JP2020147789A - メッキ部品の製造方法 - Google Patents
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Description
式(1)において、A1は芳香環を含む基であり、A2はアミド基を含む基であり、A3は硫黄を含む基であり、R0は、水素又は炭素数1〜10個の置換若しくは無置換の炭化水素基であり、m1は0.5〜11であり、n1は5〜100である。
図1に示すフローチャートに従って、本実施形態のメッキ部品の製造方法について説明する。本実施形態の製造方法は、表面粗さ(Ra)が1μm以下である平滑面を有する無機基材の平滑面上に、触媒失活剤を含む触媒活性妨害層を形成することと(図1のステップS1)、触媒活性妨害層の一部にレーザー光を照射することと(図1のステップS2)、レーザー光を照射した無機基材の表面に無電解メッキ触媒を付与することと(図1のステップS3)、無電解メッキ触媒を付与した無機基材の表面に無電解メッキ液を接触させ、レーザー光を照射した領域に無電解メッキ膜を形成すること(図1のステップS4)を含む。
まず、表面粗さ(Ra)が1μm以下である平滑面を有する無機基材の平滑面上に、触媒失活剤を含む触媒活性妨害層を形成する(図1のステップS1)。
無機基材(以下、適宜、単に「基材」と記載する場合がある)は、無機材料を主成分とする基材であれば特に限定されないが、無電解メッキ膜により回路やアンテナパターンを形成する場合には、絶縁性と放熱性に優れるガラス基材、セラミックス基材が好ましい。
触媒失活剤(触媒活性妨害剤)としては、無電解メッキ触媒が触媒能を発揮することを妨げ、結果として、無電解メッキの反応を抑制する物質であれば、任意の物質を用いることができる。触媒失活剤は、無電解メッキ触媒と直接反応して無電解メッキ触媒を被毒するか、又は無電解メッキ触媒と直接反応せずとも、触媒付与工程のいずれかの段階において、無電解メッキ触媒が触媒能を発揮することを妨げると推測される。
触媒活性妨害層(以下適宜、単に「妨害層」と記載する場合がある)は、触媒失活剤を含む。触媒活性妨害層を形成する方法は特に限定されず、例えば、以下に説明するように、国際公開第2017/154470号、国際公開第2018/131492号に開示される方法を用いることができる。
次に、触媒活性妨害層の一部にレーザー光を照射する(図1のステップS2)。レーザー光の照射方法は、特に限定されず、例えば、レーザー光を所定パターンに従って照射するレーザー描画であってもよい。
次に、レーザー光を照射した無機基材の表面に無電解メッキ触媒を付与する(図1のステップS3)。無電解メッキ触媒を基材の表面に付与する方法は、特に限定されない。例えば、センシタイザー・アクチベータ法、キャタライザー・アクセラレータ法等、汎用の方法により、無電解メッキ触媒を基材に付与してもよい。また、例えば、特開2017−036486号公報に開示されている塩化パラジウム等の金属塩を含むメッキ触媒液を用いて、基材の表面に無電解メッキ触媒を付与してもよい。尚、金属塩を含むメッキ触媒液としては、市販のアクチベータ処理液を用いてもよい。
次に、無機基材に無電解メッキ液を接触させる(図1のステップS4)。無機基材表面には、妨害層が残存している妨害層残存部分と、加熱等により妨害層が除去された、所定パターンの妨害層除去部分が存在する。この基材表面に無電解メッキ触媒を付与して、無電解メッキ液を接触させることにより、所定パターンの妨害層除去部分のみに、無電解メッキ膜を形成できる。
無電解メッキ膜を形成した後に、無機基材の表面から触媒活性妨害層を除去してもよい。触媒活性妨害層を除去することで、触媒活性妨害層を有さないメッキ部品を製造できる。例えば、無機基材が透明である場合、触媒活性妨害層を除去することで、メッキ部品は無機基材の透明性を維持できる。また、触媒活性妨害層が基材から剥離すると、コンタミネーション(汚染)となり、周囲を汚染する虞がある。触媒活性妨害層を除去することで、コンタミネーションの発生を防止できる。
図2に示すフローチャートに従って、本実施形態のメッキ部品の製造方法について説明する。本実施形態の製造方法は、基材の平滑面上に触媒活性妨害層を形成する前に、平滑面上にカップリング剤を付与する(図2のステップS11)。それ以外は、上述した第1の実施形態と同様である。即ち、本実施形態の製造方法は、無機基材の表面粗さ(Ra)が1μm以下である平滑面上にカップリング剤を付与することと(図2のステップS11)、カップリング剤を付与した無機基材に、触媒失活剤を含む触媒活性妨害層を形成することと(図2のステップS1)、触媒活性妨害層の一部にレーザー光を照射することと(図2のステップS2)、レーザー光を照射した無機基材の表面に無電解メッキ触媒を付与することと(図2のステップS3)、無電解メッキ触媒を付与した無機基材の表面に無電解メッキ液を接触させ、レーザー光を照射した領域に無電解メッキ膜を形成すること(図2のステップS4)を含む。
X1〜X3は、全てがアルコキシ基であるか、又は、2つがアルコキシ基であり、残りの1つがアルキル基であり、
Yは、グリシドキシ基、アクリロキシ基(アクリル基)、メタクリロキシ基(メタクリル基)又はスチリル基であり、
Rは、単結合又は炭素数1〜12個のアルキレン基である。
(1)シランカップリング剤の付与
無機基材として、平板形状の大型スライドガラス(松浪硝子工業株式会社製、S9111、76mm×52mm×厚み0.8〜1.0mm)を用意した。レーザー顕微鏡(キーエンス製、VK―9700)を用いて、無機基材の表面の表面粗さ(Ra)を測定した。表面粗さ(Ra)は0.015μmであった。尚、これ以降に記載する、本試料及び他の試料における表面粗さの値は、全て同様の測定方法により測定した値である。
シランカップリング剤を付与した基材の表面に、触媒失活剤(触媒活性妨害剤)である下記式(5)で表されるハイパーブランチポリマーの層(触媒活性妨害層)を形成した。式(5)で表されるハイパーブランチポリマーは、国際公開第2018/131492号に開示される方法により合成した。
触媒活性妨害層を形成した無機基材に、レーザー描画装置(キーエンス製、MD―U1000C、YVO4レーザー、波長355nm)を用いて、レーザー強度80%、描画速度300mm/sec、周波数40kHzで、所定のパターン上を1回走査するレーザー描画を行った。本実施例でレーザー描画したパターンは、以下の3種類のパターンである。尚、レーザー描画部の表面粗さ(Ra)は0.016μmであった。
パターン1:2cm×3cmの長方形のパターン。0.05μm間隔ピッチの直線で塗り潰すようにレーザー描画した。
パターン2:ピッチ100μm、線幅50μm、長さ4cmの複数の直線からなるパターン(即ち、パターンのライン・アンド・スペース(L/S)は、50μm/50μm)
パターン3:ピッチ400μm、線幅200μm、長さ4cmの複数の直線からなるパターン(即ち、パターンのライン・アンド・スペース(L/S)は、200μm/200μm)
前処理液として、重量平均分子量70,000のポリエチレンイミン(PEI)(和光純薬製)の水溶液を調製した(ポリエチレンイミンの配合量(固形分濃度):30g/L)。室温の前処理液に、無機基材を5分間浸漬し、その後、十分に水洗した。
室温の塩化パラジウム(PdCl2)水溶液(奥野製薬工業製、アクチベータ)に無機基材を2分浸漬し、その後、十分に水洗した。
65℃に調整した無電解ニッケルリンメッキ液(奥野製薬工業製、トップニコロンLTN)に、無電解メッキ触媒を付与した無機基材を15分浸漬して、無機基材の表面に無電解ニッケルリンメッキ膜を1μm成長させた。以上説明した製造方法により、試料1(メッキ部品)を得た。
レーザー光照射条件(レーザー描画条件)を表1に示すように変更した以外は、試料1と同様の方法により試料2〜7を製造した。尚、試料6及び7の製造には、レーザー描画装置(パナソニックデバイスSUNX製、LP−300、波長:10.6μm)を用いてレーザー描画を行った。
試料1〜7の表面に形成されたメッキ膜パターンを目視により観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。評価結果を表1に示す。
◎:レーザー描画パターン1〜3のみに無電解メッキ膜が形成されており、それ以外の領域では無電解メッキ膜は析出しなかった。
○:レーザー描画パターン1〜3に加えて、パターン2及び3の細線の間及び周囲に部分的に無電解メッキ膜が析出していた。
△:レーザー描画パターン1〜3に加えて、パターン2及び3の細線の間及び周囲に部分的に無電解メッキ膜が析出し、更に、その他の非レーザー描画部にも部分的に(飛び地的に)無電解メッキ膜が析出していた。
×:無機基材の全面にメッキ膜が析出した。
シランカップリング剤の種類を表2に示すものに変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料8〜10を製造した。用いたシランカップリング剤は、式(S)で表されるシランカップリング剤である。製造した試料8〜10について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。結果を表2に示す。
1)信越化学工業株式会社製、p‐スチリルトリメトキシシラン
2)信越化学工業株式会社製、3‐メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
3)信越化学工業株式会社製、3‐グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
無機基材として、アルミナ製セラミックスプレート(株式会社廣杉計器製、CRP−0505−10)を用い、レーザー光照射条件(レーザー描画条件)を表3に示すように変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料11〜17を製造した。試料11〜17に用いた無機基材の表面の表面粗さ(Ra)は、0.421μmであった。製造した試料11〜17について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。結果を表3に示す。
無機基材として、アルミナ製セラミックスプレート(株式会社廣杉計器製、CRP−0505−10)を用い、シランカップリング剤の種類を表4に示すものに変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料18〜20を製造した。用いたシランカップリング剤は、式(S)で表されるシランカップリング剤である。製造した試料18〜20について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。結果を表4に示す。
無機基材として、アルミナ製セラミックスプレート(株式会社廣杉計器製、CRP−0505−10)を用い、カップリング剤として、チタネート系カップリング剤(味の素ファインテクノ製、プレンアクト338X)を用いた以外は、試料1と同様の方法により、試料21を製造した。
チタネート系カップリング剤を、メチルエチルケトンに添加して1時間撹拌し、カップリング剤液を調製した。調製したカップリング剤液に、無機基材(アルミナ)を室温で5秒間浸漬し(ディッピング)、その後、110℃の乾燥機中で10分間乾燥した。
1)信越化学工業株式会社製、p‐スチリルトリメトキシシラン
2)信越化学工業株式会社製、3‐メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
3)信越化学工業株式会社製、3‐グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
4)味の素ファインテクノ製、チタネート系カップリング剤
無機基材として、硼珪酸ガラス時計皿(ショット社製、DURAN、直径80mm)を用い、レーザー描画パターンを変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料22を製造した。試料22では、無機基材の立体的な面上にメッキ膜を形成した。
試料22では、無機基材の立体的な面上にレーザー描画をするため、描画パターンの平面図を無機基材の立体図形データを合わせて、3次元描画用データを作成した。作成した3次元描画用データを用いて、無機基材上をレーザー描画した。レーザー描画に用いた装置、レーザー描画条件は、試料1と同様である。また、試料22で用いた描画パターンの平面図は、試料1の描画パターンと同様である。
原基材上に平滑層を設けた無機基材を製造し、製造した無機基材を用いて試料23(メッキ部品)を製造した。
原基材として、アルミナ板(アズワン株式会社製)を用意した。現基材の表面粗さ(Ra)は、1.12μmであった。
触媒活性妨害層を形成した無機基材に、レーザー描画装置(キーエンス製、MD―U1000C、YVO4レーザー、波長355nm)を用いて、レーザー強度80%、描画速度150mm/sec、周波数40kHzで、所定のパターン上を1回走査するレーザー描画を行った。描画したパターンは、試料1と同様である。
無機基材として、アルミナ板(アズワン株式会社製)を用い、レーザー光照射条件(レーザー描画条件)を表6に示すように変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料24〜27を製造した。試料24〜27に用いた無機基材の表面の表面粗さ(Ra)は、1.12μmであった。製造した試料24〜27について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。結果を表6に示す。
無機基材として、アルミナ板(アズワン株式会社製)を用い、シランカップリング剤の種類を表7に示すものに変更した以外は、試料1と同様の方法により、試料28〜30を製造した。試料28〜30に用いた無機基材の表面の表面粗さ(Ra)は、1.12μmであった。試料28〜30に用いたシランカップリング剤は、式(S)で表されるシランカップリング剤である。製造した試料28〜30について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。結果を表7に示す。
無機基材として、アルミナ板(アズワン株式会社製)を用い、カップリング剤として、チタネート系カップリング剤(味の素ファインテクノ製、プレンアクト338X)を用いた以外は、試料1と同様の方法により、試料31を製造した。試料31に用いた無機基材の表面の表面粗さ(Ra)は、1.12μmであった。
試料21と同様の方法により、チタネート系カップリング剤を無機基材に付与した。
1)信越化学工業株式会社製、p‐スチリルトリメトキシシラン
2)信越化学工業株式会社製、3‐メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
3)信越化学工業株式会社製、3‐グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
4)味の素ファインテクノ製、チタネート系カップリング剤
触媒活性妨害層を設けなかった以外は、試料1と同様の方法により、試料32を製造した。製造した試料32について、試料1と同様に、無電解メッキの評価1を行った。評価結果は、不良であった(評価結果:△)。
表1〜5に示すように、基材の平滑面の表面粗さが1μm以下である試料1〜23は、無電解メッキの評価1の結果が良好であった。即ち、試料1〜23では、所定領域以外での無電解メッキ膜の析出を抑制し、所定領域のみに無電解メッキ膜を形成できた。試料1〜23では、表面粗さ(Ra)の小さい平滑面上に触媒活性妨害層が形成されるため、膜厚が薄い触媒活性妨害層であっても基材表面を均一に覆うことができ、無電解メッキ膜の析出を十分に抑制できたと推測される。一方、表6〜7に示すように、基材の表面の表面粗さが1μmを超える試料24〜試料31では、無電解メッキの評価結果1が不良であり、基材全面にメッキが析出してしまった。試料24〜31では、無機基材の表面の表面粗さが大きいため、触媒活性妨害層に基材表面が露出する欠陥が生じ、欠陥に無電解メッキ膜が析出したと推測される。
シランカップリング剤の種類が異なり、それ以外の条件が同一である試料1及び10に対して、以下の評価を行った。試料1及び10に用いたシランカップリング剤は共に、式(S)で表されるシランカップリング剤である。試料1で用いたシランカップリング剤は、式(S)におけるRが、炭素数8個のアルキレン基であり、試料10で用いたシランカップリング剤は、式(S)におけるRが、炭素数3個のアルキレン基である。
試料1及び10の製造過程において、無機基材上に触媒活性妨害層を形成した状態で、室温で1週間放置した。放置後、レーザー光の照射、触媒付与の前処理、無電解メッキ触媒の付与、及び無電解メッキを行い、試料1及び10それぞれに対応する、評価試料を製造した。
評価試料の表面に形成されたメッキ膜パターンを目視により観察し、無電解メッキの評価1と同様の評価基準に基づいて評価した。無電解メッキの評価1の結果と併せて、無電解メッキの評価2の結果を表8に示す。
製造したメッキ部品から、触媒活性妨害層を除去して、試料33を製造した。まず、試料1と同様の方法によりメッキ部品を製造した。製造したメッキ部品をメチルエチルケトン(洗浄液)に浸漬し、超音波を15分印加し洗浄した。これにより、触媒活性妨害層は除去された試料33を得た。
製造したメッキ部品から、触媒活性妨害層を除去して、試料34を製造した。触媒活性妨害剤を除去するための洗浄液として、プロピレングリコールモノメチルエーテルを用いた以外は、試料33と同様の方法により、試料34を製造した。
走査型電子顕微鏡‐エネルギー分散型X線分光法(SEM−EDX)により、触媒活性妨害層を除去する前後において、試料33及び34における、式(1)で表されるハイパーブランチポリマー中に含まれる硫黄元素の検出を行った。この結果、試料33及び34において、洗浄前に検出された硫黄元素が洗浄後には検出されなかった。これにより、洗浄により、ハイパーブランチポリマー(触媒活性妨害層)が除去されたことが確認できた。
Claims (9)
- メッキ部品の製造方法であって、
表面粗さ(Ra)が1μm以下である平滑面を有する無機基材の前記平滑面上に、触媒失活剤を含む触媒活性妨害層を形成することと、
前記基材上の前記触媒活性妨害層の一部にレーザー光を照射することと、
前記レーザー光を照射した無機基材の表面に無電解メッキ触媒を付与することと、
前記無電解メッキ触媒を付与した無機基材の表面に無電解メッキ液を接触させ、前記レーザー光を照射した領域に無電解メッキ膜を形成することとを含む、メッキ部品の製造方法。 - 前記無電解メッキ膜を形成した後に、前記無機基材の表面に溶剤を接触させて、前記無機基材の表面から前記触媒活性妨害層を除去することを更に含む、請求項1に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記無機基材が、その表面に、前記平滑面を形成する平滑層を有する、請求項1又は2に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記触媒活性妨害層を形成する前に、前記無機基材の前記平滑面上にカップリング剤を付与することを更に含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記カップリング剤が、エポキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基又はスチリル基を含むシランカップリング剤である、請求項4に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記触媒失活剤が、アミド基、アミノ基及びジチオカルバメート基からなる群から選択される少なくとも1つを有するポリマーである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記レーザー光の波長が、200〜380nmである、請求項1〜7のいずれか一項に記載のメッキ部品の製造方法。
- 前記無電解メッキ膜が前記無機基材上で電気回路又はアンテナパターンを形成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のメッキ部品の製造方法。
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