JP2020143870A - 空気調和機 - Google Patents

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哲哉 小笠原
Tetsuya Ogasawara
哲哉 小笠原
信一郎 永松
Shinichiro Nagamatsu
信一郎 永松
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Abstract

【課題】冷媒漏れといった有事の際に備えて、構成を複雑化することなく、ポンプダウン運転を利用して冷媒を回収できるようにする。【解決手段】冷媒回路を構成する圧縮機が室外機に設けられるとともに、その室外機に複数の室内機が並列接続されている空気調和機であって、圧縮機に冷媒を回収させるポンプダウン運転時において、当該冷媒の少なくとも一部が流入し、その冷媒を冷媒回路に戻すことなく貯留する貯留部を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
例えば、ビル用マルチエアコン等の空気調和機では、冷媒配管の総長が長いうえ、複数の室内機が接続される場合、使用する冷媒量が非常に多く、冷媒漏れが発生した場合には大量の冷媒が漏れてしまう可能性がある。
しかも、近年では、環境負荷低減の観点から地球温暖化係数(GWP)が低い冷媒への転換が求められており、このようなGWPが低い冷媒は可燃性を有しているものが多いことから、今後GWPが低い冷媒への転換が進んだ場合、安全性への配慮が更に必要とされる。
ここで、本願発明者は、冷媒を圧縮機に回収させるポンプダウン運転と呼ばれる機能に着目し、冷媒漏れが発生した際の漏れ量を、ポンプダウン運転によって抑制することを検討した。
このポンプダウン運転機能を備えた空気調和機としては、特許文献1に示すように、ポンプダウン運転時に冷媒を貯留するためのタンクを備え、運転状況に応じて変化する循環冷媒量の適正化を図ったものがある。
しかしながら、ポンプダウン運転機能を備えた従来の空気調和機は、回収した冷媒を再び冷媒回路に戻すことを前提として構成されており、タンクの構成や配管構成が複雑になりがちである。その証左に、特許文献1では、タンクには入口及び出口の両方を設けて、入口及び出口それぞれと冷媒回路とを配管接続している。そうすると、冷媒漏れといった有事の際の備えとしては、構成が複雑過ぎたり、コストが高過ぎたりしてしまう。
特許第5595766号
そこで、本発明は、構成を複雑化することなく、ポンプダウン運転を利用して冷媒を回収できるようにすることを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る空気調和機は、冷媒回路を構成する圧縮機が室外機に設けられるとともに、その室外機に複数の室内機が並列接続されている空気調和機であって、前記圧縮機に冷媒を回収させるポンプダウン運転時において、当該冷媒の少なくとも一部が流入し、その冷媒を前記冷媒回路に戻すことなく貯留する貯留部を備えていることを特徴とするものである。
このように構成された空気調和機であれば、貯留部に貯留した冷媒を冷媒回路に戻さないので、例えば貯留部の構成や貯留部と冷媒回路とを接続する配管構成などを複雑化することなく、冷媒漏れといった有事の際に冷媒を回収して貯めておけるだけの容積を確保することができる。
前記冷媒回路が、前記室外機に接続されるとともに、前記ポンプダウン運転時において、液冷媒が流れる液主管と、前記液主管から分岐して前記各室内機に接続された複数の液分岐管とを有し、前記液主管には、前記複数の液分岐管のうち最も前記室外機側に位置する第1の液分岐管よりもさらに前記室外機側に液遮断弁が設けられており、前記液主管における前記液遮断弁よりも前記室外機側の容積が、前記液分岐管の容積よりも大きいことが好ましい。
このような構成であれば、液主管をも冷媒を貯める空間として活用することができるので、室外機の高圧化を防止することができる。
前記冷媒回路が、前記室外機に接続されるとともに、前記ポンプダウン運転時において、ガス冷媒が流れるガス主管と、前記ガス主管から分岐して前記各室内機に接続された複数のガス分岐管とを有し、前記ガス主管には、前記複数のガス分岐管のうち最も前記室外機側に位置する第1のガス分岐管よりもさらに前記室外機側にガス遮断弁が設けられており、前記ガス主管における前記ガス遮断弁よりも前記室外機側の容積が、前記ガス分岐管の容積よりも大きいことが好ましい。
このような構成であれば、ガス主管をも冷媒を貯める空間として活用することができるので、室外機の高圧化を防止することができる。
一端が前記液主管に接続されるとともに、他端が前記貯留部に接続されて、前記冷媒を前記貯留部に導く導入管と、前記導入管に設けられた開閉弁とをさらに備え、前記貯留部が、前記導入管に対して着脱可能であることが好ましい。
このような構成であれば、冷媒を貯留した貯留部を取り外して、冷媒を安全に処理することができる。
前記ガス主管の容積が、前記液主管の容積と同じ又はそれよりも大きいことが好ましい。
これならば、通常運転時やポンプダウン運転時におけるガス流速抵抗の低減を図れる。
室内機の圧力が所定値以下となる前に室外熱交換器が液冷媒で満たされてしまわないようにするためには、前記液遮断弁が、前記第1の液分岐管の近傍に配置されていることが好ましく、前記ガス遮断弁が、前記第1のガス分岐管の近傍に配置されていることが好ましいい。
これならば、液主管やガス主管に貯留可能な冷媒量を可及的多くすることができる。
前記複数の液分岐管が、液ヘッダ部を介して、前記液主管に接続されていることが好ましく、前記複数のガス分岐管が、ガスヘッダ部を介して、前記ガス主管に接続されていることが好ましい。
このような構成であれば、複数の液分岐管や複数のガス分岐管に分流させる冷媒の偏りを少なくすることができる。
ポンプダウン運転の自動化を図るためには、前記室外機には、前記液遮断弁、前記ガス遮断弁、及び前記開閉弁を制御する制御手段が設けられている構成が挙げられる。
冷媒漏れを自動で検知するためには、前記室内機には、前記冷媒の漏れを検知する漏れ検知手段が設けられていることが好ましい。
冷媒漏れを確実に検知するためには、前記漏れ検知手段が、前記室内機に設けられた配管の下方、又は、前記室内機の下方に設けられていることが好ましい。
より具体的な実施態様としては、前記制御手段が、前記漏れ検知手段からの検知信号に基づいて、前記液遮断弁及び前記開閉弁を制御する構成が挙げられる。
前記制御手段が、時間差を設けて前記液遮断弁及び前記ガス遮断弁を開閉することが好ましい。
これならば、室内機の圧力が所定値以下となる前に室外熱交換器が液冷媒で満たされてしまわないようにすることができる。
安全性を担保できる程度に冷媒を回収するためには、前記貯留部の貯留容量が、前記ポンプダウン運転時において、前記制御手段が前記液遮断弁を閉状態にしてから、前記ガス遮断弁を閉状態にするまでの間に、前記室内機に残存する余剰冷媒を貯留可能な容量に設定されていることが好ましい。
また、安全性を担保できる程度に冷媒を回収するための別の態様としては、前記貯留部の貯留容量が、前記ポンプダウン運転時において、前記制御手段が前記液遮断弁を閉状態にしてから、前記ガス遮断弁を閉状態にするまでの間に、前記室外機が高圧状態とならない容量に設定されていることが好ましい。
このように構成した本発明によれば、冷媒漏れといった有事の際に備えて、構成を複雑化することなく、ポンプダウン運転を利用して冷媒を回収できるようにすることを主たる課題とするものである。
本実施形態における空気調和機の概略構成図。 同実施形態における漏れ検知手段の設置場所を示す模式図。 同実施形態における制御手段の制御を示すフローチャート。 その他の実施形態における空気調和機の概略構成図。 その他の実施形態における制御手段の制御を示すフローチャート。 その他の実施形態における制御手段の制御を示すフローチャート。
以下に本発明に係る空気調和機の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る空気調和機100は、図1に示すように、室外機10、室内機20、及びこの室外機10と室内機20とに冷媒が流通するように構成された冷媒回路Xを備える。なお、冷媒は、例えばR32冷媒を含むものであり、可燃性を有する。
室外機10は、四方弁11、アキュムレータ12、圧縮機13、室外熱交換器14、及び室外膨張弁15を備えている。この実施形態では、冷房運転時に凝縮した液冷媒の一部を冷却する過冷却熱交換器16と、この過冷却熱交換器16に冷媒を送り込む過冷却膨張弁17とをさらに備えており、冷却された冷媒が圧縮機13の吸入側に送られるように構成されている。
室内機20は、互いに並列接続された室内膨張弁21A、21B、21Cと、これらの室内膨張弁21A、21B、21Cにそれぞれ直列に接続された室内熱交換器22A、22B、22Cとを備えている。つまり、これら複数の室内熱交換器22A、22B、22Cは、互いに並列接続されている。
ここで、本実施形態の空気調和機100は、冷媒漏れが生じた際に、通常運転から、圧縮機13に冷媒を回収させるポンプダウン運転に切り替わるように構成されている。
この実施形態では、図2(a)、(b)に示すように、室内への冷媒漏れを検知する漏れ検知手段Sが、例えば室内機20に設けられた配管の下方や室内機20の下方に設けられており、この漏れ検知手段Sが冷媒漏れを検知した場合に、そのことを示す検知信号が、後述する制御手段に送信される。そして、制御手段が、室外機10や室内機20の動作を制御して、通常運転からポンプダウン運転に切り替える。
なお、漏れ検知手段Sとしては、例えば配管を流れる冷媒の圧力や温度を監視するものなどを挙げることができるが、ここでは冷媒の濃度を計測する冷媒センサを用いている。
このポンプダウン運転では、四方弁11を冷房運転と同じ状態に切り替え、冷媒の流れとしては、図1に示すように、室外機10に接続された液主管TL1を介して液冷媒が室内機20から室外機10に流れ込み、室外機10に接続されたガス主管TG1を介してガス冷媒が室内機20から室外機10に流れ込む。
ここで、液主管TL1には、液遮断弁23が設けられており、この液遮断弁23よりも室内熱交換器22A〜C側の複数個所において液主管TL1から分岐した液分岐管TL2が、それぞれ室内熱交換器22A〜Cに接続されている。なお、上述した室内膨張弁21A〜Cは、この液分岐管TL2に設けられている。
液遮断弁23は、液主管TL1において、複数の液分岐管TL2のうち最も室外機10側に位置する第1の液分岐管TL2よりもさらに室外機10側に設けられており、ここでは第1の液分岐管TL2の近傍に配置されている。
また、ガス主管TG1には、ガス遮断弁24が設けられており、このガス遮断弁24よりも室内熱交換器22A〜C側の複数個所においてガス主管TG1から分岐したガス分岐管TG2が、それぞれ室内熱交換器22A〜Cに接続されている。
ガス遮断弁24は、ガス主管TG1において、複数のガス分岐管TG2のうち最も室外機10側に位置する第1のガス分岐管TG2よりもさらに室外機10側に設けられており、ここでは第1のガス分岐管TG2の近傍に配置されている。
そして、本実施形態の空気調和機100は、ポンプダウン運転時において、回収する冷媒の少なくとも一部が流入し、その冷媒を冷媒回路Xに戻すことなく貯留する貯留部30を備えている。
貯留部30は、例えば冷媒回路Xに対して外付けされた外部圧力容器であり、ここでは冷媒回路Xに対して着脱可能に設けられている。
具体的には、ポンプダウン運転時に冷媒を貯留部30に導く導入管Tが冷媒回路Xに接続されており、この導入管Tの一端が上述した液主管TL1における室外機10との接続箇所と液遮断弁23との間に接続されるとともに、他端が貯留部30に接続されている。この導入管Tには、後述する制御手段により制御される開閉弁31が設けられており、この実施形態では、この開閉弁31よりも貯留部30側に貯留部30を冷媒回路Xから着脱するための着脱機構Zが設けられている。
ここで、上記構成において、室外機10との接続箇所から液遮断弁23までの液主管TL1の容積をVa、液遮断弁23から各室内熱交換器22A〜Cまでの液主管TL1及び液分岐管TL2の容積の合計をVb、貯留部30の容積をVtとすると、Va+Vt>Vbの関係を満たすことが好ましく、Va>Vbの関係を満たすことがより好ましい。
また、室外機10との接続箇所からガス遮断弁24までのガス主管TG1の容積をVA、ガス遮断弁24から各室内熱交換器22A〜Cまでのガス主管TG1及びガス分岐管TG2の容積の合計をVBとすると、VA>VBの関係を満たすことが好ましい。
さらに、上述した液主管TL1の容積Vaとガス主管TG1の容積VAとの関係は、Va≦VAの関係を満たすことが好ましい。
次に、制御手段によるポンプダウン運転の制御内容について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、制御手段は、圧縮機13、室外送風機、四方弁11、室外膨張弁15、過冷却膨張弁17、室内膨張弁21A〜C、液遮断弁23、ガス遮断弁24、開閉弁31などを制御するものであり、具体的にはCPU、メモリなどを備える汎用乃至専用のコンピュータである。
まず、制御手段は、漏れ検知手段Sから冷媒漏れを検知したことを示す検知信号を取得すると、液遮断弁23を閉じる(S11)。
次に、導入管Tに設けられた開閉弁31を開ける(S12)。これにより、室内機20側の液冷媒の一部が、貯留部30に流れ込み貯留される。
続いて、室内機20の全数を強風運転にするとともに、室内膨張弁21A〜Cを全開にする(S13)。
次いで、室外膨張弁15を全開にするとともに、過冷却膨張弁17を開ける(S14)。これにより、2相化或いはガス化した冷媒が過冷却熱交換器16を通ってアキュムレータ12に回収されることになる。
その後、圧縮機13を所定の周波数に設定するとともに、室外送風機を所定の回転数に設定し、ポンプダウン運転を開始する(S15)。このポンプダウン運転時において、貯留部30には冷媒の少なくとも一部が流れ込み、その冷媒は冷媒回路に戻されることなく、貯留部30に貯留される。
そして、制御手段は、予め設定されたポンプダウン終了条件を満たすか否かを判断し、当該ポンプダウン終了条件を満たすまでポンプダウン運転を継続させる(S16)。
ポンプダウン終了条件は、適宜設定することができ、ここでは以下の第1条件〜第3条件のうちの何れかが満たされた場合に制御手段がポンプダウン運転を終了するように構成されている。
第1条件:室内機20の圧力(以下、低圧圧力という)が所定の第1閾値以下になる。
第2条件:室外機10の圧力(以下、高圧圧力という)が所定の第2閾値以上になる。
第3条件:運転時間が所定時間以上になる。
このポンプダウン終了条件を満たすと、制御手段は、ガス遮断弁24を閉じる(S17)。このように、本実施形態の制御手段は、液遮断弁23及びガス遮断弁24を時間差を設けて制御するように、具体的には液遮断弁23よりもガス遮断弁24を遅く閉じるように構成されている。これにより、低圧圧力が第1閾値以下となるよりも先に室外熱交換器14が冷媒で満たされて高圧圧力が第2閾値以上になってしまうことを防ぐことができる。
その後、制御手段は、室外機10及び室内機20を停止する(S18)。なお、S12において開状態にした開閉弁31は、液封を防止するため、ポンプダウン運転を終了した後も、開状態が維持される。
以上のように構成された本実施形態に係る空気調和機100によれば、貯留部30に貯留した冷媒を冷媒回路に戻さないので、例えば貯留部30の構成や貯留部30と冷媒回路とを接続する配管構成などを複雑化することなく、冷媒漏れといった有事の際に冷媒を回収して貯めておけるだけの容積を確保することができる。
また、液主管TL1に液遮断弁23を設けているので、液主管TL1における液遮断弁23と室外機10との容積に冷媒を貯留する貯留空間としての機能を発揮させることができ、冷媒の回収量を増大させることができる。
さらに、ガス主管TG1にガス遮断弁24を設けているので、ガス主管TG1におけるガス遮断弁24と室外機10との容積に冷媒を貯留する貯留空間としての機能を発揮させることができ、冷媒の回収量をさらに増大させることができる。
これにより、室外機10だけでは回収しきれない冷媒量を回収することができる。
そのうえ、過冷却熱交換器16を通して2相化若しくはガス化した冷媒をアキュムレータ12に回収するので、圧縮機13の信頼性を確保しつつ、室外機10への冷媒回収量を増加させることができる。
ここで、液遮断弁23やガス遮断弁24が液主管TL1やガス主管TG1における室外機10側に配置されている場合、室外熱交換器14がすぐに液冷媒で満たされて高圧上昇し、室外機10側の冷媒が十分に回収される前に高圧圧力が第2閾値以上となり、ポンプダウン運転が終了してしまう。
一方、本実施形態の空気調和機100は、液遮断弁23やガス遮断弁24が第1の液分岐管TL2や第1のガス分岐管TG2の近傍に設けられているので、低圧圧力が第1閾値以下になる前に高圧圧力が第2閾値以上になってしまうことを防ぐことができ、低圧圧力が第1閾値以下になるまでポンプダウン運転が継続するので、室内機20側の冷媒を十分回収することができる。
加えて、室外機10との接続箇所から液遮断弁23までの液主管TL1の容積Va、液遮断弁23から各室内熱交換器22A〜Cまでの液主管TL1及び液分岐管TL2の容積の合計Vb、貯留部30の容積Vtが、Va+Vt>Vbの関係を満たし、好ましくはVa>Vbの関係を満たすので、ポンプダウン運転時において、高圧圧力を上昇させることなくポンプダウン運転動作を完了させることができる。
また、室外機10との接続箇所からガス遮断弁24までのガス主管TG1の容積VA、ガス遮断弁24から各室内熱交換器22A〜Cまでのガス主管TG1及びガス分岐管TG2の容積の合計VBが、VA>VBの関係を満たすので、ポンプダウン運転時において、高圧圧力を上昇させることなくポンプダウン運転動作を完了させることができる。
これにより、制御手段が液遮断弁23を閉じて、ガス遮断弁24を閉じるまでのポンプダウン運転の間に、室内機20に残存し循環する余剰冷媒を回収できる。
室外機10との接続箇所から液遮断弁23までの液主管TL1の容積Va、及び、室外機10との接続箇所からガス遮断弁24までのガス主管TG1の容積VAが、Va≦VAの関係を満たすので、通常運転やポンプダウン運転時のガス流速抵抗の低減を図れる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、図4に示すように、複数の液分岐管TL2が、液ヘッダ部を介して、液主管TL1に接続されており、複数のガス分岐管TG2が、ガスヘッダ部を介して、ガス主管TG1に接続されていても良い。
このような構成であれば、複数の液分岐管や複数のガス分岐管に分流させる冷媒の偏りを少なくすることができる。
また、制御手段の制御内容としては、前記実施形態の制御内容に限らず、冷房運転時において冷媒漏れが生じた場合、図5のフローチャートに示す内容であっても良い。
すなわち、制御手段は、漏れ検知手段Sから冷媒漏れを検知したことを示す検知信号を取得すると、まず室内機20の全数を強風運転にするとともに、室内膨張弁21A〜Cを全開にする(S21)。
次に、制御手段は、室外膨張弁15を全開にするとともに、過冷却膨張弁17を開ける(S22)。
そして、圧縮機13を所定の周波数に設定するとともに、室外送風機を所定の回転数に設定し、ポンプダウン運転を開始する(S23)。
続いて、制御手段は、液遮断弁23を閉じ(S24)、導入管Tに設けられた開閉弁31を開ける(S25)。これにより、貯留部30には室内機20側の液冷媒の一部が、貯留部30に流れ込み、その冷媒は冷媒回路に戻されることなく、貯留部30に貯留される。
その後、制御手段は、予め設定されたポンプダウン終了条件を満たすか否かを判断し、当該ポンプダウン終了条件を満たすまでポンプダウン運転を継続させる(S26)。なお、ポンプダウン終了条件の一例としては、前記実施形態で述べた通りである。
このポンプダウン終了条件を満たすと、制御手段は、ガス遮断弁24を閉じ(S27)、室外機10及び室内機20を停止する(S18)。なお、S25において開状態にした開閉弁31は、液封を防止するため、ポンプダウン運転を終了した後も、開状態が維持される。
このような制御方法によれば、冷房運転時に冷媒漏れが生じた場合に、その冷房運転を継続したまま、すなわち圧縮機13を停止させることなく、ポンプダウン運転に切り替えることができるので、ポンプダウン終了までの時間を短縮しつつ、室内機20側に漏洩する冷媒量を抑制することができる。
一方、制御手段の制御内容としては、暖房運転時において冷媒漏れが生じた場合、図6のフローチャートに示す内容であっても良い。
すなわち、制御手段は、漏れ検知手段Sから冷媒漏れを検知したことを示す検知信号を取得すると、まず圧縮機13を四方弁切替周波数に設定し(S31)、四方弁11を冷房運転時の状態に切り替える(S32)。
その後は、上述したS21〜S28の動作を行う。
これにより、暖房運転時に冷媒漏れが生じた場合に、圧縮機13を停止させることなく、暖房運転からポンプダウン運転に切り替えることができるので、この切り替え時間を可及的に短くしつつ、室内機20側に漏洩する冷媒量を抑制することができる。
さらに、前記実施形態の室内機20は、並列に接続された3つの室内熱交換器22A〜Cを備えていたが、室内熱交換器の数はこれに限らず、例えば4つ以上の室内熱交換器を備えていても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・空気調和機
10 ・・・室外機
11 ・・・四方弁
12 ・・・アキュムレータ
13 ・・・圧縮機
14 ・・・室外熱交換器
15 ・・・室外膨張弁
16 ・・・過冷却熱交換器
17 ・・・過冷却膨張弁
20 ・・・室内機
21 ・・・室内膨張弁
22 ・・・室内熱交換器
30 ・・・貯留部
23 ・・・液遮断弁
24 ・・・ガス遮断弁
TL1・・・液主管
TL2・・・液分岐管
TG1・・・ガス主管
TG2・・・ガス分岐管
T ・・・導入管
31 ・・・開閉弁

Claims (16)

  1. 冷媒回路を構成する圧縮機が室外機に設けられるとともに、その室外機に複数の室内機が並列接続されている空気調和機であって、
    前記圧縮機に冷媒を回収させるポンプダウン運転時において、当該冷媒の少なくとも一部が流入し、その冷媒を前記冷媒回路に戻すことなく貯留する貯留部を備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記冷媒回路が、
    前記室外機に接続されるとともに、前記ポンプダウン運転時において、液冷媒が流れる液主管と、
    前記液主管から分岐して前記各室内機に接続された複数の液分岐管とを有し、
    前記液主管には、前記複数の液分岐管のうち最も前記室外機側に位置する第1の液分岐管よりもさらに前記室外機側に液遮断弁が設けられており、
    前記液主管における前記液遮断弁よりも前記室外機側の容積が、前記液分岐管の容積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記冷媒回路が、
    前記室外機に接続されるとともに、前記ポンプダウン運転時において、ガス冷媒が流れるガス主管と、
    前記ガス主管から分岐して前記各室内機に接続された複数のガス分岐管とを有し、
    前記ガス主管には、前記複数のガス分岐管のうち最も前記室外機側に位置する第1のガス分岐管よりもさらに前記室外機側にガス遮断弁が設けられており、
    前記ガス主管における前記ガス遮断弁よりも前記室外機側の容積が、前記ガス分岐管の容積よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  4. 一端が前記液主管に接続されるとともに、他端が前記貯留部に接続されて、前記冷媒を前記貯留部に導く導入管と、
    前記導入管に設けられた開閉弁とをさらに備え、
    前記貯留部が、前記導入管に対して着脱可能であることを特徴とする請求項2又は3記載の空気調和機。
  5. 前記ガス主管の容積が、前記液主管の容積と同じ又はそれよりも大きいことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  6. 前記液遮断弁が、前記第1の液分岐管の近傍に配置されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  7. 前記ガス遮断弁が、前記第1のガス分岐管の近傍に配置されていることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  8. 前記複数の液分岐管が、液ヘッダ部を介して、前記液主管に接続されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  9. 前記複数のガス分岐管が、ガスヘッダ部を介して、前記ガス主管に接続されていることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  10. 前記室外機には、前記液遮断弁、前記ガス遮断弁、及び前記開閉弁を制御する制御手段が設けられていることを特徴とする請求項3を引用する請求項4記載の空気調和機。
  11. 前記室内機には、前記冷媒の漏れを検知する漏れ検知手段が設けられていることを特徴とする請求項10のうち何れか一項に記載の空気調和機。
  12. 前記漏れ検知手段が、前記室内機に設けられた配管の下方、又は、前記室内機の下方に設けられていることを特徴とする請求項11記載の空気調和機。
  13. 前記制御手段が、前記漏れ検知手段からの検知信号に基づいて、前記液遮断弁及び前記開閉弁を制御することを特徴とする請求項11又は12記載の空気調和機。
  14. 前記制御手段が、時間差を設けて前記液遮断弁及び前記ガス遮断弁を開閉することを特徴とする請求項10乃至13のうち何れか一項に記載の空気調和機。
  15. 前記貯留部の貯留容量が、前記ポンプダウン運転時において、前記制御手段が前記液遮断弁を閉状態にしてから、前記ガス遮断弁を閉状態にするまでの間に、前記室内機に残存する余剰冷媒を貯留可能な容量に設定されていることを特徴とする請求項10乃至14のうち何れか一項に記載の空気調和機。
  16. 前記貯留部の貯留容量が、前記ポンプダウン運転時において、前記制御手段が前記液遮断弁を閉状態にしてから、前記ガス遮断弁を閉状態にするまでの間に、前記室外機が高圧状態とならない容量に設定されていることを特徴とする請求項1乃至15のうち何れか一項に記載の空気調和機。
JP2019042237A 2019-03-08 2019-03-08 空気調和機 Pending JP2020143870A (ja)

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