JP2020138770A - 吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ピストンにかかる負荷を抑える。【解決手段】ピストン41は、シリンダ42内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストン51を備え、シリンダの内周面には、ピストンが下降端位置に位置したときに、外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成され、外筒ピストンの下端部と段部との間の上下方向の距離は、コイルスプリング95が、吐出ヘッド13、ステム12、またはピストンガイド43により下方に向けて押し込まれ、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、コイルスプリングが密着状態となることによって、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドを、ピストンとともにシリンダに対して下方移動させることにより、シリンダ内の内容液がステム内を通して吐出孔から吐出される吐出器が知られている。
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、ピストンが、シリンダ内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストンを備え、シリンダの内周面に、ピストンが下降端位置に位置したときに、外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成された構成が知られている。
特開2018−104055号公報
しかしながら、前記従来の吐出器では、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ステム、ピストンガイド、およびピストンが一体にシリンダに対して押し込まれ、外筒ピストンの下端部がシリンダの段部に押し付けられて、このときの押下力をピストンが受け止めることにより、ピストンに大きな負荷がかかるおそれがあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ピストンにかかる負荷を抑えることができる吐出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステムと、前記ステムの上端部に嵌合され、内容液の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、前記ステムから下方に向けて延びるピストンガイドと、前記ピストンガイドに上下動自在に外装された筒状のピストンと、前記ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを一体に上方付勢するコイルスプリングと、を備え、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを、前記ピストンとともに前記シリンダに対して下方移動させることにより、前記シリンダ内の内容液が前記ステム内を通して前記吐出孔から吐出される吐出器であって、前記ピストンは、前記シリンダ内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストンを備え、前記シリンダの内周面には、前記ピストンが下降端位置に位置したときに、前記外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成され、前記外筒ピストンの下端部と前記段部との間の上下方向の距離は、前記コイルスプリングが、前記吐出ヘッド、前記ステム、または前記ピストンガイドにより下方に向けて押し込まれ、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、前記コイルスプリングが密着状態となることによって、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される。
この発明によれば、吐出ヘッドを押下すると、ステム、ピストンガイド、およびピストンがシリンダに対して下方移動することで、シリンダ内が加圧され、シリンダ内の内容液がステム内を通して吐出孔から吐出される。
外筒ピストンの下端部と段部との間の上下方向の距離が、コイルスプリングが、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、コイルスプリングが密着状態となることによって、吐出ヘッド、ステム、およびピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される。したがって、吐出ヘッド、ステム、ピストンガイド、およびピストンが一体にシリンダに対して押し込まれ、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接した状態からさらに、コイルスプリングを下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることができる。これにより、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ステム、ピストンガイド、およびピストンが一体にシリンダに対して押し込まれ、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接しても、コイルスプリングをさらに下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることにより、このときの押下力を主にコイルスプリングに受け止めさせることが可能になり、ピストンにかかる負荷を抑えることができる。
ここで、前記ピストンは、前記ステム内と前記シリンダ内との連通を遮断する閉塞部を備え、前記ピストンガイドは、前記閉塞部に前記ピストンの下側から当接することで、前記ステム内と前記シリンダ内との連通が遮断される当接部を備え、前記ピストンに対する前記ピストンガイドの下方移動時に、前記当接部が前記閉塞部から下方に離間することで、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通するとともに、前記コイルスプリングが密着状態となってもよい。
この場合、ピストンに対するピストンガイドの下方移動時に、当接部が閉塞部から下方に離間することで、ステム内とシリンダ内とが連通するとともに、コイルスプリングが密着状態となる。したがって、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接するまでは、当接部を閉塞部に当接させて、ステム内とシリンダ内との連通を遮断しておき、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接した後に、コイルスプリングを圧縮変形させながら、ピストンガイドをピストンに対して下方移動させることで、ステム内とシリンダ内とを連通させ、シリンダ内の内容液を吐出孔から吐出させることが可能になる。
これにより、内容液が吐出孔から吐出されるときのシリンダの内圧を、毎回同等にすることが可能になり、吐出孔から吐出される内容液の量、および勢い等の吐出態様を安定させることができるとともに、ステム内とシリンダ内とが連通する前に、コイルスプリングが密着状態になるのを防ぐことが可能になり、未使用の状態で、シリンダ内の空気をステム内を通して排出しながら、容器本体内の内容液をシリンダ内に供給するプライミング操作を円滑に行うことができる。
また、前記ステムと前記ピストンとの間に弾性部材が配設され、前記ピストンは、前記ピストンに対して下方移動した前記ステムにより前記弾性部材を介して押下されてもよい。
この場合、ステムとピストンとの間に弾性部材が配設されているので、外筒ピストンの下端部が、シリンダの段部に当接した状態からさらに、ステム、およびピストンガイドをピストンに対して下方移動させ、コイルスプリングを下方に向けて圧縮変形させたときに、弾性部材をステムとピストンとの間で弾性変形させることにより、ステムからピストンに加えられる押下力を緩和することができる。これにより、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ピストンにかかる負荷を確実に抑えることができる。
本発明によれば、ステムの上端部に吐出ヘッドを嵌合するときに、ピストンにかかる負荷を抑えることができる。
本発明に係る一実施形態として示した吐出器の縦断面図である。 図1に示す吐出器であって、押下部材を下降端位置まで押下げた状態を示す縦断面図である。 図2に示す吐出器の要部を示す拡大図である。 図1に示す吐出器を組み立てる方法を説明する説明図である。 図4に示す吐出器の要部を示す拡大図である。
以下、本発明に係る吐出器の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
吐出器1は、内容液が収容される容器本体2の口部3に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステム12、およびステム12の上端部に嵌合された吐出ヘッド13を有するポンプ10と、ポンプ10を容器本体2の口部3に装着する装着キャップ11と、装着キャップ11の後部に立設された支持部材15と、支持部材15に回転軸L回りに回転自在に配設され、吐出ヘッド13に連係する押下部材16と、を備えている。
吐出ヘッド13は、ステム12の上端部に嵌合された装着筒部31と、装着筒部31から突出し、その先端に内容液の吐出孔13Aが形成されたノズル筒部32と、を備えている。
ポンプ10は、ステム12から下方に向けて延びるピストンガイド43と、ピストンガイド43に上下動自在に外装された筒状のピストン41と、ピストン41が上下摺動自在に収容されたシリンダ42と、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43を一体に上方付勢するコイルスプリング95と、を備えている。
そして、吐出器1は、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43を、ピストン41とともにシリンダ42に対して下方移動させることにより、シリンダ42内の内容液がステム12内を通して吐出孔13Aから吐出される構成とされている。
ステム12、装着キャップ11、ピストンガイド43、ピストン41、シリンダ42、およびコイルスプリング95は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。
以下、この共通軸を中心軸線O1といい、中心軸線O1に沿う方向を上下方向という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線O1に交差する方向を径方向といい、中心軸線O1回りに周回する方向を周方向という。
また、ノズル筒部32の中心軸線をノズル軸O2といい、ノズル軸O2に沿う方向をノズル軸方向という。ノズル軸方向から見て、ノズル軸O2に交差する方向をノズル径方向といい、ノズル軸O2回りに周回する方向をノズル周方向という。
さらに、上下方向から見て、ノズル軸O2が延びる方向を前後方向といい、前後方向に沿ってノズル筒部32の根元側を後方といい、ノズル筒部32の先端側を前方という。上下方向および前後方向の双方に直交する方向を左右方向という。
装着キャップ11は、中央に開口部が形成された円環状の頂壁部11aと、頂壁部11aの外周縁から下方に向けて延びる円筒状の口部装着部11bと、を有する。口部装着部11bの内周面には、容器本体2の口部3における外周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。
ステム12の下部の内径および外径は、ステム12の上部の内径および外径よりも大きい。ステム12の上部と下部との間には、テーパ状の段筒部12Aが形成されている。
ステム12とピストン41との間に、弾性部材25が配設されている。弾性部材25は、ピストン41に対するステム12およびピストンガイド43の下方移動に伴って、ピストン41およびステム12により上下方向に挟まれて弾性変形する。これにより、ピストン41は、シリンダ42に対して下方移動したステム12により弾性部材25を介して押下される。
弾性部材25は、表裏面が径方向を向き、上下方向に延びる板状に形成されている。弾性部材25は、ステム12の下端開口縁に配設され、周方向に等間隔をあけて複数(本実施形態では6つ)配置されている。弾性部材25はステム12と一体に形成されている。複数の弾性部材25は、互いに同等の形状かつ同等の大きさに形成されている。弾性部材25の径方向の大きさ(厚み)は、ステム12の厚みよりも薄くなっている。なお、ステム12および弾性部材25は、弾性部材25が一定の力が加えられたときに変形するような、ある程度剛性を有する材質、例えばポリプロピレン等で形成されている。
吐出ヘッド13の装着筒部31は、有頂筒状に形成され、ステム12内に嵌合されている。装着筒部31の上端部には、左右方向に突出する軸部10Aが形成されている。軸部10Aは、左右方向から見て円形状を呈している。装着筒部31の上端部には、後方に向けて突出する被係止部120が形成されている。被係止部120には、ステム12の下方移動を規制するストッパー130が係止可能とされている。
吐出ヘッド13のノズル筒部32は、装着筒部31から前方に向けて突出し、前端に前方に向けて開口した吐出孔13Aが形成されている。吐出孔13Aは、ノズル軸O2と同軸に配設されている。ノズル筒部32内には、前後方向に延在する芯棒体35と、芯棒体35の前端部に被着された有頂筒状のチップ36と、が配設されている。
芯棒体35の外周面には、前後方向に延びるとともに、ノズル筒部32の内周面との間で内容液の流動を可能とする複数の流路溝部35Aが形成されている。チップ36は、芯棒体35と同軸上に配設されており、内側に芯棒体35が嵌合された円筒状のチップ筒部37と、チップ筒部37の前端部に設けられた端壁部38と、を有している。
チップ筒部37は、ノズル筒部32内に嵌合されている。端壁部38は、芯棒体35の前端面に当接している。端壁部38のうち芯棒体35の前端面に当接する後面には、芯棒体35の流路溝部35Aに連通するスピン流路38Aが形成されている。端壁部38の中央部分には、スピン流路38Aに連通する吐出孔13Aが前方に向けて開口している。吐出孔13Aの開口面積は、スピン流路38Aよりも上流側の流路溝部35Aにおける流路面積(ノズル軸方向と直交する断面積)よりも小さく、内容液を加圧して霧状に吐出できる。
ピストン41は、シリンダ42内に上下摺動可能に嵌合された外筒ピストン51と、外筒ピストン51における径方向の内側に配置され、ピストンガイド43を径方向の外側から囲繞する内筒ピストン52と、外筒ピストン51と内筒ピストン52とを連結する環状連結部53と、を備えている。これら外筒ピストン51、内筒ピストン52、および環状連結部53はそれぞれ、中心軸線O1と同軸に配設されている。図示の例では、外筒ピストン51、内筒ピストン52、および環状連結部53は一体に形成されている。
内筒ピストン52の下端部(以下、閉塞部という)52bは、ピストンガイド43に上下摺動自在に外装され、かつステム12内とシリンダ42内との連通を遮断している。閉塞部52bは、外筒ピストン51の下端部より上方に位置している。
シリンダ42は、多段の円筒状に形成されている。シリンダ42は、上下方向に延在する上筒部62と、上筒部62の下端部から下方に向けて延在し、上筒部62よりも内径および外径が小さい下筒部63と、下筒部63の下端部から下方に向けて延在し、下筒部63よりも内径および外径が小さい小径部64と、上筒部62の下端部と下筒部63の上端部とを接続する環状の段部65と、小径部64から下方に向けて延びる接続筒部69と、を備えている。
段部65の上面(段部)は、シリンダ42の内周面の一部とされ、外筒ピストン51と上下方向で対向している。ピストン41が下降端位置に位置したとき、外筒ピストン51の下端部が段部65の上面に当接する。段部65の上面は、径方向外側に向かうに従い下方に向かって延びている。下筒部63の上端部の内周面は、下方に向かうに従い縮径している。
上筒部62の上部には、上筒部62の内外を連通させる空気孔62Bが形成されている。上筒部62の上端部には、径方向の外側に向けて突出する円環状の支持板部61が形成されている。支持板部61の上面における外周部に、装着キャップ11の頂壁部11aの下面が当接している。支持板部61と容器本体2の口部3における上端開口縁との間に、第1パッキン66が配設されている。装着キャップ11の口部装着部11bが、口部3に螺着されることにより、支持板部61および第1パッキン66が、装着キャップ11の頂壁部11aと、口部3と、の間に固定される。これら支持板部61、上筒部62、下筒部63、および小径部64は、中心軸線O1と同軸に配設されている。
支持板部61の上面には、上方に向けて延び、かつ装着キャップ11の開口部に挿通された立設筒部60が形成されている。立設筒部60の外径および内径は、上筒部62の外径および内径よりも大きくなっている。立設筒部60の上端開口縁は、ステム12の段筒部12Aと上下方向において同等の位置に位置している。
支持板部61のうち、立設筒部60より径方向の内側に位置する内周部の上面には、環状の第2パッキン56が配設されている。
小径部64は、下筒部63の下端部から下方に向けて真っ直ぐ延びる直筒部67と、直筒部67の下端部から下方に向かうに従い、内径および外径が小さくなるテーパ筒部68と、を有している。テーパ筒部68の内側には、弁体44がテーパ筒部68のテーパ面に離着可能に配設されている。
なお、弁体44は、球状に形成された合成樹脂製のいわゆるボール弁とされている。弁体44は、廃棄時における分別の手間を抑制する観点で合成樹脂製とすることが好ましい。また、弁体44は、金属製等であってもよい。さらに、ボール弁に替わる種々の弁体を用いた逆止弁でもよい。
テーパ筒部68の内周面には、径方向の外側から内側に向かうに従い、上方に向けて延びる規制突部68Aが突設されている。規制突部68Aの上端の内径は、弁体44の外径よりも小さくなっている。これにより、弁体44が規制突部68Aから上方に離脱するのを規制している。なお、規制突部68Aには、周方向の延在を中断する間隙が形成されている。
ピストンガイド43は、ステム12から下方に向けて延びる周筒部43Dおよび底壁部を備える有底筒状に形成されている。底壁部には、径方向の外側に向けて突出する円環状のフランジ部43Aが形成されている。
ピストンガイド43における周筒部43Dの下端部に、外径がフランジ部43Aの上面から上方に向かうに従い、縮径した当接部43Eが形成されている。この当接部43Eに、ピストン41の閉塞部52bの下端部が当接している。
ピストンガイド43の周筒部43Dには、ピストンガイド43内とシリンダ42内とを連通させる連通孔43Bが形成されている。連通孔43Bは、例えば中心軸線O1を径方向で挟む両側に配置されている。連通孔43Bは、ピストン41の閉塞部52bが当接する当接部43Eよりも上方に位置している。これにより、連通孔43Bとシリンダ42の上筒部62内との連通が遮断されている。すなわち、当接部43Eが、閉塞部52bにピストン41の下側から当接することで、連通孔43Bおよびピストンガイド43の周筒部43D内を通した、シリンダ42内とステム12内との連通が遮断されている。そして、ピストン41に対するピストンガイド43の下方移動時に、当接部43Eが閉塞部52bから下方に離間することで、ステム12内とシリンダ42内とが連通する。
ピストンガイド43の周筒部43Dには、ピストンガイド43内とステム12内とを連通する貫通孔43Cが形成されている。貫通孔43Cは、連通孔43Bと同様に、例えば中心軸線O1を径方向に挟む両側に配置されている。貫通孔43Cは、連通孔43Bよりも上方に配置され、ステム12の段筒部12Aにおける内周面に向けて開口している。連通孔43Bおよび貫通孔43Cがピストンガイド43に形成されていることで、ピストンガイド43とピストン41との間、並びにピストンガイド43とステム12との間の空気が滞留するのを防ぐことができる。
ピストンガイド43のうち貫通孔43Cよりも上側に位置する部分は、ステム12内に嵌合している。これにより、ピストンガイド43は、ステム12と共に一体に上下動する。
ピストンガイド43の下端部には、下方に向けて突出し、コイルスプリング95が外装されるガイド突部43Fが形成されている。ガイド突部43Fは、表裏面が周方向を向く板体が中心軸線O1回りに複数配置されて構成されている。ガイド突部43Fは、上方付勢状態で、シリンダ42における上筒部62の下部から下筒部63の上部にわたって配設されている。
コイルスプリング95のうち、上端部はフランジ部43Aの下面に当接し、下端部はシリンダ42における直筒部67の上端開口縁に当接している。これにより、ピストンガイド43はコイルスプリング95から上向きの付勢力を直接受けている。
そして、本実施形態では、外筒ピストン51の下端部と段部65の上面との間の上下方向の距離が、コイルスプリング95が、ピストンガイド43のフランジ部43Aにより下方に向けて押し込まれ、図3に示されるように、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリング95の上下方向の圧縮変形量より短く、コイルスプリング95が密着状態となることによって、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43の、これ以上の下方移動が規制される。この際、当接部43Eが閉塞部52bから下方に離間して、ステム12内とシリンダ42内とが連通している。
コイルスプリング95が密着状態になると、コイルスプリング95を構成する、上下方向で互いに隣り合う全ての線材同士が、全周にわたって当接する。
したがって、外筒ピストン51の下端部が、シリンダ42の段部65の上面に当接した、図4および図5に示されるような状態からさらに、吐出ヘッド13が下方に向けて押圧されると、図2および図3に示されるように、吐出ヘッド13、ステム12およびピストンガイド43が、コイルスプリング95を、ピストンガイド43のフランジ部43Aと、シリンダ42における直筒部67の上端開口縁と、の間で下方に向けて圧縮変形させながら、ピストン41に対して下方移動する。
これにより、当接部43Eが閉塞部52bから下方に離間して、ステム12内とシリンダ42内とが連通するとともに、コイルスプリング95が密着状態となる。
すなわち、ステム12内とシリンダ42内とが連通するタイミングは、コイルスプリング95が密着状態になったときと同時であってもよいし、外筒ピストン51の下端部が、シリンダ42の段部65の上面に当接した後で、かつコイルスプリング95が密着状態となる前であってもよい。
支持部材15は、シリンダ42の立設筒部60に外装された有頂筒状の囲繞筒部15aと、囲繞筒部15aの頂壁から上方に向けて延びるガイド筒15cと、囲繞筒部15aから後方に向けて突設され、左右方向に間隔をあけて配設された一対の側壁部77と、側壁部77の後端縁同士を左右方向に接続する後壁部78と、を有している。
囲繞筒部15aの頂壁は環状に形成され、この頂壁の内周縁部にガイド筒15cが配置されている。ガイド筒15c内には、ステム12が下方移動可能に挿通されている。囲繞筒部15aの頂壁の下面には、内側にステム12が挿通された内側垂下筒部15dと、内側垂下筒部15dと囲繞筒部15aの周壁との間に配置された外側垂下筒部15eと、が形成されている。ガイド筒15c、内側垂下筒部15d、および外側垂下筒部15eは、中心軸線O1と同軸に配設されている。
囲繞筒部15aの周壁の下端部は、装着キャップ11の頂壁部11aと隙間を介して上下方向に対向している。
外側垂下筒部15eは、立設筒部60内に嵌合されている。外側垂下筒部15eの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、シリンダ42における支持板部61の内周部の上面に押し当てられている。
内側垂下筒部15dは、ステム12の下部に外装されている。内側垂下筒部15dの下端開口縁は、第2パッキン56を介して、ピストン41の外筒ピストン51の上端開口縁に押し当てられている。
側壁部77は、前側から後側に向かうに従い漸次、上側に向けて延びている。側壁部77の上端には、円柱状の軸体77Aが左右方向の外側に向けて突設されている。軸体77Aは、ステム12より後方に配置されている。軸体77Aの中心を通り、かつ左右方向に延びる仮想の軸線が押下部材16の揺動軸Lとなる。これにより、揺動軸Lは、ステム12より後方に配置されるとともに左右方向に延びている。
後壁部78の内面には、上方に向かって突出し、一対の側壁部77の内面同士を左右方向に連結する補強壁78aが形成されている。
押下部材16は、軸体77Aを介して支持部材15に取り付けられている。これにより、押下部材16は、支持部材15に対して揺動軸L回りに揺動可能に連結されている。押下部材16は、吐出ヘッド13の装着筒部31の上方を前後方向に跨ぎ、かつノズル筒部32が前後方向に貫く天板部90と、天板部90の前端縁から下方に向けて延びる前板部91と、天板部90の左右両側の側端縁から下方に向けて突出し、左右方向に向かい合う一対の側板部92と、を備える。
そして、天板部90と一対の側板部92とで囲まれる内部空間に吐出ヘッド13が配置されている。よって、一対の側板部92は、吐出ヘッド13を左右方向に挟むように配置されている。
天板部90は、上方に向けて膨らむように滑らかに湾曲した形状とされ、その後端部は支持部材15における後壁部78の上端部に上方から当接している。これにより、押下部材16は、揺動軸Lを中心としたこれ以上の上方への揺動が規制されている。
天板部90の前側部分には、天板部90を貫通する第1貫通孔93が形成されている。この第1貫通孔93は、天板部90における左右方向の中央部分に形成されているとともに、前方に開口している。これにより、天板部90の前側部分は、左右方向に二股に分かれた形状とされている。前板部91は、二股に分かれた天板部90の前端縁から前方に向かうに従い、下方に向けて延在している。
第1貫通孔93内には、吐出ヘッド13のノズル筒部32が挿通されている。これにより、ノズル筒部32は、第1貫通孔93を通して天板部90から前方に向けて突出しており、押下部材16と吐出ヘッド13との中心軸線O1回りにおける相対的な回転が規制されている。なお、前板部91の下側部分は、指先を掛けるための指掛部分とされている。
押下部材16の一対の側板部92は、支持部材15の一対の側壁部77における上部を左右方向に挟んでいる。これにより、支持部材15と押下部材16との中心軸線O1回りにおける相対的な回転が規制されている。一対の側板部92の後部側の内面には、軸体77Aが挿通される軸孔部92Aが形成されている。これにより、押下部材16は、支持部材15に軸体77A回り、すなわち揺動軸L回りに揺動可能に支持される。
押下部材16には、吐出ヘッド13の軸部10Aに係合する係合溝31Aが形成されている。係合溝31Aは、押下部材16の一対の側板部92から左右方向の内側に向けて張り出した板部の下端部に、下方に向けて開口する半円形状に形成されている。この係合溝31A内に軸部10Aが挿入されている。
以上の構成において、押下部材16を揺動軸L回りに下方に揺動すると、係合溝31Aの内周面が軸部10Aの外周面を下方に向けて押し込むことにより、ステム12およびピストンガイド43が、コイルスプリング95の上方付勢力に抗して下降する。
ストッパー130は、押下部材16の揺動軸Lに平行な軸体131回りに揺動可能に設けられ、吐出ヘッド13の下方移動を規制する。ストッパー130は、吐出ヘッド13の下方移動を規制する規制位置と、規制位置に対して軸体131回りに後方に揺動し、吐出ヘッド13の下方移動を許容する規制解除位置と、の間を移動可能に配設されている。軸体131は、左右方向に延びる棒状に形成され、軸体131の左右方向の両端部は、一対の側壁部77に形成された支持凹部82に中心軸回りに回転自在に嵌め込まれている。支持凹部82は、ステム12よりも後方であって、揺動軸Lよりも前方に配置されている。
上記構成の吐出器1を使用する際には、まず、ストッパー130を軸体131回りに規制位置から規制解除位置へと揺動させて、吐出ヘッド13が下方移動可能な状態とする。次に、押下部材16を回転軸L回りに下方に向けて回転させる。この際、例えば押下部材16の前板部91の指掛部分に指先を掛けながら、コイルスプリング95の付勢力に抗して押下部材16を下方に向けて回転させる。押下部材16を下方に向けて回転させると、吐出ヘッド13が下方移動し、弁体44によりシリンダ42のテーパ筒部68内が閉塞され、かつピストン41の閉塞部52bがピストンガイド43の当接部43Eに当接した状態で、ステム12およびピストンガイド43が、ピストン41とともにシリンダ42に対して押し下げられる。
そして、外筒ピストン51の下端部が、シリンダ42の段部65の上面に当接した、図3に示されるような状態からさらに、吐出ヘッド13が下方に向けて押圧されると、吐出ヘッド13、ステム12およびピストンガイド43が、コイルスプリング95を、ピストンガイド43のフランジ部43Aと、シリンダ42における直筒部67の上端開口縁と、の間で下方に向けて圧縮変形させながら下方移動する。
この際、ステム12およびピストンガイド43が、ピストン41に対して下方移動することで、弾性部材25を、ステム12と環状連結部53との間で弾性変形させ、かつ当接部43Eを閉塞部52bから下方に離間させて、ステム12内とシリンダ42内とを、連通孔43Bおよびピストンガイド43の周筒部43D内を通して連通させる。これにより、シリンダ42内の内容液が、ステム12内を上昇しノズル筒部32内に導入され、スピン流路38Aを通って吐出孔13Aから霧状に吐出される。
この際、図2に示されるように、支持部材15のガイド筒15cの上端開口縁と、ノズル筒部32の外周面と、の間に上下方向の隙間が設けられている。したがって、同じ形状で同じ大きさの支持部材15を用いて、上筒部62の長さが異なり内容量が異なっている複数種のシリンダ42を装着することができるとともに、ピストン41の破損を抑えることができる。またこの際、コイルスプリング95は密着状態となっている。
次に、吐出器1を組み立てる方法について説明する。
まず、吐出ヘッド13、押下部材16およびストッパー130を除く全ての部材を組み付ける。その後、吐出ヘッド13をステム12の上端部に嵌合する。この嵌合の過程において、ステム12、およびピストンガイド43が、コイルスプリング95を下方に向けて圧縮変形させながら、ピストン41とともに下方移動し、図4、および図5に示されるように、外筒ピストン51の下端部が、シリンダ42の段部65の上面に当接する。この際、コイルスプリング95は密着状態となっておらず、コイルスプリング95に上下方向の圧縮代が残っている。
したがって、吐出ヘッド13をステム12に対してさらに押し込むと、コイルスプリング95が下方に向けて圧縮変形し、かつ弾性部材25が、ステム12と環状連結部53との間で弾性変形しながら、ステム12、およびピストンガイド43が、ピストン41に対して下方移動する。
この際、吐出ヘッド13のステム12に対する嵌合が完了していない場合であっても、コイルスプリング95が密着状態になると、吐出ヘッド13に加えた押下力が直接、吐出ヘッド13とステム12との嵌合部分に伝達されることとなり、吐出ヘッド13がステム12に対して下方移動し、吐出ヘッド13のステム12に対する嵌合が完了する。すなわち、コイルスプリング95が密着状態になるまで、吐出ヘッド13をステム12に対して押し込めば、吐出ヘッド13をステム12に必ず嵌合することができる。
なお、コイルスプリング95が密着状態になる前に、吐出ヘッド13のステム12に対する嵌合が完了していてもよい。
そして、ストッパー130を、軸体131を介して支持部材15に装着した後に、第1貫通孔93内に吐出ヘッド13のノズル筒部32を挿通しながら、押下部材16を支持部材15に装着する。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出器1によれば、外筒ピストン51の下端部と段部65の上面との間の上下方向の距離が、コイルスプリング95が、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリング95の上下方向の圧縮変形量より短く、コイルスプリング95が密着状態となることによって、吐出ヘッド13、ステム12、およびピストンガイド43の、これ以上の下方移動が規制される。したがって、吐出ヘッド13、ステム12、ピストンガイド43、およびピストン41が一体にシリンダ42に対して押し込まれ、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接した状態からさらに、コイルスプリング95を下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることができる。
これにより、ステム12の上端部に吐出ヘッド13を嵌合するときに、ステム12、ピストンガイド43、およびピストン41が一体にシリンダ42に対して押し込まれ、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接しても、コイルスプリング95をさらに下方に向けて圧縮変形させて密着状態にすることにより、このときの押下力を主にコイルスプリング95に受け止めさせることが可能になり、ピストン41にかかる負荷を抑えることができる。
ピストン41に対するピストンガイド43の下方移動時に、当接部43Eが閉塞部52bから下方に離間することで、ステム12内とシリンダ42内とが連通するとともに、コイルスプリング95が密着状態となる。したがって、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接するまでは、当接部43Eを閉塞部52bに当接させて、ステム12内とシリンダ42内との連通を遮断しておき、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接した後に、コイルスプリング95を圧縮変形させながら、ピストンガイド43をピストン41に対して下方移動させることで、ステム12内とシリンダ42内とを連通させ、シリンダ42内の内容液を吐出孔13Aから吐出させることが可能になる。
これにより、内容液が吐出孔13Aから吐出されるときのシリンダ42の内圧を、毎回同等にすることが可能になり、吐出孔13Aから吐出される内容液の量、および勢い等の吐出態様を安定させることができるとともに、ステム12内とシリンダ42内とが連通する前に、コイルスプリング95が密着状態になるのを防ぐことが可能になり、未使用の状態で、シリンダ42内の空気をステム12内を通して排出しながら、容器本体2内の内容液をシリンダ42内に供給するプライミング操作を円滑に行うことができる。
ステム12とピストン41との間に弾性部材25が配設されているので、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接した状態からさらに、ステム12、およびピストンガイド43をピストン41に対して下方移動させ、コイルスプリング95を下方に向けて圧縮変形させたときに、弾性部材25をステム12とピストン41との間で弾性変形させることにより、ステム12からピストン41に加えられる押下力を緩和することができる。これにより、ステム12の上端部に吐出ヘッド13を嵌合するときに、ピストン41にかかる負荷を確実に抑えることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば ステム12とピストン41との間に弾性部材25を配設せず、ステム12の下端開口縁とピストン41との間に、上下方向の隙間を設けておき、外筒ピストン51の下端部が、段部65の上面に当接した後、さらにコイルスプリング95を下方に向けて圧縮変形させたときに、ステム12の下端開口縁を、ピストン41に当接、若しくは近接させるようにしてもよい。
コイルスプリング95の配設位置は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。例えば、コイルスプリング95をステム12に外装し、コイルスプリング95の上端部を吐出ヘッド13に当接させる等してもよく、また、コイルスプリング95の上端部を支持して下方に押し込み可能な部材は、ピストンガイド43に限らず、吐出ヘッド13、若しくはステム12であってもよい。
吐出器1の正立時および倒立時の双方で、シリンダ42内が負圧となったときに、内容液をシリンダ42内に供給するように構成された正倒立両用アダプタ200をシリンダ42に連結してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出器
2 容器本体
3 口部
12 ステム
13 吐出ヘッド
13A 吐出孔
25 弾性部材
41 ピストン
42 シリンダ
43 ピストンガイド
43E 当接部
51 外筒ピストン
52b 閉塞部
95 コイルスプリング

Claims (3)

  1. 内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステムと、
    前記ステムの上端部に嵌合され、内容液の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
    前記ステムから下方に向けて延びるピストンガイドと、
    前記ピストンガイドに上下動自在に外装された筒状のピストンと、
    前記ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、
    前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを一体に上方付勢するコイルスプリングと、を備え、
    前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドを、前記ピストンとともに前記シリンダに対して下方移動させることにより、前記シリンダ内の内容液が前記ステム内を通して前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
    前記ピストンは、前記シリンダ内に上下摺動自在に嵌合された外筒ピストンを備え、
    前記シリンダの内周面には、前記ピストンが下降端位置に位置したときに、前記外筒ピストンの下端部が当接する段部が形成され、
    前記外筒ピストンの下端部と前記段部との間の上下方向の距離は、前記コイルスプリングが、前記吐出ヘッド、前記ステム、または前記ピストンガイドにより下方に向けて押し込まれ、これ以上は圧縮変形不能となる密着状態となるまでの、このコイルスプリングの上下方向の圧縮変形量より短く、
    前記コイルスプリングが密着状態となることによって、前記吐出ヘッド、前記ステム、および前記ピストンガイドの、これ以上の下方移動が規制される、吐出器。
  2. 前記ピストンは、前記ステム内と前記シリンダ内との連通を遮断する閉塞部を備え、
    前記ピストンガイドは、前記閉塞部に前記ピストンの下側から当接することで、前記ステム内と前記シリンダ内との連通が遮断される当接部を備え、
    前記ピストンに対する前記ピストンガイドの下方移動時に、前記当接部が前記閉塞部から下方に離間することで、前記ステム内と前記シリンダ内とが連通するとともに、前記コイルスプリングが密着状態となる、請求項1に記載の吐出器。
  3. 前記ステムと前記ピストンとの間に弾性部材が配設され、
    前記ピストンは、前記ピストンに対して下方移動した前記ステムにより前記弾性部材を介して押下される、請求項1または2に記載の吐出器。
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