JP2020145336A - ノズルの位置合わせ方法 - Google Patents

ノズルの位置合わせ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020145336A
JP2020145336A JP2019041505A JP2019041505A JP2020145336A JP 2020145336 A JP2020145336 A JP 2020145336A JP 2019041505 A JP2019041505 A JP 2019041505A JP 2019041505 A JP2019041505 A JP 2019041505A JP 2020145336 A JP2020145336 A JP 2020145336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
laser beam
hole
position adjusting
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019041505A
Other languages
English (en)
Inventor
高橋 邦充
Kunimitsu Takahashi
邦充 高橋
裕介 大武
Yusuke Otake
裕介 大武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2019041505A priority Critical patent/JP2020145336A/ja
Publication of JP2020145336A publication Critical patent/JP2020145336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】レーザー加工によって生じる加工屑の被加工物への付着の抑制を可能とするノズルの位置合わせ方法を提供する。【解決手段】レーザー加工装置に備えられ、開口部からレーザービームを照射するとともに気体を噴射するノズルの位置合わせ方法であって、貫通孔を備え上面側がノズルの開口部と対向するよう配置された位置調整部材と、位置調整部材の下面側に貫通孔の下端側を覆うように設けられた被覆部材と、被覆部材に覆われた空間の貫通孔と重畳する位置に設けられた受光素子と、被覆部材に覆われた空間に設けられた圧力センサと、を備えたノズル位置調整ユニットを、ノズルの下方に配置するステップと、受光素子の受光量に基づいて、レーザービームの中心軸の位置を貫通孔の中心位置に合わせるステップと、被覆部材に覆われた空間の圧力に基づいて、ノズルの開口部の中心位置を貫通孔の中心位置に合わせるステップと、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザー加工装置に備えられ、レーザービームを照射するとともに気体を噴射するノズルの位置合わせ方法に関する。
デバイスチップの製造工程においては、分割予定ライン(ストリート)によって区画された複数の領域にそれぞれIC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等でなるデバイスが形成されたウェーハが用いられる。このウェーハを分割予定ラインに沿って分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。
ウェーハの分割には、例えば、ウェーハを保持するチャックテーブルと、ウェーハを切削する円環状の切削ブレードが装着される切削ユニットとを備える切削装置が用いられる。切削ブレードを回転させ、チャックテーブルによって保持されたウェーハに切り込ませることにより、ウェーハを切断して複数のデバイスチップに分割できる。
また、近年では、レーザー加工によってウェーハを分割する手法も提案されている。例えば特許文献1には、ウェーハの分割予定ラインに沿ってパルス発振のレーザービームを照射して溝を形成した後、ウェーハに外力を付与することにより、ウェーハを溝に沿って分割する手法が開示されている。
ウェーハにレーザー加工を施すと、ウェーハのレーザービームが照射された領域(加工領域)で加工屑(デブリ)が発生する。例えば、レーザービームの照射によってウェーハが加熱されて溶融すると、加工領域で溶融物が発生し、この溶融物が飛散してウェーハに付着することがある。このような加工屑がウェーハに付着して残留すると、ウェーハの分割によって得られるデバイスチップの品質が低下する恐れがある。
そこで、ウェーハを加工する際、ウェーハに向かってレーザービームを照射するとともに、加工領域に向かって気体を吹き付ける手法が提案されている。例えば特許文献2には、ノズルから気体(アシストガス)を噴射し、レーザー加工によって発生した溶融物(ドロス)を吹き飛ばして除去するレーザー加工装置が開示されている。この気体の噴射により、溶融物のウェーハへの付着が抑制される。
特開平10−305420号公報 特開平11−254169号公報
上記のように、ノズルから気体を噴射させながらウェーハをレーザービームによって加工する場合、ノズルは、気体が加工領域に正確に吹き付けられるように、所定の位置に固定される。具体的には、ウェーハに照射されるレーザービームの中心軸と、気体を噴射するノズルの開口部の中心とが重畳するように、ノズルが装着される。
しかしながら、レーザービームの中心軸の位置は、レーザービームの照射条件や外部環境の変化等によって僅かに変動することがある。この場合、レーザービームの中心軸の位置とノズルの開口部の中心の位置とがずれ、気体がウェーハの加工領域からずれた位置に吹き付けられる。これにより、加工屑が飛散しにくくなったり、加工屑が加工領域の片側に偏って飛散したりする等の不都合が生じ、加工屑のウェーハへの付着が抑制されにくくなる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、レーザー加工によって生じる加工屑の被加工物への付着の抑制を可能とするノズルの位置合わせ方法の提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、被加工物にレーザービームを照射して該被加工物を加工するレーザー加工装置に備えられ、開口部から該レーザービームを照射するとともに気体を噴射するノズルの位置合わせ方法であって、貫通孔を備え上面側が該ノズルの開口部と対向するよう配置された位置調整部材と、該位置調整部材の下面側に該貫通孔の下端側を覆うように設けられた被覆部材と、該被覆部材に覆われた空間の該貫通孔と重畳する位置に設けられた受光素子と、該被覆部材に覆われた空間に設けられた圧力センサと、を備えたノズル位置調整ユニットを、該ノズルの下方に配置する配置ステップと、該配置ステップの後、該貫通孔を通過する経路に沿って該レーザービームを該ノズルの開口部から該位置調整部材に照射しつつ、該受光素子の受光量を測定する受光量測定ステップと、該受光素子の受光量に基づいて、該レーザービームの中心軸の位置を該貫通孔の中心位置に合わせるレーザービーム位置合わせステップと、該レーザービーム位置合わせステップの後、該貫通孔を通過する経路に沿って該気体を該ノズルの開口部から該位置調整部材に噴射しつつ、該被覆部材に覆われた空間の圧力を該圧力センサで測定する圧力測定ステップと、該被覆部材に覆われた空間の圧力に基づいて、該ノズルの開口部の中心位置を該貫通孔の中心位置に合わせるノズル位置合わせステップと、を含むノズルの位置合わせ方法が提供される。
なお、好ましくは、該ノズル位置調整ユニットは、該被加工物を保持するチャックテーブルに備えられている。また、好ましくは、該ノズル位置調整ユニットは、該被加工物を保持するチャックテーブル上、又は、該チャックテーブルに隣接する位置に設けられているである。
本発明の一態様に係るノズルの位置合わせ方法では、まず、レーザービームの中心軸の位置を位置調整部材に形成された貫通孔の中心位置に合わせ、その後、ノズルの開口部の中心位置を位置調整部材に形成された貫通孔の中心位置に合わせる。これにより、レーザービームの中心軸とノズルの開口部の中心との位置合わせがなされ、被加工物のレーザービームが照射された領域(加工領域)に気体が適切に噴射される。その結果、加工領域で発生した加工屑が適切に除去され、加工屑の被加工物への付着が抑制される。
レーザー加工装置を示す斜視図である。 レーザー照射ユニット及びノズルを示す断面図である。 図3(A)及び図3(B)は、受光量測定ステップにおけるレーザー照射ユニット、ノズル及びノズル位置調整ユニットを示す斜視図である。 図4(A)及び図4(B)は、受光量測定ステップにおけるレーザー照射ユニット、ノズル及びノズル位置調整ユニットを示す断面図である。 位置調整部材の位置と受光素子の受光量との関係を示すグラフである。 図6(A)及び図6(B)は、圧力測定ステップにおけるノズル及びノズル位置調整ユニットを示す断面図である。 ノズルの位置と被覆部材に覆われた空間の圧力との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の一態様に係る実施形態を説明する。まず、本実施形態で用いることが可能なレーザー加工装置の構成例について説明する。
図1は、レーザー加工装置2を示す斜視図である。レーザー加工装置2は、レーザー加工装置2を構成する各構成要素を支持する基台4を備える。基台4の表面(上面)4aは、X軸方向(第1水平方向)及びY軸方向(第2水平方向)と概ね平行に形成されている。また、基台4の後方には、直方体状の支持構造6がZ軸方向(鉛直方向、上下方向)に沿って配置されている。
基台4の表面4a上には、移動機構(移動ユニット)8が設けられている。移動機構8は、Y軸方向と概ね平行に配置された一対のY軸ガイドレール10を備える。一対のY軸ガイドレール10には、Y軸移動テーブル12がスライド可能に取り付けられている。
Y軸移動テーブル12の裏面(下面)側には、ナット部(不図示)が設けられている。このナット部には、一対のY軸ガイドレール10と概ね平行に配置されたY軸ボールねじ14が螺合されている。また、Y軸ボールねじ14の一端部には、Y軸パルスモータ16が連結されている。Y軸パルスモータ16でY軸ボールねじ14を回転させると、Y軸移動テーブル12が一対のY軸ガイドレール10に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動テーブル12の表面(上面)側には、X軸方向と概ね平行に配置された一対のX軸ガイドレール18が設けられている。一対のX軸ガイドレール18には、X軸移動テーブル20がスライド可能に取り付けられている。
X軸移動テーブル20の裏面(下面)側には、ナット部(不図示)が設けられている。このナット部には、一対のX軸ガイドレール18と概ね平行に配置されたX軸ボールねじ22が螺合されている。また、X軸ボールねじ22の一端部には、X軸パルスモータ24が連結されている。X軸パルスモータ24でX軸ボールねじ22を回転させると、X軸移動テーブル20が一対のX軸ガイドレール18に沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル20の表面(上面)側には、円柱状のテーブルベース26が設けられている。このテーブルベース26の上部には、レーザー加工装置2によって加工される被加工物を保持するチャックテーブル(保持テーブル)28が配置されている。
移動機構8は、チャックテーブル28を水平方向(X軸方向及びY軸方向)に沿って移動させる。具体的には、移動機構8でX軸移動テーブル20をX軸方向に移動させると、テーブルベース26及びチャックテーブル28がX軸方向に移動する。また、移動機構8でY軸移動テーブル12をY軸方向に移動させると、テーブルベース26及びチャックテーブル28がY軸方向に移動する。
なお、移動機構8には、Y軸移動テーブル12のY軸方向における位置を検出するY軸検出ユニット(不図示)と、X軸移動テーブル20のX軸方向における位置を検出するX軸検出ユニット(不図示)とが設けられている。Y軸検出ユニット及びX軸検出ユニットによる検出の結果に基づいて、チャックテーブル28の水平方向における位置が特定される。
また、テーブルベース26は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されている。この回転駆動源でテーブルベース26を回転させると、チャックテーブル28がZ軸方向に概ね平行な回転軸の周りを回転する。
チャックテーブル28の上面は、被加工物を保持する保持面28aを構成する。この保持面28aは、チャックテーブル28の内部に形成された吸引路(不図示)を介して吸引源(不図示)に接続されている。チャックテーブル28の保持面28a上に被加工物を配置した状態で、保持面28aに吸引源の負圧を作用させることにより、被加工物がチャックテーブル28によって吸引保持される。
なお、チャックテーブル28によって保持される被加工物の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。被加工物の例としては、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等でなる複数のデバイスが形成された円盤状のシリコンウェーハ等が挙げられる。また、被加工物は、シリコン以外の半導体(GaAs、SiC、InP、GaN等)、サファイア、ガラス、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる円盤状又は平面視で矩形状のウェーハ等であってもよい。
基台4の後方に配置された支持構造6は、前方に向かって突出する支持アーム6aを備える。この支持アーム6aの先端部には、チャックテーブル28によって保持された被加工物を加工するためのレーザービームを照射するレーザー照射ユニット30が配置されている。なお、レーザー照射ユニット30に隣接する位置には、チャックテーブル28によって保持された被加工物を撮像する撮像ユニット(カメラ)が設置されていてもよい。
例えばレーザー照射ユニット30は、希土類元素(Yb、Er、Nd等)が添加された光ファイバーをレーザー媒質として用いたレーザー発振器(不図示)と、レーザー発振器からパルス発振されたレーザービームを集光する集光器(不図示)とを備える。集光器は、レーザー発振器から発振されたレーザービームを、チャックテーブル28によって保持された被加工物の所定の位置に集光させる。
なお、レーザー発振器から発振されるレーザービームの波長に制限はなく、レーザー加工の目的に応じて適宜設定される。例えば、被加工物にアブレーション加工を施す場合には、レーザービームの少なくとも一部が被加工物に吸収されるように、レーザービームの波長が設定される。これにより、被加工物に対して吸収性を有するレーザービームが被加工物に照射される。
また、レーザー照射ユニット30の構成は、上記のようなファイバーレーザーに限定されない。例えばレーザー照射ユニット30には、レーザービームをパルス発振するNd:YAG等のレーザー媒質を備えたレーザー発振器が設けられていてもよい。
レーザー照射ユニット30の下端側には、ノズル32が装着されている。レーザー照射ユニット30が備えるレーザー発振器から発振されたレーザービームは、集光器及びノズル32を介して、チャックテーブル28によって保持された被加工物に照射される。
また、ノズル32は、気体供給管34を介して気体供給源(不図示)と接続されている。気体供給源は、エアー、酸素ガス(O)、窒素ガス(N)等の気体を、気体供給管34を介してノズル32に所定の流量で供給する。気体供給源からノズル32に供給された気体は、ノズル32からチャックテーブル28によって保持された被加工物に向かって、所定の圧力で噴射される。
また、レーザー加工装置2は、レーザー加工装置2を構成する各構成要素の動作を制御する制御部36を備える。移動機構8、テーブルベース26に接続された回転駆動源、レーザー照射ユニット30等はそれぞれ、制御部36に接続されている。また、制御部36は、各構成要素を制御するための情報や、各構成要素から入力される情報を記憶する記憶部(メモリ)38を備える。
レーザー照射ユニット30からノズル32を介してレーザービームを照射しながらチャックテーブル28を移動させることにより、被加工物が加工される。このときのチャックテーブル28の移動方向は、加工の目的に応じて適宜設定される。例えば、被加工物をX軸方向又はY軸方向に沿って移動させることにより、被加工物がX軸方向又はY軸方向に沿って線状に加工される。また、チャックテーブル28を回転させることにより、被加工物がチャックテーブル28の回転方向に沿って環状に加工される。
被加工物をレーザービームで加工すると、被加工物のレーザービームが照射された領域(加工領域)で加工屑(デブリ)が発生する。例えば、レーザービームの照射によって被加工物が加熱されて溶融すると、加工領域で溶融物が発生し、この溶融物が飛散して被加工物に付着することがある。このような加工屑が被加工物に付着して残留すると、被加工物の加工によって得られる部品(例えばデバイスチップ)等の品質が低下する恐れがある。
ここで、レーザー加工装置2では、被加工物にレーザー加工が施される際、ノズル32から被加工物に向かって気体が噴射される。これにより、加工領域で発生した加工屑が吹き飛ばされ、加工屑の被加工物への付着が抑制される。
図2は、レーザー照射ユニット30及びノズル32を示す断面図である。レーザー照射ユニット30は、光ファイバー50と接続された中空の円筒状の筐体52を備える。筐体52の内部には、光ファイバー50から発振されたレーザービーム40を集光させるためのコリメートレンズ56及び集光レンズ58を備えた、集光器54が設けられている。
筐体52の側面には、筐体52の外周面から内周面まで貫通する複数の貫通孔が形成されている。具体的には、筐体52は、筐体52の中心軸を挟むようにX軸方向に沿って互いに対向する位置に形成された一対の第1貫通孔52a,52bと、筐体52の中心軸を挟むようにY軸方向に沿って互いに対向する位置に形成された一対の第2貫通孔(不図示)とを備える。
筐体52の下端側には、ノズル32が固定されている。ノズル32は、上端側から下端側に向かって径が小さくなる中空の円錐台状に形成されている。ノズル32の上端側は、筐体52の内部の下端側に挿入されており、筐体52に形成された複数の貫通孔(第1貫通孔52a,52b及び第2貫通孔)に隣接して配置される。また、ノズル32の下端部には円形の開口部32aが形成されている。なお、開口部32aの大きさに制限はなく、例えば直径0.5mm以上3mm以下に設定される。
ノズル32には、ノズル32の水平方向(X軸方向及びY軸方向)における位置を制御するノズル移動機構(ノズル移動ユニット)60が接続されている。このノズル移動機構60により、ノズル32のレーザー照射ユニット30に対する水平方向の位置が制御される。
例えばノズル移動機構60は、ノズル32の水平方向における位置を調節するための複数の調節ねじを備える。複数の調節ねじはそれぞれ、筐体52に形成された貫通孔に、筐体52の外側から内側に向かって挿入される。具体的には、一対の第1貫通孔52a,52bにはそれぞれ一対の第1調節ねじ60a,60bが挿入され、一対の第2貫通孔(不図示)にはそれぞれ一対の第2調節ねじ(不図示)が挿入される。
また、ノズル32の上端側の側面には、調節ねじの先端と接触する複数の平面状の接触部が形成されている。具体的には、ノズル32は、一対の第1調節ねじ60a,60bの先端と接触する一対の第1接触部32b,32cと、一対の第2調節ねじ(不図示)の先端と接触する一対の第2接触部(不図示)とを備える。
一対の第1調節ねじ60a,60bの筐体52へのねじ込み量を制御することにより、ノズル32のレーザー照射ユニット30に対するX軸方向における位置が制御される。また、一対の第2調節ねじ(不図示)の筐体52へのねじ込み量を制御することにより、ノズル32のレーザー照射ユニット30に対するY軸方向における位置が制御される。なお、第1調節ねじ60a,60b及び第2調節ねじによるノズル32の位置の調整の詳細については後述する。
ノズル32の側面には、ノズル32の外部と内部とを連通させる気体供給孔32dが形成されている。この気体供給孔32dには、気体供給管34(図1参照)が接続される。気体供給源(不図示)から気体供給管34及び気体供給孔32dを介して、ノズル32の内部に気体42が所定の流量で供給される。
レーザー照射ユニット30で発振されたレーザービーム40は、ノズル32を介して下方に照射される。また、気体供給孔32dに供給された気体42は、ノズル32を介して下方に所定の圧力で噴射される。すなわち、ノズル32は、開口部32aからレーザービーム40を照射するとともに気体42を噴射する。
被加工物を加工する際は、まず、被加工物を保持したチャックテーブル28(図1参照)をノズル32の下方に移動させる。そして、ノズル32の開口部32aから被加工物に向かってレーザービーム40を照射して被加工物を加工するとともに、ノズル32の開口部32aから気体42を噴射して加工領域で発生した加工屑を吹き飛ばす。これにより、加工屑の被加工物への付着が抑制される。
上記のように、ノズル32から気体42を噴射させながら被加工物をレーザービーム40によって加工する場合、ノズル32は、気体42が加工領域に正確に吹き付けられるように、所定の位置に固定される。具体的には、被加工物に照射されるレーザービーム40の中心軸と、気体42を噴射するノズル32の開口部32aの中心とが重畳するように、ノズル32が装着される。なお、レーザービーム40の中心軸は、レーザービーム40を発振するレーザー照射ユニット30の光軸に相当する。
しかしながら、レーザービーム40の中心軸の位置は、レーザービーム40の照射条件や外部環境の変化によって僅かに変動することがある。この場合、レーザービーム40の中心軸の位置とノズル32の開口部32aの中心の位置とがずれ、気体42が被加工物の加工領域からずれた位置に吹き付けられる。これにより、加工屑が飛散しにくくなったり、加工屑が加工領域の片側に偏って飛散したりする等の不都合が生じ、加工屑の被加工物への付着が抑制されにくくなる。
そこで、本実施形態では、レーザー照射ユニット30に固定されたノズル32の水平方向における位置を制御することにより、レーザービーム40の中心軸とノズル32の開口部32aの中心との位置合わせを行う。これにより、気体42を加工領域に沿って正確に噴射することが可能となり、加工屑が適切に除去される。以下、本実施形態に係るノズルの位置合わせ方法の詳細を説明する。
ノズル32の位置合わせには、図2に示すようなノズル位置調整ユニット70が用いられる。ノズル位置調整ユニット70は、例えば平面視で矩形状に形成された板状の位置調整部材72を備える。位置調整部材72は上面(表面)72a及び下面(裏面)72bを備え、位置調整部材72の中央部には、位置調整部材72を上面72aから下面72bまで貫通する貫通孔72cが形成されている。位置調整部材72は、上面72a側がノズル32の開口部32aと対向するように配置される。
なお、位置調整部材72の材質、形状等に制限はない。ただし、位置調整部材72は、レーザービーム40に対して透過性が低く、且つ、レーザービーム40の照射によって容易に加工されにくい材質でなることが好ましい。例えば、位置調整部材72は鉄やステンレス鋼(SUS)等の金属を用いて形成される。また、貫通孔72cは、例えば直径がノズル32の開口部32aの直径よりも小さい円柱状に形成される。貫通孔72cの直径は、例えば0.5mm未満に設定される。
位置調整部材72の下面72b側には、貫通孔72cの下端側を覆う被覆部材74が設けられている。被覆部材74は、例えば直方体状の箱型に形成されており、被覆部材74の上面側は上方に向かって開口している。また、被覆部材74の内側には、被覆部材74によって覆われた直方体状の空間76が形成されている。被覆部材74は、その上面側が位置調整部材72の下面72b側と接触し、且つ、貫通孔72cの下端側が被覆部材74によって覆われるように、位置調整部材72に固定される。
被覆部材74に覆われた空間76のうち貫通孔72cと重畳する位置には、受光素子78が設けられている。受光素子78は、ノズル32の開口部32aから照射されたレーザービーム40を検知し、受光量を電気信号に変換する。また、被覆部材74に覆われた空間76には、空間76の圧力を測定するための圧力センサ80が設けられている。例えば、圧力センサ80は図2に示すように、貫通孔72cと重畳しない位置に設けられる。
ノズル位置調整ユニット70は、例えばチャックテーブル28(図1参照)に備えられる。この場合、位置調整部材72の上面72aは、チャックテーブル28の保持面28a(図1参照)を構成してもよい。ノズル位置調整ユニット70の水平方向における位置は、移動機構8(図1参照)によって制御される。
なお、ノズル位置調整ユニット70が設けられる位置に制限はない。例えばノズル位置調整ユニット70は、チャックテーブル28の保持面28a上に配置されてもよいし、X軸移動テーブル20(図1参照)上のチャックテーブル28に隣接する領域に配置されていてもよい。
本実施形態に係るノズルの位置合わせ方法では、ノズル位置調整ユニット70を用いて、レーザー照射ユニット30とノズル32との位置関係を調整する。具体的には、レーザー照射ユニット30から照射されるレーザービーム40の中心軸と、ノズル32の開口部32aの中心との、水平方向における位置を一致させる。
ノズル32の位置合わせを行う際は、まず、ノズル位置調整ユニット70をノズル32の下方に配置する(配置ステップ)。具体的には、移動機構8(図1参照)によってノズル位置調整ユニット70の水平方向における位置を調整し、ノズル32の開口部32aを位置調整部材72と重畳させる(図3(A)参照)。
次に、貫通孔72cを通過する経路に沿ってレーザービーム40をノズル32から位置調整部材72に照射しつつ、受光素子78の受光量を測定する(受光量測定ステップ)。図3(A)及び図3(B)は、受光量測定ステップにおけるレーザー照射ユニット30、ノズル32及びノズル位置調整ユニット70を示す斜視図である。
受光量測定ステップでは、例えば図3(A)に示す直線状の第1経路82a及び第2経路82bに沿って、レーザービーム40が位置調整部材72に照射される。第1経路82a及び第2経路82bは、位置調整部材72の上面72aに沿って、水平方向に対して概ね平行に設定されている。なお、第1経路82aは貫通孔72cを通過するようにX軸方向に沿って設定されており、第2経路82bは貫通孔72cを通過するようにY軸方向に沿って設定されている。
まず、ノズル32の開口部32aと第1経路82aの一端側とが重畳するように、位置調整部材72の位置を移動機構8(図1参照)によって調節する。そして、ノズル32の開口部32aから位置調整部材72にレーザービーム40を照射しながら、位置調整部材72をX軸方向に沿って移動させる。これにより、レーザー照射ユニット30及びノズル32と、位置調整部材72とが相対的に移動し、レーザービーム40が第1経路82aに沿って線状に照射される。
図4(A)及び図4(B)は、受光量測定ステップにおけるレーザー照射ユニット30、ノズル32及びノズル位置調整ユニット70を示す断面図である。レーザービーム40は、位置調整部材72の貫通孔72cを通過する経路に沿って照射される。
ノズル32の開口部32aが貫通孔72cの上方に配置されると、レーザービーム40は貫通孔72cを介して受光素子78に到達する。ここで、レーザービーム40の中心軸が貫通孔72cの直上に近づくほど、レーザービーム40が受光素子78に照射されやすくなり、受光素子78の受光量が大きくなる。また、レーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心との水平方向における位置が一致したとき(レーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心とが重畳したとき)に、受光素子78の受光量が最大になる。
受光量測定ステップでは、位置調整部材72の位置ごとに受光素子78の受光量が測定される。上記のようにレーザービーム40が第1経路82aに沿って照射される場合は、位置調整部材72のX軸方向における位置ごとに、受光素子78の受光量が測定される。なお、位置調整部材72のX軸方向における位置は、例えば、移動機構8(図1参照)が備えるX軸検出ユニット(不図示)を用いて検出される。そして、測定された受光素子78の受光量は、位置調整部材72の位置と対応付けられた状態で、制御部36(図1参照)が備える記憶部38に記憶される。
図5は、位置調整部材72の位置と受光素子78の受光量との関係を示すグラフである。受光素子78の受光量が最大値(ピーク値)をとるときの位置調整部材72のX軸方向における位置が、レーザービーム40の中心軸が貫通孔72cの中心に最も近づいたときの位置調整部材72のX軸方向における位置xに相当する。
次に、ノズル32の開口部32aと第2経路82b(図3(A)参照)の一端側とが重畳するように、位置調整部材72の位置を移動機構8(図1参照)によって調節する。そして、ノズル32の開口部32aから位置調整部材72にレーザービーム40を照射しながら、位置調整部材72をY軸方向に沿って移動させる。これにより、レーザー照射ユニット30及びノズル32と、位置調整部材72とが相対的に移動し、レーザービーム40が第2経路82bに沿って線状に照射される。
レーザービーム40が第2経路82bに沿って照射される際には、位置調整部材72のY軸方向位置ごとに、受光素子78の受光量が測定される。なお、位置調整部材72のY軸方向における位置は、例えば、移動機構8(図1参照)が備えるY軸検出ユニット(不図示)を用いて検出される。
測定された受光素子78の受光量は、位置調整部材72の位置と対応付けられた状態で、制御部36(図1参照)が備える記憶部38に記憶される。そして、受光素子78の受光量が最大値(ピーク値)をとるときの位置調整部材72のY軸方向における位置が、レーザービーム40の中心軸が貫通孔72cの中心に最も近づいたときの位置調整部材72のY軸方向における位置yに相当する。
次に、受光量測定ステップで測定された受光量に基づいて、レーザービーム40の中心軸の位置を貫通孔72cの中心位置に合わせる(レーザービーム位置合わせステップ)。レーザービーム位置合わせステップでは、受光量測定ステップで特定された位置x及び位置yに基づいて、レーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心とが重畳するように、位置調整部材72の位置を調節する。具体的には、位置調整部材72のX軸方向における位置を位置xに合わせ、位置調整部材72のY軸方向における位置を位置yに合わせる。
位置x、位置yはそれぞれ、レーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心とが重畳する際の位置調整部材72のX軸方向の位置、Y軸方向の位置に対応する。そのため、位置調整部材72の座標を位置x及び位置yに合わせると、レーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心との水平方向における位置が一致した状態となる。
次に、貫通孔72cを通過する経路に沿って気体42をノズル32から位置調整部材72に噴射しつつ、被覆部材74に覆われた空間76の圧力を圧力センサ80で測定する(圧力測定ステップ)。図6(A)及び図6(B)は、圧力測定ステップにおけるノズル32及びノズル位置調整ユニット70を示す断面図である。圧力測定ステップは、位置調整部材72がレーザービーム位置合わせステップで設定された位置に固定された状態で実施される。
圧力測定ステップでは、まず、気体42を位置調整部材72に向かって噴射しながら、ノズル32をX軸方向に沿って移動させる。気体42を噴射する際は、気体供給源(不図示)から気体供給管34(図1参照)及び気体供給孔32dを介して、ノズル32の内部に気体42を所定の流量で供給する。これにより、ノズル32の開口部32aから位置調整部材72に向かって気体42が所定の圧力で噴射される。
ノズル32のX軸方向における位置は、第1調節ねじ60a,60bによって制御される。例えば、第1調節ねじ60aをねじ込んで筐体52の内側方向に移動させるとともに、第1調節ねじ60bを緩めて筐体52の外側方向に移動させる。これにより、第1調節ねじ60aの先端によってノズル32の第1接触部32bが押圧されるとともに、第1調節ねじ60bによる第1接触部32cの押圧が解除される。その結果、ノズル32が筐体52に対してX軸方向(図6(A)及び図6(B)では右方向)に移動する。
また、第1調節ねじ60aを緩めつつ第1調節ねじ60bをねじ込むと、ノズル32が筐体52に対してX軸方向(図6(A)及び図6(B)では左方向)に移動する。なお、第1調節ねじ60a,60bの回転は手動で行ってもよいし、制御部36(図1参照)によって自動で行ってもよい。
ノズル32の開口部32aから気体42を噴射しながらノズル32をX軸方向に移動させると、X軸方向に平行で貫通孔72cを通過する経路に沿って、気体42が位置調整部材72に噴射される。ここで、ノズル32の開口部32aの中心が貫通孔72cの直上に近づくほど、空間76に気体42が流入しやすくなり、空間76の圧力が大きくなる。そして、ノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心との水平方向における位置が一致したとき(ノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心とが重畳したとき)に、空間76の圧力が最大になる。
圧力測定ステップでは、ノズル32の位置ごとに空間76の圧力が圧力センサ80によって測定される。上記のように気体42がX軸方向に沿って照射される場合は、ノズル32のX軸方向における位置ごとに、空間76の圧力が測定される。なお、ノズル32のX軸方向における位置は、例えば、ノズル32と接続されたX軸検出ユニット(不図示)を用いて検出される。そして、圧力センサ80によって測定された空間76の圧力は、ノズル32の位置と対応付けられた状態で、制御部36(図1参照)が備える記憶部38に記憶される。
図7は、ノズル32の位置と被覆部材74に覆われた空間76の圧力との関係を示すグラフである。空間76の圧力が最大値(ピーク値)をとるときのノズル32のX軸方向における位置が、ノズル32の開口部32aの中心が貫通孔72cの中心に最も近づいたときのノズル32のX軸方向における位置xに相当する。
次に、ノズル32の開口部32aから気体42を噴射しながらノズル32をY軸方向に移動させる。これにより、Y軸方向に平行で貫通孔72cを通過する経路に沿って、気体42が位置調整部材72に噴射される。なお、ノズル32のY軸方向における位置は、筐体52の第2貫通孔(不図示)に挿入された第2調節ねじ(不図示)によって調整される。第2調節ねじによるノズル32の位置の調整の手順は、第1調節ねじ60a,60bによるノズル32の位置の調整の手順と同様である。
気体42がY軸方向に沿って噴射される際には、ノズル32の位置ごとに、空間76の圧力が測定される。なお、位置調整部材72のY軸方向における位置は、例えば、ノズル32と接続されたY軸検出ユニット(不図示)を用いて検出される。
圧力センサ80によって測定された圧力は、ノズル32の位置と対応付けられた状態で、制御部36(図1参照)が備える記憶部38に記憶される。そして、空間76の圧力が最大値(ピーク値)をとるときのノズル32のY軸方向における位置が、ノズル32の開口部32aの中心が貫通孔72cの中心に最も近づいたときのノズル32のY軸方向における位置yに相当する。
次に、圧力測定ステップで測定された圧力に基づいて、ノズル32の開口部32aの中心位置を貫通孔72cの中心位置に合わせる(ノズル位置合わせステップ)。ノズル位置合わせステップでは、圧力測定ステップで特定された位置x及び位置yに基づいて、ノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心とが重畳するように、ノズル32の位置を調節する。具体的には、ノズル32のX軸方向における位置を位置xに合わせ、ノズル32のY軸方向における位置を位置yに合わせる。
位置x、位置yはそれぞれ、ノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心とが重畳する際のノズル32のX軸方向の位置、Y軸方向の位置に対応する。そのため、ノズル32の座標を位置x及び位置yに合わせると、ノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心との水平方向における位置が一致した状態となる。
以上のように、本実施形態に係るノズルの位置合わせ方法では、レーザービーム位置合わせステップにおいてレーザービーム40の中心軸と貫通孔72cの中心との位置合わせを行い、ノズル位置合わせステップにおいてノズル32の開口部32aの中心と貫通孔72cの中心との位置合わせを行う。これにより、レーザービーム40の中心軸とノズル32の開口部32aの中心との水平方向における位置を一致させることができる。
このように、レーザービーム40の中心軸とノズル32の開口部32aとの位置合わせが適切に行われた状態で被加工物を加工すると、被加工物のレーザービーム40が照射された領域(加工領域)に気体42が適切に噴射される。その結果、加工領域で発生した加工屑が適切に除去され、加工屑の被加工物への付着を抑制することができる。
なお、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 レーザー加工装置
4 基台
4a 表面(上面)
6 支持構造
6a 支持アーム
8 移動機構(移動ユニット)
10 Y軸ガイドレール
12 Y軸移動テーブル
14 Y軸ボールねじ
16 Y軸パルスモータ
18 X軸ガイドレール
20 X軸移動テーブル
22 X軸ボールねじ
24 X軸パルスモータ
26 テーブルベース
28 チャックテーブル(保持テーブル)
28a 保持面
30 レーザー照射ユニット
32 ノズル
32a 開口部
32b,32c 第1接触部
32d 気体供給孔
34 気体供給管
36 制御部
38 記憶部(メモリ)
40 レーザービーム
42 気体
50 光ファイバー
52 筐体
52a,52b 第1貫通孔
54 集光器
56 コリメートレンズ
58 集光レンズ
60 ノズル移動機構(ノズル移動ユニット)
60a,60b 第1調節ねじ
70 ノズル位置調整ユニット
72 位置調整部材
72a 上面(表面)
72b 下面(裏面)
72c 貫通孔
74 被覆部材
76 空間
78 受光素子
80 圧力センサ
82a 第1経路
82b 第2経路

Claims (3)

  1. 被加工物にレーザービームを照射して該被加工物を加工するレーザー加工装置に備えられ、開口部から該レーザービームを照射するとともに気体を噴射するノズルの位置合わせ方法であって、
    貫通孔を備え上面側が該ノズルの開口部と対向するよう配置された位置調整部材と、該位置調整部材の下面側に該貫通孔の下端側を覆うように設けられた被覆部材と、該被覆部材に覆われた空間の該貫通孔と重畳する位置に設けられた受光素子と、該被覆部材に覆われた空間に設けられた圧力センサと、を備えたノズル位置調整ユニットを、該ノズルの下方に配置する配置ステップと、
    該配置ステップの後、該貫通孔を通過する経路に沿って該レーザービームを該ノズルの開口部から該位置調整部材に照射しつつ、該受光素子の受光量を測定する受光量測定ステップと、
    該受光素子の受光量に基づいて、該レーザービームの中心軸の位置を該貫通孔の中心位置に合わせるレーザービーム位置合わせステップと、
    該レーザービーム位置合わせステップの後、該貫通孔を通過する経路に沿って該気体を該ノズルの開口部から該位置調整部材に噴射しつつ、該被覆部材に覆われた空間の圧力を該圧力センサで測定する圧力測定ステップと、
    該被覆部材に覆われた空間の圧力に基づいて、該ノズルの開口部の中心位置を該貫通孔の中心位置に合わせるノズル位置合わせステップと、を含むことを特徴とするノズルの位置合わせ方法。
  2. 該ノズル位置調整ユニットは、該被加工物を保持するチャックテーブルに備えられていることを特徴とする請求項1に記載のノズルの位置合わせ方法。
  3. 該ノズル位置調整ユニットは、該被加工物を保持するチャックテーブル上、又は、該チャックテーブルに隣接する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のノズルの位置合わせ方法。
JP2019041505A 2019-03-07 2019-03-07 ノズルの位置合わせ方法 Pending JP2020145336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041505A JP2020145336A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 ノズルの位置合わせ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041505A JP2020145336A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 ノズルの位置合わせ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020145336A true JP2020145336A (ja) 2020-09-10

Family

ID=72354538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019041505A Pending JP2020145336A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 ノズルの位置合わせ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020145336A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63299882A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Komatsu Ltd レ−ザ加工装置における加工中心軸調整方法
JPH07136791A (ja) * 1993-11-16 1995-05-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アシストガス利用のレーザ溶接装置
JP2003225787A (ja) * 2002-01-30 2003-08-12 Amada Eng Center Co Ltd レーザ加工機のノズルの芯出し方法および装置
JP2015013297A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 三菱電機株式会社 レーザ加工機および、レーザ加工機の調整方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63299882A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Komatsu Ltd レ−ザ加工装置における加工中心軸調整方法
JPH07136791A (ja) * 1993-11-16 1995-05-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アシストガス利用のレーザ溶接装置
JP2003225787A (ja) * 2002-01-30 2003-08-12 Amada Eng Center Co Ltd レーザ加工機のノズルの芯出し方法および装置
JP2015013297A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 三菱電機株式会社 レーザ加工機および、レーザ加工機の調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5431831B2 (ja) レーザー加工装置
KR102272964B1 (ko) 레이저 가공 장치
US8779325B2 (en) Laser beam processing machine
US20070138156A1 (en) Laser beam processing machine
US8513566B2 (en) Laser beam processing machine
KR20080012754A (ko) 레이저 광선 조사 장치 및 레이저 가공기
JP6034030B2 (ja) レーザー加工方法およびレーザー加工装置
CN108857086B (zh) 激光加工方法
JP2017135265A (ja) パッケージウェーハの加工方法
JP7325897B2 (ja) 加工装置及び被加工物の加工方法
JP2013043198A (ja) 穿孔方法およびレーザー加工装置
KR20160052433A (ko) 레이저 가공 장치
US8258428B2 (en) Laser beam processing machine
JP2014135348A (ja) ウエーハの加工方法
JP6482184B2 (ja) レーザー加工装置
KR20040111319A (ko) 레이저빔을 사용한 가공기
JP2011187829A (ja) レーザー加工溝の確認方法
JP2016036818A (ja) レーザー加工装置
JP6363894B2 (ja) レーザー加工装置
JP2013102039A (ja) 半導体ウエーハの加工方法
JP4796382B2 (ja) 加工装置のチャックテーブル
JP2020145336A (ja) ノズルの位置合わせ方法
JP5324828B2 (ja) レーザー加工装置
JP5331440B2 (ja) レーザー加工装置のチャックテーブルの付着物除去方法
JP2014121718A (ja) レーザー加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230725