JP2011257835A - 紙葉類判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】判別精度が低下するのを抑制しながら、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽判別を適切に行うことが可能な紙葉類判別装置を提供する。
【解決手段】ATM100は、記番号を含む紙幣の特徴を読み取るセンサ3と、紙幣の真偽を判別する制御部5と、紙幣の記番号と、紙幣の真偽を判別するための特有の判別値とを対応付けて記憶する記憶部6とを備える。制御部5は、紙幣の記番号が記憶部6に記憶されているか否かを判断し、紙幣の記番号が記憶部6に記憶されていると判断した場合に、紙幣の記番号と対応付けられた特有の判別値を用いて、紙幣の真偽を判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉類の真偽を判別する判別部を備えた紙葉類判別装置に関する。
従来、紙幣の特徴を読み取るセンサと、センサにより読み取られた紙幣の特徴量に基づいて紙幣の真偽を判別する判別部とを備えた紙幣判別装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このような紙幣判別装置では、たとえば、真偽判別の基準となる判別値として最大値と最小値とが予め設定され、最大値から最小値までの範囲が基準範囲として設定される。そして、判別部は、紙幣の特徴量が基準範囲に含まれる場合に、当該紙幣を真券であると判別し、紙幣の特徴量が基準範囲に含まれない場合に、当該紙幣を偽造券であると判別する。
上記の基準範囲は、センサの出力のばらつき、紙幣の読取時の位置のばらつき、紙幣の経年変化などを考慮して設定されている。ここで、基準範囲を広げた場合には、偽造券を真券であると誤判別するおそれが大きくなり、金融機関等に損害が発生するおそれがある。一方、基準範囲を狭くした場合には、真券を偽造券であると誤判別するおそれが大きくなり、真券の返却率が増加することにより、利用者の利便性が低下するおそれがある。
また、一般的に、市場に流通する紙幣は、印刷所や印刷時期の違いにより、特徴の一部が異なる場合がある。そして、特徴の一部が異なる紙幣が紙幣判別装置に投入された場合には、特徴の一部が異なることに起因して、紙幣が偽造券であると誤判別されるおそれがある。この場合には、真券の返却率が増加することにより、利用者の利便性が低下する。そこで、特徴の一部が異なる紙幣も真券であると判別するように、基準範囲を広くすることが考えられる。
特開2007−219817号公報
しかしながら、上記したように、基準範囲を広くした場合には、偽造券を真券であると誤判別するおそれが大きくなり、紙幣の判別精度が低下するという問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであって、その目的とするところは、判別精度が低下するのを抑制しながら、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽判別を適切に行うことが可能な紙葉類判別装置を提供することである。
本発明の紙葉類判別装置は、記番号を含む紙葉類の特徴を読み取る読取部と、読取部により読み取られた紙葉類の特徴に基づいて、紙葉類の真偽を判別する判別部と、紙葉類の記番号と、紙葉類の真偽を判別するための特有の判別値とを対応付けて記憶する記憶部とを備える。判別部は、読取部により読み取られた紙葉類の記番号が記憶部に記憶されているか否かを判断し、紙葉類の記番号が記憶部に記憶されていると判断した場合に、紙葉類の記番号と対応付けられた特有の判別値を用いて、紙葉類の真偽を判別する。
このように、特徴の一部が異なる紙葉類の記番号と、その紙葉類に応じた特有の判別値とを対応付けて記憶部に記憶することにより、特徴の一部が異なる紙葉類については、その紙葉類に応じた特有の判別値を用いて、紙葉類の真偽を判別することができる。これにより、紙葉類の特徴の一部が異なることに起因して、紙葉類が偽造券であると誤判別されるのを抑制することができる。また、特有の判別値を用いることにより、共通の判別値の基準範囲を広くする必要がないので、偽造券が真券であると誤判別されるのを抑制することができる。その結果、判別精度が低下するのを抑制しながら、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽判別を適切に行うことができる。
上記紙葉類判別装置において、記憶部は、紙葉類の真偽を判別するための共通の判別値を記憶しており、判別部は、紙葉類の記番号が記憶部に記憶されていないと判断した場合に、共通の判別値を用いて、紙葉類の真偽を判別するようにしてもよい。
この場合において、共通の判別値は、標準的な紙葉類の真偽を判別するための判別値であり、特有の判別値は、標準的な紙葉類と比べて、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽を判別するための判別値であってもよい。
上記紙葉類判別装置において、記憶部は、紙葉類の記番号および紙葉類の種類と、紙葉類の真偽を判別するための特有の判別値とを対応付けて記憶するようにしてもよい。
上記紙葉類判別装置において、記憶部に記憶される紙葉類の記番号には、開始記番号と終了記番号とが含まれていてもよい。
本発明によれば、判別精度が低下するのを抑制しながら、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽判別を適切に行うことが可能な紙葉類判別装置を提供することができる。
本発明の一実施形態によるATMの構成を示したブロック図である。 図1のATMの概略内部構造図である。 図1のATMの記憶部を説明するための図である。 図1のATMの記憶部を説明するための図である。 図1のATMの入金取引時の動作を説明するためのフローチャートである。 図1のATMの鑑別処理動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、紙葉類判別装置の一例であるATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)に本発明を適用した場合について説明する。
まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態によるATM100の構成について説明する。
ATM100は、図1に示すように、ネットワーク150を介してホストコンピュータ200に接続されている。なお、図1では、簡略化のために、ATM100を1つだけ示したが、実際には、複数のATM100がネットワーク150を介してホストコンピュータ200に接続されている。
ATM100は、利用者が紙幣の入金などの取引を行うために、金融機関などに設置されている。このATM100は、タッチパネル1と、モータ2と、センサ3と、通信部4と、制御部5と、記憶部6とを備えており、これらはバス100aを介して接続されている。なお、センサ3は、本発明の「読取部」の一例であり、制御部5は、本発明の「判別部」の一例である。
タッチパネル1は、表示部や入力部を有しており、取引内容を表示したり、利用者からの指示を受け付ける。モータ2は、後述する搬送ローラ8(図2参照)を駆動する。センサ3は、可視光や紫外光を用いた光センサと、磁気センサとを有しており、紙幣のイメージデータや磁気データなどの特徴を読み取る。通信部4は、ネットワーク150を介してホストコンピュータ200と通信するために設けられている。
制御部5は、CPU、ROMおよびRAMを含んでおり、ATM100の動作を制御する。たとえば、制御部5は、センサ3により紙幣の特徴が読み取られた場合に、センサ3の検出結果に基づいて紙幣の特徴量を算出する。
ここで、紙幣の特徴量は、紙幣の金種判別や真偽判別に用いられる値であり、1枚の紙幣につき複数算出される。紙幣の特徴量の一例は、紙幣の所定領域の濃度値である。また、紙幣の特徴量には、紙幣に印刷された記番号も含まれている。なお、制御部5による動作制御については、後で詳細に説明する。
記憶部6は、図3に示すように、紙幣の特徴量毎に、紙幣の真偽判別用の判別値6aを記憶している。この判別値は、市場に広く流通する標準的な紙幣の真偽を判別するための共通の判別値である。共通の判別値は、たとえば、最大値と最小値とを有しており、センサ3により標準的な紙幣(真券)を読み取った際に算出される特徴量の頻度分布に基づいて予め設定されている。なお、記憶部6には、金種判別用の判別値も記憶されている。
また、記憶部6は、図4に示すように、市場に広く流通する標準的な紙幣と比べて、印刷所や印刷時期の違いにより、特徴の一部が異なる紙幣の真偽を判別するための特有の判別値もデータベース(DB)化して記憶している。特有の判別値は、たとえば、最大値と最小値とを有しており、センサ3により特徴の一部が異なる紙幣(真券)を読み取った際に算出される特徴量の頻度分布に基づいて予め設定されている。
具体的には、データベース6bには、紙幣の金種、紙幣の記番号(開始記番号および終了記番号)、特徴量、および、特有の判別値(最小値および最大値)についての情報が登録されている。なお、紙幣の金種および紙幣の記番号は、紙幣を特定するためのデータである。
図4の例では、金種が「5000」であり、記番号が「AB01234」である紙幣について、真偽判別が行われる場合には、当該紙幣がデータベース6bに登録されているので、「特徴量D」についての真偽判別が行われる際に、最小値が「0」であり、最大値が「25」である特有の判別値が用いられる。
同様に、金種が「1000」であり、記番号が「CD87654」〜「CD88000」である紙幣について、真偽判別が行われる場合には、当該紙幣がデータベース6bに登録されているので、「特徴量A」についての真偽判別が行われる際に、最小値が「5」であり、最大値が「45」である特有の判別値が用いられ、「特徴量B」についての真偽判別が行われる際に、最小値が「150」であり、最大値が「230」である特有の判別値が用いられる。
また、ATM100には、図2に示すように、入出金口7と、搬送ローラ8と、鑑別部9と、一時保留部10と、収納庫11と、リジェクト庫12とが設けられている。
入出金口7は、利用者との間で紙幣の受け渡しを行うために設けられている。搬送ローラ8は、紙幣を搬送するために複数設けられている。鑑別部9には、センサ3(図1参照)が設けられている。一時保留部10は、利用者と紙幣の受け渡しを行う際に、紙幣を一時的に保留する。
複数の収納庫11には、それぞれ、特定の金種の紙幣が収納される。この収納庫11には、出金可能な紙幣(再利用可能な紙幣)が収納される。リジェクト庫12には、損券や偽造券などの再利用不可能な紙幣が収納される。
ホストコンピュータ200は、図1に示すように、通信部201と、記憶部202と、制御部203とを備えている。
通信部201は、ネットワーク150を介してATM100と通信するために設けられている。記憶部202は、ATM100における取引履歴などを記憶する。制御部203は、CPU、ROMおよびRAMを含んでおり、ホストコンピュータ200の動作を制御する。
次に、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態によるATM100の入金取引時の動作について説明する。なお、図5および図6のフローチャートの各ステップは、ATM100の制御部5(図1参照)により実行される。
まず、ATM100では、図5のステップS1において、タッチパネル1(図1参照)に表示される種々の取引のうち、入金取引が選択されたか否かが判断される。入金取引が選択されていないと判断される場合には、ステップS1が繰り返し行われる。すなわち、ATM100は、入金取引が選択されるまで待機する。そして、入金取引が選択されたと判断されると、ステップS2に移る。
次に、ステップS2において、所定の期間内に、入出金口7(図2参照)に紙幣が投入されたか否かが判断される。この紙幣が投入されたか否かは、図示省略したセンサの検出結果に基づいて判断される。所定の期間が経過しても紙幣が投入されていないと判断される場合には、入金取引が中止される。そして、所定の期間内に紙幣が投入されたと判断されると、ステップS3に移る。なお、入出金口7に紙幣が複数投入されている場合には、投入されている全ての紙幣に対して以下のステップS3〜S7が行われる。
次に、ステップS3において、モータ2(図1参照)を駆動することにより、搬送ローラ8(図2参照)が回転して、入出金口7に投入された紙幣が鑑別部9(図2参照)に搬送される。
次に、ステップS4において、紙幣に対する鑑別処理が実行される。具体的には、図6のステップS21において、鑑別部9に設けられたセンサ3(図1参照)により、搬送される紙幣の特徴が読み取られる。そして、制御部5により、センサ3の検出結果に基づいて紙幣の特徴量が算出される。
次に、ステップS22において、算出された紙幣の特徴量に基づいて、紙幣の金種が判別される。なお、金種の判別は、記憶部6(図1参照)に記憶された金種判別用の判別値を用いて行われる。そして、ステップS23において、算出された紙幣の特徴量に基づいて、紙幣の記番号が判別される。
次に、ステップS24において、紙幣の金種および紙幣の記番号に基づいて、当該紙幣がデータベース6b(図4参照)に登録されているか否かが判断される。そして、紙幣がデータベース6bに登録されていると判断された場合には、ステップS25に移る。その一方、紙幣がデータベース6bに登録されていないと判断された場合には、ステップS26に移る。
ステップS25では、データベース6bに登録された特有の判別値を用いて、紙幣の真偽判別が行われる。たとえば、金種が「1000」であり、記番号が「CD88000」である紙幣の場合には、「特徴量A」および「特徴量B」について特有の判別値(図4参照)が登録されている。この場合には、「特徴量A」について、算出された特徴量の値がデータベース6bに登録された判別値(「5」〜「45」)の範囲内である場合に、「特徴量A」において真券であると判断される。同様に、「特徴量B」について、算出された特徴量の値がデータベース6bに登録された判別値(「150」〜「230」)の範囲内である場合に、「特徴量B」において真券であると判断される。そして、「特徴量C」について、データベース6bに登録されていなければ、算出された特徴量の値が図3に示す共通の判別値6a(「5」〜「10」)の範囲内である場合に、「特徴量C」において真券であると判断される。その後、その他の特徴量についても、同様に、真偽が判断される。そして、それらの結果を総合的に判断することにより、紙幣の真偽が判別される。
ステップS26では、記憶部6に記憶された共通の判別値6a(図3参照)を用いて、紙幣の真偽判別が行われる。たとえば、金種が「1000」であり、記番号が「CD78000」である紙幣の場合には、当該紙幣がデータベース6bに登録されていない。この場合には、「特徴量A」について、算出された特徴量の値が共通の判別値6a(「10」〜「50」)の範囲内である場合に、「特徴量A」において真券であると判断される。その後、「特徴量B」などのその他の特徴量についても、同様に、真偽が判断される。そして、それらの結果を総合的に判断することにより、紙幣の真偽が判別される。
次に、図5のステップS5において、紙幣が真券であるか否かが判断される。そして、紙幣が真券であると判断された場合には、ステップS6において、紙幣を鑑別部9から一時保留部10に搬送する。その一方、紙幣が真券でないと判断された場合には、ステップS7において、紙幣を鑑別部9から入出金口7に搬送する。これにより、真券でないと判断された紙幣が利用者に返却される。
次に、ステップS8において、一時保留部10に搬送された紙幣の金額がタッチパネル1に表示される。
次に、ステップS9において、入金が指示されたか否かが判断される。具体的には、タッチパネル1に入金確認ボタンが表示され、その入金確認ボタンが押されたか否かが判断される。そして、入金が指示されたと判断された場合には、ステップS10に移る。なお、一時保留部10に紙幣が複数保留されている場合には、保留されている全ての紙幣に対して以下のステップS10〜S14が行われる。その一方、入金が指示されなかったと判断された場合には、ステップS16において、紙幣を一時保留部10から入出金口7に搬送する。これにより、紙幣が利用者に返却され、入金取引が中止される。
次に、ステップS10において、モータ2を駆動することにより、搬送ローラ8が回転して、紙幣が一時保留部10から鑑別部9に搬送される。そして、ステップS11において、紙幣に対する鑑別処理が実行される。なお、ステップS11における鑑別処理は、ステップS4における鑑別処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、ステップS12において、紙幣が真券であるか否かが判断される。そして、紙幣が真券であると判断された場合には、ステップS13において、紙幣を鑑別部9から収納庫11に搬送する。なお、紙幣が搬送される収納庫11は、紙幣の金種に応じて選択される。その一方、紙幣が真券でないと判断された場合には、ステップS14において、紙幣を鑑別部9からリジェクト庫12に搬送する。
その後、ステップS15において、取引結果が通信部4(図1参照)からネットワーク150(図1参照)を介してホストコンピュータ200(図1参照)に送信される。
本実施形態では、上記のように、記憶部6は、印刷所や印刷時期の違いにより、特徴の一部が異なる紙幣の真偽を判別するための特有の判別値をデータベース(DB)化して記憶している。そして、紙幣がデータベース6bに登録されている場合には、データベース6bに登録された特有の判別値を用いて、当該紙幣の真偽判別を行う。これにより、紙幣の特徴の一部が異なることに起因して、紙幣が偽造券であると誤判別されるのを抑制することができる。また、特有の判別値を用いることにより、共通の判別値の基準範囲を広くする必要がないので、偽造券が真券であると誤判別されるのを抑制することができる。その結果、判別精度が低下するのを抑制しながら、特徴の一部が異なる紙幣の真偽判別を適切に行うことができる。
また、本実施形態では、記憶部6が、市場に広く流通する標準的な紙幣の真偽を判別するための共通の判別値6aを記憶することによって、データベース6bに全ての紙幣の判別値を登録する場合に比べて、データベース6bの容量を小さくすることができる。
また、本実施形態では、紙幣の金種および紙幣の記番号に基づいて紙幣を特定することによって、複数の金種が流通する場合において、金種が異なり、記番号が同一の紙幣が流通する場合にも、容易に、紙幣を特定することができる。
また、本実施形態では、データベース6bの紙幣の記番号には、開始記番号と終了記番号とが含まれている。ここで、データベース6bには、印刷所や印刷時期の違いにより、特徴の一部が異なる紙幣の真偽を判別するための特有の判別値が登録されている。そして、特徴の一部が異なる紙幣は、記番号が連続している可能性が高いので、開始記番号から終了記番号までの範囲を単位として特有の判別値を記憶することにより、記番号が1つずつ登録される場合に比べて、データベース6bの容量を小さくすることができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態では、紙幣を判別するATM100に本発明を適用する例を示したが、これに限らず、有価証券などのその他の紙葉類を判別する紙葉類判別装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、入金取引の際に、本発明を適用した真偽判別が行われる例を示したが、これに限らず、出金取引や紙幣補充の際に、本発明を適用した真偽判別が行われるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図5のステップS5において、真券でないと判断された場合に、紙幣を入出金口7に搬送する(ステップS7)例を示したが、これに限らず、ステップS5において、真券でないと判断された場合に、紙幣をリジェクト庫12に搬送することにより、紙幣を回収するようにしてもよい。また、ステップS12において、真券でないと判断された場合に、紙幣をリジェクト庫12に搬送する(ステップS14)例を示したが、これに限らず、ステップS12において、真券でないと判断された場合に、紙幣を入出金口7に搬送することにより、紙幣を利用者に返却するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、判別値として最大値および最小値を示したが、これに限らず、判別値は、1つの閾値であってもよいし、3つ以上の閾値であってもよい。たとえば、算出された特徴量の値が第1の閾値と第2の閾値との間にある場合には、真券であると判断し、算出された特徴量の値が第3の閾値と第4の閾値との間にある場合には、偽造券であると判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、データベース6bに登録されるデータが、ネットワーク150を介してホストコンピュータ200から送信されることにより、データベース6bが更新されるようにしてもよい。また、ATM100が取引履歴に基づいて、データベース6bを更新するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、記憶部6が市場に広く流通する標準的な紙幣の真偽を判別するための共通の判別値6aを記憶する例を示したが、これに限らず、記憶部6が共通の判別値6aを記憶しておらず、データベース6bに全ての紙幣の判別値が登録されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、紙幣の金種および紙幣の記番号に基づいて紙幣を特定する例を示したが、これに限らず、紙幣の金種および紙幣の記番号と、その他の特徴量とに基づいて、紙幣を特定するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、紙幣の記番号を判別した後、その判別された記番号の正確度をセンサ3の検出結果に基づいて判断し、正確度が所定の閾値よりも低い場合に、共通の判別値を用いて、紙幣の真偽を判別するようにしてもよい。すなわち、紙幣の記番号を正確に判別できない場合に、共通の判別値を用いて、紙幣の真偽を判別するようにしてもよい。
3 センサ(読取部)
5 制御部(判別部)
6 記憶部
100 ATM(紙葉類判別装置)

Claims (5)

  1. 記番号を含む紙葉類の特徴を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた紙葉類の特徴に基づいて、紙葉類の真偽を判別する判別部と、
    紙葉類の記番号と、紙葉類の真偽を判別するための特有の判別値とを対応付けて記憶する記憶部と、を備え、
    前記判別部は、前記読取部により読み取られた紙葉類の記番号が前記記憶部に記憶されているか否かを判断し、前記紙葉類の記番号が前記記憶部に記憶されていると判断した場合に、前記紙葉類の記番号と対応付けられた特有の判別値を用いて、前記紙葉類の真偽を判別する、ことを特徴とする紙葉類判別装置。
  2. 請求項1に記載の紙葉類判別装置において、
    前記記憶部は、紙葉類の真偽を判別するための共通の判別値を記憶しており、
    前記判別部は、前記紙葉類の記番号が前記記憶部に記憶されていないと判断した場合に、前記共通の判別値を用いて、前記紙葉類の真偽を判別する、ことを特徴とする紙葉類判別装置。
  3. 請求項2に記載の紙葉類判別装置において、
    前記共通の判別値は、標準的な紙葉類の真偽を判別するための判別値であり、
    前記特有の判別値は、前記標準的な紙葉類と比べて、特徴の一部が異なる紙葉類の真偽を判別するための判別値である、ことを特徴とする紙葉類判別装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の紙葉類判別装置において、
    前記記憶部は、紙葉類の記番号および紙葉類の種類と、紙葉類の真偽を判別するための特有の判別値とを対応付けて記憶する、ことを特徴とする紙葉類判別装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の紙葉類判別装置において、
    前記記憶部に記憶される紙葉類の記番号には、開始記番号と終了記番号とが含まれている、ことを特徴とする紙葉類判別装置。
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