JP2020138386A - 成形装置 - Google Patents

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裕希 内田
Yuki Uchida
裕希 内田
上野 泰弘
Yasuhiro Ueno
泰弘 上野
翔太朗 石川
Shotaro Ishikawa
翔太朗 石川
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Abstract

【課題】成形精度が向上した成形装置を提供することを課題とする。【解決手段】加熱により軟化した繊維シートを、金型の外形形状に倣わす倣い機構と、前記金型上で倣わせられた状態の前記繊維シートの角部を送風により冷却する冷却機構と、を備えた成形装置。【選択図】図4

Description

本発明は、成形装置に関する。
軟化した繊維シートを、開閉する2つの金型により所定の形状に成形する技術が知られている。例えば、軟化した繊維シートは搬送機構により2つの金型の間まで搬送されて、搬送機構から金型に受け渡される。このように繊維シートが金型に受け渡される際に、繊維シートの位置がずれて金型に受け渡される場合がある。特許文献1では、このような受け渡しの際の繊維シートの位置ずれを抑制するための技術が開示されている。
特開2014−240185号公報
上記の技術により、繊維シートの位置がずれることなく金型に受け渡されても、金型が閉じられる際に繊維シートが変形して、繊維シートの位置がずれた状態で金型が閉じられる虞がある。この場合、成形品の成形精度が低下する可能性がある。
そこで本発明は、成形精度が向上した成形装置を提供することを目的とする。
上記目的は、加熱により軟化した繊維シートを、金型の外形形状に倣わす倣い機構と、前記金型上で倣わせられた状態の前記繊維シートの角部を送風により冷却する冷却機構と、を備えた成形装置によって達成できる。
本発明によれば、成形精度が向上した成形装置を提供できる。
図1A〜図1Dは、比較例の成形方法の説明図である。 図2は、本実施例の成形装置の説明図である。 図3A〜図3Cは、本実施例の成形装置を用いた成形方法の説明図である。 図4A〜図4Cは、本実施例の成形装置を用いた成形方法の説明図である。
[比較例]
本実施例について説明する前に、比較例について説明する。図1A〜図1Dは、比較例の成形方法の説明図である。図1Aに示すように、繊維シート100は、炉200上に配置されて軟化する程度にまで加熱されている。図1Bに示すように、軟化した繊維シート100は、保持機構30xの先端に設けられた吸盤により吸着されて、図1Cに示すように、金型300上にまで搬送される。ここで、金型300の上面には位置決めピン305が設けられており、金型300の上面に軟化した繊維シート100を配置することにより、位置決めピン305が繊維シート100を貫通する。これにより、金型300に対して繊維シート100の位置が固定される。ここで、繊維シート100が配置される金型300の上面には部分的に段部310が形成されており、図1Cに示すように段部310と繊維シート100との間には隙間がある。この状態で、図1Dに示すように、金型300、400、500、及び600により型が閉じられ、繊維シート100が配置されたキャビティ内に不図示のゲートを介して溶融した樹脂材料が射出される。その後に繊維シート100及び樹脂材料が冷却されてこれらの金型が開くことにより、繊維シート100と樹脂材料とが一体成形された成形品が取り出される。
ここで、図1Dに示すように、金型が閉じられる際に、繊維シート100は段部310の隙間を埋めるように、金型300の外形形状に倣うように変形する。しかしながら、金型が閉じられる過程においては、金型300や金型400等の角部が先に繊維シート100に接触するため、図1Dの矢印のように、繊維シート100には角部側に引っ張られるような力が作用する。このため、例えば位置決めピン305が挿入された繊維シート100の穴の形状が変形して、繊維シート100の位置がずれてこれらの金型が閉じられることが考えられる。繊維シート100は、その後に冷却されて成形品として金型から取り外される。このように、金型が閉じられる過程で繊維シート100の位置がずれると、成形品の成形精度が低下する可能性がある。
[本実施例]
次に、本実施例の成形装置1について説明する。図2は、本実施例の成形装置1の説明図である。成形装置1は、コントローラ5、ステージ10、押え機構20、保持機構30及び40、倣い機構50及び60等を含む。ステージ10は、不図示の搬送機構により、水平方向及び鉛直方向に移動可能に支持されている。搬送機構は、ステージ10を移動するためのアクチュエータを備えている。ステージ10の下面には、押え機構20、保持機構30及び40、倣い機構50及び60が取り付けられている。
押え機構20は、本体部22及び押圧部24を含む。本体部22は、ステージ10に固定されており鉛直方向に延びている。押圧部24は、本体部22に対して鉛直方向に所定範囲を出没可能に保持されており、本体部22内に配置されたバネにより、鉛直下方に付勢されている。従って、押圧部24に対して鉛直上方の力が作用していない場合には、本体部22からの押圧部24の突出量は最大となり、押圧部24に対してバネの付勢力に抗して鉛直上方の力が作用した場合には、本体部22からの押圧部24の突出量が減少するように押圧部24は本体部22に没入される。
保持機構30及び40は、押え機構20を水平方向から挟むように設けられている。保持機構30は、シリンダ部32、ロッド部34、及び吸盤36を含む。シリンダ部32は、ステージ10に保持されている。ロッド部34は、空気圧によりシリンダ部32に対して鉛直方向に進退可能に設けられている。吸盤36は、シリンダ部32の鉛直下方の端部に設けられている。保持機構40も、同様にシリンダ部42、ロッド部44、及び吸盤46を含む。尚、保持機構30及び40は互いに同一の機構であるが、説明の便宜上異なる符号を付している。
倣い機構50及び60は、保持機構30及び40を水平方向から挟むように設けられている。倣い機構50は、本体部52、アーム部54、及びローラ56を含む。本体部52は、ステージ10に固定されている。アーム部54は、本体部52に内蔵された複数アクチュエータにより本体部52に対して突出及び揺動可能である。具体的には、本体部52内には、アクチュエータにより鉛直方向の所定範囲内を移動可能な可動部材が保持されている。アーム部54は、他のアクチュエータによりアーム部54の基端を支点として所定範囲内を揺動可能に、この可動部材に連結されている。ローラ56は、アーム部54の下端に自由回転可能に支持されている。ローラ56は、円柱状であり、外周面にはテフロン(登録商標)加工が施されており、軟化した繊維シート100がローラ56の外周面に粘着することが防止されている。倣い機構60も、同様に本体部62、アーム部64、及びローラ66を含む。尚、倣い機構50及び60は互いに同一の機構であるが、説明の便宜上異なる符号を付している。
コントローラ5は、ステージ10を駆動するアクチュエータや、保持機構30及び40、倣い機構50及び60等に電気的に接続されており、成形装置1全体の動作を制御する。コントローラ5は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び記憶装置等を備える。
尚、繊維シート100を構成する連続繊維としては、たとえば、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等が挙げられる。また、連続繊維の形態としては、連続繊維を経糸(たていと)と緯糸(よこいと)に交互に配向(織る)させたクロス材であってもよいし、連続繊維を一方向に配向させたUD(Uni Direction)材であってもよい。また、繊維シート100の形状は、例えば、矩形状、三角形状、円形状、楕円形状等やそれ以外であってもよい。
次に、本実施例の成形装置1を用いた成形方法について説明する。図3A〜4Cは、本実施例の成形装置1を用いた成形方法の説明図である。図3Aに示すように、炉200上の繊維シート100に、吸盤36及び46を吸着させて、繊維シート100を炉200から取り外す。2つの吸盤36及び46に繊維シート100が吸着されるため、繊維シート100の2つの吸盤36及び46の間の部分は、水平方向に維持された状態で搬送される。ここで、押え機構20の押圧部24が繊維シート100に接触しないように、または、押圧部24が繊維シート100に接触するが、押圧部24の付勢力により繊維シート100が湾曲しない程度に、ロッド部34及び44の長さを調整することが好ましい。また、押え機構20が繊維シート100の中心に位置する状態で、吸盤36及び46に繊維シート100を吸着させることが好ましい。
図3Bに示すように、ステージ10が繊維シート100を金型300上にまで搬送する。この際に、繊維シート100が金型300上に配置された状態で押圧部24が繊維シート100に接触するように、ロッド部34及び44の長さと成形装置1の鉛直方向の高さ位置とを調整する。これにより、押圧部24の付勢力は繊維シート100を金型300側に押圧するように作用する。これにより、繊維シート100は金型300に押圧され、金型300に対して繊維シート100の位置がずれるのが抑制される。上述したように押圧部24はバネの付勢力を利用しているため、簡易な機構により繊維シート100を金型300に押さえつけることができ、成形装置1の製造コストの増大が抑制されている。
次に、図3Cに示すように、押圧部24により繊維シート100が金型300側に押圧された状態で、吸盤36及び46が繊維シート100から離脱するようにロッド部34及び44を退避させる。これにより、位置ずれが生じないように金型300に繊維シート100が受け渡される。ここで、吸盤36及び46の繊維シート100への吸着力は、押圧部24の繊維シート100への付勢力よりも小さいことが好ましい。
次に、図4Aに示すように、繊維シート100が金型300の外形形状に倣うように、繊維シート100の外側の面をローラ56及び66により押圧させる。ここで、上述したように押圧部24により繊維シート100は金型300側に押圧されているため、繊維シート100の位置ずれを抑制しながら繊維シート100を金型300の外形形状に倣わすことができる。また、倣い機構60は、図4Bに示すように、繊維シート100と金型300の段部310との間の隙間を埋めるように、繊維シート100は金型300の外形形状に倣う。
尚、図4A及び図4Bに示したように、ローラ56及び66は、押圧部24により押圧された繊維シート100の位置から外側に向けて順に、ローラ56及び66により金型300に倣わすことが好ましい。これにより、押圧部24に押圧されている位置を基準として繊維シート100を金型300に適切に倣わすことができ、繊維シート100にしわが発生すること等を抑制できる。
次に、図4Cに示すように、冷却ノズル81〜83により、繊維シート100の角部に向けて送風する。冷却ノズル81〜83は、不図示の送風機に接続されている。冷却ノズル81〜83は、冷却機構の一例である。冷却ノズル81〜83は、ステージ10に駆動アームなどを介して支持されていてもよいし、ステージ10とは別の部位に設けられており、作業者が手動で冷却ノズル81〜83を用いてもよい。これにより、繊維シート100の角部を繊維シート100の他の部分よりも優先させて硬化させることができる。その後に成形装置1は繊維シート100及び金型300から退避し、上述した図1Dに示したように、金型400、500、及び600を用いてこれらの金型を閉じて、繊維シート100を冷却し、理型されることにより成形品が製造される。
上述のように冷却ノズル81〜83からの空気により繊維シート100の角部が優先的に硬化する。このため、金型300等が閉じる際に繊維シート100の位置がずれることが抑制され、成形精度が向上する。
以上のように、成形品の成形精度が向上するため、成形品は予定されていた強度を確保することができる。尚、上記の成形品は、例えば電池ケースや、インバータケース、ECU(Electronic Control Unit)のケース等であるが、これに限定されない。
上記実施例での保持機構30及び40はそれぞれ吸盤36及び46を用いるが、代わりに軟質の繊維シート100に挿入可能な針を用いてもよい。
上記実施例では、ローラ56及び66を用いた倣い機構50及び60により繊維シート100を金型300の外形形状に倣わしたが、これに限定されない。例えば、ドライヤなどを用いて加熱空気を繊維シート100に噴射することにより、繊維シート100を金型300の外形形状に倣わしてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 成形装置
10 ステージ
20 押え機構
30、40 保持機構
50、60 倣い機構
81〜83 冷却ノズル(冷却機構)
100 繊維シート

Claims (1)

  1. 加熱により軟化した繊維シートを、金型の外形形状に倣わす倣い機構と、
    前記金型上で倣わせられた状態の前記繊維シートの角部を送風により冷却する冷却機構と、を備えた成形装置。
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