JP2020138770A - 吐出器 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、ピストンが、シリンダ内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストンを備え、シリンダの内周面に、ピストンが下降端位置に位置したときに、外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成された構成が知られている。
外筒ピストンの下端部と段部との間の上下方向の距離が、コイルスプリングが、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、コイルスプリングが密着状態となることによって、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される。したがって、吐出ヘッド、ステム、ピストンガイド、およびピストンが一体にシリンダに対して押し込まれ、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接した状態からさらに、コイルスプリングを下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることができる。これにより、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ステム、ピストンガイド、およびピストンが一体にシリンダに対して押し込まれ、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接しても、コイルスプリングをさらに下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることにより、このときの押下力を主にコイルスプリングに受け止めさせることが可能になり、ピストンにかかる負荷を抑えることができる。
これにより、内容液が吐出孔から吐出されるときのシリンダの内圧を、毎回同等にすることが可能になり、吐出孔から吐出される内容液の量、および勢い等の吐出態様を安定させることができるとともに、ステム内とシリンダ内とが連通する前に、コイルスプリングが密着状態になるのを防ぐことが可能になり、未使用の状態で、シリンダ内の空気をステム内を通して排出しながら、容器本体内の内容液をシリンダ内に供給するプライミング操作を円滑に行うことができる。
吐出器1は、内容液が収容される容器本体2の口部3に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステム12、およびステム12の上端部に嵌合された吐出ヘッド13を有するポンプ10と、ポンプ10を容器本体2の口部3に装着する装着キャップ11と、装着キャップ11の後部に立設された支持部材15と、支持部材15に回転軸L回りに回転自在に配設され、吐出ヘッド13に連係する押下部材16と、を備えている。
ポンプ10は、ステム12から下方に向けて延びるピストンガイド43と、ピストンガイド43に上下動自在に外装された筒状のピストン41と、ピストン41が上下摺動自在に収容されたシリンダ42と、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43を一体に上方付勢するコイルスプリング95と、を備えている。
ステム12、装着キャップ11、ピストンガイド43、ピストン41、シリンダ42、およびコイルスプリング95は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。
また、ノズル筒部32の中心軸線をノズル軸O2といい、ノズル軸O2に沿う方向をノズル軸方向という。ノズル軸方向から見て、ノズル軸O2に交差する方向をノズル径方向といい、ノズル軸O2回りに周回する方向をノズル周方向という。
さらに、上下方向から見て、ノズル軸O2が延びる方向を前後方向といい、前後方向に沿ってノズル筒部32の根元側を後方といい、ノズル筒部32の先端側を前方という。上下方向および前後方向の双方に直交する方向を左右方向という。
ステム12とピストン41との間に、弾性部材25が配設されている。弾性部材25は、ピストン41に対するステム12およびピストンガイド43の下方移動に伴って、ピストン41およびステム12により上下方向に挟まれて弾性変形する。これにより、ピストン41は、シリンダ42に対して下方移動したステム12により弾性部材25を介して押下される。
芯棒体35の外周面には、前後方向に延びるとともに、ノズル筒部32の内周面との間で内容液の流動を可能とする複数の流路溝部35Aが形成されている。チップ36は、芯棒体35と同軸上に配設されており、内側に芯棒体35が嵌合された円筒状のチップ筒部37と、チップ筒部37の前端部に設けられた端壁部38と、を有している。
内筒ピストン52の下端部(以下、閉塞部という)52bは、ピストンガイド43に上下摺動自在に外装され、かつステム12内とシリンダ42内との連通を遮断している。閉塞部52bは、外筒ピストン51の下端部より上方に位置している。
支持板部61のうち、立設筒部60より径方向の内側に位置する内周部の上面には、環状の第2パッキン56が配設されている。
なお、弁体44は、球状に形成された合成樹脂製のいわゆるボール弁とされている。弁体44は、廃棄時における分別の手間を抑制する観点で合成樹脂製とすることが好ましい。また、弁体44は、金属製等であってもよい。さらに、ボール弁に替わる種々の弁体を用いた逆止弁でもよい。
ピストンガイド43における周筒部43Dの下端部に、外径がフランジ部43Aの上面から上方に向かうに従い、縮径した当接部43Eが形成されている。この当接部43Eに、ピストン41の閉塞部52bの下端部が当接している。
ピストンガイド43のうち貫通孔43Cよりも上側に位置する部分は、ステム12内に嵌合している。これにより、ピストンガイド43は、ステム12と共に一体に上下動する。
コイルスプリング95のうち、上端部はフランジ部43Aの下面に当接し、下端部はシリンダ42における直筒部67の上端開口縁に当接している。これにより、ピストンガイド43はコイルスプリング95から上向きの付勢力を直接受けている。
コイルスプリング95が密着状態になると、コイルスプリング95を構成する、上下方向で互いに隣り合う全ての線材同士が、全周にわたって当接する。
すなわち、ステム12内とシリンダ42内とが連通するタイミングは、コイルスプリング95が密着状態になったときと同時であってもよいし、外筒ピストン51の下端部が、シリンダ42の段部65の上面に当接した後で、かつコイルスプリング95が密着状態となる前であってもよい。
外側垂下筒部15eは、立設筒部60内に嵌合されている。外側垂下筒部15eの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、シリンダ42における支持板部61の内周部の上面に押し当てられている。
内側垂下筒部15dは、ステム12の下部に外装されている。内側垂下筒部15dの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、ピストン41の外筒ピストン51の上端開口縁に押し当てられている。
後壁部78の内面には、上方に向かって突出し、一対の側壁部77の内面同士を左右方向に連結する補強壁78aが形成されている。
そして、天板部90と一対の側板部92とで囲まれる内部空間に吐出ヘッド13が配置されている。よって、一対の側板部92は、吐出ヘッド13を左右方向に挟むように配置されている。
天板部90の前側部分には、天板部90を貫通する第1貫通孔93が形成されている。この第1貫通孔93は、天板部90における左右方向の中央部分に形成されているとともに、前方に開口している。これにより、天板部90の前側部分は、左右方向に二股に分かれた形状とされている。前板部91は、二股に分かれた天板部90の前端縁から前方に向かうに従い、下方に向けて延在している。
以上の構成において、押下部材16を揺動軸L回りに下方に揺動すると、係合溝31Aの内周面が軸部10Aの外周面を下方に向けて押し込むことにより、ステム12およびピストンガイド43が、コイルスプリング95の上方付勢力に抗して下降する。
なお、コイルスプリング95が密着状態になる前に、吐出ヘッド13のステム12に対する嵌合が完了していてもよい。
吐出器1の正立時および倒立時の双方で、シリンダ42内が負圧となったときに、内容液をシリンダ42内に供給するように構成された正倒立両用アダプタ200をシリンダ42に連結してもよい。
2 容器本体
3 口部
12 ステム
13 吐出ヘッド
13A 吐出孔
25 弾性部材
41 ピストン
42 シリンダ
43 ピストンガイド
43E 当接部
51 外筒ピストン
52b 閉塞部
95 コイルスプリング
Claims (3)
- 内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステムと、
前記ステムの上端部に嵌合され、内容液の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
前記ステムから下方に向けて延びるピストンガイドと、
前記ピストンガイドに上下動自在に外装された筒状のピストンと、
前記ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、
前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを一体に上方付勢するコイルスプリングと、を備え、
前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを、前記ピストンとともに前記シリンダに対して下方移動させることにより、前記シリンダ内の内容液が前記ステム内を通して前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
前記ピストンは、前記シリンダ内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストンを備え、
前記シリンダの内周面には、前記ピストンが下降端位置に位置したときに、前記外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成され、
前記外筒ピストンの下端部と前記段部との間の上下方向の距離は、前記コイルスプリングが、前記吐出ヘッド、前記ステム、または前記ピストンガイドにより下方に向けて押し込まれ、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、
前記コイルスプリングが密着状態となることによって、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される、吐出器。 - 前記ピストンは、前記ステム内と前記シリンダ内との連通を遮断する閉塞部を備え、
前記ピストンガイドは、前記閉塞部に前記ピストンの下側から当接することで、前記ステム内と前記シリンダ内との連通が遮断される当接部を備え、
前記ピストンに対する前記ピストンガイドの下方移動時に、前記当接部が前記閉塞部から下方に離間することで、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通するとともに、前記コイルスプリングが密着状態となる、請求項1に記載の吐出器。 - 前記ステムと前記ピストンとの間に弾性部材が配設され、
前記ピストンは、前記ピストンに対して下方移動した前記ステムにより前記弾性部材を介して押下される、請求項1または2に記載の吐出器。
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