すように、基材26から蒸着マスク10を得ることができる。その後、エッチングマスク32を除去し、基材26(蒸着マスク10)から基台30を除去又は剥離する。
図12は、露光プロセスの全体を示す図である。露光プロセスによって、基材26上のフォトレジスト層28に、露光の有無によって画定される露光パターンを形成する。露光プロセスは、複数回の走査露光SEを含む。複数回の走査露光SEのそれぞれは、第1方向D1に沿って走査する。複数回の走査露光SEは、第1方向D1に交差(例えば直交)する第2方向D2に順次移動して行う。複数回の走査露光SEは、隣同士の走査領域の端部SEoverlapを重ねて行う。複数回の走査露光SEは、隣同士の走査領域の端部SEoverlapが重なる第1走査露光SE1及び第2走査露光SE2を含む。
図13は、走査領域の一部を示す拡大図である。複数回の走査露光SEのそれぞれは、第1方向D1に順次行われる複数ショットの分割露光DEを含む。複数ショットの分割露光DEの少なくとも1ショット(例えば複数ショット)によって、複数行のそれぞれに一群の高溶解領域34が画定される。
図14は、分割露光DEを行う仕組みを示す概略図である。分割露光DEには、デジタル・ライト・プロセッシング方式の露光装置が使用される。露光装置は、露光ヘッド42を走査移動させることで走査露光を行う。この方式によれば、複数のミラー36の傾きによって、選択された領域にのみ露光が可能になり、フォトマスクが要らない。図14の場合、右方向から照射された光は、露光させたい箇所に対応したミラー36のみを傾けることで反射させ、下方向へと向かってフォトレジスト層28に到達し、感光する。露光させたくない箇所については、対応したミラー36が光を反射しない角度となっており、フォトレジスト層28は感光しない。
図15は、露光プロセスによって画定される露光パターンを示す図である。露光パターンは、エッチングマスク32として残される低溶解領域38を含む。露光パターンは、不要な部分として除去される複数の高溶解領域34を含む。フォトレジスト層28がポジ型であれば、高溶解領域34は、露光により感光する部分であり、低溶解領域38は、露光されない部分である。
複数の高溶解領域34は、相互に直交する第1方向D1及び第2方向D2に並ぶ。複数の高溶解領域34は、第1方向D1に隣り合う複数行で並ぶ。複数の高溶解領域34は、複数行にそれぞれ第2方向D2に並ぶ。露光ヘッド42を走査移動させて行う走査露光SEでは、幅方向の端部と中央とで露光精度が異なっているため、高溶解領域34の形状に違いがある。露光精度の違いは、光学系の制御ばらつきによって光強度が異なることなどで生じる。形状の違いは、大きさの違いを含む。図15では、後の説明を明確にするため、最も端部に位置する高溶解領域34を、他の高溶解領域34とは異なる形状(三角形)に描いているが、それは実際の形状を表すものではない。これは、三角形で表される高溶解領域34が、三角形の頂点が向いている側の走査露光に属することを表している。つまり、第1高溶解領域34Aは走査露光SE1に属し、第2高溶解領域34Bは走査露光SE2に属することを表している。実際の形状は、他の高溶解領域34と同じく、概ね矩形である。また、図15には、第1走査露光SE1で画定された一群の高溶解領域34を実線で示し、第2走査露光SE2で画定される一群の高溶解領域34を破線で示している。
図16は、第1走査露光SE1で画定される一群の高溶解領域34を示す図である。第1走査露光SE1で画定される一群の高溶解領域34は、第2走査露光SE2の方向の最も端に第1高溶解領域34Aを含む。第1高溶解領域34Aは、隣同士の走査領域の重なった端部SEoverlapにある(図15参照)。一群の高溶解領域34は、隣り合う一対の行L1,L2では数において異なるように画定される。
図17は、第2走査露光SE2で画定される一群の高溶解領域34を示す図である。第2走査露光SE2で画定される一群の高溶解領域34は、第1走査露光SE1の方向の最も端に第2高溶解領域34Bを含む。第2高溶解領域34Bは、隣同士の走査領域の重なった端部SEoverlapにある(図15参照)。一群の高溶解領域34は、隣り合う一対の行L1,L2では数において異なるように画定される。
図15に示すように、第1高溶解領域34A及び第2高溶解領域34Bは、複数行のそれぞれで、第2方向D2に隣り合う。第1高溶解領域34Aから第2高溶解領域34Bへの方向は、第1走査露光SE1から第2走査露光SE2への方向と同じである。複数回の走査露光SEのそれぞれで、一群の高溶解領域34は、隣り合う一対の行L1,L2では数において異なるように画定される。
第1走査露光SE1で、複数行の隣同士の一対の行L1,L2には、第1高溶解領域34Aを、第1方向D1に沿った直線方向を避けて斜め方向にずれた位置に画定する。第2走査露光SE2で、一対の行L1,L2には、第2高溶解領域34Bを斜め方向にずれた位置に画定する。
本実施形態によれば、第1高溶解領域34A及び第2高溶解領域34Bのそれぞれが、第1方向D1に沿った直線方向には並ばない。そのため、第1高溶解領域34A及び第2高溶解領域34Bの境目が目立たなくなる。
[第2の実施形態]
図18は、第2の実施形態に係る露光パターンを示す図である。少なくとも1ショットの分割露光DE(図13参照)によって、一行に並ぶ一群の高溶解領域234を画定する。一群の高溶解領域234は、複数の高溶解領域234の1つを含む大きさの非露光領域240(例えば2つ以上の非露光領域240)が介在して並ぶように画定する。非露光領域240は、フォトレジスト層28(図7参照)がポジ型であるかネガ型であるかを問わず、露光されない部分である。
図19は、第2の実施形態において第1走査露光SE1で画定される一群の高溶解領域234を示す図である。第1走査露光SE1で、隣り合う一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、第1方向D1に沿った直線方向に異なる配列パターンで並ぶように画定する。第1走査露光SE1で、一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、異なる数で並ぶように画定する。
図20は、第2の実施形態において第2走査露光SE2で画定される一群の高溶解領域234を示す図である。第2走査露光SE2で、隣り合う一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、第1方向D1に沿った直線方向に異なる配列パターンで並ぶように画定する。第2走査露光SE2で、一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、異なる数で並ぶように画定する。
第1走査露光SE1で画定された非露光領域240に、第2走査露光SE2で第2高溶解領域234Bを画定する。第1走査露光SE1で画定された2つ以上の非露光領域240に、それぞれ、第2走査露光SE2で一群の高溶解領域234の2つ以上を画定する。
第1走査露光SE1で画定された第1高溶解領域234Aに、第2走査露光SE2で非露光領域240を画定する。第1走査露光SE1で画定された一群の高溶解領域234の2つ以上に、それぞれ、第2走査露光SE2で2つ以上の非露光領域240を画定する。第2走査露光SE2で、一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、直線方向に異なる配列パターンで並ぶように画定する。第2走査露光SE2で、一対の行L1,L2には、2つ以上の非露光領域240を、異なる数で並ぶように画定する。
複数行のそれぞれの行に画定される2つ以上の非露光領域240の少なくとも1つは、複数行の対応する隣の行に画定される2つ以上の非露光領域240のいずれとも、直線方向に隣り合わない。これにより、第1走査露光SE1及び第2走査露光SE2で隣同士に画定される一対の高溶解領域234の境目が目立たなくなる。その他の内容は、第1の実施形態で説明した内容が該当する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 蒸着マスク、12 保持枠、14 マスク箔、16 めっき部、18 マスキング領域、20 マスキング開口、22 蒸着材料、24 回路基板、26 基材、28 フォトレジスト層、30 基台、32 エッチングマスク、34 高溶解領域、34A 第1高溶解領域、34B 第2高溶解領域、36 ミラー、38 低溶解領域、112 保持枠、112a 開口、114 マスク箔、234 高溶解領域、234A 第1高溶解領域、234B 第2高溶解領域、240 非露光領域、D1 第1方向、D2 第2方向、DE 分割露光、SE 走査露光、SEoverlap 端部、SE1 第1走査露光、SE2 第2走査露光。

Claims (10)

  1. 露光プロセスによって、基材上のフォトレジスト層に、露光の有無によって画定される露光パターンを形成する工程と、
    現像プロセスによって、前記露光パターンに応じて、前記フォトレジスト層から不要な部分を除去して、エッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクを介して前記基材をエッチングする工程と、
    を含み、
    前記露光パターンは、相互に直交する第1方向及び第2方向に並んで前記不要な部分として除去される複数の高溶解領域と、前記エッチングマスクとして残される低溶解領域と、を含み、
    前記複数の高溶解領域は、前記第1方向に隣り合う複数行で並び、前記複数行にそれぞれ前記第2方向に並び、
    前記露光プロセスは、前記第1方向に沿ってそれぞれ走査し、前記第2方向に順次移動し、隣同士の走査領域の端部を重ねて行う複数回の走査露光を含み、
    前記複数回の走査露光のそれぞれは、前記第1方向に順次行われる複数ショットの分割露光を含み、
    前記複数ショットの分割露光の少なくとも1ショットによって、前記複数行のそれぞれに一群の前記高溶解領域が画定され、
    前記複数回の走査露光は、前記隣同士の走査領域の前記端部が重なる第1走査露光及び第2走査露光を含み、
    前記第1走査露光で画定される前記一群の前記高溶解領域は、前記第2走査露光の方向の最も端に第1高溶解領域を含み、
    前記第2走査露光で画定される前記一群の前記高溶解領域は、前記第1走査露光の方向の最も端に第2高溶解領域を含み、
    前記第1走査露光で、前記複数行の隣同士の一対の行には、前記第1高溶解領域を、前記第1方向に沿った直線方向を避けて斜め方向にずれた位置に画定し、
    前記第2走査露光で、前記一対の行には、前記第2高溶解領域を前記斜め方向にずれた位置に画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  2. 請求項1に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記第1高溶解領域及び前記第2高溶解領域は、前記隣同士の走査領域の前記重なった端部にあることを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記第1高溶解領域及び前記第2高溶解領域は、前記複数行のそれぞれで、前記第2方向に隣り合うことを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記複数回の走査露光のそれぞれで、前記少なくとも1ショットによって画定される前記一群の前記高溶解領域を、前記一対の行では数において異なるように画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記第1高溶解領域から前記第2高溶解領域への方向は、前記第1走査露光から前記第2走査露光への方向と同じであることを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  6. 請求項1又は2に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記少なくとも1ショットによって、前記一群の前記高溶解領域を、前記複数の高溶解領域の1つを含む大きさの非露光領域が介在して並ぶように画定し、
    前記第1走査露光で画定された前記非露光領域に、前記第2走査露光で前記第2高溶解領域を画定し、
    前記第1走査露光で画定された前記第1高溶解領域に、前記第2走査露光で前記非露光領域を画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  7. 請求項6に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記非露光領域は、2つ以上の非露光領域を含み、
    前記第1走査露光で画定された前記2つ以上の非露光領域に、それぞれ、前記第2走査露光で前記一群の前記高溶解領域の2つ以上を画定し、
    前記第1走査露光で画定された前記一群の前記高溶解領域の2つ以上に、それぞれ、前記第2走査露光で前記2つ以上の非露光領域を画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  8. 請求項7に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記第1走査露光で、前記一対の行には、前記2つ以上の非露光領域を、前記第1方向に沿った前記直線方向に異なる配列パターンで並ぶように画定し、
    前記第2走査露光で、前記一対の行には、前記2つ以上の非露光領域を、前記直線方向に異なる配列パターンで並ぶように画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  9. 請求項8に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記第1走査露光で、前記一対の行には、前記2つ以上の非露光領域を、異なる数で並ぶように画定し、
    前記第2走査露光で、前記一対の行には、前記2つ以上の非露光領域を、異なる数で並ぶように画定することを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  10. 請求項8又は9に記載された蒸着マスクの製造方法において、
    前記複数行のそれぞれの行に画定される前記2つ以上の非露光領域の少なくとも1つは、前記複数行の対応する隣の行に画定される前記2つ以上の非露光領域のいずれとも、前記直線方向に隣り合わないことを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
JP2019050009A 2019-03-18 2019-03-18 蒸着マスクの製造方法 Active JP7221096B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019050009A JP7221096B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 蒸着マスクの製造方法
CN202010180279.1A CN111705296B (zh) 2019-03-18 2020-03-16 蒸镀掩模的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019050009A JP7221096B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 蒸着マスクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020152939A true JP2020152939A (ja) 2020-09-24
JP7221096B2 JP7221096B2 (ja) 2023-02-13

Family

ID=72536483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019050009A Active JP7221096B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 蒸着マスクの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7221096B2 (ja)
CN (1) CN111705296B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230000814A (ko) * 2021-06-25 2023-01-03 주식회사 오럼머티리얼 마스크의 제조 방법
JP7205727B2 (ja) 2019-10-10 2023-01-17 日油株式会社 毛髪洗浄剤組成物
JP7205728B2 (ja) 2019-10-10 2023-01-17 日油株式会社 身体洗浄剤組成物
WO2023204295A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 凸版印刷株式会社 露光方法、蒸着マスクの製造方法、露光装置、および、蒸着マスク

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000047363A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Seiko Epson Corp 露光用マスクの製造方法、露光用マスク、それを用いた電気光学装置の製造方法
JP2008064989A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Fujifilm Corp 露光方法
JP2010199561A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nikon Corp 露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303541A (ja) * 2006-07-28 2006-11-02 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
WO2008078509A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Nikon Corporation マスク、マスクステージ、露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000047363A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Seiko Epson Corp 露光用マスクの製造方法、露光用マスク、それを用いた電気光学装置の製造方法
JP2008064989A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Fujifilm Corp 露光方法
JP2010199561A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nikon Corp 露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7205727B2 (ja) 2019-10-10 2023-01-17 日油株式会社 毛髪洗浄剤組成物
JP7205728B2 (ja) 2019-10-10 2023-01-17 日油株式会社 身体洗浄剤組成物
KR20230000814A (ko) * 2021-06-25 2023-01-03 주식회사 오럼머티리얼 마스크의 제조 방법
KR102637521B1 (ko) * 2021-06-25 2024-02-19 주식회사 오럼머티리얼 마스크의 제조 방법
WO2023204295A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 凸版印刷株式会社 露光方法、蒸着マスクの製造方法、露光装置、および、蒸着マスク
JP7468805B2 (ja) 2022-04-21 2024-04-16 Toppanホールディングス株式会社 露光方法、蒸着マスクの製造方法、および、露光装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN111705296B (zh) 2022-12-23
JP7221096B2 (ja) 2023-02-13
CN111705296A (zh) 2020-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7221096B2 (ja) 蒸着マスクの製造方法
KR102236893B1 (ko) 성막 마스크의 제조 방법 및 성막 마스크
JP2008176257A (ja) 投影露光装置および投影露光方法
JP5757245B2 (ja) 露光方法および露光装置
KR20090012050A (ko) 투영 노광장치 및 분할 노광 방법
JP2003521726A (ja) 交互性位相マスク
TWI402918B (zh) 光罩及薄膜電晶體基板之製造方法
CN111188008B (zh) 一种金属掩膜条、金属掩膜板及其制作方法以及玻璃光罩
JP5495135B2 (ja) 凸状パターン形成方法、露光装置及びフォトマスク
JP2012133280A (ja) 基板パターンの製造方法及び露光装置
US7026106B2 (en) Exposure method for the contact hole
US20020051915A1 (en) Manufacturing apparatus for printed boards, manufacturing method of printed boards and the printed board
JP2000269122A (ja) ダミーパターン形成方法及び半導体製造方法
US10859921B2 (en) Maskless exposure device, maskless exposure method and display substrate manufactured by the maskless exposure device and the maskless exposure method
KR20060058458A (ko) 평판표시장치의 박막 증착용 마스크 및 그의 제조방법
JP4700692B2 (ja) 被エッチング材の製造方法
JP2008096665A (ja) フォトマスク及び半導体装置の製造方法
JP5630864B2 (ja) 露光装置
JP7283893B2 (ja) フォトマスクの製造方法
JPH0777796A (ja) 露光用マスク及び露光方法
JP4226316B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5434547B2 (ja) レチクルを用いた複数パターンの形成方法
JP2006047564A (ja) フォトマスク及びその製造方法
JPH08106153A (ja) 識別マーク付ガラス基板
JP2022023392A (ja) マーク形成方法、パターン形成方法、及びリソグラフィ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220311

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7221096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150