JP2020152408A - 多列充填装置 - Google Patents

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西 拓也
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拓也 西
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Abstract

【課題】多列に並設した充填パイプにおける撹拌動作を個別に制御する。【解決手段】ホッパーの底面に設けられた複数の充填パイプの各々に挿通した回転軸において、複数のスクリューはホッパー内の材料を押し出す。複数の撹拌部材は、複数のスクリューの各々に対して設けられて、材料を撹拌する。撹拌モーターは、複数の撹拌部材に対して、撹拌動作のための駆動力を供給する。複数の伝達制御部は、複数の撹拌部材の各々に対して設けられて、撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、多列充填装置に関し、特に、多列に並設した充填パイプから材料を供給する多列充填装置に関する。
複数の容器や包装などに対して材料を並列に充填するために充填パイプを多列に並設した充填装置は、オーガー式充填装置と呼ばれる。このオーガー式充填装置においては、充填パイプ内にオーガースクリューを設けることにより材料を押し出す方式が採られることがあるが、その場合、材料が固まって空洞が生じることがある。そのため、オーガースクリューとは別に撹拌翼を設けて、材料を回転撹拌する多列充填装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−018902号公報
上述の従来技術では、撹拌翼を設けることにより材料を回転撹拌するため、多列に並設した充填パイプに対して均一に材料を充填供給することができる。このような多列充填装置では、充填対象において事前に不良が検知されると充填動作が停止するが、その際に回転撹拌を継続していると、材料が押し固められた状態になって、その後の充填動作が適正に行われなくなるおそれがある。一方で、充填用のオーガースクリューとは異なり、回転撹拌には高い精度は要求されないため、高出力のモーターから複数の撹拌翼に対して駆動を分配して伝達することが好適と考えられる。したがって、そのような分配駆動を想定すると、一部の充填パイプの充填動作の停止に合わせて回転撹拌のためのモーターを停止させてしまうと、充填動作を継続している他の充填パイプに影響を与えてしまい、材料が適正に充填されなくなるおそれがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、多列に並設した充填パイプにおける撹拌動作を個別に制御することを目的とする。
本発明は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、ホッパーの底面に設けられた複数の充填パイプの各々に挿通した回転軸において上記ホッパー内の材料を押し出す複数のスクリューと、上記複数のスクリューの各々に対して設けられて上記材料を撹拌する複数の撹拌部材と、上記複数の撹拌部材に対して撹拌動作のための駆動力を供給する撹拌モーターと、上記複数の撹拌部材の各々に対して設けられて上記撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に制御する複数の伝達制御部とを具備する多列充填装置である。これにより、撹拌モーターの動作を停止することなく、撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に制御するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、複数の充填パイプの各々に対して設けられてその充填対象における状態を検知する複数のセンサーをさらに具備し、上記複数の伝達制御部の各々は、上記複数のセンサーのうち対応するセンサーによってその充填対象における不良が検知されると上記撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を停止するようにしてもよい。これにより、対応するセンサーにより不良が検知された際に、撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に停止するという作用をもたらす。
この場合において、上記複数のセンサーの各々は、その充填対象が存在しない場合に不良が発生したものとして検知してもよい。また、上記複数のセンサーの各々は、その充填対象において前提となる内容物が存在しない場合に不良が発生したものとして検知してもよい。また、上記複数のセンサーの各々は、その充填対象において前提となる内容物以外の異物が存在する場合に不良が発生したものとして検知してもよい。
また、この第1の側面において、上記複数の伝達制御部の各々は、上記複数のセンサーのうち対応するセンサーからの信号によって制御される電磁クラッチを備えるようにしてもよい。これにより、対応するセンサーからの信号によって、撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に停止するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の撹拌部材の各々は、上記複数のスクリューのうち対応するスクリューの回転軸とは逆方向に回転して撹拌動作を行うことが望ましい。これにより、撹拌動作を効率よく実行するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数のスクリューの各々から押し出された材料を袋状に包装する包装部をさらに具備するようにしてもよい。この場合、包装部において必要としない材料供給を複数のスクリューの各々において個別に停止してもよく、その際には撹拌部材による撹拌動作も停止される。
また、この第1の側面において、前記複数の伝達制御部とは独立したタイミングで前記複数のスクリューの各々の回転を制御する複数のスクリュー駆動モーターをさらに具備してもよい。これにより、スクリューの回転開始または回転停止と、撹拌部材の動作開始または動作停止のタイミングを、自在に設定するという作用をもたらす。
本発明によれば、多列に並設した充填パイプにおける撹拌動作を個別に制御することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す上面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す側面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す側面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す上面図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100を包装装置500に適用した例を示す図である。
[全体システム]
図1は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す正面図である。
この全体システムは、容器300を搬送する容器搬送装置200と、搬送された容器300の各々に材料を充填する多列オーガー充填装置100とを備える。以下の例では、容器搬送装置200によって容器300が10個ずつ並列に搬送される。この正面図において、容器300は奥から手前に向けて順次搬送される。
多列オーガー充填装置100は、10個の容器300に対応して10個の充填パイプ161を備える。これにより、10個の充填パイプ161によって10個の容器300に同時に材料が充填される。
充填パイプ161によって容器300に充填される材料としては、固まり易い微粉末や油分を含む粉末材料が想定される。微粉末としては、例えば、粉状の青汁や片栗粉などが挙げられる。また、油分を含む粉末材料としては、例えば、粉末状のラーメンスープなどが挙げられる。
図2は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す上面図である。
容器300は、この上面図における上側から下側に向けて順次搬送される。10個の容器300の横方向の並びを行として、縦方向の並びを列とすると、10列分の容器300が多列オーガー充填装置100に順次搬送されることになる。
多列オーガー充填装置100によって10個の容器300に材料が充填されると、10個の充填済容器301が順次得られる。充填済容器301は、その後、蓋が貼り付けられるなどの工程を経て完成品となる。
図3は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100および容器搬送装置200を備える全体システムの一例を示す側面図である。
容器300は、この側面図における左側から右側に向けて順次搬送される。充填パイプ161の各々には、充填対象における状態を検知する不良検知センサー170が設けられる。各列の容器300は、充填パイプ161によって充填される直前の段階において、不良検知センサー170によってその状態が検知される。この不良検知センサー170によって不良が発生したものと検知されると、後述するように、対応する充填パイプ161における充填動作および撹拌動作が停止する。
不良検知センサー170は、その充填対象である容器300が存在しない場合に不良が発生したものとして検知してもよい。また、不良検知センサー170は、その充填対象である容器300において、前提となる内容物が存在しない場合に不良が発生したものとして検知してもよい。例えば、麺の上に粉末状のスープを充填する場合、容器300に麺が入っていないことを検知してもよい。また、不良検知センサー170は、その充填対象である容器300において、前提となる内容物以外の異物が存在する場合に不良が発生したものとして検知してもよい。例えば、容器300に虫などが混入していることを検知してもよい。
[多列オーガー充填装置]
図4は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す正面図である。
多列オーガー充填装置100は、材料を蓄えるホッパー141を備える。ホッパー141は、10個の充填パイプ161に共有されて、貯留している材料を供給する。ホッパー141の底面には充填パイプ161が設けられており、充填パイプ161のそれぞれに対応してサブホッパー142が設けられている。また、ホッパー141の上方には、材料を投入するための投入口が設けられている。
多列オーガー充填装置100の上方には、10個の充填パイプ161の各々に対応して、オーガー駆動モーター111が設けられる。オーガー駆動モーター111にはオーガー駆動伝達軸112が回転自在に挿通される。オーガー駆動伝達軸112は、オーガー駆動モーター111の駆動に従って回転する。これにより、オーガー駆動伝達軸112においてオーガースクリュー153が回転して、ホッパー141およびサブホッパー142に蓄えられている材料を下方に押し出して、充填パイプ161から容器300に充填させる。
オーガー駆動伝達軸112の外側には、撹拌駆動伝達筒151がベアリングを介して回転自在に設けられる。オーガー駆動伝達軸112の回転方向と撹拌駆動伝達筒151の回転方向とは互いに逆方向になるよう回転駆動される。撹拌駆動伝達筒151には撹拌部材152が固定されており、撹拌駆動伝達筒151の回転によってオーガー駆動伝達軸112を中心として撹拌部材152が回転する。この撹拌部材152の回転動作により、ホッパー141およびサブホッパー142内の材料が撹拌される。
撹拌部材152の形状は棒状のものが想定される。その際、強度を考慮して、根本が板状で、先が丸い棒としてもよい。
図5は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す側面図である。
多列オーガー充填装置100は、撹拌駆動伝達筒151を駆動するための撹拌モーター121を備える。すなわち、撹拌モーター121は、複数の撹拌部材152に対して撹拌動作のための駆動力を供給する。上述のように、この撹拌モーター121は、オーガー駆動モーター111に対して逆転駆動する。この撹拌モーター121により供給された駆動力は、撹拌駆動伝達部122によって撹拌駆動伝達筒151に伝達される。ただし、撹拌駆動伝達筒151には撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が設けられており、撹拌モーター121から供給された駆動力を伝達するか否かを制御可能になっている。
撹拌駆動伝達クラッチA131は、撹拌駆動伝達部122により伝達された駆動力に従って撹拌駆動伝達筒151の外側においてベアリングを介して自在に回転する。撹拌駆動伝達クラッチB132は、キー部材やネジなどの接続部133により撹拌駆動伝達筒151に接続されており、撹拌駆動伝達筒151の回転に従って回転する。
撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132には、対応する不良検知センサー170からの信号が供給される。不良検知センサー170によって不良が検知されていない状態では、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が接続され、撹拌モーター121から供給された駆動力が撹拌駆動伝達筒151に伝達される。一方、不良検知センサー170によって不良が検知された場合には、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が切断され、撹拌モーター121から供給された駆動力は撹拌駆動伝達筒151に伝達されない。なお、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132としては、例えば、電磁力クラッチが想定される。
容器300が複数列の容器輸送コンベア250によって搬送される際、不良検知センサー170によってその状態が検知される。この例では、容器300には事前に固形内容物310が充填されていることを前提とする。不良検知センサー170は、容器300に固形内容物310が存在することを確認する。固形内容物310が存在する場合には、ホッパー141およびサブホッパー142に蓄えられている材料20が充填パイプ161から吐出されて、容器300に材料320として充填される。
一方、固形内容物310が存在しない場合には、その容器300への材料の充填を行わないように、対応するオーガー駆動モーター111を停止させることによりオーガースクリュー153の回転を停止させる。それと同時に、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132を切断させることにより撹拌駆動伝達筒151への駆動力の伝達を停止して、撹拌部材152の回転を停止させる。
図6は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の一例を示す上面図である。
この例では、10個の充填パイプ161の各々に対応して設けられた10個の撹拌駆動伝達クラッチA131に対して、2個の撹拌モーター121が設けられており、それぞれの撹拌モーター121は5個の撹拌駆動伝達クラッチA131に駆動力を供給する。ここで、オーガー駆動モーター111については充填のための精度が必要であり、駆動を分配することに適していないため、オーガー駆動モーター111は充填パイプ161毎に設けられている。一方、この撹拌モーター121については精度が要求されないため、コストなどの観点から複数の充填パイプ161において駆動を分配しても問題ない。そのため、この例では、1個の撹拌モーター121によって5個の撹拌駆動伝達クラッチA131を駆動する構成を採用している。
撹拌モーター121からの駆動力は、撹拌駆動伝達部122を介して5個の撹拌駆動伝達クラッチA131に分配される。撹拌駆動伝達部122は、例えば、チェーンにより実現される。また、駆動経路を調整するためにスプロケット123を用いてもよい。この撹拌駆動伝達部122により、撹拌駆動伝達クラッチA131の各々は撹拌モーター121からの駆動に連動して常に回転する。一方、撹拌駆動伝達クラッチB132は、接続部133により撹拌駆動伝達筒151に接続されており、撹拌駆動伝達筒151の回転に従って回転する。
したがって、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が接続されている状態では、撹拌モーター121からの駆動に従って撹拌部材152が回転する。一方、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が切断されている状態では、撹拌モーター121からの駆動力は撹拌駆動伝達筒151に伝達されず、撹拌部材152は回転しない。このようにして、充填パイプ161の各々に対応する撹拌部材152は、個別に制御することができる。
[動作]
図7は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100の動作例を示す図である。この例では、10列からなる容器搬送装置200の1列分に着目しており、同図において容器が左側から右側に向けて順次搬送される。
容器Aに材料が充填された後、容器搬送装置200によって容器が1個分搬送される。そして、図7(a)に示す状態で、容器搬送装置200による容器の搬送が停止する。このとき、充填パイプ161の直下には容器Bが配置されている。オーガースクリュー153が回転して、容器Bに材料を充填する。また、撹拌モーター121は回転駆動し、撹拌部材152は攪拌回転する。また、不良検知センサー170は、容器Cに固形内容物が存在するか否かを判定し、その結果、良品であると判定する。
その後、容器搬送装置200によって容器が1個分搬送される。このとき、オーガースクリュー153、撹拌モーター121および撹拌部材152は、その動作を停止している。
その後、図7(b)に示す状態で、容器搬送装置200による容器の搬送が停止する。このとき、充填パイプ161の直下には容器Cが配置されている。オーガースクリュー153が回転して、容器Cに材料を充填する。また、撹拌モーター121は回転駆動し、撹拌部材152は攪拌回転する。また、不良検知センサー170は、容器Dに固形内容物が存在するか否かを判定し、その結果、不良を検知する。
その後、容器搬送装置200によって容器が1個分搬送される。このとき、オーガースクリュー153、撹拌モーター121および撹拌部材152は、その動作を停止している。
その後、図7(c)に示す状態で、容器搬送装置200による容器の搬送が停止する。このとき、充填パイプ161の直下には容器Dが配置されている。容器Dについては前の段階で不良検知センサー170によって不良が検知されているため、オーガースクリュー153による充填動作は停止する。また、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132が切断され、撹拌部材152による攪拌動作も停止する。ただし、撹拌モーター121は、他の列のために回転駆動を行う。また、不良検知センサー170は、容器Eに固形内容物が存在するか否かを判定し、その結果、良品であると判定する。
その後、容器搬送装置200によって容器が1個分搬送される。このとき、オーガースクリュー153、撹拌モーター121および撹拌部材152は、その動作を停止している。
その後、図7(d)に示す状態で、容器搬送装置200による容器の搬送が停止する。このとき、充填パイプ161の直下には容器Eが配置されている。オーガースクリュー153が回転して、容器Eに材料を充填する。また、撹拌モーター121は回転駆動し、撹拌部材152は攪拌回転する。また、不良検知センサー170は、容器Fに固形内容物が存在するか否かを判定し、その結果、良品であると判定する。
その後、容器搬送装置200によって容器が1個分搬送される。このとき、オーガースクリュー153、撹拌モーター121および撹拌部材152は、その動作を停止している。なお、材料が充填されなかった容器Dについては、後工程において不良品として搬出される。
このように、本発明の実施の形態によれば、多列に並設した充填パイプ161における撹拌部材152による撹拌動作を個別に制御することができる。
[適用例]
図8は、本発明の実施の形態における多列オーガー充填装置100を包装装置500に適用した例を示す図である。
包装装置500は、多列オーガー充填装置100を用いて包装フィルムをシールして包装袋を形成する縦型多列自動充填包装機である。この包装装置500において、包装フィルムロールから引き出された長尺の包装フィルムが連続的に搬送され、この長尺の包装フィルムが筒状にされ、シール装置により袋部分(長尺の包装フィルムが袋形状とされたもの)が形成される。
フォーマーにより二つに折り曲げられた包装フィルムを縦シール装置が挟み込むことにより縦ヒートシールが形成される。また、フォーマーにより二つに折り曲げられ、縦シール装置により縦ヒートシールが形成された包装フィルムに、横シール装置が横ヒートシールを施して袋形状が形成される。すなわち、二つに折り曲げられた包装フィルムは、下部および側部がシールされ、上側が空いた袋形状(長尺の包装フィルムが袋形状とされたもの)になる。
そして、上側が空いた袋形状になった包装フィルム内に、充填パイプ161の排出口から排出される材料が投入された後に、横シール装置により投入口に横ヒートシールが施されて封止される。これにより、材料が充填された袋部分の上部が密閉されて、上側が空いた袋形状の包装フィルムが袋状となるとともに、次の袋形状が形成される。
そして、縦シール装置、横シール装置によりシールされた包装フィルムが、カッター装置により1袋分ごとに切断される。切断されて個別の包装形態となった包装袋は、ベルトコンベアなどの搬送部により搬送されて、箱詰めされる。
このような包装装置500に多列オーガー充填装置100を組み合わせる場合、特定の充填パイプ161からの排出を停止したいことがある。例えば、10個の充填パイプ161のうち、8個だけを用いて包装したい場合、残る2個の充填パイプ161のオーガースクリュー153、撹拌モーター121および撹拌部材152は、その動作を停止する。この動作停止については、上述の実施の形態と同様の制御により行うことができる。
[変形例]
上述の実施の形態において、オーガースクリュー153の回転と、撹拌部材152の回転とは独立に制御することが可能である。すなわち、オーガースクリュー153の回転は、対応するオーガー駆動モーター111の動作により制御される。一方、撹拌部材152の回転は、撹拌駆動伝達クラッチA131および撹拌駆動伝達クラッチB132の動作により制御される。
したがって、例えば、オーガースクリュー153の回転開始タイミングを基準として、撹拌部材152の回転開始タイミングを前後自在に設定するようにしてもよい。また、オーガースクリュー153の回転停止タイミングを基準として、撹拌部材152の回転停止タイミングを前後自在に設定するようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
100 多列オーガー充填装置
111 オーガー駆動モーター
112 オーガー駆動伝達軸
121 撹拌モーター
122 撹拌駆動伝達部
123 スプロケット
131 撹拌駆動伝達クラッチA
132 撹拌駆動伝達クラッチB
133 接続部
141 ホッパー
142 サブホッパー
151 撹拌駆動伝達筒
152 撹拌部材
153 オーガースクリュー
161 充填パイプ
170 不良検知センサー
200 容器搬送装置
250 容器輸送コンベア
300 容器
500 包装装置

Claims (9)

  1. ホッパーの底面に設けられた複数の充填パイプの各々に挿通した回転軸において前記ホッパー内の材料を押し出す複数のスクリューと、
    前記複数のスクリューの各々に対して設けられて前記材料を撹拌する複数の撹拌部材と、
    前記複数の撹拌部材に対して撹拌動作のための駆動力を供給する撹拌モーターと、
    前記複数の撹拌部材の各々に対して設けられて前記撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を個別に制御する複数の伝達制御部と
    を具備する多列充填装置。
  2. 複数の充填パイプの各々に対して設けられてその充填対象における状態を検知する複数のセンサーをさらに具備し、
    前記複数の伝達制御部の各々は、前記複数のセンサーのうち対応するセンサーによってその充填対象における不良が検知されると前記撹拌モーターから供給された駆動力の伝達を停止する
    請求項1記載の多列充填装置。
  3. 前記複数のセンサーの各々は、その充填対象が存在しない場合に不良が発生したものとして検知する
    請求項2記載の多列充填装置。
  4. 前記複数のセンサーの各々は、その充填対象において前提となる内容物が存在しない場合に不良が発生したものとして検知する
    請求項2記載の多列充填装置。
  5. 前記複数のセンサーの各々は、その充填対象において前提となる内容物以外の異物が存在する場合に不良が発生したものとして検知する
    請求項2記載の多列充填装置。
  6. 前記複数の伝達制御部の各々は、前記複数のセンサーのうち対応するセンサーからの信号によって制御される電磁クラッチを備える
    請求項1記載の多列充填装置。
  7. 前記複数の撹拌部材の各々は、前記複数のスクリューのうち対応するスクリューの回転軸とは逆方向に回転して撹拌動作を行う
    請求項1記載の多列充填装置。
  8. 前記複数のスクリューの各々から押し出された材料を袋状に包装する包装部をさらに具備する請求項1記載の多列充填装置。
  9. 前記複数の伝達制御部とは独立したタイミングで前記複数のスクリューの各々の回転を制御する複数のスクリュー駆動モーターをさらに具備する請求項1記載の多列充填装置。
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JP2016137916A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 株式会社ファブリカトヤマ 物品分配投入装置

Patent Citations (3)

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