JP2022122250A - 人体の物質密度画像の再構成方法およびx線ct装置、並びに放射線治療装置 - Google Patents

人体の物質密度画像の再構成方法およびx線ct装置、並びに放射線治療装置 Download PDF

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Abstract

【課題】X線コーンビームCT装置において、CT画像の高画質化を図るためには、散乱X線の影響を除去し、直接X線による投影画像からCT画像を再構成することが望ましいが、散乱線の除去には限界があり、高画質化が難しかった。【解決手段】人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記多数のX線投影画像を入力訓練画像とし、仮想人体ファントムの電子密度画像および元素密度画像をそれぞれ出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップと、人体のX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、電子密度画像および元素密度画像を出力画像として得る第4のステップを有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、X線を用いて、人体の電子密度分布および元素密度分布を推定する技術に関する。
従来より患者体内の腫瘍を治療寝台上で位置決めすることを目的として、X線コーンビームCTを具備した放射線治療装置が知られている。詳細は、例えば特許文献1および対応日本出願である特許文献2に記載されている。体内の腫瘍は患者体表のマークでは高精度に位置決めすることが困難であり、リニアックなどの放射線治療装置にX線コーンビームCT装置を直交同軸配置した装置が放射線治療における位置決め精度向上に有効である。
米国特許第6842502号公報 特許第5572103号公報 米国特許第8504361B2号公報
Feldkamp L A,Davis L C and Kress J W 1984 Practical cone-beam algorithm.J.Opt.Soc.Am.A 1 612-9,https://doi.org/10.1364/JOSAA.1.000612 Kida S,Nakamoto T,Nakano M,et al.Cone Beam Computed Tomography Image Quality Improvement Using a Deep Convolutional Neural Network.Cureus 10:e2548,2018.doi:10.7759/cureus.2548 Annals of ICRP,ICRP Publication 110,Adult Reference Computational Phantoms,Volume 39,No.2,2009,https://www.icrp.org/publication.asp?id=icrp%20publication%20110 Shimomura T,Haga A.Computed tomography image representation using the Legendre polynomial and spherical harmonics functions.Radiol Phys Technol.14:113-121.2021.doi:10.1007/s12194-020-00604-0. Liu B,Yang H,Lv H,Li L,Gao X,Zhu J,Jing F,A method of X-ray source spectrum estimation from transmission measurements based on compressed sensing,Nuclear Engineering and Technology,52,1495-1502,2020.doi:10.1016/j.net.2019.12.004 Harry R.Ingleby,Idris A.Elbakri,Daniel W.Rickey,Stephen Pistorius,Analytical scatter estimation for cone-beam computed tomography,Proc.SPIE 7258,Medical Imaging:Physics of Medical Imaging,725839,2009.doi:10.1117/12.813804 Hasegawa Y,Haga A,Sakata D,Kanazawa Y,Tominaga M,Sasaki M,Imae T,Nakagawa K,Estimation of X-ray Energy Spectrum of Cone-Beam Computed Tomography Scanner Using Percentage Depth Dose Measurements and Machine Learning Approach.Journal of the Physical Society of Japan,90,074801,2021;doi:10.7566/JPSJ.90.074801
X線コーンビームCT装置に備えられたX線源で発生したX線は被験者体内を直線的に通過して、投影画像撮像用平面パネル内に配置された2次元検出器に到達するが、検出器には患者体内で発生した散乱X線も混入する。散乱X線による検出信号は、投影画像からコーンビームCT画像を再構成するためには不要であり、投影画像およびコーンビームCT画像のコントラストを悪化させることが知られている。投影画像からコーンビームCT画像を再構成する方法は、非特許文献1に記載されている。これはフェルドカンプの投影再構成法と呼ばれている方法で、多方向からコーンビームで被験者を照射した時に得られる投影画像を逆投影して、被験者の3次元体内画像を再構成する方法であり、今や産業界で一般的に利用されている。
このような散乱線混入によるコーンビームCTの画質劣化は、軟組織の輪郭抽出を困難にすることが知られている。散乱線低減用のグリッドを用いることも報告されているが、グリッドだけでは、散乱抑制効果は不十分で、さらなる改善が望まれていた。
散乱線の混入が少ない治療計画用CT画像と同一患者のコーンビームCT画像を多数の患者に対して集積し、これらのデータを多層ニューラルネットに入力して深層学習させて、新規のコーンビームCT画像から散乱線を除去した治療計画用CT画像に近い品質の画像を生成する方法も提案されているが、信頼性を向上するためには非常に多くの画像ペアを集積する必要があり、そのために膨大な時間を要する。さらに、非特許文献2で示唆されているように、参照する画像間の位置ずれの影響で、得られる画像の信頼性が低下する可能性もある。
本発明では、人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記多数のX線投影画像を入力訓練画像とし、仮想人体ファントムの物質分布画像を出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップと、新規人体のX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、物質分布画像を出力画像として得る第4のステップを有する。
本発明では、人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成して学習用の入力および出力訓練データを与えるため、従来の患者画像を用いた多層ニューラルネットワークによる方法で課題となっていた入力と出力訓練画像間の位置ずれがないデータで深層学習が可能である。さらに、多数の仮想人体ファントムを用いて、解析的にファントムの種々のパラメータを統計的にばらつかせて、大量の画像を生成するため、膨大な数の画像ペアを高速に生成でき、その結果、深層学習が高速に実行できる特徴を有する。すなわち、新規のコーンビームCT画像から散乱線を除去したCT画像への変換精度が高く、例えば、その日の腫瘍と注意臓器の輪郭を抽出して、治療直前に治療計画を毎回最適化できる。したがって、腫瘍や近傍の注意臓器が多数回の照射期間中に大きく変形・移動しても、腫瘍の局所制御性を高く維持しながら、同時に注意臓器の副作用が生じない安全な適応型放射線治療を実現できる。さらに、従来の深層学習に比べて、形状、密度、元素組成などの物質パラメータを所定の統計分布に従って大幅にばらつかせることが容易である。深層学習では学習したパラメータの存在する空間を逸脱する入力データに対する出力は不安定になる可能性があるため、学習空間を必要十分な大きさに設定できることは計算結果の信頼性を高めることになる。これ以外にも、コーンビームCT画像を用いて線量分布を計算する際に、各画素値をハウンスフィールド値に変換する必要があったが、変換誤差を低減することは難しかった。本発明によれば、正確な物質密度分布が求まるため、線量計算精度が高いという効果もある。
本発明に係るX線コーンビームCT画像再構成方法の好適な実施形態について添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
[1.本実施形態の構成]
図1は、本実施形態にかかわる放射線治療装置の外観図であり、治療用X線ビームを生成するガントリヘッド1、前記治療用X線ビームを腫瘍形状に整形するコリメータユニット3、ガントリヘッドを回転させる回転機構5、患者の病変部を前記治療用X線ビーム位置に位置決めする寝台7、コーンビームCT画像を得るためのX線源9と平面検出器11、治療用X線ビーム用の平面検出器13、装置の動作状況を表示する表示装置15を備えている。X線源9はX線管、フィルタ、コリメータで構成されている。放射線治療装置を設置した治療室に隣接する操作室には、計算機17が設置されており、放射線治療装置との間は信号制御ケーブル19で接続されている。計算機17は、放射線治療装置全体を制御するが、コーンビームCT画像再構成プログラムを有する。平面検出器11で測定したX線投影画像は信号制御ケーブル19を介して計算機17に送られる。ガントリ回転機構5を用いて、ガントリ回転中に、平面検出器11で検出した多数のX線投影画像からコーンビームCT画像を再構成する。本明細書では、X線源9と平面検出器11および計算機17内のコーンビームCT画像を計算するプログラムをまとめて、X線コーンビームCT装置と呼称する。
図2は、X線源9から射出されたX線が人体21を通過後、平面検出器11に到達するまでのX線の伝搬経路を説明する図である。X線は直進する直接X線23と人体内で散乱後に平面検出器11に到達する散乱X線27に分類することができる。25は散乱前のX線を示している。散乱線は投影画像のコントラストを悪化させることが知られている。
図3は、X線束31がX線源9から扇状に射出される診断用X線CT装置を示している。この場合は、体軸方向の広い範囲でCT画像を得るため、人体21を載せた図示しない寝台を連続的に動かしながら、撮像する。人体21を通過したX線は検出器29に到達する。検出器29は円弧上に検出素子が多数配列され、さらに散乱線の混入を避けるための図示しないコリメータを素子ごとに備える。計算機と信号制御ケーブルは図1と同様である。本発明では、診断用X線CT画像から元素密度情報と電子密度情報を分離抽出することも可能である。
[2.本実施形態の動作]
図4は本実施形態に係るX線コーンビームCT画像再構成方法を説明する流れ図である。第1のステップ(STEP1)で、人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する。具体的には、非特許文献3記載の数値から男女別の標準人体モデルを生成する。前記標準値を平均とする正規分布などの統計モデルを用いて、構造変形パラメータや元素組成比をランダム抽出することで標準人体モデルから大量の仮想人体ファントムを生成する。次に、第2のステップ(STEP2)では、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する。上記で作成した仮想人体ファントムの元素密度分布とX線スペクトルから直接X線および散乱X線の寄与を計算し、X線投影画像を生成する。続いて、第3のステップ(STEP3)では、前記多数のX線投影画像を入力訓練画像とし、仮想人体ファントムの電子密度画像および元素密度画像をそれぞれ出力訓練画像と設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する。最後の第4のステップ(STEP4)では、新規の人体のX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して電子密度画像および元素密度画像を得る。
なお、多層ニューラルネットワークに入力訓練画像と出力訓練画像を深層学習して、新規入力画像を入力した時に、出力画像を予測する技術に類似する技術として、文字画像を入力画像、文字の認識ラベルを出力とした多層ニューラルネットワークを深層学習して、新規文字画像を入力したときに、その文字を認識する手法が特許文献3に記載されている。本発明でも、演算の詳細をブラックボックス化して、画像入力と画像出力を直接深層学習する手法を用いているが、数学的な処理内容は特許文献3および非特許文献2に記載されている。
図5は、直接X線による仮想人体ファントムに対するX線投影画像計算方法を示す模式図である。直接X線23はX線源9から仮想人体ファントム22を通過して、平面検出器11まで直進するため、X線源9から放射状に照射される多数の直線軌道を与えて、軌道上のX線強度減衰を計算することができる。平面検出器11上のi番目の検出素子33に入射するX線強度(観測光子数)は次式で与えられる。
Figure 2022122250000002
数式1は、平面検出器11上のi番目の検出素子33に到達する光子数n(E)が仮想人体ファントム22入射時の初期値n(E)から指数関数的に減弱していくことを示している。初期光子数はエネルギーEごとに異なるため、エネルギーごとに到達光子数を計算後、エネルギーに対して加算している。i番目の検出素子33に到達する光子の直進経路における減衰は、仮想人体ファントム22内のj番目のボクセル35内の移動長さaijと線減弱係数μ(E)の積に負符号を付けた指数関数で与えられる。経路全長では、ボクセルごとの減衰率を積算することにより、計算することができる。
Figure 2022122250000003
数式2は、j番目のボクセル35内で与えられる線減弱係数μ(E)をボクセル35内に存在する複数の元素の組成比w(m=1,2,..)で平均化して計算することを示している。ここで、組成比wの総和は1に規格化している。人体の主な構成元素は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、カルシウムであり、元素組成比wは臓器ごとに異なる。非特許文献3に標準人体ファントムの元素組成比分布が記載されており、図6はそのデータを特定の横断面で画像化したものである(左上から右に水素、炭素、窒素、2段目の左から順に酸素、リン、カルシウム)。線減弱係数は元素ごとに定まっているため、ボクセルごとの元素組成比がわかれば、数式2に基づいて、ボクセルごとの線減弱係数を計算できる。
図7はX線源から出射されたX線25が仮想人体ファントム22内で、散乱して進行方向を変化させてから、平面検出器11に到達する場合を図示したものである。非特許文献4に記載されているように、平面検出器11のi番目の素子に到達する光子数Dは、近似的に数式3で与えられる。ここで、Ylm(θ,φ)は球面調和関数、klm(r,r’)は既知の散乱カーネルK(r-r’)に対して数式4で与えられる。散乱カーネルは、例えば、非特許文献6記載のクライン仁科の式に基づくカーネルを用いることができる。さらに、Rlm(r)は仮想人体ファントムの画素強度分布f(r,θ,φ)を球面調和関数で表現した場合の係数であり、数式5で与えられる。
Figure 2022122250000004
Figure 2022122250000005
Figure 2022122250000006
図8にX線投影画像を計算する流れ図を示す。この計算は図1の計算機17に格納されたプログラムにより実行される。第1のステップでX線源から射出し仮想人体ファントムに入射するX線スペクトルを取得する。X線スペクトルとはエネルギーごとの光子数の分布であるが、スペクトルを推定する方法は公知であり、例えば非特許文献7には、種々の条件で深部線量とX線スペクトルをモンテカルロ法で大量に計算し、両者を訓練データとして多層ニューラルネットワークで深層学習することにより、新たに測定した深部線量に対するX線スペクトルを求める方法が開示されている。さらに、他のスペクトル推定方法として、種々の単一エネルギーX線の深部線量を基底関数として与えて、測定された深部線量を前記基底関数の線形加算で近似推定する方法も記載されている。他方、非特許文献5には、X線源から出射されるX線を種々の厚さを有する複数材料の金属ファントムに照射して、その出口線量を測定することにより、ファントムに照射される光子数をエネルギーごとに推定する方法が記載されている。本実施例では、以上の公知の方法のいずれかを採用すればよい。第2のステップで、推定したX線スペクトルを1~10keV程度の幅に離散化する。第3のステップで、仮想人体ファントム内の元素密度情報を用いて、ボクセルjにおける線減弱係数をエネルギーごとに数式2で計算する。第4のステップで、平面検出器の各素子に到達する直接X線強度および散乱X線強度を数式1および数式3でそれぞれ計算し、加算してX線投影画像を得る。実際は、平面検出器出力には暗電流によるノイズレベルが含まれるため、より好ましくは、このノイズレベルを測定して、前記X線投影画像に加算する。なお、図8は図1及び図2に示したコーンビームCT装置の場合であり、図3の診断用CT装置の場合は、扇状のビームになり、特に検出器が一列だけ配置された診断用CT装置の場合は、上記ボクセルをピクセルと読み替えればよい。
図9は、図8のステップ1で得られたX線スペクトルの一例である。図10は、コーンビームCT装置に対して、図8の流れ図で説明した方法で計算した仮想人体ファントムの投影画像の一例である。
図11は、図4の流れ図のステップ1からステップ3を実施する場合のブロック図である。非特許文献3記載の数値から男女別の標準人体モデルを生成し、前記標準値を平均とする正規分布などの統計モデルを用いて、構造変形パラメータや元素組成比をランダム抽出することで標準人体モデルから大量の仮想人体ファントム22を生成する。次に、前記多数の仮想人体ファントム22の密度分布画像および元素密度分布画像43を生成する。さらに、作成した仮想人体ファントムの元素密度分布とX線源から射出されたX線スペクトルから平面検出器上の各検出素子で観測される直接X線および散乱X線の寄与を計算し、X線投影画像41を生成する。前記多数のX線投影画像41を入力訓練画像とし、仮想人体ファントム22の電子密度画像および元素密度画像43をそれぞれ出力訓練画像と設定した多層ニューラルネットワーク45の深層学習を実施する。
図12は、図4のステップ4を実施する場合のブロック図である。コーンビームCT装置で撮像した新規人体のX線投影画像51を大量の人体ファントムモデルで深層学習が終了した多層ニューラルネットワーク45Aに入力して、当該人体に対する電子密度画像および元素密度画像55を再構成する。この結果、X線コーンビームCT装置で撮像した散乱線を含むX線投影画像51が電子密度画像および元素密度画像55に変換される。
上記実施形態では、学習が完了した多層ニューラルネットワーク53の入力として、コーンビームCT画像装置で撮像したX線投影画像を用いたが、これ以外に、コーンビームCT画像を前記多層ニューラルネットワークの入力として利用しても良いので、次にこの実施形態について説明する。
[3.他の実施形態の構成]
図13は他の実施形態に係るX線コーンビームCT画像再構成方法を説明する流れ図である。図4との違いは、投影画像取得後に、第3のステップでコーンビームCT画像を再構成することと、第4のステップで、そのコーンビームCT画像を多層ニューラルネットワークに入力訓練画像として入力し、深層学習することと、第5のステップで、新規人体のコーンビームCT画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力することである。他は、図4と同一のため、説明を省略する。
図14は図13の流れ図の第3のステップで示した再構成後のコーンビームCT画像例であり、ここでは直交3断面を表示している。図15は、コーンビームCT画像47を入力した多層ニューラルネットワーク49の深層学習過程を示すブロック図である。入力訓練画像がコーンビームCT画像47である点を除けば、図11と同じである。なお、図13の第3のステップおよび図15のコーンビームCT画像47の再構成は、例えば非特許文献1記載の方法を使う。
図16は、深層学習が完了したニューラルネットワーク49Aに新規人体のコーンビームCT画像61を入力し、当該人体の電子密度画像または元素密度画像65を得るためのブロック図である。図12との違いは、入力画像がコーンビームCT画像であることである。
図17は、図16の学習が完了した多層ニューラルネットワークの出力として得られる当該人体の元素密度画像(左上から右に水素、炭素、窒素、2段目の左から順に酸素、リン、カルシウム)を例示している。なお、電子密度分布はそれぞれの元素密度画像に原子番号Zと原子量Aの比Z/Aを積算後、総和を取れば求めることができる。
[4.他の実施形態の構成]
第1の実施例では、図8の第1のステップにおけるX線スペクトルを得る方法として、非特許文献7または5記載の公知の方法を説明した。本実施例では、X線スペクトルを得る他の方法として、深層学習を用いて推定する新しい方法を説明する。
図18は、X線スペクトルを得る新しい方法を説明する流れ図である。人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを大量生成する第1のステップ、種々のX線スペクトルに対して、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第2のステップ、前記X線投影画像を用いてコーンビームCT画像を再構成する第3のステップ、前記再構成したコーンビームCT画像を入力訓練画像として設定し、前記種々のX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップ、新規人体のコーンビームCT画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、X線スペクトルを出力する第5のステップから構成される。
X線スペクトルを種々変化させるためには、例えば非特許文献7で開示された方法を用いて、複数の異なる加速電圧を印加したX線源で発生させた複数のX線スペクトルを複数の標準スペクトルモデルとして決定後、そのモデルパラメータを所定の平均値のまわりで正規分布などの統計モデルに従ってランダムサンプリングすることで大量に生成できる。生成した大量のX線スペクトルを用いることにより、大量の投影画像を生成できる。
図19は、図18のSTEP1からSTEP4の深層学習過程を示すブロック図であり、多層ニューラルネットワーク69は、入力訓練画像のコーンビームCT画像47と出力訓練データのX線スペクトル67を用いて深層学習される。コーンビームCT画像47は投影画像41から再構成されるが、投影画像41の計算においては、前記ランダムサンプリングされたX線スペクトル67を用いる。なお、図18の第3のステップおよび図19のコーンビームCT画像47の再構成は、例えば非特許文献1記載の方法を使う。
図20は深層学習が完了した多層ニューラルネットワーク69Aに、新規人体のコーンビームCT画像71を入力すると、未知であったX線スペクトルを得ることができることを示すブロック図である。例えば、コーンビームCT画像が他施設のデータであり、X線スペクトルが不明の場合、訓練画像を生成できないことになるが、本発明を用いれば他施設のコーンビームCT画像から直接X線スペクトルを推定することができ、有用である。
本実施例では、入力訓練画像としてコーンビームCT画像を例にして説明したが、コーンビームCT画像を再構成する前段で求めた投影画像を入力訓練画像として深部学習させてもよい。この場合は、深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに、新規人体の投影画像を入力すると、未知であったX線スペクトルを得ることができる。
なお、本実施例では、複数の異なる加速電圧を印加したX線源で発生させた複数のX線スペクトルを複数の標準スペクトルモデルとして決定後、そのモデルパラメータを所定の平均値のまわりで正規分布などの統計モデルに従ってランダムサンプリングすることで大量に生成したが、この大量生成したX線スペクトルを用いて、図4または図13記載の方法で、仮想人体ファントムの投影画像またはCT画像を入力訓練画像、仮想人体ファントムの電子密度画像または元素密度画像を出力訓練画像として多層ニューラルネットワークを深層学習することも可能である。この方法では、X線スペクトルを同定することなく深部学習を実施し、電子密度画像または元素密度画像を求めることができる利点がある。
[5.他の実施形態の構成]
コーンビームCT装置においては、X線源近傍にしばしば金属製ボウタイフィルタを設置する。図21はボウタイフィルタ10を通過後の直接X線ビーム23Aによる仮想人体ファントムに対するX線投影画像計算方法を示す模式図である。ボウタイフィルタ通過前の直接X線ビーム23と通過後の直接X線ビーム23Aでは、X線強度およびスペクトルが異なるため、補正が必要になる。
図22は金属製のボウタイフィルタ10の外観図であるが、両端の厚みが厚くなっている。ボウタイフィルタ10は、人体の断面が近似的に楕円形状であるため、人体の左右端部に入射するX線強度を下げて、平面検出器11の左右端部における飽和を避けるために利用される。ビーム23の強度とビーム23Aの強度の関係は数式6で与えられる。
Figure 2022122250000007
ここで、I(E)はビーム23の強度のエネルギー特性すなわちスペクトル強度であり、I(α,β,E)はビーム23Aの強度のエネルギー特性すなわちスペクトル強度である。ここで、EはX線のエネルギーである。X線強度の減衰は、金属製のボウタイフィルタ10内をX線が通過する距離に依存する。その距離は図22のコーン角αとβに依存するため、数式6では、前記距離をd(α、β)と書いた。さらに、金属内の単位強度のX線が単位長さ進んだ場合の減衰量は金属の材質とX線エネルギーに依存するため、これをμ(E)で表現すれば、距離d通過後の減衰率をexp{-μ(E)d(α、β)}で与えることができ,数式6を得る。この式を用いれば、ビーム23のX線スペクトルからビーム23AのX線スペクトルを計算することができる。
図23は、形状と材質が既知のボウタイフィルタを介した場合のX線スペクトルを得る新しい方法を説明する流れ図である。人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを大量生成する第1のステップ、既知のX線スペクトルのモデルパラメータを統計的にランダムサンプリングしてビーム23のX線スペクトルを求め、さらにボウタイフィルタ形状と材質からビーム23Aのコーン角依存のX線スペクトルを数式6で計算し、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を多数生成する第2のステップ、前記X線投影画像を用いてコーンビームCT画像を再構成する第3のステップ、前記再構成したコーンビームCT画像を入力訓練画像として設定し、前記種々のX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップ、新規人体のコーンビームCT画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、X線スペクトルを出力する第5のステップから構成される。
図23の流れ図は図18の流れ図と類似するが、ボウタイフィルタを介するため、第2のステップだけが異なる。
図24は、図23の第1のステップから第4のステップの深層学習過程を示すブロック図であり、多層ニューラルネットワーク73は、入力訓練画像のコーンビームCT画像47Aと出力訓練データの種々のX線スペクトル67を用いて深層学習される。コーンビームCT画像47Aは仮想人体ファントム22の投影画像41Aから例えば非特許文献1記載の方法で再構成されるが、投影画像41Aの計算においては、前記ランダムサンプリングされたX線スペクトル67を、ボウタイフィルタ10を通過後のX線スペクトルに変換してから適用している。他の動作は図19と同じである。
図25は、図24における深層学習が完了した多層ニューラルネットワーク73Aに、ボウタイフィルタ10を介した新規人体のコーンビームCT画像71Aを入力すると、未知であったX線スペクトルを得ることができることを示すブロック図である。例えば、コーンビームCT画像が他施設のデータであり、X線スペクトルが不明の場合、訓練画像を生成できないことになるが、本発明を用いればボウタイフィルタ10の形状が既知の他施設のコーンビームCT画像から直接X線スペクトルを推定することができ、有用である。
なお、本実施例ではコーンビームCT画像を入力訓練画像とした場合を説明したが、コーンビームCT画像を再構成する前段の投影画像を入力訓練画像としてもよい。この場合は、新規人体の投影画像からX線スペクトルを求めることができる。
さらに、本実施例では出力訓練画像として、ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを用いてもよい。この場合は、新規人体の投影画像またはコーンビームCT画像を学習後の多層ニューラルネットワークに入力することで、ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを得ることができる。
[6.他の実施形態の構成]
図26は、形状と材質が未知のボウタイフィルタを介してコーンビームCT画像を撮像する場合のX線スペクトルを得る方法を説明する流れ図である。人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを大量生成する第1のステップ、ビーム23のX線スペクトルを例えば図18に従って計算し、さらに多数のボウタイフィルタモデルを用いて多数のコーン角依存のビーム23AのX線スペクトルを計算し、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を多数生成する第2のステップ、前記X線投影画像を用いてコーンビームCT画像を再構成する第3のステップ、前記再構成したコーンビームCT画像を入力画像として設定し、ボウタイフィルタ通過後のビーム23Aの前記コーン角依存のX線スペクトルを出力とする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップ、新規患者のコーンビームCT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、ボウタイフィルタ通過後のビーム23Aのコーン角ごとのX線スペクトルを出力する第5のステップから構成される。
図26の流れ図は図23の流れ図と類似するが、ボウタイフィルタの形状や材質が未知のため、第2のステップが大きく異なる。
図27は、図26の第1のステップから第4のステップの深層学習過程を示すブロック図であり、ビーム23のX線スペクトル75を例えば図18に従って計算し、さらに多数のボウタイフィルタ形状・材質モデル78を用いて多数のコーン角依存のビーム23AのX線スペクトルを計算し、多数の仮想人体ファントム22のX線投影画像41Aを多数生成し、コーンビームCT画像47Aを計算する。多層ニューラルネットワーク77は、入力訓練画像のコーンビームCT画像47Aと前記多数のボウタイフィルタモデル78を用いて計算された多数のコーン角依存のビーム23AのX線スペクトルを用いて深層学習される。
図28は、図27において深層学習が完了した多層ニューラルネットワーク77Aに、形状や材質が未知であったボウタイフィルタ10を介した新規人体のコーンビームCT画像80を入力すると、ボウタイフィルタ通過後のコーン角度ごとのX線スペクトルが得られることを示すブロック図である。例えば、コーンビームCT画像が他施設のデータであり、X線スペクトルが不明の場合、訓練画像を生成できないことになるが、本発明を用いればボウタイフィルタの形状・材質が未知の他施設のコーンビームCT画像からボウタイフィルタ通過後のコーン角度ごとのX線スペクトルを推定することができ、有用である。
なお、本実施例ではコーンビームCT画像を入力訓練画像とした場合を説明したが、コーンビームCT画像を再構成する前段の投影画像を入力訓練画像として深層学習してもよい。この場合は、新規人体の投影画像からボウタイフィルタ通過後のコーン角度ごとのX線スペクトルを求めることができる。
[7.他の実施形態の構成]
図29は、コーンビームCT画像から臓器ラベル付き元素密度画像を計算するための新しい方法を説明する流れ図である。ステップ1で、人体を構成する物質分布からなる多数の仮想人体ファントムを生成する。ステップ2で、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する。ステップ3で、前記X線投影画像からコーンビームCT画像を生成する。ステップ4で、前記コーンビームCT画像を入力訓練画像とし、仮想人体ファントムの元素密度画像と臓器ラベル画像を紐付けしたデータセットを出力訓練画像と設定し、多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する。ステップ5で、新規人体のコーンビームCT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、元素密度画像および臓器ラベル画像を再構成する。
図30は図29のステップ1ないしステップ4でコーンビームCT画像を用いて深層学習する場合の計算過程を示すブロック図であり、多数の仮想人体ファントム22に対して多数の投影画像41を計算し、さらにこの投影画像41から非特許文献1に記載された再構成手法を用いて多数のコーンビームCT画像47を計算し、入力訓練画像とする。同時に、多数の仮想人体ファントム22のそれぞれに対する臓器ラベルと元素密度画像を計算し、前記臓器ラベルと前記元素密度画像を紐付けしたデータセット88を出力訓練画像として、多層ニューラルネットワーク84の深層学習を実施する。
図31は、図29のステップ5で、新規人体のコーンビームCT画像を学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力し、前記新規人体の元素密度画像と臓器ラベル画像を計算する過程を示すブロック図である。図30で学習が完了した多層ニューラルネットワーク84Aに対して、新規人体のコーンビームCT画像61を入力することにより、臓器ラベル付きの元素密度画像86を出力として得ることができる。
[8.他の実施形態の構成]
図32は投影画像から臓器ラベル付き元素密度画像を計算するための新しい方法を説明する流れ図である。図29との違いは、多層ニューラルネットワークの入力として、コーンビームCT画像の代わりに投影画像を採用している点である。ステップ1で、人体を構成する物質分布からなる多数の仮想人体ファントムを生成する。ステップ2で、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する。ステップ3で、前記X線投影画像を入力訓練画像とし、仮想人体ファントムの元素密度画像と臓器ラベル画像を紐付けしたデータセットを出力訓練画像と設定し、多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する。ステップ4で、新規人体のX線投影画像を前記学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、元素密度画像および臓器ラベル画像を計算する。
図33は図32のステップ1ないしステップ3の計算過程を示すブロック図であり、多数の仮想人体ファントム22に対して多数の投影画像41を計算し、入力訓練画像とする。同時に、多数の仮想人体ファントム22のそれぞれに対する臓器ラベルと元素密度画像を計算し、前記臓器ラベルと前記元素密度画像を紐付けしたデータセット88を出力訓練画像として、多層ニューラルネットワーク85を深層学習する。
図34は、図32のステップ4の計算過程を示すブロック図である。図33で学習が完了した多層ニューラルネットワーク85Aに対して、新規人体の各方向からの投影画像51を入力することにより、臓器ラベル付きの元素密度画像86を出力として得ることができる。
図35は図30の深層学習用の仮想人体ファントムのコーンビームCT画像47の一例であり、ここでは特定の横断面のスライス画像を示している。
図36は、図30または図33の深層学習用の仮想人体ファントムの臓器ラベル付き元素密度画像88の一例であり、臓器ラベル画像88Aと元素密度画像88Bを紐付けしたデータセットで構成される。臓器ラベル画像の各画素に臓器組織がラベル(属性)として割り当てられている。
なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。例えば、コーンビームCT装置およびコーンビームCT画像に関して詳しく説明したが、図3で代表される診断用CT装置についても、本発明が適用できることは言うまでもない。
本実施形態に係る放射線治療装置の外観図。 X線の伝搬経路を説明する図。 診断用X線CT装置。 本実施形態に係るX線コーンビームCT画像再構成方法を説明する流れ図。 直接X線による仮想人体ファントムに対するX線投影画像計算方法を示す模式図。 水素、炭素、窒素、酸素、リン、カルシウムの元素組成比分布図。 散乱X線が平面検出器11に到達する経路図。 X線投影画像を計算する流れ図。 図8のステップ1で得られたX線スペクトルの一例。 図8の流れ図で計算した仮想人体ファントムの投影画像の一例。 図4のステップ1からステップ3を実施する場合のブロック図。 図4のステップ4を実施する場合のブロック図。 他の実施形態に係るX線コーンビームCT画像再構成方法を説明する流れ図。 図13の流れ図のステップ3で示した再構成後のコーンビームCT画像例。 コーンビームCT画像47を入力した多層ニューラルネットワーク49の深層学習過程を示すブロック図。 深層学習が完了したニューラルネットワークに新規人体のコーンビームCT画像を入力し、当該人体の電子密度画像および元素密度画像を得るためのブロック図。 図16の学習が完了した多層ニューラルネットワークの出力として得られる当該人体の元素密度画像例。 X線スペクトルを得る新しい方法を説明する流れ図。 図18のステップ1からステップ4の深層学習過程を示すブロック図。 図18のステップ5で示された深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに、新規人体のコーンビームCT画像を入力し、X線スペクトルを得るブロック図。 ボウタイフィルタを介した直接X線による仮想人体ファントムに対するX線投影画像計算方法を示す模式図。 ボウタイフィルタの外観図。 形状と材質が既知のボウタイフィルタを介した場合のX線スペクトルを得る新しい方法を説明する流れ図。 図23のステップ1からステップ4の深層学習過程を示すブロック図。 図23のステップ5で示された深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに、新規人体のコーンビームCT画像を入力し、X線スペクトルを得るブロック図。 形状、材質が未知のボウタイフィルタを介した場合のX線スペクトルを得る新しい方法を説明する流れ図。 図26のステップ1からステップ4の深層学習過程を示すブロック図。 図26のステップ5で示された深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに、新規人体のコーンビームCT画像を入力し、ボウタイフィルタ通過後のコーン角度ごとのX線スペクトルを得るブロック図。 多数の仮想人体ファントムに対して計算したコーンビームCT画像から臓器ラベル付き元素密度画像を計算するための新しい方法を説明する流れ図。 図29のステップ1からステップ4の深層学習過程を示すブロック図。 図29のステップ5の計算過程を示すブロック図。 多数の仮想人体ファントムに対して計算した投影画像から臓器ラベル付き元素密度画像を計算するための新しい方法を説明する流れ図。 図32のステップ1からステップ3の深層学習過程を示すブロック図。 図32のステップ4の計算過程を示すブロック図。 図30のコーンビームCT画像47の一例。 図30または図33の深層学習に用いる臓器ラベル付き元素密度画像88の一例で、臓器ラベル88Aと紐付けされた元素密度画像88Bで構成される。
1 ガントリーヘッド
3 コリメータ
5 ガントリ回転機構
7 寝台
9 X線源
10 ボウタイフィルタ
11 平面検出器
13 治療ビーム用平面検出器
15 表示装置
17 制御用計算機
19 制御信号ケーブル
21 人体
22 仮想人体ファントム
23 直接X線ビーム
23A ボウタイフィルタ通過後の直接X線ビーム
25 散乱前のX線
27 散乱X線
29 検出器
31 扇状X線束
33 平面検出器の検出素子
35 ボクセルj
41 投影画像
41A ボウタイフィルタを介した投影画像
43 電子密度画像および元素密度画像
45 深層学習用多層ニューラルネットワーク
45A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
47 コーンビームCT画像
47A ボウタイフィルタを介したコーンビームCT画像
49 深層学習用多層ニューラルネットワーク
49A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
51 新規人体の投影座像
55 電子密度画像および元素密度画像
61 新規人体のコーンビームCT画像
65 電子密度画像および元素密度画像
67 種々のX線スペクトル
69 深層学習用多層ニューラルネットワーク
69A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
71 新規人体のコーンビームCT画像
71A ボウタイフィルタを介した新規人体のコーンビームCT画像
73 深層学習用多層ニューラルネットワーク
73A ボウタイフィルタを介した深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
75 推定されたX線スペクトル
77 深層学習用多層ニューラルネットワーク
77A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
78 多数のボウタイフィルタモデル
82 ボウタイフィルタ通過後のコーン角度ごとのX線スペクトル
84 深層学習用多層ニューラルネットワーク
84A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
85 深層学習用多層ニューラルネットワーク
85A 深層学習完了後の多層ニューラルネットワーク
86 新規人体のコーンビームCT画像61に対する臓器ラベル付き元素密度画像
88 臓器ラベル付き元素密度画像
88A 臓器ラベル
88B 臓器ラベルと紐付けされた元素密度分布

Claims (21)

  1. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像を入力訓練画像とし、前記仮想人体ファントムの物質分布画像を出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップと、新規人体について測定したX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、物質分布画像を出力画像として得る第4のステップを有することを特徴とする人体の物質分布画像の再構成方法。
  2. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像からCT画像を再構成する第3のステップと、前記再構成されたCT画像を入力訓練画像とし、前記仮想人体ファントムの物質分布画像を出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップと、新規人体のCT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、物質分布画像を出力画像として得る第5のステップを有することを特徴とする人体の物質分布画像の再構成方法。
  3. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像を入力訓練画像とし、前記仮想人体ファントムの物質分布画像と臓器ラベル画像を出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップと、新規人体のX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、物質分布画像と臓器ラベル画像を出力画像として得る第4のステップを有することを特徴とする人体の物質分布画像の再構成方法。
  4. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像からCT画像を再構成する第3のステップと、前記再構成されたCT画像を入力訓練画像とし、前記仮想人体ファントムの物質分布画像と臓器ラベル画像を出力訓練画像として設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップと、新規人体のCT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力し、物質画像と臓器ラベル画像を出力画像として得る第5のステップを有することを特徴とする人体の物質分布画像の再構成方法。
  5. X線源から射出され仮想人体ファントムに入射するX線の標準スペクトルモデルを決定し、前記モデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを得る第1のステップと、前記X線スペクトルを離散化する第2のステップと、前記離散化したX線スペクトルの各エネルギーに応じた前記仮想人体ファントムの定義域内の各ボクセルにおける直接X線強度と散乱過程を少なくとも元素密度情報と電子密度情報のいずれかを用いて計算する第3のステップと、離散化した各X線エネルギーに対して、検出器の各素子上で、少なくとも直接X線強度と散乱X線を加算後、さらに各X線エネルギーのスペクトル強度の重みを付けて加算することによりX線投影画像を計算する第4のステップを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  6. X線源から射出され仮想人体ファントムに入射するX線のスペクトルを計算する第1のステップと、前記X線スペクトルを離散化する第2のステップと、前記離散化したX線スペクトルの各エネルギーに応じた前記仮想人体ファントムの定義域内の各ボクセルにおける直接X線強度と散乱過程を少なくとも元素密度情報と電子密度情報のいずれかを用いて計算する第3のステップと、離散化した各X線エネルギーに対して、検出器の各素子上で、少なくとも直接X線と散乱X線を加算してX線投影画像を計算する第4のステップを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  7. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、種々のX線スペクトルに対する前記仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像を入力訓練画像とし、対応する前記X線スペクトルを出力訓練データとして設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップと、新規X線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、X線スペクトルを計算する第4のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  8. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップと、種々のX線スペクトルに対する前記仮想人体ファントムのX線投影画像を計算する第2のステップと、前記X線投影画像からCT画像を再構成する第3のステップと、前記CT画像を入力訓練画像とし、対応する前記X線スペクトルを出力訓練データとして設定した多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第4のステップと、新規CT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、X線スペクトルを計算する第5のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  9. X線源の所定の構造と所定の印加電圧に対してモンテカルロ法で前記X線源から出射されるX線スペクトルを計算する第1のステップ、前記X線スペクトルから深部線量をモンテカルロ法で計算する第2のステップ、前記X線管から出射されるX線の深部線量を計測する第3のステップ、前記計算した深部線量と前記計測した深部線量が近似的に一致するX線スペクトルを反復計算して決定することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  10. X線源の標準構造モデルのパラメータと印加電圧を変化させて、モンテカルロ法で前記X線管から出射されるX線スペクトルを計算する第1のステップ、前記X線スペクトルによる深部線量を計算する第2のステップ、前記計算した深部線量を入力訓練データ、前記計算したX線スペクトルを出力訓練データとして、多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第3のステップ、前記X線管から出射されるX線の深部線量を計測する第4のステップ、前記計測したX線の深部線量を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、X線スペクトルを出力することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  11. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームの標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、X線源の近傍に配置されたボウタイフィルタ形状と材質から前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第3のステップ、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第4のステップ、前記X線投影画像を入力訓練画像として設定し、前記X線源から出射したビームのX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第5のステップ、新規人体のX線投影画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、X線源から出射したビームのX線スペクトルを計算する第6のステップ、第6のステップで計算したX線スペクトルから前記ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを計算する第7のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  12. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームの標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、X線源の近傍に配置されたボウタイフィルタ形状と材質から前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第3のステップ、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第4のステップ、前記X線投影画像を用いてCT画像を再構成する第5のステップ、前記再構成したCT画像を入力訓練画像として設定し、前記X線源から出射したビームのX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第6のステップ、新規人体のCT画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、X線源から出射したビームのX線スペクトルを計算する第7のステップ、第7のステップで計算したX線スペクトルから前記ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを計算する第8のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  13. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームの標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、X線源の近傍に配置されたボウタイフィルタ形状と材質から前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第3のステップ、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第4のステップ、前記X線投影画像を入力訓練画像として設定し、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第5のステップ、新規人体のX線投影画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを出力する第6のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  14. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームの標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、X線源の近傍に配置されたボウタイフィルタ形状と材質から前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第3のステップ、前記多数の仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第4のステップ、前記X線投影画像を用いてCT画像を再構成する第5のステップ、前記再構成したCT画像を入力訓練画像として設定し、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力訓練データとする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第6のステップ、新規人体のCT画像を深層学習が完了した多層ニューラルネットワークに入力して、ボウタイフィルタ通過後のコーン角依存のX線スペクトルを計算する第7のステップを有することを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  15. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームのX線標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、標準ボウタイフィルタモデルのパラメータを変化させて多数のボウタイフィルタを生成する第3のステップ、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第4のステップ、前記仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第5のステップ、前記X線投影画像を入力画像とし、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力とする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第6のステップ、新規患者のX線投影画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力する第7のステップを備えたことを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  16. 人体を構成する物質分布からなる仮想人体ファントムを多数生成する第1のステップ、X線源から出射したビームのX線標準スペクトルモデルのパラメータを変化させて生成した多数のX線スペクトルを生成する第2のステップ、標準ボウタイフィルタモデルのパラメータを変化させて多数のボウタイフィルタを生成する第3のステップ、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを計算する第4のステップ、前記仮想人体ファントムのX線投影画像を生成する第5のステップ、前記X線投影画像を用いてCT画像を再構成する第6のステップ、前記再構成したコーンビームCT画像を入力画像とし、前記ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力とする多層ニューラルネットワークの深層学習を実施する第7のステップ、新規患者のCT画像を前記学習した多層ニューラルネットワークに入力して、ボウタイフィルタ通過後のビームのコーン角依存のX線スペクトルを出力する第8のステップを備えたことを特徴とする請求項6記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  17. 前記X線投影画像を撮像する手段として、X線コーンビームCT装置を用いることを特徴とする請求項1ないし16いずれかに記載の物質分布画像の再構成方法。
  18. 前記X線投影画像を撮像する手段として、ヘリカルスキャン型のX線CT装置を用いることを特徴とする請求項1ないし16いずれかに記載の物質分布画像の再構成方法。
  19. 前記物質分布画像として元素密度画像または電子密度画像の少なくともいずれか1つを選ぶことを特徴とする請求項1ないし18いずれかに記載の人体の物質分布画像の再構成方法。
  20. 請求項1ないし19いずれかに記載の物質分布画像の再構成アルゴリズムを実行する計算機プログラムを有することを特徴とするX線CT装置。
  21. 請求項20に記載のX線CT装置を有することを特徴とする放射線治療装置。
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