JP2020136870A - 発振器制御回路及び集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】LCフィルタを有しない発振器を制御して、共振子を主振動で発振させることを可能とする。【解決手段】発振器制御回路10は、発振信号の周波数を予め定められた閾値と比較することにより、共振子30の副振動を検出する周波数判定回路11と、周波数判定回路11により副振動が検出された場合には、共振子30へのエネルギー供給を減らすように発振器20の制御を行う制御回路12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発振器を制御する発振器制御回路、及び該発振器制御回路を備える集積回路に関する。
水晶振動子は、高い安定度を示す主振動に加え、主振動の共振周波数よりも高い周波数において副振動が生じることがある。そのため、副振動を抑圧する水晶発振器が提案されている。
例えば、特許文献1には、水晶振動子と第1及び第2コンデンサとからなる発振用共振回路と、発振用トランジスタとを有し、ベース・コレクタ間に水晶振動子を、エミッタ・コレクタ間に第1コンデンサを、エミッタ・ベース間に第2コンデンサを接続してコルピッツ型とした水晶発振器において、エミッタ・コレクタ間又はエミッタ・ベース間は第1又は第2コンデンサにLC直列回路を並列接続したリアクタンス並列回路からなり、リアクタンス並列回路は主振動による発振周波数では容量性となる共振特性を有し、LC直列回路の共振周波数は副振動による発振周波数に一致した構成とすることが開示されている。この構成によれば、副振動の発振周波数にてLC直列回路のインピーダンスはゼロとなり、発振ゲインはゼロとなるため、副振動による発振を抑制することができる。
特開2010−41346号公報
しかしながら、水晶発振器にLCフィルタを用いると、以下の問題点が発生する。第1に、LC直列共振特性を急峻(高Q値)にした場合には、副振動の発振周波数とLC共振周波数とを一致させるために、LC素子値のばらつき許容が厳しくなる。すなわち、ばらつきの少ない素子が必要となることから、部品のコストが高くなる。第2に、LC直列共振特性を緩やか(低Q値)にした場合、例えばSСカット水晶振動子の主振動の発振周波数は、副振動の発振周波数から約10%しか離れていないため、主振動の発振ゲインも低下してしまう。第3に、LCフィルタを構成するLC直列回路は、その素子値から集積化できずに外部部品となる。そのため、部品点数が多くなり、低コスト化及び小型化の妨げとなる。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、LCフィルタを有しない発振器を制御して、共振子を主振動で発振させることが可能な発振器制御回路及び集積回路を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る発振器制御回路は、共振子を発振させて発振信号を生成する発振器の制御を行う発振器制御回路であって、前記発振信号の周波数を予め定められた閾値と比較することにより、前記共振子の副振動を検出する周波数判定回路と、前記周波数判定回路により前記副振動が検出された場合には、前記共振子へのエネルギー供給を減らすように前記発振器の制御を行う制御回路と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る集積回路は、前記発振器制御回路と、前記発振器と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、LCフィルタを有しない発振器を制御して、共振子を主振動で発振させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路における周波数判定回路の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路における周波数判定回路の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路におけるタイマー回路の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路における減衰制御回路の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路における減衰制御回路の例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路のタイミングチャートの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る発振器制御回路のタイミングチャートの例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る発振器制御回路の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図1は、第1の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。図1に示す集積回路1は、発振器制御回路10と、発振器20とを備える。
共振子30は、SCカット水晶振動子や、ATカット水晶振動子など、副振動を有する振動子である。
発振器20は、共振子30を発振させることによって得られた信号を正弦波から方形波に波形整形し、発振信号を生成する。そして、発振器20は、発振信号を集積回路1の外部及び発振器制御回路10に出力する。
発振器制御回路10は、発振器20の制御を行う回路であって、周波数判定回路11と、制御回路12と、タイマー回路13とを備える。
周波数判定回路11は、発振器20によって生成された発振信号の周波数を予め定められた閾値と比較することにより、共振子30の副振動を検出する。本実施形態では、副振動で発振しているか否かの2値の信号を判定結果として出力する。そして、周波数判定回路11は、判定結果を制御回路12及びタイマー回路13に出力する。周波数判定回路11は、発振信号の周波数を周波数閾値と比較してもよいし、発振信号の周波数を電圧に変換してから電圧閾値と比較してもよい。
図2A及び図2Bは、F−V変換(周波数−電圧変換)回路方式の周波数判定回路11の一例を示す回路図である。図2Aに示す例では、ピークホールド回路方式を示しており、周波数判定回路11は、周波数電圧変換回路111と、比較器112とを有する。
周波数電圧変換回路111のスイッチは、発振器20により生成された発振信号のレベルがハイである場合には短絡させ、ロウである場合には開放する。周波数電圧変換回路111は、発振信号の周波数に応じて変化する、コンデンサ電圧のピーク値をホールドし、比較器112に出力する。共振子30が発振している場合、発振信号の周波数が高い副振動のほうが、発振信号の周波数が低い主振動よりも周波数電圧変換回路111の出力電圧は低くなる。
比較器112は、周波数電圧変換回路111から入力された電圧を電圧閾値(Vref)と比較し、電圧閾値以下である場合には、共振子30が副振動で発振していると判定する。また、比較器112は、周波数電圧変換回路111から入力された電圧が電圧閾値を超える場合には、共振子30が副振動で発振していないと判定する。本実施形態では、比較器112は、副振動で発振していると判定した場合にはハイレベルの信号を出力し、副振動で発振していない(主振動で発振、又は非発振)と判定した場合にはロウレベルの信号を出力する。
このように、周波数判定回路11は、発振信号の周波数をDC電圧に変換した後に、電圧閾値と比較する。DC電圧はダイナミックなAC動作に比べて測定が容易なため、周波数判定回路11は、周波数閾値調整の分解能を向上させることが可能となり、周波数閾値を精度良く設定できるようになる。
また、図2Bに示す例では、周波数判定回路11は、N次のハイパスフィルタ113と、保持回路114とを有する。なお、図2Bでは、1次のハイパスフィルタ113を示している。
ハイパスフィルタ113は、発振器20により生成された発振信号の高周波成分を抽出し、抽出した高周波成分信号を比較器112に出力する。比較器112は、高周波成分信号を電圧閾値(Vref)と比較し、比較結果を保持回路114に出力する。発振信号の周波数がハイパスフィルタ113のカットオフ周波数以下の場合には発振信号は遮断されるため、高周波成分信号は電圧閾値よりも小さくなり、発振信号の周波数がハイパスフィルタ113のカットオフ周波数を超える場合には発振信号は通過するため、高周波成分信号は電圧閾値よりも大きくなる。保持回路114は、ラッチ回路やフリップフロップ回路などであり、比較器112の比較結果を一時的に保持する。
周波数判定回路11が図2Aに示すようなピークホールド回路である場合、尖頭値を高速でとらえる必要がある。その点、図2Bに示す周波数判定回路11では、ハイパスフィルタ113を有することにより、尖頭値を高速でとらえる動作が不要となる。そのため、比較器112の帯域が低くても周波数判定を行うことが可能となる。
タイマー回路13は、タイマー時間を管理する回路であり、タイマーリセット後に所定のタイマー時間が経過した場合に、タイマー時間が経過したことを制御回路12に通知する。本実施形態では、タイマー時間が経過するとパルス信号を出力する。タイマー時間は、発振器20を減衰制御した際に、発振信号の周波数がゼロになるまでに要する時間(例えば、数百ミリ秒)以上とする。
図3は、タイマー回路13の一例を示す回路図である。図3に示す例では、タイマー回路13は、遅延回路131と、XOR回路132と、OR回路133と、定電流源134と、スイッチ135と、コンデンサ136と、比較器137とを有する。
共振子30が副振動で発振した時に、周波数電圧変換回路111の出力信号のレベルがハイになるものとして、タイマー回路13の説明をする。周波数電圧変換回路111の出力信号のレベルがハイになると、遅延回路131及びXOR回路132は、遅延回路131による遅延時間の期間だけレベルがハイとなるパルス信号を生成する。パルス信号のレベルがハイである期間はOR回路133の出力信号のレベルもハイとなる。
スイッチ135は、OR回路133の出力信号のレベルがハイである場合には短絡させ、ロウである場合には開放する。スイッチ135を短絡させることにより、タイマーがリセットされる。
コンデンサ136は、スイッチ135が開放されている間、定電流源134から入力された電荷を蓄積し、その間、コンデンサ136の電圧は上昇する。
比較器137は、コンデンサ136の電圧を予め定められた閾値(Vref)と比較する。本実施形態では、比較器137は、コンデンサ136の電圧が閾値以下である場合にはロウレベルとなり、コンデンサ136の電圧が閾値を超えた場合にはハイレベルとなる信号を生成し、制御回路12及びOR回路133に出力する。比較器137の出力信号のレベルがハイになると、OR回路133の一方の入力信号のレベルがハイになるため、タイマー回路13は、出力のトグルの度に、タイマーをリセットするパルスを生成することとなる。
制御回路12は、周波数判定回路11により副振動が検出され、且つタイマー回路13からタイマー時間が経過したことを通知された場合には、共振子30へのエネルギー供給を減らすように発振器20に対して制御を行う。この発振器20に対する制御を、以下、「減衰制御」と称する。減衰制御は、発振器20をパワーダウンして共振子20へのエネルギー供給を停止してもよいし、発振器20のバイアス電流を減らしてもよいし、発振器20の帰還抵抗を減らしてもよい。
本実施形態では、発振器制御回路10がタイマー回路13を備えるものとして説明しているが、タイマー回路13は必須の構成ではない。タイマー回路13を備えない発振器制御回路10においては、制御回路12は、周波数判定回路11により副振動が検出された場合に、共振子30へのエネルギー供給を減らすように発振器20に対して制御を行う。
図4は、減衰制御を行うための回路の例を示す回路図である。図4Aは、発振器20のバイアス電流を減らすことにより減衰制御を行う場合の回路図である。図4Aの点線で囲った回路は、電流値切り替え機能付きバイアス電流源を構成する。図4Bは、発振器20の帰還抵抗を減らすことにより減衰制御を行う場合の回路図である。図4Bの点線で囲った回路は、抵抗値切り替え機能付き帰還抵抗を構成する。なお、本明細書において、「減衰」とは「停止」も含むものとする。したがって、図4Aに示す回路図おいて、減衰制御時にバイアス電流をゼロとしてもよい。また、図4Bに示す回路図おいて、減衰制御時に帰還抵抗をゼロとしてもよい。
次に、発振器制御回路10の動作を、図5を参照して説明する。図5は、発振器制御回路10の動作例を示すフローチャートである。
ステップS101では、発振器制御回路10は、発振器20を起動させ、共振子30を発振させる。ステップS102では、タイマー回路13によりタイマー時間が経過したか否かを判定する。タイマー時間が経過した場合には(ステップS102−Yes)、ステップS103に進む。
ステップS103では、発振器制御回路10は、周波数判定回路11により発振信号の周波数が閾値を超えるか否かを判定する。ここでは、閾値を周波数閾値とする。発振信号の周波数が閾値を超える場合には(ステップS103−Yes)、ステップS104に進み、発振信号の周波数が閾値以下である場合には(ステップS103−No)、ステップS105に進む。具体的には、発振器20の起動時に、共振子30は主振動ではなく副振動で発振することがあり、共振子30が副振動で発振した場合にはステップS104に進み、共振子30が副振動で発振していない場合にはステップS105に進む。
ステップS104では、発振器制御回路10は、発振信号の周波数がゼロになるように、発振器20に対して減衰制御を行う。その後、処理をステップS102に戻す。
ステップS105では、発振器制御回路10は、減衰制御を行わず、発振器20に対する減衰制御が行われていた場合には減衰制御を解除する。その後、処理をステップS102に戻す。つまり、発振器制御回路10は、共振子30が副振動で発振した場合には、副振動を抜け出すまでステップS104の減衰制御を繰り返し行う。
図6は、発振器制御回路10のタイミングチャートの一例を示す図である。ここでは、発振器20の起動時に共振子30が副振動で発振し、1回目の減衰制御では副振動を抜け出せず、2回目の減衰制御により副振動を抜け出して主振動で発振する例を示している。
図6の1段目は、発振信号の周波数Foscと周波数閾値Fthとを示しており、副振動の場合には発振信号の周波数が周波数閾値を超え、副振動でない場合には発振信号の周波数が周波数閾値以下となる。
図6の2段目は、周波数判定回路11の出力信号の波形を示している。周波数判定回路11は、発振信号の周波数が周波数閾値を超える場合には副振動であると判定して出力信号のレベルをハイにし、発振信号の周波数が周波数閾値以下である場合には副振動ではないと判定して出力信号のレベルをロウにする。
図6の3段目は、タイマー回路13の出力信号の波形を示している。タイマー回路13は、タイマー時間を管理し、タイマー時間が経過すると出力信号のレベルをハイにした後、タイマーをリセットするという動作を繰り返す。
図6の4段目は、制御回路12による発振器20に対する減衰制御の有無を示している。制御回路12は、3段目のタイマー回路13の出力信号がハイレベルとなるタイミングで、減衰制御を行うか否かを決定する。3段目のタイマー回路13の出力信号がハイレベルとなるタイミングにおいて、1段目の周波数判定回路11の出力信号がハイレベルである場合には減衰制御を行い、1段目の周波数判定回路11の出力信号がロウレベルである場合には減衰制御を行わない。
このように、発振器制御回路10は、周波数判定回路11により共振子30の副振動を検出し、共振子30が副振動で発振した場合には、共振子30へのエネルギー供給を減らすように発振器20の減衰制御を行う。そのため、本実施形態によれば、LCフィルタを有しない発振器20を制御して、共振子30を主振動で発振させることが可能となる。
また、発振器制御回路10は、タイマー回路13を更に備えることにより、発振器20の減衰制御を行うタイミング及び減衰制御を解除するタイミングを正確に規定することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図7は、第2の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。図7に示す集積回路1は、第1の実施形態と同一である。ただし、共振子30が恒温制御回路40により恒温制御されている点が、第1の実施形態と相違する。以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
恒温制御回路40は、共振子30の温度が一定になるように制御する。恒温制御回路40は既知であり、一般的には温度センサ41と、温度制御回路42と、ヒータ43とを備える。そして、温度制御回路42は、温度センサ41により取得される温度が一定になるようにヒータ43を制御する。なお、恒温制御回路40及び共振子30はOCXO(Oven Controlled X’tal Oscillator、オーブン制御型水晶発振器)としてパッケージ化されていてもよい。
共振子30の温度が変化すると、発振周波数も変化する場合がある。例えば、共振子30としてSCカット水晶を用いた場合には、温度に対する発振周波数の特性は一般的に下に凸の放物線状となる。この点、OCXOのように共振子30を恒温制御回路40により制御することにより、環境温度が変化しても発振周波数を一定に保つことができる。さらに、近接した集積回路1に備えられた周波数判定回路11の温度も概ね一定に保つことができ、周波数判定回路11の温度変動を低減することができる。そのため、本実施形態によれば、周波数判定回路11において、副振動を高精度に検出することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図8は、第3の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。図8に示す集積回路1Aは、発振器制御回路10Aと、発振器20とを備える。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、発振器制御回路10Aがメモリ14を備える点が相違する。以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
メモリ14は、例えば不揮発性メモリ又はワンタイムメモリであり、周波数判定回路11で用いられる閾値、及びタイマー回路13のタイマー時間を決定するパラメータを記憶する。また、メモリ14は、発振器20で用いられる、発振周波数のオフセットや負性抵抗値を調整するパラメータを記憶してもよい。メモリ14に記憶する値は、集積回路1Aごとにそれぞれ調整される。
また、メモリ14は、制御回路12が共振子30へのエネルギー供給を減らすように減衰制御を行ってから共振子30の発振が停止するまでの発振減衰時間を記憶してもよい。共振子30が副振動で発振した場合には、発振の減衰制御を行い、発振が停止するまで待ってから、共振子30を再度発振させる必要がある。すなわち、副振動成分(Bモード発振成分)を共振子30から完全に消すための発振減衰時間が必要となる。
発振減衰時間は、共振子30の発振周期及びQ値で決まる。発振振幅が減衰する時定数を表す減衰定数ζと、Q値とは、次式(1)の関係式にあることが知られている。減衰定数ζは、波形減衰の包絡線の減衰度を表す。
Q=1/(2ζ) (1)
また、隣接周期の振幅比の自然対数をとった対数減衰率δは、次式(2)で表されることが知られている。
δ=2πζ/√(1−ζ2) (2)
上記の式を用いて計算すると、例えば、共振子30のQ値が100万、発振周波数が50MHzである場合に発振器20をリセットすると、発振が停止するまでに約100msの減衰時間が必要となる。なお、ここでは発振の振幅がリセット前の10−9倍程度になった時に発振が停止したものとみなしている。
このように、発振器制御回路10Aは、各種のパラメータ、設定値などをメモリ14に記憶する。そのため、本実施形態によれば、製造ばらつきを補正することができ、発振器20の制御を高精度で行うことが可能となる。例えば、周波数判定回路11で用いられる閾値を、主振動の発振周波数と副振動の発振周波数のちょうど中心に設定するといったことも可能となる。
また、発振器制御回路10Aは、共振子30ごとに異なる発振減衰時間をメモリ14に記憶することにより、共振子30の特性に合わせて設定された発振減衰時間が経過した後に発振器20を再起動させることができるため、確実に主振動で発振させることが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図9は、第4の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。図9に示す集積回路1Bは、発振器制御回路10Bと、発振器20とを備える。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、発振器制御回路10Bが停止回路15を備える点が相違する。以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態では、周波数判定回路11は、副振動の検出結果(副振動で発振しているか否かの判定結果)を、制御回路12及びタイマー回路13に出力し、さらに停止回路15にも出力する。また、タイマー回路13は、タイマー時間が経過したことを、制御回路12に通知し、さらに停止回路15にも通知する。また、発振器20は、発振信号を集積回路1Bの外部及び周波数判定回路11に出力し、さらに停止回路15にも出力する。
停止回路15は、周波数判定回路11により副振動が検出されず、タイマー回路13からタイマー時間が経過したことを通知され、且つ共振子30が発振している場合(発振信号の周波数がゼロでない場合)には、周波数判定回路11及びタイマー回路13の動作を停止させる。
発振器制御回路10Bの動作を、図10を参照して説明する。図10は、発振器制御回路10Bの動作例を示すフローチャートである。ステップS201からステップS204は、上述した図5のステップS101からステップS104と同一であるため、説明を省略する。
ステップS205では、発振器制御回路10Bは、発振信号の周波数がゼロであるか否かを判定する。発振信号の周波数がゼロでない場合には(ステップS205−No)、ステップS206に進み、発振信号の周波数がゼロである場合(ステップS205−Yes)にはステップS207に進む。
ステップS206では、発振器制御回路10Bは、停止回路15により、周波数判定回路11及びタイマー回路13の動作を停止させる。この場合、共振子30は主振動で発振しているため、発振器20を継続して動作させる。
ステップS207では、発振器制御回路10Bは、減衰制御を行わず、発振器20に対する減衰制御が行われていた場合には減衰制御を解除する。その後、処理をステップS202に戻す。つまり、発振器制御回路10Bは、共振子30が副振動で発振した場合には、副振動を抜け出すまでステップS204の減衰制御を繰り返し行う。
図11は、発振器制御回路10Bのタイミングチャートの一例を示す図である。ここでは、ここでは、上述した図6と同様に、発振器20の起動時に共振子30が副振動で発振し、1回目の減衰制御では副振動を抜け出せず、2回目の減衰制御により副振動を抜け出して主振動で発振する例を示している。図11の1段目、2段目、及び4段目は、図6の1段目、2段目、及び4段目と同一であるため、説明を省略する。
図11の5段目は、停止回路15による停止制御の有無を示している。停止回路15は、3段目のタイマー回路13の出力信号がハイレベルとなるタイミングで、停止制御を行うか否かを決定する。3段目のタイマー回路13の出力信号がハイレベルとなるタイミングにおいて、1段目の周波数判定回路11の出力信号がロウレベルであり、且つ共振子30が発振している場合には、停止制御を行い、周波数判定回路11及びタイマー回路13の動作を停止させる。
図11の3段目は、タイマー回路13の出力信号の波形を示しており、停止回路15による停止制御が行われると動作を停止するため、出力信号のレベルはロウを維持する。また、停止回路15による停止制御が行われると、図11の2段目に示す周波数判定回路11の出力信号のレベルもロウを維持する。
共振子30は、いったん主振動で発振すると、その後は発振器20がリセットされるまで主振動を維持するという性質を有する。そこで、発振器制御回路10Bは停止回路15を備え、共振子30が主振動で発振した場合には、周波数判定回路11及びタイマー回路13の動作を停止させる。そのため、本実施形態によれば、消費電力を削減することが可能となる。また、発振信号の周波数以外の周波数成分のスプリアスの発生を抑制することが可能となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図12は、第5の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、集積回路1Cがリセット端子31を備える点が相違する。以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
リセット端子31は、発振器20のみを個別にリセットするための端子である。リセット端子31の入力信号をアクティブにすると、発振器20のみリセットされる。図7を参照して説明したように、共振子30が恒温制御回路40により恒温制御されている場合には、恒温制御回路40のリセットは行われない。
電源起動後のIC規格を超えるサージ印加等により、周波数異常にスタックした場合、正常に動作しなくなる。復旧させるために電源電圧を落とすという手段をとった場合には、共振子30の温度が低下し、本来の温度状態に戻るまでに時間を要し、周波数セトリング時間が長くなる。その点、本実施形態によれば、基地局などのシステムが通信エラーを検知した場合に、発振器20のみを個別にリセットすることができ、共振子30の温度低下を抑制することにより周波数セトリング時間を短縮することが可能となる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路について説明する。図13は、第6の実施形態に係る発振器制御回路及び集積回路の構成例を示すブロック図である。図13に示す集積回路1Dは、発振器制御回路10Cと、発振器20とを備える。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、発振器制御回路10Cが分周回路16を備える点が相違する。以下、第1の実施形態と相違する点について説明する。
分周回路16は、発振器20によって生成された発振信号の周波数を、1よりも大きい分周比で分周して分周信号を生成する。そして、分周回路16は、分周信号を周波数判定回路11へ出力する。
周波数判定回路11は、分周回路16によって生成された分周信号の周波数を予め定められた閾値と比較することにより、共振子30の副振動を検出する。
発振器制御回路10Cは、分周回路16を備えることにより、周波数判定回路11の動作は低速となる。そのため、本実施形態によれば、周波数判定回路11の判定精度を向上させることが可能となる。
上述した各実施形態の構成は適宜組み合わせることができる。例えば、発振器制御回路10Cは、第4の実施形態で説明した停止回路15を備えていてもよい。その場合には、停止回路15は分周回路16を停止させてもよい。これにより、分周信号がスプリアスとして出力されることを防止することが可能となる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1,1A,1B,1C,1D 集積回路
10,10A,10B,10C 発振器制御回路
11 周波数判定回路
12 制御回路
13 タイマー回路
14 メモリ
15 停止回路
16 分周回路
20 発振器
30 共振子
31 リセット端子
40 恒温制御回路
41 温度センサ
42 温度制御回路
43 ヒータ
111 周波数電圧変換回路
112 比較器
113 ハイパスフィルタ
114 保持回路
131 遅延回路
132 XOR回路
133 OR回路
134 定電流源
135 スイッチ
136 コンデンサ
137 比較器

Claims (13)

  1. 共振子を発振させて発振信号を生成する発振器の制御を行う発振器制御回路であって、
    前記発振信号の周波数を予め定められた閾値と比較することにより、前記共振子の副振動を検出する周波数判定回路と、
    前記周波数判定回路により前記副振動が検出された場合には、前記共振子へのエネルギー供給を減らすように前記発振器の制御を行う制御回路と、
    を備える発振器制御回路。
  2. 前記制御回路は、前記周波数判定回路により前記副振動が検出された場合には、前記共振子へのエネルギー供給を停止するように前記発振器の制御を行う、請求項1に記載の発振器制御回路。
  3. タイマー時間が経過したことを通知するタイマー回路を更に備え、
    前記制御回路は、前記周波数判定回路により前記副振動が検出され、且つ前記タイマー回路から前記タイマー時間が経過したことを通知された場合には、前記共振子へのエネルギー供給を減らすように前記発振器の制御を行う、請求項1に記載の発振器制御回路。
  4. 前記制御回路は、前記周波数判定回路により前記副振動が検出され、且つ前記タイマー回路から前記タイマー時間が経過したことを通知された場合には、前記共振子へのエネルギー供給を停止するように前記発振器の制御を行う、請求項3に記載の発振器制御回路。
  5. 前記周波数判定回路により前記副振動が検出されず、前記タイマー回路から前記タイマー時間が経過したことを通知され、且つ前記共振子が発振している場合には、前記周波数判定回路及び前記タイマー回路の動作を停止させる停止回路を備える、請求項3又は4に記載の発振器制御回路。
  6. 前記閾値、及び前記タイマー時間を決定するパラメータを記憶するメモリを備える、請求項3から5のいずれか一項に記載の発振器制御回路。
  7. 前記メモリは、前記制御回路が前記共振子へのエネルギー供給を減らすように制御を行ってから前記共振子の発振が停止するまでの時間を記憶する、請求項6に記載の発振器制御回路。
  8. 前記周波数判定回路は、前記発振信号の周波数を電圧に変換した後に、前記閾値と比較する、請求項1から7のいずれか一項に記載の発振器制御回路。
  9. 前記周波数判定回路は、前記発振信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタと、
    前記高周波成分を前記閾値と比較する比較器と、
    前記比較器の比較結果を一時的に保持する保持回路と、
    を備える、請求項8に記載の発振器制御回路。
  10. 前記発振信号の周波数を分周して分周信号を生成する分周回路を備え、
    前記周波数判定回路は、前記発振信号に代えて前記分周信号を前記閾値と比較することにより、前記共振子の副振動を検出する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の発振器制御回路。
  11. 前記共振子は、恒温制御回路により温度が一定になるように制御されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の発振器制御回路。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の発振器制御回路と、
    前記発振器と、
    を備える集積回路。
  13. 前記発振器のみを個別にリセットするためのリセット端子を備える、請求項12に記載の集積回路。
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