JP2020142817A - スクイズボトル - Google Patents
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Description
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、口部と肩部と略円筒状の胴部と底部とを有する合成樹脂製のスクイズボトルであって、前記胴部に胴部周りにして括れ部が設けられているとともに、この括れ部と底部との間の胴部が、ラベルを配置するための下胴部とされているスクイズボトルにおいて、
前記括れ部は、胴部径を最小にした最深壁部と、この最深壁部からボトル上方に向けて胴部径を拡径して肩部下端側に至る上拡径壁部と、前記最深壁部からボトル下方に向けて胴部径を拡径して下胴部の上端側に至る下拡径壁部とからなり、
前記括れ部には、上拡径壁部と下拡径壁部との間に亘って縦リブの形状にして胴部壁を外方に向けて突出させてなる突条を一体に形成して、この突条が、括れ部での胴部周り方向に等間隔にして偶数箇所に配置され、隣り合う突条の間に上拡径壁部と最深壁部と下拡径壁部とからなる指当て凹部が形成されており、
前記突条それぞれは、隣接する前記指当て凹部の胴部壁がボトル内外方向に撓み変形するのを抑止し、突条の稜線部を通る位置での胴部壁の折れによって胴部径方向の外方に折り出るように折曲可能に設けられていて、
前記括れ部は、
ボトル中心を間にして対向する一組の突条を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向に括れ部をボトル外方から挟み込みして押し潰す力が加えられたときに、前記一組の突条それぞれが、胴部径方向の外方に向けて折り出される変形をし、前記折り出される一方の突条ともう一方の突条との間の胴部周りに位置して前記一組の突条を通る位置の胴部径方向に沿う直線を間にして対向する括れ部の胴部壁それぞれが、前記直線を間にして互いに近接する変形をする構成とされていることを特徴とするスクイズボトルを提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本発明において、上記突条と上記指当て凹部とが括れ部の胴部周りに交互にして配置されていて、ボトル中心を間にして指当て凹部の胴部径方向での反対側に指当て凹部が配置されていることが良好である。
また、本発明において、ボトル中心を間にして対向する一組の突条を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向で、二つの上記指当て凹部がボトル中心を間にして対向して配置されていることが良好である。
また、本発明において、上記突条は、括れ部での胴部周り方向に等間隔にして六箇所に配置されていることが良好である。
また、本発明において、上記下胴部に、収容物が冷却したときに凹陥変形してボトル内の減圧を軽減するための減圧吸収変形用パネル部が、胴部周り方向に等間隔にして偶数箇所に配置され、胴部周り方向で隣り合う前記減圧吸収変形用パネル部の間に縦長の柱形状部が形成されており、上記突条と前記縦長の柱形状部とがボトル上下方向で位置揃えされていることが良好である。
また、本発明において、上記底部に、収容物が冷却したときに凹陥変形してボトル内の減圧を軽減する凹部が配置されていることが良好である。
請求項1の本発明によれば、上述したように胴部の括れ部に縦リブの形状にして一体にして形成されている上記突条が、胴部周り方向に等間隔にして偶数箇所に配置され、この隣り合う突条の間に上記指当て凹部が形成されている。
請求項2の発明によれば、指先を指当て凹部に当て易くなって括れ部を押し潰すときにズレを生じさせずに適切に押し潰す力を加えることができる。特に、このスクイズボトルを用いた収容物充填済みの容器において、収容物を少量ずつ繰り返して注出させる用途に使用する場合、指当て凹部に当てた指で繰り返しの押し潰し操作をすることになるが、その繰り返し操作を行なっても指先の位置にズレを生じさせないという効果を奏する。
請求項3の発明によれば、ボトル中心を間にして対向する一組の突条を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向で、二つの上記指当て凹部がボトル中心を間にして対向して配置されているので、ボトル中心を間にして胴部径方向に対向配置されている二つの指当て凹部それぞれに指先を当てるだけで、折り出される突条が定まるようになる。
請求項4の発明によれば、上記突条は、括れ部での胴部周り方向に等間隔にして六箇所に配置されているので、括れ部を押し潰す操作をするときに指先を指当て凹部に当てると、常にその指当て凹部の両側に、ボトル外方への折り出しをしない突条が位置していることとなり、押し潰しの力が加えられる側の胴部壁がボトル内方に向けて撓み込みする変形が、より確実に抑え込まれるようになる。
請求項5の発明によれば、下胴部に複数の減圧吸収変形用パネル部が配置され、隣り合う減圧吸収変形用パネル部の間の柱形状部が、上記突条とボトルの上下方向で位置揃えされた配置としているので、突条と前記柱形状部とがボトルの上下に位置揃えされている部分それぞれで、外部からボトル内方に向けての圧力に抗する強度が高まるようになる。
充填する収容物によっては上述したように加熱充填を行なう場合がある。そして、収容物を高温度で充填してから口部をキャップで封じた際に、また封じた後にボトル内圧が上昇し、そのボトル内圧で底部がボトル外方に突出した形状変形を生じることがあり、底部がボトル外方に向けて突出するような形状変形を生じないようにするために、スクイズボトルの底部に、ボトル上方に向けて凸となる補強用の凹部を設けるようにすることが有用である。
スクイズボトル1はブロー成形されたボトルであって、図示しないノズルキャップを被せ付けてそのノズルキャップと係合する顎を外周周りに有する口部2と、前記口部2の下端に連続してボトル下方に向けてドーム状に拡径する形状とした肩部3と、前記肩部3の下端に連続して略円筒状にした胴部4と、この胴部4の下端に連続して胴部4の下面を閉じている底部5とを一体にして有している。(図1、図2参照)
胴部4には上記肩部3側での胴部周りにして括れ部6が設けられている。さらに括れ部6と上記底部5との間となる胴部4を、図示しないシュリンクフィルムを胴巻き状に配置するための下胴部7としている。
括れ部6は、スクイズボトル1を用いた上記商品形態の状態となっているときに、この部分を胴部径方向に指先で挟み込んで、収容物を少量ずつ注出するために、繰り返しの押し潰しを行なう部分である。
括れ部6は、この括れ部6での胴部壁13を胴部径方向の外方に向けて突出させた偶数個の突条14を有しており、図3に示されているように第一の例であるスクイズボトル1では、胴部周りに等間隔にした六箇所に配置されている。
突条14の基本的な機能は、上述したようにこの突条14が上拡径壁部10と下拡径壁部12との間に亘って縦リブの形状にされているので、このスクイズボトル1を用いた商品形態での収容物が冷えてボトル内圧が減圧されたときにも、括れ部6においての上拡径壁部10から最深壁部8を経て下拡径壁部12までに亘る胴部壁13の括れ形状が保たれるように補強するものである。
また一方、突条14それぞれは、括れ部6の胴部壁13を外方に向けて凸となるように突出させて縦リブの形状にしたものであることから、括れ部6に外部から押し潰しの力が加わって前記押し潰しの力の入力方向と直交する方向に突条14があるときには、この突条14の稜線部15を通る位置の胴部壁13に折れを生じ易くしている。
括れ部6において胴部周り方向で隣り合う突条14の間には指当て凹部16が形成されている。突条14が上述したように胴部周り方向に等間隔にして六箇所に配置されていて、括れ部6を胴部周り方向で前記突条14にて区切る状態で指当て凹部16が形成されていることから、この指当て凹部16も胴部周り方向に等間隔にして六箇所に位置し、何れの指当て凹部16も同一形状のものである。
指当て凹部16は括れ部6での胴部周り方向に突条14と交互にして配置されていて、上述したように胴部周り方向で等間隔にして六箇所に配置されているので、一つの指当て凹部16に対して、他の内の一つの指当て凹部16がボトル中心aを間にして胴部径方向で対向して配置されている。そして、前記一つの指当て凹部16と前記他の内の一つの指当て凹部16が対向している胴部径方向に直交する方向の線上(胴部径方向)に二つの突条14が位置する配置とされている。(図3参照)
実施の形態であるこのスクイズボトル1の下胴部7には、この下胴部7の胴部壁13を略方形にしてボトル内方に向けて凹陥し、凹陥された部分の胴部壁13をボトル内外方向に撓み変形可能にした減圧吸収変形用パネル部17が設けられている。前記減圧吸収変形用パネル部17は、胴部周り方向に等間隔にして六箇所にして配置されている。
また、胴部周り方向で隣り合う減圧吸収変形用パネル部17同士が胴部周り方向に離間していて、この隣り合う減圧吸収変形用パネル部17の間に、下胴部7の胴部壁13からなる縦長の柱形状部18が形成されている。この柱形状部18は減圧吸収変形用パネル部17に隣接するものであるので、下胴部7の胴部周り方向で等間隔にして六箇所に配置されているものとなる。
本スクイズボトル1の底部5は、この底部5の中央部分がボトル上方に向けて凸となる形状にした補強用の凹部20を有しており、収容物を高温度で充填してから口部2をキャップで封じた際にボトル内圧が上昇し、そのボトル内圧で底部5がボトル外方に突出した形状変形を生じないように図られている。
本スクイズボトル1では、このスクイズボトル1に収容物を充填し、口部にノズル付きキャップを取り付けることで、キャップのノズルから収容物を少量ずつにして注出できる容器が得られる。そして、前記容器では、収容物を少量ずつ注出する際には、スクイズボトル1の括れ部6を例えば片手で挟み持つようにしながら容器全体を持ち上げて、さらにキャップ側が下方となるように容器全体を傾けながら、括れ部6を繰り返して押し潰す操作をするものとなる。
また、前記ボトル中心aを間にして対向する対の突条14を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向に対向する指当て凹部16については、指当て凹部16aと指当て凹部16d、指当て凹部16bと指当て凹部116e、指当て凹部16cと指当て凹部116fの三組がある。
仮に、括れ部6の指当て凹部16cと指当て凹部16fに指先を当てて、この指当て凹部16c、16dそれぞれをボトル中心aに向けて押し潰すように外力を加えると、即ち、胴部径方向の一つとして図4の符号Aで示す直線に沿った方向で押し潰しの外力が加わえられると、直線Aの外力入力方向に直交する方向に対向する二つの突条14bと突条14eとのそれぞれは、この突条14bと突条14eとを通る位置の胴部径方向に沿う直線B上に沿いながらこの胴部径方向の外方に向けて折り出される変形をする。
また、折り出される突条14bともう一方の突条14eとの間の胴部周りに位置する胴部壁13それぞれは、上記直線Bの位置を間にして対向する対となっている。この対として対向する胴部壁13は、指当て凹部16bと突条14cと指当て凹部16cと突条14dと指当て凹部16dとが連続している胴部壁13Xと、指当て凹部16eと突条14fと指当て凹部16fと突条14aと指当て凹部16aとが連続している胴部壁13Yである。そして、図上、時計周り方向で突条14bから突条14eに亘る前記胴部壁13Xと、突条14eから突条14bに亘る上記胴部壁13Yとが、前記直線Bの位置を間にして互いに近接する変形をする。
上記指先を掛けて押し潰しの力を加える一方の指当て凹部16cには両側に突条14cと突条14dとが位置して連続しており、突条14cと突条14dとが、この突条14c、14dの間の前記指当て凹部16cを補強して、この指当て凹部16cの胴部壁13がボトル内方に向けて大きく折れ込む変形(第一の円環形状壁部と第二の円環形状壁部とが極端に近付くような撓みや折れ込みの変形)を生じさせない。
また、押し潰しの力を加えるもう一つの指当て凹部16dにもその両側に突条14fと突条14aが位置して連続しおり、突条14fと突条14aとが、この突条14fと突条14aとの間の前記指当て凹部16fを補強している。そして、指当て凹部16fの胴部壁13がボトル内方に向けて大きく折れ込む変形を生じさせない。
上記スクイズボトル1では、第一の例として、括れ部6に、その胴部周り方向に等間隔にして六箇所に縦リブの形状の突条14が配置されているものとして説明したが、本発明は、括れ部6に胴部周り方向の六箇所に突条14を設けることに限定されるものではない。
図6には、突条14の配置箇所数を十箇所とした第三の例を示している。この第三の例のスクイズボトル1は、括れ部6の胴部周り方向に等間隔にして十箇所に突条14を配置するとともに、隣り合う突条14の間全てに指当て凹部16を形成しており、十箇所の指当て凹部16が胴部周り方向に等間隔にして配置されている。
上記実施の例の括れ部6は、上拡径壁部10のボトル上下方向での断面の形状が、ボトル内方に向けて凸となるようにしてこの上拡径壁部10の外面が凹曲面を呈するように形成され、下拡径壁部12のボトル上下方向での断面の形状が、ボトル内方に向けて凸となるようにして下拡径壁部12の外面が凹曲面を呈するように形成されている。そして、突条14についても、稜線部15のボトル上下方向での断面の形状がボトル内方に向けて凸となるように湾曲した形状に形成されている。
上述のように括れ部6の胴部周り方向に配置されている上記突条14それぞれがボトル外方に向けて突出していて、最深壁部8の外面から突出している突出量は、ボトル上下方向の同じ高さ位置でそれぞれ同一とされており、ボトル中心aから突条14の稜線部15までの長さがいずれも同一とされている。このように胴部周りに配置された複数の突条14について最深壁部8からの突出量が同じであり、前記複数の突条14についてボトル中心aから稜線部15までの長さが同じである点は、上記各実施の例で同様である。
例えば上記第一の例で示された構成のスクイズボトル1を、収容物の充填量を1000ミリリットルとする耐熱ボトルであって、重量(成形樹脂量)を37gとし、成形素材をPETとする。
そして、
・ボトル高さ寸法H1を、231.0mm、
・ボトル最大径(胴部径)である第一、第二、第三の円環形状壁部9、11、19の外径寸法φ1、φ2、φ3を、86.5mm、
・ボトル上端(口部上端)から括れ部6の上縁高さ位置までの長さ寸法L1を、59.0mm、
・前記括れ部6の上縁高さ位置から括れ部6の下縁高さ位置までの長さ寸法L2を、56.4mm、
・前記括れ部6の下縁高さ位置から、第二の円環形状壁部11と下胴部7と第三の円環形状壁部19を経て、ボトル下端(底部5の位置)までの長さ寸法L3を、115.6mm、
とする。
・最深壁部8の外径寸法φ4を、67.0mm
とする。そして、
・胴部径方向に対向する一方の突条14の稜線部15(稜線部15の最深部分)から他方の突条14の稜線部15(稜線部15の最深部分)までの長さ寸法φ5を、73.0mm
とする。(稜線部15は同一ボトル高さ位置において円周上に配置)(図3参照)
また、第四の例のスクイズボトル1として、収容物の充填量を330ミリリットルとするボトルであって、重量(成形樹脂量)を23gとし、成形素材をPETとする。そして、この第四の例のスクイズボトル1の形状では、
・ボトル高さ寸法H1を、171.0mm、
・肩部3下端に連続する第一の円環形状壁部9の外径寸法φ1を、59.0mm、
・括れ部6の下の第二の円環形状壁部11の外径寸法φ2を、51.0mm、
・第三の円環形状壁部19の外径寸法φ3を、63.6mm、
・ボトル上端(口部上端)から括れ部6の上縁高さ位置までの長さ寸法L1を、45.0mm、
・括れ部6の上縁高さ位置から括れ部6の下縁高さ位置までの長さ寸法L2を、23.0mm、
・括れ部6の下縁高さ位置から、第二の円環形状壁部11と下胴部7と第三の円環形状壁部19を経て、ボトル下端(底部5の位置)までの長さ寸法L3を、103.0mm、
とする。
・最深壁部8の外径寸法φ4を、44.6mm
とする。そして、
・胴部径方向に対向する一方の突条14の稜線部15から他方の突条14の稜線部15までの長さ寸法φ5を、48.92mm(稜線部15は同一ボトル高さ位置において円周上に配置)、
・突条14それぞれの稜線部15の平頭部分の幅寸法(胴部周り方向の幅)D1を5.47mm
とする。(図8参照)
図9はスクイズボトル(収容物充填量1000ミリリットル)の収容物注出時の押し潰し圧力(ニュートン、N)に対する注出量(ml)の関係を示している。所定の注出量を得る上で括れ部の肉厚が厚くなると押し込み荷重(押し潰し圧力)は比例して高くなるために適切に設定しなければならない。
図10はスクイズボトル(収容物充填量330ミリリットル)の収容物注出時の押し潰し圧力(N)に対する注出量(ml)の関係を示している。収容物充填量が330ミリリットルのスクイズボトルも、上述したように所定の注出量を得る上で括れ部の肉厚が厚くなると押し込み荷重は比例して高くなるために適切に設定しなければならない。
本発明において、突条14は偶数箇所に配置されるものとしており、実施の例として六箇所、八箇所、十箇所に配置した例を上述した。そして、突条14を偶数箇所としていることから、二つの突条14が胴部径方向に折り出るようにした括れ部6としては、突条14を胴部周り方向に等間隔にして二箇所や四箇所に配置する場合も想定されるが、最深壁部8の外径寸法によっては、隣り合う突条14の胴部周り方向での距離が長くなって、その隣り合う突条14の間の胴部壁に指先を当ててしまう可能性があるので、前記最深壁部8の外径寸法に応じて、突条14の配置個数を考慮する必要はある。
上記実施の例において下胴部7に取り付けるラベルとして、胴巻きするシュリンクフィルムを挙げたが、ラベルはシュリンクフィルムに限定されるものではなく、例えば紙材からなるものであってもよい。
上述した各例のスクイズボトル1においてその底部5には上記凹部20が補強用として設けられているものであって、上述したように加熱充填してから口部2を封じた際にボトル内圧が上昇した際にそのボトル内圧で底部5がボトル外方に突出した形状変形を生じないようにしているものである。
上記各実施の例では、収容物を加熱充填するときに収縮が生じないようにヒートセット加工などを施して耐熱用とされたスクイズボトルを挙げたが、本発明は耐熱用とされたスクイズボトルに限定されるものではなく、非耐熱のスクイズボトルについても実施できるものである。
4…胴部
6…括れ部
7…下胴部
8…最深壁部
9…第一の円環形状壁部
10…上拡径壁部
11…第二の円環形状壁部
12…下拡径壁部
13…胴部壁
13X…括れ部図下側の胴部壁
13Y…括れ部図上側の胴部壁
14、14a、〜、14f…突条
15…稜線部
16、16a、〜、16f…指当て凹部
17…減圧吸収変形用パネル部
18…柱形状部
19…第三の円環形状壁部
20…底部の凹部
21…1000mlボトルの括れ部肉厚分布0.40〜0.60mmの押し込み圧力と注出量の関係を示すグラフ
22…1000mlボトルの括れ部肉厚分布0.30〜0.40mmの押し込み圧力と注出量の関係を示すグラフ
23…330mlボトルの括れ部肉厚分布0.50〜0.60mmの押し込み圧力と注出量の関係を示すグラフ
24…330mlボトルの括れ部肉厚分布0.25〜0.30mmの押し込み圧力と注出量の関係を示すグラフ
H1…ボトル高さ寸法
φ1…第一の円環形状壁部の外径寸法
φ2…第二の円環形状壁部の外径寸法
φ3…第三の円環形状壁部の外径寸法
φ4…最深壁部の外径寸法
φ5…稜線部の対向間隔の長さ寸法
L1…口部から括れ部上端までの長さ寸法
L2…括れ部のボトル上下方向の長さ寸法
L3…括れ部下端から底部までの長さ寸法
D1…平頭部分の幅寸法
A…括れ部の押し潰しをする胴部径方向の直線
B…突条の部分が折り出しされる胴部径方向の直線
a…ボトル中心
Claims (6)
- 口部と肩部と略円筒状の胴部と底部とを有する合成樹脂製のスクイズボトルであって、前記胴部に胴部周りにして括れ部が設けられているとともに、この括れ部と底部との間の胴部が、ラベルを配置するための下胴部とされているスクイズボトルにおいて、
前記括れ部は、胴部径を最小にした最深壁部と、この最深壁部からボトル上方に向けて胴部径を拡径して肩部下端側に至る上拡径壁部と、前記最深壁部からボトル下方に向けて胴部径を拡径して下胴部の上端側に至る下拡径壁部とからなり、
前記括れ部には、上拡径壁部と下拡径壁部との間に亘って縦リブの形状にして胴部壁を外方に向けて突出させてなる突条を一体に形成して、この突条が、括れ部での胴部周り方向に等間隔にして偶数箇所に配置され、隣り合う突条の間に上拡径壁部と最深壁部と下拡径壁部とからなる指当て凹部が形成されており、
前記突条それぞれは、隣接する前記指当て凹部の胴部壁がボトル内外方向に撓み変形するのを抑止し、突条の稜線部を通る位置での胴部壁の折れによって胴部径方向の外方に折り出るように折曲可能に設けられていて、
前記括れ部は、
ボトル中心を間にして対向する一組の突条を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向に括れ部をボトル外方から挟み込みして押し潰す力が加えられたときに、前記一組の突条それぞれが、胴部径方向の外方に向けて折り出される変形をし、前記折り出される一方の突条ともう一方の突条との間の胴部周りに位置して前記一組の突条を通る位置の胴部径方向に沿う直線を間にして対向する括れ部の胴部壁それぞれが、前記直線を間にして互いに近接する変形をする構成とされていることを特徴とするスクイズボトル。 - 上記突条と上記指当て凹部とが括れ部の胴部周りに交互にして配置されていて、ボトル中心を間にして指当て凹部の胴部径方向での反対側に指当て凹部が配置されている請求項1に記載のスクイズボトル。
- ボトル中心を間にして対向する一組の突条を通る位置の胴部径方向に対して直交する方向で、二つの上記指当て凹部がボトル中心を間にして対向して配置されている請求項1または2に記載のスクイズボトル。
- 上記突条は、括れ部での胴部周り方向に等間隔にして六箇所に配置されている請求項3に記載のスクイズボトル。
- 上記下胴部に、収容物が冷却したときに凹陥変形してボトル内の減圧を軽減するための減圧吸収変形用パネル部が、胴部周り方向に等間隔にして偶数箇所に配置され、胴部周り方向で隣り合う前記減圧吸収変形用パネル部の間に縦長の柱形状部が形成されており、上記突条と前記縦長の柱形状部とがボトル上下方向で位置揃えされている請求項1から4の何れか一項に記載のスクイズボトル。
- 上記底部に、収容物が冷却したときに凹陥変形してボトル内の減圧を軽減する凹部が配置されている請求項1から5の何れか一項に記載のスクイズボトル。
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