JP2020146383A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質が向上したCT画像を得る。【解決手段】X線CT装置1は、被照射体が載置される載置部周りに周回可能であり、X線を照射するX線照射部と、X線照射部から照射されて被照射体を通過したX線を検出するX線検出部と、X線検出部で検出されたX線画像データに基づいて、被照射体の断層の画像を再構成する画像再構成部と、を備える。画像再構成部17は、被照射体を所定の大きさで区画した複数の3次元空間に含まれる区画のそれぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度及び原子番号を考慮して、X線検出部において検出されたX線のうち複数の3次元空間それぞれにおいて散乱された散乱線成分を算出し、当該散乱線成分を考慮して画像の再構成を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、X線CT装置に関する。
従来、被照射体の断層の画像の再構成を行うX線CT装置が搭載された荷電粒子線治療装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。X線CT装置は、被照射体にX線を照射してX線検出部にて、被照射体を通過したX線画像データを取得する。また、X線CT装置は、検出されたX線画像データに基づいて、画像の再構成を行う。
特開2014−124206号公報
X線検出器で検出するX線には、被照射体を通過した直接線と散乱線とが含まれる。このうち散乱線は画像再構成の際のノイズとなり得る成分であり、再構成された画像の画質を低下させる可能性がある。
このような問題に鑑み、本発明は、画質が向上したCT画像を得ることができるX線CT装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るX線CT装置は、被照射体が載置される載置部周りに周回可能であり、X線を照射するX線照射部と、前記X線照射部から照射されて前記被照射体を通過したX線を検出するX線検出部と、前記X線検出部で検出されたX線画像データに基づいて、前記被照射体の断層の画像を再構成する画像再構成部と、を備え、前記画像再構成部は、前記被照射体を所定の大きさで区画した複数の3次元空間に含まれる区画のそれぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度及び原子番号を考慮して、前記X線検出部において検出された前記X線のうち前記複数の3次元空間それぞれにおいて散乱された散乱線成分を算出し、当該散乱線成分を考慮して前記画像の再構成を行う。
上記のように、被照射体を所定の大きさで区画した複数の3次元空間それぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度及び原子番号を考慮して、X線検出部において検出されたX線のうち複数の3次元空間それぞれにおいて散乱された散乱線成分を算出し、この算出結果を考慮して画像の再構成を行う構成とすることで、被照射体の内部の組織等を考慮してより正確に散乱線成分を算出することができる。そして、このように算出された散乱線成分を考慮して画像の再構成を行う構成とすることで、散乱線成分が少ない状態での画像の再構成が可能となるため、得られるCT画像の画質を向上させることができる。
ここで、X線CT装置がコーンビームCT装置である場合、上記の作用か効果的に奏される。コーンビームCT装置は、画角が大きくなり、散乱線成分の影響を受けて画質が低下する可能性が高い。したがって、コーンビームCT装置に対して上記の構成を適用した場合、画質の向上効果がより高くなる。
本発明によれば、画質が向上したCT画像を得ることができるX線CT装置が提供される。
本実施形態に係るX線CT装置が組み込まれた荷電粒子線治療システムを示す図である。 荷電粒子線治療システムの回転ガントリを示す斜視図である。 X線CT装置の機能的な構成要素を示すブロック図である。 通常の画像再構成の手法について説明する図である。 散乱線成分を算出する際の手法について説明する図である。 画像再構成部が被照射体の画像を再構成する際の制御処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のX線CT装置1は、荷電粒子線治療システム51(例えば陽子線治療システム)に組み込まれている。荷電粒子線治療システム51は、例えば、患者P(被照射体)の内部の病巣(例えば、腫瘍等)に対して、荷電粒子線を照射して治療を行う装置である。荷電粒子線治療システム51は、荷電粒子(例えば水素イオン)を加速して荷電粒子線(陽子線)を出射する加速器52と、荷電粒子線を患者Pに照射する照射部(照射ノズル)3と、照射部3を患者Pが載置される治療台7の周囲で回転軸線A周りに回転させる回転ガントリ13と、加速器52と照射部3とを接続して加速器52から出射された荷電粒子線を照射部3まで輸送する輸送ライン54と、を備えている。
X線CT装置1は、CBCT装置(コーンビームCT装置)と呼ばれるタイプのCT装置であり、荷電粒子線治療システム51の治療台7上での患者Pの位置を正確に合わせる目的で使用される。具体的には、陽子線照射治療に先立ち、治療台7にセッティングされた状態における患者Pの断層画像(CT画像)がX線CT装置1を用いて作成され、このCT画像に基づいて患者Pの病巣等の位置が認識される。このX線CT装置1によるCT画像が、事前に別のCT装置で作成された患者Pの治療計画CT画像と比較されて、治療台7上における患者Pの位置合わせが行われる。なお、治療台7上における患者Pの位置合わせが、X線CT装置1によるCT画像に基づいて直接行われてもよい。
X線CT装置1は、患者PにX線を照射するX線管5(X線照射部)と、患者Pを載置する治療台7(載置部)と、X線を検出するX線検出器(X線検出部)9と、を備えている。図2に示されるように本実施形態のX線CT装置1はX線管5とX線検出器9との組を2組備えているが、X線管5とX線検出器9との組は1組であってもよい。さらに、X線CT装置1は、X線検出器9で検出したX線に基づいて、患者Pの内部のCT画像を生成する画像再構成部17を備えている。また、図3に示されるように、X線CT装置1は、X線管5、X線検出器9、回転ガントリ13(支持部)、及び画像再構成部17を制御する制御部10を備えている。画像再構成部17は、散乱成分算出部17aと、再構成処理部17bと、を備える。画像再構成部17の機能については後述する。
図2に示されるように、X線管5とX線検出器9とは上記の回転ガントリ13によって支持され回転可能に構成されており、X線管5及びX線検出器9が一体として回転軸線A周りに回転する。すなわち、X線管5とX線検出器9は、治療台7周りに周回可能である。なお、本実施形態では、X線管5及びX線検出器9が回転軸線Aを中心とする円軌道で回転する場合を例として説明する。X線管5は、当該X線管5を頂点とする円錐状のX線のビーム(コーンビーム)を治療台7に向けて照射する。X線検出器9は、FPD(Flat Panel Detector)であり、X線管5からのX線を検出する多数の検出画素9aを有する。検出画素9aは、X線検出器9において上記の円錐の軸に直交する平面上で2次元に配置されている。
X線管5とX線検出器9とは、回転ガントリ13上において、治療台7を挟んで互いに反対側の位置に配置されている。X線管5からX線が照射され、治療台7上の患者Pを通過したX線がX線検出器9に検出され、X線検出器9には患者PのX線画像データが取得される。このとき回転ガントリ13が所定の角度(例えば約180°)回転することで、投射角度を変えながら、各投射角度に対応するX線画像データを収集することができる。またこのとき、患者Pが載置される治療台7は、建物の床に固定された支持装置7aにより支持されており、回転ガントリ13の回転とは無関係に患者Pは回転軸線Aの近傍に配置される。そして、画像再構成部17は、X線検出器9で収集された上記のX線画像データに基づいて、所定の演算による画像再構成処理を実行し、患者Pの内部のCT画像を生成する。
続いて、X線CT装置1の画像再構成部17が、X線検出器9で収集されたX線画像データに基づいて患者PのCT画像(断層画像)を生成する画像再構成処理について説明する。ここでは、回転軸線Aに直交する平断面に沿った断層のCT画像が生成されるものとする。X線検出器9は、各検出画素9aで検出されたX線強度を示す検出データを電気信号として画像再構成部17に出力し、画像再構成部17は入力された上記検出データに基づいて所定の画像再構成処理を行い、患者PのCT画像を得る。例えば、画像再構成部17は、予め準備された画像再構成処理プログラムに従って動作するコンピュータで構成される。画像再構成部17が備える前述の散乱成分算出部17a及び再構成処理部17bは、上記のようなコンピュータの動作により実現される構成要素である。
X線検出器9に含まれる各検出画素9aには、X線管5から出射されて、患者Pを通過したX線が入射する。ただし、検出画素9aに入射するX線には、照射したX線(一次X線:直接線)が患者P内で相互作用することで発生する散乱X線(散乱線)が含まれる。検出画素9aは直接線及び散乱線の両方を検出するため、X線画像データには直接線及び散乱線の両方を含むX線強度に係る情報が含まれる。そのため、画像再構成部17において画像再構成処理を行った場合、散乱線の影響を受けて画質が低下する可能性がある。
これに対して、本実施形態に係るX線CT装置1の画像再構成部17では、散乱成分算出部17aにおいて、各検出画素9aで検出したX線強度(検出データ)に含まれる散乱線成分を特定する処理を行う。そして、再構成処理部17bでは、各検出画素9aでの検出データに含まれる散乱線成分を推定した上で、画像再構成処理において、これを減算する処理を行う。
散乱成分算出部17aにおける散乱線成分の特定には、各検出画素9aに入射するX線がどのような成分から構成されているかを特定する必要がある。
まず、通常行われている画像再構成の手法(最尤推定−期待値最大化法:ML−EM法)について、図4を参照しながら説明する。この画像再構成処理では逐次近似法を用いている。従来の画像再構成の手法では、目的関数(尤度関数)を設定し、当該関数を最大化するパラメータxを見つける。図3に示すように、X線管5から照射されたX線が患者Pを通過してX線検出器9に含まれる特定の検出画素9aに対応する検出器素子dに入射したとする。ここで、検出器素子dが検出するX線強度をyとすると、目的関数P(y)は以下の数式(1)のように示すことができる。なお、xは、検出器素子dに入射するX線(直接線)の光路上の患者Pの特定の位置を示している。また、λ(x)とは、検出器素子dにおいて検出するX線強度yの期待値であり、xの関数として示すことができる。
Figure 2020146383
このとき、P(y)を最大とするxが特定されるとき、P(y)は以下の数式(2)を満たす。
Figure 2020146383
また、期待値λ(x)は、X線管5からのX線の照射量をbとし、X線の透過長をlとし、位置xにおけるX線の線減弱係数をμ(x)とした場合に、以下の数式(3)で示すことができる。
Figure 2020146383
従来の方法では、上記の数式に基づいて位置xにおける線減弱係数μ(x)を求め、この線減弱係数から患者Pの各部の組織等を特定する処理が行われている。
しかしながら、実際に検出器素子dで検出されるX線には、直接線だけでなく散乱線が含まれる。すなわち、実際の測定値yは、直接線及び散乱線の和となっているはずである。すなわち、上記で示した直接線に係る期待値λ(x)のほかに、期待値λ(x)は、直接線と散乱線の期待値の和として示されるはずである。そこで、上記の手法(最尤推定−期待値最大化法:ML−EM法)の目的関数を凸変換しニュートン法を適用したConvex法を用いる。
散乱線の期待値について、図5を参照しながら説明する。ここでは、患者P内の特定の3次元空間の1区画であるボクセルjに着目する。そして、X線管5から出射されたX線がこの特定のボクセルjにおいて散乱して、X線検出器9に含まれる特定の検出画素9aに対応する検出器素子i(検出器素子dとは異なる検出器素子)に入射した場合を考える。
ボクセルjにおいて散乱して検出器素子iに入射するX線の期待値sie-djを以下の数式(4)の通り記述することができる。期待値sie-djとは、ボクセルjを経て検出器素子dに入射するX線が、ボクセルjにおいて散乱して検出器素子iに入射することにより、検出器素子iにおいて検出されるエネルギーeの値を示している。
Figure 2020146383
なお、数式(4)に含まれる各要素は以下の通りである。
dσ/dΩ:微分散乱断面積である。σは、全散乱断面積を示す。光散乱の散乱断面積を与えるクライン仁科の公式に基づいて、特定することができる。
Acosφ/Lij :検出器素子iの立体角である。Aは検出器素子iの受光面の面積、φは入射X線と検出器素子iの法線とのなす角であり散乱角θと同じ、Lijはボクセルjから検出器素子iまでの距離である。
:ボクセルjが単一物質からなると仮定した場合の単位体積当たりの原子個数密度である。
:ボクセルjが単一物質からなると仮定した場合の原子番号である。
1−exp(−lij・μ(e’)):ボクセルj内でX線が患者Pと反応する確率である。lijは、検出器素子iに入射するX線のボクセルjに対する透過長であり、eは、X線のエネルギーインデックスである。所定の範囲のエネルギーを有するX線毎にインデックスを付与したものである。
μ(e’):ボクセルjでのエネルギーe’のX線の線減弱係数である。
exp(−Σl・μ(e’)):X線管5からボクセルjまでX線が透過する確率である。Σlは、ボクセルjから検出器までの距離である。
exp(−Σl’・μ(e)):ボクセルjから検出器素子iまでX線が透過する確率である。l’は、ボクセルjから検出器素子iまでの透過長である。
数式(4)は、ボクセルjに着目した散乱線成分であるが、実際には、他のボクセルにおいても散乱線が生じ、検出器素子iに入射する。したがって、検出器素子iで検出される散乱線成分は、数式(4)に基づいて、以下の数式(5)として記述することができる。
Figure 2020146383
上記の数式(5)で示す散乱線成分を特定することができれば、検出器素子iで検出する散乱線成分の期待値を得ることができる。ただし、数式(4)で示したように、散乱線成分には、ボクセルjが単一物質からなると仮定した場合の単位体積当たりの原子個数密度Nと、ボクセルjが単一物質からなると仮定した場合の原子番号Zと、が含まれる。これらは、患者Pの体内における組織または病巣の配置によって変化する値であるから、ボクセルによって互いに異なる値を取り得る。
一方、上記のボクセルjにおける単位体積当たりの原子個数密度N及び原子番号Zは直接線の計算にも表れる。数式(6)に示すように、線減弱係数μは、光電効果による光電吸収係数μphot、コンプトン散乱による線減弱係数μcompt、及び、対生成による線減弱係数μpairの和として記述することができる。
μ=μphot+μcompt+μpair …(6)
このうち、μpairは無視できるため、μはμphotとμcomptとの和として記述することができる。μphot及びμcomptはそれぞれ以下の数式(7)及び数式(8)として記述することができる。
Figure 2020146383

なお、φはトムソン散乱の全断面積、mは電子質量、cは光速、hはプランク定数、νは入射光子の周波数である。
上記数式(7)及び数式(8)に示すように、μphot及びμcomptはそれぞれN,Zを含む関数である。すなわち、これらの和で記述されるμもN,Zを含む関数であるといえる。したがって、エネルギーが決まればN,Zを用いて、μを数式(9)〜(11)のように求めることができる。
Figure 2020146383
ここで、システム全体の目的関数Qとすると、Qは、次の数式(12)として記述することができる。
Figure 2020146383
目的関数Qにはμ(x)が含まれていることから、上記の式を用いてN,Zの関数として記述することができる。これを利用して、ニュートン法を用いて逐次近似式を作成すると、N及びZは、以下の数式(13)及び数式(14)として記述することができる。
Figure 2020146383

なお、fphot及びfcomptは、上記の数式(10)及び数式(11)に対応する。
上記の数式(13)及び数式(14)を用いることで、ボクセルjにおけるN,Zを算出することができる。そして、このN,Zを用いて、数式(4)に基づいて、ボクセルjからの散乱線成分を算出することができる。各ボクセルにおけるN,Zをそれぞれ算出すると、各ボクセルからの散乱線成分を算出することができる。すなわち、数式(5)に基づいて検出器素子iで検出される散乱線成分を算出することができる。
上記の一連の計算を行うことにより、各検出画素9a(上記の検出器素子)で検出するX線のうち散乱線成分を算出することができるので、各検出画素9aの検出値から散乱線による影響を除いた正確な物性値を算出することが可能となる。
次に、画像再構成部17が被照射体30の画像を再構成する際の制御処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、画像再構成部17は、X線検出器9からそれぞれの投影角度におけるX線画像データを取得する(ステップS10)。次に、画像再構成部17は取得したX線画像データから各ボクセルのN,Zを推定する。推定したN,Zを元に、散乱成分算出部17aは、投影角度と検出画素毎に、散乱線成分を算出する(ステップS20)。散乱線成分の算出方法としては、例えば上記で説明した手法を用いることができる。なお、散乱成分の算出は、画像再構成後の画像が必要となるため、画像再構成処理の繰り返し計算1回毎に行われる。次に、再構成処理部17bにおいて、X線検出器9において取得されたX線画像データから散乱線成分を除去する(ステップS30)。上記のS20及びS30に係る処理は、それぞれの投影角度において撮像された複数のX線画像データそれぞれについて、その画像データに含まれる複数の検出画素毎に行われる。その後、再構成処理部17bにおいて、散乱線成分を除去した後のX線画像データを用いて画像の再構成を行う(ステップS40)。以上によって、再構成された画像が完成し、図6に示す処理が終了する。
次に、本実施形態に係るX線CT装置1の作用・効果について説明する。
上記のように、X線CT装置1では、被照射体である患者Pを所定の大きさで区画した複数の3次元空間に含まれる区画(上記実施形態ではボクセルに対応する)のそれぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度N及び原子番号Zを考慮して、X線検出器9(X線検出部)において検出されたX線のうち複数の3次元空間それぞれにおいて散乱された散乱線成分を算出し、この算出結果を考慮して画像の再構成を行う。このような構成とすることで、被照射体の内部の組織等を考慮してより正確に散乱線成分を算出することができる。そして、このように算出された散乱線成分を考慮して画像の再構成を行う構成とすることで、散乱線成分が少ない状態での画像の再構成が可能となるため、得られるCT画像の画質を向上させることができる。
荷電粒子線治療システムを用いた患者の治療等においては、治療期間中の患者P(被照射体)の内部の病巣の移動や変形に対応するために、X線CT装置等を用いて患者Pの内部の病巣の位置等を特定し、治療計画の調整が行われる。この治療計画の調整のための患者Pの内部の計測を行う方法として、荷電粒子線治療システムに搭載されているX線CT装置を利用することが検討されている。しかしながら、荷電粒子線治療システムに搭載されているX線CT装置の従来の使用方法は、荷電粒子線の照射の際の患者の位置決めに用いているものであり、治療計画の調整に利用可能な程度の画質が求められていなかった。
これに対して、本実施形態に係るX線CT装置では、X線CT装置のX線検出器において検出されるX線に含まれる散乱線成分が画質の低下に大きく寄与していることに着目し、散乱線成分を精度良く算出することを実現している。特に、患者Pを所定の大きさで区画した複数の3次元空間それぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度N及び原子番号Zを考慮して散乱線成分を算出する構成とされているため、病巣等を含む患者Pの内部組織を考慮して散乱線成分を算出することが可能となっている。したがって、これまで検討されていた散乱線成分の低減の方法と比較して、より精度良く散乱線成分を算出し、その結果を考慮した画像の再構成を行うことが可能となっている。その結果、散乱線成分の影響をより小さくすることができ、再構成後の画像の画質を向上させることができる。
また、X線CT装置1がコーンビームCT装置である場合、上記の作用か効果的に奏される。コーンビームCT装置は、FPDがX線検出器として用いられるため、X線検出器に入射する散乱線成分が大きくなると言う特徴がある。そのため、コーンビームCT装置により撮像して再構成を行ったCT画像は、散乱線成分の影響を受けて画質が低下する可能性が高い。換言すると、散乱線成分を考慮した画像の再構成を行うことにより、画質の向上が顕著となる。したがって、コーンビームCT装置に対して上記の構成を適用した場合、画質の向上効果がより高くなる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、荷電粒子線治療システム51として、陽子線治療システムに組み込まれたX線CT装置1を例として説明したが、陽子線治療システムに限られず、例えば、重粒子(重イオン)線、パイ中間子線等の荷電粒子線を用いた治療システムに対しても、本実施形態に係るX線CT装置1を適用することができる。また、X線CT装置1は、荷電粒子線治療システム51等の放射線治療システムに取り付けられる構成に限らず、X線CT装置単体として設けられた構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、X線CT装置1がコーンビームCT装置である場合について説明したが、コーンビームCT装置には限定されない。また、X線CT装置に含まれる各部の構成についても、その仕様に応じて適宜変更することができる。
また、上述の実施形態では、上記の目的関数をN,Zの関数として記述した上でニュートン法を用いて逐次近似式を作成する方法を用いて、N,Zを特定し散乱線成分を算出したが、散乱線成分の算出方法は上記の手法に限定されない。また、散乱線成分を算出した後に、散乱線成分を考慮して画像を再構成する際の処理として、単純に散乱線成分を除去する方法とは異なる方法(例えば、何らかの統計処理等を加えることで、散乱線成分が画質に影響を与えないようにする、等)を用いてもよい。また、N,Zを算出する対象となる3次元空間はボクセルに限定されず、例えば、複数のボクセルを組み合わせたより大きな3次元空間を規定してもよい。
1…X線CT装置、5…X線管(X線照射部)、7…治療台(載置部)、9…X線検出器(X線検出部)、17…画像再構成部、30…被照射体、51…荷電粒子線治療システム、P…患者(被照射体)。

Claims (2)

  1. 被照射体が載置される載置部周りに周回可能であり、X線を照射するX線照射部と、
    前記X線照射部から照射されて前記被照射体を通過したX線を検出するX線検出部と、
    前記X線検出部で検出されたX線画像データに基づいて、前記被照射体の断層の画像を再構成する画像再構成部と、を備え、
    前記画像再構成部は、前記被照射体を所定の大きさで区画した複数の3次元空間に含まれる区画のそれぞれにおける単位体積当たりの原子個数密度及び原子番号を考慮して、前記X線検出部において検出された前記X線のうち前記複数の3次元空間それぞれにおいて散乱された散乱線成分を算出し、当該散乱線成分を考慮して前記画像の再構成を行う、X線CT装置。
  2. コーンビームCT装置である、請求項1に記載のX線CT装置。
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