JP2020146785A - ワイヤソー装置及びワークの切断加工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記ワークを揺動可能に支持する揺動機構と、
上記揺動機構を上下に移動可能に支持する昇降機構と、
上記ワイヤガイドを回転させて上記切断用ワイヤを行き来させるワイヤ駆動機構と、
上記揺動機構、上記昇降機構及び上記ワイヤ駆動機構を制御する制御装置とを備え、
上記揺動機構は、上記ワークの揺動中心を該ワークの重心よりも下方に設定するように断面円弧状の内周面の半径が設定された曲線ガイドを備えている。
上記揺動機構は、上記ワークが上記揺動中心を中心に揺動する軌跡が、上記複数のワイヤガイドの間に並ぶ上記切断用ワイヤの走行方向に平行になるように調整する平行調整機構を有する。
上記制御装置は、上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときと、該揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときとで、上記昇降機構による移動量の補正値の計算式を切り換えている。
ワークを揺動可能に支持する揺動機構と、
上記揺動機構を上下に移動可能に支持する昇降機構と、
上記ワイヤガイドを回転させて上記切断用ワイヤを行き来させるワイヤ駆動機構と、
上記ワークの揺動中心を該ワークの重心よりも下方に設定するように断面円弧状の内周面の半径が設定された曲線ガイドとを備えたワイヤソー装置を準備し、
上記ワイヤ駆動機構を駆動させた状態で、上記揺動機構により上記ワークを揺動させながら、上記昇降機構により該揺動機構を上下移動させて上記ワークを上記切断用ワイヤに接触させて該ワークを切断するときに、
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときと、該揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときとで、上記昇降機構による移動量の補正値の計算式を切り換える構成とする。
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときは、ワークを下降させる微調整を行い、
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときは、ワークを上昇させる微調整を行う構成とする。
上記ワークの切り始め及び切り終りで断面円弧の半径を固定又は変化させるように制御する構成とする。
Cosθ=D1’/D1
D1’=D1×Cosθ
C1=D1−D1’=D1−D1×Cosθ=D1(1−Cosθ)
プラス補正(テーブル下降)を行う。なお、
C:テーブル位置制御量 (プラス値でテーブル上昇方向へ補正)
D1,D2:揺動中心と切断用ワイヤ11の距離 (テーブル位置)
θ :現在揺動角度
R:円弧Rの設定値
である。
Cosθ=D2’/D2
D2’=D2×Cosθ
C2=D2−D2’=D2−D2×Cosθ=D2(1−Cosθ)
マイナス補正(テーブル上昇)が必要となる。
Cosθ=R’/R=(R−C3)/R
C3=R(1−Cosθ)
の式が成り立つ。このことから、任意の半径Rの円弧で切断用ワイヤ11とワークWを点接触するためのテーブル位置制御量は下式となり、ワークWの位置と揺動角度θに応じて、ワークWの上下方向の位置制御を行う。
C=C3−C1
=R−R×Cosθ−D1(1−Cosθ)
の式に従って、揺動中心Cと切断用ワイヤ11の距離に応じた補正を加える。
C=C3+C2
=R−R×Cosθ+D2(1−Cosθ)
の式に従って、揺動中心Cと切断用ワイヤ11の距離に応じた補正を加える。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
2 装置本体
3 上部本体
4 昇降機構
4a 昇降モータ
4b ボールネジ
5 揺動機構
5a 駆動プーリ
5b 従動ローラ
5c 高剛性ベルト
5d 駆動モータ
6 ワーク保持部材
7 曲線ガイド
8 平行調整機構
9 ワイヤ駆動機構
10A ワイヤガイド
10B ワイヤガイド
10C 駆動モータ
11 切断用ワイヤ
12 制御装置
13 傾動機構
Claims (6)
- 複数のワイヤガイドに螺旋状に巻き付けられた切断用ワイヤを走行させながら、該切断用ワイヤにワークを押し当てて該ワークに対して切断加工を行うワイヤソー装置であって、
上記ワークを揺動可能に支持する揺動機構と、
上記揺動機構を上下に移動可能に支持する昇降機構と、
上記ワイヤガイドを回転させて上記切断用ワイヤを行き来させるワイヤ駆動機構と、
上記揺動機構、上記昇降機構及び上記ワイヤ駆動機構を制御する制御装置とを備え、
上記揺動機構は、上記ワークの揺動中心を該ワークの重心よりも下方に設定するように断面円弧状の内周面の半径が設定された曲線ガイドを備えている
ことを特徴とするワイヤソー装置。 - 請求項1に記載のワイヤソー装置において、
上記揺動機構は、上記ワークが上記揺動中心を中心に揺動する軌跡が、上記複数のワイヤガイドの間に並ぶ上記切断用ワイヤの走行方向に平行になるように調整する平行調整機構を有する
ことを特徴とするワイヤソー装置。 - 請求項1又は2に記載のワイヤソー装置において、
上記制御装置は、上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときと、該揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときとで、上記昇降機構による移動量の補正値の計算式を切り換えるように構成されている
ことを特徴とするワイヤソー装置。 - ワークを揺動可能に支持する揺動機構と、
上記揺動機構を上下に移動可能に支持する昇降機構と、
ワイヤガイドを回転させて切断用ワイヤを行き来させるワイヤ駆動機構と、
上記ワークの揺動中心を該ワークの重心よりも下方に設定するように断面円弧状の内周面の半径が設定された曲線ガイドとを備えたワイヤソー装置を準備し、
上記ワイヤ駆動機構を駆動させた状態で、上記揺動機構により上記ワークを揺動させながら、上記昇降機構により該揺動機構を上下移動させて上記ワークを上記切断用ワイヤに接触させて該ワークを切断するときに、
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときと、該揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときとで、上記昇降機構による移動量の補正値の計算式を切り換える
ことを特徴とするワークの切断加工方法。 - 請求項4に記載のワークの切断加工方法において、
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも上方にあるときは、ワークを下降させるように微調整し、
上記揺動中心が上記切断用ワイヤよりも下方にあるときは、ワークを上昇させるように微調整する
ことを特徴とするワークの切断加工方法。 - 請求項4又は5に記載のワークの切断加工方法において、
上記ワークの切り始め及び切り終りで断面円弧の半径を固定又は変化させるように制御する
ことを特徴とするワークの切断加工方法。
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JP2019044862A JP2020146785A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ワイヤソー装置及びワークの切断加工方法 |
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JP2019044862A JP2020146785A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ワイヤソー装置及びワークの切断加工方法 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019044862A Pending JP2020146785A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ワイヤソー装置及びワークの切断加工方法 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113997437A (zh) * | 2021-09-23 | 2022-02-01 | 隆基绿能科技股份有限公司 | 一种硅棒的加工方法及硅片 |
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-
2019
- 2019-03-12 JP JP2019044862A patent/JP2020146785A/ja active Pending
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