JP2020149896A - 蓄電素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図ることができる蓄電素子を提供する。【解決手段】容器100と、電極端子200と、電極体600と、容器100の壁部の第一方向側に配置されて電極端子200及び電極体600に接続される集電体500と、を備える蓄電素子10であって、電極体600は、電極体本体部610と、電極体本体部610から突出し、集電体500の第一方向側に接合されるタブ部620と、を有し、電極端子200は、当該壁部を第一方向に貫通する軸部201と、軸部201から第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、集電体500の第一方向側に配置されて当該壁部とで集電体500を挟み込む突出部202と、を有し、タブ部620は、第一方向から見て突出部202と隣接して配置される、または、突出部202の第一方向側に配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、容器と、電極端子と、電極体と、電極端子及び電極体に接続される集電体とを備える蓄電素子、及び、その製造方法に関する。
従来、容器と、電極端子と、電極体と、電極端子及び電極体に接続される集電体とを備える蓄電素子が広く知られている。例えば、特許文献1には、蓋(容器)と、リード部材(集電体)と、リード部材と電気的に接続された電極タブ(電極体のタブ部)と、蓋の貫通孔及びリード部材の貫通孔にかしめ固定された軸部を有する出力端子(電極端子)とを具備する電池(蓄電素子)が開示されている。
特開2009−87728号公報
しかしながら、上記従来のような構成の蓄電素子では、省スペース化を図ることができない場合がある。すなわち、本願発明者は、上記従来のような構成の蓄電素子において、電極体のタブ部が電極端子の軸部から離れた位置に配置されると、集電体を大きくしたりしてスペースを確保する必要があり、省スペース化を図ることができない場合があることを見出した。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、省スペース化を図ることができる蓄電素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子であって、前記電極体は、本体部と、前記本体部から突出し、前記集電体の前記第一方向側に接合されるタブ部と、を有し、前記電極端子は、前記壁部を前記第一方向に貫通する軸部と、前記軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置されて前記壁部とで前記集電体を挟み込む突出部と、を有し、前記タブ部は、前記第一方向から見て前記突出部と隣接して配置される、または、前記突出部の前記第一方向側に配置される。
これによれば、蓄電素子において、電極端子は、容器の壁部を第一方向に貫通する軸部から第二方向に突出し、かつ、壁部とで集電体を挟み込む突出部を有し、電極体のタブ部は、第一方向から見て突出部と隣接して配置、または、突出部の第一方向側に配置されている。このように、電極体のタブ部を、第一方向から見て、電極端子の突出部と隣接するか当該突出部と重なる位置に配置する。これにより、第二方向において、タブ部を電極端子の突出部寄り(軸部寄り)に配置することができるため、蓄電素子の第二方向におけるサイズを小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
また、前記タブ部は、前記第一方向において、前記突出部と当接して配置されることにしてもよい。
これによれば、電極体のタブ部は、第一方向において、電極端子の突出部と当接して配置されている。このように、電極体のタブ部を、第一方向において電極端子の突出部と当接して配置することで、タブ部が第一方向において突出部と重なる位置に配置されても、蓄電素子の第一方向におけるサイズが大きくなるのを抑制することができる。これにより、蓄電素子において、第二方向のみならず、第一方向におけるサイズの低減も図ることができるため、省スペース化をさらに図ることができる。
また、前記壁部の前記第一方向とは反対方向側の面には、前記集電体及び前記タブ部の接合部と前記第一方向から見て重なる位置に、凹凸形状の接合痕が形成されていることにしてもよい。
これによれば、容器の壁部の第一方向とは反対方向側の面には、集電体及び電極体のタブ部の接合部と第一方向から見て重なる位置に、凹凸形状の接合痕が形成されている。このように、壁部の、集電体及びタブ部の接合部と対応する位置に、接合痕が形成されているため、壁部と集電体とタブ部とを重ねた状態で、集電体及びタブ部が接合されたのが分かる。つまり、例えば、電極端子と集電体との接合後に、タブ部が集電体に接合された構成であるなど、タブ部の位置の自由度を向上させることができている。これにより、タブ部を電極端子の突出部寄り(軸部寄り)に配置することができるため、省スペース化を図ることができる。
また、容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子であって、前記電極体は、本体部と、前記本体部から突出し、前記集電体の前記第一方向側に接合されるタブ部と、を有し、前記電極端子は、前記壁部を前記第一方向に貫通する軸部と、前記軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置されて前記壁部とで前記集電体を挟み込む突出部と、を有し、前記集電体と前記タブ部との接合部は、前記集電体の前記第二方向側の端縁よりも前記突出部の前記第二方向側の端縁に近い位置に配置されることにしてもよい。
これによれば、蓄電素子において、電極端子は、軸部から第二方向に突出し、かつ、容器の壁部とで集電体を挟み込む突出部を有し、集電体と電極体のタブ部との接合部は、集電体の第二方向側の端縁よりも突出部の第二方向側の端縁に近い位置に配置されている。このように、集電体とタブ部との接合部を、集電体の第二方向側の端縁よりも突出部の第二方向側の端縁に近い位置に配置することで、第二方向において、タブ部を電極端子の突出部寄り(軸部寄り)に配置することができる。これにより、蓄電素子の第二方向におけるサイズを小さくすることができるため、省スペース化を図ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法は、容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子の製造方法であって、前記電極体の本体部から突出したタブ部を、前記集電体の前記第一方向側に配置して、前記壁部とで前記集電体を挟み込んだ状態で、前記集電体の前記第一方向側の面に接合するタブ部接合工程を含む。
これによれば、蓄電素子の製造方法において、電極体のタブ部を、集電体の第一方向側に配置して、容器の壁部とで集電体を挟み込んだ状態で、タブ部を集電体の第一方向側の面に接合するタブ部接合工程が行われる。つまり、タブ部接合工程では、壁部と集電体とタブ部とを重ねた状態で、タブ部を集電体の第一方向側の面に接合する。これにより、例えば、集電体を壁部に対して固定するような他の工程の後にタブ部を集電体に接合することができるなど、他の工程に制約されずにタブ部を配置することができる。したがって、タブ部の位置の自由度を向上させることができるため、省スペース化を図ることができる。
また、さらに、前記壁部を前記第一方向に貫通させた前記電極端子の軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置される突出部と、前記壁部とで、前記集電体を挟み込む端子接合工程を含み、前記タブ部接合工程は、前記端子接合工程の後に行われることにしてもよい。
これによれば、蓄電素子の製造方法において、電極端子の軸部から第二方向に突出する突出部と容器の壁部とで集電体を挟み込む端子接合工程の後に、タブ部接合工程が行われる。このように、電極端子と集電体とを接合(端子接合工程)した後に、電極体のタブ部を集電体に接合(タブ部接合工程)することで、端子接合工程での電極端子の突出部の位置に制約されずにタブ部を配置することができる。これにより、タブ部の位置の自由度を向上させることができるため、省スペース化を図ることができる。
本発明によれば、省スペース化を図ることができる蓄電素子等を提供することができる。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の製造方法のうち端子接合工程を説明する下面図及び断面図である。 実施の形態に係る蓄電素子の製造方法のうちタブ部接合工程を説明する下面図及び断面図である。 実施の形態に係るタブ部接合工程において接合部が形成される工程を説明する断面図である。 実施の形態に係る容器の蓋体に形成される接合痕を示す上面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(及びその変形例)に係る蓄電素子及びその製造方法について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対(正極側及び負極側)の電極端子の並び方向、一対の集電体の並び方向、電極体が有する一対のタブ部の並び方向、または、容器の短側面の対向方向をX軸方向と定義する。容器の長側面の対向方向、容器の厚さ方向、または、電極体の極板の積層方向をY軸方向と定義する。電極端子と集電体と電極体との並び方向、蓄電素子の容器本体と蓋との並び方向、または、上下方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。また、以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。さらに、以下では、Z軸方向またはZ軸マイナス方向を第一方向、第一方向と交差する方向(X軸プラス方向等)を第二方向とも呼ぶ場合がある。
(実施の形態)
[1 蓄電素子の全般的な説明]
まず、本実施の形態における蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、本実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る蓄電素子10を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、具体的には、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)若しくはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電車、モノレール若しくはリニアモーターカー等の電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用若しくはエンジン始動用、または、家庭用若しくは発電機用に使用される定置用のバッテリ等として用いられる。
なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子10は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。また、本実施の形態では、直方体形状(角形)の蓄電素子10を図示しているが、蓄電素子10の形状は、直方体形状には限定されず、直方体形状以外の多角柱形状、円柱形状、長円柱形状等であってもよいし、ラミネート型の蓄電素子とすることもできる。
図1に示すように、蓄電素子10は、容器100と、一対(正極側及び負極側)の電極端子200と、一対(正極側及び負極側)の上部ガスケット300とを備えている。また、図2に示すように、容器100の内方には、一対(正極側及び負極側)の下部ガスケット400と、一対(正極側及び負極側)の集電体500と、電極体600とが収容されている。また、容器100の内部には、電解液(非水電解質)が封入されているが、省略して図示している。当該電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択することができる。また、上記の構成要素の他、電極体600の側方や上方に配置されるスペーサ、または、電極体600等を包み込む絶縁フィルム等が配置されていてもよい。
容器100は、開口が形成された容器本体110と、容器本体110の当該開口を閉塞する板状部材である蓋体120とで構成された直方体形状(箱形)のケースである。また、容器100は、電極体600等を容器本体110の内部に収容後、容器本体110と蓋体120とが溶接等されることにより、内部を密封することができる構成となっている。なお、容器本体110及び蓋体120の材質は特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板など溶接可能な金属であるのが好ましい。
容器本体110は、容器100の本体部を構成する矩形筒状で底を備える部材であり、Z軸プラス方向側に開口が形成されている。蓋体120は、容器100の蓋部を構成する矩形状の板状部材であり、容器本体110のZ軸プラス方向側にX軸方向に延設されて配置されている。また、蓋体120のX軸マイナス方向側には、容器100内部に電解液を注入するための円形状の貫通孔である注液口121が形成され、蓋体120の注液口121の位置には、注液口121を塞ぐ注液栓130が配置されている。さらに、蓋体120には、容器100の内圧が上昇したときに容器100内部のガスを排出するガス排出弁122が配置されている。なお、蓋体120は、容器100の壁部の一例である。
電極体600は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)である。正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる平板状かつ矩形状の正極集電箔と、正極集電箔の表面に形成された正極活物質層とを有している。負極板は、銅または銅合金等からなる平板状かつ矩形状の負極集電箔と、負極集電箔の表面に形成された負極活物質層とを有している。なお、正極活物質層及び負極活物質層に用いられる正極活物質及び負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。
また、正極集電箔及び負極集電箔は、ともに、上方(Z軸プラス方向)に突出する矩形状のタブを有している。そして、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを挟んで積層されることにより、正極板及び負極板ともに複数のタブが積層される。その結果、電極体600には、電極体本体部610から突出した一対(正極側及び負極側)のタブ部620が形成される。電極体本体部610は、電極体600の本体を構成する部位であり、具体的には、電極体600のうちのタブ部620以外の部位である。つまり、電極体本体部610は、正極板及び負極板の活物質層が形成(活物質が塗工)された部分とセパレータとが積層されて形成された扁平な直方体形状の部位(活物質層形成部または活物質塗工部)である。
なお、タブ部620は、集電体500と接合される際には、Y軸方向に折り曲げられる。具体的には、タブ部620は、電極体本体部610の一部からZ軸プラス方向に突出した状態で集電体500と接合され、接合後に、例えばY軸プラス方向に折り曲げられて、Y軸プラス方向に延設された状態となる。このため、当該接合後においては、タブ部620は、電極体本体部610の一部からZ軸プラス方向に突出してY軸プラス方向に延びる複数のタブがZ軸方向に積層された部位となる。
また、積層された正極板及び負極板は、電極体600の周囲に絶縁テープ630が配置されて、積層方向(Y軸方向)に挟まれることで、固定されている。なお、当該正極板及び負極板は、ヒートプレス等によって積層方向に固定されていることにしてもよい。また、正極板及び負極板は、矩形状を有していることとしたが、正極板及び負極板の形状は、矩形状には限定されず、矩形状以外の多角形状、長楕円形状、長円形状等でもよい。正極板及び負極板のタブについても、矩形状には限定されず、矩形状以外の多角形状、半円形状、半長円形状、半楕円形状等、どのような形状でもかまわない。
電極端子200は、集電体500を介して、電極体600に電気的に接続される電極端子である。つまり、電極端子200は、電極体600に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体600に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。電極端子200は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金等の金属等の導電部材で形成されている。
また、電極端子200は、かしめ接合等によって、集電体500に接続され、かつ、蓋体120に取り付けられている。具体的には、電極端子200は、下方(Z軸マイナス方向)に延びる軸部201(リベット部)を有している。そして、軸部201が、上部ガスケット300の貫通孔301と、蓋体120の貫通孔123と、下部ガスケット400の貫通孔401と、集電体500の貫通孔501とに挿入されて、かしめられる。これにより、電極端子200は、上部ガスケット300、下部ガスケット400及び集電体500とともに、蓋体120に固定される。
集電体500は、電極体600と電極端子200とを電気的に接続する矩形状かつ平板状の部材である。具体的には、正極側の集電体500は、電極体600の正極側のタブ部620と超音波接合等により接続(接合)されるとともに、正極側の電極端子200とかしめ接合等により接続(接合)される。負極側についても同様である。集電体500は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金等の金属等の導電部材で形成されている。また、集電体500は、容器100の蓋体120と電極体600のタブ部620との間に、蓋体120とタブ部620とに挟まれて配置される。具体的には、集電体500は、蓋体120とで下部ガスケット400を挟む位置に配置され、かつ、下部ガスケット400とタブ部620との間に、下部ガスケット400とタブ部620とに挟まれて配置される。
上部ガスケット300は、容器100の蓋体120と電極端子200との間に配置された、平板状の絶縁性の封止部材である。下部ガスケット400は、蓋体120と集電体500との間に配置された、平板状の絶縁性の封止部材である。なお、上部ガスケット300及び下部ガスケット400は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルサルフォン(PES)、及び、それらの複合材料等の樹脂部材等によって形成されている。
[2 蓄電素子の製造方法、及び、電極体のタブ部の配置位置の説明]
以下、蓄電素子10の製造方法を説明し、その説明中に、電極体600のタブ部620の配置位置についても説明する。なお、以下では、説明の便宜のため、蓄電素子10のX軸マイナス方向側の構成を対象に説明を行うが、蓄電素子10のX軸プラス方向側の構成についても同様である。
まず、蓄電素子10の製造方法のうち、電極端子200と集電体500とを接合する端子接合工程について、詳細に説明する。図3は、本実施の形態に係る蓄電素子10の製造方法のうち端子接合工程を説明する下面図及び断面図である。具体的には、図3の(a)は、容器100の蓋体120に集電体500と電極端子200とが固定された状態をZ軸マイナス方向側から見た場合の図であり、図3の(b)は、図3の(a)の構成をIIIb−IIIb断面で切断した場合の構成を示す断面図である。
端子接合工程は、蓋体120を第一方向に貫通させた電極端子200の軸部201から第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、集電体500の第一方向側に配置される突出部202と、蓋体120とで、集電体500を挟み込む工程である。以下に具体的に説明する。
まず、図3に示すように、電極体600のタブ部620が集電体500に接合される前においては、集電体500が、容器100の蓋体120(壁部)のZ軸マイナス方向(第一方向)側に配置されて、蓋体120に電極端子200と集電体500とが固定される。
具体的には、蓋体120のZ軸プラス方向側に上部ガスケット300が配置され、蓋体120のZ軸マイナス方向側に下部ガスケット400が配置され、下部ガスケット400のZ軸マイナス方向側に集電体500が配置される。なお、下部ガスケット400及び集電体500は、Z軸方向から見て、注液口121及びガス排出弁122と重ならない位置に配置される。
そして、上部ガスケット300のZ軸プラス方向側に、電極端子200の矩形状かつ平板状の端子本体部203が配置され、かつ、軸部201が、上部ガスケット300、蓋体120、下部ガスケット400及び集電体500をZ軸マイナス方向(第一方向)に貫通する。つまり、電極端子200の軸部201が、上部ガスケット300の貫通孔301と、蓋体120の貫通孔123と、下部ガスケット400の貫通孔401と、集電体500の貫通孔501とに挿入されて、かしめられる。これにより、軸部201の先端部に、突出部202が形成される。
突出部202は、軸部201からZ軸方向と交差する方向(第一方向と交差する第二方向)に突出し、かつ、集電体500のZ軸マイナス方向(第一方向)側に配置されて蓋体120とで集電体500を挟み込む部位である。本実施の形態では、突出部202は、軸部201の外周の全周から外方(Z軸方向と直交するXY平面内の全方向)に突出した円環状の部位である。つまり、突出部202は、電極端子200の端子本体部203とで、上部ガスケット300、蓋体120、下部ガスケット400及び集電体500を挟み込むことで、蓋体120に対して、電極端子200と集電体500とを固定する機能を有している。
次に、蓄電素子10の製造方法のうち、電極体600のタブ部620と集電体500とを接合するタブ部接合工程について、詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る蓄電素子10の製造方法のうちタブ部接合工程を説明する下面図及び断面図である。具体的には、図4の(a)は、図3の(a)における集電体500に電極体600のタブ部620が接合された状態をZ軸マイナス方向側から見た場合の図であり、図4の(b)は、図4の(a)の構成をIVb−IVb断面で切断した場合の構成を示す断面図である。なお、図4の(a)では、説明の便宜のために、タブ部620を破線で示し、タブ部620によって隠れる部分も図示している。
図5は、本実施の形態に係るタブ部接合工程において接合部700が形成される工程を説明する断面図である。具体的には、図5の(a)は、図3の(a)の構成をVa−Va断面で切断した場合の構成を示す断面図であり、図5の(b)は、図4の(a)の構成をVb−Vb断面で切断した場合の構成を示す断面図である。図6は、本実施の形態に係る容器100の蓋体120に形成される接合痕730を示す上面図である。具体的には、図6は、蓋体120をZ軸プラス方向側から見た場合の図である。
タブ部接合工程は、電極体600の電極体本体部610から突出したタブ部620を、集電体500の第一方向側に配置して、蓋体120とで集電体500を挟み込んだ状態で、集電体500の第一方向側の面に接合する工程である。タブ部接合工程は、上述の端子接合工程の後に行われる。
まず、図4に示すように、集電体500に電極体600のタブ部620が接合される。つまり、タブ部620は、集電体500のZ軸マイナス方向(第一方向)側に配置されて、集電体500のZ軸マイナス方向(第一方向)側の面に接合される。具体的には、図4の(a)に示すように、タブ部620は、Z軸マイナス方向(第一方向)から見て突出部202と隣接して配置される、または、突出部202のZ軸マイナス方向(第一方向)側に配置される。
本実施の形態では、タブ部620は、突出部202のZ軸マイナス方向側かつX軸プラス方向寄り、つまり、Z軸方向から見て突出部202のX軸プラス方向側の一部と重なる位置に配置される。具体的には、タブ部620は、X軸方向においては、中心位置が集電体500の中心位置からX軸プラス方向側にずれて配置され、Y軸方向においては、集電体500のY軸マイナス方向側の端部からY軸プラス方向に延設されて配置される。また、タブ部620は、Z軸方向から見て、注液口121及びガス排出弁122と重ならない位置に配置される。
また、図4の(b)に示すように、タブ部620は、Z軸方向(第一方向)において、突出部202と当接して配置される。つまり、突出部202は、集電体500のZ軸マイナス方向側の面よりもZ軸マイナス方向に突出しているため、タブ部620は、集電体500のZ軸マイナス方向側の面に接合された場合には、突出部202のZ軸マイナス方向側の面と当接することとなる。
なお、タブ部620は、X軸方向において、中心位置が、集電体500の中心位置と重なるように配置されていてもよいし、集電体500の中心位置からX軸マイナス方向側にずれた位置に配置されていてもよい。また、タブ部620は、Y軸方向において、集電体500のY軸方向中央部からY軸プラス方向に延設されて配置されていてもよいし、集電体500のY軸プラス方向側の端部または中央部からY軸マイナス方向に延設されて配置されていてもよい。また、タブ部620は、Z軸方向から見て、突出部202のY軸プラス方向側の一部と重なる位置に配置されていてもよいし、突出部202の全部と重なる位置に配置されていてもよいし、突出部202と重なることなく、突出部202と隣接して配置されていてもよい。
また、タブ部620は、超音波接合等によって、集電体500と接合されて、接合部700が形成される。具体的には、図5の(a)に示すような端子接合工程が行われた状態の後に、図5の(b)に示すように、接合機器710及び720が配置されてタブ部接合工程が行われる。ここで、接合機器710及び720は、例えば、超音波接合用のアンビル及びホーンである。つまり、蓋体120とタブ部620とで集電体500を挟み込んだ状態で、蓋体120のZ軸プラス方向側の面に接合機器710(アンビル)を設置し、タブ部620のZ軸マイナス方向側から接合機器720(ホーン)を当てて、超音波接合を行う。これにより、集電体500とタブ部620との接合部700が形成される。
ここで、図4の(a)に示すように、接合部700は、集電体500のX軸プラス方向(第二方向の一例)側の端縁である集電体端縁502よりも、突出部202のX軸プラス方向(第二方向の一例)側の端縁である突出部端縁202aに近い位置に配置される。つまり、接合部700は、X軸方向において、集電体500のX軸プラス方向側の集電体端縁502との距離Bよりも、突出部202のX軸プラス方向側の突出部端縁202aとの距離Aの方が、短くなるように配置されている。また、接合部700は、Y軸方向においては、集電体500のY軸プラス方向側の端部に配置されている。なお、接合部700は、Y軸方向においては、集電体500のY軸マイナス方向側の端部または中央部に配置されていてもよい。
また、図6に示すように、蓋体120のZ軸プラス方向(第一方向とは反対方向)側の面には、集電体500及びタブ部620の接合部700とZ軸マイナス方向(第一方向)から見て重なる位置に、凹凸形状の接合痕730が形成される。つまり、タブ部接合工程時に、蓋体120のZ軸プラス方向側の面に接合機器710が配置されることで、接合機器710が配置された位置に接合機器710による接合痕730が形成される。接合機器710が超音波接合用のアンビルの場合には、アンビルの凹凸形状に応じて、細かい凹凸部が面状に広がる接合痕730が形成される。
なお、本実施の形態では、上部ガスケット300は、X軸プラス方向側の端部に、Y軸方向中央部がX軸プラス方向に突出したガスケット突出部310(図6参照)を有している。このため、接合部700は、ガスケット突出部310のY軸方向側(本実施の形態では、Y軸プラス方向側)に配置される(図4参照)。これにより、接合痕730も、ガスケット突出部310のY軸方向側(本実施の形態では、Y軸プラス方向側)に配置される(図6参照)。
[3 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10によれば、電極端子200は、容器100の蓋体120(壁部)を第一方向に貫通する軸部201から第二方向に突出し、かつ、蓋体120とで集電体500を挟み込む突出部202を有している。そして、電極体600のタブ部620は、第一方向から見て突出部202と隣接して配置、または、突出部202の第一方向側に配置されている。このように、電極体600のタブ部620を、第一方向から見て、電極端子200の突出部202と隣接するか突出部202と重なる位置に配置する。これにより、第二方向において、タブ部620を電極端子200の突出部202寄り(軸部201寄り)に配置することができるため、蓄電素子10の第二方向におけるサイズを小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
また、タブ部620を突出部202寄りに配置することができれば、集電体500及び下部ガスケット400のX軸方向における長さを短くすることができるため、集電体500及び下部ガスケット400の作製が容易になったり、コスト低減を図ったりすることができる。また、タブ部620を突出部202寄りに配置することができれば、タブ部620のX軸方向における長さを長くすることができるため、接合部700のX軸方向における幅を大きくすることができ、安全性の向上を図ることができる。さらに、タブ部620を突出部202寄りに配置することができれば、タブ部620を注液口121と重ならない位置に配置して注液性を向上させたりすることもできる。
また、電極体600のタブ部620は、第一方向において、電極端子200の突出部202と当接して配置されている。このように、電極体600のタブ部620を、第一方向において電極端子200の突出部202と当接して配置することで、タブ部620が第一方向において突出部202と重なる位置に配置されても、蓄電素子10の第一方向におけるサイズが大きくなるのを抑制することができる。これにより、蓄電素子10において、第二方向のみならず、第一方向におけるサイズの低減も図ることができるため、省スペース化をさらに図ることができる。
また、蓋体120の第一方向とは反対方向側の面には、集電体500及びタブ部620の接合部700と第一方向から見て重なる位置に、凹凸形状の接合痕730が形成されている。このように、蓋体120の接合部700と対応する位置に、接合痕730が形成されているため、蓋体120と集電体500とタブ部620とを重ねた状態で、集電体500及びタブ部620が接合されたのが分かる。つまり、電極端子200と集電体500との接合後に、タブ部620が集電体500に接合された構成であることが分かるため、タブ部620の位置の自由度を向上させることができている。これにより、タブ部620を電極端子200の突出部202寄り(軸部201寄り)に配置することができるため、省スペース化を図ることができる。
また、集電体500とタブ部620との接合部700は、集電体500の第二方向側の集電体端縁502よりも突出部202の第二方向側の突出部端縁202aに近い位置に配置されている。このように、接合部700を、集電体端縁502よりも突出部端縁202aに近い位置に配置することで、第二方向において、タブ部620を電極端子200の突出部202寄り(軸部201寄り)に配置することができる。これにより、蓄電素子10の第二方向におけるサイズを小さくすることができるため、省スペース化を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の製造方法によれば、タブ部620を、集電体500の第一方向側に配置して、蓋体120とで集電体500を挟み込んだ状態で、タブ部620を集電体500の第一方向側の面に接合するタブ部接合工程が行われる。つまり、タブ部接合工程では、蓋体120と集電体500とタブ部620とを重ねた状態で、タブ部620を集電体500の第一方向側の面に接合する。これにより、集電体500を蓋体120に対して固定するような他の工程の後にタブ部620を集電体500に接合することができるため、他の工程に制約されずにタブ部620を配置することができる。したがって、タブ部620の位置の自由度を向上させることができる。これにより、例えば、第二方向において、タブ部620を電極端子200の突出部202寄り(軸部201寄り)に配置することができるため、蓄電素子10の第二方向におけるサイズを小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
また、蓄電素子10の製造方法において、電極端子200の軸部201から第二方向に突出する突出部202と容器100の蓋体120とで集電体500を挟み込む端子接合工程の後に、タブ部接合工程が行われる。このように、電極端子200と集電体500とを接合(端子接合工程)した後に、タブ部620を集電体500に接合(タブ部接合工程)することで、端子接合工程での電極端子200の突出部202の位置に制約されずにタブ部620を配置することができる。これにより、タブ部620の位置の自由度を向上させることができるため、省スペース化を図ることができる。
[4 変形例の説明]
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、集電体500と電極端子200とをかしめ接合により接合し、集電体500と電極体600のタブ部620とを超音波接合により接合することとした。しかし、集電体500と電極端子200とを接合する手法は、かしめ接合には限定されず、例えば、電極端子200の軸部201がボルト部を有しており、当該ボルト部にナット部が締結される構成でもよい。この場合、当該ボルト部の頭部またはナット部が、電極端子200が有する突出部の一例となる。または、軸部201の先端に突出部が形成されるのであれば、超音波接合、レーザ溶接、抵抗溶接等の溶接、または、上記以外の機械的接合等が用いられてもよい。また、集電体500とタブ部620とを接合する手法は、超音波接合には限定されず、例えば、レーザ溶接が用いられてもよいし、蓋体120と集電体500とタブ部620とを重ねた状態で接合できるのであれば、その他のどのような手法が用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電素子10は、容器100の蓋体120を挟む位置に、上部ガスケット300及び下部ガスケット400を備えている。しかし、蓄電素子10は、蓋体120を正極または負極の電位に落とすような場合等には、上部ガスケット300及び下部ガスケット400の一方または双方を備えていないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電極端子200の軸部201は、上部ガスケット300、蓋体120、下部ガスケット400及び集電体500に貫通して配置されていることとした。しかし、上部ガスケット300、下部ガスケット400及び集電体500の形状によっては、軸部201は、上部ガスケット300、下部ガスケット400及び集電体500の少なくとも1つに貫通することなく当該少なくとも1つの側方を通過するような構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、電極端子200の突出部202は、軸部201から第一方向と直交する全方向に突出して配置されていることとした。しかし、突出部202は、軸部201から第一方向と交差する方向に突出していればよく、また、軸部201から第一方向と交差(直交)する一部の方向にしか突出していない構成でもよい。
また、上記実施の形態では、タブ部620は、第一方向において、電極端子200の突出部202と当接して配置されることとした。しかし、タブ部620は、第一方向において、電極端子200の突出部202と離間して配置されていることにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蓋体120の第一方向とは反対方向側の面に接合痕730が形成されていることとしたが、蓋体120には接合痕730は形成されていなくてもよい。例えば、集電体500とタブ部620とがレーザ溶接で接合される場合には、蓋体120には接合痕730は形成されない。
また、上記実施の形態では、集電体500とタブ部620との接合部700は、集電体500の第二方向側の集電体端縁502よりも突出部202の第二方向側の突出部端縁202aに近い位置に配置されていることとした。しかし、接合部700は、突出部端縁202aよりも集電体端縁502に近い位置に配置されていることにしてもよいし、集電体端縁502及び突出部端縁202aから同じ距離の位置に配置されていることにしてもよい。この場合でも、タブ部620が、第一方向から見て突出部202と隣接して配置、または、突出部202の第一方向側に配置されていれば、省スペース化を図ることができるとの効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、タブ部620は、第一方向から見て突出部202と隣接して配置、または、突出部202の第一方向側に配置されていることとした。しかし、タブ部620は、第一方向から見て突出部202と重ならない位置に配置されていることにしてもよい。この場合でも、集電体500とタブ部620との接合部700が、集電体500の第二方向側の集電体端縁502よりも突出部202の第二方向側の突出部端縁202aに近い位置に配置されていれば、省スペース化を図ることができるとの効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、電極体600は、複数枚の平板状極板を積層したスタック型の電極体であることとした。しかし、電極体600の形状は特に限定されず、例えば、電極体600は、正極板と負極板との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが巻回されて形成された巻回型の電極体であることにしてもよい。また、電極体600は、極板を蛇腹状に折り畳んだ蛇腹型の電極体であることにしてもよい。また、電極体600の個数は1つには限定されず、2つ以上設けられていてもよい。
なお、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
120 蓋体
123、301、401、501 貫通孔
200 電極端子
201 軸部
202 突出部
202a 突出部端縁
203 端子本体部
500 集電体
502 集電体端縁
600 電極体
610 電極体本体部
620 タブ部
700 接合部
730 接合痕

Claims (6)

  1. 容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子であって、
    前記電極体は、
    本体部と、
    前記本体部から突出し、前記集電体の前記第一方向側に接合されるタブ部と、を有し、
    前記電極端子は、
    前記壁部を前記第一方向に貫通する軸部と、
    前記軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置されて前記壁部とで前記集電体を挟み込む突出部と、を有し、
    前記タブ部は、前記第一方向から見て前記突出部と隣接して配置される、または、前記突出部の前記第一方向側に配置される
    蓄電素子。
  2. 前記タブ部は、前記第一方向において、前記突出部と当接して配置される
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記壁部の前記第一方向とは反対方向側の面には、前記集電体及び前記タブ部の接合部と前記第一方向から見て重なる位置に、凹凸形状の接合痕が形成されている
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子であって、
    前記電極体は、
    本体部と、
    前記本体部から突出し、前記集電体の前記第一方向側に接合されるタブ部と、を有し、
    前記電極端子は、
    前記壁部を前記第一方向に貫通する軸部と、
    前記軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置されて前記壁部とで前記集電体を挟み込む突出部と、を有し、
    前記集電体と前記タブ部との接合部は、前記集電体の前記第二方向側の端縁よりも前記突出部の前記第二方向側の端縁に近い位置に配置される
    蓄電素子。
  5. 容器と、電極端子と、電極体と、前記容器の壁部の第一方向側に配置されて前記電極端子及び前記電極体に接続される集電体と、を備える蓄電素子の製造方法であって、
    前記電極体の本体部から突出したタブ部を、前記集電体の前記第一方向側に配置して、前記壁部とで前記集電体を挟み込んだ状態で、前記集電体の前記第一方向側の面に接合するタブ部接合工程を含む
    蓄電素子の製造方法。
  6. さらに、
    前記壁部を前記第一方向に貫通させた前記電極端子の軸部から前記第一方向と交差する第二方向に突出し、かつ、前記集電体の前記第一方向側に配置される突出部と、前記壁部とで、前記集電体を挟み込む端子接合工程を含み、
    前記タブ部接合工程は、前記端子接合工程の後に行われる
    請求項5に記載の蓄電素子の製造方法。
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