JP2020143613A - エンジン、その遠隔監視装置、及びそのメンテナンス周期調整方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ガスエンジンで燃焼室での点火を担う点火プラグは、劣化すると電極間距離が広がり、スパークプラグ発生のために必要な電圧が高まるため、電極間にて正常なスパークが発生せず失火状態となり、メンテナンスが要求される部品の一つである。
ここで、メンテナンス周期の延長を行う一つの方法として、負荷に応じたメンテナンス周期の延長を行う方法が考えられるが、点火プラグは、エンジンの積算負荷とその劣化度合との相関が弱く、負荷に応じたメンテナンス周期の延長は行い難い状況にある。
前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定部と、
前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧を経時的に記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された現時点までの要求電圧の近似線を算出し、当該近似線上に現時点以降の要求電圧推定値が存在すると推定する要求電圧推定値導出部と、
前記要求電圧推定値導出部が導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整部とを備える点にある。
所定の点火タイミングで電圧を付与して燃焼室にて混合気に火花点火する点火プラグを備え、予め決定された所定のメンテナンス周期でメンテナンスを実行するエンジンのメンテナンス周期調整方法であって、その特徴構成は、
前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定工程と、
前記要求電圧測定工程にて測定された要求電圧を経時的に記憶する記憶工程と、
前記記憶工程にて現時点までに記憶された要求電圧に基づいて、現時点以降の要求電圧の推定値である要求電圧推定値を導出する要求電圧推定値導出工程と、
前記要求電圧推定値導出工程にて導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整工程とを有する点にある。
以上より、点火プラグの劣化度合いを適切に反映した形でメンテナンス周期を調整可能なエンジン、及びそのメンテナンス周期調整方法を実現できる。
出力軸に連結される圧縮機を空調用のヒートポンプとして備え、
前記要求電圧推定値導出部は、現時点までに前記記憶部に記憶された直近の要求電圧で、且つ現時点と同一季節に測定された要求電圧に基づいて前記近似線を測定する点にある。
上記特徴構成によれば、要求電圧推定値導出部は、現時点までに記憶部に記憶された直近の要求電圧で、且つ現時点と同一季節に測定された要求電圧に基づいて近似線を測定するから、当該近似線に沿う形で推定される要求電圧推定値を、より精度良く導出することができる。
前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧が、前記要求電圧上限値を超える場合で、且つ前記要求電圧推定値導出部にて推定される前記要求電圧推定値が前記要求電圧上限値未満である場合に、例外的に高い要求電圧が発生する例外要求電圧発生状態であるか否かを判定する例外要求電圧判定部を備える点にある。
尚、種々の要因としては、要求電圧は空気比が希薄になるほど高くなる傾向にあるため、一時的に空気比が希薄側にずれ、燃料調整弁制御等の調整が間に合わない等の要因がある。
上記特徴構成によれば、要求電圧が、要求電圧上限値を超える場合で、且つ前記要求電圧推定値導出部にて推定される前記要求電圧推定値が前記要求電圧上限値未満である場合には、例外的に高い要求電圧が発生する例外要求電圧発生状態であると判定する。
これにより、例えば、要求電圧推定値導出部は、例外要求電圧発生状態であるときの要求電圧については、要求電圧の推定に用いない等の処理を行うことで、要求電圧推定値の推定精度をより向上することができる。
前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、エンジン回転数を増加する回転数増加制御を実行する回転数制御部とを有する点にある。
発明者らは、エンジンの回転数を低下させると、点火時期がより進角化し、比較的低圧で点火されるため、低い要求電圧でも着火できるようになる点に鑑みて、上記特徴構成の如く、回転数制御部が、例外要求電圧発生状態であると判定された場合に、エンジン回転数を増加する回転数増加制御を実行することで、一時的に要求電圧上限値を超えてしまった要求電圧を低下させ、失火を良好に抑制することができる。
尚、本明細書におけるエンジンにあっては、点火時期は上死点よりも早いタイミングで設定されているものとする。
前記回転数制御部は、前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記回転数増加制御において、エンジン出力を維持した状態でエンジン回転数を増加する点にある。
前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記点火プラグでの点火時期を、当該例外要求電圧発生状態であると判定したときの点火時期よりも進角化する点火時期進角化制御を実行する点火時期制御部とを有する点にある。
発明者らは、エンジンの点火時期をより進角化させると、比較的低圧で点火されるため、低い要求電圧でも着火できるようになる点に鑑みて、上記特徴構成の如く、点火時期制御部が、例外要求電圧発生状態であると判定された場合に、点火時期を、例外要求電圧発生状態であると判定された時点の点火時期より進角化する点火時期進角化制御を実行することで、一時的に要求電圧上限値を超えてしまった要求電圧を低下させ、失火を良好に抑制することができる。
前記点火時期制御部は、前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記点火時期進角化制御において、エンジン出力を維持した状態で前記点火プラグでの点火時期を進角化する点にある。
所定の点火タイミングで電圧を付与して燃焼室にて混合気に火花点火する点火プラグを備えると共に予め決定された所定のメンテナンス周期でメンテナンスが実行されるエンジンの遠隔監視装置であって、その特徴構成は、
前記エンジンの前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定部と、前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧を送信するエンジン側送受信部を有するエンジン側制御部とを備えると共に、
前記エンジン側送受信部から送信された要求電圧を受信する監視側送受信部と、前記監視側送受信部にて受信した要求電圧を経時的に記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された現時点までの要求電圧に基づいて現時点以降の要求電圧の推定値である要求電圧推定値を導出する要求電圧推定値導出部と、前記要求電圧推定値導出部が導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整部とを有する監視側制御部を備える点にある。
尚、当該実施形態におけるエンジンにあっては、点火時期は上死点よりも早いタイミングで設定されているものとする。
吸気路20には、ベンチュリーミキサ23を介して、天然ガス系都市ガス等の燃料ガスGを供給する燃料供給路21が接続されており、当該燃料供給路21には、燃料ガスGの供給量を調整することにより、当該燃料ガスGと吸気路20に吸気される燃焼用空気Aとの比である空燃比を調整可能な燃料流量調整弁22が設けられている。吸気路20でベンチュリーミキサ23の下流側には、吸気路20を通流する混合気Mの吸気量を調整可能なスロットルバルブ24が設けられている。
これにより、燃料供給路21から燃料流量調整弁22の開度が調整される状態で供給される燃料ガスGが、ベンチュリーミキサ23にて燃焼用空気Aと混合され、所望の空燃比に調整された混合気Mが、スロットルバルブ24にて吸気量を調整された状態で、燃焼室11に吸気される。吸気された混合気Mは、燃焼室11にて圧縮されると共に、イグナイタ51にて点火制御される点火プラグ57(図示せず)により点火され燃焼・膨張することにより、クランクシャフト35が回転されて軸動力が出力され、燃焼により発生した排ガスEが排気路25を通して排気される。つまり、このエンジン100は、通常の4サイクルエンジンとして構成されている。
スイッチ制御装置52は、図2に示すように、ECUからの制御信号を検出する信号検出回路10を有する装置であり、具体的にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)ゲートドライバから構成される。スイッチ素子53は、スイッチ制御装置52の出力に基づいて、イグニッションコイル54に流れる電流を通電・遮断する素子であり、具体的にはIGBTから構成される。イグニッションコイル54は、点火プラグ57で放電するための電圧を作り出す変圧器である。
更に、エンジン100は、点火プラグ57において点火火花が発生する電圧値である要求電圧値を測定する要求電圧測定部としての高電圧プローブ60が設けられている。
動力伝達機構30は、エンジン100のクランクシャフト35に固定されたエンジン側プーリ31と、圧縮機41の駆動軸34に電磁クラッチ(図示せず)を介して連結された圧縮機側プーリ33と、エンジン側プーリ31と圧縮機側プーリ33とにわたって巻回されるリブドベルト32を備えている。
当該ヒートポンプシステム40が、冷房運転を実行する場合、四方弁45は、図1で実線にて示されるように、圧縮機41の冷媒吐出側を室外熱交換器42へ接続すると共に、圧縮機41への冷媒流入側を室内熱交換器44へ接続する状態に切り換わる。これにより、ヒートポンプ回路Cを循環する冷媒は、圧縮機41で圧縮され昇温した状態で室外熱交換器42としての凝縮器に導かれ、当該室外熱交換器42としての凝縮器で室外空気と熱交換する形態で凝縮して放熱し、膨張弁43を通過した後に、室内熱交換器44としての蒸発器に導かれ、室内空気と熱交換する形態で蒸発して室内空気を冷却した後、圧縮機41の冷媒流入側に戻される。
一方、ヒートポンプシステム40が、暖房運転を実行する場合、四方弁45は、図1で破線にて示されるように、圧縮機41の冷媒吐出側を室内熱交換器44へ接続すると共に、圧縮機41の冷媒流入側を室外熱交換器42へ接続する状態に切り換わる。これにより、ヒートポンプ回路Cを循環する冷媒は、圧縮機41で圧縮され昇温した状態で室内熱交換器44としての凝縮器に導かれ、当該室内熱交換器44としての凝縮器で室内空気と熱交換する形態で凝縮して室内空気を加熱し、膨張弁43を通過した後に、室外熱交換器42としての蒸発器に導かれ、室外空気と熱交換する形態で蒸発して室内空気から熱を回収した後、圧縮機41の冷媒流入側に戻される。
即ち、エンジン100には、図1、2に示すように、上述した高電圧プローブ60にて測定された要求電圧の実測値を経時的に記憶する記憶部S1と、記憶部S1に記憶された現時点までの要求電圧の近似線を算出し、当該近似線上に現時点以降の要求電圧推定値が存在すると推定する要求電圧推定値導出部S2と、要求電圧推定値導出部S2が導出した要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次のメンテナンス周期の開始時点(図2でT)を変更するメンテナンス周期調整部S3とを有する制御装置Sを備える。
当該構成において、要求電圧推定値導出部S2は、例えば、過去の要求電圧の実測値に最小二乗法を適用する形で近似直線(近似線の一例)を算出することができる。尚、当該実施形態においては、近似線は、多項式近似等による近似曲線もその概念として含むものとする。
制御装置Sによりメンテナンス周期調整方法に基づく制御が実行されて調整されたメンテナンス周期は、モニタ等の出力部Moへ出力され、当該出力部Moに出力されたメンテナンス周期の開始時点Tに基づいて作業者が、メンテナンスを実施する。
このような場合に備え、当該実施形態に係るエンジン100の制御装置Sは、高電圧プローブ60にて測定された要求電圧が要求電圧上限値を超える場合で、且つ要求電圧推定値導出部S2にて推定される要求電圧推定値が要求電圧上限値未満である場合に、例外的に高い要求電圧EVXが発生する例外要求電圧発生状態であるか否かを判定する例外要求電圧判定部S4を備えている。
更に、要求電圧推定値導出部S2は、例外要求電圧発生状態であるときの要求電圧については、要求電圧の推定から外す処理を行う。これにより、要求電圧推定値の推定精度をより向上させている。
そこで、当該実施形態に係るエンジン100は、例外要求電圧判定部S4が例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、エンジン回転数を増加する回転数増加制御を実行する回転数制御部S5を有する。
例えば、図4に示すグラフ図において、現状の出力及びエンジン回転数がP1の運転状態にあるときに、例外要求電圧発生状態であると判定された場合、回転数制御部S5は、エンジン回転数を増加させ、現状よりも要求電圧が低いP2の運転状態へ移行することで、要求電圧を低下することで、点火プラグ57での点火を良好に維持することができる。
尚、当該運転状態の移行時において、図4に示すように、エンジン出力を維持することにより、ヒートポンプシステム40に要求される負荷を適切に賄いながらも、失火を防止することができる。
ここで、例えば、ヒートポンプシステム40が、圧縮機41を2台有すると共に夫々を格別のエンジン100にて駆動する構成を採用している場合、図4に示すように、CP2台で示す運転状態からCP1台で示す運転状態へ移行することで、CP1台で賄う冷媒の吐出量を増加させる必要があるので、駆動するCP1台の動力源のエンジン100の回転数を増加させることで対応することにより、駆動しているエンジン100における要求電圧を低下させることができる。
(1)上記実施形態において、エンジン100は、その出力軸に空調機の圧縮機41が連結される構成、即ち、空調用のエンジンであるものを示した。
しかしながら、空調機のエンジン以外のエンジンに対しても、本発明は有効に機能する。
ここで、発明者らは、鋭意検討した結果、上記実施形態の如く、エンジン100を空調機の動力源として働かせる場合、例えば、夏期や冬期では、負荷が高く回転数が高くなるから、より進角化された時点で比較的低圧での点火が要求されるため、要求電圧が低くなり、春期や秋期では、負荷が低く回転数が低くなるから、上死点近傍での比較的高圧での点火が要求されるため、要求電圧が高くなる傾向にあるという知見を得た。
そこで、要求電圧推定値導出部S2は、例えば、現時点までに記憶部S1に記憶された直近の要求電圧で、且つ現時点と同一季節に測定された要求電圧に基づいて近似線を算出するよう構成しても構わない。
これにかえて、以下の構成を採用しても構わない。
例えば、例外要求電圧判定部S4が例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、点火プラグ57での点火時期を、例外要求電圧発生状態であると判定された時点の点火時期よりも進角化する点火時期進角化制御を実行する点火時期制御部(図示せず)とを有する構成を採用しても構わない。
更に、点火時期制御部は、点火時期進角化制御において、エンジン出力を維持した状態で点火プラグでの点火時期を進角化する構成としても良い。
即ち、遠隔監視装置は、図5に示すように、エンジン100の燃焼室11の内部状態に応じて点火プラグ57にて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定部としての高電圧プローブ60と、高電圧プローブ60にて測定された要求電圧を送信するエンジン側送受信部ER1を有するエンジン側制御部ERとを備えると共に、エンジン側送受信部ER1から送信された要求電圧を受信する監視側送受信部MR1と、監視側送受信部MR1にて受信した要求電圧を経時的に記憶する記憶部MR2と、記憶部MR2に記憶された現時点までの要求電圧に基づいて現時点以降の要求電圧の推定値である要求電圧推定値を導出する要求電圧推定値導出部MR3と、要求電圧推定値導出部MR3が導出した要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次のメンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整部MR4とを有する監視側制御部MRを備える。
当該監視側制御部MR、及びそのメンテナンス周期調整部MR4にて出力されるメンテナンス周期の開始時点を出力表示する出力部Moは、エンジン100が設置されている箇所とは離れた位置に存在する監視センターに設けられている。
エンジン側送受信部ER1と監視側送受信部MR1とが、インターネット回線等を介してリアルタイムに通信することにより、遠隔地でのメンテナンス周期の調整が実現する。
34 :駆動軸
41 :圧縮機
57 :点火プラグ
60 :高電圧プローブ
100 :エンジン
300 :遠隔監視装置
ER :エンジン側制御部
ER1 :エンジン側送受信部
G :燃料ガス
M :混合気
MR :監視側制御部
MR1 :監視側送受信部
MR2 :記憶部
MR3 :要求電圧推定値導出部
MR4 :メンテナンス周期調整部
S1 :記憶部
S2 :要求電圧推定値導出部
S3 :メンテナンス周期調整部
S4 :例外要求電圧判定部
S5 :回転数制御部
T :開始時点
Claims (9)
- 所定の点火タイミングで電圧を付与して燃焼室にて混合気に火花点火する点火プラグを備え、予め決定された所定のメンテナンス周期でメンテナンスが実行されるエンジンであって、
前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定部と、
前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧を経時的に記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された現時点までの要求電圧の近似線を算出し、当該近似線上に現時点以降の要求電圧推定値が存在すると推定する要求電圧推定値導出部と、
前記要求電圧推定値導出部が導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点に次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整部とを備えるエンジン。 - 出力軸に連結される圧縮機を空調用のヒートポンプとして備え、
前記要求電圧推定値導出部は、現時点までに前記記憶部に記憶された直近の要求電圧で、且つ現時点と同一季節に測定された要求電圧に基づいて前記近似線を算出する請求項1に記載のエンジン。 - 前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧が、前記要求電圧上限値を超える場合で、且つ前記要求電圧推定値導出部にて推定される前記要求電圧推定値が前記要求電圧上限値未満である場合に、例外的に高い要求電圧が発生する例外要求電圧発生状態であるか否かを判定する例外要求電圧判定部を備える請求項1又は2に記載のエンジン。
- 前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、エンジン回転数を増加する回転数増加制御を実行する回転数制御部とを有する請求項3に記載のエンジン。
- 前記回転数制御部は、前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記回転数増加制御において、エンジン出力を維持した状態でエンジン回転数を増加する請求項4に記載のエンジン。
- 前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記点火プラグでの点火時期を、当該例外要求電圧発生状態であると判定したときの点火時期よりも進角化する点火時期進角化制御を実行する点火時期制御部とを有する請求項3に記載のエンジン。
- 前記点火時期制御部は、前記例外要求電圧判定部が前記例外要求電圧発生状態であると判定した場合に、前記点火時期進角化制御において、エンジン出力を維持した状態で前記点火プラグでの点火時期を進角化する請求項6に記載のエンジン。
- 所定の点火タイミングで電圧を付与して燃焼室にて混合気に火花点火する点火プラグを備えると共に予め決定された所定のメンテナンス周期でメンテナンスが実行されるエンジンの遠隔監視装置であって、
前記エンジンの前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定部と、前記要求電圧測定部にて測定された要求電圧を送信するエンジン側送受信部を有するエンジン側制御部とを備えると共に、
前記エンジン側送受信部から送信された要求電圧を受信する監視側送受信部と、前記監視側送受信部にて受信した要求電圧を経時的に記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された現時点までの要求電圧に基づいて現時点以降の要求電圧の推定値である要求電圧推定値を導出する要求電圧推定値導出部と、前記要求電圧推定値導出部が導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整部とを有する監視側制御部を備える遠隔監視装置。 - 所定の点火タイミングで電圧を付与して燃焼室にて混合気に火花点火する点火プラグを備え、予め決定された所定のメンテナンス周期でメンテナンスを実行するエンジンのメンテナンス周期調整方法であって、
前記燃焼室の内部状態に応じて前記点火プラグにて要求される要求電圧を測定する要求電圧測定工程と、
前記要求電圧測定工程にて測定された要求電圧を経時的に記憶する記憶工程と、
前記記憶工程にて現時点までに記憶された要求電圧に基づいて、現時点以降の要求電圧の推定値である要求電圧推定値を導出する要求電圧推定値導出工程と、
前記要求電圧推定値導出工程にて導出した前記要求電圧推定値が、予め決定された要求電圧上限値を超える時点まで、次の前記メンテナンス周期の開始時点を変更するメンテナンス周期調整工程とを有するメンテナンス周期調整方法。
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