JP2020139126A - 液体濃縮洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、貯蔵安定性に優れ、温度による粘度変化が少なく、洗浄時に程好い泡立ちで、すすぎ時に泡立ちが低い液体濃縮洗浄剤組成物ならびにそれを用いた洗浄方法を提供することを目的とする。【解決手段】下記の(a)〜(d)成分を組成物全体に対し下記の割合で含有するとともに、(e)成分として水を含有し、上記(b)成分と(d)成分の質量比が、(b)/(d)=0.2〜20であり、且つ組成物のpH(JIS Z−8802:2011「pH測定方法」)が、25℃で6〜8であることを特徴とする液体濃縮洗浄剤組成物:(a)非イオン界面活性剤(脂肪酸アルカノールアミドを除く)40〜60質量%、(b)脂肪酸アルカノールアミド0.4〜20質量%、(c)水溶性溶剤5〜20質量%、(d)炭素数16〜22の飽和脂肪酸0.5〜2質量%。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明は、非イオン界面活性剤を主剤とする液体濃縮洗浄剤組成物であって、食器・調理器具の手洗い洗浄作業はもとより、自動食器洗浄機による自動洗浄に先立つ前浸漬や予洗、さらには洗濯用途として好適な洗浄剤組成物に関するものである。
近年、省エネルギー化、省資源化、低コスト化などに積極的な取り組みが行われており、洗浄剤に関しても輸送費や容器代などの省力化の為、高濃度化が図られている。洗浄剤の多くは、洗浄性能の主要因である界面活性剤やビルダーを含んでおり、これらを高濃度で配合することで濃縮化を図っている。しかしながら、これらを高濃度に配合すると、条件によっては使用時において泡が立ちすぎてしまったり、洗浄剤組成物自体の粘度が高くなったり、低温で固まり扱いにくくなってしまったりと様々な問題を引き起こしてしまうことがある。
濃縮タイプの液体洗浄剤組成物としては、例えば、(a)水溶性界面活性剤が少なくとも60w%以上但し(必須として脂肪酸アルカノールアミドを含み)、(b)水溶性有機溶剤を5w%以上、(c)水分が15w%未満、(d)(C)を骨格となるイソプレン化合物を(a)の界面活性剤含有量の10%以内からなるもの(特許文献1)や、陰イオン界面活性剤5〜35重量%、脂肪酸アルカノールアミド23〜60重量%、直鎖高級アルコールのポリオキシエチレンアルキルエーテル0〜60重量%、両性界面活性剤0〜3重量%で且つこれらの合計が60〜95重量%の界面活性剤成分、溶剤0〜20重量%、残りが水になるもの(特許文献2)などが提案されている。
特開平07−310099号公報 特開平06−240292号公報
しかしながら、これらの洗浄剤組成物は、高濃度に界面活性剤を配合しているにも係わらず貯蔵安定性に優れ、洗浄剤組成物の粘度も実使用上問題ないという特徴を有しているが、食器洗浄機による洗浄に先立つ前浸漬や予洗の用途に使用する場合、前浸漬の洗浄液が食器と共に食器洗浄機内に持ち込まれるため、食器洗浄機内で泡立ちが激しくなってしまうことから洗浄不良を引き起こしたり、ドラム式洗濯機で使用する場合には、洗浄工程時の泡立ちが激しく、洗濯機から泡が溢れ出したり、すすぎにくいという課題がある。逆に低泡性の界面活性剤を用いて泡立ちを押さえることは可能であるが、泡立ちを抑えすぎると、前浸漬時の手洗いやジェットバスにおいて、泡立ちを指標にして洗浄剤を過剰に使用してしまったり、ドラム式洗濯機の窓から洗浄時の様子を見た使用者が、泡立ちがないために洗剤が洗濯機に投入されていないのではという誤認を引き起こすことがある。
また、高濃度にすればするほど、1回の使用量を減らすことができるが、あまりに使用量が少ないと、洗浄剤供給装置を用いて洗浄剤を食器洗浄機の前浸漬槽や洗濯機に投入する際に、投入量のバラつきが大きくなったり、使用者が洗浄剤の入った容器からキャップなどに洗浄剤を測り入れる際に、過剰に入れてしまったりして、却って環境に負荷を与えてしまったり、使用者が経済的に不利になってしまうという問題もある。
本発明者は、上記課題を解法するために鋭意研究を重ねた結果、下記の発明を完成するに至った。
下記の(a)〜(d)成分を組成物全体に対し下記の割合で含有するとともに、(e)成分として水を含有し、上記(b)成分と(d)成分の質量比が、(b)/(d)=0.2〜20であり、且つ組成物のpH(JIS Z−8802:2011「pH測定方法」)が、25℃で6〜8であることを特徴とする液体濃縮洗浄剤組成物を第1の要旨とする。
(a)非イオン界面活性剤(脂肪酸アルカノールアミドを除く)40〜60質量%、
(b)脂肪酸アルカノールアミド0.4〜20質量%、
(c)水溶性溶剤5〜20質量%、
(d)炭素数16〜22の飽和脂肪酸0.5〜2質量%。
また、本発明は、その中でも上記(a)成分の非イオン界面活性剤の内、少なくともポリオキシエチレンアルキルエーテルを含むことを特徴とする液体濃縮洗浄剤組成物を第2の要旨とする。
そして、本発明は、上記液体濃縮洗浄剤組成物を0.01〜0.1質量%に希釈して使用する洗浄方法を第3の要旨とする。
すなわち、本発明の液体濃縮洗浄剤組成物は、洗浄性に優れてはいるが、水との混合でゲル化現象を起こす非イオン界面活性剤に脂肪酸アルカノールアミド及び水溶性溶剤を配合することで、貯蔵安定性に優れ、低温でも粘度の上昇を防ぎ、また、特定の比率で脂肪酸アルカノールアミドと炭素数16〜22の飽和脂肪酸とを配合することにより、食器洗浄機による洗浄に先立つ前浸漬や予洗の用途やドラム式洗濯機で使用する場合でも泡立ちすぎず、少なすぎない、程好い泡立ちを有し、且つすすぎ時の低泡性が良好という特徴を併せ持つ。
また、希釈時における実使用上取扱容易な濃度に設定するのに最適な有効成分を有し、且つ貯蔵安定性に優れ、粘度の温度変化が少ないために、希釈濃度にバラつきなく使用することができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
まず、本発明に用いられる(a)成分としては、非イオン界面活性剤が用いられる。上記非イオン界面活性は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。非イオン界面活性剤は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシブチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー、リバース型のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーなどが挙げられる。
これらの中でも洗浄性、洗浄時の泡立ち性、およびすすぎ性の点からポリオキシエチレンアルキルエーテルが好適に用いられる。アルキル鎖は直鎖でも分岐でもよく、炭素数は9〜18が好ましく、洗浄性の点から、さらに12〜16がより好ましい。エチレンオキサイドの平均付加モル数は、5〜20モルが好ましく、洗浄性の点から6〜15モルがより好ましい。
上記(a)成分は、本発明の洗浄剤組成物全体に対して、40〜60質量%の割合で含有される。すなわち、主洗浄成分としての非イオン界面活性剤が、少なすぎると濃縮洗浄剤とならず、小パッケージ化や低使用量などの濃縮洗浄剤としてのメリットが得られない。また、多すぎると、洗浄剤を測り取る際に取りすぎてしまうなど、適正な濃度にするのに不利である。洗浄性、洗浄時の泡立ち、およびすすぎ時の泡立ちの点から、42〜58質量%がより好ましく、45〜55質量%がさらに好ましい。
また、本発明に用いられる(b)成分としては、脂肪酸アルカノールアミドが挙げられる。上記脂肪酸アルカノールアミドは、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。脂肪酸アルカノールアミドは、例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド,ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド,ミリスチン酸ジエタノールアミド,パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン(EO2〜5モル)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドなどが挙げられる。これらの中でも、貯蔵安定性、粘度安定性の点から、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドが好ましい。
上記(b)成分は、本発明の洗浄剤組成物全体に対して、0.4〜20質量%の割合で含有される。上記(a)成分の非イオン界面活性剤は、洗浄剤組成物全体として、40〜60質量%に限定されているが、その範囲においては、上記(e)成分の水と混合して洗浄剤組成物を製造する際に、ゲル化が生じて、低温で流動性低下により固化したり、高粘度溶液になる等問題がある。そのようなゲル化を解消するため、上記(b)成分と(C)成分の溶剤との組み合わせが必須となる。すなわち、(b)成分の脂肪酸アルカノールアミドが少なすぎると、特に低温時において、洗浄剤組成物が使用に適した粘度にならず、また、多すぎると洗浄時の泡立ちが多すぎてしまい、泡が洗浄機や洗濯機から漏れる事態となったり、すすぎ時に泡が残って、すすぎ切れなかったりするという点で不利である。よって、粘度安定性、泡立ち性の点から、2〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%がさらに好ましい。
また、本発明に用いられる(c)成分としては、水溶性溶剤が挙げられる。上記水溶性溶剤は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。水溶性溶剤は、例えば、エタノール等の低級アルコールや,プロピレングリコール,ポリエチレングリコール,グリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等があげられる。これらの中でも溶剤自体の臭気が少なく、貯蔵安定性において変色が少ない点を考慮すると、プロピレングリコール及びグリセリンが好適であり、液体濃縮洗浄剤組成物の粘度を低くする点を考慮すると、エタノール及びジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好適である。
上記(c)成分は、本発明の洗浄剤組成物全体に対して、5〜20質量%の割合で含有される。貯蔵安定性、粘度安定性の点から、6〜18質量%がより好ましく、7〜15質量%がさらに好ましい。
また、本発明に用いられる(d)成分としては、炭素数16〜22の飽和脂肪酸が挙げられ、本発明の洗浄剤組成物全体に対して、0.5〜2質量%の割合で含有される。すなわち、少なすぎると泡立ち抑制が不十分であり、多すぎると貯蔵安定性の点で不利になる。泡立ち抑制および貯蔵安定性の点から、0.8〜1.8質量%がより好ましく、1.0〜1.6質量%がさらに好ましい。
また、上記(b)成分と(d)成分の質量比が、(b)/(d)=0.2〜20であることが好適である。すなわち、値が低すぎると洗浄時の泡立ちが低すぎて、洗浄時に洗剤が投入されていないとの誤認を引き起こす可能性があり、値が高すぎると洗浄時およびすすぎ時の泡立ちが激しくなる点で不利になる。
特に洗浄時およびすすぎ時の泡立ち性の点から、1〜15が好ましく、さらに2〜10がより好ましい。
また、本発明に用いられる(e)成分としては、水が挙げられる。水としては、水道水、軟水、イオン交換水、純水、精製水等があげられ、好ましくは、水道水、軟水が用いられる。なお、上記「水」は、本発明の組成物を構成する各成分に由来の結晶水や水溶液の形で含まれる水と外から加えられる水との総和であり、液体濃縮洗浄剤組成物全体が100%となるよう配合される。
さらに、これらの液体濃縮洗浄剤組成物の中でも、炭素数が12以上の陰イオン界面活性剤を実質含まないことが好適である。すなわち、炭素数12未満のものであれば、液体濃縮洗浄剤組成物の洗浄時およびすすぎ時の泡立ち性への影響が少なく、好適である。
そして、本発明は、上記液体濃縮洗浄剤組成物を0.01〜0.1質量%に希釈して使用することが好適である。少なすぎると、所望の洗浄力が得られないと共に、測り取る洗浄剤の量が少なすぎて、正確な濃度に調整する点で不利になる。また、多すぎると、液体濃縮洗浄剤としての利点(小パッケージ、低使用量)が失われてしまう。よって、これらの点から、上記液体濃縮洗浄剤組成物を0.02〜0.08質量%で使用することが、より好ましい。
そして、本発明の液体濃縮洗浄剤組成物には、任意成分として、pH調整剤、有機酸およびその塩、染料、香料、金属腐食抑制剤、殺菌剤、抗菌剤、消臭剤、帯電防止剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等を用いることができる。
本発明の液体濃縮洗浄剤組成物は、食品由来の油や人体から発生する皮脂汚れに対する洗浄性に優れているため、食器の洗浄用途、衣類の洗濯の用途に最適である。また、洗浄時に程よい泡立ちになり、すすぎ時の低濃度に希釈された際に泡立ちが低くなるので、食器洗浄機による洗浄に先立つ前浸漬や予洗の用途やドラム式洗濯機で使用するのに最適である。また、貯蔵安定性に優れ、温度による粘度変化が少ないため、人の手によるマニュアルで測り取ることはもちろんのこと、自動供給装置を用いても安定に洗浄剤を供給することが可能である。低濃度で使用するため、大きな容量の形態にする必要がなく、コンパクトな容器にて輸送することが可能であり、資材倉庫内の占有スペースを軽減することができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。本発明は、これらに限定されるものではない。
まず、組成物を調整するために、下記のとおり、各成分を準備した。各成分の詳細は、下記の通りであり、表1〜5中の数値は、各成分を純分で示したものである。なお、特に断りのない限り、「%」は質量基準を意味する。また、水は、特に断りのない限り水道水を用いている。
<非イオン界面活性剤(a)>
・a−1:高級アルコール(炭素数12〜13)のエチレンオキサイド6.8モル付加物
・a−2:セカンダリーアルコール(炭素数12〜14)のエチレンオキサイド12モル付加物
<脂肪酸アルカノールアミド(b)>
・b−1:アミコールCDE−G(ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ミヨシ油脂社製)
<水溶性溶剤(c)>
・c−1:プロピレングリコール
・c−2:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
<炭素数16〜22の飽和脂肪酸(d)>
・d−1:ステアリン酸
〔実施例1〜22、比較例1〜7〕
後記の表1〜5に示す組成(各表の数値の単位は「質量%」である)の洗浄剤組成物を調製し、洗浄性、泡立ち性、貯蔵安定性、粘度について評価した。各項目の試験方法及び評価基準は、下記に示す通りである。
〔洗浄性〕
・試験方法
湿式人工汚染布(洗濯科学協会製)を3枚タオルに縫い付け、それを3本用意した。エレクトロラックス社製洗濯機(型番:W3240H)に浴比調整用の衣類と共に、前記用意したタオルを入れた。浴比調整用衣類は、乾燥重量1kgの衣類に対して洗浄時に使用する水の量が10Lになるよう調整した。供試液体濃縮洗浄剤組成物を、0.03質量%濃度になるよう測りとって洗濯機に投入し、洗浄温度60℃にて、洗浄時間10分間洗浄し、すすぎを3回行った。洗浄前後の汚染布の反射率を反射率計(東京電色社製、型番:TC−6D)を用いて測定し、下記の式にて洗浄率を算出し、下記の評価基準にて判定した。
Figure 2020139126
・評価基準
○:60%以上
△:50%以上60%未満
×:50%未満
〔洗浄時の泡立ち性〕
・試験方法
供試液体濃縮洗浄剤組成物を、水道水を用い、洗浄時の濃度である0.03質量%にそれぞれ希釈して、試験液を作成した。この試験液を容量100mlの比色管に50mlを注ぎ、恒温水槽により25℃に調温した。その後、比色管の蓋を押さえながら上下に振とうを1秒間に1回上下する速さで、1分間振とうを行った。振とう後30秒経過後の泡の高さを測定した。下記の評価基準にて判定し、×以外を良とした。
・評価基準
◎:20以上40mm未満
○:40以上60mm未満 ●:10以上20mm未満
△:60以上70mm未満
×高:70mm以上 ×低:10mm未満
〔すすぎ時の泡立ち性〕
・試験方法
上記〔泡立ち性〕の評価と同様の試験方法であるが、希釈濃度を0.0003%にして行った。(泡立ち性試験の1/100希釈濃度。すすぎ時の濃度を想定)。
下記の評価基準にて判定し、×以外を良とした。
・評価基準
◎:5mm未満
○:5以上10mm未満
△:10以上15mm未満
×:15mm以上
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
供試液体濃縮洗浄剤組成物を250mlのポリビンに200mlずつ入れ、室温(約25℃)、低温(−5℃〜5℃;24時間サイクル)、高温(40℃)の3つの保管条件にて、1ケ月間配置した。そして、以下の基準で評価した。
・評価基準
○:透明、または、全体的に僅かな曇りが生じているが、分離は認められない。
(実用性に問題なし)
×:分離、沈殿又は変色が認められる(実用性に問題あり)
〔粘度〕
・試験方法
B型粘度計(東京計器社製、形式:BL)を用い、5℃および20℃における粘度を測定した。
・測定条件
ローター:#3、回転速度:60rpm、回転時間:30秒
・評価基準
◎:50以上300mPa・s未満
○:300以上500mPa・s未満
△:500以上700mPa・s未満
×:700mPa・s以上
Figure 2020139126
Figure 2020139126
Figure 2020139126
Figure 2020139126
Figure 2020139126
上記表1〜表5の評価結果から、実施例1〜22は、洗浄性、泡立ち性、すすぎ性、貯蔵安定性、粘度のいずれの項目においてもほぼ良好な結果が得られていることがわかる。これに対し、比較例1〜7は、少なくともいつくかの項目において、実用上の問題があることがわかる。
本発明の液体濃縮洗浄剤組成物は、貯蔵安定性に優れ、温度による粘度変化が少ないため、人の手によるマニュアルで測り取ることはもちろんのこと、自動供給装置を用いても安定に洗浄剤を供給することが可能である。また、洗浄時に程好い泡立ちになり、すすぎ時の低濃度に希釈された際に泡立ちが低くなるので、食器洗浄機による洗浄に先立つ前浸漬や予洗の用途やドラム式洗濯機で使用するのに最適である。

Claims (3)

  1. 下記の(a)〜(d)成分を組成物全体に対し下記の割合で含有するとともに、(e)成分として水を含有し、上記(b)成分と(d)成分の質量比が、(b)/(d)=0.2〜20であり、且つ組成物のpH(JIS Z−8802:2011「pH測定方法」)が、25℃で6〜8であることを特徴とする液体濃縮洗浄剤組成物:
    (a)非イオン界面活性剤(脂肪酸アルカノールアミドを除く)40〜60質量%、
    (b)脂肪酸アルカノールアミド0.4〜20質量%、
    (c)水溶性溶剤5〜20質量%、
    (d)炭素数16〜22の飽和脂肪酸0.5〜2質量%。
  2. 上記(a)成分の非イオン界面活性剤の内、少なくともポリオキシエチレンアルキルエーテルを含むことを特徴とする請求項1に記載の液体濃縮洗浄剤組成物。
  3. 上記請求項1〜2に記載の液体濃縮洗浄剤組成物を0.01〜0.1質量%に希釈して使用する洗浄方法。
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