JP2020135276A - 通貨処理装置 - Google Patents
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Description
図1および図2を参照して、本実施形態による通貨処理装置100の構成について説明する。
ユーザにより、紙幣が入金口6に入金されると、搬送部3により紙幣の搬送が行われる。入金された紙幣は、搬送部3により搬送されながら、入金鑑別部31を通過する際に、紙幣の金種(千円紙幣21、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22)と正貨であるか否かとが鑑別される。また、制御部4は、入金鑑別部31の鑑別結果に基づいて、入金された紙幣を定められた搬送先に搬送を行うように搬送部3を制御する。具体的には、千円紙幣21は、千円庫11に収納され、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22は、混合庫12に収納される。この際に、記憶部5は、紙幣の搬送先(収納庫)と、搬送された紙幣の金種と枚数とを記憶する。また、制御部4は、鑑別した媒体が正貨でなければ、出金口7から排出する制御(返却)を行う。
制御部4は、釣銭用の紙幣を千円庫11および混合庫12から繰り出して、出金口7に排出する制御(出金)を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、出金鑑別部32により、千円庫11および混合庫12から繰り出される紙幣の種類および枚数を計測して、釣銭に必要な紙幣を搬送部3により出金口7に搬送する制御を行う。なお、混合庫12には、複数の金種(二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22)が入金時に、収納されるので、釣銭として用いられない紙幣は、出金時に、回収庫13または精査庫14に搬送される。つまり、出金時に、混合庫12に収納された紙幣は、釣銭として用いられる紙幣(五千円紙幣23)が出金口7に搬送され、払い出されない分は、回収庫13または精査庫14に搬送される。
制御部4は、千円庫11および混合庫12に収納した紙幣の枚数を再計数する精査処理を行うよう制御する。具体的には、千円庫11および混合庫12から搬送部3を介して紙幣が精査庫14に搬送される。この際に、搬送される紙幣の金種および枚数が出金鑑別部32により、計測される。精査庫14に送られた紙幣は、所定のタイミングにおいて、千円庫11および混合庫12に戻される。また、出金鑑別部32により金種を判別できなかった紙幣は出金口7に搬送される。つまり、通貨処理装置100は、千円庫11および混合庫12内に収納されており、出金鑑別部32により金種が判別できた紙幣を出金口7から外に出すことなく、通貨処理装置100内の循環により精査処理を行える。精査処理は、ユーザの操作に基づいて開始される。
次に、混合庫12の収納枚数が所定収納枚数以上の場合の入金時に制御部4が行う、紙幣収納枚数の一時拡張処理について、図3を例に説明を行う。
本実施形態では、混合庫12には、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22が収納される。また、上記の一時拡張処理が行われた場合、千円庫11には、千円紙幣21および一万円紙幣22が収納される。本実施形態では、紙幣は、入金時に千円庫11および混合庫12の手前側(入金口6側)から順に収納され、紙幣は一枚ずつ重ねて収納されていく。また、出金時には、千円庫11および混合庫12の手前側(入金口6側)から順に紙幣は出金される。そのため、千円庫11および混合庫12に収納された釣銭として用いる紙幣(千円紙幣21および五千円紙幣23)に、釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)が手前側に重なっている場合には、出金時に、釣銭として用いる紙幣(千円紙幣21および五千円紙幣23)が最も手前側に配置するように、釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)を回収庫13または精査庫14に搬送する動作(上澄み動作)を行うように制御部4は、搬送部3を制御する。
一時拡張処理後の上澄み動作について、図3および図4を例に説明を行う。制御部4は、上記の一時拡張の際に千円庫11に収納された一万円紙幣22を回収庫13に収納するための制御を行う。たとえば、図3に示すように、一時拡張の際に千円庫11に一万円紙幣22が3枚収納された場合、記憶部5が、収納された金種(一万円紙幣22)と枚数(3枚)を記憶している。そして、制御部4は、記憶部5に記憶された金種と枚数に基づいて、搬送部3を制御し、千円庫11に収納された紙幣を回収庫13に搬送し、回収庫13に収納させる(図4参照)。この際、記憶部5には、千円庫11に一万円紙幣22が3枚収納されたことが記憶されている、つまり、千円紙幣21の手前側には一万円紙幣22が3枚重なって収納されていることがわかる。その結果、制御部4は、図4に示すように、千円庫11に収納された紙幣を3枚、順に回収庫13に搬送する制御を行えばよい。これにより、千円庫11に一時的に収納されていた一万円紙幣22は、全て回収庫13に収納される。
また、混合庫12には、釣銭として用いられる五千円紙幣23以外にも釣銭として用いられない一万円紙幣22および二千円紙幣24が収納される(図2参照)。そのため、釣銭として用いる五千円紙幣23より手前側には、釣銭として用いられない一万円紙幣22や二千円紙幣24が重なって収納される場合がある。この場合、出金時の釣銭として用いられるのは、五千円紙幣23であるので、制御部4は、釣銭として用いられない一万円紙幣22および二千円紙幣24を回収庫13などの別の収納庫に搬送させる制御を行う(図5参照)。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
3 搬送部
4 制御部
5 記憶部
11 千円庫(第1収納庫)
12 混合庫(第2収納庫)
13 回収庫
21 千円紙幣(第1の金種の通貨)
22 一万円紙幣(第2の金種の通貨)
31 入金鑑別部
100 通貨処理装置
Claims (8)
- 入金された通貨の金種を鑑別する入金鑑別部と、
少なくとも、第1の金種の前記通貨を収納する第1収納庫、第2の金種の前記通貨を収納する第2収納庫および前記通貨をユーザが回収可能に収納する回収庫を含む通貨収納部と、
前記通貨を前記第1収納庫、前記第2収納庫および前記回収庫に搬送する搬送部と、
前記第2の金種の通貨が入金された際に、前記第2収納庫に収納された前記通貨の枚数が所定収納枚数以上の場合、前記第1収納庫または前記回収庫に、前記第2の金種の通貨を収納するように前記搬送部の制御を行う制御部と、を備える、通貨処理装置。 - 前記制御部は、前記第2収納庫に収納された前記通貨としての紙幣の枚数が前記所定収納枚数以上の場合、前記第1収納庫に前記第2の金種の通貨を収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項1に記載の通貨処理装置。
- 前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記第1収納庫に収納された前記第2の金種の通貨を前記回収庫に収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の通貨処理装置。
- 前記通貨収納部のそれぞれの収納庫に収納された前記通貨の金種と枚数とを記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記記憶部に記憶された前記通貨の金種と枚数とに基づいて、前記第1収納庫に収納された前記第2の金種の通貨を前記回収庫に収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項3に記載の通貨処理装置。 - 前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記記憶部に記憶された前記通貨の金種と枚数とに基づいて、前記第2収納庫に収納された出金の際に釣銭として用いない金種の前記通貨を前記回収庫に搬送する制御を行うように構成されている、請求項4に記載の通貨処理装置。
- 前記第1収納庫は、前記第2収納庫よりも収納可能な前記通貨としての紙幣の枚数が多くなるように構成されており、
前記第2収納庫は、前記第2の金種の通貨を含む複数の金種の前記通貨としての紙幣を収納する収納庫である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の通貨処理装置。 - 前記所定収納枚数は、前記第2収納庫内に収納可能な収納枚数よりも少ない収納枚数である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の通貨処理装置。
- 前記通貨は、紙幣であるとともに、
前記第1の金種の通貨は、最も低額な前記紙幣であり、
前記第2の金種の通貨は、最も高額な前記紙幣である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の通貨処理装置。
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JPS63231590A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-09-27 | 株式会社日立製作所 | 現金自動取引装置及び取引方法 |
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