JP2020149848A - 蓄電素子 - Google Patents

蓄電素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2020149848A
JP2020149848A JP2019046049A JP2019046049A JP2020149848A JP 2020149848 A JP2020149848 A JP 2020149848A JP 2019046049 A JP2019046049 A JP 2019046049A JP 2019046049 A JP2019046049 A JP 2019046049A JP 2020149848 A JP2020149848 A JP 2020149848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tab
electrode
connecting member
shaft portion
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019046049A
Other languages
English (en)
Inventor
祐介 小川
Yusuke Ogawa
祐介 小川
牧野 敬範
Takanori Makino
敬範 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa Corp
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
GS Yuasa Corp
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa Corp, Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd filed Critical GS Yuasa Corp
Priority to JP2019046049A priority Critical patent/JP2020149848A/ja
Publication of JP2020149848A publication Critical patent/JP2020149848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】簡易な構成で、電極端子と電極体とを接続することができる蓄電素子を提供する。【解決手段】蓄電素子10は、蓋部120を有する容器100と、蓋部120を貫通する軸部220を有する電極端子200と、軸部220に接続されるタブ部620を有する電極体600と、軸部220が挿入される凹部511を有し、軸部220とでタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する接続部材500と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、容器と電極端子と電極体とを備える蓄電素子に関する。
容器と電極端子と電極体とを備える蓄電素子が広く知られている。例えば、特許文献1には、電池容器(容器)と端子構成部(電極端子)と電極群(電極体)とを備え、端子構成部と電極群とが集電板に接続されたリチウムイオン角形二次電池(蓄電素子)が開示されている。
特開2014−167862号公報
蓄電素子においては、構成を簡素化して、製造工程の簡易化等を図りたいとの要望がある。しかしながら、上記従来の蓄電素子では、電極端子と電極体とが集電板を介して接続される構成であるため、電極端子と集電板との接続、及び、電極体と集電板との接続が必要となり、電極端子と電極体とを接続する構成が煩雑になる。このため、本願発明者は、簡易な構成で電極端子と電極体とを接続することが、製造工程の簡易化等を図る上で重要であるとの考えに至った。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、電極端子と電極体とを接続することができる蓄電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、蓋部を有する容器と、前記蓋部を貫通する軸部を有する電極端子と、前記軸部に接続されるタブ部を有する電極体と、前記軸部が挿入される凹部を有し、前記軸部とで前記タブ部を挟み込んで、前記軸部と前記タブ部とを接続する接続部材と、を備える。
これによれば、蓄電素子は、電極端子の軸部と電極体のタブ部とを接続する接続部材を備えており、接続部材は、軸部が挿入される凹部を有し、軸部とでタブ部を挟み込んで、軸部とタブ部とを接続する。つまり、電極端子の軸部を接続部材の凹部に挿入して、軸部と接続部材とで電極体のタブ部を挟み込むことで、軸部とタブ部とを接続する。これにより、集電板のような部材を介することなく、電極端子と電極体とを接続することができるため、簡易な構成で、電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記軸部は、前記凹部内において、軸方向とは交差する方向に突出する第一突出部を有することにしてもよい。
これによれば、電極端子の軸部は、接続部材の凹部内に、軸部の軸方向とは交差する方向に突出する第一突出部を有している。このように、電極端子の軸部のうちの接続部材の凹部内の部分に第一突出部を形成することで、軸部が接続部材から抜けるのを抑制することができる。これにより、電極端子の軸部と電極体のタブ部との接続が外れるのを抑制することができるため、簡易な構成で、強固に電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記軸部は、前記蓋部と前記タブ部との間において、軸方向とは交差する方向に突出する第二突出部を有し、前記接続部材は、前記第二突出部とで前記タブ部を挟み込んで、前記軸部と前記タブ部とを接続することにしてもよい。
これによれば、電極端子の軸部は、容器の蓋部と電極体のタブ部との間に、軸部の軸方向とは交差する方向に突出する第二突出部を有しており、接続部材は、第二突出部とでタブ部を挟み込んで、軸部とタブ部とを接続する。このように、電極端子の軸部に第二突出部を形成し、接続部材が第二突出部とで電極体のタブ部を挟み込むことで、簡易な構成で、強固に軸部とタブ部とを接続することができる。また、第二突出部は、蓋部とタブ部との間に配置されるため、軸部が蓋部から抜けるのを抑制することができる。これにより、簡易な構成で、強固に電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記接続部材は、前記第二突出部の突出方向に突出し、かつ、前記第二突出部とで前記タブ部を挟み込む鍔部を有することにしてもよい。
これによれば、接続部材は、電極端子の軸部が有する第二突出部の突出方向に突出し、かつ、第二突出部とで電極体のタブ部を挟み込む鍔部を有している。このように、接続部材が鍔部を有し、鍔部と軸部の第二突出部とでタブ部を挟み込むことで、簡易な構成で、強固に軸部とタブ部とを接続することができる。これにより、簡易な構成で、強固に電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記鍔部及び前記タブ部には、前記鍔部と前記タブ部とが溶接された溶接部が形成されていることにしてもよい。
これによれば、接続部材の鍔部及び電極体のタブ部には、鍔部とタブ部との溶接部が形成されている。このように、鍔部とタブ部とを溶接することで、接続部材からタブ部が外れるのを抑制することができるため、簡易な構成で、さらに強固に、電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記第二突出部は、内方に空間を有することにしてもよい。
これによれば、電極端子の軸部の第二突出部は、内方に空間を有している構成であるため、中空の軸部を変形させることで、容易に第二突出部を形成することができる。これにより、簡易な構成で、電極端子と電極体とを接続することができる。
また、前記軸部は、前記第二突出部の前記空間と他の空間とを仕切る仕切部を有することにしてもよい。
これによれば、電極端子の軸部は、第二突出部の内方の空間と他の空間とを仕切る仕切部を有している。このように、第二突出部に空間が形成されていると第二突出部の強度が弱くなるため、軸部に、第二突出部内の空間を仕切る仕切部を設ける。これにより、第二突出部に空間が形成されていても、第二突出部の強度を確保することができるため、簡易な構成で、強固に電極端子と電極体とを接続することができる。
なお、本発明は、このような蓄電素子として実現することができるだけでなく、蓄電素子が備える電極端子及び接続部材としても実現することができる。
本発明によれば、簡易な構成で、電極端子と電極体とを接続することができる蓄電素子を提供することができる。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る電極端子及び接続部材の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る電極端子と電極体との接続工程を説明する図である。 実施の形態に係る電極端子と電極体との接続工程を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(及びその変形例)に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対(正極側及び負極側)の電極端子の並び方向、一対の接続部材の並び方向、電極体が有する一対のタブ部の並び方向、または、容器の短側面の対向方向を、X軸方向と定義する。容器の長側面の対向方向、容器の厚さ方向、または、電極体の正極板と負極板との積層方向を、Y軸方向と定義する。電極端子と接続部材と電極体との並び方向、容器の容器本体と蓋部との並び方向、または、上下方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。また、以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。
(実施の形態)
[1 蓄電素子10の全般的な説明]
まず、本実施の形態における蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、本実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る蓄電素子10を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、具体的には、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)若しくはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電車、モノレール若しくはリニアモーターカー等の電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用若しくはエンジン始動用、または、家庭用若しくは発電機用に使用される定置用のバッテリ等として用いられる。
なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子10は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。また、本実施の形態では、直方体形状(角形)の蓄電素子10を図示しているが、蓄電素子10の形状は、直方体形状には限定されず、直方体形状以外の多角柱形状、円柱形状、長円柱形状等であってもよいし、ラミネート型の蓄電素子とすることもできる。
図1に示すように、蓄電素子10は、容器100と、一対(正極側及び負極側)の電極端子200と、一対(正極側及び負極側)の上部ガスケット300と、を備えている。また、図2に示すように、容器100の内方には、一対(正極側及び負極側)の下部ガスケット400と、一対(正極側及び負極側)の接続部材500と、電極体600とが収容されている。また、容器100の内部には、電解液(非水電解質)が封入されているが、省略して図示している。当該電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択することができる。また、上記の構成要素の他、電極体600の側方や上方等に配置されるスペーサ、または、電極体600等を包み込む絶縁フィルム等が配置されていてもよい。
容器100は、開口が形成された容器本体110と、容器本体110の当該開口を閉塞する蓋部120とを有する直方体形状(角形または箱形)のケースである。このような構成により、容器100は、電極体600等を容器本体110の内部に収容後、容器本体110と蓋部120とが溶接等されることにより、内部を密封することができる構造となっている。容器本体110及び蓋部120の材質は特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板など溶接可能な金属であるのが好ましい。
容器本体110は、容器100の本体部を構成する矩形筒状で底を備える部材であり、Z軸プラス方向側に開口が形成されている。つまり、容器本体110は、Y軸方向両側の側面に一対の矩形状かつ平板状の長側面部を有し、X軸方向両側の側面に一対の矩形状かつ平板状の短側面部を有し、Z軸マイナス方向側に矩形状かつ平板状の底面部を有している。
蓋部120は、容器100の蓋を構成する矩形状の板状部材であり、容器本体110のZ軸プラス方向側にX軸方向に延設されて配置されている。また、蓋部120には、容器100内部に電解液を注入するための注液口と当該注液口を塞ぐ注液栓とからなる注液部121が配置されている。さらに、蓋部120には、容器100の内圧が上昇したときに容器100内部のガスを排出するガス排出弁122が配置されている。
電極体600は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)である。正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる平板状かつ矩形状の正極集電箔と、正極集電箔の表面に形成された正極活物質層と、を有している。負極板は、銅または銅合金等からなる平板状かつ矩形状の負極集電箔と、負極集電箔の表面に形成された負極活物質層と、を有している。なお、正極活物質層及び負極活物質層に用いられる正極活物質及び負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。セパレータは、平板状かつ矩形状の微多孔性のシートであり、樹脂等の適宜公知の材料を使用できる。
また、正極集電箔及び負極集電箔は、ともに、上方(Z軸プラス方向)に突出する矩形状のタブを有している。そして、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを挟んで積層されることにより、正極板及び負極板ともに複数のタブが積層される。その結果、電極体600には、電極体本体部610のZ軸プラス方向(第一方向)側から突出した一対(正極側及び負極側)のタブ部620が形成される。電極体本体部610は、電極体600の本体を構成する部位であり、具体的には、電極体600のうちのタブ部620以外の部位である。つまり、電極体本体部610は、正極板及び負極板の活物質層が形成(活物質が塗工)された部分とセパレータとが積層されて形成された扁平な直方体形状の部位(活物質層形成部または活物質塗工部)である。
タブ部620は、電極端子200と接続される部位である。なお、タブ部620は、電極端子200と接続される際には、電極体本体部610に対して折り曲げられる。具体的には、タブ部620は、電極体本体部610の一部から折り曲げられることなく突出した状態で電極端子200と接続され、接続後に折り曲げられる。これにより、当該接続後においては、タブ部620は、電極体本体部610の一部からZ軸プラス方向に突出してY軸方向に延びる複数のタブがZ軸方向に積層された部位となる(図3参照)。
電極体600は、さらに、積層された正極板及び負極板を積層方向(Y軸方向)に挟んで固定する絶縁テープ630を有している。なお、当該正極板及び負極板は、絶縁テープ630以外の部材で固定されていてもよいし、ヒートプレス等によって固定されていてもよい。
電極端子200は、電極体600に電気的に接続される電極端子である。具体的には、電極端子200は、電極体600のタブ部620に接続され、かつ、蓋部120に取り付けられる。さらに具体的には、電極端子200は、下方(Z軸マイナス方向)に延びる軸部220を有している。そして、軸部220が、上部ガスケット300の貫通孔301、蓋部120の貫通孔123、及び、下部ガスケット400の貫通孔401に挿入されて、接続部材500によってタブ部620と接続される(図3参照)。これにより、電極端子200は、上部ガスケット300、下部ガスケット400、接続部材500及びタブ部620とともに、蓋部120に固定される。
電極端子200は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金等の金属等の導電部材で形成されている。なお、正極側の電極端子200の軸部220は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の、正極集電箔(正極側のタブ部620)と同様の材質で形成されているのが好ましい。また、負極側の電極端子200の軸部220は、銅または銅合金等の、負極集電箔(負極側のタブ部620)と同様の材質で形成されているのが好ましい。電極端子200の構成の詳細な説明については、後述する。
接続部材500は、電極端子200と電極体600とを接続する有底円筒状(キャップ状)の部材である。具体的には、接続部材500は、電極端子200の軸部220とで電極体600のタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する。つまり、正極側の接続部材500は、正極側の電極端子200の軸部220と電極体600の正極側のタブ部620とを接続し、負極側の接続部材500は、負極側の電極端子200の軸部220と電極体600の負極側のタブ部620とを接続する。
接続部材500は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金等の金属等の導電部材で形成されている。なお、正極側の接続部材500は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の、正極集電箔(正極側のタブ部620)と同様の材質で形成されているのが好ましい。また、負極側の接続部材500は、銅または銅合金等の、負極集電箔(負極側のタブ部620)と同様の材質で形成されているのが好ましい。つまり、接続部材500は、接続される電極端子200の軸部220と同様の材質で形成されているのが好ましい。接続部材500の構成の詳細な説明については、後述する。
上部ガスケット300は、容器100の蓋部120の上方(Z軸プラス方向)に配置される平板状の絶縁性の封止部材である。下部ガスケット400は、蓋部120の下方(Z軸マイナス方向)に配置される平板状の絶縁性の封止部材である。具体的には、上部ガスケット300及び下部ガスケット400は、蓋部120と電極端子200との間に配置されて、蓋部120と電極端子200とを絶縁し、かつ、貫通孔123を封止する部材である。
上部ガスケット300及び下部ガスケット400は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルサルフォン(PES)、及び、それらの複合材料等の樹脂部材等によって形成されている。
[2 電極端子200及び接続部材500の構成の説明]
次に、電極端子200及び接続部材500の構成について、詳細に説明する。図3は、本実施の形態に係る電極端子200及び接続部材500の構成を示す断面図である。具体的には、図3は、図1に示した蓄電素子10の電極端子200及びその周辺を、III−III線を含むYZ平面に平行な面で切断した場合の構成を拡大して示す断面図である。
図3に示すように、電極端子200は、端子本体部210と、軸部220とを有している。端子本体部210は、電極端子200の本体を構成する、XY平面に平行な略矩形状かつ平板状の部位である。端子本体部210は、例えば、バスバー等の外部の導電部材と溶接等により接続(接合)される。なお、端子本体部210は、Z軸プラス方向に突出するボルト部を有しており、ナットと螺合されて、当該外部の導電部材と接合される構成でもよいし、その他どのような構成で当該外部の導電部材と接合される構成でもよい。
軸部220は、端子本体部210からZ軸方向に延設される筒状の部位である。本実施の形態では、軸部220は、端子本体部210のX軸方向中央部かつY軸方向中央部から、Z軸マイナス方向に延設されて、蓋部120を貫通した状態で配置されている。具体的には、上部ガスケット300の貫通孔301と蓋部120の貫通孔123とに下部ガスケット400が挿入され、下部ガスケット400の貫通孔401に軸部220が挿入されることで、軸部220が蓋部120を貫通した状態となっている。
さらに、軸部220は、電極体600のタブ部620と接続されている。具体的には、軸部220は、接続部材500とでタブ部620を挟み込むことで、タブ部620と接続されている。言い換えれば、接続部材500は、軸部220とでタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する。この構成について、以下に詳細に説明する。
軸部220は、第一突出部221と、第二突出部222と、仕切部223とを有している。接続部材500は、接続部材本体部510と、鍔部520とを有している。また、接続部材本体部510は、軸部220が挿入される凹部511を有している。
第一突出部221は、接続部材500の接続部材本体部510に形成された凹部511内において、軸部220の軸方向(Z軸方向)とは交差する方向に突出して配置されている。本実施の形態では、第一突出部221は、軸部220の全周に亘って、Z軸方向と直交する方向(XY平面内の方向、外方)に突出して配置されている。具体的には、第一突出部221は、Z軸方向における中央部が最も外方に突出し、Z軸マイナス方向及びZ軸プラス方向に向かうほど突出量が徐々に小さくなるように形成されている。
また、第一突出部221は、内方に、空間221aを有している。つまり、軸部220は、Z軸マイナス方向側の部位の内方に、Z軸プラス方向に向けて円柱形状に凹んだ凹部220aを有しており、この凹部220aが第一突出部221の位置で外方に広がることで、円盤状の空間221aが形成されている。このように、第一突出部221は、外方に膨出した板状の部位が、軸部220の中心軸まわりに回転して形成されたような中空の円環状の部位である。
接続部材本体部510は、略円柱形状の部位の内方に、Z軸マイナス方向に向けて略円柱形状に凹んだ凹部511が形成された形状を有している。具体的には、接続部材本体部510は、側壁部512と、底壁部513とを有している。側壁部512は、中心軸が軸部220の中心軸と一致する略円筒形状の部位である。本実施の形態では、側壁部512は、第一突出部221のZ軸プラス方向側の面に当接するように、接続部材本体部510の全周に亘って外方に突出した形状を有している。底壁部513は、側壁部512のZ軸マイナス方向側の開口を塞ぐ円板状の部位である。
また、接続部材本体部510の凹部511内には、タブ部620から切り離されたタブ部620の一部であるタブ片621も配置されている。タブ片621は、第一突出部221の先端部(Z軸マイナス方向側の端部)と底壁部513との間に配置される円板状の部材であり、Z軸方向において圧迫された状態で配置されている。このような構成により、第一突出部221は、凹部511内において、接続部材本体部510に対して固定された状態となっている。
軸部220の第二突出部222は、蓋部120とタブ部620との間において、軸部220の軸方向(Z軸方向)とは交差する方向に突出して配置されている。本実施の形態では、第二突出部222は、軸部220の全周に亘って、Z軸方向と直交する方向(XY平面内の方向、外方)に突出して配置されている。具体的には、第二突出部222は、Z軸方向における中央部が最も外方に突出し、Z軸マイナス方向及びZ軸プラス方向に向かうほど突出量が徐々に小さくなるように形成されている。
また、第二突出部222は、内方に、空間222aを有している。つまり、軸部220は、Z軸プラス方向側の部位の内方に、Z軸マイナス方向に向けて円柱形状に凹んだ凹部220bを有しており、この凹部220bが第二突出部222の位置で外方に広がることで、円盤状の空間222aが形成されている。このように、第二突出部222は、外方に膨出した板状の部位が、軸部220の中心軸まわりに回転して形成されたような中空の円環状の部位である。
また、軸部220の凹部220aと凹部220bとの間には、凹部220aと凹部220bとを仕切る円板状の仕切部223が配置されている。言い換えれば、仕切部223は、第二突出部222の空間222aと、他の空間である第一突出部221の空間221aとを仕切る部位である。
接続部材500の鍔部520は、接続部材本体部510の側壁部512のZ軸プラス方向側の端部から、Z軸方向と直交する方向(XY平面内の方向、外方)に突出して配置される突出部である。つまり、鍔部520は、第二突出部222の突出方向に突出する部位であり、第二突出部222とでタブ部620を挟み込む。本実施の形態では、鍔部520は、側壁部512の全周に亘って、外方に突出して配置される円環状かつ板状の部位である。これにより、鍔部520は、側壁部512の全周に亘って、第二突出部222とでタブ部620を挟み込む。このように、接続部材500は、第二突出部222とでタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する。
また、鍔部520及びタブ部620には、鍔部520とタブ部620とが溶接された溶接部700が形成されている。溶接部700は、鍔部520とタブ部620とが、例えばレーザ溶接または抵抗溶接等によって溶接されて形成された部位である。なお、溶接部700は、どのような範囲に形成されていてもよく、例えば、鍔部520の外周の全周に亘って形成されていてもよいし、当該外周の一部に離散的に形成されていてもよい。また、溶接部700は、超音波接合等によって形成された接合部であってもよい。
[3 電極端子200と電極体600との接続工程の説明]
次に、電極端子200と電極体600との接続工程について、詳細に説明する。図4及び図5は、本実施の形態に係る電極端子200と電極体600との接続工程を説明する図である。具体的には、図4は、電極端子200と電極体600とを接続する前の状態における、電極端子200、電極体600のタブ部620及び接続部材500の構成を示す断面図である。図5の(a)は、電極端子200の軸部220に第二突出部222を形成した状態での構成を示す断面図である。図5の(b)は、電極端子200の軸部220に第一突出部221及び第二突出部222を形成した状態での構成を示す断面図である。なお、図4及び図5は、図3に対応する図である。
まず、図4に示すように、電極端子200と電極体600とを接続する前の状態においては、電極端子200の軸部220は、Z軸方向に直線状に延びる円柱状(円筒状)の形状を有している。つまり、軸部220は、Z軸マイナス方向側に円筒状の第一筒部224を有し、Z軸プラス方向側に円筒状の第二筒部225を有している。また、第一筒部224と第二筒部225との間には、上述の円板状の仕切部223が配置されており、これにより、第一筒部224の内方に円柱形状に凹んだ凹部220aが配置され、第二筒部225の内方に円柱形状に凹んだ凹部220bが配置されている。
接続部材500においては、接続部材本体部510の側壁部512が、円筒形状を有している。つまり、接続部材本体部510は、円柱形状の部位の内方に、Z軸マイナス方向に向けて円柱形状に凹んだ凹部511が形成された形状を有している。また、電極体600においては、タブ部620からタブ片621が切り離されていない。
このような構成において、電極端子200の軸部220が、上部ガスケット300の貫通孔301、蓋部120の貫通孔123、及び、下部ガスケット400の貫通孔401に挿入される。そして、軸部220と接続部材500との間に、電極体600のタブ部620が配置される。
そして、図5の(a)に示すように、接続部材500を蓋部120に向けて近付け、かつ、押圧(プレス)することで、接続部材500の接続部材本体部510の凹部511内に、電極端子200の軸部220の第一筒部224が挿入される。この際、タブ部620が第一筒部224と接続部材本体部510とで挟まれて、タブ部620からタブ片621が切り離される。また、軸部220の第二筒部225が、Z軸方向に圧迫されることにより、外方に突出するように変形する。これにより、第二筒部225の全周に亘って、外方に突出する第二突出部222が形成されるとともに、第二突出部222の内方に空間222aが形成される。
そして、図5の(b)に示すように、接続部材500を蓋部120に向けてさらに押圧(プレス)することで、軸部220の第一筒部224が、Z軸方向に圧迫されて、外方に突出するように変形する。これにより、第一筒部224の全周に亘って、外方に突出する第一突出部221が形成されるとともに、第一突出部221の内方に空間221aが形成される。この際、接続部材本体部510の側壁部512についても、第一突出部221の形状に沿って外方に突出するように変形する。
そして、図3に示したように、接続部材500の鍔部520とタブ部620とが溶接されて、溶接部700が形成される。
[4 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10によれば、電極端子200の軸部220と電極体600のタブ部620とを接続する接続部材500を備えている。そして、接続部材500は、軸部220が挿入される凹部511を有し、軸部220とでタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する。つまり、電極端子200の軸部220を接続部材500の凹部511に挿入して、軸部220と接続部材500とで電極体600のタブ部620を挟み込むことで、軸部220とタブ部620とを接続する。これにより、集電板のような部材を介することなく、電極端子200と電極体600とを接続することができるため、簡易な構成で、電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、電極端子200の軸部220と電極体600のタブ部620とを接続する際に、超音波接合やスピニングかしめ接合等を行うとコンタミネーション(金属粉等、以下、コンタミという)が発生しやすい。これに対し、本実施の形態では、電極端子200の軸部220と接続部材500とでタブ部620を挟み込んで軸部220とタブ部620とを接続する構成であるため、コンタミが発生するのを抑制することができる。また、本実施の形態では、電極端子200の軸部220を接続部材500の凹部511に挿入する構成であるため、仮にコンタミが発生しても、凹部511内にコンタミを閉じ込めることができる。
また、電極端子200の軸部220は、接続部材500の凹部511内に、軸部220の軸方向(Z軸方向)とは交差する方向に突出する第一突出部221を有している。このように、電極端子200の軸部220のうちの接続部材500の凹部511内の部分に第一突出部221を形成することで、軸部220が接続部材500から抜けるのを抑制することができる。これにより、電極端子200の軸部220と電極体600のタブ部620との接続が外れるのを抑制することができるため、簡易な構成で、強固に電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、軸部220は、蓋部120とタブ部620との間に、軸部220の軸方向(Z軸方向)とは交差する方向に突出する第二突出部222を有しており、接続部材500は、第二突出部222とでタブ部620を挟み込んで、軸部220とタブ部620とを接続する。このように、軸部220に第二突出部222を形成し、接続部材500が第二突出部222とでタブ部620を挟み込むことで、簡易な構成で、強固に軸部220とタブ部620とを接続することができる。また、第二突出部222は、蓋部120とタブ部620との間に配置されるため、軸部220が蓋部120から抜けるのを抑制することができる。これにより、簡易な構成で、強固に電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、接続部材500は、軸部220が有する第二突出部222の突出方向に突出し、かつ、第二突出部222とでタブ部620を挟み込む鍔部520を有している。このように、接続部材500が鍔部520を有し、鍔部520と軸部220の第二突出部222とでタブ部620を挟み込むことで、簡易な構成で、強固に軸部220とタブ部620とを接続することができる。これにより、簡易な構成で、強固に電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、接続部材500に鍔部520が設けられていることで、タブ部620が接続部材500側に反るのを抑制することができる。さらに、接続部材500に鍔部520が設けられていることで、接続部材500の凹部511の開口が広がるのを抑制することができる。
また、鍔部520及びタブ部620には、鍔部520とタブ部620との溶接部700が形成されている。このように、鍔部520とタブ部620とを溶接することで、接続部材500からタブ部620が外れるのを抑制することができるため、簡易な構成で、さらに強固に、電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、軸部220の第二突出部222は、内方に空間222aを有している構成であるため、中空の軸部220を変形させることで、容易に第二突出部222を形成することができる。これにより、簡易な構成で、電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、軸部220は、第二突出部222の内方の空間222aと他の空間(第一突出部221の空間221a)とを仕切る仕切部223を有している。このように、第二突出部222に空間222aが形成されていると第二突出部222の強度が弱くなるため、軸部220に仕切部223を設ける。これにより、第二突出部222に空間222aが形成されていても、第二突出部222の強度を確保することができるため、簡易な構成で、強固に電極端子200と電極体600とを接続することができる。
また、電極端子200に向けて接続部材500を押圧する1回のプレス工程(1台のプレス機)で、軸部220に第一突出部221及び第二突出部222を形成して、電極端子200と電極体600とを接続することができる。これにより、簡易に、電極端子200と電極体600とを接続することができる。
[5 変形例の説明]
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、電極端子200と電極体600との接続前において、電極端子200の軸部220は、同じ外径の円筒形状の第一筒部224と第二筒部225とを有していることとした。しかし、第一筒部224及び第二筒部225の外径は、異なっていてもよい。例えば、第二筒部225を第一筒部224よりも大きな外径とすることで、第二筒部225に第二突出部222を形成する際に、タブ部620が第二筒部225の位置まで入ってくるのを抑制したり、タブ部620から切り取られるタブ片621の大きさを小さくしたりすることができる。また、第一筒部224及び第二筒部225の少なくとも一方を、Z軸方向の中央部が外方に少し膨らんだ形状に形成してもよい。これにより、第一突出部221及び第二突出部222の少なくとも一方を容易に形成することができる。さらに、第一筒部224及び第二筒部225の少なくとも一方は、円筒形状以外の、例えば、楕円形、長円形、多角形等の筒状の形状を有していてもよい。これにより、第一突出部221及び第二突出部222の少なくとも一方についても、円環状以外の、例えば、楕円形、長円形、多角形等の環状の形状を有していてもよい。
また、上記実施の形態では、接続部材500の接続部材本体部510に形成された凹部511には、タブ片621が配置されていることとした。しかし、電極端子200とタブ部620との接続時にタブ片621がタブ部620から切り離されない構成の場合や、タブ部620のタブ片621の位置に予め貫通孔が形成されている場合等には、凹部511にはタブ片621が配置されていないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電極端子200の軸部220の第一突出部221は、軸部220の全周に亘って、外方に突出して配置されていることとした。しかし、第一突出部221は、軸部220の全周のうちの一部が外方に突出した部位であることにしてもよい。第二突出部222についても同様である。
また、上記実施の形態では、軸部220の第一突出部221は、内方に空間221aを有していることとしたが、第一突出部221は、内方に空間221aを有していないことにしてもよい。つまり、第一筒部224は、内方に凹部220aを有していないことにしてもよい。第二突出部222についても同様である。
また、上記実施の形態では、接続部材500の鍔部520は、接続部材本体部510の全周に亘って、外方に突出して配置されていることとした。しかし、鍔部520は、接続部材本体部510の全周のうちの一部が外方に突出した部位であることにしてもよい。
また、上記実施の形態では、接続部材500の鍔部520とタブ部620とが溶接されて、溶接部700が形成されていることとした。しかし、鍔部520とタブ部620とは溶接されておらず、溶接部700が形成されていないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、接続部材500は、鍔部520を有しており、鍔部520と軸部220の第二突出部222とでタブ部620を挟み込むこととした。しかし、接続部材500は、鍔部520を有しておらず、接続部材本体部510と第二突出部222とでタブ部620を挟み込むことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、軸部220は、仕切部223を有していることとした。しかし、軸部220は、仕切部223を有しておらず、第一突出部221の空間221aと、第二突出部222の空間222aとが接続されていることにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電素子10は、上部ガスケット300及び下部ガスケット400を備えていることとした。しかし、正極または負極の電位を容器100に落とす等の容器100と電極端子200とを絶縁する必要がなく他の手段で貫通孔123を封止できるような場合には、蓄電素子10は、上部ガスケット300及び下部ガスケット400を備えていないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電極体600の極板(正極板及び負極板)は、矩形状を有していることとした。しかし、極板の形状は、矩形状には限定されず、矩形状以外の多角形状、長楕円形状、長円形状等でもよい。極板のタブについても、矩形状には限定されず、矩形状以外の多角形状、半円形状、半長円形状、半楕円形状等、どのような形状でもかまわない。また、極板のタブは、極板の一部が突出したタブではなく、極板の全体が突出したタブであってもよい。
また、上記実施の形態では、電極体600は、複数の平板状の極板(正極板及び負極板)が積層されて形成されたスタック型の電極体であることとした。しかし、電極体600は、極板を蛇腹状に折り畳んだ蛇腹型の電極体、または、極板が巻回されて扁平形状に形成された巻回型の電極体等であることにしてもよい。
また、上記実施の形態において、蓄電素子を構成する部材は、1部材が2部材以上の複数部材で構成されていてもよいし、2部材以上の複数部材が1部材で構成されていてもよい。例えば、電極端子200において、第二突出部222が、軸部220とは別体のOリング等で形成されていてもよい。この構成においても、上記実施の形態における効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、正極側及び負極側(X軸マイナス方向側及びX軸プラス方向側)の両方が、上記構成を有していることとした。しかし、正極側または負極側が上記構成を有していないことにしてもよい。
なお、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、このような蓄電素子10として実現することができるだけでなく、蓄電素子10が備える電極端子200及び接続部材500としても実現することができる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
120 蓋部
123、301、401 貫通孔
200 電極端子
220 軸部
220a、220b、511 凹部
221 第一突出部
221a、222a 空間
222 第二突出部
223 仕切部
224 第一筒部
225 第二筒部
500 接続部材
510 接続部材本体部
512 側壁部
513 底壁部
520 鍔部
600 電極体
620 タブ部
621 タブ片
700 溶接部

Claims (7)

  1. 蓋部を有する容器と、
    前記蓋部を貫通する軸部を有する電極端子と、
    前記軸部に接続されるタブ部を有する電極体と、
    前記軸部が挿入される凹部を有し、前記軸部とで前記タブ部を挟み込んで、前記軸部と前記タブ部とを接続する接続部材と、
    を備える蓄電素子。
  2. 前記軸部は、前記凹部内において、軸方向とは交差する方向に突出する第一突出部を有する
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記軸部は、前記蓋部と前記タブ部との間において、軸方向とは交差する方向に突出する第二突出部を有し、
    前記接続部材は、前記第二突出部とで前記タブ部を挟み込んで、前記軸部と前記タブ部とを接続する
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記接続部材は、前記第二突出部の突出方向に突出し、かつ、前記第二突出部とで前記タブ部を挟み込む鍔部を有する
    請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記鍔部及び前記タブ部には、前記鍔部と前記タブ部とが溶接された溶接部が形成されている
    請求項4に記載の蓄電素子。
  6. 前記第二突出部は、内方に空間を有する
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記軸部は、前記第二突出部の前記空間と他の空間とを仕切る仕切部を有する
    請求項6に記載の蓄電素子。
JP2019046049A 2019-03-13 2019-03-13 蓄電素子 Pending JP2020149848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019046049A JP2020149848A (ja) 2019-03-13 2019-03-13 蓄電素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019046049A JP2020149848A (ja) 2019-03-13 2019-03-13 蓄電素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020149848A true JP2020149848A (ja) 2020-09-17

Family

ID=72429821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019046049A Pending JP2020149848A (ja) 2019-03-13 2019-03-13 蓄電素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020149848A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6550863B2 (ja) 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
WO2014118965A1 (ja) 蓄電素子
JP2020140863A (ja) 蓄電素子
JP7286991B2 (ja) 蓄電素子
US20210384513A1 (en) Energy storage device and method for manufacturing the same
JP2020149952A (ja) 蓄電素子
JP2020136244A (ja) 蓄電素子
JP6907509B2 (ja) 蓄電素子、導電部材及び蓄電素子の製造方法
JP2020149848A (ja) 蓄電素子
JP2020149850A (ja) 蓄電素子
JP2020155283A (ja) 蓄電素子及び蓄電装置
JP2020149897A (ja) 蓄電素子
JP2020166969A (ja) 蓄電素子及びその製造方法
JP7259261B2 (ja) 蓄電素子
JP7346856B2 (ja) 蓄電素子及びその製造方法
JP2018147829A (ja) 蓄電素子及びその製造方法
WO2022254937A1 (ja) 蓄電装置
WO2020085357A1 (ja) 蓄電素子
JP7415397B2 (ja) 蓄電素子
JP6862801B2 (ja) 蓄電素子の製造方法及び蓄電素子
JP2021057136A (ja) 蓄電素子
JP6806142B2 (ja) 蓄電素子
JP2021118085A (ja) 蓄電素子
JP2020145118A (ja) 蓄電素子
JP2023053531A (ja) 蓄電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190418