JP2020133945A - 扉のヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カム部材の回動動作時において、各カム部材が局所的に当接してしまうことを防止し、扉の円滑な開閉を行うことができるとともに、長寿命化を図ることができる扉のヒンジ構造を提供する。【解決手段】固定側ヒンジ部材10の固定側カム部材12は、周方向に複数設けられた固定側カム突起14と、固定側カム突起14の間に位置する固定側カム凹部15とを備え、可動側ヒンジ部材20の可動側カム部材22は、周方向に複数設けられ固定側カム凹部15に係合される可動側カム突起24と、可動側カム突起24の間に位置し、固定側カム突起14を受け入れる可動側カム凹部25とを備え、固定側カム突起14と固定側カム凹部15を結ぶ第1傾斜カム面16a、第2傾斜カム面16bおよび可動側カム突起24と可動側カム凹部25を結ぶ第3傾斜カム面26a、第4傾斜カム面26bは、曲面状に形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、扉のヒンジ構造に関する。
従来、貯蔵庫と、観音開き式扉である一対の扉とを備えた冷蔵庫が知られている。
このような冷蔵庫においては、扉の閉鎖操作時に扉の自重により閉鎖方向への回動力を発生させるように支持するヒンジ構造が用いられている。
このようなヒンジ構造として、従来、例えば、庫本体側に固定する第1カム部材の傾斜カム面と扉側に固定する第2カム部材の傾斜カム面が互いに噛合して摺接途中の状態にあるとき扉が閉鎖状態になるように構成して、扉の閉鎖時にも閉鎖方向の回動力をなお残存させるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−121832号公報
しかしながら、前記従来の技術では、上下に分離されたにカム部材を摺動させて扉の開閉動作を行うものであるが、上下のカム部材の摺動面が平面になっているため、扉の開閉によりカム部材に回動の動きが加わると、上下のカム部材が局所的に当接するおそれがあり、各カム部材の円滑な摺動を妨げてしまう。また、上下のカム部材が局所的に当接することで、カム部材が偏摩耗してしまい、扉の開閉動作を円滑に行うことができなくなるとともに、寿命の低下を招いてしまう。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、カム部材の回動動作時において、各カム部材が局所的に当接してしまうことを防止し、扉の円滑な開閉を行うことができるとともに、長寿命化を図ることができる扉のヒンジ構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、貯蔵庫の開口部に設けられた扉を開閉自在に支持する扉のヒンジ構造において、前記貯蔵庫側に固定される固定側ヒンジ部材と、前記扉側に固定される可動側ヒンジ部材とを備え、前記固定側ヒンジ部材は、固定側カム部材を備え、前記固定側カム部材は、周方向に複数設けられた固定側カム突起と、前記固定側カム突起の間に位置する固定側カム凹部とを備え、前記可動側ヒンジ部材は、可動側カム部材を備え、前記可動側カム部材は、周方向に複数設けられ前記固定側カム凹部に係合される可動側カム突起と、前記可動側カム突起の間に位置し、前記固定側カム突起を受け入れる可動側カム凹部とを備え、前記固定側カム突起と前記固定側カム凹部を結ぶ傾斜カム面および前記可動側カム突起と前記可動側カム凹部を結ぶ傾斜カム面は、曲面状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、固定側カム部材に対して可動側カム部材が回動する際に、可動側カム部材の傾斜カム面は、固定側カム部材の傾斜カム面の全体に面接触しながら摺動せることができ、可動側カム部材が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、可動側カム部材が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことを防止することができるので、扉の開閉動作を円滑に行うことができ、固定側カム部材および可動側カム部材の耐摩耗性を向上させて長寿命化を図ることができる。
本発明に係る扉のヒンジ構造を適用した冷蔵庫の実施形態を示す正面図 本実施形態の冷蔵庫の右側面図 本実施形態の冷蔵庫の左側面図 本実施形態のヒンジ構造を示す斜視図 本実施形態のヒンジ構造の固定側ヒンジ部材を示す斜視図 本実施形態の可動側ヒンジ部材を示す斜視図 本実施形態のヒンジ構造を示す側面図 図7のA−Aにおける断面図
第1の発明は、貯蔵庫の開口部に設けられた扉を開閉自在に支持する扉のヒンジ構造において、前記貯蔵庫側に固定される固定側ヒンジ部材と、前記扉側に固定される可動側ヒンジ部材とを備え、前記固定側ヒンジ部材は、固定側カム部材を備え、前記固定側カム部材は、周方向に複数設けられた固定側カム突起と、前記固定側カム突起の間に位置する固定側カム凹部とを備え、前記可動側ヒンジ部材は、可動側カム部材を備え、前記可動側カム部材は、周方向に複数設けられ前記固定側カム凹部に係合される可動側カム突起と、前記可動側カム突起の間に位置し、前記固定側カム突起を受け入れる可動側カム凹部とを備え、前記固定側カム突起と前記固定側カム凹部を結ぶ傾斜カム面および前記可動側カム突起と前記可動側カム凹部を結ぶ傾斜カム面は、曲面状に形成されている。
これによれば、固定側カム部材に対して可動側カム部材が回動する際に、可動側カム部材の傾斜カム面は、固定側カム部材の傾斜カム面の全体に面接触しながら摺動され、可動側カム部材が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことを防止することができる。その結果、扉の開閉動作を円滑に行うことができ、固定側カム部材および可動側カム部材の耐摩耗性を向上させて長寿命化を図ることができる。
第2の発明は、前記各傾斜カム面は、前記固定側カム部材に対する前記可動側カム部材の回動中心を通る曲線からなる曲面で形成されている。
これによれば、可動側カム部材が回動する際に、各傾斜カム面が互いに面接触して摺動され、可動側カム部材が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことがなく、耐摩耗性を向上させることができる。
第3の発明は、前記傾斜カム面の曲面は、前記固定側カム部材の半径方向における略中央部分に、曲面の頂部が位置するように形成されている。
これによれば、各傾斜カム面が互いに面接触して摺動される際に、可動側カム部材の傾斜カム面を固定側カム部材の傾斜カム面の中心に集まるようにセンタリングさせることができ、可動側カム部材の傾斜カム面が固定側カム部材の傾斜カム面に対して、固定側カム部材の半径方向に移動することを防止することができ、可動側カム部材を安定して回動させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る扉のヒンジ構造を適用した冷蔵庫の実施形態を示す正面図である。図2は、本実施形態の冷蔵庫の右側面図である。図3は、本実施形態の冷蔵庫の左側面図である。
冷蔵庫1は、図1に示すように、業務用冷蔵庫であり、当該冷蔵庫1は、貯蔵庫2と、複数の扉3とを備えている。
貯蔵庫2は、断熱壁を備えた箱状部材であり、当該貯蔵庫2は、内部に貯蔵室が設けられ、前面が開口している。
複数の扉3は、貯蔵庫2の開口を閉塞する矩形状の扉3部材である。本実施形態の冷蔵庫1は、上下にそれぞれ一対の扉3を備えており、これらの扉3は、互いに一方の側面を隣接させて配置されている。
また、各扉3の上部外側には、扉3を開閉自在に支持する軸受4が設けられており、各扉3の下部外側には、本実施形態のヒンジ5が設けられている。
これらの軸受4およびヒンジ5によって、一対の扉3は、冷蔵庫1の左右方向に開閉可能となっている。すなわち、一対の扉3は、観音開き扉3となっている。
また、各扉3の前面には、いずれも互いに隣接する側面側にハンドル6が設けられている。
次に、ヒンジ構造について説明する。
図4は、本実施形態のヒンジ構造を示す斜視図である。図5は、本実施形態のヒンジ構造の固定側ヒンジ部材を示す斜視図である。図6は、本実施形態の可動側ヒンジ部材を示す斜視図である。図7は、本実施形態のヒンジ構造を示す側面図である。図8は、図7のA−Aにおける断面図である。
本実施の形態においては、図2および図3に示すように、冷蔵庫1の扉3は、ヒンジ5の回転軸と軸受4の回転軸とが垂直に位置しておらず、ヒンジ5の回転軸がわずかに貯蔵庫2の前方に位置するように傾斜して配置されている。
このようにヒンジ5と軸受4との回転軸を傾斜して配置することにより、扉3は、開放状態においては回転軸の傾斜角度に相当する角度だけ傾斜した状態となっており、開放状態の扉3は、その傾斜角度に起因するわずかな回転力の作用により閉鎖方向に回動して閉鎖することができる、いわゆるオートクローズ方式となっている。
なお、図2および図3は回転軸の傾斜を理解しやすいように傾きを誇張して表示している。
図4に示すように、ヒンジ5は、冷蔵庫1の貯蔵庫2側に取付けられる固定側ヒンジ部材10と、扉3側に取付けられる可動側ヒンジ部材20とを備えている。
図5に示すように、固定側ヒンジ部材10は、略長円形状の取付フランジ11を備えている。取付フランジ11の一端側には、環状の固定側カム部材12が一体に設けられている。取付フランジ11の他端部には、固定側ヒンジ部材10を貯蔵庫に取り付けるための取付用孔13が形成されている。取付フランジ11は、貯蔵庫の開口の両端下面に取付用孔13を介して締め付けられるねじ(図示せず)などにより取付けられる。
固定側カム部材12には、周方向に所定間隔をもって凸状に形成された3つの固定側カム突起14が形成されている。各固定側カム突起14の間は、固定側カム凹部15とされており、各固定側カム突起14と固定側カム凹部15とは、それぞれ第1傾斜カム面16aおよび第2傾斜カム面16bを介して連続した面を形成している。
図5に示すように、本実施の形態においては、固定側カム突起14と第1傾斜カム面16aとの境界線17aおよび固定側カム凹部15と第1傾斜カム面16aとの境界線17bは、それぞれ円弧状に形成されている。
これら各境界線17a,17bの円弧は、固定側カム部材12の中心を通る同一の曲率の円弧に形成されている。これにより、第1傾斜カム面16aは、固定側カム部材12の中心を通る円弧で形成された曲面状に形成されている。
この場合の曲面は、固定側カム突起14および固定側カム凹部15の幅方向すなわち、固定側カム部材12の半径方向における略中央部分に、曲面の頂部が位置するように形成されている。
また、同様に、固定側カム突起14と第2傾斜カム面16bとの境界線18aおよび固定側カム凹部15と第2傾斜カム面16bとの境界線18bは、第1傾斜カム面16aの境界線17a,17bにおける円弧状と反対側に曲成された円弧状に形成されている。
これら各境界線18a,18bの円弧は、固定側カム部材12の中心を通る同一の曲率の円弧に形成されている。これにより、第2傾斜カム面16bは、固定側カム部材12の中心を通る円弧で形成された曲面状に形成されている。
この場合の曲面は、固定側カム部材12の半径方向における略中央部分に、円弧の頂部が位置するように形成されている。
このように曲面を構成することにより、第1傾斜カム面16aと第2傾斜カム面16bとは、互いに曲面が対向するように形成されている。
図6に示すように、可動側ヒンジ部材20は、略円形状の取付フランジ21を備えている。取付フランジ21の一端側には、円形状の可動側カム部材22が一体に設けられている。可動側カム部材22の上面側には、円柱状の軸支部材23が一体に設けられている。軸支部材23の一側には、筒状部材29が一体に設けられている。
可動側ヒンジ部材20は、扉3の下端面一側に軸支部材23および筒状部材29を挿入することにより固定される。
可動側ヒンジ部材20には、周方向に所定間隔をもって凸状に形成された3つの可動側カム突起24が形成されている。各可動側カム突起24の間は、可動側カム凹部25とされており、各可動側カム突起24と可動側カム凹部25とは、それぞれ第3傾斜カム面26aおよび第4傾斜カム面26bを介して連続した面を形成している。
図6に示すように、本実施の形態においては、可動側カム突起24と第3傾斜カム面26aとの境界線27aおよび可動側カム凹部25と第3傾斜カム面26aとの境界線27bは、円弧状に形成されている。
これら各境界線27a,27bの円弧は、可動側カム部材22の中心を通る同一の曲率の円弧に形成されている。これにより、第3傾斜カム面26aは、固定側カム部材12の中心を通る円弧で形成された曲面状に形成されている。
この場合の曲面は、可動側カム部材22の半径方向における略中央部分に、円弧の頂部が位置するように形成されている。
また、同様に、可動側カム突起24と第4傾斜カム面26bとの境界線28aおよび可動側カム凹部25と第4傾斜カム面26bとの境界線28bは、第3傾斜カム面26aの境界線27a,27bにおける円弧状と反対側に曲成された円弧状に形成されている。
これら各境界線28,28bの円弧は、可動側カム部材22の中心を通る同一の曲率の円弧に形成されている。これにより、第4傾斜カム面26bは、固定側カム部材12の中心を通る円弧で形成された曲面状に形成されている。
この場合の曲面は、可動側カム部材22の半径方向における略中央部分に、円弧の頂部が位置するように形成されている。
このように曲面を構成することにより、第3傾斜カム面26aと第4傾斜カム面26bとは、互いに曲面が対向するように形成されている。
このように可動側ヒンジ部材20の可動側カム部材22を形成することにより、扉3が閉じた状態では、可動側ヒンジ部材20の可動側カム部材22は、固定側ヒンジ部材10の固定側カム部材12に係合できるように構成されている。
すなわち、扉3が閉じた状態では、可動側ヒンジ部材20の可動側カム突起24は、固定側ヒンジ部材10の固定側カム凹部15に入り込むとともに、可動側ヒンジ部材20の可動側カム凹部25には、固定側ヒンジ部材10の固定側カム突起14が入り込む。この状態で、固定側ヒンジ部材10の第1傾斜カム面16aと可動側ヒンジ部材20の第3傾斜カム面26aとが当接するとともに、固定側ヒンジ部材10の第2傾斜カム面16bと可動側ヒンジ部材20の第4傾斜カム面26bとが当接した状態に保持されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
前述のように、扉3が閉じた状態では、可動側ヒンジ部材20の可動側カム部材22は、固定側ヒンジ部材10の固定側カム部材12に係合し、固定側ヒンジ部材10の第1傾斜カム面16aと可動側ヒンジ部材20の第3傾斜カム面26aとが当接するとともに、固定側ヒンジ部材10の第2傾斜カム面16bと可動側ヒンジ部材20の第4傾斜カム面26bとが当接した状態に保持されている。
そして、扉3が開方向に回動動作されると、扉3の回動とともに可動側ヒンジ部材20が回転動作される。この可動側ヒンジ部材20が回動動作することにより、可動側カム部材22の第4傾斜カム面26bが固定側カム部材12の第2傾斜カム面16bに沿って摺動される。これにより、図7に示すように、可動側カム部材22は、扉3の開き動作に応じて徐々に上方に移動される。
この場合に、本実施の形態においては、第2傾斜カム面16bおよび第4傾斜カム面26bを曲面状に形成しているので、可動側カム部材22が回動する際に、可動側カム部材22の第4傾斜カム面26bは、固定側カム部材12の第2傾斜カム面16bの全体に面接触しながら、摺動されることになる。これにより、可動側カム部材22が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことがない。
また、本実施の形態においては、第2傾斜カム面16bおよび第4傾斜カム面26bの曲面を、固定側カム部材12の半径方向における略中央部分に、曲面の頂部が位置するように形成しているので、可動側カム部材22の第4傾斜カム面26bが固定側カム部材12の第2傾斜カム面16bの全体に面接触して摺動される際に、第4傾斜カム面26bが第2傾斜カム面16bの中心に集まるようにセンタリングする機能を発揮することができる。
これにより、第4傾斜カム面26bが第2傾斜カム面16bに対して、固定側カム部材12の半径方向に移動することを防止することができ、可動側カム部材22を安定して回動させることができる。
扉3がさらに回動されると、可動側カム部材22の可動側カム突起24が固定側カム部材12の固定側カム突起14に乗り上げ、これにより、扉3が開状態に保持される。
そして、扉3を閉じる場合は、扉3を閉方向に回動させることにとより、可動側カム部材22の可動側カム突起24が固定側カム部材12の固定側カム突起14から落ち込む。これにより、可動側カム部材22の第4傾斜カム面26bが固定側カム部材12の第2傾斜カム面16bに沿って下方に移動することで、扉3が自動的に閉まる方向への力が働く、そして、可動側カム部材22の可動側カム突起24が固定側カム部材12の固定側カム凹部15に係合されることで、扉3は完全に閉じられる。
なお、前記扉3の開閉動作は、図1において右側に位置する扉3の開動作時に、可動側カム部材22が固定側カム部材12に対して反時計方向に回動する場合について説明した。
図1において、左側に位置する扉3の開動作時には、可動側カム部材22が固定側カム部材12に対して時計方向に回動され、その際、第1傾斜カム面16aと第3傾斜カム面26aとが摺動されることになる。
以上述べたように、本実施の形態においては、固定側ヒンジ部材10の固定側カム部材12は、周方向に複数設けられた固定側カム突起14と、固定側カム突起14の間に位置する固定側カム凹部15とを備え、可動側ヒンジ部材20の可動側カム部材22は、周方向に複数設けられ固定側カム凹部15に係合される可動側カム突起24と、可動側カム突起24の間に位置し、固定側カム突起14を受け入れる可動側カム凹部25とを備え、固定側カム突起14と固定側カム凹部15を結ぶ第1傾斜カム面16a、第2傾斜カム面16b(傾斜カム面)および可動側カム突起24と可動側カム凹部25を結ぶ第3傾斜カム面26a、第4傾斜カム面26b(傾斜カム面)は、曲面状に形成されている。
これにより、固定側カム部材12に対して可動側カム部材22が回動する際に、可動側カム部材22の傾斜カム面26a,26bは、固定側カム部材12の傾斜カム面16a,16bの全体に面接触しながら摺動され、可動側カム部材22が固定用カム部材に対して局所的に当接してしまうことを防止することができる。その結果、扉3の開閉動作を円滑に行うことができ、固定側カム部材12および可動側カム部材22の耐摩耗性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、各傾斜カム面16a,16b,26a,26bは、固定側カム部材12に対する可動側カム部材22の回動中心を通る曲線からなる曲面で形成されている。
これにより、可動側カム部材22が回動する際に、各傾斜カム面16a,16b,26a,26bが互いに面接触して摺動され、可動側カム部材22が固定側カム部材12に対して局所的に当接してしまうことがなく、耐摩耗性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、傾斜カム面16a,16b,26a,26bの曲面は、固定側カム部材12の半径方向における略中央部分に、曲面の頂部が位置するように形成されている。
これにより、各傾斜カム面16a,16b,26a,26bが互いに面接触して摺動される際に、可動側カム部材22の傾斜カム面を固定側カム部材12の傾斜カム面16a,16b,26a,26bの中心に集まるようにセンタリングさせることができ、可動側カム部材22の傾斜カム面26a,26bが固定側カム部材12の傾斜カム面16a,16bに対して、固定側カム部材12の半径方向に移動することを防止することができ、可動側カム部材22を安定して回動させることができる。
なお、前述した実施の形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
以上のように、本発明に係る扉のヒンジ構造は、可動側カム部材が回動する際に可動側カム部材と固定側カム部材とを面接触しながら摺動されて、扉の開閉動作を円滑に行うことができ、固定側カム部材および可動側カム部材の耐摩耗性を向上させることができるヒンジ構造として好適に利用可能である。
1 冷蔵庫
2 貯蔵庫
3 扉
4 軸受
5 ヒンジ
10 固定側ヒンジ部材
11 取付フランジ
12 固定側カム部材
14 固定側カム突起
15 固定側カム凹部
16a 第1傾斜カム面
16b 第2傾斜カム面
20 可動側ヒンジ部材
21 取付フランジ
22 可動側カム部材
24 可動側カム突起
25 可動側カム凹部
26a 第3傾斜カム面
26b 第4傾斜カム面

Claims (3)

  1. 貯蔵庫の開口部に設けられた扉を開閉自在に支持する扉のヒンジ構造において、
    前記貯蔵庫側に固定される固定側ヒンジ部材と、前記扉側に固定される可動側ヒンジ部材とを備え、
    前記固定側ヒンジ部材は、固定側カム部材を備え、前記固定側カム部材は、周方向に複数設けられた固定側カム突起と、前記固定側カム突起の間に位置する固定側カム凹部とを備え、
    前記可動側ヒンジ部材は、可動側カム部材を備え、前記可動側カム部材は、周方向に複数設けられ前記固定側カム凹部に係合される可動側カム突起と、前記可動側カム突起の間に位置し、前記固定側カム突起を受け入れる可動側カム凹部とを備え、
    前記固定側カム突起と前記固定側カム凹部を結ぶ傾斜カム面および前記可動側カム突起と前記可動側カム凹部を結ぶ傾斜カム面は、曲面状に形成されていることを特徴とする扉のヒンジ構造。
  2. 前記各傾斜カム面は、前記固定側カム部材に対する前記可動側カム部材の回動中心を通る曲線からなる曲面で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の扉のヒンジ構造。
  3. 前記傾斜カム面の曲面は、前記固定側カム部材の半径方向における略中央部分に、曲面の頂部が位置するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉のヒンジ構造。
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