JP2020146857A - ゴム押出機 - Google Patents

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拓弥 依田
Takuya Yoda
拓弥 依田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

【課題】押し出された未加硫ゴムへの空気の混入を抑制できるゴム押出機を提供する。【解決手段】ゴム押出機1は、未加硫ゴムGを投入するための投入口21と未加硫ゴムGを吐出するための吐出口22とを有するバレル2と、バレル2内で回転することにより、未加硫ゴムGを投入口21の側から吐出口22の側に押し出すスクリュー軸3とを含む。スクリュー軸3は、軸本体31と、軸本体31から径方向外側に突出する螺旋翼32とを含む。スクリュー軸3は、さらに、投入口21の側で螺旋翼32が形成されている第1領域36と、吐出口22の側で螺旋翼32が形成されている第2領域37と、第1領域と第2領域37との間で、螺旋翼32が形成されていない第3領域38とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、未加硫ゴムを混練しながら押し出すためのゴム押出機に関する。
従来から、押出物の脈動を低減するために2条ねじ構造の中間部を1条ねじ構造としてたスクリューが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−009403号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術を用いても、未加硫ゴムの供給不足が生ずると、押し出された未加硫ゴムに空気が混入する虞があり、さらなる改良が望まれている。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、押し出された未加硫ゴムへの空気の混入を抑制できるゴム押出機を提供することを主たる目的としている。
本発明は、未加硫ゴムを混練しながら押し出すためのゴム押出機であって、 前記未加硫ゴムを投入するための投入口と前記未加硫ゴムを吐出するための吐出口とを有するバレルと、前記バレル内で回転することにより、前記未加硫ゴムを前記投入口の側から前記吐出口の側に押し出すスクリュー軸とを含み、前記スクリュー軸は、軸本体と、前記軸本体から径方向外側に突出する螺旋翼とを含み、前記スクリュー軸は、さらに、前記投入口の側で前記螺旋翼が形成されている第1領域と、前記吐出口の側で前記螺旋翼が形成されている第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間で、前記螺旋翼が形成されていない第3領域とを有する。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記第3領域には、前記軸本体から径方向外側に突出する部分が存在しない、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記軸本体は、前記第1領域から前記第2領域に向って上方に傾斜している、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記第3領域の軸方向長さは、前記スクリュー軸の長さの20%〜40%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記第3領域の軸方向長さは、前記第1領域の軸方向長さよりも小さい、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記第1領域の軸方向長さは、前記スクリュー軸の長さの50%〜70%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、前記第2領域での前記螺旋翼の螺旋ピッチは、前記第1領域での前記螺旋翼の螺旋ピッチよりも小さい、ことが望ましい。
本発明に係る前記ゴム押出機において、記第3領域の軸方向長さは、前記バレルの内径の90%〜110%である、ことが望ましい。
本発明のゴム押出機では、前記スクリュー軸は、前記投入口の側で前記螺旋翼が形成されている前記第1領域と、前記吐出口の側で前記螺旋翼が形成されている前記第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間で、前記螺旋翼が形成されていない前記第3領域とを有する。上記構成により、前記第1領域の前記螺旋翼によって押し出された前記未加硫ゴムが前記第3領域で一旦滞留する。この後も、前記投入口から投入された前記未加硫ゴムが前記第1領域の前記螺旋翼によって次々と前記第3領域に供給され、前記第3領域に貯蔵される。そして、前記第3領域での前記未加硫ゴムの滞留許容値を超えたとき、前記未加硫ゴムが、前記第3領域から前記第2領域に供給され、前記第2領域の前記螺旋翼によって前記吐出口へと押し出される。これにより、前記未加硫ゴムが前記第2領域に十分かつ安定的に供給され、前記未加硫ゴムへの前記空気の混入が抑制される。さらに、前記未加硫ゴムの突出量の変動が抑制される。
本発明のゴム押出機の一実施形態を示す断面図である。 図1のゴム押出機の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のゴム押出機1の断面図である。ゴム押出機1は、例えば、タイヤの製造に用いられる未加硫ゴムGを混練しながら押し出すための装置である。
図1に示されるように、本実施形態のゴム押出機1は、未加硫ゴムGが通過する筒状のバレル2と、バレル2内で回転するスクリュー軸3とを含んでいる。
バレル2は、未加硫ゴムGを投入するための投入口21と、未加硫ゴムGを吐出するための吐出口22とを有している。投入口21には、ホッパー23が設けられている。ホッパー23には、例えば、リボン状の未加硫ゴムGが供給される。吐出口22の下流側には、口金やギヤポンプ等が設けられる。
スクリュー軸3は、バレル2内で回転することにより、未加硫ゴムGを投入口21の側から吐出口22の側に押し出す。スクリュー軸3は、軸本体31と、軸本体31から径方向外側に突出する螺旋翼32とを含んでいる。スクリュー軸3がバレル2内で回転すると、軸本体31と共に回転する螺旋翼32によって未加硫ゴムGが投入口21の側から吐出口22の側に移動する。このとき、未加硫ゴムGに摩擦熱が生ずる。
スクリュー軸3は、さらに、投入口21の側で螺旋翼32が形成されている第1領域36と、吐出口22の側で螺旋翼32が形成されている第2領域37と、第1領域36と第2領域37との間で、螺旋翼32が形成されていない第3領域38とを有している。
上記構成により、第1領域36の螺旋翼32によって押し出された未加硫ゴムGが、第3領域38で一旦滞留し、第3領域38に貯蔵される。この後も、投入口21から投入された未加硫ゴムGが第1領域36の螺旋翼32によって次々と第3領域38に供給され、第3領域38に貯蔵される。そして、第3領域38での未加硫ゴムGの滞留許容値を超えたとき、未加硫ゴムGが、第3領域38から第2領域37に供給され、第2領域37の螺旋翼32によって吐出口22へと押し出される。これにより、未加硫ゴムGが第2領域37に十分かつ安定的に供給され、未加硫ゴムGへの空気の混入が抑制される。さらに、未加硫ゴムGの突出量の変動が抑制される。
本実施形態のゴム押出機1では、第3領域38には、軸本体31から径方向外側に突出する部分が存在しない。すなわち、スクリュー軸3は、第3領域38において、軸本体31のみで構成されている。軸本体31から径方向外側に突出する部分の例としては、例えば、第3領域38での未加硫ゴムGの移動を妨げるダム状の突起等である。第3領域38には、軸本体31から径方向外側に突出する部分が存在しない構成により、簡素な構成で、第3領域38内に未加硫ゴムGを一時的に滞留させることが可能となる。
第3領域38の軸方向長さL3は、スクリュー軸3の長さLの20%〜40%が望ましい。上記長さL3が上記長さLの20%以上であることにより、第3領域38で未加硫ゴムGを十分に滞留させることが可能となる。これにより、未加硫ゴムGが第2領域37に十分かつ安定的に供給され、未加硫ゴムGへの空気の混入がより一層抑制される。さらに、未加硫ゴムGの突出量の変動がより一層抑制される。上記長さL3が上記長さLの40%以下であることにより、第1領域36及び第2領域37の長さが容易に確保され、未加硫ゴムGが容易に加熱され、螺旋翼32によって未加硫ゴムGを吐出口22の側に効率よく押し出すことが可能となる。
第3領域38の軸方向長さL3は、第1領域36の軸方向長さL1よりも小さい、ことが望ましい。上記長さL3が上記長さL1よりも小さい、すなわち、上記長さL1が上記長さL3よりも大きいことにより、第1領域36での未加硫ゴムGが容易に加熱され、螺旋翼32によって未加硫ゴムGを吐出口22の側に効率よく押し出すことが可能となる。
第1領域36の軸方向長さL1は、スクリュー軸3の長さLの50%〜70%が望ましい。上記長さL1が上記長さLの50%以上であることにより、第1領域36での未加硫ゴムGが容易に加熱され、螺旋翼32によって未加硫ゴムGを吐出口22の側に効率よく押し出すことが可能となる。上記長さL1が上記長さLの70%以下であることにより、第3領域38の長さが容易に確保され、第3領域38で未加硫ゴムGを十分に滞留させることが可能となる。また、第2領域37の長さが容易に確保され、第2領域37での未加硫ゴムGが容易に加熱され、螺旋翼32によって未加硫ゴムGを吐出口22の側に効率よく押し出すことが可能となる。
第3領域38の軸方向長さL3は、バレル2の内径Dの90%〜110%が望ましい。上記長さL3が上記内径Dの90%以上であることにより、第3領域38で未加硫ゴムGを十分に滞留させることが可能となる。これにより、未加硫ゴムGへの空気の混入がより一層抑制される。さらに、未加硫ゴムGの突出量の変動がより一層抑制される。上記長さL3が上記内径Dの110%以下であることにより、第3領域38での未加硫ゴムGの充填に要する時間が短縮される。
第2領域37での螺旋翼32の螺旋ピッチP2は、第1領域36での螺旋翼32の螺旋ピッチP1よりも小さい、ことが望ましい。このような構成により、吐出口22での未加硫ゴムGの圧力が容易に高められ、未加硫ゴムGからの空気の抜けが良好となる。
図2は、図1のゴム押出機1の変形例であるゴム押出機1Aの断面図である。ゴム押出機1Aのうち、以下で説明されてない部分については、上述したゴム押出機1の構成が採用されうる。
ゴム押出機1Aは、水平面に対して傾斜して配置される。すなわち、ゴム押出機1Aでは、スクリュー軸3は、第1領域36から第2領域37に向って上方に傾斜している。また、バレル2は、投入口21の側から吐出口22の側に向って上方に傾斜している。ゴム押出機1Aでは、バレル2内の第3領域38で滞留する未加硫ゴムGに作用する重力によって、未加硫ゴムGの第2領域37側への移動が妨げられる。これにより、未加硫ゴムGの第3領域38での滞留が助長され、第3領域38での未加硫ゴムGの充填性が高められる。
以上、本発明のゴム押出機1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本構造を有するゴム押出機が、表1の仕様に基づき試作され、押し出された未加硫ゴム内の空気の混入の有無が試験者の目視により確認された。また、未加硫ゴムの吐出量として、一定の回転数で押し出されるゴムの単位時間当たりの重量が、複数回測定された。吐出量の変動は、比較例1を100とする指数で表され、数値が小さい程、変動が小さいことを示す。
Figure 2020146857
Figure 2020146857
表1から明らかなように、実施例のゴム押出機は、比較例に比べて押し出された未加硫ゴム内の空気の混入が抑制され、吐出量の変動も抑制されていることが確認できた。
1 :ゴム押出機
1A :ゴム押出機
2 :バレル
3 :スクリュー軸
21 :投入口
22 :吐出口
31 :軸本体
32 :螺旋翼
36 :第1領域
37 :第2領域
38 :第3領域
D :内径
G :未加硫ゴム
P1 :螺旋ピッチ
P2 :螺旋ピッチ

Claims (8)

  1. 未加硫ゴムを混練しながら押し出すためのゴム押出機であって、
    前記未加硫ゴムを投入するための投入口と前記未加硫ゴムを吐出するための吐出口とを有するバレルと、
    前記バレル内で回転することにより、前記未加硫ゴムを前記投入口の側から前記吐出口の側に押し出すスクリュー軸とを含み、
    前記スクリュー軸は、軸本体と、前記軸本体から径方向外側に突出する螺旋翼とを含み、
    前記スクリュー軸は、さらに、前記投入口の側で前記螺旋翼が形成されている第1領域と、前記吐出口の側で前記螺旋翼が形成されている第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間で、前記螺旋翼が形成されていない第3領域とを有する、
    ゴム押出機。
  2. 前記第3領域には、前記軸本体から径方向外側に突出する部分が存在しない、請求項1記載のゴム押出機。
  3. 前記軸本体は、前記第1領域から前記第2領域に向って上方に傾斜している、請求項1又は2に記載のゴム押出機。
  4. 前記第3領域の軸方向長さは、前記スクリュー軸の長さの20%〜40%である、請求項1乃至3のいずれかに記載のゴム押出機。
  5. 前記第3領域の軸方向長さは、前記第1領域の軸方向長さよりも小さい、請求項1乃至4のいずれかに記載のゴム押出機。
  6. 前記第1領域の軸方向長さは、前記スクリュー軸の長さの50%〜70%である、請求項1乃至5のいずれかに記載のゴム押出機。
  7. 前記第2領域での前記螺旋翼の螺旋ピッチは、前記第1領域での前記螺旋翼の螺旋ピッチよりも小さい、請求項1乃至6のいずれかに記載のゴム押出機。
  8. 前記第3領域の軸方向長さは、前記バレルの内径の90%〜110%である、請求項1乃至7のいずれかに記載のゴム押出機。
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