JP2021055956A - 冷凍サイクル装置及び判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒漏洩の誤判定を減らす。【解決手段】冷凍サイクル装置は、冷媒回路と、検知部(60)と、記憶部(70)と、判定部(80)と、を備える。冷媒回路は、圧縮機と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、を有する。検知部(60)は、冷媒回路内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する。記憶部(70)は、手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する。判定部(80)は、検知部(60)で冷媒量の異常が検知されると、記憶部(70)から修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する。【選択図】図2

Description

冷凍サイクル装置及び判定システムに関する。
特許文献1(特開2010−107187号公報)には、指標値算出手段が算出した漏洩指標値に基づいて、漏洩判定手段により、冷媒回路において冷媒漏れが生じているか否かを判定する漏洩診断装置が開示されている。
しかしながら、漏洩判定手段により冷媒漏れが生じていると判定されても、実際には冷媒漏れが生じていない場合があり、この場合は冷媒漏洩の誤判定となる。
第1観点に係る冷凍サイクル装置は、冷媒回路と、検知部と、記憶部と、判定部と、を備える。冷媒回路は、圧縮機と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、を有する。検知部は、冷媒回路内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する。記憶部は、手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する。判定部は、検知部で冷媒量の異常が検知されると、記憶部から修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する。
ここでは、上記特許文献1の冷媒漏洩の誤判定は、冷凍サイクル装置を構成する部品を修理する際に、冷媒を回収及び再充填することによって、修理後に冷媒量の過不足が発生することに起因することを、本発明者は見出した。
第1観点に係る冷凍サイクル装置によれば、冷媒量の異常が検知されても、修理履歴を参照して、修理に起因する異常であれば、冷媒が漏洩したと判定しない。このため、修理に起因する冷媒量の異常による冷媒漏洩の誤判定を減らすことができる。
第2観点に係る冷凍サイクル装置は、第1観点の冷凍サイクル装置であって、判定部により判定された判定結果を報知する報知部をさらに備える。
第2観点に係る冷凍サイクル装置では、報知部により、冷媒漏洩または修理に起因する冷媒量異常を区別して報知されるので、異常を正確に認識できる。
第3観点に係る冷凍サイクル装置は、第1または第2観点の冷凍サイクル装置であって、判定部により修理に起因する異常と判定されると、検知部は、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する。
第3観点に係る冷凍サイクル装置では、修理後に変化した冷媒量に基づいて、今後の異常を検知するので、冷媒漏洩の誤判定をより減らすことができる。
第4観点に係る冷凍サイクル装置は、第1から第3観点の冷凍サイクル装置であって、検知部で冷媒量の異常が検知されると、サービスパーソンに連絡する連絡部をさらに備える。
第4観点に係る冷凍サイクル装置では、連絡部により、冷媒量の過不足に関する異常が検知されると、サービスパーソンに連絡するので、修理または冷媒漏洩に起因する冷媒量の異常の対処を迅速にできる。
第5観点に係る冷凍サイクル装置は、第1から第4観点の冷凍サイクル装置であって、修理時に修理履歴を入力装置に入力することによって、記憶部に修理履歴が記憶される。
第5観点に係る冷凍サイクル装置では、修理時に修理履歴を入力装置に入力することによって、記憶部に修理履歴が漏れなく記憶されるので、冷媒漏洩の誤判定をより減らすことができる。
第6観点に係る冷凍サイクル装置は、第1から第5観点の冷凍サイクル装置であって、記憶部及び判定部は、外部装置に格納される。
ここで、外部装置は、冷媒回路を主として備える装置の外部の装置である。
第6観点に係る冷凍サイクル装置では、サービスパーソンが修理時に修理履歴及び運転データを外部装置に送信することで、運転データ及び修理履歴が外部装置に蓄積される。このため、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを容易に判定できる。
第7観点に係る判定システムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、を有する冷媒回路における冷媒漏洩に関する判定をする判定システムであって、検知部と、記憶部と、判定部と、を備える。検知部は、冷媒回路内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する。記憶部は、手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する。判定部は、検知部で冷媒量の異常が検知されると、記憶部から修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する。
第7観点に係る判定システムによれば、冷媒量の異常が検知されても、修理履歴を参照して、修理に起因する異常であれば、冷媒が漏洩したと判定しない。このため、修理に起因する冷媒量の異常による冷媒漏洩の誤判定を減らすことができる。
第8観点に係る判定システムは、第7観点の判定システムであって、判定部により修理に起因する異常と判定されると、検知部は、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する。
第8観点に係る判定システムでは、修理後に変化した冷媒量に基づいて、今後の異常を検知するので、冷媒漏洩の誤判定をより減らすことができる。
第9観点に係る判定システムは、第7または第8観点の判定システムであって、修理時に修理履歴が入力されることによって、記憶部に修理履歴が記憶される入力装置をさらに備える。
第9観点に係る判定システムでは、修理時に修理履歴を入力装置に入力することによって、記憶部に修理履歴が漏れなく記憶されるので、冷媒漏洩の誤判定をより減らすことができる。
本開示の一実施形態に係る冷媒サイクル装置の概略構成図である。 本開示の冷媒サイクル装置を概略的に示すブロック図である。 1つの空気調和機の過冷却度と基準値との差ΔScを示す図である。 本開示の一実施形態に係る冷媒漏洩判定方法を示すフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る冷凍サイクル装置及び判定システムについて、図面を参照しながら説明する。
(1)全体構成
図1に示すように、本開示の一実施形態に係る冷凍サイクル装置は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、ビル等の室内の冷房及び暖房に使用される空気調和機1である。空気調和機1は、主として冷媒回路10から構成される。冷媒回路10は、圧縮機21と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、を有する。凝縮器は、冷房運転時には室外ユニット2に搭載される室外熱交換器24であり、暖房運転時には室内ユニット5a、5bに搭載される室内熱交換器52a、52bである。膨張機構は、室外側膨張弁25及び室内側膨張弁51a、51bを含む。蒸発器は、冷房運転時には室内ユニット5a、5bに搭載される室内熱交換器52a、52bであり、暖房運転時には室外ユニット2に搭載される室外熱交換器24である。
冷媒回路10には、例えばフロン系の冷媒が充填されている。なお、本開示の冷媒回路10に充填される冷媒は、特に限定されない。
図2に示すように、本開示の一実施形態に係る判定システム8は、冷媒回路10における冷媒漏洩に関する判定をする。判定システム8は、検知部60と、記憶部70と、判定部80と、を主に備えている。
(2)詳細構成
(2−1)空気調和機
図1に示すように、空気調和機1は、室外ユニット2と、複数の室内ユニット5a、5bと、液冷媒連絡管6と、ガス冷媒連絡管7と、を有している。なお、本実施形態では、複数(図1では2台)の室内ユニット5a、5bが互いに並列に接続されているが、室内ユニットは1台であってもよい。液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7は、室外ユニット2と室内ユニット5a、5bとを接続する。
(2−1−1)室内ユニット
室内ユニット5a、5bは、ビル等の室内に設置されている。室内ユニット5a、5bは、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、室内ユニット5a、5bの構成について説明する。なお、室内ユニット5aと室内ユニット5bとは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット5aの構成のみ説明し、室内ユニット5bの構成については、それぞれ、室内ユニット5aの各部を示す添え字「a」の代わりに添え字「b」を付して、各部の説明を繰り返さない。
室内ユニット5aは、主として、室内側膨張弁51aと、室内熱交換器52aと、室内液冷媒管53aと、室内ガス冷媒管54aと、室内ファン55aと、を有している。
室内側膨張弁51aは、室内熱交換器52aを流れる冷媒の流量の調節等を行う開度調節が可能な電動膨張弁である。室内側膨張弁51aは、室内液冷媒管53aに設けられている。
室内熱交換器52aは、冷媒と室内空気との熱交換を行う。室内熱交換器52aは、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。
室内液冷媒管53aは、室内熱交換器52aの液側端と液冷媒連絡管6とを接続する。室内ガス冷媒管54aは、室内熱交換器52aのガス側端とガス冷媒連絡管7とを接続する。
室内ファン55aは、室内ユニット5a内に室内空気を吸入して、室内熱交換器52aにおいて冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給する。室内ファン55aは、室内熱交換器52aを流れる冷媒の加熱源または冷却源としての室内空気を室内熱交換器52aに供給する。
室内ユニット5aには、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内ユニット5aは、室内熱交換器入口温度センサ56aと、室内熱交換器出口温度センサ57aと、を有する。
室内熱交換器入口温度センサ56aは、室内熱交換器52aの液側端における冷媒の温度TH2を検出する。室内熱交換器入口温度センサ56aは、室内熱交換器52aを蒸発器として用いるときの蒸発器の入口温度を測定する蒸発器入口温度センサである。また室内熱交換器入口温度センサ56aは、室内熱交換器52aを凝縮器として用いるときの凝縮器の出口温度を測定する凝縮器出口温度センサである。
室内熱交換器出口温度センサ57aは、室内熱交換器52aのガス側端における冷媒の温度TH3を検出する。室内熱交換器出口温度センサ57aは、室内熱交換器52aを蒸発器として用いるときの蒸発器の出口温度を測定する蒸発器出口温度センサである。また室内熱交換器出口温度センサ57aは、室内熱交換器52aを凝縮器として用いるときの凝縮器の入口温度を測定する凝縮器入口温度センサである。
(2−1−2)室外ユニット
室外ユニット2は、ビル等の室外に設置されている。室外ユニット2は、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7を介して室内ユニット5a、5bに接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、室外ユニット2の構成について説明する。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、切換機構23と、室外熱交換器24と、室外側膨張弁25と、室外液冷媒管26と、吸入管27と、アキュムレータ28と、吐出管29と、第1室外ガス冷媒管30と、第2室外ガス冷媒管31と、液側閉鎖弁32と、ガス側閉鎖弁33と、室外ファン34と、を有している。
圧縮機21は、低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。ここでは、圧縮機21として、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)が圧縮機用モータ22によって回転駆動される密閉式構造の圧縮機が使用されている。また、ここでは、圧縮機用モータ22は、インバータ等により回転数制御が可能になっており、これにより、圧縮機21の容量制御が可能になっている。
切換機構23は、冷媒回路10における冷媒の流れ方向を切り換えることが可能な四路切換弁である。切換機構23は、冷房運転時において、圧縮機21の吸入側を吸入管27及び第2室外ガス冷媒管31を通じてガス冷媒連絡管7に連通させ、かつ、圧縮機21の吐出側を吐出管29及び第1室外ガス冷媒管30を通じて室外熱交換器24のガス側端に連通させる切り換えが可能な機構である。このため、冷媒回路10は、切換機構23の切り換えによって、室外熱交換器24を冷媒の凝縮器として機能させ、かつ、室内熱交換器52a、52bを冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態(図1の切換機構23の実線を参照)に切り換え可能になっている。また、切換機構23は、暖房運転時において、圧縮機21の吸入側を吸入管27及び第1室外ガス冷媒管30を通じて室外熱交換器24のガス側端に連通させ、かつ、圧縮機21の吐出側を吐出管29及び第2室外ガス冷媒管31を通じてガス冷媒連絡管7に連通させる切り換えが可能な機構である。このため、冷媒回路10は、このような切換機構23の切り換えによって、室外熱交換器24を冷媒の蒸発器として機能させ、かつ、室内熱交換器52a、52bを冷媒の凝縮器として機能させる暖房サイクル状態(図1の切換機構23の破線を参照)に切り換え可能になっている。なお、切換機構23は、四路切換弁に限られるものではなく、複数の電磁弁及び冷媒管を組み合わせることによって、上記のような冷媒の流れ方向の切り換えを行えるように構成したものであってもよい。
室外熱交換器24は、冷媒と室外空気との熱交換を行う。室外熱交換器24は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。室外熱交換器24は、その液側端が室外液冷媒管26に接続されており、ガス側端が第1室外ガス冷媒管30に接続されている。
室外側膨張弁25は、室外熱交換器24を流れる冷媒の流量の調節等を行う開度調節が可能な電動膨張弁である。室外側膨張弁25は、室外液冷媒管26に設けられている。
室外液冷媒管26は、室外熱交換器24の液側端と液冷媒連絡管6とを接続する。吸入管27は、切換機構23と圧縮機21の吸入側とを接続する。
吸入管27には、圧縮機21に吸入される冷媒を一時的に溜めるアキュムレータ28が設けられている。換言すると、アキュムレータ28は、余剰冷媒を貯留する。
吐出管29は、圧縮機21の吐出側と切換機構23とを接続する。第1室外ガス冷媒管30は、切換機構23と室外熱交換器24のガス側端とを接続する。第2室外ガス冷媒管31は、ガス冷媒連絡管7と切換機構23とを接続する。室外液冷媒管26の液冷媒連絡管6との接続部には、液側閉鎖弁32が設けられている。第2室外ガス冷媒管31のガス冷媒連絡管7との接続部には、ガス側閉鎖弁33が設けられている。液側閉鎖弁32及びガス側閉鎖弁33は、手動で開閉される弁である。
室外ファン34は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器24において冷媒と熱交換させた後に、室外ユニット2外に排出する。室外ファン34は、室外熱交換器24を流れる冷媒の冷却源または加熱源としての室外空気を室外熱交換器24に供給する。
室外ユニット2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外ユニット2は、吸入圧力センサ41と、吸入温度センサ42と、吐出圧力センサ43と、吐出温度センサ44と、室外熱交換器出口温度センサ45と、を有する。室外ユニット2の圧縮機21周辺には、吸入圧力センサ41、吸入温度センサ42、吐出圧力センサ43、及び吐出温度センサ44が設けられている。
吸入圧力センサ41は、圧縮機21の吸入圧力Lpを検出する。吸入温度センサ42は、圧縮機21の吸入温度Tsを検出する。吐出圧力センサ43は、圧縮機21の吐出圧力Pdを検出する。吐出温度センサ44は、圧縮機21の吐出温度Tdを検出する。
室外熱交換器出口温度センサ45は、室外液冷媒管26において、室外側膨張弁25よりも室外熱交換器24側に設けられている。室外熱交換器出口温度センサ45は、室外熱交換器24の液側端における冷媒の温度Tbを検出する。室外熱交換器出口温度センサ45は、室外熱交換器24を凝縮器として用いるときの凝縮器の出口温度Tbを測定する凝縮器出口温度センサである。室外熱交換器出口温度センサ45は、室外熱交換器24を蒸発器として用いるときの蒸発器の入口温度を測定する蒸発器入口温度センサである。
(2−1−3)冷媒連絡管
液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7は、冷媒回路10を備える空気調和機をビル等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニット2と室内ユニット5a、5bとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
なお、液冷媒連絡管6に流れる冷媒は、液体であってもよく、気液二相であってもよい。
(2−1−4)運転動作
空気調和機1は、冷媒回路10によって、暖房運転及び冷房運転を実行する。
(2−1−4−1)冷房運転
冷房運転について、図1を用いて説明する。冷房運転では、冷凍サイクルの低圧の値(吸入圧力センサ41の検出値)が冷房負荷に応じた低圧目標値になるように圧縮機21の運転周波数が制御され、室内熱交換器52a、52bの出口の冷媒の過熱度が所定の目標値(例えば5℃)になるように、室内側膨張弁51a、51bの開度が調節される。
リモコン(図示せず)等からの入力によって冷房運転の指示がなされると、冷媒回路10が冷房サイクル状態(図1の切換機構23の実線で示された状態)になるように切換機構23が切り換わる。これにより、圧縮機21、室外ファン34及び室内ファン55a、55bが起動し、また、室外側膨張弁25、室内側膨張弁51a、51b等が所定の動作を行う。
すると、冷媒回路10内の低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。この高圧のガス冷媒は、切換機構23を通じて室外熱交換器24に送られる。
室外熱交換器24に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の凝縮器として機能する室外熱交換器24において、室外ファン34によって供給される室外空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮して、高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、室外側膨張弁25、液側閉鎖弁32及び液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られる。
室内ユニット5a、5bに送られた高圧の液冷媒は、室内側膨張弁51a、51bによって減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器52a、52bに送られる。
室内熱交換器52a、52bに送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器52a、52bにおいて、室内ファン55a、55bによって供給される室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管7を通じて、室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、ガス側閉鎖弁33及び切換機構23を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(2−1−4−2)暖房運転
暖房運転について、図1を用いて説明する。暖房運転では、冷凍サイクルの高圧の値(吐出圧力センサ43の検出値)が暖房負荷に応じた高圧目標値になるように圧縮機21の運転周波数が制御され、室内熱交換器52a、52bの出口の冷媒の過冷却度が所定の目標値(例えば5℃)になるように、膨張弁の開度が調節される。
リモコン(図示せず)等からの入力によって暖房運転の指示がなされると、冷媒回路10が暖房サイクル状態(図1の切換機構23の破線で示された状態)になるように切換機構23が切り換わり、圧縮機21、室外ファン34及び室内ファン55a、55bが起動し、また、室外側膨張弁25、室内側膨張弁51a、51b等が所定の動作を行う。
すると、冷媒回路10内の低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。この高圧のガス冷媒は、切換機構23、ガス側閉鎖弁33及びガス冷媒連絡管7を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られる。室内ユニット5a、5bに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器52a、52bに送られる。
室内熱交換器52a、52bに送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の凝縮器として機能する室内熱交換器52a、52bにおいて、室内ファン55a、55bによって供給される室内空気と熱交換を行って冷却されることによって凝縮して、高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、室内側膨張弁51a、51b及び液冷媒連絡管6を通じて、室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた冷媒は、液側閉鎖弁32を通じて、室外側膨張弁25に送られ、室外側膨張弁25によって減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器24に送られる。
室外熱交換器24に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器24において、室外ファン34によって供給される室外空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、切換機構23を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(2−2)判定システム
図2に示すように、判定システム8は、検知部60と、記憶部70と、入力装置71と、判定部80と、報知部91と、連絡部92と、を備えている。
本実施形態では、検知部60、記憶部70及び判定部80は、外部装置9に格納される。外部装置9は、冷媒回路10を主として備える空気調和機1の外部の装置である。詳細には、外部装置9は、室外ユニット2と、室内ユニット5a、5bと、液冷媒連絡管6と、ガス冷媒連絡管7とで構成される装置の外部にある。本実施形態の外部装置9は、クラウドサーバである。このため、クラウドサーバにおいて、冷媒量の異常が修理に起因するのか、または、冷媒漏洩に起因するのかを判定する。
なお、外部装置9としてのクラウドサーバ及び空気調和機1の制御部は、コンピュータにより実現されるものである。クラウドサーバは、制御演算装置と記憶装置とを備える。制御演算装置には、CPUまたはGPUといったプロセッサを使用できる。制御演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って所定の画像処理や演算処理を行う。さらに、制御演算装置は、プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。図2は、制御演算装置により実現される各種の機能ブロックを示している。記憶装置は、データベースとして用いることができる。
(2−2−1)検知部
検知部60は、冷媒回路10内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する。冷媒量の過不足に関する異常は、例えば、室外熱交換器24の冷媒の出口側における過冷却度(SC:サブクール)に基づいて検知される。なお、過冷却度は、凝縮温度Tcと凝縮器の出口温度Tbとの温度差であり、Tc−Tbで表される。
具体的には、室内熱交換器52a、52bを蒸発器として用い、かつ室外熱交換器24を凝縮器として用いる冷房運転時には、検知部60は、凝縮器出口温度センサである室外熱交換器出口温度センサ45から室外熱交換器24の出口温度Tbを取得する。また検知部60は、吐出圧力センサ43の吐出圧力Hpから凝縮温度Tcを算出する。そして、検知部60は、凝縮温度Tc及び出口温度Tbから、過冷却度を算出する。さらに、検知部60は、過冷却度の基準値を取得する。基準値は、例えば冷媒量、外気温、圧縮機の回転数、電流値等から予測される。算出された過冷却度と、予測された基準値との差が所定値を超えると、検知部60は、冷媒量の過不足に関する異常であると検知する。一方、算出された過冷却度と基準値との差が所定値以下であると、検知部60は、冷媒量の過不足に関する異常はないと検知する。
検知部60で冷媒量の異常が検知されて、後述する判定部80により修理に起因する異常と判定されると、検知部60は、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する。具体的には、冷媒回路10に充填される冷媒量が修理によって変更された場合には、検知部60は、その修理後の冷媒量を考慮して予測される基準値に基づいて、冷媒量の過不足に関する異常を検知する。
検知部60で冷媒量の異常が検知されると、検知部60は判定部80に冷媒量の異常が検知されたことを通知する。
(2−2−2)記憶部
記憶部70は、手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する。記憶部70には、空気調和機1の修理をした日が少なくとも記憶される。修理履歴は、空気調和機を構成する部品の修理に伴って、冷媒回路10に充填される冷媒調整を実施した時の記録である。詳細には、圧縮機21、室内側膨張弁51a、51b、室内熱交換器52a、52b、室外側膨張弁25、室外熱交換器24等の機能部品が故障して交換される際に、冷媒回路10に充填された冷媒の一部または全部を回収する。そして、故障した機能部品を交換した後に、回収した量と同じ量の冷媒を冷媒回路10に再充填する。記憶部70は、この再充填した日を修理履歴として記憶する。
本実施形態の記憶部70は、手入力から判別した修理履歴を記憶する。具体的には、後述する入力装置71を用いて、修理時に修理履歴を手入力することによって、記憶部70に修理履歴が記憶される。入力装置71に手入力された修理履歴は、記憶部70に送信されることによって、記憶部70は手入力の修理履歴を取得して、記憶する。
記憶部70は、例えば、ROM、RAM、及び/又はフラッシュメモリ等の各種メモリで構成されており、複数の記憶領域を含む。
(2−2−3)入力装置
入力装置71は、修理時に修理履歴が入力されることによって、記憶部70に修理履歴が記憶される。入力装置71は、例えば、サービスパーソンが所持する持ち運び可能な装置である。例えば、サービスパーソンが圧縮機21を交換する時に、入力装置71に修理をした日を手入力する。
(2−2−4)判定部
判定部80は、検知部60で冷媒量の異常が検知されると、記憶部70から修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路10から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する。
具体的には、検知部60から冷媒量の異常を受信した判定部80は、記憶部70から修理履歴を読み出して、空気調和機1の修理をした最も近い日を特定する。特定した日が所定範囲内であれば、判定部80は、修理に起因する異常と判定する。一方、特定した日が所定範囲を超えていれば、判定部80は、冷媒が漏洩したことに起因する異常であると判定する。例えば、検知部60で冷媒量の異常が検知されたものの、記憶部70の修理履歴から、直近に空気調和機の修理があった場合には、判定部80は、冷媒が漏洩したことに起因する異常ではなく、修理に起因する異常であると判定する。
判定部80は、検知部60で検知された冷媒量の異常が修理に起因すると判定すると、判定後の冷媒量に関する値を検知部60に通知する。
ここで、図3に示す具体例を挙げて説明する。図3は、1つの空気調和機の2013年〜2016年の冷房運転時における過冷却度と基準値との差であるΔSCの月平均値を示す。図3において、縦軸は、ΔSCの月平均値を示し、横軸は、外気温を示す。
図3に示すように、過冷却度と基準値との差であるΔSCが、2015年の冷房運転開始時から2014年の値より低下している。この時期のΔSCの低下量が所定値を超えるので、検知部60は、冷媒の過不足に関する異常を検知する。
判定部80は、記憶部70から修理履歴を読み出す。この例では、判定部80は、直近に圧縮機を交換した履歴を取得する。このため、判定部80は、冷媒漏洩に起因するのではなく、修理に起因する冷媒量の異常であることを判定する。なお、図3では、2015年年初の暖房運転時に冷媒を回収して圧縮機を修理した際、修理完了後の冷媒の再充填量が不足した例である。
(2−2−5)報知部
図2に示すように、報知部91は、判定部80により判定された判定結果を報知する。報知部91は、冷媒量の過不足に関する異常が、修理に起因する異常なのか、または、冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを区別して報知する。例えば、報知部91は、修理に起因する場合には報知せず、冷媒が漏洩したことに起因する場合のみ報知する。また、例えば、報知部91は、修理に起因する異常なのか、または、冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを、報知する。
報知部91は、視覚、聴覚などによって判定結果を識別できるように報知する。本実施形態の報知部91は、判定結果を視覚により識別できる表示部であって、室外ユニット2または室内ユニット5a、5bに設けられている。
(2−2−6)連絡部
連絡部92は、検知部60で冷媒量の異常が検知されると、サービスパーソンに連絡する。本実施形態の連絡部92は、冷媒量の異常が検知されると、サービスパーソンに自動送信する。
(3)冷媒漏洩判定方法
図1〜図4を参照して、本開示の一実施形態に係る冷媒漏洩判定方法を説明する。冷媒漏洩判定方法は、上述した冷房運転及び暖房運転中に、冷媒回路10から冷媒が漏洩したか否かを判定する方法である。
(3−1)運転開始
図4に示すように、まず、冷房運転または暖房運転を開始する(ステップS1)。
(3−2)検知部での検知
運転が開始されると、検知部60によって、冷媒回路10内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する(ステップS2)。このステップS2では、運転中の凝縮器出口温度及び圧縮機の吐出圧力から算出された過冷却度と基準値との差が所定値以下であると、検知部60は、冷媒量の過不足に関する異常がないと検知する。ステップS2において、冷媒量の過不足の異常が検知されなければ、引き続き検知部60によって、冷媒回路10内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する。検知部60での検知は、常時実施されてもよく、所定間隔毎に実施してもよい。
一方、算出された過冷却度と、予測された基準値との差が所定値を超えると、検知部60は、冷媒量の過不足に関する異常であると検知する。ステップS2において、検知部60で冷媒量の異常が検知されると、ステップS3に移行する。
(3−3)判定部での判定
次に、判定部80によって、記憶部70から修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する(ステップS3)。このステップS3では、記憶部70に記憶された手入力から判別した修理履歴から、修理をした最も近い日を特定する。そして、ステップS3において、特定した日が所定の範囲を超えていれば、判定部80は、冷媒が漏洩したことに起因する異常であると判定する(ステップS4)。一方、判定部80は、特定した日が所定の範囲内であれば、判定部80は、修理に起因する異常と判定する(ステップS5)。
(3−4)判定結果を報知
判定部80によって冷媒が漏洩したと判定されると(ステップS4)、報知部91によって、判定部80により判定された判定結果を報知する(ステップS5)。本実施形態では、報知部91によって、冷媒が漏洩したと判定された時に報知され、冷媒量の異常が修理に起因したものと判定された時には報知されない。
(3−5)補正
判定部80によって、修理に起因して冷媒量が異常であると判定されると(ステップS5)、修理後の冷媒量の値に補正する(ステップS7)。判定部80は、補正した値を検知部60に通知する。補正した値を受信した検知部60は、ステップS2において、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する。
(4)特徴
本発明者は、空気調和機1を構成する部品を修理する際に、冷媒を回収及び再充填することによって、修理後に冷媒量の過不足が発生することに起因することを見出した。詳細には、部品を交換する際に、冷媒回路10に充填された冷媒の一部を回収する。故障した機能部品を交換した後に、回収した量と同じ量の冷媒を冷媒回路10に再充填する。しかし、回収時に計測した冷媒量と、再充填する冷媒量とが異なる場合には、修理後に冷媒量の過不足が発生する。このため、冷凍サイクル装置が冷媒漏洩を検出する装置を備えていても、修理に起因して冷媒量が不足していると、冷媒漏洩と判定されてしまう。
本実施形態の空気調和機1では、検知部60において冷媒量の異常が検知されても、判定部80は、記憶部70に記憶された修理履歴を参照して、修理に起因する異常であれば、冷媒が漏洩したと判定しない。このように、空気調和機1は、冷媒量の過不足に関する異常と、空気調和機1の修理履歴とを連携させている。したがって、修理に起因する冷媒量の異常を、冷媒が漏洩したと誤判定することを減らすことができる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上述した実施形態では、検知部60、記憶部70及び判定部80は、外部装置9に格納されるが、これに限定されない。本変形例では、検知部60、記憶部70及び判定部80は、空気調和機1の内部に配置される。換言すると、本変形例では、判定システム8は、空気調和機1に搭載される。ここでは、検知部60、記憶部70及び判定部80は、室外ユニット2に配置される。具体的には、室外ユニット2において、検知部60が冷媒回路10内の冷媒量の過不足に関する異常を検知すると、判定部80は、記憶部70から修理履歴を読み出して、冷媒量の異常が修理に起因するのか、または、冷媒漏洩に起因するのかを判定する。
また入力装置71は、室外ユニット2に装備される。例えば、修理をしたサービスパーソンが、室外ユニット2の入力装置71に修理履歴を入力する。このため、本変形例では、外部装置は省略されている。
(5−2)変形例B
上述した実施形態では、記憶部70は、手入力から判別した修理履歴を記憶するが、これに限定されない。本変形例では、記憶部70は、運転データから判別した修理履歴を記憶する。具体的には、空気調和機1から運転データが記憶部70に送信されることによって、記憶部70は、運転データから判別した修理履歴を記憶する。あるいは、空気調和機1の制御部において運転データから修理履歴を判別し、修理履歴が記憶部70に送信されることによって、記憶部70は、取得した修理履歴を記憶する。これらの場合の修理履歴は、運転データから推定されたものである。
本変形例では、運転データから修理履歴を判別するので、修理履歴を手入力でする場合に比べて、サービスパーソンによる入力の手間を減らすことができる。
なお、記憶部70は、手入力及び運転データから判別した修理履歴を記憶してもよい。例えば、記憶部70は、通常は手入力による修理履歴を記憶し、修理履歴の入力し忘れが発生したときに、運転データから判別した修理履歴を記憶する。
(5−3)変形例C
上述した実施形態では、検知部60は、室外熱交換器24の冷媒の出口側における過冷却度に基づいて検知することを例に挙げて説明したが、特に限定されず、任意の検知手法が採用される。例えば、検知部60は、過熱度(SH:スーパーヒート)、吐出過熱度(DSH:吐出スーパーヒート)及びそれらに相当する値によって、冷媒回路10内の冷媒量の過不足に関する異常を検知してもよい。
なお、過冷却度に相当する値は、例えば、Taを外気温とすると(Tc−Tb)/(Tc−Ta)である。過熱度は、蒸発器の出口温度TH3と蒸発温度Teとの差であり、TH3−Teで表される。過熱度に相当する値は、Trを室温とすると、例えば(TH3−Te)/(Tr−Te)である。吐出過熱度は、圧縮機21の吐出温度Tdと凝縮温度Tcとの差であり、(Td−Tc)で表される。吐出過熱度に相当する値は、例えば(Td−Tc)/(Tc−Te)である。
(5−4)変形例D
上述した実施形態では、連絡部92は、検知部60で冷媒量の異常が検知されると、サービスパーソンに連絡するが、これに限定されない。また、連絡部92は、判定部80で判定した結果をサービスパーソンに連絡してもよい。具体的には、連絡部92は、判定部80において、修理に起因する冷媒量の異常、または、冷媒が漏洩したことに起因する冷媒量の異常を、サービスパーソンに連絡する。なお、連絡部92は省略されてもよい。
(5−5)変形例E
上述した実施形態では、冷凍サイクル装置として、空気調和機1を例に挙げて説明したが、これに限定されない。本開示の冷凍サイクル装置は、例えば、チラー、給湯装置、冷蔵庫や冷凍庫の庫内を冷却する冷却装置等であってもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 :空気調和機
2 :室外ユニット
5a,5b :室内ユニット
6 :液冷媒連絡管
7 :ガス冷媒連絡管
8 :判定システム
9 :外部装置
10 :冷媒回路
21 :圧縮機
22 :圧縮機用モータ
23 :切換機構
24 :室外熱交換器
25 :室外側膨張弁
26 :室外液冷媒管
27 :吸入管
28 :アキュムレータ
29 :吐出管
30 :第1室外ガス冷媒管
31 :第2室外ガス冷媒管
32 :液側閉鎖弁
33 :ガス側閉鎖弁
34 :室外ファン
41 :吸入圧力センサ
42 :吸入温度センサ
43 :吐出圧力センサ
44 :吐出温度センサ
45 :室外熱交換器出口温度センサ
51a,51b :室内側膨張弁
52a,52b :室内熱交換器
53a,53b :室内液冷媒管
54a,54b :室内ガス冷媒管
55a,55b :室内ファン
56a,56b :室内熱交換器入口温度センサ
57a,57b :室内熱交換器出口温度センサ
60 :検知部
70 :記憶部
71 :入力部
80 :判定部
91 :報知部
92 :連絡部
特開2010−107187号公報

Claims (9)

  1. 圧縮機(21)と、凝縮器(24、52a)と、膨張機構(25、51a)と、蒸発器(52a、24)と、を有する冷媒回路(10)と、
    前記冷媒回路内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する検知部(60)と、
    手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する記憶部(70)と、
    前記検知部で冷媒量の異常が検知されると、前記記憶部から前記修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、前記冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する判定部(80)と、を備える、冷凍サイクル装置(1)。
  2. 前記判定部により判定された判定結果を報知する報知部(91)をさらに備える、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記判定部により修理に起因する異常と判定されると、前記検知部は、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記検知部で冷媒量の異常が検知されると、サービスパーソンに連絡する連絡部(92)をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 修理時に前記修理履歴を入力装置に入力することによって、前記記憶部に前記修理履歴が記憶される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記記憶部及び前記判定部は、外部装置(9)に格納される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 圧縮機と、凝縮器と、膨張機構と、蒸発器と、を有する冷媒回路における冷媒漏洩に関する判定をする判定システムであって、
    前記冷媒回路内の冷媒量の過不足に関する異常を検知する検知部と、
    手入力または運転データから判別した修理履歴を記憶する記憶部と、
    前記検知部で冷媒量の異常が検知されると、前記記憶部から前記修理履歴を読み出して、修理に起因する異常なのか、または、前記冷媒回路から冷媒が漏洩したことに起因する異常なのかを判定する判定部と、を備える、判定システム。
  8. 前記判定部により修理に起因する異常と判定されると、前記検知部は、判定後の冷媒量に基づいて異常を検知する、請求項7に記載の判定システム。
  9. 修理時に前記修理履歴が入力されることによって、前記記憶部に前記修理履歴が記憶される入力装置をさらに備える、請求項7または8に記載の判定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102623390B1 (ko) * 2023-06-30 2024-01-11 주식회사 에이아이비즈 장비 이상 탐지 모델의 정확도를 유지하기 위한 방법,장치 및 프로그램

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